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Q:川畑先生のやわらかでおおらかなお答えに
お人柄がみてとれてほっとします。

夫65歳私62歳、関東在住で結婚35年になります。

四人の子供達も家を出て
これから夫婦二人の生活が始まるというときに、
夫が26歳年下の沖縄の水商売の女性と不倫を始め、
夫購入のマンションに住んでもう5年以上になります。

息子達が先に気付き内心
『お母さんだまされてんじゃねぇよ』と思っていたらしいです。

が、夫のうっかりからバレて長男(34歳)が、
うろたえた私の力になってくれました。

彼女のことは話題にせず、「お父さん話があるんだけど」
と二人で話し合いをしたようなのですが、
夫が逃げてそれ以来長男は
「補償がしっかりしてるから、jalの事故で死んでくれたらいいのに」
と言うまでになってしまいました。次男も同じです。

普段彼女の話題さえ出さなければ普通に会話もあるし、
食事も一緒にとります。旅行に誘ってくれ行きます。
が、彼女のことやこれからの私たちのことになると、
ひたすらだんまりを通して話しになりません。

彼女のご主人(関西在住)が突撃してきたときも
同じような態度だったらしいです。
(私は居合わせませんでした)

夫は私と離婚するつもりはない、と言います。
それなら彼女と別れるのかというとだんまりです。

夫が沖縄に行っている(月に2回は行きます)ときには、
息子達は顔を見せてくれます。

なんとか食べるには困らない程度にまで生活費も減らされ、
息子達も寄り付かない生活なら、いっそキチンと離婚したいと
思っていますが、とにかくお話になりません。

なんとか話し合いを持ちたいです。
彼女のご主人から話し合いの手紙が来たときも
弁護士を代理人に立て話し合いはしませんでした。

今のままで、夫の妻として死んでいくのはイヤだなぁ、と思います。

支離滅裂な文章ですみません。
どうぞよろしくお願いいたします。

【傷心者・60代・アルバイト】

―――――――――――――――――

A:

FROM:川畑のぶこ

傷心者さんにとっては何の予兆もなく
或る日突然ご主人の不倫が発覚したのですね。

それまで夫婦生活はそれなりに円満だったと思っていらっしゃったのなら、
ショックはさぞ大きかったことと思います。

まず、このことに関して、傷心者さんはうまくやり直したいが
その方法がわからないのではなく、きちんと離婚したいし、
今のまま夫の妻として死んでいくのは嫌だと思っていらっしゃるのですね。

ただし、夫が話し合いに応じないため、お困りなのですね。

4人の子どもを育てられ、みなさん立派に巣立っているとのことで、
本当に大変なお仕事をされたと思いますし、
そのお子さんたちが傷心者さんに寄り添ってくれているのは
傷心者さんの優しさと家族への献身さゆえでしょう。

ご主人とはやはりきちんと離婚したいと考えていらっしゃり、
当人同士でもまた、家族のほかのメンバー(お子さん)であっても
話し合いが成立しない場合、代理人(弁護士)を立てて、
話を進めることをお勧めします。

ご主人も相手の女性の夫との話し合いに代理人を立てていますね。
同じように対応するということです。

ですので、代理人同士で話し合いとなるかもしれませんが、
これでようやく核心に触れることができるのではないでしょうか。

そこまでしないと、いまの状態がルズルと続くことでしょう。

まずは、このようなケースに長けている弁護士に相談してみると良いです。
実際に依頼するかしないかも含めて、いちど相談してみると良いでしょう。

おそらく、ご主人としては、傷心者さんはこの状況に
それなりに耐えてきているし、今後も耐えられるだろうと
楽観視しているかもしれません。

もしかしたら、無意識のうちに、
傷心者さんの献身さを逆手にとってしまっているかもしれませんね。
そこには立ち上がらなければなりません。

離婚となれば、彼にとって物理的にも経済的にも不利益があり、
煩わしいものでしょう。

ですので、妻さえなんとか我慢できるなら、なぁなぁでごまかし通し、
自分のすべての欲求を満たすことを優先させる算段ではないでしょうか。

傷心者さんのことを彼なりに大切に思っている部分もあるでしょうし、
関係を維持したいと思っているでしょう。
ですのでコミュニケーションも旅行の提案もあるのだと思います。

その部分を分かってもらえれば
妻は耐えられると思っているのかもしれませんね。

同時に、妻とのあいだでは得られないものが相手の女性にはあり、
どちらも手に入れたいという状態なのでしょう。

傷心者さんご夫婦のケースでは、
どちらかを選ばねばどちらかが破綻するのだということに直面すれば、
彼の態度も変わってくるかもしれません。

代理人を立てて話し合いを進めるのは、このように彼に
きちんと直面させ、選択させるための機会となるでしょう。

傷心者さんの献身さや優しさが裏目にでないように、
ぜひ毅然と対応してみてください。
どうか、優しさを強さに変容させてみてください。
強さとは優しさでもあります。

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