親子関係

160113_FB_kawabata

Q:いつもメルマガを読ませて頂き
勇気をもらっております。

主人の母と同居しております。
 
最近、娘に
お母さんとおばあちゃんが仲悪いせいで
ずっと嫌な思いしてきた、と言われました。

義母のことがストレスで主人とケンカしたり
知らず知らずのうちに
子ども達にあたっていたように思います。

 
今も義母のことは嫌いで
必要最小限にしか話しておりません。
 
ただ、子ども達に私と義母のせいで
辛い思いをさせてきたことが申し訳なく
ずっと後悔しております。
 
 
特に長男は人付き合いが苦手で
このことが影響してるのではと思っております。
 
 
これからどのように子ども達に接し
償っていけばいいのでしょうか。
長男はもう成人しております。

 
【ゾウさん・50代・パート】
 
 
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

姑さんが苦手であるにもかかわらず、
ご主人を立てて、ここまでがまんして
同居してきたのですね。

まずはご自身のその努力を
大いに称えてあげてください。

苦手な人、あるいは嫌悪する相手と
毎日、しかも長い時間、
顔を合わせなければならないほど
辛い修行もないと思います。

理想形とはいえなくとも、本当によく
頑張っていらっしゃると思います。

 
同時に、今回このように
娘さんの指摘によって過去を振り返り、
相談されたのは、
 
ご自身の言動が
周囲やお子さんに与える影響に関して
真摯に受け止める気持ちが
おありだからだと思います。
 
 
どう考えても姑に問題があるのなら、
ご自身の態度の正当性を主張したり、
取り合わなかったり、
ときとして居直ったりするでしょう。
 
 
また、お子さん自身も
母親を責めることはせず、
お祖母さんを困った人と
受け止めることでしょう。
 
 
後悔や罪悪感があるのは、
ご自身の姑に対する態度の正当性は
ある程度あるにせよ、
 
やはりどこかで「やりすぎだった」
ということを認めているからだと思います。
 
 
子どもにどのように償うか、
ということに関しては、
まずはシンプルに謝罪するということです。
 
 
そのときに言い訳をするのではなく、
娘さんの言葉はショックであるものの
真摯に受け止めたこと。
 
 
自分自身の言動を振り返り、
やはり行き過ぎたところがあること、
そのことで嫌な思いをさせてしまったことを
申し訳なく思っていて、
 
これからは完璧ではないかもしれないが、
より調和的なやりとりができるように
努力をすることを伝えてみてください。
 
 
子どもの過去は消せませんが、
母親がこれまでの彼女であれば
決してしなかったであろう努力を
している姿に触れられれば
  
納得してくれるかもしれませんし、
心打たれる可能性もあります。
 

これは、嫁姑の仲が悪ければ悪いほど、
劇的な変化による癒し効果は
大きいはずです。
 

もちろん、ここでいう変化は
徹底的に自身を抑圧したり我慢したりして
 
姑に迎合したり、おべっかを使ったり
ということではありません。
 
これでは苦行が増すだけです。
 
 
たとえ姑が自分にとって
好ましくない態度をとったとしても
過剰に反応しないということです。
 
 
表面的な反応をなくすことにとどまらず、
内面的な平静さを保つ努力が肝心です。
 
 
そのためには、まずゾウさんご自身が、
日頃からご自身をリラックスさせたり
楽しませたりする時間を
きちんと確保しておくことです。
 

このことで、
多少ストレスフルな出来事があったとしても、
 
心のエネルギー貯金があるので、
ゆとりある反応となるはずですし、
これは決して苦行ではないはずです。

 
ゾウさんにとって姑さんとは反対に、
 
この人と一緒にいると、
楽しかったり安らいだり
元気をもらえたり希望が持てたりする人、
エネルギーが充電される人は誰でしょうか?
 
 
そのような人たちとは積極的に
時間を持つようにしてください。
 
 
心のエネルギーが枯渇していると、
ストレスフルな出来事がおきると
マイナスになってしまいます。
 
 
すると、なぜ自分だけ嫌な思いを
しなければいけないのかと、
子どもに当たり散らすなど、
 
周りを巻き込んで憂さ晴らしをすることで
心のバランスを取ろうとするという、
傍迷惑な状態がおこってしまいます。
 
 
おそらく、ゾウさんの中で姑さんは本来
とても関心のある人だからこそ、
辛さが残るのでしょう。
  
関心のない人であれば、
どう思われようと気にならないはずですが、

どこかでゾウさんが
姑さんとはうまくやっていきたい、
認められたい、好意を持たれたい
という期待があるので、
 
いちいち言動が気になり
反応してしまうのではないでしょうか?
 
 
ゾウさんが反応してしまう姑さんの問題は、
彼女の自身の性格や
生まれ育った環境によって育まれた
価値観の問題かもしれないのに、
 
その難攻不落な課題の責任を
「私の努力が足りないせい」と、
 
優等生のようにどこかで過度に
自分に関連づけて背負い込み、
解決しようとしてしまうので
苦しくなっているかもしれません。
 
 
姑の問題は、彼女が自身で取り組むべき
人生の課題に未着手であることによって
起きている可能性がありますから、
 
そこは課題の分離をきちんとして、
適度な距離感を保つことも大切です。

  
これは、息子さんのことも一緒です。
   
娘さんが人付き合いや
対人コミュニケーションに問題がないのなら
(現に母親に大切なことを率直に
コミュニケーションできていますから)、
 
彼の人づき合いが悪いのは、
ある程度の影響は否めないにせよ、
必ずしも母親と祖母の関係性の悪さだけが
原因とは限らず、
 
彼の生まれながらにして控えめで内向的な
パーソナリティーのせいかもしれません。
  
彼にも彼自身の人生の課題があるのです。
  

そのような彼でも、
母親がどんなに困難な状況からでも
変化を起こした、あるいは起こそうと
努力する姿を目にすることができたのなら、
 
それは彼の前向きな変化にも
希望をもたらすことでしょう。
 
 
たとえば、姑さんや息子さんとの会話で、
この話題は相手も常に関心をもっていて、
ゾウさんもある程度関心があるもの、
互いに良い時間が持てるというものがあれば、
 
そのような話題を積極的に振って、
にこやかにやりとりしてみてください。
 
 
その際、相手に感謝している部分があれば
それも積極的に伝えてみてください。
  
ダメなところでなく、
良いところに意識を向けてみます。
 

そのことで、相手も自分に
関心をもってもらえているという
安心感や満足感が得られるでしょうし、

息子さんは相手と関わる取っかかりとなる
コミュニケーションを学ぶよい機会と
なるかもしれません。

もちろん、いちど崩れてしまった関係を
修復するには時間がかかるかもしれませんが、
 
焦らずに必要な時間をかけて
じっくり取り組んでみてください。
 
   

ーーー

 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 毎週2件をピックアップし、
 月曜日(YouTube版)・水曜日(テキスト版)に
 配信のメルマガで、
 川畑のぶこが直接お答えします。

 ご質問はこちらから

0127.webp

FROM 川畑のぶこ

しゃんしゃんさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。51歳女性、
3人の子ども(20歳息子・17歳息子・12歳娘)
がおります。

実母に会いたくありません。

昭和の主婦であった母に
とてもよくしてもらったとは思いますが、
母の理想や希望どおりでないと愛されないと感じて、
ずっと顔色をうかがって生きてきました。

大人になって、さすがに職業や結婚相手は
自分で選びましたが、ずっと文句を言われ

「私が好きになった人や好きでしている仕事、
何もかも認めてもらえない」という
気持ちでした。

自分に子どもが生まれ、育てる中で、
「あなたのため」「あなたが大好き」と言って
実母が私にしてきたことは、

大げさに言えば、
子どもの意志を全く尊重せず
自分の価値観を押し付ける行為である
と感じました。

友達からはいつも
「優しいお母さんでうらやましい」
と言われてきましたし、

実際に過保護なくらいに優しく
上品な母でしたが、

私が高校生のとき、
夕飯の時間に友達と電話しているのが
気に入らなかったようで、

後ろから頭をハサミのハンドル部分で
殴られたことがありました。

また、小学生の時は、
母方の祖母のお葬式に
ちょうど友達と遊ぶ約束をしていたか
何かで「行きたくない」と言ったところ、

母も祖母が亡くなったショックで
普通ではなかったとは思いますが、

「おばあちゃんに申し訳ないから
一緒に死にましょう」と言われ、
実際に危害を加えられたりは
しませんでしたが、
とても恐ろしかったです。

いちばん許せないのは、
私が産後で動けない横で
夫とその家族の悪口を
延々と言い続けたことです。

今は、私は東京、両親は地方に住んでいるので、
コロナと子どもの受験を理由に
何年も会わなかったところ、
精神衛生上、とてもよいことに気づきました。

兄がいるのですが、
最近親孝行に目覚めたようで、
来月両親が上京し、大相撲を見るのに
誘われました。

以前、旅行にも誘われましたが、
子どもの受験を理由に断ったため
今回はとても強く誘われました。

会うのは仕方ないですし、
子ども達も祖父母を慕っています。

次男は小学校から不登校で、
現在は通信制高校で前向きに
がんばっています。

長男は、進学校から大学受験に失敗し、
二浪した後、無職状態です。

もちろん心配ですが、
本人以上に親や祖父母が困ることなど
ないのですから、あたたかく見守って
受け入れてほしいところながら、
私の両親には難しいようです。

私の「それでも子どもはかわいいし、
見守って応援したい」という気持ちの裏には、
両親がそうしてくれなかったという事実
があるので、
理解してもらいたいとも思いません。

距離をとって、できればもう一生
顔を合わせずに暮らしたいけれど、
絶縁して遺産をあきらめるほどではありませんし、
親を悲しませたくもありません。

話し合いは無理だと思います。
兄は東大出のエリートで、母は、兄には
私にしたようなことはしていないので、
兄には話せません。

母との関係、今後どうすればいいでしょう? 
アドバイスいただければ幸いです。

【A】しゃんしゃんさんの切実なお悩みですね。

実の母だから、仲良くしたいし
愛し愛されたいし、
家族愛を大事にしたい。

そんな思いがあるからこそ、
このようなちょっと矛盾した気持ちを
持ってしまうし、憎んでしまう。

これは、愛したいという気持ちの裏返し
なんですよね。

関心がない人だったら放っておけばいいし、
連絡が来てもスルーしたり断ったり、

あまり感情移入せずに、淡々と事務的に
親との距離を保っている人というのも
世の中にはいらっしゃいます。

でも、しゃんしゃんさんがこうして悩む
ということは、やはりお母さんに対する
思いがあるからだと思うんですね。

誠実な気持ちの裏返しだと思います。

ただ、ご相談を読むと、
お母さんがしゃんしゃんさんにしてきた
ことは、このような結果を招いても
仕方がないかなということも
また事実ですね。

「あなたのためよ」という大義名分を
掲げて、「大好きだよ」と言いながら、
愛という名の下にコントロールする親
というのはいます。

そんなお母さんとの向き合い方について、
子どもの頃とは違う、

今この年齢、ライフステージに
いらっしゃるしゃんしゃんさん
だからこそできる匙加減があるはず。

ぜひ、それをとり入れてみていただき
たいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。
ご質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

LP用イメージ画像

Q:看護師をしています。
介護や家族関係について相談です。

父が脳の病気になり手術を受けました。
 
退院後術後経過は良かったのですが、
勝手に一人でお風呂に入り
意識を失いました。
 
熱湯と水を出してお湯をためるタイプのお風呂で、
ぬるかったのか
熱いお湯を出したままだったため
全身火傷をし救急搬送されました。

母からの電話で急いで駆けつけ
命に別状はなかったものの、
状態が悪化し私が働く病院に転院しました。
 
突然、死や介護に
向き合うこととなりました。
 
父は事業をしていて借金や、貯蓄がないこと、
仕事も正直だらしないやり方で、
突然父がいなくなり母も一人では何も出来ず
身辺整理も兄弟を呼んでしました。
 
しかし、私にばかり負担がかかっています。
 
それまでの通院や病状説明、意思決定支援、
内服管理なども、母でもできる方法を
模索しながら一緒にしていました。
 
親を助けたい気持ちでしていましたが、
なかなか耳を傾けてもらえず
 
治療を受けるまでも頑固で
私の言葉は聞き入れない父と
知ろうともしない母への対応に
段々疲弊していきました。
 
お金もないため
細々と費用負担もしていましたが、
私だけするのはおかしいと兄弟に訴えました。
 
少しは改善してはくれましたが、
弟はお金は出さない、面倒なことはしない、
弟の奥さんは奨学金を持たせるような親に
お金の援助はしたくない、
それなら奨学金分は考慮してと怒ります。
 
姉は協力的ですがのんびり平和主義で、
困ったと訴えたときだけする感じです。

父もかなり元気にはなりましたが、
それとともに身勝手な性格が出てきたり、
母も私に任せきりで面会もしません。
 
夫婦でお金や今後の話し合いもせず、
私がうるさい役をするため
段々煙たがられています。
 
私があれこれ考えたり調べないと
誰もなにもしない、
先々の話もしたいのですがのらりくらり。
 
自宅退院も自己破産も生活保護も無理という母を
外の仕事に就いてもらい、家の片付けをし、
病院も他のことも連絡を取り合って
私の身が持ちません。
 
何度か訴えてもその場しのぎで、
ゆくゆくお金が尽きたら揉めるのは必須です。
 
放っておこうかなとも思いますが、
様々な問題だらけで自分達や子供の代に
迷惑かかるのも目に見えています。
  
そのためになんとか対処はしていますが、
私だけ頑張ることにもう疲れました。
 
アドバイスお願い致します。
 
【にゃー・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

にゃーさんのご家族への
献身さと誠実さが伝わってきます。
 
看護師という職業柄、
病むものに手を差し伸べ救う精神は当然のこととして
身についていらっしゃることと思います。
 
 
ご家族は、
身内ににゃーさん以上にできるひとはいないし、
頼りになるのでついつい甘えてしまっている部分も
あるのでしょうね。
 
 
自分ばかりに負担がかかって
不公平だという気持ちが生じるのは当然のことと思いますし、
 
このままではにゃーさんばかりに負担がかかって
ストレスがたまる一方で、
いつか破綻してしまう流れですから
方向転換は必至でしょう。
 
 
まず、にゃーさんに認識していただきたいのは、
にゃーさんはサポートに関して
優等生であるということです。
 
 
ナイチンゲールの精神は
いつでも誰にでも持てるものではありませんから、
にゃーさんはスペシャルな存在であることを
認識していただきたいと思います。
  

その精神を、周囲がもっていて当然と思ってしまうと、
にゃーさんとご家族との意識の落差に
苦しみはさらに大きくなることと思います。
 

みなそれぞれの個性、学びを得た環境など、
限界が異なりますから、
それぞれが限界の中で何ができるかを考慮して
公平に考えてみてください。

 
公平とは、たとえば出費に関してなら必ずしも全員が
同じ額を出すということではなく、
 
経済的にサポートできる人はそうして、
経済的にゆとりのない家族は
他の雑務を担う、ということでも良いわけです。
 
 
弟さんやお姉さんがにゃーさんのように
率先してあらゆる面でご両親のサポートができたに
越したことはありませんが、
 
それが無理ならば、それぞれの事情を汲んで
できることを最大限にしてもらうように
してみてください。

 
たとえば、弟さんの家庭は
奨学金の分は免除してくれるなら支援する
と言っているのであれば、そうしてもらうことです。

 
にゃーさんやお姉さんも
奨学金を自己負担しているなら、
そこはみな同じでしょうが、
 
減額を訴えるということは、
おそらく弟さんだけ自己負担せざるを得ない
家計事情があったのでしょうし、
 
それを不公平と感じていることを
受け取ってあげると良いでしょう。

 
お姉さんは率先してサポートはしなくても、
困っていることを伝えたらサポートするなら、
 
困っていることを伝え続けて
継続的なサポートをしてもらうと
良いのではないでしょうか。

 
毎月継続的にサポートしてほしいと
伝えてみてください。

 
自分に合わせてもらおうとせずに、
相手の状況に合わせて
サポート体制を引き出すことを
心がけてみてください。

 
また、このような時期、家族同士の
緊密なコミュニケーションは大切ですが、
 
感情的にならず、
冷静に話せるタイミングを見計らって、
家族で話し合う時間をつくってみてください。

 
そして、それぞれが
何をどれくらいできるか確認すると同時に、
にゃーさんから何をどれくらいしてほしいかを
具体的に依頼してみてください。
 

もちろん相手にできることとできないことが
あるのは当然だということを知ってください。

 
家族のケアに限界があるなら、
ケアマネと相談して
専門家によるケアの導入をするなどして、
 
家族が抱え込まなくて済む状況を、
場合によっては生活保護も視野に入れての
検討や準備をするのも良いでしょう。

 
大切なことは、口頭でなく、
メールで共有しておくのもよいです。

 
メールも感情的なときでなく、
一呼吸おいて、冷静になったときに、
 
みんな大変な中でそれぞれのベストを
尽くしているのだということを念頭に
思いやりある態度で綴り、送ってみてください。

 
私たちは批判されると感じると
耳をふさぎたくなりますが、
思いやりを感じられると心を開けるものです。

 
思うように協力が得られず、
残念な方向に進んだとしたら、
その結末を体験することも
また学びの機会と受け入れてください。

 
学び方もそれぞれで、究極にふれて
自分たちに火の粉が降り掛かって
はじめて気づくこともあります。

 
にゃーさんがそれを防ごうと一人で奮闘しても、
にゃーさん自身が倒れてしまったら、
結局他の家族メンバーは
にゃーさんなしで対応しなければいけなくなります。

 
そうであれば、にゃーさんが病気になる前に、
その体験をしてもらうこと。
 
できることとできないことの境界線を
きちんと設けておくことは大切です。
 
 
課題を分離して、にゃーさんなしに
周囲が自立せざるを得ない状況をつくって
結末を体験してもらうことで
学んでもらうとよいでしょう。

 
その場合、にゃーさんは
手を出したくなってもぐっとこらえて
見守る忍耐が必要となります。
 
 
最後に、このような時期には
サポーター自身がセルフケアをして
充電しておくことも大切ですので、
 
にゃーさんが自分自身に帰れる時間をつくるのも、
質のともなったサポートを行ううえで
大切な取り組みと割り切って、
リフレッシュできる時間をつくってください。

 
にゃーさんは本当に
よく頑張っていらっしゃると思いますので、
どうかご自身をねぎらってあげてください。

にゃーさんとご家族がこの困難を
乗り越えられることを祈っています。

 
 
ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

shutterstock_383388541

Q:20代長女の恋愛について
ご相談させてください。

長女は、なりたい職業につくため何年も浪人し、
やっと夢を叶える大学に進学いたしました。

卒業まであと一年となり、
自分の娘ながらブレない姿に感心しております。

最近、お付き合いしている方のことを聞き
少し戸惑っているところです。

いわゆる、アプリのようなツールで出会い、
3、4ヶ月は電話などで
お会いすることはなかったようです。

その後、対面し交際が始まったとのことですが、
すぐ同棲(お相手の方の住まいに娘が同居)
しているようです。

娘は初めての恋愛で、彼は年下ですが
結婚を考えていると話しております。

自分の夢を追いかけて努力していた娘に、
支えとなる彼の存在はとても素敵なことですし、
彼女の人生に親であっても
口出しすべきではないと思っています。

ただ、出会いからの現在の関係性のスピードに
心配しかありません。

彼の家から毎日大学に通い、
夕食を作り待っているそうです。
(彼は社会人)

このまま見守っていくのが良いのか、
このモヤモヤした気持ちはただの寂しさなのか、
川畑先生からアドバイスいただけたらと思います。

家族以外に大切な場所、人ができた存在に
やきもちをやいているのでしょうか。

【わく・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

夢を諦めずに何年も努力を重ね、
目標を達成される娘さん、素晴らしいですね。

わくさんも娘さんの頑張りを喜ばしく思い、
応援し、見守っていらっしゃることと思います。

一方で、恋愛については複雑な心境なのですね。

ご長女ということですから、
「我が子の恋愛」も
親として初めての経験かと思いますし、
戸惑いがあるのは当然のことと思います。

私たちは経験のないことには
不安になるものです。

ましてや結婚を見据えたお付き合いとなれば、
人生を左右するものと、
心配も大きくなることでしょう。

まず、わくさんがやきもちから
娘さんの幸せを素直に喜べないのか?
と疑いがある場合は、取り組むべきは、
わくさん自身の内面的な問題の解決であり、
娘さんの行動の管理ではありません。

やきもちは、自分にないものを
相手が持っていることにより生じる感情です。

わくさんご自身が、ご主人との関係を大切にし、
再び愛ある豊かなものにすることで、
心が満たされたなら、やきもちは焼かず、
同じことが娘に起こることを純粋に
望むことができるようになるでしょう。

長年築き上げてきた夫婦のパターンがあるので、
今更関わり方を変えるのは
簡単ではないかもしれませんし、
気恥ずかしいかもしれません。

また、面倒くさいかもしれません。

それでも、それらを乗り越えて
取り組む価値はあります。

どこからでも関係を豊かにすることは可能です。

娘さんの恋愛のスピードに関しては、
政府の実態調査でも、昨今は
アプリをきっかけとした出会いや結婚は
最も多い形態で定番となっています。

政府もそこを支援する方針ですから、
娘さんも現代できわめて典型的な出会いを
体験されているかと思います。

3-4ヶ月メールや電話でやり取りをしてから
対面で付き合い始めているなら、
必ずしもスピードが早いとは
いえないかもしれませんし、
娘さんなりに慎重に、相手との相性を
吟味しているのではないでしょうか。

アプリの出会いは実際に会ってみると
テキストで想像していたのと違って
ケミストリーがまったくはたらかなかった、
ということも多々あります。

結婚したいほど好きになれる人に出会えたのなら
それはラッキーなことかもしれません。

また、信念を持って粘り強く
ものごとに取り組む娘さんですから、
違うものは違うと区別する力も
信じて良いのではないでしょうか。

同棲をすればきっと、
良いところも悪いところも直面するでしょうし、
それらに向き合わざるを得ないでしょう。

結果、合わないと気づけたなら、
それも必要なプロセスで
自分の好みや傾向を把握するライフレッスンです。

成人した娘さんですから、
成功も失敗も自分の責任で
人生の肥やしにしてもらいましょう。

あまり心配しすぎることで
わくさんと娘さんの関係が
ギクシャクすることだけは避けたいですね。

もちろん、親の意見はあくまでも意見として
伝えれば良いです。

それが反対意見で採用されなくても、
そのような意見もあるのだと、
自分の価値と照らし合わせて
学べることもあるはずです。

ただ、幸せの価値観は親子であっても
それぞれということは覚えておいてください。

娘さんが恋愛に飛び込んで
幸せになれたなら祝福して、
傷ついたなら、いつでも戻って
温かく迎えてくれる家族がいることは大切で、
親子の絆を確固たるものにしてくれるでしょう。

心配を完全に止めることはできないかもしれませんが、
心配するのも親の仕事と割り切って、
心配とともに、温かく見守ってください。

 
ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

1209.webp

FROM 川畑のぶこ

あわさん(60代・女性・派遣パート​​)
のご相談にお答えします。

【Q】長女・次女・長男の
3人の子どもがいます。

6年前に突然、長女のインスタグラム投稿で、
罵詈雑言の言葉の嵐を数日間にわたり
受けました。

私の子育て人生30年の全否定であった
その内容に、絶望し、どん底まで落ちました。
私の心は深く傷ついたまま、現在に至ります。

でも、そんな私を救ってくれたのも子ども達、
次女と長男です。長女の言動に呆れ、憤慨し、
家族はそれ以来、長女とは絶縁状態です。

長女の投稿には、「父親も同罪だ」
とだけ触れられていました。
夫とはずっと、あまり心の内の会話は
してこなかったと思います。

長女は、思春期には
それなりの反抗期はありましたが、
大学生、社会人になってからは
時々二人でランチや買い物をしたりして、
私にはとても楽しく幸せな時間でした。
母と娘っていいなぁと心底思いました。

でもそれもポーズ、演じていたのかと思うと、
もっと辛くなりました。

娘には私が重かったのでしょうか。
どん底に落ちていた時は、なんで?どうして?
と原因探しばかりしていました。

大人になって、人間関係も含め、
時に生きづらさを抱えてきたのは、
愛着障害ゆえ、つまり、十分に愛されて
育って来ていないからだというのが、
彼女の言い分です。

でも、私たち夫婦には青天の霹靂でした。
3人それぞれを大切に育ててきたと
思っていましたから。

妹や弟についても全否定で、呆れています。
が、時間が経つにつれて、
こう思うようになりました。

長女は、独り占めの愛情、
もっともっと愛情を欲していたのに、
私が気づかなかっただけ。

私たち親が思う愛情と、
長女が望む愛情が違っていたのかもと。

でも、時は戻せず、子育ての失敗を
悔やまずにはいられません。

それが、インスタでの罵詈雑言に繋がるのか? 
それも育て方の結果でしょうから、
失敗を認めざるを得ません。

長女がこれから先も家族と関わりたくないなら、
それも仕方のないことです。

私の子育ての目標は、
当人が自立した社会人になることでした。
自分の経験から、娘たちは特に、結婚しても
夫に依存しないで生きていってほしいと願い、
育ててきました。

長女は独身ですが、今は安定した仕事に就き、
立派に自立しています。
もうそれで十分です。
親の責任は果たしました。

今後、娘とまた話せるようになりたいとか、
家族になりたいとかは思いません。

ただ、私自身が当時の彼女の言葉の呪縛から
解き放たれるためにはどうすればいいのか?
それが知りたいです。
アドバイスをお願いできるとありがたいです。

【A】いろいろあって、心が離れてしまって、
でも、自分の子どもですから
やっぱり愛し愛されたいし、
親密でいたいですよね。

そんな、あわさんの苦悩が窺える
ご相談です。

頭で割り切ってはいるけれども
心の部分がまだちょっと
ついてこなくて痛い、苦しいという
状態なのかなとお察しします。

3人のお子さんを立派に育てられて、
あわさん、本当に素晴らしいです。

親としては3人同じように
愛情をかけて育てたつもりでも、
子どもというのは皆それぞれ
パーソナリティが違いますから

親の気持ちそのものは同じでも
表現がその子その子で
変わってくることは
あるかもしれませんよね。

また、第一子というのは
親としても初めての子で、
ちょっと気合いが入ってしまう
ということも往々にしてあります。

自分の分身のような感覚で
無意識のうちに期待をしすぎたり、
母親自身が投影されやすい存在
だとも言えます。

長女さんは、あわさんにとって
まさにそのような対象だと思うのです。

そこを長女さんご本人も
敏感に感じ取っていて
苦しくなっていた部分もあるかも
しれませんね。

今からでも遅くはありません。

ぜひ、当時の振り返りをすると同時に
あわさんの正直な気持ちを長女さんに
伝えてみてはいかがでしょうか。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。
ご質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

Apple,Reflecting,In,The,Mirror

Q:12月で29才になる次男が仕事を辞めて
家に戻ってきて6ヶ月になります。

学生時代は陸上部に所属し
高校大学とスポーツ推薦で進学し
賞状やメダル、トロフィーが沢山
家にあります。

勉強、特に数学は苦手でしたが、
好きな科目や歴史宗教関係は詳しく
ニュースに合わせていろんな知識を
聞かせてくれます。

そんな息子が、
僕に合う仕事がない、
やりたいことがない、
と半年も家にいる状態です。

家事を手伝ったり
庭の手入れをしてくれますが、
息子が生き生きと生きてくれることを
何よりも願っています。

仕事を辞める前に
心療内科クリニックへもかかったけれど
得るものがなかったと言っています。

自信を無くした息子に
これからどのように接すれば良いか
教えてください。

【キミ・60代・女性・無職】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

スポーツの世界で
華々しい学生時代を送られた息子さんが、
社会に出て情熱をかけられるものを
見失ってしまったのですね。

そのようなときに、戻れる家があり、
あたたかく迎え入れる母、キミさんが
いらっしゃることは
息子さんにとって大きな救いだと思います。

彼の関心があることに耳を傾けて、
それをありがたく思うキミさんとの関係は
彼が再出発するエネルギーを
つくってくれていることと思います。

今は彼にとって、人生のインターバルです。

どうか、
実家で十分にエネルギーを充電する時間を
つくってあげてください。

たとえ社会でトロフィーやメダルなど
獲得してこなくても、
あなたがただいることが幸せで
大事なことなのだ、
ということが伝わるのは、
何より大事なプロセスだと思います。

確かに、スポーツで活躍しているときは、
躍動感が溢れるので、
いかにも生き生きしている感じが
伝わりやすいかもしれませんが、

歴史や宗教について考えたり
語ったりするとき、また、家事手伝いや
庭の手入れを無心にしている瞬間、

そのことで誰かの役に立てている
という感覚が芽生えたなら、
彼の中には見えない躍動感があるはずです。

ぜひそのような微細な躍動にも
きちんと光を当ててみてください。

もしかしたら息子さんは、
スポーツで脚光を浴びたように
職場で活躍するセルフイメージがあり、
それにこだわってしまったため
辛くなったのかもしれません。

そんな必要はないのだということに
気づけると楽になることでしょう。

新たなセルフイメージを
確立していくことは大事です。

もちろん、今でも学生時代に邁進していた
スポーツが好きなら、
プライベートで楽しんだら良いでしょうし、

好きなことでエネルギーを充電することで、
仕事のストレスも乗り越える
原動力となるかもしれません。

スポーツ以外にも、
前述の興味・関心を含め、
自己充電できる要素を
たくさんもっていることは大切です。

なにかひとつが
うまくいかなくなったときに、
他の要素がそれを補完する必要があります。

ぜひ、息子さんが安らげたり楽しめたりする
話題や活動に誘ってあげてください。

キミさんも一緒に取り組めるものがあれば
それは素敵なことだと思います。

心療内科は医療機関のポリシーや
医師それぞれとの相性もありますから、
たとえ最初に行った医院が
合わなかったとしても諦めずに、
自分に合う医療機関を
見つけることをおすすめします。

いずれにせよ、
今はしばらくゆっくりしたらいいよと、
彼が沈むフェーズを受け入れ、
引き続き暖かく包みこんであげてください。

周囲からの(見えないもの含む)圧力による
現状への抵抗がある限り、
彼のもがきも継続するでしょうが、
それらがなくなったときに、余計な力が抜けて、
自然と浮上してくることはよくあることです。

キミさんご自身も、自分の時間を大切にしつつ、
ずっと続くことはないかもしれない
息子さんと一緒の時間を
彼の病気の恩恵としてぜひ味わってください。

 
ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

Side,View,Young,Woman,Looking,Away,At,Window,Sitting,On

Q:23歳の娘のことで相談させていただきます。

浪人、留年をして現在医療系大学の4年生、
あと2年あります。

自宅から電車通学していますが、
入学当初から1人暮らし希望でした。

第一希望の学校ではなく、
合格していた他県の大学に行きたかったのに
私と夫が近くの大学を勧めた経緯があります
(無理強いはしていませんし、
最終的に決めたのは本人です)。

マイペースで部屋が片づいた状態は見たことないし
何事も時間ギリギリで動くタイプです。

私と夫は割と勤勉なほうだと思うのですが、
娘には勤勉さは見られず究極のめんどくさがりです。

入学後すぐ相談もなく居酒屋のバイトを始めて、
その頃から出かける際に
行き先を告げることを嫌がるようになりました。

干渉するつもりはないし、普通に、
家族に出がけの挨拶をするべきだと
何度か話したりするうちに、
私達を無視するようになりました。

それから今日まで、
会話らしい会話はほとんどありません。

留年したり事故を起こしたり、本来なら
親とはいえ頭を下げなければいけない状況にも関わらず、
不機嫌な顔で無視し続けています。

話しかけて無視されるのは、我が子でも
とてもイヤな気持ちになりますが、
親なのだから話しかけて近況を尋ねたりはしています。

最近、話しているとすぐ泣くようになりました。

怒っていないし何もきついことは言ってません。

大学生活が順調なのか心配なので尋ねただけで
涙ぐんだりしています。

先日、夫が進級できるか心配して
部屋に呼んで話していると、
口を開けて声を出して泣きながら
鼻水とよだれを流して嘔吐し始めました。

呼ばれて行った時はあまりの状態で驚きましたが、
何かあったのか、何かあれば聞かせて欲しいと
抱きしめて聞いても何も答えません。

娘は「感情失禁」ではないかと思うのですが、
私たちには絶対に心を開かないし、
どうすればいいかわかりません。

娘に対する接しかたを教えていただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

【アリエス・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

娘さんがとてもお辛い状況にあることが
伝わってきます。

アリエスさんが親として心配されたり
戸惑われたりするのも当然のことと思います。

娘さんの状態を見る限り、
相当のストレスがたまっていることがわかりますし、
きっと、親には言えない悩みや不安があるのでしょうね。

親としては心配なので、
なんでも聞いて相談に乗ってあげたいでしょうし、
解決に導いてあげたいと思うかもしれませんが、
これまでの娘さんの態度を見る限り、
もしかしたらそのようなアプローチが
逆効果になっている可能性もあります。

すなわち、失敗させないためのアプローチに
辟易している可能性があります。

中学や高校になる頃は、
まだまだ親から経済的支援は受けつつも、
心理・社会的には親から離れて、
失敗を含めて、何でも自分で試してみたい
自立の時期であり、それは健全な成長の証です。

一人暮らしを望んだり、親を無視するのも、
自分を管理し、自立心を妨げるものを
排除する姿勢からでしょう。

また、大学生4年生であれば
年齢的にも成人ですから、行きたいところに
親の許可なく行きたくて当然ですし、

たとえば、いちいち
「好きな異性ができたのでその人と出かけてきます」
などといった報告をするのは
稀なケースではないでしょうか。

親に秘密があることも健全な歳です。

思春期からの親の子に関わる基本姿勢が、
「大丈夫! 若いときにはたくさん失敗して
 学んでごらん!」
という信頼感ベースの姿勢なのか、

それとも、
「そんなことしていると失敗するわよ!」
と失敗させない(失敗を許さない)
不信感ベースの姿勢なのかで、

親子関係は大きく変わりますし、
子どもの自己肯定感にも影響を与えます。

子どもたちも私たちと一緒で、
大切な親や友人からは、
失敗も含めて信頼してほしいし、
認めてもらいたいものです。

当然ながら、
心配ベースであれこれ訊かれることは、
「あなたは大丈夫!」ではなく、
問題探しの姿勢であり、

「今のままではあなてはダメ!」という間接的な
メッセージ=「あなたを信頼してませんよ」
という証として伝わってしまうこともあります。

親からすれば、
愛があるからこそ心配するわけですが、
子どもからすると、煩わしいわけです。

片づけられないとか時間にルーズなのが、
その子のパーソナリティや
発達のユニークさからきている場合、

それが問題なくできる親の正しさから責めることは、
子どもにとって、ときとして拷問のようになってしまう
こともあるので注意が必要です。

親の助言やサポートは、娘さんが困っていて、
自ら助けを求めた場合に機能しますが、
本人がそれを失敗とも思っておらず、
困ってもいない段階では機能しないどころか
関係性の悪化を招いて
悪循環に陥ってしまうこともあるのです。

また、親から言われることはしたくないが、
第三者から言われるとする、ということもありますから、
そのタイミングを信頼することも大事かもしれません。

娘さんが辛そうなら、
カウンセリングや専門機関を訪れることも大切です。

ぜひ、正しさよりも、子どものユニークさに、
愛ある関心で寄り添う姿勢を大事にしてみてください。

いま、アリエスさんが娘さんに対して
親としてできることは、

「困っていることがあるなら何でも言ってね」
というオープンさであり、
根掘り葉掘り聞き出して
問題を解決することではありません。

それよりは、娘さんが安らげたり、
楽しめたりする話題や行動を
共有することを心がけてみてください。

私たちは、相手が自分の問題探しをしようとしている、
と思うと緊張しますが、
私に愛と関心を持っていて一緒に楽しもうとしている、
と思うとリラックスでき、相手にも心が開けるものです。

アリエスさん(お母さん)が、
娘さん(自分)の状態にかかわらず
おおらかでごきげんでいる姿勢は、
娘さんに自信と安心感をもたらすことと思います。

そのためにも、アリエスさんご自身が
日頃からリラックスできたり楽しめたりすることを
見つけて取り組んでみてください。

するといずれ、そのような状態を
自然と娘さんともシェアできるようになり、
娘さんもそんな時間を愛しめるようになるかもしれません。

娘さんとアリエスさんが試行錯誤しながらも、
それぞれの道を切り開けますように。

 
ーーー

★私が私に還る場所
ーマインドフルネス×断捨離リトリートin指宿

温泉と大自然に囲まれた環境で
自分をもてなそう!

やましたひでこ&川畑のぶこ ほか講師 
詳しくはこちら

https://ibusuki-retreat.peatix.com

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

1007.webp

FROM 川畑のぶこ

今日は、ミーママさん(60代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】36歳会社員、独り暮らしの娘
についての相談です。

8年前、結婚した頃から給料や貯金も
使ってしまう生活をしており、
その後、適応障害になりました。

4年前に離婚。実家に戻り、半年間静養したのち
復職し、仕事は問題ないのですが、

3年前に、リボ払い200万が払えないと相談され
私が建て替え、昨年全額返済済みです。

同時に、私が通帳とキャッシュカードを
管理して、娘は毎月決まった額の生活費
だけを使う形にしました。

それでは足らないとダブルワークを
していたようでしたが、
私はそれについては敢えて触れずに
見守っていました。
その結果、蓄えもできました。

このままいつまでも私が管理するのも
よいことではないと思う一方で、
お金が自由になればまた買い物を
し過ぎることになるかもしれないとも思い、
娘を信頼するべきかどうか、悩んでいます。

【A】ミーママさんの
母心あふれるご相談です。

娘さんが8年前に結婚した頃から
この状態が始まったとのこと。

その前はそのようなことがなかった
とすると、結婚というものが
ストレス要因になった可能性はありますね。

心理学者のホームスズとレイが
「ストレススケール」というものを作っています。

ライフイベント(生活の出来事)ごとに
ストレスのレベルを数値化したものなのですが、
結婚というのも、かなり高いストレススコアに
なっているのです。

結婚というと、幸せになるもので、
ストレスとは無縁のような感じもしますが、
そうではないんですよね。

いわゆる異文化の者同士が
それぞれの価値観を持って一緒に住む
わけなので、環境がガラッと変わり、
摩擦が生じるんですね。

娘さんにも、結婚当初に何らか
摩擦やストレスがあった可能性があります。

もし、ミーママさんがまだその辺りを
ご本人から聞いていらっしゃらないのであれば、

娘さんがそれを話せるようなオープンな
空気を作ってあげるとよいですね。

実際の金銭面でのサポートについても
私なりのアドバイスをさせていただきます。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。
ご質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

Two,Faces,Over,Red,And,Green,Background

Q:こんにちは。
いつもメルマガを拝読しております。
気付きと学びを与えて下さりありがとうございます。

私の悩みは友人とのことです。
約1年前に10年来の友人と縁を切りました。

家族ぐるみの付き合いでしたので子ども同士も仲が良く、
共通の友人も多かったのですが
どうしても友人のコトが嫌でした。

話をすれば自慢話か人の噂話、夫の愚痴。

人の家庭の事情を詳細までペラペラと話すので、
我が家のことも話しているんだろうと思うと嫌になります。

色んな事を教えてもらって沢山お世話になり、
実際に助けてもらったこともあって
感謝はしているのですが恩着せがましいです。

何度もお礼を言ったことを繰り返し話題に持ち出し、
その度にまたお礼を言わなければならないのか、、、
と憂鬱になります。

少し年上なので「私の方が先輩だぞ」と
冗談ぽくですが釘を刺してきます。
上から目線で、どこか上下ある関係が嫌でした。

きっと本当は自分に自信がなく、
承認欲求の表れなんだろうと思います。

私は何を言われても明るく受け流していましたし、
褒めて欲しそうな事はすごいねとヨイショして
反論もしなかったので
一緒にいて気持ち良かったんじゃないかと、
依存されていたように感じます。

貸した持ち物に関しても
「あなた達は他のも持っているから いいよね」
と言って何年も持ったままで返すつもりがないです。

ちゃんと相手に「返して」と言うべきだったのですが、
友人の旦那さんからも
「助かっている」というような事を言われ、
私の夫も
「返してとは言えなくなっちゃったな」と言います。

自分の家の不用品はうちに持って来て
押し付けようとするのでモヤっとします。

一緒にいると疲れてしまうのに、
誘いがあれば我慢して応じてきました。

私が体調不良になった時、
そっとしておいて欲しかったのに会いたいと言われ、
こんな時まで気遣いではなく
自分の希望を言ってくるのかと思って
限界を迎えてしまいました。

距離を置くつもりでしたが、
メールに返信せずに無視していても
今度はSNSからコメントしてきたりして、
カっとなりついにブロックまでしてしまいました。

あちらは一体何があったんだと
驚いていると思います。

子ども達は、幼馴染である友人の子どもが大好きで
「会いたい」と何度も言われたのですが、
「また今度ね」と誤魔化していて
最近は諦めたのか言わなくなりました。

私の都合で大事な友達を奪ってしまったことには
申し訳なさを感じ、自分がした事は
間違っていたのではないかと悩みます。

まだ幼いので子ども同士で連絡を取り合って
会うことはできません。
理由を伝えるのは子どもに負担だと思いしていません。

私はme firstで、まず自分を守る。
嫌な相手との縁を切り、
不要不適不快な人間関係を断捨離したんだと
自分に言い聞かせていますが、

度々思い出しては
相手を傷付けたんじゃないかと罪悪感を感じ、

いやあんな嫌な事をされた、
あんな人達とは縁を切って良かったんだと
思ったりの繰り返しですっきりしません。

ほぼ毎日一度は思い出します。

私はme firstを
履き違えてしまったんでしょうか。

自分も相手も成長する為に
必要な痛みなんだと思う日もあれば、
ちゃんと相手に嫌だったことを伝え
コミュニケーションを取る必要があったのか?
と悩む日もあります。

復縁したいとは思っていません。
30代をずっとつるんできた
共依存のような悪縁を断ち、
40代は違う生き方をしてみたいと
前向きな気持ちでしたことだからです。

なのにこのモヤモヤは何なのか。
嫌いだと思っている相手は実は好きの裏返し?

相手の中に自分の嫌なところを見るようで、
それが嫌なのだという気持ちもあります。

自分の心は私に何か伝えようとしているようですが
それが何か分かりません。

私の行動は間違っていたのでしょうか。
私の勝手で子どもや夫の友達まで
奪ってしまったのは罪でしょうか。

アドバイスいただけると嬉しいです。

【ヒルトン・40代・女性・育児休業中】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

長年家族ぐるみでお付き合いのあった
友人との関係を断つというのは
苦渋の決断だったことと思います。

子どもたちの仲が良いのであればなおさらですね。

ご自身の健やかさと子どもたちの笑顔の
どちらをとるのか…ヒルトンさんの揺らぐ心が
手に取るように伝わってきます。

まず、ヒルトンさんにとって
友人の行動や態度がこの上なくストレスで、

ヒルトンさんの日常に支障をきたすレベル
(気がつくとそのことばかり
考えてしまってモヤモヤが晴れないetc)
であったなら、
それに対する対処は不可欠です。

今回、ヒルトンさんは適切な対処、
すなわち、適度な距離を取るということを
されたと思います。

距離のとり方やコミュニケーションに関しては、
やりかたはさまざまでしょうが、

今回ヒルトンさんが返信をスルーするようになったり、
SNSをブロックするという、
比較的強硬な手段に出たのも、
そうならざるを得ない状況であったのでしょう。

病気のヒルトンさんに配慮せず、
我を通すのは限界を超えた行為といえます。

病気のとき私たちは無理がききませんし、
通常なら対応できることが
ままならないことも多くありますから、
とつぜんコミュニケーションが絶たれることも
正当化されるのではないでしょうか。

私も臨床ではよく患者さんに、
比較的大きな病気になったときは
「人生の人事異動」があるとお伝えします。

誰が真のサポーターなのか、
人間関係の本質が浮き彫りになるのですね。

ヒルトンさんも、友人ってなんだろう?
これは友人といえるのか?
と振り返る良い機会が与えられたでしょうし、
その結果と思います。

友人とは本来互いに助け合い、満たし合い、
思いやる関係であるべきです。

今回、そのバランスがいびつに崩れ、
ヒルトンさんばかりに負担がかかる関係に
なってしまったのなら、
それは真の友情ではなく都合の良い関係だったと
いえるのではないでしょうか。

子どもたちの気持ちについては、
罪悪感を刺激されるのは当然のことと思います。

しかしながら、母親のメンタルを犠牲にしてでも
子どもを尊重することは、
目先の子どもたちのニーズは満たすものの、
長い目で見ると必ずしも得策とはいえません。

ヒルトンさんからすると、
子ども同士の個々の視点に
重きをおいていることと思いますが、

私たちは、個々をとりまく社会的な関係も含んで
何が健全かを考慮する必要があります。

友達と自分では問題がなくとも、
友達家族と自分の家族とで問題がある場合、
子どもがその不安定なダイナミズムの
犠牲者になる可能性もあるのです。

母の心身の状態が
良好でごきげんであることは、
子どもの健康にも大切なことです。

お友達と楽しく過ごしたのち、
帰宅すると母親の体調や機嫌が悪くては、
幸せも相殺されてしまいます。

子どもは新しい友達をつくる機会が
与えられているかもしれませんし、
自分も家族もごきげんでいられる友ができたなら、
それに越したことはありません。

また、ヒルトンさんの課題としては、
今回のように限界ギリギリまで我慢をして
突然切るというやり方ではなく、

日頃からご自身の気持ちをアサーティブに伝える術を
身に着けていくことも大事だと思います。

アサーティブなコミュニケーションとは、
自分の意見や感情を率直にかつ適切に
表現しつつも、相手の権利や感情も尊重する
コミュニケーションスタイルのことです。

ヒルトンさんが、自己主張をしながらも
友人に対して決して攻撃的にならない、
しかしながら、受動的にもならない、
バランスの取れたコミュニケーションです。

アサーティブなコミュニケーションの
特徴には、

率直
(ヒルトンさんの気持ちや意見を
ごまかさずにストレートに伝える)、

対等
(ヒルトンさんと友人のあいだに上下をつくらない)、

誠実
(ヒルトンさん自身にも友人にも
嘘偽りなく素直な気持ちを伝える誠実さ)、

自己責任
(ヒルトンさんが自分の言動に責任を持つこと
=言葉を飲み込むと決めたのも自分)

の4つの要素があります。

このように、相手を尊重しつつも、
自分の感情を認識しながら、
自己表現を大切に、非攻撃的に伝えるすべを
身に着けることを心がけてください。

このような姿勢から
子どもたちが学ぶものも多いはずです。

応援しています!

ーーー

 

★大自然に抱かれ
「いま・ここ・わたし」を大切にする3日間
マインドフルネス×断捨離リトリートin指宿
やましたひでこ&川畑のぶこ他講師陣

詳細はこちら

https://ibusuki-retreat.peatix.com

 

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

0923.webp

FROM 川畑のぶこ

今日は、海さん(50代・女性・整体師)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
いつも楽しみにしております。

私は幼少期から複雑な家族問題に
悩まされてきました。

同居の祖父は酒乱で暴力的、
叔父は引きこもりでゲーム中毒、
父親は女性蔑視で暴力的、
母親は不機嫌で人格否定的でした。

家庭は安全な場所ではなく、
常に恐怖に怯えながら
生活していました。

学校では優等生と人気者を
演じていましたが、
誰にも本当の悩みを打ち明けられず、
心が壊れそうでした。

10歳頃には
父親の暴力から逃れるため、
意識を体から分離する技術を
身につけたり、

生きたいと願うよりも
早く人生を終わらせたいと
思うようになったりしました。

24歳で家を出て会社員として
働き始めましたが、人間関係に疲弊し、
世界への不信感を抱えていました。

27歳で結婚しましたが
夫は嫉妬深く、
金銭感覚がルーズで、暴力的。

3人の子どもを産みましたが、
夫は子どもたちに
私の悪口を吹き込みました。

夫の借金1000万円以上を
返済した後、突然、
家を追い出されました。

調停を申し立てましたが
「ママは悪いママ」と
洗脳されていたため、
子どもたちは父親を選択。

さらに調停中、
夫が子どもたちを連れて
行方不明になったため、

子どもの安全を考え
私は全ての権利を放棄しました。

離婚後、一人暮らしをしながら
養育費を払う生活が続きましたが、
7年後に元夫が再婚し
3人の子どもが戻ってきました。

子どもたちは
心身ともに疲弊していましたが、
3年かけて元気を取り戻しました。

現在50歳。
子どもたちが無事に戻り
幸せを感じる一方で、時折、
虚しさや無気力に襲われます。

教育費の心配や
体力の衰えも感じています。

子どもたちは
私の幸せを願ってくれますが、
男性を信じることができません。

残りの人生、怒りや悲しみを手放し
明るく前向きに生きていくための
アドバイスをいただけますでしょうか。

【A】海さん、とても大変な人生を
切り拓いて来られたのですね。

同情の気持ちと同時に
尊敬の念が湧いてきます。

海さんの中に
いろいろなトラウマがおありですね。

辛い体験があって
それを心に収めておくことができず、
自分自身を意識から分離させることを
心理学用語で「解離」と言いますが、

お父さんの暴力などで、その解離が
起こらざるを得ないような状況が
続いていたようですから、

海さんが男性を怖いと思うのは
仕方のないこと。その感情や感覚を
今すぐどうにかしようと思わなくて
よいのです。

それよりも、今起きていることで
好ましいこと、ありがたいことに
意識を向けるようにしてみること
をお勧めします。

ずっと離れ離れになっていたお子さん
たちが戻ってきたということは
本当に喜ばしいことですね。

これまでの海さんの忍耐強さと心の広さ
が実を結んだのだと思いますから、

今はお子さんたちとの時間を十全に味わう
ことに、ぜひ意識を向けてみてください。

今ある喜びにしっかり目を向けていく、
感謝できることに注意を向けていくことで、
その延長線上に未来がありますし、
 
時間の経過とともに
怒りや悲しみが徐々に薄れていき、
消えていくこともあります。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。
ご質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko