親子関係

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Q:21歳の息子のことでご相談します。

5歳の時発達障害ADHD・LDの診断を受け、
小学校中学校と通級や教育支援を受けながら
本人なりに一生懸命がんばり野球も続け、
自立を目指してきました。
 
現在大学の3年生です。
大学の寮に入りましたが
1年半後から学校にいけなくなりました。
 
大学1年の春休み、3歳下の弟の預金を無断で引き出し
出会い系のネットで詐欺にあいました。
 
その時は消費者生活センターで交渉していただき、
20数万円振り込んだものは全額戻ってきました。
 
それ以降、性に目覚めたのでしょう。
出会い系のネットにハマるようになり、
相手はサクラ、現実の女性ではないと言っても
そんなの嘘だと信じません。
 
毎朝弁当を持って大学には行っても
授業には全く出席していませんでした。
  
翌年の春休みには私のATMカードを持ち出し
5百万円と言う大金をデリヘル嬢に注ぎ込みました。
それがばれ線路に飛び込もうとし大暴れをしたので、
警察に呼ばれてそのまま1ヶ月
精神病院に預かってもらいました。
  
その後、反省したようにも見えましたが、
また親のお金を財布から抜き、
乃木坂の握手券を買うために大金を使ったり、
取ったのにやっていないと嘘をつくことが多発。
 
この1月にはデリヘルの女性に会うために
サラ金に手を出しまた精神病院へ。
1ヵ月後退院してきましたが、次はまた
家の中にあるものを無断で持ち出し売却して
お金を作ろうとしたためまた病院へ逆戻り。
 
夫はエリート官僚でものすごく厳しく
時には手をあげ怒鳴りつけて
長男をしつけようとしてきました。
それもあって全寮制高校に入り、
距離を持てるようにしました。
  
2年前の精神病院への入院以来、
夫もとても協力的になり長男と話していますが、
入院しても善悪の判断が出来ない息子の
将来が案じられます。
 
長男は次男が大好きです。
次男はスポーツ万能勉強もでき友達も多く、
兄のことを嫌ってはいないのが救いです。
   
【悩める母・50代・コーチ】
  
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
  
息子さんの発達障害と、問題行動に向き合い続ける、
悩める母さんの苦悩が伝わってきます。
  
これまで本当によく頑張ってこられていると思います。
  
息子さんに起きていることは、
本人の性格や努力の問題ではなくて、
生まれつき脳機能に一部障害があることによる
症状ですから、ご主人が怒鳴ったり
手をあげることで改善しようとするのをやめ、
協力的になったのは良かったですね。
  
息子さんは、ADHD(注意欠陥多動症)と
LD(学習障害=知能に問題は無いが、
読み書きや計算などができない障害)とのことですが、
発達障害と依存症は関連があることが示唆されています。
 
とくに、ADHDの人は集中力を保ったり、
やる気を出したり、快感を得たりするのに必要な
ドーパミンと呼ばれる脳内報酬系の活性度が
低い傾向があることが報告されています。
 
脳に刺激が少ないとことで、注意が散漫になり、
ミスが繰り返されたりしてしまうのですね。
  
集中力を高めたり、快感を得たりするのに、
より多くの刺激を必要とするがゆえに、多動になったり、
行為や物質に依存してしまうことがあると言われています。
    
依存の対象は、薬物やアルコールなどの物質もあれば、
ゲーム、ギャンブル、また、買い物や物を溜め込む
ことなどプロセスや行為に対するものもあります。
 
セックスに関しては、精神医学的には
依存症という診断はありませんが、
息子さんのように、衝動が抑えられずに
その行為が繰り返され、嘘や盗みや借金など、
社会生活に支障をきたしているのであれば、
それはプロセス・行為に対する依存です。
  
やめたくてもやめられない状態ですね。
    
現在、息子さんは精神科の治療に
取り組んでいらっしゃるようですが、
カウンセリングやグループワークなどは
取り組まれているでしょうか。
 
ADHDはこれですぐ治るという魔法のような治療は
無いかもしれませんが、薬物療法と並行して、
心理療法に取り組むことが有効とされています。
 
まずは息子さんご自身が、
きちんとご自身の人生に向き合うためにも、
障害にまつわる正しい情報や心理教育を学び、
対処法を身につけることは大切です。
 
似た問題を抱える人たちと分かち合い、
気づきやきずなを深められる、
グループの場はお勧めです。
   
ADHDの家族会もありますから、
悩める母さんもぜひご参加ください。
  
このような自助グループでは、
現場の智慧(ちえ)がシェアされることも多いですし、
共感や勇気づけを得られることが多いです。
  
一人で抱え込まず、共有することで
重荷が軽くなることもあります。
  
心理療法では、認知療法という、
ものの見方や考え方を健全なものに変える
アプローチが効果的とされていますが、
昨今は「今・この瞬間に丁寧に注意を払い、
心の平安を取り戻す」マインドフルネスの有用性が
注目されています。
 
マインドフルネスは、
呼吸に丁寧に注意をはらうことことで、
あちこちに散漫していたマインドを、
今・この瞬間に戻し、心に錨(いかり)を下ろす、
仏教に由来する瞑想ですが、
脳のメカニズム的にも、
衝動などの問題行動を低減させ、集中力を高めるのに
有効であることがわかっています。
    
マインドフルネスの瞑想会や研修は、現在では
日本全国、いろいろなところで開催されており、
無料で定期開催されているものも多くありますから、
検索して息子さんと一緒に参加されると良いと思います。
 
性的な関わりを通してのみでなく、
あらゆるところに自分を受け入れ
包み込んでくれる場があるという安心感は、
息子さんの癒しにもつながることと思います。
 
また悩める母さんも、
息子さんの問題行動は目に余るかもしれませんが、
淡々と対処はしつつも、彼の存在の愛しい部分、
感謝できる部分にも、
等しくあたたかな注意を注ぎ続けててください。
 
          
ーーー

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Q:レビー小体型認知症を発症した叔母(68歳)のことで
翻弄される母の身を案じています。

幻覚症状のある叔母は買い物依存症となり
1年前に他界した叔父や祖父の残した遺産を
ほぼ使い切り、年金で1人暮らしをしています。

攻撃性もあり、近所とのトラブルを起こすことも
しばしばながら、本人に病気の自覚がなく、
進行を遅らせる薬も一切飲んでいません。

車で10分の距離に40代の娘とその家族が
住んでいるものの、一切関与しようとせず、
他の2人の息子は海外と遠方に住んでおり、
トラブルを起こした際の警察への
身柄の引き取りを母が行っています。

毎日電話をし、車で食べ物を差し入れているのも
母が好きでやっていることだと目をつぶっていましたが、
高齢となり夜の運転も気にかかります。

厳しい義父母の元で3人の子供を育て、
最後は一人になった妹があまりにも
可哀そうだという気持ちも分かりますが、

誰が中心となって叔母に関わるのが良いか
と考えた際に、最も近くに住む娘家族が
あまりにも無責任な気がして憤りを感じます。

娘の旦那が叔母に関わることにより、
幼稚園の息子がいる自分の家庭が壊れることを
危惧して一切関わろうとしないのです。

海外にいる長男に任せたと言い切り、
行政や地域の民生員からの連絡、
しいては叔母が数日帰らなくなっている旨の
連絡も無視する始末です。

社会福祉の専門の方や民生員、介護保険士、
保健師の方など様々な方への相談を
母がはじめましたが、病気の自覚がなく、
攻撃性のある叔母を病院に入院させ
レビー小体型認知症の根本的な治療に向かわせる
のは至難の業です。

かと言って放置しているとご近所トラブルが
犯罪にまで発展することを懸念しています。

出口の見えない叔母の幻覚症状からの奇行に
寄り添い続ける母、無関心を決め込む娘家族、

今後どのようにそれぞれが行動すれば
叔母の問題が良い方に向かうのか考えあぐねています。

【REI・40代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

REIさんのお母様への思いやり、
お母様の妹(叔母様)への思いやり、
介護はそれぞれの思いが絡み合い、
正解がみつけにくくなることがありますね。

REIさんとお母様の課題には、
認知症の叔母様の病気に対してどう対応するか
という問題と、誰が介護をするのかという
2つの問題があるかと思います。

認知症は本人に病識がないと、
周囲は振り回されてしまうことが多く、
なかでもレビー小体型認知症は、
認知機能低下による記憶障害や
見当識障害などの中核症状以外にも、
BPSDと呼ばれる幻覚や妄想、攻撃性などの
精神機能や行動の問題がひどく、
家族やサポーターが苦労することが多いです。

身体機能に問題がなく、
とくに健脚だと元気と受け止められ、
社会的生活は破綻しているにもかかわらず、
周囲が介護の必要性を軽視してしまい、
専門家の支援が受けられないこともあります。

私自身の親族にもレビー小体認知症の者がいますが、
当初家庭内は嵐でしたが、やはり健脚のため
当初介護認定がなかなかおりませんでした。

周辺の医療従事者らからのアドバイスを
受けながら、ケアマネージャーを変えたり、
医療機関を変えたりしてようやく診断も確定して、
介護認定を得て施設に入所することができました。

本人は病識がありませんから、
なぜ自分が入所しなければいけないのかと
怒りをもって抵抗していましたが、
専門家の助けも借りながら、投薬のコントロール
などもきちんとできるようになったおかげで、
BPSDの症状もコントロールされ、
今では慣れて平穏に過ごしています。

今、お母様が関係各所への協力を
要請し始めているようですから、
これを乗り越えると楽になるかもしれませんし、
実母をお荷物に思っているかもしれない娘さん夫婦も、
他者からの支援が得られるようになれば、
安心して母親の病気と向き合えるように
なるかもしれません。

誰がメインで介護をするかということに関しては、
いちどお母さんにREIさんの思いをきちんと伝え、
お母様の負担が確認できたなら、叔母様の娘さんと
長男さんともオンラインを利用するなどして、
きちんと面と向き合って話し合いをする機会を
持つことが大事でしょう。

お母さんがあまりに熱心だと、美しい姉妹愛と、
息子さんや娘さんも頼りにして
任せっぱなしになっている可能性もあります。

お母様の口から、負担であることを、
あるいはREIさんからみてお母さんに
負担になっているように見え、心配であることを
率直に伝えることが大切です。

その際、相手を批判する必要はなく、
率直に、困っていることを伝え、
家族として親の支援をしてほしいと
要請すれば良いでしょう。

そのことで、これまで見ないようにしてきた、
でも本来きちんと向き合うべき必要な課題に
本人たちがきちんと向き合う機会が与えられます。

娘さん夫婦が自分たちの生活が機能しなくなるのを
恐れるなら、積極的に支援先を求めるでしょうし、
親の抵抗も乗り越えるでしょう。

お母様のように、適度に距離がある関係だと、
相手を尊重しすぎて、自分さえ我慢すれば、
と自らの負担を大きくしている可能性もあります。

娘さんのご主人も、それが実の親であれ義理の親であれ、
老いたり病んだりすることは避けて通れませんから、
その事実に直面し、人生のままならなさを受け入れる、
大切な学びの機会でしょう。

お母様もREIさんも、
この大変な状況を乗り越えるためにも、
ぜひ、日頃からセルフケアをきちんとして
エネルギーを充電されますように。
 
          
ーーー

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Q:いつも川畑先生のアドバイスに、
何度となく助けられてきました。
 
私には夫、長女17歳、長男16歳の家族がおります。
 
長女は真面目で優等生タイプ、
長男は大雑把でゲーム好きで
勉強も自らするタイプではありません。
高校も長女は県でも上位の進学校へ、
長男はスポーツ推薦で私立の特進コースへ進みました。
 
悩みは長男の方で、
担任の先生からは勉強できないやらない、
話すのも何するのも自己管理もできない、
とにかく駄目なレッテルを貼られています。
 
スポーツの方は今のところ順調ですが、
勉強の成績の方が右肩下がりで
このままでは進学できるかどうか心配です。
 
そのことを先生に相談しても、
○○君はこちらがいくらこれしといてねと渡しても、
はいとは答えるけどその後がない、
自分から聞いてきたり行動できない、
もう高校生なんだから自己責任で自己管理しないと、
と取り合ってもらえません。
 
今もコロナで登校できない中、
頼みの綱のスポーツの方も自習練習と言われていますが
全く何もしようとせず、
そろそろした方がいいんじゃない?
と声かけしても聞きません。時には怒ります。
勉強も得意なスポーツすらもしようとしません。
 
本当に私は焦るばかりですが、
当の本人は何を思っているのやら、、
  
小さい時からできるお姉ちゃんのとなりで、
褒められるのは姉、自分は怒られてばかりと
言っていた時もあり、幼少期からの積み重ねで
こういう風なやる気のでない体質に
なってしまったのかと思い悩みます。
 
もう私のどんな言葉も、うるさい!
そうやってお母さんは自分が正しいと言って
僕を否定ばかりする。お前の言うことなんか
聞きたくない!と聞く耳はありません。
 
先生に対してもどうでもいいとなげやりです。
 
こんな長男に、私はどのように対処したらいいのか、
先生、どうか教えてください!
 
【悩める仔羊・50代・主婦】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
悩める仔羊さんのお子さんへの愛が感じられるご相談です。
 
息子さんは彼のお姉さんと違って、
いわゆる優等生でないのですね。
 
でも、親はわが子が優等生になることを望んでいる。
 
なぜでしょうか?
 
それは、彼に幸せになってほしいからですよね。
 
優等生でなければ幸せになれないと、
私たち親は焦りを感じてしまいがちです。
 
そして、その焦りが子どもを追い込み、
ますます幸せから遠ざけてしまう。
 
私たちはなんとも不器用な生きものです。
 
残念ながら、勉強に興味のない子どもに
勉強しろと言い続けても、
勉強好きの優等生にはなりません。
 
親にガミガミ言われるからやる(罰から逃れる)という
ネガティブな動機づけがあったとしても、
それは自然に持続するものではありません。

勉強をすることに喜びや楽しさを感じている、
すなわち勉強への前向きな動機づけがある子は、
ある程度環境が整っていれば
放っておいても自ら学ぶでしょう。
 
ただし、もともと勉強に関心がなかったり
自分が得たいものを得るために
勉強が必要とは思えていない子は、
率先して勉強をすることは難しいでしょう。
 
そのような意味でも、教育は
知識を提供するだけでなく動機づけを与えることも
含まれていることが理想的です。
 
息子さんはスポーツが得意ということですから、
将来、必ずしも本人がプレイヤーでなくとも、
スポーツと関係のある仕事につくことができれば
喜びや充足感を感じられることも考えられます。
  
そのために必要なことが何かを考るようになり、
そのときに勉強が必要となれば、
それがやる気を起こすときかもしれません。
 
もちろん、必要性を感じられなければ、
それは彼の人生においては
不要なことなのかもしれませんし、
もっと他に身につけることがあるのでしょう。
 
ティーンエイジャーというのは
まだ自分が誰かというアイデンティティーが
確立されていないときです。
 
彼の良いところを伸ばし、
必要であればそれが動機づけとなって
勉強するようになることもあります。
 
たとえば、青年期なら、異性にモテたいという動機づけ
で何かを頑張ることだってあるかもしれませんし、
それは悪いことではありません。
 
いずれにせよ、動機づけなく
「あれをしろ、これをするな」と言われると、
人格否定をされているように受け止められかねないですし、
さらにやる気が失せてしまうこともあるので注意が必要です。
 
本人が困っていない限り(ニーズを実感していない限り)、
そして勉強が苦しみである限り、変化は起きにくいでしょう。
 
裏を返せば、本人がそのことで困ったときに
変化が起きる可能性はあります。
 
もし、彼が困っていて、できることならきちんとしたいし、
彼なりに努力をしているにもかかわらず、
勉強やものごとに集中できなかったり、
身の回りのことがきちんと管理できない、
そのことで周囲と不調和を起こして
支障をきたしているというようなことが日常的であれば
発達障害の可能性もありますから、
専門家に相談することをお勧めします。
 
障害が原因なのに、周囲の理解なく、
本人のやる気のなさや性格が問題なのだと
受け止めて対応しつづけると、
本人も周囲も辛い人生となってしまいます。
 
もちろん、だらしない子がすべて発達障害というわけ
ではありませんから、そこは拙速に判断せず、
心配であれば専門家を受診することをお勧めします。
 
いずれにせよ、息子さんは、彼の人生を切り開き、
困難を乗り越える力を備えていることも
信頼してあげてください。
 
彼が親の好みの人生は送らないかもしれないけれど、
彼なりの人生を送る事はできる。
 
彼がなりたいものになるための応援をしてあげてください。
 
お母さんには、自分と異なる価値観や多様性を
受け入れるレッスンなのかもしれませんね。
 
          
ーーー

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200420

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ヨッシさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
高校2年生の息子です。キツい事はすぐ諦めて逃げてしまいます。

あるスポーツのクラブチームに小学2年生から所属しているのですが、
全国大会で上位を狙えるレベルのチームです。何となく続けているの
ですが、高校生になるとレベルもかなり上がって、練習もキツくなり、
監督や部員、私や主人にも平気で嘘をついてサボっています。

何度も監督から注意を受けて、しばらくは頑張っていますが、
自分にできない難しい技、キツい練習を求められると
家の用事とか体調不良とか言い訳をしてサボります。

嫌なら辞めればいいのかとは思うのですが、本人は練習は嫌だけど
辞めたくはないと言います。嫌なことから逃げて辞めさせたくはないとの
私の思いが強いのも、本人が辞めると言いにくい理由の一つだと思うの
ですが、頑張った先にあるものを体験させたい、逃げて辞めたら後悔する
のでは、と私がなかなか割り切れません。

主人からは私が甘やかして育てた結果だと言われています。

アドバイス頂ければ助かります。よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

ヨッシさんの母心、親心、我が子を心配する気持ちがひしひしと伝わって
きます。

まず、ご主人の「あなたのせいだ」というのは、スルーしていいと思います。

育児は必ずしも母親だけがやらなければいけないものではないですし
黙っていたって子どもは父親の背中は見ています。様々なものが影響して、
息子さんは成長していっていると思いますから、ヨッシさんの育て方が
悪かったんだと自分を責めるのはやめていただきたいなと思います。

息子さん本人は、練習は嫌だけどやめたくはないとおっしゃっているの
ですよね。また「やめさせたくないのは私の思いが強い」とヨッシさんは
おっしゃっている。

たぶん息子さんは、みんなとのつながりやクラブという社会の中には
身を置いていたいと思っているのではないでしょうか。

ただ、このクラブの内容自体には、彼は本当はすごく情熱を持てている
わけではなく、「やりたい」という自分自身の気持ちというよりは、
周りから作り上げられた価値観や親の期待に応えなくてはといった思い、
「やるべきだ」という気持ちからやってしまっている可能性もありますね。

そうだとすれば、いろいろな理由をつけてやりたくなくなるわけです。

どうでしょう、ヨッシさん。息子さんに対して、私の理想どおりの息子に
なってほしいという思いはありませんか? 息子さんが「嫌だ」と思う
ことに耳を傾けること、本当に「やりたい」と思うことを心から支援して
あげることはできますか?

ヨッシさんが自分自身に素直になって、問い直しをしてみるときが
きているかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Q:主人の仕事の都合で20年間、日本を離れて暮らしておりました。
子供の高校進学を機に日本へ戻りました。
 
子供達は日本で暮らした経験がありません。
 
在外公館附属の日本人学校へ通学していましたので
言葉や勉強については日本語で大丈夫です。
 
しかし日本のルールやマナーに慣れ親しんでなく、小さな壁にぶつかり
一緒に連れて来た小学生の弟は不登校になりました。
 
そして念願叶って志望校に入った兄も
体調を崩してしまい、学校に行けなくなりました。
 
三月の半ばには出席日数不足で進級が出来なくなり
本人の希望もあり退学をしました。
 
二人共家に居てパソコン、ゲームと時間を潰す日々です。
 
生きているから素晴らしいですが
何かやりたい事を見つけて欲しいです。
 
【笹の葉・50代・主婦】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
たとえ言葉が話せたとしても、
生まれ育った文化と異なる文化で生活をすることは、
大きなストレスを強いるでしょう。
 
息子さんたちも彼らなりにとても頑張っていることと思いますし、
そんな息子さんたちを支援する笹の葉さんも一緒だと思います。
 
弟くんは、子どもらしく素直に反応したことでしょうし、
ご長男は適応する努力を続けてきたけれども、無理が続いて
張り詰めた糸がぷつんと切れてしまった状態ではないでしょうか。
 
親からすると、子どもが学校に行けていないことは
大きな不安をもたらしますが、
その不安がどこから来るかといえば、
我が子が将来社会に適応しながら幸せに生きて行くことが
できなくなるという思いからではないでしょう。
 
まず、学校に通う理由を考えてみると、主に2つの機能があると思います。
 
まずは学力を身につけること、
そして、集団生活による社会性を身につけることでしょう。
 
学力に関しては、現代は通信教育も発展していますし、
海外ではあえて学校にいかず、
家庭で学習するホームスクールという概念もあります。
 
学校はあくまでも選択肢の一つということですね。

ご長男さんは、志望校に合格した過去を見ても、
十分な学力はあるでしょうから、
あとは本人がやりたいもの、なりたいものに意識を向けて、
そこに対する学びを独自に深めていくことで、
人生を切り開いていくことは十分可能ではないでしょうか。
 
文部科学省は教育の目的に
一人一人の能力・適性、興味・関心等に応じた教育
というものを掲げていますが、
集団生活は時として個性を育む場としては
阻害因子となってしまうこともあります。
 
一人または少人数での空間や時間の中で
個性を萌芽させていく人もいるのです。
 
自分のアイデンティティーを模索する、モラトリアムな青年期というのは、
決して無駄ではないと思います。
 
ご長男はこれまで小中学校では
集団生活をしてこられているわけですから、
これからは通常の学校教育以外で、
彼なりの能力、適正、興味、関心、すなわち個性を伸ばすチャンス
と捉えてみるのはどうでしょうか。
 
私のクライエントさんには、角川氏が創設したオンライン高校、
N高等学校https://nnn.ed.jp/ )などを
活用している学生さんもいます。

もちろん、日本国内の教育システムにこだわる必要もないでしょう。

海外のオンラインスクールで日本にいながら学ぶことも可能ですし、
環境が許すなら、ボーディングスクールなどを活用して
海外に留学することも可能です。

弟さんも学力に関してはお兄さんと一緒ですが、
学童期の集団生活に関しては、
学校に行きたくなくなった理由を確認して、
その要因から解放された場で社会性を身につけることは十分可能です。

たとえば、彼のふるまいが一般的な日本人のそれと異なるという理由から、
からかわれたり、差別的な言葉を浴びさせられたということが
不登校の原因であれば、その要因から解放された場、

たとえば別な学校であったり、フリースクールであったり、
インターナショナルスクールであったり、学校でなくとも、
個別指導塾や習いごと、また定期的な行事などでも人との関わり合いを
大切に育んでいくことは可能ですね。

今の学校と連携をとりながら、
あるいは支援学級などを活用する方法もありますが、
無理に目の前の既存システムに我が子をはめ込むことで、
彼らの個性が死んでしまい人生を楽しめなくなってしまうのは
最も避けなければいけないことでしょう。

相談に関しては、不登校支援センター
https://www.futoukou119.or.jp/ )などを
定期的に活用することなどもおすすめです。

学校の果たす機能を、
子どもたちが直近で所属していた学校で得ることにこだわらず、
視野を広げて、またスパンも長期的なスパンで受け止めながら、
さまざまなシステムを有効に活用して、
しなやかに対応することを心がけてみてください。

また、息子さんたちができていないことばかりに目を向けず、
そのような中でも出来ていることがたくさんあるはずですから、
そこにも均しく目を向けて、称えるようにしてください。

たとえ思い通りでなくても、開ける道は必ずあります。

また、何があっても、いつもお母さんは
やさしいまなざしで僕らを見守ってくれていたという経験は、
彼らの安心感にも繋がるでしょう。
 
          
ーーー

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200406

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、Miyabiさん(40代・キャビンクルー)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
弟(47歳)が、去年の12月にいきなり同棲を始めました。
それまで付き合っていたわけでもなく、出会って、いきなり彼女(30歳)
が転がりこんできました。

今のところ彼女の名前しかわかりません。細かい住所や職業など、
教えたくないようで、はぐらかします。

また、病気がちで入院を繰り返すのですが、はっきりした病名をいわず、
ただ、肝臓と腎臓の数値が悪いとだけで、後ははっきり言いません。
それなのに、お酒とタバコはすごくて、入院しているか、呑んでいるか
の生活です。

生活費もお小遣いもすべて弟が養っています。一度は、朝方まで飲んで
タクシーで帰ってきて、タクシーの運転手と弟がケンカになって警察が
呼ばれ、その時に彼女が倒れ、救急車まで呼ばれ大騒ぎになったと、
後からご近所さんに聞いて知りました。

弟が住んでいる家は母名義の家で、何かあると母に文句がきます。
母としては、この関係は大反対なのですが、弟が聞く耳を持たず、
話し合いもできないのです。

彼女は高価な指輪をねだってきたり、ご両親に挨拶しに行きなさいと
言えばのらりくらりと理由をつけてかわされ…側から見てもどうしても
おかしな話なのですが、弟はまるっきり気がつきません。

弟が勝手に外でやっている事ならいいのですが、母に迷惑がかかり、
うちにもそのうち迷惑がかかりそうです。
結婚なんてもってのほかですが…どう対処すれば良いでしょうか?
~~~~~~~~~~~

Miyabiさんの家族思いのご相談だなぁと思います。
お母さんのこと、そして弟さんのこともとても気にかけられていて、
姉として、ということもあるのでしょうね。

家族みんなが幸せに、穏やかに、豊かに生きていくには、というところ
から弟の行動がちょっと逸脱しているので不安になっている。
家族関係や弟の人生が機能不全に陥ってしまうのではないかということ
を危惧されているのですよね。

まず、この同棲相手の方に関して、姉の立場からすると、どんな人なのか
を訊きたくなるかもしれませんが、弟さんは特に結婚などを表明している
わけでもないようですので、現時点ではまだ自由恋愛の段階ですね。

だとすれば、弟さんが全てを家族に話さなければならないという義務は
ありませんよね。

ただ、もちろんご心配な点があることはわかりますから、
その部分は伝え続けたらいいと思います。

そして、お母さんに迷惑がかかってしまう部分、ここがおそらく今回の
ポイントになってくると思いますので、お母さん名義の物件には住まない
でくださいということ、自分で住む場所を探して周囲に迷惑が及ばない
よう自己責任でやってくださいということは、お母さんご本人からも
しっかり言っていただいたほうがよいと思います。

あとは、弟さんの人生への、お姉さんとしての関与の仕方というところ
でしょうか。そこにはいくつかの課題があるかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Q:川畑先生のメルマガでたくさんの気づきをありがとうございます。

親の老化を受け入れることができず、辛くなってきました。

母はうつ症状があり通院・服薬しています。
ここ数ヶ月で料理を作れない、買い物ができない状態になり、
娘である私が日々の食事の用意をサポートしています。

かかりつけの心療内科のDr.に日々の母の様子を話したところ、
長谷川式検査で軽度認知症とも言われ服薬も始めました。

母よりも年齢がずっと上で、腰が曲がったご老人が
買い物をしていたりする姿を見ると、
そのご老人よりずっと若くてしっかりと歩ける母が
家に閉じこもっていることが受け入れられません。

父は健康ですが、食事のことはずっとしたことがないので、
買い物に行っても決まったものしか買えず、
日々の食事を賄うことはできません。

親の老化は自然なことと思っていても、
毎日の食事を考え、買い出しに行き、作ることで
自分の時間が拘束されることが苦痛です。

私にも家族がいますし、仕事もしていて、
毎日精神的に辛くなってきました。

親の老化を受け入れるためにはどうしたらいいでしょうか。

【りえ・50代・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

今まで自立して生活していた親が、
身の回りのことができなくなるのを見るのはとても辛いことですね。

ただし、老化は避けることができず、
それをしなやかに受け止めるためにどうしたら良いかということは、
りえさんだけでなく、私たち皆にとって大きな課題です。

りえさんの課題は、心理的な寂しさもさながら、
ご自身の生活が犠牲になることの不安が強いのではとお見受けします。

そうであれば、課題は積極的に周囲に助けを求めることになるかもしれません。

ご両親のケアを娘の私が背負わなければいけないと思っていれば、
そして、りえさんに、これからまだ取り組むべき仕事や人生の課題がある場合、
プレッシャーや憂うつな気分をもたらすことでしょう。

ここはサポートの輪を広げて負担を分散することが大切です。

軽度認知障害(MCI)は健常と認知症の中間=グレーゾーンとなりますが、
ある程度生活水準が保たれているため、
本人も自身の認知機能の低下に対するショックが大きく、
やる気がでなかったり、元気がなくなったりと、
うつ症状が確認されることも多いです。

また、そのような状態に接する時間が多い家族の心理的負担も
大きくなりがちです。

ただ、軽度認知障害の場合は、
運動や食事や認知トレーニングなど、
生活習慣の改善で進行を遅らせることも可能です。

もちろん、りえさんがその役割のすべてを担わずとも、
デイケアなど、周囲のサポートを積極的に活用してください。

また、デイケアでは家族会なども多く開催されており、
参加することで知識や知恵を獲得することも可能ですし、
共感できる人々との絆はりえさんに
勇気や前向きさをもたらしてくれると思います。

お父様の食事も、栄養バランスのとれたリーズナブルな
デリバリーサービスなども複数ありますので、
調べてみて活用するのも一つです。

そのように、サポートネットワークの中にいることで、
「大丈夫。私一人が頑張らなくても、なんとかなる。」という信頼感
が育まれたなら、不安も低減しますし、りえさんが罪悪感なく
ご自身のために時間を使えるようにもなるでしょう。

質を伴ったサポートをしようと思うときに、
サポーターのエネルギーが充電されていることは何より大切です。

お母様やお父様のためにも、ご自身の時間、
リラックスしたり、楽しんだりする時間を持つことを大切にされてください。

ーーー

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Q:4歳の娘がいます(長女4歳、長男1歳)。
とてもかわいく思っておりイライラしたり大変なことはありますが
人並み以上に育児を苦痛に思っているわけではありません。

なので普通の範囲だとは思いますが厳しく叱ることもあります。 

例えば共働きで遅くなりがちなので、帰宅後
夕食からお風呂を早く済ませたいのになかなか食べないのです。

じゃあもう食べなくて良いと言うと「食べる!」と号泣するので
「だったら早く食べなさい!!」とキツく怒鳴ってしまったり…。

そういう時に必ず「ママがいい!ママがいい!」と叫び泣きます。

また、頑張ると言っていたのに頑張れなかったりした時は
いつも以上に「ママが1番大好き」と言ってきます。

その度に「ママもだよ」と抱きしめていますが
「叱られるような悪い子はママに嫌われる」とか、
「期待に応えられなかった子はママに嫌われる」
と思っているのでしょうか?

「どんな(長女)でもいつでもママは(長女)が大好きだよ」等とも
言ってみましたが特に変わりはありません。

弟の事はひくほど可愛がっていて大好きなようですが、
弟より自分が好きか聞いてきたり、

「どっちも1番大好きだよ」と言うと
「じゃあ(姉)が1番で(弟)は2番にしたら良いじゃん!」と言うので
「どっちも1番でも良いんだよ」としか言えません。

やはり私の愛情を足りないと感じでいるのでしょうか?

下の子はまだ1歳でおっぱいを離さないので
手がかかるときは我慢してもらいますが、
自分は3歳までおっぱいを飲んでいたこともあり
そこは受け入れてくれているようです。

出掛けた時等は必ず「ママと!」という長女の要望に応え、
私が長女と、主人が息子と、という感じで
手を繋いだり隣の席にしたりしています。

自己肯定感が…などと言われるので
このまま放っておいて良いもかと思いますが
これ以上どうしてやれば良いのかわかりません。

【みーこ・40代・自営】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

母心溢れるお悩みですね。
優しい母でいたいのに、なれない。
怒鳴った後に自己嫌悪に陥ってしまう。
うんうんと私も頷いております。

まず、母のイライラとこどものグズグズに関しては、
娘さんのニーズ(欲求)だけでなく、
母親のニーズが満たされているかどうかが大事になります。

娘さんが同じ行動をしていても、
ミーコさんがイライラしないときもあるのではないですか?

そのときのみーこさんは、ゆとりがあったり、
喜びがあって満たされた状態にありませんか?

よきケアギバーでいたいと思ったのなら、
まず自分自身のニーズが満たされているかどうかを
確認してみてください。

そして、自分のニーズが満たされていないのであれば、
相手が自分の思い通りになることでそのニーズを満たそうという
矛盾が生じることを知っておいてください。

娘さんも優しいお母さんの愛情で満たされたいのに、
お母さんは娘が思い通りのふるまいをしないと
満たされないというパラドックスが生じるわけです。

まず、帰宅する前に、自分の心理的あるいは身体的な
エネルギーはどうかチェックします。

エネルギーが低い場合、イライラが発動しやすいこと、
娘に当たりやすいリスクがあることを知り、
ご自身をモニタしながら帰宅することが大切です。

また、帰宅してから、5分でも10分でも良いので、
娘さんとだけ向き合う時間を作ってあげてみてください。

娘さんも本当はお母さんが1歳の弟を優先して
あげなければいけないことは重々理解しています。

でも、お姉さんとはいえ、まだ自分も子どもで
赤ちゃんみたいに愛されたいニーズもあります。

お母さんが弟を差し置いて自分と向き合ってくれたのなら、
それはとても特別な愛情表現です。

みーこさんは、平等に愛さねばという思いがあるかも
しれませんが、同じように接することで
同じように満たされるわけではありません。

1歳児には1歳児の満たされ方が、
4歳児には4歳児の満たされ方があります。
また、1歳の弟をもつ4歳のお姉ちゃんなりの満たされ方があります。

平等にする対象を、愛し方ではなく、
相手の満たされ方のほうに変えてみてください。

1歳児の満たされ方と4歳児の満たされ方、
それぞれに愛の表現は変えてよいということです。

1歳の弟は「ぼくが一番」であることを確認することで
愛を確かめる必要はないかもしれませんが、
4歳のお姉ちゃんは、今はそれを必要としているのでしょう。

そうであれば、そう感じられるように向き合ってみてください。

弟が比較を意識するような年頃になったなら、
1番とか2番とかという表現は避けるべきでしょうが、
今はその心配はありません。

弟ばかりに手や注意が向いているときは、
何か秘密のサインを娘さんと決めて、
たとえば弟を抱っこしながらでも、娘さんの背中を軽くタッチしたり、
離れていてもウィンクしたりしたのなら、それは
●●ちゃんが大好きよという意味であることを伝えておくなど、
二人にしかわからない秘密のサインを作ることで、
絆を感じられるかもしれません。

娘さんが、自分は十分愛されていると安心できれば、
愛情に執着する必要もなくなってくるでしょう。
ーーー

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200302

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、けいさん(40代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生こんにちは。 毎週いつも参考にさせていただいております。
今日はずっと気になる事を、ぜひ先生に聞いていただけたらと思います。
 

実は、義父の口の軽さに、しばしば頭が痛くなります。
義父は町会長をやっていて知り合いが多く、学校行事にも頻繁に呼ばれる
ため、この辺りでは私の子どものパパママたちにも知られています。

防災の見回り等、地域の打ち上げの席にも参加しているようです。
そのような席で、様々なプライベート情報を話しているようなのです。
例えば、仕事、出身校、親の仕事、はたまた子どもの塾の名前や成績、
自分の知り得たあらゆる事を、場所や人を見ずに話しています。

義父はいわゆる、よく言えばこだわりがない人で、気のいい人だとは思い
ます。近所のおじいさんレベルなら一番いい気がします。でも、分別を
持って欲しいというか、よくわからない人や子どものママ達に私の
プライベート情報を話してほしくありません。

私はもともと、人間関係は深く狭くなタイプですし、 そもそも上記のよう
なことを軽々しく話す感覚が理解できません。以前、直接お願いしました
が、なぜ話しちゃダメか、本当には理解していない感じでした。

そして、義父はとても忘れっぽいです。義母にもお願いしましたが、
義母もコミュニケーションのひとつ、みたいな感じで理解してない気が
しました。

義母も、わりと口が軽いです。悪気がないぶん、言っても効果が薄く、
そのたびに、お世話になっているのだしとか、なんとか良い点を思い出し、
我慢しています。

他人なら、このような人には大切なことは話さなければいいのですが、
身内なのでなかなかそういうわけにもいきません。自分でも、開き直る
しかないし、気にしないようにしようと思うのですが、毎回イライラします。

このようなタイプにはどう対処していけば気が楽になるか、
教えて頂けたらうれしいです。よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~
 
けいさんやけいさんのお子さんは、義理のお父様にとって、
おそらく自慢のお嫁さんやお孫さんなのでしょうね。

成績まで周りに言うということは、きっと優秀なのでしょう、
成績が悪くてということはあまり言わないでしょうから。

でも、けいさんはあまり軽々しく言ってほしくないわけですよね。

割とコミュニティが閉鎖されている所なのかなという感じもしましたし、
おそらく、けいさんと義理のご両親は同居されているか
あるいはとても近い距離に住んでいらっしゃるのかなと推察しました。

身内であっても、話すこと、話さないことのコントロールはしようと
思えばできます。

ただ、同居の場合は、どうしても聞こえてしまうこともありますね。
例えば、学校から帰ってきたら、成績はどうだったなどということは
普通の会話としてあるでしょうから、なかなか難しいかもしれませんが、
けいさん、このあたりの距離感は今いかがでしょう?

もし、けいさんが、身内なのだから距離を縮めなければと考えていらっ
しゃるのであれば、そこは、たとえ身内であっても適度な距離をとって
よいという姿勢も大事かもしれません。

たぶん、けいさんの中で、理想の家庭とか家族、おじいちゃんおばあ
ちゃんとの関わり合いというのがあると思いますが、いつでも何でも
シェアできることが理想のこともあれば、そうではなく、ある程度は
プライバシーを守るということも大事なこともあります。
   
  
 
続きは、ビデオでお話しします……

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200217

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ミドルさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
イギリスに在住しており、最近、息子はケンブリッジ大学を受験しました。

数回にわたる筆記試験と面接を無事通過したのですが、
信じられないことに、最後の最後に大失敗をしてしまったのです。
最終面接の案内メールが迷惑ホルダーに入っていたことに気づかず、
面接に行かなかったため、不合格になってしまったのです。

ほぼ合格が決まっていただけに、この自分の大きな過失による最悪の
事態に、息子が立ち直れるか心配です。息子も私もあまりのショックに、
涙すら出ません。 二人三脚で応援してきたので、私自身も精神的ダメー
ジが大きく、眠れない日が続きました。

このような馬鹿げたミスで自分の一生に関わる大きなチャンスを逃した
息子を、怒ったり叱ったり責めたりしたい気持ちも正直ありますが、
一番苦しんでいるのは彼だとわかっているので、平静を装って励ましの
言葉をかけています。いろいろな感情が入り混じり、とても辛いです。

このような息子にどのように声をかけ、サポートしてあげたらいいので
しょうか。1週間経った今、息子は少しは落ち着いてきましたが、
他校の受験がこれからも続くので、早く立ち直って欲しいと思います。
でも、どのように寄り添ってあげたらいいのかわからず、困っています。

人生の出来事には必ず何か意味がある、息子がより成長するための試練、
息子に、もしくは私に、何かを気づかせる為にこのことが起こったのだ、
と心に言い聞かせていますが、その反面、なぜこんなことになってしまっ
たのだろうと、わたし自身、気持ちをどこに持っていったらいいのか
わかりません。

母として、どう対応すればいいのでしょうか。

また主人は長期出張中で、このことをまだ知りません。
事実を知ったら激怒するかもしれないので、それも心配です。
~~~~~~~~~~~
   
受験を頑張っている本人、そしてそれを応援している親御さんにとっては
本当にショッキングな出来事ですね。
ミドルさんのショックは想像を絶するものと推察いたします。

この出来事があってから、ご相談をお寄せくださった時点で1週間が経っ
ているわけですよね。そして、このビデオメルマガが配信されるには
もう少し日にちがありますので、それまでにはミドルさんも少し落ち着い
てきて、またいろいろな別のものの見方や考え方ができるようになって
いらっしゃるかもしれませんね。

文面からすると、おそらくケンブリッジが第一希望だったのでしょうか。
イギリスでもケンブリッジやオックスフォードは名門中の名門ですから、
そこを目指してすごく頑張ってこられのだと思います。

ただ、ここで間違えてほしくないのは、ケンブリッジに受からなかったら
人生終わりかというと、そうではないということです。

大学進学はあくまでもプロセスです。しかも外国の大学は入ってからが
本番で、大学の名前だけで入ったらOKではなく、そこで何をして卒業
するかというプロセスのあくまでも途中ですからね。

もちろん、そんなことは息子さんがわかっていらっしゃると思いますし、
どこからでもやり直しは効きます。本当にケンブリッジに入りたかったら
途中から編入することだってできますしね。

息子さんは、筆記試験と途中の面接は合格しているわけですよね。実力は
あるわけですから、他の大学もどんどん受けてみたらいいと思いますし、
大学側は、本当に優秀な人は取りたいはずですから、ケンブリッジに
どうしても行きたいのであれば、その熱意を先方に伝えるなど、
今この段階でできることもいくつかありそうです。

今回の出来事をご本人の、そしてご家族の人生にどう活かしていくのか、
心の持ちようについても私なりのアドバイスをさせていただきますね。
  
 
続きは、ビデオでお話しします……

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