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ボンジョルノ!!
川畑のぶこです。先週より出張でイタリアに来ています。

今日のメルマガでは、
ベネチアで録画したメッセージビデオをみなさんにお届けする予定だったのですが、
日本へのデータ転送がうまくいかず、
残念ながら、皆様へリアルタイムの声を届けることができません。
帰国後に改めてお届けしたいと思いますので、少し待っていてくださいね。

さて、イタリアは初めて訪れる国。
今回はベネチア、フィレンツェ、ローマを訪れています。
最初に訪れたベネチアがとても印象的でした。
水の都というだけあり、湿度が高く、風邪気味で荒れていた喉や肌もとても潤い、
あっという間に体調も快復していきました。

ベネチアは夜10時を過ぎるとクモの子を散らしたように街から人の姿が消え、
滞在先のアパートの窓から街を見下ろすと、灯り一つない漆黒の夜です。
交通手段は みんな船で、車も走っていませんから、辺りは静寂に包み込まれます。

こんなにたくさん人がいる場所で、こんなに静かな経験は、
人生で初めてのように思います。
教会の鐘の音とともに就寝し、教会の鐘の音とともに目覚める。
とてもシンプルなことがこんなに贅沢なことだとは、夢にも思っていませんでした。

夜は、ベネチアで生まれ育ったビバルディの弦楽四重奏を聴きに行きましたが、
街の中心である、サンマルコ広場の脇の教会を改築したホールで、
かの有名な「四季」の生演奏を聴けたのには感無量でした。
アコースティックな音が細胞の隅々に染みわたるのがわかりました。

今回の渡航の目的であるサイモントン療法の国際会議が行われたフィレンツェでは、
仕事の合間を縫ってベッキオ橋のかかるアノル川のほとりを散歩したり、
死ぬ前にいちど観てみたかったボッティチェリの「ヴィーナス」と「春」を
美術館で鑑賞することができたり、仕事仲間と地元料理に舌鼓を打ったりと、
まこと人生の喜びとはこのことを言うのだなぁと、じんわり感じ入っています。

こんな経験を陰で支援してくれている家族にも、
離れてみると、感謝と愛情がこんこんと湧いてくるのものです。

日本はシルバーウィーク真っ只中でしょうか。
お休みの方も、お仕事でお忙しい方も、たくさんの喜びに満たされますように。

また日本でお会いしましょう!

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