親子関係

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Q:高校1年の息子のことでアドバイスをお願いします。

小6の時にゲームの課金で5万使った事があり、
この時は私のクレジットカードが登録されたままに
なっていたので私の失敗でもありました。

もうしないと約束しましたが
息子が中2の時に20万課金に使われました。

この時は私のバッグからクレジットカードを見つけ
勝手に使用していました。

ごめん、もうしない。と約束するのですが、
その後も高1から持たせたスマホで
課金できない設定にすると、
今度は私のスマホのまとめ払いを使い
課金や買い物をしました。

スマホを回線停止にしても自分で解除し、
使えないままを装いながら
課金や買い物を続けていました。

先月2万円近い買いものをしていて、
息子と言い合いになりスマホを解約すると、
取っ組み合いの喧嘩になりました。

息子は中学で不登校だったので、
行かないというアピールが一番響く
と思っての行動だと思います。

「学校を休まれてもスマホを返すつもりはない、
行かずに困るのは母ではなく自分だろう」
と言うと「分かった」とは言いますが、
日中寝て夜はパソコンでゲームをしています。

このまま行かないのであれば
パソコンも片づけることにしています。

どのように対処すれば息子の行動を
改めさせることができるのかご助言ください。

【くたびれ母さん・40代・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

くたびれ母さんの苦悩が伺えます。

対処の仕方に関しては、
ゲーム自体に罪はないので、
対処の仕方は段階にもよると思います。

息子さんの場合、依存症のリスクも考慮して
対応されるのが良いと思います。

昨今では、WHO(世界保健機関)が
ゲームをすることが制御できず、
他の生活上の利益や日常の活動よりも
ゲームをすることが優先され、

生活や学業に支障が出ても
ゲームがやめられないような状態は、
「ゲーム障害」として以下の診断基準を定めています。

・ゲームのコントロールができない
・ ほかの生活上の関心ごとや
 日常の活動よりゲームを優先する
・ 問題があるにもかかわらずゲームを続ける  
・ 個人・家族・社会における
 学業上または職業上の機能が果たせない

といった状態が12ヶ月以上続く場合、ただし、
小・中学性では短期間で重症化しやすい傾向がみられます。

兆候としては、

・ 使用時間がかなり長くなった
・ 夜中までゲームを続ける
・ 朝起きられない
・ 絶えずゲームのことが気になる
・ ゲーム以外のことに興味を示さない
・ 注意すると激しく怒る
・ ゲームの使用時間や内容などについて嘘をつく
・ 課金が多い

というものが挙げられ、
息子さんもすべてに当てはまるのではないでしょうか。

日本では中高生の93万人がネット依存で、
うち90%がゲーム依存という統計があります。

この場合、アルコール依存やギャンブル依存と同じように、
意志の力ではどうにもならず、脳神経学的な問題が考えられます。

ゲームは外の社会とちがい、手軽に「報酬」が得られるのが魅力です。

するとドーパミンという快楽物質が放出され、
この刺激をより多く求めるようになります。

ずっとゲームを続けていると、耐性ができてしまい、
少しの報酬では足らずに、脳はもっと多くの報酬を得たいという
衝動に駆られるようになります。

「わかっちゃいるけどやめられない」状態です。

おそらく、息子さんもやめられるならやめたい、
けれどやめられないのではないでしょうか。

ゲームを取り上げるというのは
対症療法的には効果があるかもしれませんが、
根本解決にはならないでしょう。

繰り返し、悪いのはゲームそのものではなく、
ゲームとの関係性が不健全になってしまったことですから。

彼が、自分の喜びの時間を
ゲームのみに依存せざるをえなくなった動機を
深く理解した上で向き合わなければ、
ゲームの取り上げはいたちごっこに陥ることでしょう。

ゲーム以外に日常(人生)に喜びを見出すために何ができるか。
人とのつながりを取り戻すために何ができるか。
大きなテーマですね。

このような状況で、母親ひとりで対処するのには限界があります。

専門家含む、周囲に助けを求めて、
連携して問題に向き合う姿勢を育んで欲しいと思います。

まず、息子さんと一緒に、
ゲーム障害の理解を深めることは大事かと思います。

これは専門家のカウンセリングなどでも理解を深められるでしょう。

そして、必要であれば、デイケアや入院治療もあります。

デイケアや入院などでは、同じような問題をかかえる仲間との
分かち合いの時間もあり、
このようなシェアは依存症に有効であるとされています。

孤独も依存症を進行させる原因のひとつです。

分かり合える仲間とのつながりは依存症を乗り越える力になり得ます。

ゲームで息子さんが人生を台無しにすると恐れているかもしれませんが、
困難を乗り越えることは可能ですし、
息子さん(や人間)を理解するよい機会ともなると思います。

私の知人には息子さんがひきこもりから
ゲームを通じて世界を広げていったケースもあります。

困難の中にも、彼がこのプロセスから何を学び取れるのか、
愛ある好奇心も持って、寄り添ってあげてください。

何より、彼のそばに、このように
彼を心配する愛情深いお母さんがいるのは幸運なことです。
  

ーーー

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200210

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、サムさん(60代・水泳コーチ)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
認知症の義母のやることが嫌でたまりません。
 
16年前、夫の転勤で関東から関西に来ました。
夫の両親が近所に住んでおり、2年間、義母と共に義父の介護をしました。
それからだんだん義母の認知症が進み、一昨年、夫が定年したのと同時に、
義母の家に引っ越しました。

食事中に痰をゴロゴロ言わせて、ペッとお皿やゴミ箱に吐くのをずっと続
けています。食後でも、いつでもやっていて、私は一緒に食事をとること
ができず、一人で2階で食べています。

夫は、老人ホームには入れるつもりはなく、義母も自分の家で家族に看取
ってもらいたいと、話していました。

私は義母に嫌悪感しか持てなくなり、いつまで続くのかと、毎日、憂鬱な
気分です。私が出て行けばよいのか、我慢する方がよいのか?
夫とも、義母のことでは全く折り合わず、悩んでいます。
~~~~~~~~~~~

介護をしていると、自分の時間が取りづらくなくなったりして
ニーズが満たされなくなってくることがありますね。
介護していなくても、同居するというだけでも
プライベートな時間はかなりなくなってくるのではないでしょうか。

そして、これが自分の親であれば気を抜いたりすることもできますが、
夫の母親ということで、ないがしろにはできない、ちゃんとしなくては、
というような気負いもあったりするとストレス度合いも高くなりますね。

お義母さんが食事中に痰をゴロゴロ言わせるとか、ペッと吐いたりすると
いうことは、もちろん生理的に嫌悪感を抱くことではあるかもしれないの
ですが、これはもうあくまでもトリガーにすぎず、サムさんはもしかした
ら、お義母さんの行為だけではなく、その行為の背景にある流れ自体に
嫌気がさしているのではないでしょうか。

どうでしょう? お義母さんの行為自体が問題なのか、そもそもの関係性
が問題なのか、どちらだと思われますか?

これまでたくさんの我慢をしてこられたでしょうし、今後も我慢をすれば
よいのかと考えていらっしゃるようすが、ご家族のケアをされる日々は、
サムさんご自身の大切な人生でもあるのです。ご自分のこともしっかり
ケアしてくださいね。

この機会にぜひ、改めてご主人と膝を突き合わせて話し合いをされ、
サムさんも納得したうえで、取り組まれることをお勧めします。

ご主人への話の仕方についてのポイントもお伝えしますね。
  

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:結婚20周年を迎えた子供3人と暮らす、5人家族です。
この先が不安です。
というのは、結婚15年経ってからの夫の変貌ぶりです。

元々私は時間にルーズで整理整頓が上手に出来ません。
やろうとしても空回りばかりです。

主人との結婚前、お付き合いは7年しました。
そのころも時間にはルーズ、
しかしながら文句一つ言われたことがなかったのです。

結婚生活が始まり子供が産まれ
優しい夫であり父親だったのですが、
15年経った47歳の頃から、
時間、整理整頓に関して口うるさくなり、
しまいにはキレ気味で怒り出します。

今まで家の整理整頓をした事がなく急にやり始めたのです。

子供に対しても口調がキツく、
それを聞いてるだけでストレスになります。

最近は主人に気を遣って生活している自分がいます。
主人を怒らせないようにと。

子供は上が17歳になろうとしています。
夫婦間を微妙に察する年でもあります。

アドバイスをお願いします。

【いち・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

これまで口うるさくなかったご主人が、
時間や整理整頓に関して口うるさくなったのですね。

まずご主人の前に、いちさんご自身は現在のご自身や
お子さんたちの時間や整理整頓に対する姿勢は
OKと思っているでしょうか?

理想とまではいえなくとも、
問題なく社会生活を営めるレベルと思っているでしょうか。
それとも、改善の余地はあると思っているでしょうか。

ご主人がここで変化してきたことに関して、
彼が変わってしまったとも取れますが、
ご主人を取り巻く環境が変わったことに対するストレスかもしれません。

おそらくは、家族5人で生活をして月日がたち、
家の中のモノの量は結婚当初に比べ
何倍かに膨れ上がっていませんか?

結婚当初くらいのモノの量であればまだしも、
現在の量は許容範囲を超えたということではないでしょうか?

またそれに連動して、子どもの頃であれば
許容できた時間やモノに対するルーズさが、
お子さんが成人に近くなることで、
きちんと社会に適応できるように心配する親心から、
ご主人は咎めるようになってはいませんか?

彼が豹変して口うるさくなったのか、
それとも彼を取り巻く環境が変化して、
彼の許容範囲を超えてしまったのか、
もういちど振り返ってみてください。

結婚当初の家の中の写真があれば、
現在の状態を写真に撮って見比べてみてみるといいです。

どうでしょう?変化に気づくでしょうか?

もし変化に気づいたのなら、改めて、家族全員で、
家の中のモノの量(散らかり具合)の許容範囲が
それぞれどれくらいなのか、そして、みんなが
どのような空間で日々を過ごしたいと望んでいるのかを
話し合ってみてください。

いちさんやお子さんたちも、
改善の余地はあると認めるのであれば、
断捨離に取り組まれることを強くお勧めします。

身のまわりのモノの量が多ければ多いほど、
脳内の情報処理速度は落ちます。

部屋がパツパツだと頭の中もパツパツなのですね。

モノを管理したり探したりする時間も増え、
時間がかかるようになります。

断捨離とは選択と集中です。

これができるようになると、物事の優先順位もつけやすくなり、
時間の管理にも変化がでてくることでしょう。

「あれもこれもぜんぶ」の忙しい日々ではなく、
「選び抜かれた少しのもの」に囲まれた、
清々しくゆとりある空間で過ごす
ご自身と家族をイメージされますように。

不要・不適・不快なモノが空間から減ると、
不安も減ることでしょう。
            
  

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Q:26歳になる一人娘のことで悩んでいます。

一人っ子だったので、どうしても
手を出しすぎた育児だったと思います。

おかしな表現ですが、常に親のフォローのもと、
過ごしてきたように思います。

それでも大学は親元を離れ4年間過ごしましたので
少しは生活力を身につけてくれたかと思いましたが…

まず片づけ、整理整頓が全く出来ず、
個室の部屋は足の踏み場もありません。

見かねて私が片づけたり、一緒に片づけたりしても、
すぐ元に戻ってしまいます。

諦めて手を出さなければ、
ますますエスカレートするばかり。

私に似たのか、仕事が遅く要領も悪いです。

私自身も「断捨離」の「だ」の字も出来ない状態ですが、
これまで生きてきて、
それなりの要領を得て日々過ごしております。

娘は仕事も忙しく
(要領が悪いせいも多々あると思います)
朝早くから出勤して帰りも夜遅く、
疲れきっているところに、
部屋を片づけなさいとはなかなか言えず、
そのくせ休日は予定を入れて出掛けています。

お恥ずかしいですが、これでは
ただだらしないだけなのではと思います。

料理もほとんどせず、
働いてお給料はいただいてきておりますが、
それも親のバックアップがあってこそであって
生活力が全くありません。

このままだと世間でいわれている、
8050問題を想像してしまいます。
アドバイスをお願いします。

【ちさと・50代・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ちさとさんの親心が伝わってきます。

娘さんが片づけができずだらしない、
これで社会人として、
ちゃんとやっていけるのかとご心配なのですね。

そして、子供の頃に母親であるちさとさんが
手を出しすぎてしまったのではないかと、
後悔されていらっしゃるのですね。

育児は万人にとっての正解はありませんし、
本当に子どもひとりひとり個性がありますから、
ちさとさんはその当時、
いちばん娘さんに近い存在として、
持ちうる知識も感覚も最大限にはたらかせながら、
ベストをつくして育児をされていたことと思います。

親が手を出しすぎたかどうかはわかりませんが、
娘さんは、本当に親の手が必要な子だった可能性もあります。

親が手を貸さなければ、彼女の生活が機能しない
局面もあったかもしれません。

そして、それは必ずしも娘さんがだらしない性格
だからとは限りません。

ちさとさんは、娘さんの状態に関して
ADHD(注意欠如・多動性障害)という
発達の障害を疑ったことはあるでしょうか?

もし、情報も乏しく、そのような観点から
娘さんの問題をとらえたことがないのであれば、
いちど受診してみることをおすすめします。

ADHDというのは、その日本語訳の通り、
注意が欠如してしまう人、多動の人で、
そのことで社会的な生活を健全に営むことが
難しくなってしまう障害で、
脳の機能によっておこる障害です。

性格やだらしなさから起こるものではありません。

病理がそうさせるので、必要なのは
性格を変える努力や戒めではなく、治療です。

ADHDの症状として、注意欠如に関しては
以下の症状が認められます。

1)学業、仕事、または他の活動中に、
 丁寧に注意を払うことができなかったり、
 ケアレスミスをしたりすることがときおりある

2)課題に取組んでいるときや遊んでいるときなど、
 注意を維持することが困難になることがときおりある

3)話しかけられても、心ここに在らずで、
 ちゃんと聞いていないように
 見えることがときおりある

4)指示にきちんと従えず、学業、用事、
 職場での任務を遂行できないことがときおりある

5)物事の優先順位を決めることが
 困難なことがときおりある

6)精神的な努力を要する課題に
 継続して取り組むことが苦手である

7)ものを無くしやすい

8)外部からの刺激ですぐに気が散ってしまう

9)約束や用事を忘れやすい

多動性および衝動性に関しては:

1)手足をそわそわと動かしたりトントン叩いたりする。
 またはいすの上でもじもじすることがときおりある。

2)席についている必要がある場面で、
 じっと席についていることができず
 離席することがときおりある。

3)不適切な状況でしばしば
  走り回ったり高い所へ登ったりする
 (青年や成人の場合は落ち着きのない行動など)

4)余暇を静かに過ごすとができない

5)駆り立てられたように
 衝動的に行動することがときおりある

6)しゃべりすぎることがときおりある

7)相手の質問が終わる前に
 答え始めることがときおりある

8)自分の順番を待てないことがときおりある

9)他人を妨害したり、邪魔したりすることがある
 (青年や成人の場合は横取りや口出しなど)

不注意の項目も、多動の項目も、
それらの症状のうち子どもでは6つ以上が、
青年期後期および成人(17歳以上)では5つ以上が
6カ月以上持続したことがあり、

その程度が一般的な発達の水準に不相応で、
社会的および学業や職業の現場で
悪影響を及ぼすレベルであることが目安となります。

ADHDの場合、
問題意識や取り組みたい気持ちはあっても、
課題を遂行することが難しくなります。

優先順位を決められませんので、
資料や持ち物を整理しておくことも難しくなるでしょう。

また、さまざまな作業も乱雑でまとまりがない
という問題もおきます。時間の管理が苦手で、
締め切りを守るのも難しいので、
混乱に拍車がかかります。

また、多動の場合、過活動で、
家でじっとしていることができませんから、
外に出ることも多くなります。

すると片づけの現場にいることができないわけですから、
さらに片づけは難しくなるわけです。

このように、
神経学的な発達の問題でおきている障害である場合、
個人的な努力・忍耐・根性などの精神論で解決しよう
としても難しいということを知っておいてください。

ADHDである場合、まずは障害の理解を深め、
治療(薬物療法、環境調整、認知行動療法など)
に取り組んだうえで、断捨離に取り組めたのなら
理想的かと思います。

絶対的なモノの量を減らしたうえで、
タスク(TO DOリスト)を書き出すなどして、
するべきことを見える化することも効果的でしょう。

昨今ではADHDに関する情報や書籍なども
手に入りやすくなっていますので、
ちさとさんもぜひご自身でも検索してみて、
わかりやすそうなものを入手されることをおすすめします。

娘さんを責めずに、思いやりの姿勢から理解を深めて、
共に困難を乗り越えられますように。
            
  

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みいさん(50代・女性)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生、こんにちは。いつもメルマガ拝読しております。
年頭恒例「捨てたい私」「なりたい私」のテーマで募集とのこと、
「捨てたい私」で応募します。

私が捨てたいのは「親の価値観に縛られている私」です。

子どもの頃は、母からお金のことで父への愚痴をよく聞かされ、
私は我慢することが良いこと、と育てられました。
お小遣いやお年玉も母に渡していました。
そのせいか、私は今でもお金を使うことに罪悪感を、
お金がなくなることに恐怖を感じてしまいます。

また、母は学歴、特にどこの高校出身かにこだわりがありました。
私は、そんな父母のようになりたくない、父母よりちゃんと生きたい、
という気持ちで生きているうちに、父母に負けたくない、
お金の苦労はしたくない、自分の子も父母に文句を言われないように育て
たい、という気持ち強くなり、いつのまにか、お金や学歴にこだわるよう
になっていました。

娘が成人した今でも、娘に行って欲しかった高校の制服姿の学生を見ると、
辛い気持ちになる私がいます。

親の価値観に縛られる気持ちを捨てたいです。よろしくお願いします。

~~~~~~~~~~~

みいさんに限らず、親の価値観に縛られている人というのは
親に認められるために意識的に自分自身を縛っている人もいれば、
知らず知らずのうちに、もう細胞に染み込むように親の価値観が
染み付いてしまって、そこに縛られている人もいると思います。

親の価値観というものには誰でも少なからず影響を受けていますし、
それを意識的に乗り越えようとしてきた人もいるでしょうが、
それもうまくいくこともあれば、いかないこともあります。

みいさんは、意識してそれを乗り越えようとしたけれども、
なかなかうまくいかないというところだと思います。

まず、親のことは、みいさんもきっと大好きだと思うのです。
親のようになりたくないと言っているけれども、やっぱりどこかで
認められたい、愛されたいという気持ちはあるでしょうし、
それがこのご相談にすごく滲み出ていると感じます。

親のことを大好きだというのは、認めてしまっていいと思います。
みいさんは、特にお母さんとおっしゃっていますが、
もちろん、お母さんの言動すべてを肯定するという意味ではありません。

お母さんの言動によってみいさんが苦しんだ部分もあるでしょうから、
そこはみいさんが反面教師にして変容させていこうと思うのはいいことです。

でも、ベースは否定するのではなく、認めることから始めましょう。

お母さんは、お母さんの価値観で、生きたいように生きたのです。
だから、みいさんも、お母さんの価値観はお母さんにとっては機能すると
尊重しつつ、自分には自分なりの唯一無二の個性を持った人生がある、
それを大事にしようという姿勢を育むことが重要です。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:毎週楽しみに読ませていただいております。
ありがとうございます。

わたしは、生まれて2年ほどで実の母をガンで亡くしました。

その後父は紹介された女性とお互い合意の上、
結婚することになりました。父は彼女に任せっきり、
それがストレスだったのだと思います、
母はわたしに虐待をしていました。

今も顔に残る傷があります。
その大怪我でさえも父は知らず、無関心な態度でした。
毎日、怒られ続け、辛い幼小中学生を過ごしました。

当時、母を自分の実の母だと思っていたので、
どうしてウチの母だけこんなに怖いのか、とおもっていたところ、
ある日、実の母のアルバムを1人で見つけ、
事実をしり、あらゆる事が腑に落ちました。

その後、結婚して子供が生まれるまでは平和に過ごしていました。

しかし、子どもを育てるにつれ、
自分がかつてされてきたことに、疑問を感じ始めました。

ある時、今から10年弱前に、
ある親の言葉をきっかけに電話口で伝えることとなりました。
冷静な状況では無く、ドバッと。

やっといえて、わたしはスッキリしたものの、
母はそれから一言も喋らず、今に至ります。

父は、育ててくれた人に言うな、もう勝手にしろ、と言い縁を切られたまま。
わたしとしては色々と話したかったのですが、
実家にあったわたしの物と、母の位牌を荷物で送ってこられ、
それでもう関係は終わり、という感じでした。

10年近く経ち、住まいも遠方のこともあり、
この状況は煩わしさから解放され、親の介護もする必要なし!
としあわせに捉えているのですが、
最近、弟が結婚し、家族が出来たこともあって、
今後、どういう風に親戚付き合いをしたらいいのかなあと悩んでいます。

お正月に弟夫婦がわが家に来ることになっており、
少し話せたらいいなとおもっているのですが、
のぶこ先生からの客観的なご意見を伺いたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

【コマキ・40代・主婦/パートタイマー】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

コマキさんはどのようにお正月を過ごされたでしょうか。
弟さんと実りあるコミュニケーションはできたでしょうか。

実母の存在を知らぬまま、虐待を受けて育てられた日々は、
思い出したくないほど辛い時間であったことと思います。

そのような辛い体験を乗り越えて、
コマキさんがご主人やお子さんとともに
今を大切に生きていらっしゃるのは素晴らしいことだと思います。

育ての親であるコマキさんのお母さんは、
理想と現実の狭間で、とても複雑な心理状態のまま
コマキさんを育てたのだと思いますが、理由が何であれ、
子どもへの虐待は許されるものではありません。

ですので、コマキさんが抱く怒りは正当なものかと思いますし、
今後も母親の暴力行為にはNOという立場を
取り続けたら良いと思います。

そして、暴力にNOという立場をとるのと同時に、
母親が当時抱いていた心の苦しみを理解することは
コマキさんに癒しをもたらしてくれるでしょう。

子どものコマキさんは、
「なぜ弟や他の子と違い、私は母親に愛されないのだろう?
私は愛に値しない存在なのではないか?」
と疑問を抱いたことと思います。

コマキさんは愛に値しないから
お母さんに愛されなかったのではありません。

察するに、お母さん自身も、
(コマキさんの父である)夫や、彼の大切な娘に、
果たして自分は愛される存在なのかどうか、
大きな不安があったことでしょう。
そして夫の前妻へのコンプレックスもあったことでしょう。

そのような複雑な心理状態のもと、
ゆとりと豊かな愛情表現をもって
子育てをすることができなかったのでしょう。

おそらく、コマキさんも子育てを通して
その大変さは感じていることと思います。

とりわけ、第一子というのは、参照する過去の経験がありません。

自分の親としての資質が試される最初の機会であるプレッシャーから、
血のつながりの有無にかかわらず、
ストレスフルな状態で苛立ちをもちながら育ててしまう母親も多いです。

また、第一子(長男・長女)に対しては、
無意識なうちに親も弟や妹にくらべて高い期待を抱きがちです。

私の個人的な話になりますが、先日、正月の親族の集いで
祖母や私の母の話題になった際、
祖母がよく私のことを叱っていたと話題になりました。

私自身、母も祖母も基本的に沸点が低く、
ガミガミいう性格だと認識していたのですが、
妹や従姉妹らはまったく違う認識でした。

彼女らは同じことをしていても、ほとんど叱られたことがなく、
いつものんちゃん(私)ばかりがターゲットになっていて
可哀想だなと思っていたと異口同音に言うのです。

私自身は、当時彼女らとの比較に
まったく意識が向いておらず気づきませんでしたが、
これを聞いて、なるほど本家の長男(父)の娘である私は、
14人いる従兄弟・姉妹の中では女でいちばん年上だったので、
時代背景から男女に期待される役割の差もあり、
家の中で最もしっかりすることが求められた結果なのだろう、
と今更ながらに合点し、改めて当時の自分を哀れんでいた次第です。

繰り返し、かといって暴力が許されるわけではありません。

コマキさんのお母さんの立場になってみると、
理想的な母親になれない自分に対しても
苛立ちを感じていたことでしょう。

そのことが受け入れがたいので、
「私がそうならざるをえない理由はこの子にある」と、
投影の心理が働いていたかもしれません。

投影とは、自分の心理状態が受け入れがたい
(たとえば、血が繋がっていないという理由で
私が子どもを愛せない薄情な人間だなんて受け入れがたい)ときに、
それは自分ではなく相手がおかれている心理状態である
(この子が私を好きになってくれず、
いうことを聞いてくれないからいけないのだ)と、
状況をすり替えて、責任転嫁するような心理的防衛機制です。

健全に愛せない自分と正直に向き合えなかった、
弱くて不器用なお母さんは、そのように無意識な
自己防衛をした可能性もあります。

私たちはみな、自分が正しく、健全で、
美しくありたいと望むささやかな存在です。

そして、私たちはみな、ポジティブな部分も
ネガティブな部分を持ち備えている存在です。

それらをうまくコントロールできる人もいればできない人もいます。
残念ながら、お母さんは後者だったのではないでしょうか。

上手に自他への愛情を育めず、不安と恐怖に苛まれながら
必死に子育てをしていた母親の苦悩をも
理解する努力をしてみてください。

そのために、しばらく距離と時間が必要であれば、
それも大事にしてください。

お母さんの全てが悪いわけでも、全てが正しいわけでもありません。
お母さんの全てを否定する必要も、全てを肯定する必要もないでしょう。

また、母親とコマキさんのどちらの全てが正しく、
あるいは全てが悪くと、決着をつける必要もないでしょう。

コマキさんは、そのようなお母さんの良いとこからは学び、
悪いところは反面教師にして、
ご自身の子育てに生かすことができると思います。

コマキさんの人生という舞台で、お母さんは悪役に徹し、
何かを気づかせてくれているかもしれない…

そのようなダイナミズムをも理解できれば、
私たちは苦しみを学びに変えることができるのではないでしょうか。

そのようなコマキさんの深い理解と慈悲ある姿勢は、
時を経て、お母さんにも学びの機会を与えるのかもしれませんね。
         
   

ーーー

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、さやさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
子供が巣立って1年がたち、専業主婦をしながら夫の仕事を手伝いつつ、
趣味や友達と遊ぶ時間を楽しんでいました。

「私にはきっと、更年期って来ないのかも?」と思うくらいでパワフルに
過ごしていたのですが、ある日突然、ぷっつりと気分が落ち込むように
なり、半年ほど精神が不安定な感じが続いています。今まで普通にやって
いた仕事や家事が辛くなって、自分を騙し騙し、なんとかやっている状況です。

生活は全く変わってないのに、なぜだかいつも悲しく、ちょっとしたこと
ですぐにくよくよとしてしまう自分がいます。主人に対して、ちょっと
したことなのに、必要以上に腹立つこともあり、このイライラは更年期
なのか?と思って悩んでいます。

以前よりも寝つきが悪く、体力がなくなったと実感することが増えました。
特に朝は気持ちの落ち込みが強くて、さらに頭も痛かったり動悸がしたり
と辛いです。うつのようになってしまうことがあり、不安な状態が続いて
います。

この先どうなるのか不安です。どのようにすれば乗り越えられるでしょうか。
~~~~~~~~~~~

さやさんがおっしゃるとおり、50代ということですので、更年期障害の
可能性もあるかもしれません。

ライフイベントのいちばん大きな変化としては、お子さんが巣立って
お家を出ていかれたことがあるのかなと思います。

もちろん、ホルモンバランスも変わる時期ではあると思いますが、
更年期は障害が出る人もいれば、すんなり乗り越えていく人もいます。

私の友人の婦人科医は、日常生活で人とどのように向き合っているか、
出来事をどのように受け止め対処しているか等、精神的な安定感によって、
更年期の乗り越え方に大きな差が出てくると教えてくれました。

さやさんは、もしかすると思っていた以上にお子さんに精神的に依存して
いた、特に人生の幸せの源として依存していたのかもしれませんね。

これは悪いことではなく、いいことです。自分を幸せにしてくれる、
感じられるものがあるというのはいいことだと思うのです。

実際に子どもが巣立ってみて初めてその存在の大きさを感じて、
心にぽっかりと穴が開いてしまって、いわゆる空の巣症候群のような状態
になり、鬱々としてきたり精神的な乱れが出たりして、それがホルモンの
乱れにつながったりすることもあります。

更年期の乗り越え方については、私たちは教育を受ける機会がありません
ね。自分から取りにいかない限り、情報もほとんどありませんから、
ここは前向きに学習したり、情報を入手したりする姿勢も必要です。
女性外来での受診なども含めて、自分のこととしてきちんと捉えていきましょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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191202

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、まぁこさん(30代・自営業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも興味深く気付き、学び、考えさせて頂いております。
川畑先生の言葉に接することで、日常のイライラや将来の不安など、
ずいぶん消えていき、たいへん感謝しております。

今、気がかりなのは、昔の家族のことです。

私は子供の頃、都市郊外の中上流家庭で育ってきました。
年子姉妹の下の子だったので、家族の中でも近所の方々などにも可愛がられ
てきましたが、両親の仲の悪さや見栄を張ること、差別的なことや浪費癖が、
幼い頃から辛かったのです。大人になって、自分が家庭を築く時は、
何より仲良しであること、周りのどんな人も受け入れることを課しており、
田舎移住をして、子供達も元気に幸せに暮らしております。

実家とは疎遠になっており、いずれ修復はしたいのですが、両親に会うと
すごく後ろ向きなエネルギーを大量に使うので、今はまだ避けたままで
いたいのが本心です。姉とは子供の頃、苦労を共にした仲でもあり、
つかず離れずお互い大事な存在なのですが、この一年で姉への印象が
ずいぶん変わってしまいました。大事なものや生き方がどうにも
かみ合わず、リラックスしたやり取りができなくなりました。

私は今の家族が何より大事で、子供たちが大きくなっても近くで仲良く
支え合いたいのですが、自分が昔の家族と疎遠になっていたら子供たちも
同じ道をたどるのでは、親や兄弟のことで苦しむのでは、と思うのが辛い
です。けれど関わって振り回されるのは、まだ耐えられません。
そして姉には幸せを見つけてほしいです。競争心ばかりでなく、安らぎを
知ってほしいです。

昔の家族に恩を返すこともできず、わがままばかりな自分が、
時々悪い人間のような気がします。行き詰った時、私はどんな心持ちで
いればよいのでしょうか。 
~~~~~~~~~~~

まぁこさんのご家族への思いやり、そして誠実さが感じられるご相談
内容ですね。きっと、このお話を聞きながら「そんなの離れていれば
いいのよ」なんて思っている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな中で、自分はネガティブな感情を持ってしまうけれど、それでも
ちゃんと家族と向き合いたいというしっかりした考え、誠実さが本当に
よく伝わってきますね。ご立派だと思います。

まぁこさんの不安点として、ご両親のことよりも自分の子どもとの将来の
関係、あと、お姉さんも安らぎを持って穏やかに生きて欲しいと願われて
いるとのこと。

ご両親との関わり合いに関しては、適度な距離感が必要です。もっとも
今まだまぁこさんの心の準備が整っていないのであれば、今のような
距離感で構わないのではないでしょうか。

家族だからといって常にべったりいていなければならないとか、月に1回
は話さなくてはならないとか、そんなルールもありませんし、大事なのは、
家族の中に平和や調和がもたらされればいいなぁというまぁこさんの思いです。

希望は常に持ち続けること。そして、それがすぐ来月とか年内にとか、
そんなふうに起こることはなかったとしても、それぞれに人生で必要な
プロセスがあると受け止めることです。

親には親の必要な課題、プロセスがあって、お姉さんにはお姉さんなりの
必要な課題やプロセスがある。もちろん、まぁこさんやお子さんにもそう
だと思うのです。

なので、ネガティブな気分になるのに、相手の価値観と自分のそれが
合わないのに無理に合わせようとか、我慢しようとする必要は、
必ずしもないかもしれません。

ただ、家族として最低の交わりというか、つながりは保っておきたいと
いうのは、きっとまぁこさんのご希望でしょうから、それが年に1回なの
か2回なのか、お盆や暮れなのか、お正月なのか、そういった時には、
顔を見せ合って互いの近況をアップデートしたり、思いをかけ合ったりと
いうことを、行事的にする程度でもいいのかもしれませんよね。

常に仲良くなければいけないという考え方は捨てて、家族といえど
いろいろなスタイルがある、家族でも適度な距離感が必要なことはあると
考えるようにしてみてください。

お子さんへの影響については、心配は要りませんよ。彼らには、ポジティ
ブ良きものは教師にするし、ネガティブなものは反面教師にするという
叡智がちゃんと備わっています。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_258079919

Q:結婚し離れたところに住む娘のことで相談があります。

娘には子供が2人いて仕事もしながら婿を大学院にやりました。
婿もバイトはしていましたが、実質娘が家計を支えていたと思います。

子供も同じ保育園に預けられず、
2ヶ所の保育園にそれぞれ預け仕事に行き、また2ヶ所回って子供を迎えて、
食事を作り子供をお風呂に入れ寝かし洗濯をするといった生活で、
次々病気をして体を弱くして喘息になってしまいました。

婿も休みの日などは子供をみてくれたと思いますが、
医学部の大学院なので、日頃は帰りも遅く、
娘にとっては大変な日々だったと思います。

頑張り屋の娘なので私に助けを求めることもせず、
病気のことも後から聞かされました。

婿も働き始めましたので、
私は家事代行を数時間だけでも頼むように勧め、
娘もそうすると決めていましたが、
姑が反対したということで一旦断念しましたが、
うちが費用を出すからと再び勧め、やっと実現しました。

あちらのお母さんが口を出すこと自体信じられないし、
何より娘が働いていたのに。

体のことだから遠慮せず自分がしたいようにして
これからの人生をもう少し自分本位で
生きていくように助言したら、

私が書いたメールの内容が少なからず当たっていたのか、
娘は自分がしたいようにしているのだ、と怒りました。

周りに気ばかり遣う娘が心配です。
娘にどのように接していったら良いでしょうか?

【のん・60代・主婦】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

娘さんを案じる、のんさんの親心が伝わるご相談内容です。

おそらく、のんさんのこれまでの行動や、娘さんの反応からして、
のんさんが母親として伝えたいことは、
十分娘さんに伝わっていることと思います。

また、のんさんも、ご自身が抱いている心配を解消するために、
できることは十分に行っていると思います。

ですので、あとは、娘さんを信じ、
見守ることが得策ではないでしょうか。

信じるというのは、「娘が私の思い通りに生きる」
と信じることではありません。

「娘は、私の思い通りではないかもしれないけれど、
娘なりに人生を切り開いていく」と信じることです。

今はどうか、娘さんなりの選択を信じてあげてください。

また、お婿さんや姑さんとの関係性を
彼女なりに構築していくということも信じてあげてください。

多少それがいびつであっても、時間がかかっても、
彼女なりに切り開く力を持ち備えているでしょう。

姑さんの反対に関しては、
その場を見ているわけではないので、
必ずしも娘さんへの無配慮とは限りませんね。

もしかしたら、「それなら私が家事を手伝うから、
どうかお金を大事にしてください」という、
姑さんなりの配慮からの言動の可能性もあるのではないでしょうか。

そうであれば、悪意から口出しをしたのではなく、
提案をしただけかもしれません。

のんさんが、「私がお金をだすから家事代行を雇って」
と配慮から提案したのと、根は同じですね。

娘さんとしては、義母よりも実母の方が甘えやすいので、
のんさんのサポートを受け入れたということはないでしょうか。

同じ状況でも、解釈の仕方によって、
まったく異なるストーリーになってしまうことがあります。

また、離れていればいるほど、不安も募りやすいので、
状況を正確に解釈するには確認が必要です。

娘さんとお婿さんとのことも、
目標を持って大学院に通う夫への娘さんの愛は、
親の理解を超えているかもしれません。

それは、娘のために助力を惜しまない、
のんさんの愛と似ているかもしれません。

また、やがて夫が稼ぐようになるので、
そのときにバランスがとれると
希望を持っている可能性もありますね。

「自分がしたいようにしている」と娘さんが主張したのは、
本当に娘さんが多少の苦労も含め、乗り越えられる範囲で
自身の選択をしているからなのかもしれません。

娘さんへの愛情からとはいえ、
愛する夫やその家族を大切な母親から否定されるのは、
娘さんもそれなりに辛いのではないでしょうか。

たとえ、今は苦労しても、それも受け入れ、
人生を切り開こうとしている、それも
娘さんの個性あるプロセスと受け入れてみてください。

悪いことは、すべて娘さんが婿や姑の犠牲者に
なっているからとは限りません。

親としては苦労してほしくないし、失敗もしてほしくない
と思うのは当然のことかと思います。

ただ、苦労や失敗も、学びの過程であり、
人生の糧となることもまた事実です。

無理をしないよう、何か力になれるときはいつでも言うよう、
愛を込めて伝えたのなら、
あとはあたたかく見守り、陰から応援してあげてください。
それも大きな愛のかたちです。

   

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191021

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、たまちゃんさん(60代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
長男との関係についてご相談させていただきます。

私は、結婚している長男と疎遠になったことを悩んでいます。
思い起こせば、些細なことや話に出た言葉に私が過剰に反応して、
長男の嫁、嫁のご両親に対する不信などをメールで長男に送ったことが
きっかけだったと思います。

愚痴や悪口と取られたのか、長男は、当初から電話ではゆっくりと話す
こともしてはくれませんでした。考えてみれば、そんな私の態度に
息子は嫌な気持ちになるだけで、何もいいことなどなかったのでしょう。

今からでも、どのようにすれば良い関係が築けるのか、
アドバイスいただきたいです。
 
息子は3人の子供がいるから、子育てが大変だろうと思います。
しかし、嫁のご両親が近くで何かと頻繁に行き来しているためか、
ここ3年ぐらい、私とは不通になってます。
 
嫁本人ともあまりうまくいっていません。私はいまだにゆっくりと話せ
ずに、いつも一方通行で、なかなか彼女の性格を掴めないでいるので
悩んでいます。
~~~~~~~~~~~

たまちゃんの、息子さんへの愛情が感じられますね。それと同時に、
愛情があるからゆえの、息子がコンタクトしてきてくれない寂しさ、
そして、お孫さんともなかなか会えないのでしょうか、そういった孤独感
というか寂しさが伝わってくるご相談です。

まず、ご自身にこのことが起こった原因については、すでにわかっていら
っしゃるのですよね。お嫁さんやそのご両親に対する不信メールを送って
しまったわけですね。

このことについては、お詫びの気持ちがあるのであれば、謝った方がよい
でしょう。

世の中にはいろいろな価値観があります。私たちの究極の課題は、
いろいろな価値を受け入れていくことかもしれないですね。
多様性を身につけていくという課題が、私たちの人生には与えられている
のではないかと思います。

自分の価値観や枠組みの中に他人を全部当てはめる、それ以外の人は排除
する、というのではなく、「私はこの価値でいく」「ああ、あなたはこの
価値で生きているんだ」「この人はこの価値」「彼女は」「彼は」と、
互いに認め合いながらどう調和をとっていけるか。

私は私でよい、あなたはあなたでよいという、互いを認め合うような
多様性、個々が個々であってよいということを認めた結果、その調和が、
集団としての調和ももたらすのだと思います。

ですので、たまちゃんがもしご長男とちゃんと仲良くなりたい、平和な
人間関係、親子関係を築きたいと思ったのであれば、ただ表面的にお詫び
して、仲良くして、私とコンタクトして、というあり方では、ちょっと
難しいと思います。

本当に相手の価値を受け入れることが必要です。

続きは、ビデオでお話しします……

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