Fashion baby  denim dress with  jacket  hanging on a hanger

Q:義母から子供の服を大量にもらうのが苦しい。

6歳と3歳の子育てをしながら、共働きで、核家族で暮らしています。
私も夫も、親は遠隔地におり、3~4ヶ月に一度帰省しています。

夫の母から、子どもの服をたくさんもらうことが苦しいのが悩みです。

義母は、シーズン終わりなどで安くなった子供服や靴など、
今の子供のサイズより大きい物を色々と買って保管しています。

子供の体にサイズがあってくると、私に見せて、
使うのを持って行って。気に入らなければ返していいと言います。
しばらく会わないと、送ってくることもあります。

(私が使わなければ)夫に妹がふたりいるので、その子どもが使えばいいから、
と言いますが、まだ結婚していず、子どももいません。

孫を思って買うのだから使わなければ悪い気もして、
また、保育園に着替えを置いたり、使うからとも思い、もらってきますが、
自分の趣味でない服や、あまりの量に、つらくなります。

(長袖Tシャツが同じサイズで20枚あったり、
ジャンパー的なものが5枚あったりします。)

断捨離して、頑張って減らしているのですが、
引き出しがパンパンになりあふれたり、何があるのか把握しきれない状態です。
そこに、さらに大量に送られてくると、悲しくて泣けてきます。

お金が大変だろうから、服はこっちで買うから、というようなこともよく言い、
いまのうちに貯めてね、といいます。

帰省のたびに費用のお金をくれたり、
頼んでいないのに家電製品を買ってよこしたりもします。

そこが、家庭を侵食されているような、
そろそろ40になる共働き夫婦で、自立できているつもりなのに
子供扱いなのが嫌ですし苦しいです。

子どもが産まれて以来、ずっと悩んできたことなので、
いつかスッキリ解決したいです。

【30代・団体職員・匿名希望】

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A:

FROM 川畑のぶこ

孫を思うが故の義母の贈り物攻勢、
そして、義母の思いを汲み、人間関係を円滑にしたいが故の嫁の我慢…
どちらにも愛を感じますね。

私たちは相手の行為が悪意からであれば
自己正当化と相手の悪者化の力を借りて
自分の思いを比較的行動に移しやすいですが、
今回のように相手の行動が好意から、
とりわけ孫への不器用ながらの祖母なりの愛情表現であることを理解していると、
自分の思いだけで相手の思いを無下に踏みにじることは憚られるものです。

さて、では我慢し続けるのが良いかといえばそれもストレスで、
結果的に人間関係に亀裂が生じますから
(すでにその亀裂は入り始めているようでもありますが、、、)
対策が必要でしょう。

ここで少々実際的なコミュニケーション技術をシェアしたいと思います。

おそらくご自身は、贈り物を断ることイコール、義母の愛情好意が迷惑だと
主張しているように思われること、と怖れを抱いていることと思います。
人の好意を無にする薄情な嫁、と誤解される怖れですね。

ところが、この辺は明確に区別して、

・愛情好意はとてもありがたいこと
・服の量が多くて困っていること

を、伝えてみることをおすすめします。

お義母さんの贈り物のせいで、とは一言も言ってはいけません。
あくまでも一般的なお悩み相談的にお義母さんに困っている状態を伝えます。

下記は伝え方のひとつとして参考にしていただければ幸いです。

・子供がいるとどうしてもモノが増えてしまう(一般論)

・私は大量のものを管理するのが得意でなく、時間と労力もない。
 また、うちは狭いので家が散らかり放題になってしまう
 (自分の能力・物理的な制限の説明)

・住まいの衛生状態や安全・安心が損なわれ、
 家族の精神衛生状態も低下する状態を懸念している
 (危機管理のニーズ)

この文脈で適切なタイミングがあればさらっと(あくまでも蛇足的に)

「とくに服なんかはご近所や知人がお古をたくさんくれて、、
 気持ちは本当に嬉しいんですけど一度も着ないものもいっぱいあって
 申し訳ない気持ちでいっぱいなんですよねぇ、、」

などと伝えてみてもよいかもしれませんが、
判断はその場の空気感に依存すると思います。

そして極めつけは

・方々からアドバイスを受けて「断捨離をすることに決めました!」
 (ダンシャリアン宣言!)

と締めくくることをおすすめします。

気がかりなことをコミュニケーションするときは、
「あなた」とのことではなく、
あくまでも「わたし」か他の「誰か」を主語にして、
一般的な日常生活の出来事として語ることがキモです。

よって、お義母さんに具体的に服を送らないよう伝える必要はありません。
それは関係に緊張感をもたらし、お義母さまが過剰反応されて
防衛的になることも考えられますので。

もし伝えるなら、第二ステップとして、
それでもお義母さんが懲りずに送って来たときに、

「お気持ちありがとうございます。このあいだも話しましたが、、」

と気持ちに感謝した上で、再度「自分の」取組むべき課題を伝えて、
それとなく促してみると、しなやかにことが運ぶのではないでしょうか。

嫁はモノが多い状況に相当困っていて、問題解決を求め続けた結果、
不要・不適・不快なモノは持たないことに決めたんだなぁ、、
大切な家族のことを思って家庭が機能するように、、
とお義母さまが理解し、
願わくば協力(自己否定や反省ではなく)してくれるようになることが大切で、
そのためのコミュニケーションとなります。

ベジタリアンに肉を提供しないようにダンシャリアンにはモノを提供しない、、、

お義母さんご自身も
別な愛情表現方法を模索するきっかけになるかもしれませんね。

ぜひ試してみてください。

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