親子関係

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【母の世話を誰がすればよいのか?】
   
Q.
実家のことで大きなストレスを抱えています。

私は3人兄弟ですが、私と妹は結婚し実家を出て
それぞれが夫や子どもと暮らしています。
弟は独身ですが、実家を離れ一人暮らしをしています。

先日父が亡くなり、実家は母一人となりました。

途端に実家の相続や母の世話をどうするのか、が問題となりました。

父の存命中から、跡取りは長男である弟と決められていましたが、
いまや弟本人にその気がなく、実家に全く寄り付きません。

一人暮らしになった母は心細さからか、長女である私に
毎日電話をかけてきては愚痴をこぼし、
自分の面倒は誰が見るのか、と声を挙げ訴える始末。

正直、母と絡むことに疲れています。

また、父の葬式に赤い靴下を履いてきては
葬式中に仕事の電話だからと電話を取る弟の常識のなさに
心底不甲斐なさを感じ腹が立っています。

さらに、母はそんな弟に喪服を準備してやるなど、
甲斐甲斐しく世話を焼いています。

私の夫は私が母を引き取ることには反対です。
妹にも引き取る気はありません。

母の世話を誰がどのようにすればよいでしょう。

【まさお・40代・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ひとりになった親の面倒を誰が見るのかで
弟妹の中に不穏な空気が流れているのですね。

それぞれに家庭があり、日々の忙しさに加えて、
母親と弟への少なからぬ悪感情があることが、
親との心理的な距離と、お世話をしたくない(できない)
理由になっていることと思います。

まず、避けて通れないのは、弟さん、妹さんと3人で腹を割って
親の世話と相続について話し合いをするということです。

それぞれの率直な思いを3人で共有して、
妥協点を見出す必要があるでしょう。

その際、「私は~思う」という私を主語に
思いを伝えるコミュニケーションを心がけてみてください。

「あなたは~だ。」と相手を主語に断定しないことです。
これは発話ではあるものの、会話(コミュニケーション)ではありません。

分断のためでなく、理解し合うための会であることを心がけます。

まさおさんのお母様は声を上げ自身の世話について訴えている
とのことですが、今すぐに支援や介護が必要な状態でしょうか。

物理的な支援が喫緊の課題でない場合、
今は夫の逝去による寂しさや不安から、
情緒的なサポートを必要としていることと思います。

そうであれば、長女のまさおさんだけでなく、弟妹とも連携して、
お母様から連絡があった時や用事があるときだけでなく、
子どもたち側から定期的に電話をして、
お母様の話に耳を傾ける時間を取られると良いと思います。

そのことで、お母様は「ケアされている」感覚が得られ、
落ち着きを取り戻す可能性があります。

あらかじめ、曜日を決めて連絡することで、
不平不満など、何か事を起こさない限り繋がれない状態から、
事を起こさなくてもいつでも繋がれる安心感が得られるでしょう。

寂しいときに人が求めるのは、重いものを運んだり、
買い物や送迎などの道具的な支援よりも、注意であったり、
目に見えない繋がりや絆であることご多いのです。

情緒的支援だけでなく、物理的にも経済的にも支援が必要となる場合は、
誰がメインの支援・介護者となるのか、メインでない家族は、
毎週あるいは毎月数回などであれば介護を行えるのか、

それとも3人とも忙しすぎて手が回らない場合、介護施設に入所するのか、
その場合、経済的負担は誰がどれほど負うのかなど、
具体的に役割分担を決めておくことで、
後々、姉弟妹間のシコリを残すのを、防げるのではないでしょうか。

お母さんと弟さんへ対する思いに関しては、
長男にこだわなければならなかったお母様の…、
好きで長男に生まれてきたわけではない弟さんの…、
そしてそれを愛の比較に置き換え不公平感を抱いてしまう姉妹の…、
それぞれの心理社会的背景、いびつさや弱さ、
そして不器用にも幸せに生きようとする健気さを慮り、理解し、
受け入れることで苦しみを取り除くことができると思います。

どうか静かに振り返ってみてください。

これまで本音で向き合ってこなかった家族が、
大きな出来事や事件を通して真摯に向き合う姿勢は、
それまで予想しなかった調和を創り出すこともあります。

その要は深い理解と思いやりにあるのでしょう。

 
〜〜〜〜〜〜〜〜
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FROM 川畑のぶこ

今日は、さやままさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

【Q】
同じ市内に住む86歳の母のことで相談します。

私が幼い時から長女ということもあり、
年子2人の弟に比べ、何かと厳しく育てられてきました。

お金には不自由なく、いろんなお稽古事などさせてもらい、
母にとっては期待された子どもだったと思います。

ただ、母にとっては姑との確執があり、その不満を私にぶつけるような
こともたびたびありました。子どもの言い分を一切聞かない、
何日も無視を続けるなど、理不尽な怒られ方を、いつもされてきました。

大人になってから、母との関係がうまくいってないことに気づかされました。
幼少期にされたことを伝えても母はまったく覚えておらず、それに驚かされ
ました。 認めて謝ってほしかったのに、それはありませんでした。
 
ただ、私も早くに結婚し子ども二人を育て上げ、孫もでき、夫とも、
けんかをしながらも何とか生活しております。

母とは疎遠で、たまに顔を見に行こうとしても、同居している弟が、
母が認知症なのでたくさんの人と会うと混乱すると言い、1年に2回ほど、
近くの娘宅で30分ほど会うのみです。確かに、同じことを何度も繰り返し、
耳も遠いので、私との会話もほとんど成り立ってはないのですが…。

平日の昼間は私も仕事で出かけられず、休みの日に行きたいとは思っても、
なんとなく足が遠のいてしまっています。このまま認知症がさらにひどく
なっていき、心を通わせられないまま見送ることになるのは、悲しいのです。

親孝行は私が幸せに過ごしていることと思い、ひ孫にも時々会える環境で、
このままでいいのかとも思いますが…。母に何かしてあげられることは
ないかと、思案しております。 アドバイスがあればよろしくお願いします。

【A】
さやままさんのお母さんに対する愛情がひしひしと伝わってくるご相談です。

お母さんに幼少期にされた対応を嘆きながらも、認知症のお母さんに
自分が何をしてあげられるのかを一生懸命考えていらっしゃる。
本当にお母さんのことを大好きで愛しているんですね。
愛しているがゆえに、あのとき私にどうしてあんなことしたのという
苦しみや憎しみも出てくるのでしょう。

さやままさんの心の叫びは「私を愛してください」ということ、
そして「それを確認させてください」ということではないでしょうか。

子どもにとって母親の存在というのは絶対的で、神様のようなもの。
幼少期に母親に愛されるか愛されないかは死活問題ですから、そのような
時期に、理不尽な怒られ方をしたり、無視されたりということが続いて、
自分は愛に値しないのではないかという不安が強く、それが未消化なままだと、
大人になってから今回のさやままさんのような苦悩を抱える場合があります。

まず、当時のお母様の、さやままさんへの態度については、見方をちょっと
変えてみること、そして、現在のお母様への向き合い方については、
ある意図を持って行うことをおすすめします。

続きは、ビデオでお話しします……

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20201123

FROM 川畑のぶこ

今日は、リラさん(30代・セラピスト)のご相談にお答えします。

【Q】
小学3年長女と1年長男と4人家族です。 その長男の悩みです。

小学校に上がってから、すごく怒りっぽく、何か気に入らないと
「バカ、死ね、クズ、クソババァ」などの汚い言葉を吐き散らします。

初めは、「死ね」を覚えて使うので、なんて言葉を言うの!と
厳しく怒っていました。しかし、何度怒られてもやめず、
更に覚えてくるので、私もかなりのストレスで。

1年生で、しかも公立保育園上がりで毎日遊ぶだけの環境から、
コロナ休校を経ていきなり小学校のお勉強モードに慣れないからか、
1学期は「学校行きたくない」と毎日言うので校門までついていってました。

その本人のストレスもあるし、公文とプールとサッカー3つの習い事をして
いて、特にプールは行きたくないと言い出すけれど、なんとかして連れて
行くので、そのストレスもあるんだとも思っています。ただ、本人がやると
言ったものなので理由なく辞めさせたくなく、クロールができるまで
頑張ろうねと伝えています。

あと、行きたくない理由はお友達と遊びたいからです。遊ぶ事はとても
良い事だしわかるのですが、習い事がない日や終わってからは遊べるので、
気持ちの切り替えを覚えて欲しいと思っています。

お友達と遊んでる時は我が道を行くタイプで、虫好きなので他の子が
飽きても、来る日も来る日もセミ捕りをしていたり、鬼ごっこしたければ
したくないという子と殴り合いの喧嘩をした事も。外でもやんちゃな子と
いうイメージなんだと思います。

我が子は相手が悪いと言いますが、人を蹴ったり殴ったりして怪我を
させたら、その時点で自分が悪くなってしまうんだよ、と家で叱ると、
「ぼくなんていなくなればいい、いなくなるわ。ぼく死にたい」と言うの
です。私は悲しくて悲しくて。

保育園ではトラブルなかったので戸惑うし、自己肯定感が低い子に育てて
しまっているのでしょうか。習い事が早すぎたのか、辞めさせるべきなのか、
いろいろ分からなくなっています。

【A】
小学校に入ると、周りのお友達や、ギャングエイジのお兄さん達などからも
影響を受けたりしますし、そういった人たちの言葉使いを真似したりする
ことはよくあるわけですが、幼稚園や保育園では使わなかったような言葉、
特に「死ね」などという言葉を使われてしまうと、
母としてはもうショックでしかありませんよね。

さぁ、今日のテーマは何かなと考えたのですが、敢えて「生きる目的」、
人生の意味とか人生の目的ということを柱にして回答したいと思います。

おそらくリラさんが母親としていちばん悩んでいられるのは、息子さんの
「ぼくなんていなくなればいい」「ぼく死にたい」という言葉でしょう。
そんな聞くに耐えない言葉を、なぜ口にするのでしょうね。

ほとんどの場合、本当に死にたいと思って言っているわけではありません。
ぼくが生きていること、存在に値することを認めてください、承認してくだ
さい、愛してくださいという裏返しの言葉、と受け止めてみてください。

今年はコロナもありましたし、子どもたちには、親の想像以上のストレスが
かかっていると思います。本来なら、入学式から始まって、学校やお友達に
徐々に慣れていって、社会的に学んでいくものが、今年は、自宅で過ごす
ことを強いられた時間が長く、秋にいきなり学校生活がスタートするという
イレギュラーな流れでしたね。

これは、ある児童・生徒さんたちにとって、あるいはご家庭にとっては、
非常に酷な状況だったと言えると思います。

また、その子のパーソナリティもありますので、リラさんの息子さんにも
きっととても大きなストレスがかかったのでしょうね。

習い事をどうするかということと併せて、息子さんとの関わり合い方、
言葉がけに、ちょっと意識を向けてみるとよいでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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20201116

FROM 川畑のぶこ

今日は、がんばるんばさん(40代・専門職)のご相談にお答えします。

【Q】
こんにちは。いつもメルマガを楽しみにしています。
参考にさせていただいたり、勇気をいただいたりしています。
ありがとうございます。

今日は職場での女性上司との人間関係について質問させてください。

この春に、女性上司のパワハラが理由で転職しました。新しい職場では、
私の経歴を見て、既に新しい業務を任せてもらえる準備も進んでいます。

今度こそ!と思っていたのに、また、女性上司の中に自分の母親を重ねて
しまっている自分に気づきました。母は支配的、過干渉で、私に選択権は
なく、命令、否定、責める、攻撃、無視の人なので、今でも電話やLINEが
くると「今度は何?」と不快で、母を思ったり、母と接して安心した事は
ほとんどありません。

今度の上司は、あまり表情を顔に出さず、入職してみると、他のスタッフ
からの評判が悪く、だから職員が定着しないそうです。ただ、私と一緒に
入った同期とは談笑しているし、壁を感じないので、私の受け取り方にも
問題があるのだろう、とは思っています。

母も弟をひいきしてきたので、そこも、上司と重ねてしまいます。今までも、
どこの職場でも女性上司に母を重ねてしまって、ひどく緊張して、嫌われて
いるのではないか、何か機嫌を損ねてしまったのではないかと、びくびく
していた自分がいました。

きっと、母も上司も優しい時もあるはずですが、私にはアンテナがあって、
冷たい言動や態度を敏感にキャッチしてしまうように思えますし、
上司にもアンテナがあって、攻撃しやすいのかしら?と思ったり、、、。

私に仕事を用意してくれているという時点で、前職とは明らかに違うので、
ここで頑張りたいです。ちなみに、母は同居はしていませんが、毎日、
私の子ども達か私にLINEか電話をしてきて、常にいる感じです。

アドバイスいただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。

【A】
がんばるんばさんというニックネームどおり、頑張り屋さんのところが
伝わってくる、また、相手に対して誠実に、気分を害さないよう接しようと
しているお姿が思い浮かびます。

今日のテーマは「転移」ということになるのかなと思います。転移というのは、
がんなどで、原発巣からどこか体の別な所に転移してしまって、などという
ような表現がありますけど、その転移ではなくて、心理学的な転移です。

これは深層心理学でフロイトやユングなどが扱っていた領域で、
私たちが子どもの頃、最も影響を受けた人との関係から学んだやりとりを、
知らず知らずのうちに、無意識のうちに、今現在の大切な人との関係や
やりとりに投影してしまうという、このような状態のことを言います。

幼少期の大事な関係というのは親が多いですね、特に母親。母親との関係を
自分の今の大切な人、例えば上司に、また、父親との関係を、例えば夫に、
など、そのまま移してしまうことです。

もう、がんばるんばさんもご自身でお気づきの通り、女性上司に母親を重ね
合わせてしまうとおっしゃっていますよね。では、これをどう克服していく
ことができるのかということですね。

その際、がんばるんばさんが、お母さんに対してどう「したい」のか、
という気持ちがもっとも大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_1148336333

Q.私には27歳の娘がおります。

娘の幼少期は育てるのが大変だなぁと感じてしまう場面も多々あり、
その頃は娘の個性なのだと思っておりました。
後から気がついたのですが、
おそらく少し発達障害気味だったのかもしれません。
  
そして高校2年の時に周りの子供達との差を感じるようになったのか
段々学校にいけなくなり、3年生の時には完全に不登校となりました。
本人もかなり苦しんでいたと思います。
薬を大量に飲み自殺未遂をした事もあります。
   
その後単位制の高校に転校し
1年オーバーはしましたが、何とか高校は卒業し、
大学受験をして大学にも入学することができました。
そして大学は親元を離れて4年間ひとりで暮らしました。
 
そんな中、大学3年の時にLAMという肺の難病を発症し、
今現在在宅酸素をつけながら自宅で暮らしています。
  
娘は通常の生活は出来るものの少し激しく動くと息切れがします。
今まで私も病気を治したい一心で東洋医学、薬膳、心理学などの本を
読み漁ったり、ネットで調べたり、どうにか出来ないものかと必死でした。
  
心と身体は繋がっていると聞きます。
結局病気は娘本人が自分自身で何とかしたいと思わないと
どうにもならないもので、親は側にいて支えて
見守ってあげることしか出来ないんだなぁと気がつきました。
   
娘は自分と他人は違っていると思っていて、
他者とあまり会話をしたがりません。
また買い物以外はほとんど外出しません。
娘は恐怖心から出来ればこのままずっと家にいて、
この生活を続けられるものなら続けたいと願っています。
   
もし娘の恐怖心を取り除く事ができれば、
少しでも他者との交流を図ることが出来、
娘の人生が少しでも豊かになれるのでは思うのですが…
   
心が豊かになれれば病気が改善されるきっかけを作る事も
出来るかもしれません。
   
もしよろしければアドバイスをお願いいたします。
  
  
【もみじ・50代・パート】
  
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
  
愛する我が子が人生に絶望しながら歩むのを見守ることほど
親にとって苦しいことはないと思います。
  
それでも娘さんは、苦しみを乗り越えながら親元を離れ、
一人暮らしをしながら大学に行かれたのですね。
親元を離れる際は、もみじさんも
断腸の思いだったのではないでしょうか。
  
また、娘さんの難病がわかり、在宅で治療を続けられているとのこと。
  
親として娘の治癒を望むのは当然であり、
娘の痛みや苦しみを取り除きたい一心から治療を提案したり、
人と交流することを提案するのは自然の流れと思います。
  
ただ、治療法を探し求め奔走され、
できる限りを尽くし、逡巡の果てに、
「見守るしかない」という境地に至ったとのこと。
   
もみじさんは、静かなパワーを獲得されたことと思います。
  
置かれている状況に抗うことをやめ、
受容したからこそ、手放すことができたのではないでしょうか。
  
そしてこの受容は、娘さんに安堵をもたらすことでしょう。
  
「私は私のままで受け入れられているのだ」と、
「健常でなければダメではないのだ」と。
   
もみじさんが、娘さんの人生を彼女自身の力に委ねることは、
「あなたは自分で(自分らしく)人生を切り開く力がちゃんとある」
という無言の信頼メッセージでもあります。
   
委ねられることによる安心感は真の癒しの始まりだと思います。
  
引き続き、もみじさんの思い通りではないかもしれないけれど、
娘さんなりに人生を切り開くそのプロセスを信じて
寄り添ってあげてください。
   
他の誰かはともかく、お母さんは私を受け入れてくれる
というだけで十分です。
   
そこから、オートマチックに母親との関わりを
他者にも投影できるようになる可能性はあります。
   
  
病気には痛みや苦しみが多く生じると思いますが、
大変な中にもぜひ、もみじさんと娘さんが
このような状況でなければ得られなかったであろう、
変化で好ましいことにも意識を向けてみてください。
   
病気に意味を見出すちからは、私たちの回復力を高めてくれます。
  
病気で母と娘が互いの人生にじっくり向き合う機会が訪れたなら、
それは二人の無意識な真のニーズなのかもしれません。
  
それらを意識的に取り入れてみることで、
人生に素敵な変化が訪れるでしょう。

 

ーーー

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毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

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FROM 川畑のぶこ

今日は、しらすさん(30代・看護師)のご相談にお答えします。

【Q】家族のコミュニケーションエラーについて相談です。

母は8年前に卵巣癌を患いました。ステージ4で度重なる抗がん剤治療や
新薬を使用して動脈解離を発症したり、抗がん剤の効きが悪かった部位を
手術で取り除いたけど、腹腔には小さくてとりきれないものがあること、
間質性肺炎を併発したこと、腫瘍マーカーがまた上がってきたりしたことで
憔悴しきっている状況です。

治療を休みたい。寿命が少し短くなってもいいから、家事ができたり、
旅行に行きたいと話しています。

私と姉は母が望むように生きてほしいと考えています。父と弟は、
効果があるのに、治療をしないのはよくないと母に話しているようです。

母は昔からた父に強く言われると自分の気持ちを押し込めてしまうところ
があり、私は母の気持ちが置き去りになってしまうのではと心配しています。

みんな母が大好きで、母を思う気持ちは同じなのですが、
支える家族が母の生き方をめぐってすれ違っているように感じます。

もちろん父と弟の気持ちは十分わかります。 ですが、母が家事をやろうと
してふらつくと、だから動くなっていってるんだ。などと言うことがあります。
心配しているのはわかるのですが、母の気持ちを思うと胸が苦しくなります。

母が望むような人生を送れるよう家族が同じ方向をむいてサポートできたら
いいと思い、話し合いをしたいと申し出ましたが、私は母の立場で話を
しすぎるのでわ父の気持ちや状況をきちんと考えて話しができないと思う、
と弟に危惧され話し合いには至っていません。弟のいうとおり、私が感情的に
なってしまいコミュニケーションが上手くいっていないのかもしれません。

どうしたら価値観の違うの家族と寄り添えるのかアドバイスしていただきたいです。

【A】
お母さんの気持ちもお父さんの気持ちも、もちろん弟さんの気持ちも、
理解できるしらすさん、とっても苦しいですね。

今日のテーマは、真のサポートとは何かということになるのかなと思います。

私たちは誰かが困っていたり、愛する者が病気になって苦しんでいたりする
ときに力になりたい、サポートしたいと思いますよね。

そして、このとき、どうしても自分が相手に出してほしい結果をサポートして
しまいがちです。でも、真のサポートというのは、自分が相手に出してほしい
結果ではなく、相手が真に出したい結果をサポートすることなのです。

今回のケースでは、治療はさんざんやってもう十分、よりよく生きたい、
命が長くなることよりも残された人生を少しでも豊かに気分よく、清々しく
生きたいというのがお母さんの本当にしたいことであれば、これを支えると
いうことが大事になってきます。

じゃあ家族は言いたいことを言ってはいけないのか、自分のニーズを伝えては
いけないのかというと、そうではありません。家族が自分のニーズを押し殺して
お母さんと向き合っていくのは、それはそれでストレスになりますね。

なので、言いたいこと、思っていることは伝えてもいいのです。
その際、伝え方というのがとても大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q.10年前に夫が亡くなり
一人暮らしをしていた所へ娘が離婚して、
2歳の娘を連れて同居を始めました。

孫が兄妹を欲しいと言い始め再婚を考えるようになり、
3月に再婚をしました。

が、生活設計をしないで暮らし始めた為、
今になって問題が出始めました。

婿は単身赴任で殆ど家にはいないので
独身の時に借りた部屋を引き払うかと思ったが
借りたままにして家にお金を入れない。

今になってやはり同居は無理と荷物を戻すと言い出した。

孫はまだ1年生で朝の送りや娘の夜勤などがあるため
私との同居を望んでいるが
それでは結婚した意味が無いと悩み
ストレスで会話にならない。

金銭面の事、子育ての事、将来の事など、
干渉し過ぎなのでしょうか?

私自身も独り身なので仕事は辞められないし
本来なら何でもやってあげられる
優しいおばあちゃんでいたいだけなのに。

皆んなが幸せに暮らせる日は来るのでしようか?
解決策を教えて頂けましたら幸いです。

【さくら・50代・営業】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

娘さんとお孫さんの幸せを願う、
さくらさんのきもちが伝わってきます。

さくらさんにとって、
みんなが幸せに暮らせる日というイメージは
どのようなものでしょうか。

それぞれのニーズが満たされるということであれば、
それは難しいかもしれません。

なぜなら、結婚というのは共同生活の始まりであり、
妥協のレッスンの場でもあるからです。

みんなが妥協しつつも、それなりに納得がいって
穏やかに過ごす日ということであれば可能かもしれません。

さくらさんのご相談を伺う限り、
娘さんとお婿さんに今も愛があるという前提であれば、
課題は2つあると思います。

1つは、お婿さんのニーズを明らかにし、
可能な限り尊重するということ。

男女の愛が燃え盛っているときは、勢いがあり、
どんな試練も乗り越えられると思えるものです。

ところが、ある程度時間が経過して、
出会った頃の「燃え盛る愛」効果も落ち着いてくると、
冷静に現実が見えてきます。

その結果、お婿さんは、
夫婦水入らずの生活空間が大切だと思ったかもしれませんし、
独身時代のアパートをいまだに解約しないということは、
どこかで素でいられる自分自身の時間や空間を
確保していたい欲求の現れかもしれません。

このこと自体は健全な欲求です。

そのようなニーズが満たされないことの不安や、
どこかで結婚がうまくいくか自信が持てず、
不安をかかえたまま見切り発車で結婚をしてしまった場合、
無意識はまだ独身時代のままであることを
望んでいる可能性もあるでしょう。

この辺のお婿さんのニーズを汲んであげることは
大切な姿勢となると思います。

2つめの課題はお孫さんのお世話ですね。

これは1つめの課題とも連動しますが、
お孫さんとしても、自分の母親が夜勤でいない時などは、
おばあちゃんと一緒にいることが安心できるのですね。

そうであれば、娘さんが子どもを仕事の前に
おばあちゃんのお家に預けられる程度の距離で、
娘さん夫婦のプライバシーが保たれる家に
住むことで解決するのではないでしょうか。

学校の後など、お母さんもお父さんもいないときは
基本的におばあちゃんの家で過ごし、
お父さんが帰ってくるときは、
家族三人水入らずで過ごす時間を持てる、
というのが現在の理想型なのではないでしょうか。

娘さん夫婦は、どのみち、
お婿さんの毎月アパート代の出費があるのなら、
そして、お婿さんは単身赴任で
メインの居住者が娘さんとお孫さんの二人になるのなら、
しばらくはさほど大きな家に住む必要もなく、
いまとさほど変わらぬ経済バランスで
やりくりできるのではないでしょうか。

お婿さんも「我が家」と感じられる空間が大切です。

今の状態は、彼にとって「我が家」の感覚からは遠く、
親戚の家にお邪魔しているような感覚で、
心底寛げていないかもしれません。

もちろん、常識的な感覚のある社会人であれば、
そのようなことを面と向かって
さくらさんに告げることもしないでしょう。

「自分の城は手放さない」という
無意識な行動として表現されている可能性があります。

自分の気持ちを押し殺してまで
経済的利益を優先することで、
人間関係自体が崩れていくことがあります。

経済バランスと同様、心のエネルギーバランスをとることも
重要であるということを念頭において、
みんなにとって何がベストかということを
すり合わせていけばよいのではないでしょうか。

お孫さんに不便な思いをさせたくない
という思いがおありかと思いますが、
孫の望みのすべてを満たしてあげるのが
いいおばあちゃんではありません。

親やおばあちゃんが苦労しながらも
人生を切り開いている背中をみせることも良い教育です。

今さくらさんが無理なくできることをしてあげる、
そして孫にたっぷり愛情を注いであげればそれで十分でしょう。

さくらさんは今のままで、
十分素敵ないいおばあちゃんですから。

ーーー

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20201012

FROM 川畑のぶこ

今日は、とてとてさん(40代・自営手伝い)のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。 いつも参考にさせていただいてます。

マジメで心配性、ザ長男、な感じの高1長男についてです。

そんな性格が災いしてか、先の見えないコロナ禍の中、
感染が不安でたまらない様子です。

部活で疲れて帰宅するなり、熱ないよね?を連発、家族で泊まった市内の
プール付き温泉宿泊施設(市が感染対策を認めた施設です)で感染してないか、
友人に行ったことを伝えるべきか、などなど、コロナ鬱になるのでは?と
思ってしまいます。

青春を謳歌できるこの時期に、ただでさえ多感な時期なのに、
コロナに振り回されているのが可愛そうになります。

私も不安に振り回されていた時期はありました。
今は、敵を知って自分の守り方を決めようと、本を読んでいる最中です。
どう言葉掛けしたらいいのか、アドバイスをお願いします。

【A】
今年はこのような災いがあって、まさに青春を謳歌したい年頃の青少年や
外で体を動かしたい学生、元気にお友達と遊びたい小学生などは
とても窮屈で大変な思いをしていますね。

とてとてさんのご長男さんも、とてもお辛い様子が伝わってきます。
本当に切ないですね。

真面目で心配性、ザ長男と書いてありますが、
おそらく、ものごとに対して細やかに反応されるパーソナリティの
お子さんなのではないでしょうか。

とてとてさんもお気づきのように、敵を知るというのはとても大事な
ことです。

今はもうある程度、コロナがどういう振る舞いをするかわかってきましたし、
国ごとの差なども出てきましたね。

日本人に対して、あるいはアジア人に対してどういう振る舞いをするか、
また彼の年齢層に対してどういう振る舞いをするかということも、
エビデンスが蓄積されてきていますので、それを彼とシェアすることは
有効だと思われます。

以前もこのコーナーでお話ししたことがあるのですが、「用心」すると
いうのは大事ですね。単に「心配」するのではなくて「用心」する、
きちんと備える気持ちがある、というのはとても大きな差をつくります。

用心しているから大丈夫という心持ちは大事になってきますから、
何を用心すればいいのかということを、もう一度、彼と一緒に話し合って
みることをおすすめします。
とてとてさんが読んでいる本の内容をシェアするのもいいですね。

その際は、何となくではなく、ちゃんと時間を持つようにしてください。
「あなたの最近の様子を見ていてお母さん心配だし、とても大事なことだと
思うので、このことをあなたと共有しておきたいし、一緒に学んでおきたい
と思う」といったように、一緒に学ぶという姿勢を大事にされてください。

あとは自分をはじめ周囲を「信頼する」ということも大切になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_1283501578

Q:アラ還暦の主婦です。
私は二人姉妹の跡取り娘という立場で次男と結婚しました。
  
この結婚についても、これまで幾度となく悩んできました。

先のことを何一つ約束することなく、ここまできましたが、
気づけば夫の兄である長男は一人っ子と結婚して
姓こそ名乗っていますが、婿養子同然、
妻の実家の墓に入る約束までしたそうです。
  
随分前に、夫から何気ない会話で聞かされました。
 
どうやら、その時に夫の家の墓を任されたようで、
私に相談もなく承諾したようです。
  
私の実家にも仏壇があり、四代続く墓もあります。
  
妹も長男と結婚しており、両親は既に他界して、
実家は空き家となっています。
  
長男の妻の実家も、 両親は他界している中、
この度、夫の両親が立て続けに亡くなりました。
長男の兄は名ばかりの喪主で、
仏壇、墓は結局、夫が管理していくことに。
  
私から見れば私、私の実家だけが
貧乏くじを引かされたような気持ちでいっぱいです。
  
こんなふうに考える私はおかしいですか?
 
私の子どもは娘一人っ子です。
私は両親に申し訳なく、私だけでも
実家の墓に入れてもらいたいと思っています。
 
大事なことなのに、きちんと話してくれずに、
事後承諾のように持ってきた夫に対しても
怒りのようなものが湧き出て、
別居、離婚さえも考えてしまいます。
  
【なみだ・50代・主婦】
  
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
誰が先祖のお墓を守るのか。
 
この問題は、なみださんだけでなく、
少子化が進む社会で、皆にとっての問題でもあると思います。
 
子孫の数が減る限り、
すべてのお墓を保存していくことは不可能だからです。
 
今回、なみださんには2つの課題があるとお見受けしました。
 
ひとつは、夫が「相談なく」自身の実家の仏壇や墓を
管理することになったということで、
自分や先祖に対するリスペクトが欠けていると
思われたことではないでしょうか。
  
そうであれば、率直に
「大切なことなので、きちんと相談して決めて欲しかった」と、
そして、夫の選択に不服があれば、
今からでも伝えてみてはいかがでしょうか?
  
もしかしたら、なみださんの思いを確認したうえで、
改めてお義兄さんと話し合いの場をもつ可能性も
出てくるのではないでしょうか。
  
おそらく、なみださんは跡継として
ご自身の実家のお墓に入るつもりで、
当然、そのことは合意されていたものと
思っていらっしゃったと思います。
 
逆に、結婚されるとき、
「自分は跡継なのであなたと私は私の実家の墓に入る」
という相談と合意はされていましたか?
 
もし、相談していなかったのであれば、
これはお互い様かもしれません。
 
今回のことを機に、改めて話し合ってみることをおすすめします。
 
話し合いがされるということは、
互いに敬意をもって向き合うということです。
 
結果がどうであれ、このプロセスそのものが
夫婦の信頼関係を維持するのに大切です。
 
 
そして2つ目の課題。それはお墓の意義です。
  
なみださんにとって、お墓とはなんでしょう。
  
おそらく、先祖との精神的なつながりをもつ場ではないでしょうか。
 
では、「先祖とつながる」とは、
なみださんにとって、どのようなことでしょう。
 
先祖とのつながりが、非物質的な心の営みであれば、
かならずしもお墓というゲートウェイを使う必要はないかもしれません。
 
人間は見えるものに強い影響を受けますから、
物質としての墓を使用した儀式を有効活用してきたのでしょう。
 
儀式化することでつながりをより深める意図があるのだと思います。
 
ただし、それらの物質を介さないと、
先祖との見えないつながりは保たれないのでしょうか?
 
お墓や仏壇を持たない人は、
先祖との関わりは断たれてしまっているのでしょうか?
 
 
近年、樹木葬や集合墓など、先祖代々の土地や墓に
こだわらない人が増えてきているのは、
管理の問題もさながら、
場所や墓石といった物質的な側面よりも、
見えない精神的なつながりにより重きを置く人が
増えてきている傾向もあるのではないでしょうか。
 
先祖を祀るのは、私たちが幸せに生きることを、
どこかからあたたかく見守ってくれているという思いが
あるからではないでしょうか。
  
もちろん、先祖も子孫の幸せを願っていることでしょう。
 
もしなみださんが、先祖の立場にたって、
子孫が自分(たち)と繋がる窓口をどっちにするかで揉め、
不幸になっているのをみたらどうでしょうか。
 
登山口多しといえど、行き着く山頂はひとつ、
そんな考え方も役立つかもしれません。
 
本質はどこにあるのだろうと、立ち返ってみると、
問題は思うよりシンプルに解決できるのかもしれません。
  
          
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今日は、ポチさん(50代・派遣社員)のご相談にお答えします。

【Q】娘の恋愛を心から喜べません。

はじめまして。
いつも視聴させていただき、勉強させていただいております。

私には、社会人の息子と大学生の娘がおります。息子はすでに独立し、
単身赴任中の主人もおりませんので、娘と二人暮らしです。

娘にはお付き合いしている彼氏がいて、家に迎えにきた時に一度、
会ったことがあります。
また、娘もいろいろな会話やデートのことをよく話してくれます。

ただ私は、夜中に帰ってくることや、写真でベタベタしている様子を
目にすると、なんだかイヤらしくてすごく気分が悪く、
幸せと思っている娘ととても一緒には喜べません。

門限も守っていますが、近い将来、泊まりの旅行にも行きたがるでしょう。
本当に心から一緒に喜べない自分の、恋愛や男女関係に対するトラウマと、
いろいろを含めて許してあげたい葛藤に毎日悩んでおります。

今の私は、どう気持ちの折り合いをつけたらいいのか、
ご指導いただければと思います。よろしくお願い致します。

 
【A】
お年頃の娘さんの恋愛を素直に喜べないポチさんがいらっしゃるのですね。
娘の幸せを喜べないというのはとても苦しいことですね。

本当は一緒に祝福してあげたいのに、いやらしく捉えてしまうとのこと、
もしかしたら気分が悪くなったり、生理的に反応したりしてしまうのかも
しれませんね。

そして、その背景には、ポチさんご自身もおっしゃっている通り、
過去の恋愛や男女関係における辛い体験がポチさんの中にあって、
それがトラウマになり、娘さんの恋愛にも投影してしまうということが
起きているのではないかと推察いたします。

許してあげたいという思いがあると書かれていますが、
どうやら、娘さん自身を許してあげたいということではなさそうですね。

実際に娘さんがしている行為がいやらしいことだとか悪いことだということ
ではないですし、世の中の男女がすべて卑猥なことをしているのかといえば、
そんなことはないわけです。

多くの場合、彼らは男女として自然で健全な関わり合いを持っているわけ
ですから、彼らが問題なわけではないですし、ましてや娘さんが問題なわけ
ではないですね。

許してあげたい対象は娘さんではなくて、ポチさん自身に他ならないのでは
ないでしょうか。

続きは、ビデオでお話しします……

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