親子関係

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、まことさん(60代・ボランティア)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
母がどうしても好きになれません。母も私のことを嫌っています。

通常は海外在住ですが、現在は母の看病で日本の実家にいます。
近々、母を連れて3ヶ月ほどまた戻る予定ですが、気が重いです。

前回の長期滞在の時は、父の看病で、仕事を辞め、娘を連れての帰国でした。
私にとっては一生続けたい職場だったので、一大決心での帰国だったのですが、
両親にとっては当たり前としか考えられなかったようで、そのときは傷つきました。

30年ほど海外に暮らしていますが、両親はその間に一度も、
遊びに来たことも孫の顔を見に来たこともありません。
「二人(夫と私)の世話なんかになりたくない」と言われたので疎遠になりましたが、
泣きそうな声で電話があり、飛んで来たら、娘いじめです。

私が来たことでヘルパーさんを止められてしまい、家事、買い物、用足しをしています。
それは苦になりませんが、母の嫌がらせに嫌気がさし始めています。

約30年前に日本を出たのも、母といる時間に耐えられなかったのが原因でした。
もう90歳近いですが、何でも私と張り合い、
自分が正しいと頭から押さえつけるのに耐えられません。

どうしたらいい関係になれるのでしょうか? 

主人は、愛することだけだと言いますが、実際行動に移すのはすごく難しいです。
人と比べるのは良くないですが、親御さんが早々と永住権を取り、
定期的に訪ねてきて楽しい時間を過ごしている友人などを見るとうらやましいです。

また、以前から永住権を取るのを拒否してきたのに、今になって申請をしなくては
ならない私たちへの負担もあります。取るのがかなり困難なので、
取れなかった場合はどうしたものかと。
心の狭さに自分で自分が嫌になります。
~~~~~~~~~~~

ご自身が60代で親御さんが90代となると、
このように介護の問題がつきまとってきますね。
距離の問題も、それをより難しいものにさせることが多いですが、
さらに海外となると、行き来も非常に不便になってくると思います。
まことさんの苦しみや困難は、察するに余りあります。

まず、まことさん自身がお母様やお父様のことをとても大事にされていることが
伝わってくるのですが、自分を責め過ぎてしまっているのかなということも
感じられる文面でした。

60代と90代では価値観というものがずいぶん違ってくると思います。
まことさんは今60代とのことですから、おそらく30代の頃に海外に永住されるように
なったのではないかと推察しますが、この30年の間に、
文化の差というのもどんどん開いてきたと思います。

こういった文化的なすり合わせというのも、非常に難しくなってきて
いるのかなということも、文面から感じました。

親子関係は、それが国内であれ海外であれ、その人それぞれの適度な距離感
というものがあると思います。

「私はお母さんを好きになれないし、お母さんも私のことを嫌っている」
とおっしゃっていますが、これはそうではないのではありませんか。
おそらく、好きだから、でも分かり合えないということが問題で、
分かってほしいという欲求がお互いにあるのではないかと思います。

愛と憎しみは紙一重と言われたりします。愛が根底にあるからこその
苦しみだったり、怒りだったり、嘆きだったりするのではないでしょうか。

なので、ここは素直に認めて、受け入れてしまうことが
非常に重要なポイントになってきます。

また、私の価値観をそのまま受け入れてほしい、私の望むやり方で
私のことをケアしてほしい、と相手に望むことは、それが叶わなかった際に、
相手の罪悪感を刺激し、関係性を悪化させてしまうことにもつながりかねません。

「親子と言えども、完全には分かり合えない」ことを大前提に、
その時点でそれぞれができるケアや愛情表現を、
無理なくしてゆけるようになると良いですね。

続きは、ビデオでお話しします……

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170612

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、吏那さん(仮名・55歳・パート)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも、なるほどなと共感しながら拝聴しております。

私は55歳の主婦で、89歳の姑と主人との3人暮らし。
姑は長男を亡くしており、末っ子の主人に対する思いが強く、
普通のことから子供のことから、全てに口を出さずにはおられない性格の上、
気性も激しく、逆らうと大変なので、揉め事になるのが嫌で、
自分の思いをいつも押し殺して暮らしてきました。

ところが、ここ何年か、隣の土地も嫁には関係ないと二人が勝手に売り、
全て使い果たし、キャッシングや親類、知人に借金をしては、
もうしないと言って尻ぬぐいをして、
もう借金はないと言いながらまた発覚する、の繰り返しです。

姑の年金を主人が無心したり、姑も息子可愛さに小遣いを渡しては、
年金がなくなったからどうにかしてくれと切れまくったり、お手上げ状態。

姑は足が悪くなって手がかかるようになり、私がほとんどしているのに、
二人の親子関係は何度話し合ってもどうすることもできず、
まともな話し合いもできないような状況です。

私はストレスから血圧も上がり、カウンセリングにもかかったりしています。
どうすればいいのか、助言いただけると助かります。よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

大変な状況の中で、吏那さんが一生懸命、二人のケアをしようと、
寄り添おうとしている、思いやりの精神がよく表れているご相談内容です。

それに相反して、姑さんやご主人は、文面を見る限りでは、
やりたいようにやっていて、吏那さんの辛さや気持ちをなかなか
汲めていないような流れで、とてもお辛い状況ですね。

まず、この借金やキャッシングに関しては、いったいどのくらいのレベル
のものであるのかを確認する必要があるかと思います。
また、いったい何に使っているのか。

これが生活費や家のローンということであれば、生活自体を見直す必要も
総合的には出てくるのかもしれませんが、パチンコやギャンブルに使って
しまっているとか、日常生活をしていくのには必要のないものに使って
しまっているという場合は、依存症など、かなりの問題が考えられます。

また、ご主人と姑さんの親子関係も、共依存といって、
お互いがお互いに依存している状態ですね。可愛い息子が「お金をくれ。
お金がないんだ。大変だ」と言えば、親は「ああ、息子が私に頼ってくれて
いる。私を必要としてくれている」と、寂しさが紛れたり、愛を感じることが
できたり、といった状態で、共依存の関係性ができているのではないでしょうか。

そして、そこに吏那さんが巻き込まれてしまっている状態ですので、
まず、吏那さんが自分一人で抱え込もうとすることは、やめたほうが賢明です。

具体的にどのように対処していくのがよいか、私なりのアドバイスを
させていただきます。どうぞご参考になさってくださいね。

続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ミーシャさん(仮名・50代・パート)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
息子のことで悩んでいます。

夫は5年前に死亡。現在は、私の親の家に住んでいます。
息子は子供の頃から学力は低く、中学時代も通知表は1ばかり。
どうにか短期大学卒業で就職して9年。
金銭に関する知識を得ようとしたり、貯金をしたりする気もなく、
使ってしまいます。

見ればスマホでゲームをやっていて、1か月のケータイ代は、
5万円は当たり前、7万円近くのこともありました。
手取りは20万円。通帳がその辺に放置してあったので、
私が持っていて、記帳しては心配になっています。
以前は、女の子とメールのやり取りでお金を取られる
サクラサイト詐欺に引っかかりました。

姉に言われ、家には月5万円を入れています。
数年間全然貯金をしないので、強制的に始めさせましたが、
昨年の車の買い替えでほとんどなくなりました
(車通勤なので、初めの車は買い与えました)。

基本的な費用は親が出しているため、
今まで金銭的に困ったことはありませんが、
私も働いているとはいえ、先々、親が亡くなった後、
大変になるのは目に見えています。

息子にお金の使い方の事を言うと、怒ります。
話さなくなったり、机をたたいたり。
自分のお金を使っているのだからと、放置がいいのでしょうか? 
毎日お弁当、沸かしたお茶を持たせています。
世話など、何もしてやらない方が、いいのでしょうか?

部屋は、お菓子の空き袋や空ペットボトルでごみだらけ。
親からは、息子の結婚のことも言われますが、
まるでそんな気配もありません。
先々の事を考えると、気が滅入ります。
~~~~~~~~~~~

ミーシャさんの、息子さんへの愛がひしひしと伝わってくる
ご相談内容です。

まず、学力が低いことを問題視されていましたが、
最終的に短大を卒業されているということですから、
それなりの学力はおありなのだと思います。

また、就職して9年が経っているというとのこと、
半年で辞めてをずっと繰り返しているわけでもありませんし、
それなりの感覚を持って社会生活を適応的に営んでいらっしゃるよう
ですから、そこはあまり問題視しなくてもよいのではないでしょうか。

次に、お金の使い方について。息子さんはもう30歳ぐらいになられる
わけですよね? お母さんがちょっと過保護かなという感じがします。
もう巣立って、自分のことは自分でできてよい、自立した一人の人間で
なければいけないときかなと思います。

が、今の状態では、何ら不便・不自由を感じていないどころか、逆に
彼にとっては都合のいい状態、温かい場所にいるような状態でしょう。
彼にもっと緊張感を持ってほしい、自立してほしいと思うのであれば、
親としてとるべき姿勢があります。

ミーシャさんには少し勇気の要ることかもしれませんが、
ここは勇気を出して、息子さんとの関係性を再構築してくださいね。

続きは、ビデオでお話しします……

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170529

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、元気じるしさん(80歳・無職)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
夫が亡くなって10か月、娘と息子二人に支えられて何とか元気にやっています。
一人暮らしで元の一軒家に暮らしています。

子供たちが、すぐにスマホを買ってくれて、LINE(ライン)でつながり、
私としては大変面白く、写真を駆使して、楽しんでおります。

最近のくよくよは、LINE上で子供たちの生活に入り込んでしまっているのでは?
ということです。もちろん節度を守って、割り込んでいくようなことはしませんが、
もっと知りたい、もっとかまってほしい……というのが本心だということに
自分で気づいています。

もう少し自立しないといけない、子供たちに迷惑をかけてはならない、
と頭ではわかっているのですが……。
~~~~~~~~~~~

ご主人が亡くなって10ヵ月とのこと、とても辛い時期ではないでしょうか。
長年連れ添ったパートナー、愛情深く連れ添ってきたのであればなおのこと、
10ヵ月しか経っていませんから、まだまだお辛い時期とお察しいたします。

ですので、今は頑張ろうというときではなく、まだ悲しみの中にいたり、
心があちらこちらに揺れ動いたり、落ち込んだりして当然だとして、
ご自身の悲しみをきちんと受け入れてあげてください。

このようなとき、家族というのは力になってくれますね。
楽しいことや幸せなことを共有するのも、もちろん家族ですが、辛いときに、
やはり本領を発揮すると言いますか、支え合ってこそ、家族のありがたさ、
意義や価値というものが感じられるのではないでしょうか。

元気じるしさんは、これまで娘さんと息子さんを一生懸命育てていらっしゃった
わけですから、今度は、娘さんや息子さんが、困っているお母さん、辛いお母さん
を支えるとき。迷惑をかけてしまう、と思うのではなく、家族が助け合う機会を
提供しているのだ、親子で役割の交代のときなのだと、ぜひ意識を切り替えてみて
ください。

娘さんと息子さんが、すぐにスマホを買ってくれて、LINEでつなげてくれたという
のは、一つの大きな愛情表現ですね。ぜひ、大いに活用なさるとよいのではないで
しょうか。

今でもじゅうぶんに上手にコミュニケーションなさっている元気じるしさん、
愛する娘さんや息子さんとの心温まる関係を維持し、もっともっと良好なものに
高めていくためのちょっとしたコツをお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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170508

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、コマナカさん(女性・50歳・パート)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
夫、子ども2人の4人家族。長男の引きこもりと
次男の発達障害についてご相談申し上げます。

長男は現在22歳で、引きこもり7年目。生まれた時から
神経質で、よく泣き、人見知りも激しく、正直言って、
本心から可愛いと思った事があったかどうか、わかりません。

次男は、私立大学1年生。長男の性格を受け継いでいるのか、
プラス人の目を見て話ができなくて、IQテストでは発達障害
と診断されています。

長男は、今後の事をどう考えているのか、また、どうにかしたい
気持ちがあるのかも全くわかりません。以前聞いた時に、
激しく怒り、何日か口をきかない事があったので、
本人の口から言うまではと待っています。
また、普段の会話を増やすようにしてはいるつもりです。

次男は、発達支援センターや相談は行っているものの、
就職に向けての具体的な方法が見つからずにいます。

長男と次男に対して、一歩踏み込むことが怖い時があります。
これは私の何がいけないのでしょうか。

夫は口には出しませんが、いつも話を聞いてくれ、子ども達
が困ったときには手を差し伸べるような、そんな人です。
~~~~~~~~~~~

息子さんがお二人とも引きこもったり、日常的な社会生活に
支障をきたしたりしているということで、お母様としては
とてもお辛いのではないかとお察しします。

引きこもりになる子ども達の特徴として、日常生活でのいろいろな
出来事に繊細に反応してしまうということが挙げられますが、
その分とても優しくて、相手の気持ちを察したり、人の痛みが分かっ
たりと、素晴らしい特性もたくさん持ち備えていらっしゃるのでは
ないでしょうか。

息子さんお二人に対して、ああするべきだ、こうするべきだ、という
ことは、おそらく社会や世間がもうさんざん言ってきていると思います
ので、お母様としては、ぜひ、彼らの優れた面に目を向け、ちょっと
一呼吸置いて、リラックスして、向き合っていただきたいなと思います。

コマナカさんが息子さんたちを心配していらっしゃるのは、愛があるから
に他なりませんよね。この愛情、そして敬意が、彼らにうまく伝わると
いうことが大切です。ぜひ、「お母さんは常に、あなたたちに敬意と愛情
を持っている」という姿勢とエネルギーで、「今後どうしたいか、教えて
くれるとうれしいな」といった口調、姿勢で話をしてみてください。

その際、こうしなさい、ああしなさい、というような抑圧的なエネルギー
を込めてしまったり、心配や不安がいっぱいのトーンで伝えるのではなく、
ただただ、あなたたちのことが大好きだし、関心があるから、今どういう
ところにいるのか、今後どうしたいと思っているのか、共有しておきたい
のだ、というニュアンスで伝えることが大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

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170426_FB_kawabata

Q:21歳になる長男のことで悩んでいます。

親の見栄で入学した大学を中退し、
今は大工になりたいとのことで専門学校に行っています。

私の劣等感を息子に投影し、
いつもネガティヴな言葉を浴びせてきました。

親として言うべきでないことを沢山言ってしまい、
息子はその事で苦しめられている、と言います。

自分には価値がない。
幸せになりたいとも思わない。
苦しくてたまらない。
寂しさから逃れられない。
いつも愛されたいと思っていたのに愛を貰えなかった。
そして死にたいと…

電話で息子から責められる毎日です。
お母さんがこんな風にしたんだからどうにかしろといわれます。

私は、以前、自分が息子から責められると
苦しくてたまらなかったのですが、カウンセリングを受けて、
主人に対する怒りから解放され、主人を許せた時に、
息子のことで自分を責めていたことからも解放されたので、
息子から責められても、動じることは無くなりました。

ああ今息子は苦しいんだな。
私を責めれば責めるほど、自分を責めているんだ。
と、ある意味冷静に、感情に振り回されないで捉えています。

ただ、息子の話を電話で聞くのみで、何も答えられない自分がいて、
何と言ってあげればいいのかわかりません。

息子は私に「何か言ってほしい」と言います。
その一方で「何も言えないよね」とも言います。

「生きて欲しい」と言っても、
お母さんが自責の念に苦しみたくないから自分の為に言ってるんだ、
と言われました。

それに対しては、もしあなたが死んだとしても、
お母さんはその事を背負って生きていくつもりだ。
生きて欲しいのは、私が苦しみたくないからではなく、
生きていれば、「生きてて良かった」「生まれてきてよかった」
と思えるから、と答えました。

息子にどのような態度で接し、言葉をかければ良いのでしょうか。

【空さん・54歳・自営業】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

空さんの苦しみと、息子さんへの愛が伝わるお悩みですね。

子の望むように親は愛さず、
子は望むように親が愛さない以上愛は無いと訴える…

でも、空さんは息子さんを心から愛していらっしゃる。

大学への進学を望んだのも、そうすれば、息子さんが
幸せに楽に生きることができると信じたからでしょう。

息子さんに生きていて欲しいのも、愛しているからなのですよね。

そこをストレートに息子さんに伝えてみてはいかがでしょうか。
言い訳ではなく、どう捉えようがそれが真実なのだと。

良い母として世間に評価されるか否かではなく、
あなたにとって良い母になれるか否かが
真の問題であり恐れだったのだと。

あなたの望むように愛せなかったことは申し訳なかった。
けれど、残念ながらそれが、不器用で弱い自分なりの、
その時点での必死な愛し方だったのだと。

そしてその不器用さや弱さは今も変わらないかもしれないが
あなたへの愛も変わらないのだと。

あなたに生きていて欲しいのは、
生きていれば、「生きてて良かった」「生まれてきてよかった」
と思えるから、ではなく、あなたが私にとって大切な存在で
それは言葉にできないくらいで
あなたのことを心から愛しているからなのだと。

あなたがこの世に生まれてきた以上の幸せは私の人生に無いと。
あなたを腕の中に抱いた時の幸福感は誰にもわかりようが無いのだと。

愛しい人だから、ぜったいに幸せにさせなきゃいけないと、
必死だったのだと。

それをどのように伝えたら良いか私にはわからなかったと。

あなたがこのようにしてくれたらより愛を感じられるという方法が
もしあるのなら、それを教えて欲しいと、
依頼してみてはいかがでしょうか。

もし、電話や対面だと埒があかなくなってしまうのであれば、
手紙を書いて渡すのも良いと思います。
手紙はその後も大切に持っていることができます。

もし今日が空さんの人生最後の日だったら、
空さんは息子さんにどんな言葉をかけたいでしょうか。

そんな言葉をかけてみると良いかもしれません。

ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
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川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

170419_FB_kawabata

Q:次男19歳、無職引きこもり傾向です。
一人で外出はしません。

アトピー性皮膚炎が悪化しているにも拘わらず、
治療せず診療を拒みます。

気持ちが篭りがちに見え会話さえ嫌そうです。

そっとしてあげていますが、悩んでいるように見え、とても心配です。
コミュニケーションが苦手なのか、人目が大変気になるようで
目を合わせて話せないようです。

母親の私は何も出来ないですが、今のままで良いのでしょうか。

【かこ・56歳・契約社員】

――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

息子さんのアトピーに引きこもり、
母親として見守ることしかできないのはさぞもどかしいことと思います。

とりわけティーンエイジャーは見た目をとても気にする時期でもありますから、
アトピーの悪化で人前に出たくない気持ちが増すのでしょう。

実は私自身、生まれた時からアトピーを患っており、
ティーンエイジはステロイドに依存していたので、
その辛さや人目を気にする気持ちはよくわかります。

現在私が定期的に仕事をしているクリニックに、
アトピーの統合医療を行っているクリニックがあります。

高山にあるナチュラルクリニック21というクリニックですが、
ここにはステロイド依存でどんどん悪循環に陥っている、
重症のアトピー患者さんが多く入院されています。

私は隔月で患者さんに対して講義や個人カウンセリングを行っているの
ですが、最初に会った患者さんが退院されるときは、別人のように
綺麗な肌になって帰っていくので、いつもびっくりしています。

入院する人の中には、アトピーがひどくて休学したり退学したりする
ティーネイジャーの学生や、就職したけど病気がひどくて
休職したり退職したりして養生している人も多く、
同じ痛みを持つ入院患者どうしの共感力はとても高いです。

西洋医学のみに依存せず、自己治癒力を取り戻すことに重きをおいており、
患者さんはアトピーに効果があるとされるバチルス菌の入ったバチルススパ
に毎日入ったり、野菜中心の食事療法を行ったり、瞑想や散歩、
また病院全体でのレクリエーションや勉強会を行ったりもしています。

大自然に囲まれているので、自然と心もほぐれ、
気分もリフレッシュできます。

ここでの入院は、ライフスタイルそのものを再構築する訓練の場に
なっており、同じ志を持つ患者さんたちの中に、徐々に共同体感覚が
芽生えていきます。

最初は一人で病室に引きこもっていた人見知りの患者さんも、
だんだんスタッフの暖かさや仲間たちの思いやりに、心が開いてくる
ようになり、自然と笑顔で交流するようになっています。

この絆や共同体感覚が芽生える集団力動やライフスタイルの再構築は、
通常の皮膚科外来にはないものですが、息子さんのような場合、
このような全人的なアプローチが行われる場の力を借りることは
一つの賢いオプションではないかと思います。

多くの患者さんが、アトピーを通して自分のことや人生を振り返ったり、
仲間と分かちあったりする良い機会だったと報告されています。

親の言うことだと聞かないかもしれませんが、
同じ痛みを持つ仲間たちの言うことなら聞けるかもしれません。

病気には必ず恩恵があります。
病気や治療を通じて、新たな人々との出会いがあったり、
これまでの価値観や関係性を見直したりすることで
新たな気づきが訪れることもあるのです。

ぜひそのような場に関わることをお勧めいたします。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、どんぐりさん(42歳・主婦)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
義母(85才)が孫を強要します。
結婚6年目。夫はもう60才、私は42才。
夫は子育てするお金がなく、私は育てる体力がない統合失調症。
初めから作らない同士の結婚で、夫側の避妊手術もしています。

義母はそれを知らなくて、会うたびに、卵子を若返らせると書いて
あるルイボスティーをくれたり、子孫繁栄の数の子を出してきたり、
夫婦での旅行を勧めてきたりします。

以前は、義母の友達(60代)と3人でいた際
「うちは孫がいないからー」と言って私をにらみつけるので、
お友達が焦って、私の方を一切見ずに頷き続けていました。

法事の席でも親戚一同の前で「うちは孫がいないからー!」と叫んだり、
「日本舞踊を習わせるから長男を!」「孫のことを人に訊かれたから
『今作っているところ!』と答えておいた」などと言ったりします。

「どんぐりちゃん(私のこと)はそんな人生でいいの~?」と言ったり、
「こればかりはしょうがない」と引いてみたり。「息子が年だけど、
どんぐりちゃんは子供ほしかったでしょ?」と言うので、
「私もわがままなので、年上の人としか合わないんです」と返したら、
苦虫を噛み潰したような顔をしていました。

年代的なこともあるのでしょうが、姑というのは、息子を持つと、
嫁にはこんな感じになるものなのでしょうか? 
もう義母は施設に入っているので、会うことも少なくなりましたが、
いろいろ思うことをハガキで言ってしまいたい思いにも駆られます。
~~~~~~~~~~~

姑さんに会うたび「子どもを」と言われるのは、とても辛いですね。
似たような状況の方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

どんぐりさんが、義理のお母様との関係性を「どうしたいか」、
ご自身の素直な気持ちを訊いてみるのはいいことだと思います。

実は子どもはできないのだということを、今まで伝えることができな
かった何らかの理由やお気持ちが、どんぐりさんにあることでしょう。

今後については、もし、お母様様のご生存中に本当のことを伝えたい
という気持ちが強かったり、またお母様のどんぐりさんへの責めが、
頻度は減ったにせよ、依然あるのであれば、やんわりと事実を伝える
のもよいかもしれませんね。

が、同時に、もう85歳で施設にも入っていらっしゃるとのこと。
会う頻度も少なくなったら、これはこれでいいかなと思えるのであれば、
それも一つではないかと思います。

お母様は、どんぐりさんとはジェネレーションが全然違いますし、価値観
も違います。当時は、子どもを持つことが幸せ、特に女性としての幸せの
象徴のように思われていたような時代でもありますから、お母様はあくまでも、
どんぐりさんに幸せになってほしい、自分も幸せになりたい、あるいは、
自分のお友達に孫がいることがうらやましい、劣等感を感じたくないという
ような思いから、孫を持ちたいと思っているのかもしれません。

それはお母様の価値観として尊重したらよいですが、だからと言って、
どんぐりさんがそれに応える必要はないわけです。お母様の意図は、
どんぐりさんに幸せになってほしい、その形として子どもを、ということで
あって、嫌がらせをしようと思っているわけではないということを、
どんぐりさんの中で区別されていくと、少し楽になるかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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170405_FB_kawabata

Q:昨年、母が突然大腸癌の宣告を受けました。

これまでは弱気な人を叱りつける母でしたが、
いざ自分が癌とわかると泣き言ばかりで側にいるのが辛い程です。

抗ガン剤治療に副作用はつきものですが、
副作用の辛さばかりを毎回医師に訴え、
しかも抗ガン剤の副作用ではない体の不調まで全て副作用だという為、
医師もうんざりされ、こんな調子では治療はできないといわれました。

私も医師も繰返し説明しますが理解しようとせず、
終いには泣き出します。

そしてとかく人の同情をかいたがり、毎日を癌のことばかり考えて
自分を不幸だといい、口が痺れて美味しくないから食べたくない等
自分から病気になろうとしているかのような姿に苛立ちを感じてしまいます。

病気と治療の事をきちんと受け入れていないからだとは思いますが、
どう説明しても理解しようとしません。

副作用は嫌、治らないのも嫌…自分が治すという意識はなさそうです。
もういっそ治療など辞めれば?と言いそうになる自分がいて
自己嫌悪に陥ってしまいます。

癌でも日々の幸せの方に目を向けて過ごしてほしいのです。

どう接していけばいいのでしょうか?

【S・51歳・看護師】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

これまで強かった人が、病気で一気に弱るというのはよくあることです。

それまでの強さが、人生の波風を乗り越えた、安定的なパワーから
来ているものであればそうでもありませんが、
虚勢からであった場合は崩れることが多いです。

お母様は強かったというよりは、
強くあらねばと、自他を鼓舞していたのかもしれませんね。

本当なら、人間は強い時も弱い時もあって当然で、
両方の感情を持って良いし、味わって良いわけです。

その許可を与えてこれたのなら、
適度にバランスが取れていたのかもしれません。
自分が抱いている真の感情を認めずに、抑圧し続けていると、
その感情はどこかに捌け口を求めることになります。

病気というのは格好の捌け口なのです。

心理学では感情の浄化のことをカタルシスと呼びます。
本人が無意識に抑圧してきた感情を解放することで、
内的なバランスを取り戻し、癒しが促進されることがあります。

お母様も、もしかしたらそのようなカタルシスを体験されて
いらっしゃるのかもしれません。

ですので、昔の強かったお母様を期待すると、
必要なプロセスが阻まれ、抵抗に遭うのかもしれません。

今は、身体の病気をきっかけに、
これまで向き合ってこなかった課題=心のバランスを取り戻す
ということを、無意識に、不器用に取り組んでいるのかもしれません。

そうであれば、今のお母様に必要なのは、説得ではなくて、
泣き叫ぶ気持ちを受け止めてくれたり、
共感したりしてくれることなのかもしれません。

ご家族がお母様に、そのように向き合えるならベストですが、
精神的なゆとりがない場合は、
受容や共感の専門家である、心理士やカウンセラーなどを
活用するのも良いと思います。

ぜひ、日々新たなりの精神で、
今までのお母様ではなく、今のお母様に向き合ってみてください。

ーーー
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170222_FB_kawabata

Q:父が起業家、母がその会社の経理や住み込み従業員の世話を
しながら4人の子供を育てました。

私は一番下で、一つ上の兄とともに
父から長男、長女みたいになるなよと言われ育ちました。

幼少の頃から刷り込みで
兄姉を反面教師にスポーツ、勉強、学級委員など頑張りましたが、
父から自分の兄弟の子供と比較し、お前はダメだと言われるようになり
逃げるように地元を離れ、高卒後、新聞奨学生として働きながら
大学で学び、社会人となりました。

今でも父の価値観か、自分自身無意識に他人と比較して、
自分はダメな人間だと自責の念にかられ心休まりません。

もう地元を離れ25年経ちますが、未だに自分に自信がもてません。

どうすればありのままの自分を受け入れ、
自然に生きられるか教えてください。

【take7・40代・団体職員】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

take7さんのように、親からの呪縛で自分に自信が持てず悩んでいる方は、
本当にたくさんいらっしゃいます。

ただ、take7さんのように、
そのような刷込みによって自分に自信が持てなくなり日々不安だと、
客観的に認識できている人はそう多くなく、
この認識があるか無いかはゼロかイチかの大きな差だと思います。

まず、「ああ、自分はそういう刷込みをされてしまったんだなぁ。」
「あれが当時の、父親にできる精一杯の子育ての仕方だったんだなぁ。」
「そこに巻き込まれてしまったんだなぁ。」
と俯瞰する視点は常に大事にされてください。

そして、親の真のメッセージは
「お前はダメだ」ではなく、「常に高みを目指して頑張れ。
それが成長で幸せへの道(のはず)だ」であったことも忘れないでください。

おそらく、お父様は励まし方を間違えていたのだと思います。

「すごいな!頑張れ!」と言うべきところを
「ダメだ!もっと!」と言ってしまう癖があったのでしょうね。

そして、その癖はおそらくお父様の成育家庭で影響を与えた人物
(おそらくお父様の親)によって形成されたものでしょう。

褒めて育てるのではなく、発破をかけたり、
時として劣等感を刺激するやり方だったのでしょう。

相手との健全な関わり合い方がわからないと、
人は一番慣れ親しんだやり方が出てしまうものです。
特に、ゆとりのないストレス下ではネガティブな行動が出やすいです。

反骨精神が強いなど、パーソナリティーによってはそのようなアプローチが
起爆剤となって機能することもあるかもしれませんし、
逆にある程度成長すると、知らん顔でとり合わない人もいるかもしれませんが、
誠実で優しいパーソナリティーの人は、
言葉通り自尊心が傷つけられてしまうことでしょう。

このようなケースは、多くの場合、親自身が自分に劣等感を抱いており、
自分をOKだと認めていないため、自分の子なのだから並大抵の努力では
ダメで、常にもっと頑張らねばいけないという基本姿勢があると思います。

自分の子どもが優れていることで己の劣等感を補償しようとする心理ですが、
「もっと」という基本姿勢はいくつゴールを達成してもそのままスライドされて
しまうので、常に満たされない状態が続きます。

このような、無意識なお父様の人生ゲームに巻き込まれないようにする
必要があります。

まず、お父様は残念ながら、take7さんの子育てに役立つ、
適切で健全な言語を獲得してこなかったのだと理解してみてください。

そして、適切で健全な言語を獲得できていたのなら、
「よく頑張っているな!その調子だ!」と言いたかったのだと、
一旦take7さんご自身が、「お父さん語」を通訳をしてあげる必要があります。

そして、お父様自身の課題に巻き込まれないように努めてください
(たとえお父様が仕掛けてきても)。
そのためにも、自分自身に誓いを立てることをお勧めします。

「私は父親のことは理解する。だけれども、父親の価値は採用しない。」と。
「人は過ちを犯すものだが、私は父親が犯した過ちは犯さない。
自分に対しても、他人に対しても。」と。
「私は私の努力を認める。私に備わる唯一無二の価値を大切にする。」と。

鏡に向かって自己宣言してみるのも効果的かもしれません。

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