親子関係

20210412

FROM 川畑のぶこ

今日は、ゆきさん(50代・女性・ピアノ講師)のご相談にお答えします。

【Q】
息子が結婚して1年になり、最近子どもも生まれました。

かつて、私は主人の両親と同居し、
それがうまくいかず10年で別居しました。

当初も今も、姑はズケズケとものを言う人で、
正直、そのトラウマから今も逃れられません。
もう結婚生活も35年を過ぎ
25年も別居しているという今もです。

そして、そんな関係や思いは絶対に
息子の嫁にも継承させてはいけないと、
結婚当初から思っています。

お嫁さんとは距離を取り、問題ありません。

と、ここからが私の悩みです。

結婚の際、息子はお嫁さんの実家の近くに新居を持ちました。
働くお嫁さんが少しでも楽なようにということで、です。

そして昨日、子どもも生まれたし、
お嫁さんの家の目の前に良い物件があるから
引っ越しをするという報告でした。

「え?目の前?」
即座に、プライバシーもなくなるので辞めたほうがよい。
マスオさんになるよ。お母さんに頭が上がらなくなる、
などと反対してしまいました。

すると、息子からは
「おばあちゃん(姑)と同じことを言って、
結局お母さんは同じことをしている。
僕たちが幸せになる選択をしたのなら、
頑張ってと応援してくれるべきではないの?」
と、全くもってその通りの返答でした。

つまり私の本心は、今まで以上に息子を取られてしまう、
そう、寂しいということなんです。

また、実家の近くに住むなど、
かつて私ができなかったことをやすやすと手に入れようと思う
お嫁さんに嫉妬をしているのかもしれません。

また、お嫁さんと子どもとの生活がいちばん大事と言える
息子の発言がとても羨ましく、
自分の夫はここまで守ってくれたのかなど、
思い出しては悶々としています。

頭では理解し、応援しているのですが、
やはり気持ちに踏ん切りがつきません。

自分の気持ちの執着を手放すには、
時間の経過しかないでしょうか。

【A】
ゆきさんの正直な気持ちが表れていますね。
息子にとってのベストがベストに決まっていると
頭ではわかっているけど、振り返ってみると、
いったい自分の人生何なんだったんだと。

あなたもお嫁さんも、やすやすと自己実現してしまって、
それに引き換え私は……ということですよね。

かと言って、じゃあ、息子さんが
お嫁さんの実家から離れて住めば済むことか
というと、そうじゃないということも、
ゆきさんはもうおわかりだと思います。

物理的な距離をとって、お嫁さんが苦労すれば
自分の気持ちが収まってそれでめでたしめでたしかというと、
そうではありませんよね。

相手がどうであれ、子どもがどうであれ、お嫁さんがどうであれ、
そして、ゆきさんの姑さんとの関係がどうであれ、
ゆきさんが、 私は私でOKと思える生き方ができる
ということが大きな課題になってくるのだと思います。

難しい課題だとも思いますが、
でも、大いにチャレンジする価値のある課題です。

続きは、ビデオでお話しします……

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今日は皆さまからのご相談にお答えするQ&Aはお休みにし、
川畑のぶこからのメッセージをお届けします。
 
* * * 
 
FROM 川畑のぶこ 
 
先週に引き続き、親子にまつわる話をさせていただきます。

先週、都内のとある幼稚園の保護者向けに、
育児の講座を依頼され講義をしてきました。

とはいえ、コロナ対策でライブ配信となったため、
私がもっとも楽しみとしている、会場での
保護者のみなさんとの触れ合いややりとりはできませんでした。

幼少期の親子関係や愛着関係は、
その後の子どもに大きく影響を与えます。

今回は一方通行の情報発信になってしまったのですが、
通常は、子どもとのよい関係性を構築するのに
どのような心持ちが大切かということを、
みなさんと一緒にディスカッションしたり質疑応答したりと
闊達(かったつ)にやりとりします。

育児とはままならないもの。

幼児の保護者からは、
イライラして子どもを怒鳴ってしまったり、
疲れや余裕のなさから、投げやりな態度をとってしまったり、
そして、そんなダメな自分にクヨクヨしてしまったり
といった悩みが多いです。

「良い親になるにはどうしたらよいか?」

このような質問をするとき、多くの親は、
自分自身を律する覚悟で問いかけていると思います。

でも、私からお答えすることは
「よい親であらねば」という執着を手放すこと、というものです。

律するという、ストイックな姿勢をすこし緩めて、
優しさを大切にということをお伝えしています。

その優しさとはとりもなおさず、ご自身への優しさです。

万人にとって唯一の完璧な親の定義など存在しないからです。

そのような、「ザ・完璧親」を目指すと、心は疲弊します。

親の心のゆとりのなさや、ギスギスしたエネルギーは
自ずと子に伝播するものです。

自分自身に優しさをもって接することは、結果的に
子どもを含む周りの人々にも優しさ溢れるエネルギーで
接することにつながります。

以前、講座をもった幼稚園は教育熱心な土地柄でもあり、
多くの保護者が参加されました。

その際、ご参加者に対して、日常で、どのようなときに
喜びを感じるかというシェアをしてもらったところ、
発表者10人中10人(すべての母親)が、
一人のゆっくりした時間やママ友らとのランチ会などをあげたのです。

驚くことなかれ、子どもとの時間をあげた人がゼロでした。

子どもが生まれる前は、
あれほど子どもとの時間を切望していたのに、
今は、子どものいない時間が喜びのリストのトップに君臨しています。

では、彼女らが子どもへの愛情がないかといえば
そんなことはありません。

あまりにも密着しすぎて息苦しくなっていたのです。

我が子が愛する対象であるということを意識しないくらい
同心円状態でした。

自分が思い通りにならないことほどイライラすることはないでしょう。

自分に優しくあるということは、たとえば、
自分の心のニーズを知って、それを適度に満たしてあげること。

まずは、満たして良いと許可を与えることから始まるでしょう。

1日子どもを預けて、リフレッシュしたなら、帰宅時には
子どもに会いたくて仕方なくなるという体験をした方は多いはず。

親子にも適度な距離感というものがあり、
親が健全に我が子と接するのには、
適度に自分自身でニーズを満たしている必要があります。

さもなければ、相手が自分の思い通りになることによって、
自分の心の欲求を満たそうとしてしまいます。

これはイライラの原因、そしてクヨクヨの原因になりかねません。

もちろん、育児には「ここいちばん」という場面、
すなわち、自己犠牲を払ってでも
子を優先するべきシチュエーションも多々発生します。

育児とは、そんなままならなさへの試練でもあるでしょう。

でも、常に自己犠牲をはらっていては、やがて疲弊し、
悪循環に陥ります。

ここいちばんのときに、力を十全に発揮できるためにも、
日頃からのセルフケア(自己充電)は大切です。

相手を思いやるのに、決して
自分自身に常に厳しくある必要はありません。

自他ともに思いやる親子関係こそ
互いに豊かさをもたらすはずです。

なお、私自身、9歳の子育て中の母親であり、
上記がすべて「完璧に」こなせているわけではありません。

ところが、そうあろうと自分に言い聞かせながら、
日々努力している一母親です(笑)

そして、4月から、親子関係ワークショップを開催します。

さまざまなジェネレーション(成人した親子同士も)の親子関係
について、みなさんと一緒に取り組みたいと思います。

興味のある方は、ぜひ一緒に学びを深めましょう。
    

  
ーーー
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今日は皆さまからのご相談にお答えするQ&Aはお休みにし、
川畑のぶこからのメッセージをお届けします。
 
* * * 
 
FROM 川畑のぶこ 
 
心理臨床の現場は
さまざまな心理的課題をもったクライエントが訪れます。

症状はそれぞれに違っていても、
心の深い部分を探っていくと、
多くは人間関係の課題にたどりつきます。

そして、人間関係の中でもとりわけ重要な人間関係で
私たちの人生に大きく影響を及ぼすのが親子関係です。

私たちは、言語的にも非言語的にも
親から多くのメッセージを受け取っており、
それぞれの状況に照らし合わせながら、
いかに愛を獲得していくか(あるいは愛を実現するか)
の人生ゲームを始めます。

器用に前進する人もいれば、
不器用に転んでは起きながら前進する人もいるでしょう。

あるがん患者さんは、当初、
病気に対する不安や恐怖の相談でしたが、
やがて一人娘との親子関係に悩んでいること、
それが人生のいちばんのしこりであり、
命があと僅かであるとすれば、
それが心残りであることを打ち明けられました。

反抗期の娘さんは、
最初は頑なにカウンセリングを拒んでいたものの、
まずは1対1で面談を、そして最終的に
親子カウンセリングを3人で行うようになりました。

母親から厳しく育てられた彼女は、
名門の女子中・高校を卒業し、大学に進学しますが、
途中から不登校になります。

心配する母親は、なんとか復学させたいと娘に対して
頑張って大学へ行くよう伝え続けますが、
そうするほどに娘は貝のように心を閉ざしてしまいます。

カウンセリング中の娘さんの口からは、
自分を受け入れない母親へ対する恨みが
堰を切ったようにドロドロと溢れ出ました。

三者面談では、娘の訴えを鬼の形相で見つめる母親の姿があり、
しばらくはそんな緊張感ある平行線のカウンセリングが続きました。

ただし、娘の恨みは、彼女自身が自分に完璧を求めるがゆえに、
そしてそれが出来ず、母親の期待に答えられないがゆえに、
自分を認められず、苦しくて溢れ出ているものだというのが
伝わってきます。

彼女は、本当はお母さんが大好きで、
期待に応え、認められ、愛されたかったのです。

恨みの大きさは愛の大きさの裏返しでした。

母は母で、娘に幸せになってほしいが故に、
良い教育を受けさせ、良い仕事について、
良い結婚をしてほしいと願っていました。

完璧な母になることを自身に厳しく課していました。
「娘のため」と信じて…

そんな過剰な厳しさもまた愛の裏がえしであり、
それは、娘が望んではいないかたちで表現されていました。

お互い、素直に愛を表現できれば楽になれるのですが、
なかなか素直になれません。

それが親子ってものかもしれませんね。

いかにも、わたしたちはいびつで、不器用で、愛すべき存在です。

月日が経って、
母親がいよいよ余命いくばくもないという宣告を受けます。

命に限りがあることを知ったとき、
母と娘の関係は一気に前進しました。

母は「もう、あなたは何者にもならなくていい。
ただ、あなたがあなたであればいい。
私はそんなあなたが大切で心から愛している。
いままでごめんね。」と。

娘は「お母さん、ごめんなさい。私もお母さんが大好き。
いままでも、一生懸命育ててくれてありがとう。
死なないで。どうか生きていて。」と。

心の底の言葉を柔和な表情で交わすようになりました。

二人の関係性は、「私を理解してほしい!」
と自分ばかり向けられていたものから、
真に相手を思いやるものに変化していきました。

やがて、娘は社会に飛び立つ心の準備ができ、
就職活動をするようになりました。

このように、親子の課題をクリアして、
母親は穏やかに旅立って行きました。

残された娘さんは、もっと自分が早く変わっていれば
お母さんを幸せにできたのにと後悔することもありました。

でも、すべては完璧なタイミングで計らわれています。

母親はそんな娘の思いをきっと、
天から優しい微笑みで見守っていることでしょう。

私たちは、「明日は今日の続き」と漫然と生きているので、
ときとしてこの親子のように病気や死を意識しなければ、
緊急性をもって必要な変化を起こせないこともあります。

その瞬間、瞬間が、二度と訪れることない
万華鏡のような時間だと知ったなら、
そして、今日この日が人生の卒業式と知ったなら、
関係性もまた変わってくるのかもしれませんね。

それが病気であれ親子関係であれ、
こんなことが私の身に降りかかるなんて、と、
一寸先は闇だと嘆くこともあるでしょうが、
おなじように、一寸先が光のこともあります。

その光を信じて前進することができたのなら、
人生は希望に満ちたものになるのかもしれません。
    

  
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20210301

FROM 川畑のぶこ

今日は、ふうらいえきさん(40代・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
私の父は現在83歳。
昨年10月、前立腺がんが発覚して、治療中です。
 
悪性の中の悪性と言われ、主治医の先生には
もう治らない、手術もできない、
飲み薬で抑えながら、効かなくなったら
薬を変えながらやっていくしかないといわれました。
 
そして、今、血液検査の数値が良いので、
次から放射線治療を60日くらい毎日やっていくといわれ、
父はそのようにすると、言っています。
  
父は、骨に転移して痛みがでて辛くなるのは嫌だと、
不安な気持ちでいます。
 
私は、他に方法はあるはずだと思っています。
もちろん、父の穏やかに過ごせる気持ちが最優先だと
思ってはいます。良い方法があれば、教えて下さい。
 

【A】
お父様が83歳で前立腺がんがわかって治療中とのこと。
お歳のこともあって、ふうらいえきさんが
とても心配されていらっしゃるご様子が伝わってきます。
  
実は、私自身も、父が80を過ぎて胃がんがわかって、
肝転移もわかって…なんていうことがありましたので、
ご家族のお辛い気持ちは、とてもよくわかります。
 
まず、治療をどうしたらいいかということに
ついてですが、これは本当に正解がありません。
 
がんに関しては、
一人一人、治癒の道というのが全く違います。
 
お父さんにとって正解の道が
他の人にとっては不正解だったり、また逆も然り。
副作用がある人もいればない人もいます。
 
もし、お父様が放射線治療をするとしても、
副作用がなければ、それはそれでいいわけですよね。
 
効く部分だけ効いて、
副作用がなければいいのだと思うのですが、
 
おそらく、ふうらいえきさんは、
放射線治療なんかすると、
きっと体力が低下してしまって、
QOL(人生の質)が低くなってしまって、
 
お父さんも家族も辛い思いをするんじゃないだろうか……
こんな不安があるのではないかと思うのです。

ただ、放射線治療も、
痛みに関しては効いたりしますから、
痛みを取ることでお父様のQOLが上がる
ということもあり得るわけです。

ですから、治療に対して、もし不安があるのであれば、
ふうらいえきさんご自身も、放射線治療医と、
いったいどういう効果があって、どういう副作用があって……
という話を、納得のいくまでされたらよいと思います。

そして、最終的に何をするかを決めるのは、お父さんです。
お父さんが決めた結果がベストです。

ですが、場合によっては、周囲の者、特に家族にとって、
お父さんの選択が不都合なこともあるわけです。

そして、家族の想いを伝えれば伝えるほど、
時として、それが混乱を呼び起こしてしまい、
心の苦痛にもなってしまって、
サポーターと患者さんとの関係性が泥沼化してしまう……
などというのも、よくあることです。

真のサポートとは、
「相手が望む結果」をサポートするということ。
「私が出して欲しい結果」をサポートすることではありません。

続きは、ビデオでお話しします……

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Female,Making,Symbol,For,Loving,The,Season

Q.私は母との関係に悩んでいます。

母は昭和8年生まれ、87歳、
私は長女で57歳、
兄妹は54歳の妹だけです。

母は6人兄妹の5番目で、引っ込み思案で
兄や姉は優秀、末っ子の妹は末っ子故に
人一倍可愛がられており、そんな中、
声も上げられず人の後を付いていく人
だったそうです。

多分劣等感が強いんです。
正直、何をやっても中途半端で、
思慮深さや他人への思いやりや
想像力が欠けているんです。

妹が生まれると病弱で小さくて
可愛い妹は母の愛玩物。
私はそのお世話係みたいなものでした。

幼心に妹ばっかり可愛がって!と
母の愛が欲しかったと思っていました。
正直に伝えると、激怒して、
親に向かってそんなこと言うなんて!!
と聞く耳をもちません。

現在私は離婚して実家に出戻り、
嫌だった母とまた暮らし始めて3年。
28歳の息子も一緒に戻ったんですが、
母の理不尽さに息子も呆れています。

離れて暮らしている時は
母を大切にしたいと思ったりしたけど、
優しくするとつけ上がってどんどん
偉そうにするのでそんな母の姿を
見たくないので優しく出来ないんです。

劣等感の塊のような母ですが、
そんな人間に育てられた私は
本当に自分に自信が持てなくて、
思春期の頃は自殺したいと
何度も思った位でした。

私は大人になって色々
他人の家庭を見たりしてきた経験から、
母にこういう所が普通じゃないよ、
直した方がいいよ、と言えば
昔と同じく親に向かって意見するなんて!!
と激怒してしまいます。

私にとって母は毒親だと思うんです。
考えずに言葉を発するため、
すごく不作法で失礼な事ばかり発している、
そんな言葉を聞くだけで嫌な気持ちになります。

戦時中育ちのため、
物を捨てることを極端に嫌い、
家の中は不用品で溢れています。
でも母にとっての道具である私が意見しても
怒りこそすれ聞く耳なんて持つわけ無いんです。

こんなに私を蔑ろにする
母とうまくいく事って出来るでしょうか。

【トモコ・50代・女性・看護師】
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
トモコさんのお母様への憎しみと同時に、
「私を愛して!」という切実な叫び声が
聞こえてくるようです。
 
それだけに、
トモコさんはお母さんのことを
本当は大好きなのだと思います。
 
本当にどうでもいいと思っている人が
自分に配慮がないからといって、
さほど気にならないでしょう。
 
好きだからこそ、
相手が思い通りにならないと、
腹立たしく感じるものですね。
 
自分にとって大切な相手であるからこそ、
私の理想通りに私を愛することで、
その「愛を証明せよ!」と
迫ってしまうのですよね。
 
それが得られないことは、
子どもにとって死活問題です。
 
私たちはこのようにして、
愛の証を見える形で
手に入れようと必死になります。
 
それはとりもなおさず、
相手がではなく、自分自身が、
「果たして自分は愛に値するか?」
と疑っていることに起因します。
 
自分も妹のように
(わかりやすい見えるかたちで)
愛されるためには、
不足しているものが多すぎる、
なので私は愛されない、
という具合にです。
 
親の愛が健全に表現されていると、
子ども自身が自分の価値を
認められるようになりやすいのは
疑いの余地がないでしょう。
 
もちろん、それも度が過ぎて
猫可愛がりをしたなら、
甘やかしとなり、それもまたその先に
苦しみが待つことになります。
  
トモコさんの切望する、
愛とはいったいなんでしょうか?
 
答えは人それぞれなのでしょうが、
不可欠な要素には相手への
思いやりや理解が入るでしょう。
 
それは最終的に
自分自身への思いやりや理解、
そして受容にもつながります。
 
お母様の行動を、その背景も含めて
理解しようとしたときに、
トモコさんへの態度は
愛のなさからくるのか、それとも
大切だからこそ、第一子だからこそ、
過度のプレッシャーの中、混乱しながら
育てたことは考えられないでしょうか。
 
お母様も、自分自身を
受け入れられていなかったので、
自分自身を我が子に投影し、
この子を立派に育てることで、
自分を認めようと、自分にも子どもにも
過度な期待を持って接していた可能性も
否めません。
 
トモコさんの訴えに、
過剰反応するところをみると、
お母様自身も「どうか、私を責めないで!
価値のない人間だなんて言わないで!」
と叫んでいるように思えます。
 
お互いに、理想通りに相手が振る舞うことで
「自分を認めてください!」という綱引きを
してしまっているかもしれませんね。
 
私たちは、健全な子育てについて
教育を受けて育ってきているわけではなく、
多くは先代(親や祖父母)を模倣したり、
反面教師にしたりして不器用に
人生初の子育てに取り組んでいることと思います。
 
お母さんも、最初から
正解を教育されているなど、
トモコさんに対して
健全に愛を表現する術を育むゆとりがあれば、
そうしたかったのではないでしょうか。
 
ただし、残念ながらそのゆとりがなく
術を身につけてこなかった。
 
それがお母様のその時点での限界であり、
最善であったことと思います。
 
母親の態度が、
愛のなさ故の態度なのか、それとも、
自身も親から健全な愛情表現を
獲得してこなかったことなどを含めた、
生育歴や環境による
ゆとりのなさによる態度なのか、
表面的な部分だけでなく、
トモコさんなりに理解を深める努力を
されてみてください。
  
自分を満たすよう相手が変わることを
試みる姿勢の延長線上に、
愛ある関係を育むのは難しいですが、
トモコさん自身が、
無自覚に受け継がれてきた流れを
自分の代で止め、
調和を取り戻すと立場をとり、
まず理解ある姿勢から自分を受け入れ、
相手を受け入れることができたのなら、
大きな変化が訪れるかもしれません。
 
今回、実家に戻ることになったのも、
そんなライフレッスンの意味が
あるのかもしれませんね。
 
忍耐強く、智恵をもって
そのレッスンに取り組まれますように。
 
応援しています。
   
 
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
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20210208

FROM 川畑のぶこ

今日は、みぃさん(50代・看護師)
のご相談にお答えします。

【Q】
息子は、小学5年生頃から中学は不登校。
通信高校に入学しましたが、
結局、自動除籍になり、現在ずっと家にいます。

先日、突然「僕、HSPだと思うねん」
と打ち明けられ、私はその時初めて
HSPという言葉を知りました。

私は、日夜問わず不規則な勤務で留守がちなので、
家にいる時はなるべく息子との会話を大切にしたい
と考えています。

もっとも、それは息子が私と話したい時、
聞いて聞いて、という感じの時に限ります。

私が話したくても、息子がそうでない時は、
反応がすこぶる悪く、
「はぁ~?それがどうしたん?おかん、
説明下手やねん」と言われてしまいます。

彼は、頭の回転はものすごく速いと思います。
私の話は聞いていてイライラするみたいです。

私は、どういうことに気をつけて、
息子と接したら良いかわからなくなっています。

話したい気持ちは山々なのですが、
最近、会話をするのが恐怖です。

HSP、繊細な人と言っていますが、
HSPの人の言動が、
周囲の人に嫌な思いをさせたり、
気を使わせたりしているとしたら、
それってどうなの?と思うこともあります。

先日、息子が私の意見を全否定して、
バカにしてきたので
「お母さんだって人間なんだから、感情あるよ。
もう、話すのイヤになってくるわ。
そんなつもりで言ったんじゃないのに。しんどい」
と言ってしまいました。

それは、今週公開の草彅剛さん主演の映画が観たい
と2人で話していたときのことでした。

観たいというところまでは息子も私も同じ気持ち
でしたが、私が「とかくキムタクが目立っている
けど、ツヨシ君の方がいろんな役ができるし、
頑張って欲しいな~」と言ったら、

息子が「キムタクだって頑張ってる。
ジャニーズ事務所に残ったのも、それはそれで
キムタクの信念で、キムタクは何も悪くない。
比べるのはおかしい」と、
ものすごく感情的になりました。

単に、他のメンバーもそれぞれのキャラで
頑張って欲しいな、というおばちゃんのつぶやきが、
息子には全く通らずの一件でした。

そんな息子と、
私はどう向き合っていけばいいのでしょうか。

【A】
みぃさんの母心がビシビシ伝わってくるご相談です。

息子さんが愛しいがゆえに、
そして、繊細な息子さんを傷つけまいとして、
いかに調和的に親子関係を保っていったらいいのか、
でも、私にだって限界があるわよという、
そんな叫びが聞こえてくるようです。

看護師さんということで、
昼夜逆転などもありお仕事は不規則でしょうし、
おそらく、みぃさんの中に、
ずっと子どもに寄り添ってこられなかった自分にも
非があるのではないかと、罪悪感のようなものも
少しおありにあるのかなとお察しします。

まず、HSPについてですが、
最近では本当によく聞くようになりました。
感受性が高く、繊細で、刺激にとても敏感な人
のことを指します。

詳しくは動画の中で解説しますが、
みぃさんの息子さんはHSPに加え、年齢的に
今ちょうど反抗期の最中なのかもしれませんね。

文面を拝見する限り、
みぃさんの息子さんに対する態度は
とても共感的だと思いますし、
親子で一緒に映画に行けるなんて
すごく素敵だなと思いますが、

親子が同心円になりすぎてしまって、
相手に対してあたかも自分のことのように接して
しまった場合、互いに消耗してしまうというような、
ネガティブな面も常につきまとうことになるのも
また事実で、それには注意が必要です。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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202101018

FROM 川畑のぶこ

今日は、えみねむさん(60代・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
いつも拝読しております 心に響き、腑に落ち、
納得でき、前向きに生きる力を頂いております。

3年ほど前から習い事に通っています。
数年前から、他の場所でも
いろいろ学んでおりました。

今いるクラスで一緒のA子さんは、
私がいろいろ知っていることと、
私の性格が穏やかであることなどからでしょうか、
すぐに話しかけてきて、友達になりました。

それだけならよいのですが、
だんだんと私を独占して、いつも私を側に置き、
私の行動を支配するようになってきました。

あるイベントで、
クラスが二分される事件が起こりました。

すると、A子さんがまとめ役を買って出ました。
私は友達として、
そのまとめ役の補佐をやっていました。

ところが、A子さんは
自己都合で突然それを降りたのです。
そして、彼女と私は
クラスから疎外されてしまいました。

A子さんは、とても熱心で勉強家で、
尊敬しています。しかし、最終的には、
自分のためだけに頑張っていて、
人を選別して、上に上りつめたいだけで、
私を友人だと言っていましたが、
結局、私を利用していただけなのではないか
と感じるようになりました。

私は友達として、時には励まし、
悩みは相談にのり、助言もしてきました。
私の知識を、惜しみなく提供してきました。

しかしながら、A子さんからは
その半分も返ってきていないことを、
悲しく思うようになりました。

彼女は、私がクラスで目立つことを嫌います。
私を励まさず、相談にものらず、
自分だけの新しい知識の提供もなく、
ひたすら一番をめざしています。

クラスに素敵な先生がいらっしゃるのですが、
その先生を独占しています。

「してあげたことは忘れて、
受けた恩は一生忘れるな」と言われたりしますが、
私は小さな人間なのでしょうか?

先日、習い事は卒業式を迎えました。
クラスは同窓会として存続されます。
また顔を合わせることもあるかと思います。

私は、この経験をどう受け止め、
また、A子さんとどのような顔で
付き合っていけば良いのでしょうか?

【A】
えみねむさん、とても真面目で、
嫌な相手にもちゃんと向き合おうとしている
姿が浮かんできます。

習い事自体は終わられたとのことで、
それはよかったですね。えみねむさんも、
肩の荷が下りたのではないでしょうか。

ただし、えみねむさんが
内面的に抱えていらっしゃる課題自体は
この段階でクリアしておかないと、
今後、A子さん以外とであっても
似たような状況になったときに、
同じような行動をしてしまう可能性がありますね。

相手を思いやるとか配慮するということは
どういうことかということを、
もう一度本質的に考えてみるとよいと思います。

A子さんにはA子さんなりの課題があります。

欲しいものを独占して、いつも一番でいて、
目立っていたい。
そうでないと自分自身が不安で、満たせない、
自分にOKを出せない、そのような価値観を
育まざるを得ない状況がこれまでにあったのでしょう。

そこに、えみねむさんが、
付き合わ「ねば」いけないのかというと、
そんなことはありません。

A子さんのことを本当に思うのであれば、
ずっとA子さんに合わせることが良いことなのか
というと、そうではないのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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FROM 川畑のぶこ

今日は、グルグルさん(50代・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
潰瘍性大腸炎を患い、15年。
悪化、寛解を繰り返しています。
今、また症状が良くなくて、いろいろ悩みます。

主人の両親と完全同居すること20年。
今、子どもは長女17歳、長男15歳。

同居してからは、様々なことがあり、
心身共に疲れ果てています。

病気を患ったのも、主たる要因が
同居に関わるストレスだと自分では思います。

何回となく、別居の話もしましたが、
様々な要因が絡み実現しませんでした。

医師には治らない病気と言われた慢性病。

治したい、と考えながらの毎日ですが、
体調が悪くなると、義母から離れたい、
顔も見たくないという感情が
強く湧き上がってきます。

同居してからの様々なことでの義母への腹立ちが、
ずっと消えないでいるのです。

「病気は自己に気づきを与えてくれるもの」
とも言われますし、
ある人に、病気が悪化したことを相談すると、

「ご自身の人生を歩くことをお勧めします」
と言われたりして、義母と離れたいという思いが、
ますます強くなるばかり。
しかしながら、現実的には不可能です。

義父は7年前に他界し、高齢な義母。
そして、実の両親も高齢で、
サポートする日々です。

思春期の子ども2人に、自営の主人。
その経理を担っている私。

他にも様々なことがあって、
別居なんて不可能なのに、離れたい、
離れないから病気が治らないんだ…と
考えてしまいます。

病気を治したい悩みと、不可能な別居をしたい
悩みとがグルグル巡り、体調不良や親の介護、
子育ての諸々… ストレスフルな毎日です。

解決策が見当たらず、ご相談させていただきました。

自分軸がないのでしょうか? 
でも、自分勝手軸になってはダメだし…
どうしたらいいのか、わかりません。

【A】
お姑さんに対してすごく嫌な悪感情があるにも
かかわらず、きちんとお世話しなきゃという気持ちも
どこかにある、そういう誠実さがあるから、
グルグルさんはものすごく辛いのでしょうね。

二重拘束、ダブルバインドと言って、
こっち側で縛って、こっち側でも縛って、
どっちつかずになってしまっている状態。

自分自身の病気も治したいし、
でも、お義母さんのこともケアしなきゃいけないしと、
二重拘束が起きてしまっていて、
これが苦しいのだろうと推察します。

そのようなストレス下での
グルグルさんのセルフケアについて、
「一気に全て」ではなく「時々ちょっとずつ」の
スモールステップで取り組むことをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_1170874948

【息子夫婦にアドバイスしてあげたいけど…】
   
Q.
次男夫婦は8年の交際後、今年夏に結婚しました。
新居は私の家から1時間程のところ。

次男だけ土、日毎週実家に来るようになり
私は心配してました。
お嫁さんは当初から家に泊まり
私ともラインしています。

彼女は次女で実家は遠いのですが、
ご両親が家族大勢でイベント、旅行をするのが好きで
私の息子ももれずに誘われ一緒に旅行、
一人暮らしの彼女の所に訪問しては泊まり
さらに息子も一緒に泊まるようにと言われ
帰りたいと話すと彼女が
「お母さんが機嫌悪くなるから泊まって」と
一部屋に皆んなで泊まることに。

旅行に行っても同じ、
お母さんは疲れた等マイナスの言葉は嫌いとのこと。

彼女の口ぐせは
「私の両親と仲良くできない人とは結婚できない」
だそうで。

結婚を2人で決めた時、私は息子に話しました。

彼女からご両親に2人の生活に入るのを遠慮して。
とお願いしてもらえばと。

私と主人はあちらにご挨拶に伺わなくてはと
思っていてその事から始まり、
結納の事で機嫌を悪くしたご両親から、
息子はいきなり電話で婿にこれないか?
お母さんからは貴方が、娘を泣かした事
(結納はしなくても良いのではと話した事)
をわすれないで。と言われたそうで
息子もかなり落ち込んでいました。
それでも彼女と結婚したいと思っていて。

私は親は大事にしなくてはいけないけど、
言いなりになるということではないよ。
結婚は2人がするものだから2人の気持ちが大事。
親はそれを見守ってあげればいいと思ってるよ。
と息子に話し、彼女にはメモ程度のものをおくりました。

あちらのご両親は結婚式(未定)まで
私達と会わなくていい。と言っていて
籍を入れる前の日に電話でご挨拶だけしたいと思っていても
拒否され、なんとか籍を入れ2ヶ月がすぎ、
息子は彼女に家から出て行って!と言われたそうです。
その事は私の兄(気の許せる人)に話したそうです。

彼女に2人の生活、2人の人生を諭してあげたいけど、
どうしたら良いかわかりません。

【パンダ・50代・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

結婚を個人の問題と受け止めるか、
家族同士の問題と受け止めるかは、
それぞれの価値観となることでしょう。

結婚にはある程度勢いが必要かもしれませんが、
きちんとすり合わせがされていなことで
あとで苦労することもありますね。

でも、そんな苦労も
結婚の大切なプロセスであるとも思います。

息子さんのケースは、
奥様の家族の絆が強いようですので、
奥さんの結婚観に合わせることに
息子さんの抵抗がある場合、
苦労するケースとなるでしょうが、

とくに抵抗なく、大勢でワイワイという文化が
好きなパーソナリティーであれば、
とくに苦しみもないかと思います。

もちろん、奥さんからの視点からすれば、
慣れ親しんだ賑やかな家庭像を描いて結婚したのに、
自分の夫の水を差すような行為で、
自分の愛する者が大切な家族に愛されない対象に
なることを恐れているのかもしれませんね。

この辺はセンシティブで、
決してただ夫を否定しているわけではなく、
夫と自分を守りたい(=ちゃんと受け入れられ
愛される対象となりたい)防衛的な心理も働いて、
過敏になっていることと思いますから、
奥さんなりの愛のかたちと受け止める想像力も
大事になってくると思います。

パンダさんのおっしゃるように、
相手の両親や家庭の文化に敬意を払うということが
必ずしも迎合することとは限りませんから、
これは息子さん自身の判断や選択に関わることでしょう。

このときに、パンダさんやご主人が親として伝えたい
大切なことを伝えたなら、あとは静観し、
失敗や困難も含めて、価値観の異なる者同士が
互いを理解し妥協していく大切な結婚のプロセスと
受け止めてみてはいかがでしょうか。

結婚は異文化を学ぶ過程でもありますから、
どちらかの文化が正しいという主張は
調和を生み出しません。

相手への愛はあるけれど、相手の文化は苦手…
そんなままならない、行きつ戻りつのゆらぎもまた
人生の醍醐味なのでしょうね。

困難のない美しく輝かしい人生を送ってもらいたい
というのは親心かもしれませんが、
シミやヒビが入った後の金継ぎも
また味わいになったりもします。

取り返しのつかないことにはならないでしょうから、
彼が人生の課題に真摯に向き合っていることを
温かく見守り応援されてください。

失敗も含めて、温かく見守り、
いつも応援してくれる家族がいるだけで、
彼の心の安全地帯は確保されているでしょう。

 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜
12/20(日) 川畑のぶこ オンライン無料講演会
 「困難に意味を見出す力を育む」
 

★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

 
  
ーーー
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 ご質問はこちらから

20201221

FROM 川畑のぶこ

今日は、hiさん(40代・自営業)のご相談にお答えします。

【Q】
母が亡くなって、今日で丸3か月が経ちました。

四十九日を過ぎてからめまいがひと月ほど続き、起き上がることが
できませんでした。その後、週ごとに、家の中で起きて過ごし家事が
できるようになり、次の週には仕事に復帰して、と身体的な症状は
治まりつつ、なんとか毎日を過ごせるようになりましたが、
まだ心が不安定です。

外に出ること、人に会うこと、緊張することでめまいがするのが心配で、
抗不安薬がお守りです。体力ともに自信がなくなって、今までの自分が
一体なぜあんなに自信に満ち溢れていたのか、不思議なくらいです。

コロナ禍での影響で収入が減るなか、月々の返済のためにも安定して
働ける精神状況に戻りたいのと、そんななか、父も同じく、もしくは
私以上に体力精神ともにガタッときて、私に支えを求めています。

もちろん、父が安心して毎日を過ごせるように手助けしてあげたい、
しかし私もまだ万全でない、県外の実家に通う金銭的余裕もない…と、
死別の悲しみから回復する兆しのなか、急にいくつもの問題が自分の中で
絡み合ってきて、相談するところもなく、ひとりで抱えてしまっている
ところ、こちらのサイトに出会いました。

のぶこ先生、どうぞ助けてください。よろしくお願いします。
先生の名前、母の名前と同じでご縁を感じます。

【A】
hiさん、すごく優しくて、ご家族思いなんですね。
そして、ものすごく頑張り屋さんだなというのが伝わってきます。

これまでもいろいろなことを、ポジティブに明るく前向きに
切り抜いてこられたのでしょう。

大切なお母様を失われて、丸3ヶ月が経ったということですが、
まだまだ3ヶ月。きっとhiさんにとって、お母さんの存在は、
hiさんが思っていた以上に心を占めていたり、hiさんの幸せに影響を
与えていたということを、多分、お母さんが亡くなって初めて実感
されたのではないでしょうか。

今は落ち込んで当たり前、悲しんで当たり前、無理に前のように
元気になろうとか、前向きになろうとする必要はないということを
知っておいてください。

そしてお父さんにも、お母さんに対する思いやロスの寂しさは、
hiさんと同じくらいあると思います。お互いを思いやりつつも、
無理のない範囲で関わり合うよう意識してみてください。
家族であったとしても、適度な距離感が大事な時があるのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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