自分の性格・思考

180528

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、スミさん(30代・契約社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
メルマガ勉強になります。
今の私の悩みですが、時々死にたくなることです。

精神科で強迫性障害と診断され、15年ほど通院しています。
投薬とカウンセリングのおかげで日常生活を送るには支障がない程度に
回復しています。しかし、時に大した理由もなく、発作的に死にたくなります。


もちろん、とても傷つくことを言われたなど、明白な理由が原因の事も
ありますが、大抵は、仕事がうまくいかないな、休日明け、明日仕事だなと
考えた時など、些細なことです。
法則はあまりないようです。

こうなってしまった時は、すべての作業を中断し、抗不安薬を飲み、
ひたすら時が過ぎるのを待ちます。涙を流し、手首にカッターを当てて
切ったら痛いよ、書類が汚れて面倒なことになるよと言い聞かせます。
1時間ぐらいで憑き物が落ちたように治ります。


主治医に相談すると、時間が過ぎるのを待つしかないですね、と言われました。
ただ本当につらいので、心の持ちようで何とかする方法はないでしょうか。

ちなみに、仕事は責任が重いですがやりがいがあり、家族仲も良く、
特別ストレスが多いわけではないと思います。
~~~~~~~~~~~

すごく辛い状況だということが伝わってくるご相談内容です。

投薬とカウンセリング、15年ほど通院しているということで、
また、日常生活を送るには支障がない程度に回復していきているということ
ですので、投薬とカウンセリングが役に立っているのだと思います。

15年かけて良くなってきている、これからも更に5年、10年とどんどん
良くなっていくんだということをイメージしながら、引き続き主治医の先生
やカウンセラーの方と相談しながら、あまり焦らずに、カウンセリングや
通院を続けられるとよいのではないでしょうか。

ご相談の最後に「特別ストレスが多いわけではないと思います」とあるのですが、
私がこの相談内容を読ませていただいた限りでは、スミさん、割とストレスが
溜まっているのではないかと思う部分が、ポロポロとあります。

「大抵は、仕事がうまくいかないな」とか、休日明け、要は仕事ですよね。
「明日仕事だなと考えた時など些細なこと」と言っているのですが、
もしかしたら、スミさんが「些細なこと」と過小評価してしまっているのかも
しれません。

「法則はあまりないようです」と書いてありますが、私から見ると明確に法則
が見て取れます。「仕事がうまくいかないな」「お休み終わっちゃうな、
明日仕事だな、なんて些細なこと」と、スミさんは「些細なこと」と思っている
けれど、「仕事のこと」という法則があると思うのです。それを「些細なこと」
と思ってしまうという法則があるのかもしれませんね。

なので、ここはデリケートに見ていく必要があります。「ストレスないって
思ってるけど、もしかしたらストレスあるのかもしれない」と、こんなふうに
振り返ってみるといいかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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shutterstock_382885657

Q:はじめまして。
わたしは58歳バツイチ独身で息子は自立して遠方で暮らしています。

2年ほど前に婚活サイトで知り合った
二歳半年下のバツイチ子供無しの男性と婚約しました。

お互いに両親が高齢であることから、
結婚は両親を看送ってからということで、
だけどいい加減ではない付き合いなのだという意味で、
相手からのたっての希望を受け、婚約指輪を貰い、
周囲や両親家族の公認の付き合いをしています。

が、付き合って3年目ということで、
だんだんと相手のアラや付き合いづらさを感じるようになりました。

とても仕事のできる人でとても負けん気の強い人です。

私との喧嘩でも決して譲りません。
一度二人で彼の携帯画面を見ている時に女性からの着信メールが来て
彼が顔色を変えて携帯を持って猛ダッシュでトイレにこもった事がありました。

でも、彼は謝りません。
その態度が不信で問いただし何日か尾を引いた事がありました。

彼もそれがいい加減嫌になりキレて
別れると言い出して本当に大変だったことがあります。

先日も、彼のマメではない性格で
連絡がよく取れず自宅待機のようなことが続き
今度は私の方がついにキレてしまい怒ったら、
彼は今度こそ別れると言い、平謝りに謝る3、4日を過ごしました。

彼はとてもガンとしていてその様子は全く切り捨てる聞く耳を持たない、
なのでとにかく謝るしかないのです。

そうじゃなかったらもう別れていると思います。
なんだかここに来て、頼もしく思えた彼の性格も柔らかさのない
オレオレ主義の人としか思えず、こう考える私は依存型の人間で
情けない人間なような気がして一回関係を見直さなければいけない
と思い始めています。

楽しければ続ければ良いし、
自分のことが嫌いになるようなら距離を置けばいいと思っています。

今大切に考えなければいけない事はなんでしょうか?

【ひな・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM:川畑のぶこ

婚約者の不誠実さとモラルハラスメントに悩んでいらっしゃり、
今大切に考えなければいけないことが何かのヒントが欲しいのですね。

関係を継続するのか、それともこれで終わりにするのか、
どちらであってもひなさんにとって
ポジティブな面もネガティブな面もあるのでしょうね。

ただし、どちらであっても、ひなさんが共通して取り組む必要があることは
パートナーにいったいどのように自分に接したり向き合ったりして欲しいか
ということを明確にすることと、

自分が相手にして欲しいように自分が自分に接し向き合っているかを
振り返るということです。

もし、相手に大切にして欲しいと思っているのであれば、
ひなさんは自分自身を価値ある大切な人間だと思っているかどうかを
振り返ってみるということです。

もし、ひなさんが「私なんてどうせとるに足らない人間だから。」
と思っているのであれば、
相手もひなさんに対して敬意を払いにくくなります。

美しい花だとひなさんが思っているものを相手に差し出すのか、
それとも、価値の無い雑草だとひなさんが思っているものを相手に差し出すのか。

それぞれを受け取ったときに、
相手はどのようにその花に接するのか、ということを
イメージしてみるとわかりやすいかもしれません。

「私は大切に扱われて当然の人間」と思っていますか?
それとも
「私はぞんざいに扱われて当然の人間」と思っていますか?

大切にされる価値のある人が逆ギレに対して謝り続けるでしょうか?
相手が加害者でいつづけることにひなさんが加担していませんか?

それらの行為は寂しさを埋める対価としては、あまりにも高くないでしょうか?

彼の態度には問題があるのは言うまでもありません。
彼には彼の課題があるでしょう。

ただし、今後ひなさん自身が抱えている自己肯定感やセルフイメージの
課題が解決しない限り、たとえ彼と別れたとしてもまた似たような人間関係
を構築する可能性が十分に考えられます。

誰かが私を認めてくれれば、そして愛してくれさえすれば、
私も私を愛せるようになれる…
なんて、誰かに人生の宿題を押し付けていないか、
もういちど振り返ってみてください。

必ずしも結婚が幸せをもたらしてくれるわけではありません。
幸せなひなさんだったらいったいどのように行動するのか…
そこが課題ではないでしょうか。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みずはさん(40代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
先日、眼科で緑内障と診断されました。

今の医学では治療できない病気で、ただし症状の進行を
とてもゆっくりにはできると聞いています。


おそらく十年から二十年くらいは問題なく見えるそうですが、
試しに目を閉じて普段どおりの生活をしようとしてみたら、
何ひとつできないことに気付いて、
目が見えなくなることへの恐怖がずっとつきまとっています。



全盲でも普通に生活している人がいることは、
もちろん知識として知ってはいます。しかし、自分が同じ状態に
なったらまともな精神状態でいられるとは到底思えません。

想像しただけで気が狂いそうになります。

今からくよくよしてもしょうがないのも頭ではわかっていますが、
せめて心の準備だけでもしておいたほうがいいだろうとも思います。


少なくとも、現実から目をそむけて何も考えないようにするのは、
単なる逃避だとしか思えません。

全盲を受容する境地に達するにはどうすればいいのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

みずはさんのように緑内障の診断が下って、不安に思っていらっ
しゃる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
私の周囲にも、緑内障の診断が下って治療している人はいます。

緑内障の内容に関しては私の専門外ですから、
きちんと主治医と相談して、何ができるかというベストを尽くして
いただくしかないのですが、

精神状態、心理状態ということに関しては、
今まで使えていた自分の臓器が、ある日使えなくなったらどうしたら
いいのだろう、どうやってそれを受け入れていったらよいのだろうか
ということですね。

まず、みずはさんの緑内障については、徐々に進行していくわけですから、
ある日突然、目が全く見えなくなるわけではないということを知って
おいたほうがよいでしょう。

そして、徐々に不具合が出ていくことに関して、人間というのは比較的容易
に適応ができるのも事実です。もちろん、理想通りではないので、
それが辛いとか、心が痛むとかいうことはどうしても仕方のないことですが、

では実際に日常生活において適応できないのかというと、そうではなく、
徐々に徐々に、何十年もかけて見えなくなっていくのであれば、
適応するということは可能なわけです。

ですから、そこはちょっと一呼吸置いて、ある日突然ではない、
いきなり目の前が真っ暗になるわけではない、徐々に起こることであれば、
適応することができる。そこに意識を向けてください。

薬にしても日進月歩ですから、症状の進行をもっとゆっくりにするものが
今後出てこないとも限りませんし、治療法にしてもある日、
新たに開発されるということもあり得るわけです。

そういった希望も持ちながら、今この瞬間、見えていることは本当に
素晴らしいことだと讃え、私たちに形や色、様々な色彩の世界を提供して
くれる、このミラクルを、今この瞬間に十全に味わうということのほうに
エネルギーを使うことをお勧めします。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ひまちゃんさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生、こんにちは。

2月の初めに胸にしこりを感じ、慌てて病院で検査した結果、
「乳がん」と診断されました。
別の大きな病院で詳しく検査、手術、治療をするように
言われました。ショックでした。

ある病院に問合せし、先生がメールで答えて下さり、
結果、診断を受けました。
そして、急ですが近々、手術することになりました。

摘出はしたくないですが、
しかし、がんのある場所でどうしようもないようです。

ただ、その先生は女性らしく生きてほしいという考えをお持ちで(QOL)
同時再建をすることになりました。
術後の事も任せてくださいと言ってくださっています。

お任せする気持ちはあるのですが、摘出という事が辛すぎて。
執着ということになるのでしょうか? 

仕事や費用も気になります。
頑張ろう!という気持ちと悲しい気持ちが交錯しています。
陽子線とか他の方法はないのだろうか?と思ったりしてしまいます。

どうすればいいか、先生を信頼する気持ちと不安と恐怖で
逃げたくなる気持ちです。
~~~~~~~~~~~

女性にとって、乳がんで乳房を摘出しなければいけない
というのは、本当に大きなショックを伴う出来事だと思います。

そのような状況下でも、ひまちゃんが信頼できる先生に
出会えたというのはよかったですね。

技術は良くてもコミュニケーションがうまくいかないとか、
不安感をもたらすとか、なかなか信頼できないというようなことは、
患者と医療者との関係においてはよく起こり得ることですが、
ひまちゃんが信頼できる先生に会えたというのは
とてもラッキーなことではないかと思います。

同時に、乳房を摘出するということで、心に浮き沈みがある。
悲しい気持ちの上に頑張ろうという気持ちも出てきて、
その気持ちが交錯するということですが、
これは診断が下ってすぐの頃には、皆に起こり得ることです。

ひまちゃんも、ひまちゃん同様ショックを受けた人が経得る
ステップを経ているんだということを、どうぞ知ってください。
今は浮き沈みがあって当然、混乱があって当然の時期だと
受け止めてみてください。

今後続いていくであろう治療期間における心の持ち方、実際の行動の仕方、、、
私が常日頃、乳がん患者さんと向き合う中で感じ、
助言させていただいていることを、
ひまちゃんにもお伝えします。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_1022895928

Q:いつもありがとうございます。
2015年の夏から派遣として働き、一昨年の10月から
社員として働かせてもらえる事になりました。

きっかけは自分の離婚で、収入面を考えたからです。

大きな倉庫なので、派遣時とは違う場所で働く事になったからか、
3ヶ月間見習いとして働き、去年の2月に
必須のリフトの免許を取る事になったのですが、
その直前に大きな交通事故にあいました。

それからしばらく入院し夏に復帰しました。

社員になったのも同僚の後押しのお陰でした。

よく考えもせず勢いで上司に相談し、その日のうちに決まりました。
幸せなことですよね。

そして、見習い期間中、自分は
社員の器ではないのかもと悩んでいました。

復帰してから最初は事務として働いていましたが、
気がつくと現場に戻ってました。

戻ってから尚更、自分はその器ではないと実感し、
でも、収入面と協力してくれた両親、子供達の事を考え、
でも、社員の器はないと悩み涙が出てくる日々…

収入のことよりも、家族のことよりもまずは自分の事を考えて
パートという選択をしてもいいのでしょうか。

収入は落ちます。
働く時間も長くなるかもしれません。

でも心は平和になると思います。
上司に相談するときも正直に言えず、
事故にあっての身体の状態を棚に上げて話してしまい、
そんな自分にも自己嫌悪です。

自分軸がないんですね…私。
やりたいこととなると相談もなしに直感で行動できるのですが。

【やすみん・40代・会社員】

―――――――――――――――――

A:

離婚を経て、働き方が変わり、事故で入院と、
人生でも大きなインパクトのある出来事が、
短期間のうちに次々と起こったのですね。

このようなときにストレス下に陥り心身のエネルギーを消耗して、
ものごとが前向きに考えられなくなるのはよくあることです。

アメリカの社会学者のホルムズと医師のレイは
人生に起こるストレスフルな出来事を数値化しました。

配偶者の死をストレススコアが最も高い100とすると、
離婚はその次にスコアが高く、73点です。

自身の怪我や病気は53点で6番目にスコアが高く、
仕事の配置転換は18番目の36点、
昇進や降格は22番目にスコアの高い29点となります。

ホルムズとレイは目安として
140-199点の人の37%が、
200ー299点の51%が、
300点以上の約80%が
2年以内に病気になる確率が高くなることを指摘しています。

やすみんさんの場合、短期間のうちに離婚、怪我で入院、
パートから社員(昇進)、事務から倉庫の配置転換などで、
200点に近いスコアとなっていますから、
精神状態が不安定になるのも仕方のない状態でしょう。

このようなときには大きな決断はしないことをお勧めします。

やすみんさんはもともと行動的な方とのことで、
じっくり考えずに後悔するとのことですが、今こそ即断せずに、
じっくりと腰を据えて判断することをお勧めします。

とりあえず、もうすこし調子がよくなるまで
判断は先延ばししてしまいます。

「社員としての器がない」という思いがやすみんさんを苦しめ、
その思いが辛くてパートに戻ろうと考えていらっしゃるとのことですが、
今の仕事が自分に合わないというのが思い込みではなく、
客観的にもそのように評価された場合には
パートに戻ることを考えたらよいのではないでしょうか。

客観性に関しては、第三者である同僚がやすみんさんを
後押ししていたり、何より上司が
やすみんさんが社員となることを決断しているわけです。

たとえやすみんさんが勢いでお願いしていたとしても、
決してそれだけで得られるポジションではないでしょう。

ですので、やすみんさんの自己評価は必ずしも正しいものではなく、
今はストレス下にあるためにネガティブにものごとを考えやすい状態
にあるだけかもしれないことを考慮する必要があるでしょう。

そのような意味でも、即断はせず、じっくり現状を分析して
何が健全かをぜひ振り返ってみてください。

やすみんさんが社員の器でないと考えている理由は何でしょうか?
そこに変化を起こすことは可能でしょうか?
可能なら具体的にどのような行動をとればよいでしょうか?

事故で身体状態が変わったのであれば、
そのことを素直に上司に相談してみてはいかがでしょうか。
そのことを理解できない上司や会社でしょうか?

離婚や事故がなくても、新しい現場に適応するのには
それなりに時間と精神的エネルギーを要するものです。

どうかご自身にあまり厳しくなりすぎず、
自分支援してくれた同僚がおなじような状態に置かれていたのなら、
どのような声をかけてあげたいか、
そのような態度でご自身に接してみてください。

焦らずに、じっくり取り組んでみてください。

ーーー
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180312

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ヒロシさん(51歳・自営業(美容師))のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
51歳男性美容師です。独立して25年が経過しました。
以前はスタッフもいましたが、出産などで退職したりで、
ここ10数年は1人で経営しています。妻は会社員で子供は2人です。

8年前にお店を引っ越し新規にして間もなく、過呼吸になり、
その後、心療内科にてパニック障害と診断され、向精神薬と安定剤、
その他ウォーキングや瞑想や日光浴やらで、5ヶ月ほどで改善しましたが、
安定剤だけは睡眠前に1錠服用していました。


そんな日常でしたが、先日、妻の口の頬にちょっとしたシコリがあり、
歯医者にて診てもらい、2月に口腔外科にて病理検査となりました。
妻の母親が5年前に歯肉癌を患い、手術し、現在は入れ歯等で不自由に
していますが、元気に生活しています、

まさか妻も!と思った時から、妙に胸のざわめきや焦燥感、不安感に
とらわれてしまい、またパニックかと思い、心療内科に通院し始めました。
妻が不安な時に支えられない自分の弱さなのでしょうか、
よくわからない感情コントロール不能状態です、

妻はかなりのポジティブな思考で、なったら取ればいいことだから…と、
毎日、仕事と子供の世話をしています。

一方、私は、また不安で嫌な気持ちが出てしまいました。
再発してしまった後悔の念と、妻の結果が心配です。
先の事は考えても仕方のない事だと分かっていますが、頭の片隅にいつも、
検査の不安と自分の焦燥感があり、悩まされています。
~~~~~~~~~~~

もともと過呼吸やパニック障害と診断されていながら、
これが5ヵ月で改善したとのこと、かなりいい結果を辿られましたね。

そして、奥様の頬に、要は、がんの疑いがあるということで、
また、ざわざわして再発してしまったのですね。

それに対してヒロシさんは、自責の念や後悔の念があって、
こんなときに妻を支えられない自分が情けないという思いがある
のではないかと思いますが、実は、患者さんのすぐそばにいる人、
夫だったり妻であったり、親であったり子だったり、
いちばん身近にいるサポーターというのは「第二の患者」とも呼ばれます。

辛いのは患者さんだけではなくて、周りにいる人たちも同じなのです。
自分も「第二の患者だ」と見れば、パニックになったり、不安があったり、
焦りが出たりするのは当然のことなのだと受け止めてみてください。

また、愛する者ががんというような病気になったときの、心の持ちように
ついて。

がんは今となっては、手術すれば生存率が高いものや、寛解したり完治する
ものもある時代になってきていますから、何でもかんでも「がん=死」と
不安になる必要は全然ありません。

現に義理のお母様も、歯肉がんがあったけれども、オペをして今は元気に
生活されているのですよね。非常によい経過を辿っているわけですから、
がん=死ではないわけです。

でもやはり、がんのイメージとして、なんだかすごく攻撃的で恐ろしくて、
私たちをやっつけて、人生を惨めにしてくるというようなイメージを
ヒロシさんがお持ちになっているので、こういったざわめき、不安、
焦燥感が出てくるのだと思います。

愛する者がそういった社会的バイアスのかかった病気になったときに、
こうなるのは当然、それだけ愛がある証拠だと思うのもいいと思います。

ただ、ここからは、今、奥様が持っている病気が本当にただのちょっとした
しこりなのか、良性のしこりなのか、悪性腫瘍なのかというのは分かりま
せんが、仮に悪性腫瘍だと分かったときに、どのような心持ちでいたら
いいか、パニックにならなくて済むかということに関しては、
まず、病気というのは通過点であってゴールではないということを知って
おくとよいでしょう。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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FROM 川畑のぶこ

学生時代、忘れもしない、こんな出来事がありました。

私はボストン郊外の小さな女子大に通っていたのですが、
最初の数ヶ月は言葉が上手に話せないことを引け目に感じて、
あまり他の学生と交流せず、ある場所に引きこもっていました。

それは、寮の自室ではなく、キャンパス内のチャペルでした。

チャペルはミサの時間や特別なセレモニーなどがあるとき以外
はたいてい誰もいません。

ピアノやオルガンが置いてあるので、
音楽を我がよき友として、何時間も飽くことなく音と戯れていました。

ある日、いつものように人目を気にせずジャンジャカ鍵盤を叩いていると、
チャペルの重いドアが軋みながら開いて、
一人の背の高い高齢の男性が入ってきました。

恐縮して弾くのをやめると、
「そのままどうぞ」と笑顔でその男性が近づいてきました。

彼は音楽の教授でした。

チャペルのオフィスにいるシスターから
「毎日ピアノを弾きに来る日本人の生徒がいる。 一度、聴きに来たらどうか。」
と連絡をもらったとのこと。

私はチャペルにオフィスがあることも、シスターが常駐していることも知らず、
ときには伴奏しながら大声で歌うこともあったので、
それはそれは顔から火が出る思いでした。

教授は私のピアノを聴いて、音楽と合唱のクラス(兼クラブ)で
演奏と伴奏をしてくれないかとオファーしてきました。

NOと言えない日本人の私は、恐縮しつつも
ありがたいそのオファーを受けることにしたのですが、
結果とんでもない経験をすることになりました。

小学時代や中学時代も、合唱のピアノ伴奏はお決まりだったので、
いつもの要領でと、受け取った3曲の楽譜を読み込んで
日々練習に励みました。

初見で譜を読めない私は、
一つの伴奏をマスターするのにたいてい1-2週間はかかります。

その日からピアノは気ままな時間ではなく宿題か仕事の位置付け
となりました。

ちょっとしたミスタッチはあるものの、
伴奏として遜色ないだろうと思われるレベルまでようやく仕上げ、
いざ初めての合唱団の伴奏の日を迎えました。

生徒たちも初めての曲のせいか、曲が難しいせいか、
覚えがわるく、なかなか美しいハーモニーになりません。

私は指揮者である教授の指示に従って、何度も同じ章節を
繰り返して弾くことになるのですが、しばらくするとある生徒が

「私はこの歌は好きではありません」

と言い放ちました。

『え?何言ってんのこの人?』

と耳を疑いました。

『そんな…教授に反抗するような態度をとったら
 成績落ちるじゃないか!』

と、いらぬ心配まで。

あーぁ、こういうワガママがいるからクラスが進まないんだよな、
さぁ教授に注意されるぞ、と思いきや…
さらに耳を疑う言葉が教授の口から放たれるのでした。

「そうか…では、 この曲があまり好きじゃない人は挙手して」

と。

するとどうでしょう、半分くらいの生徒たちが
堂々と手を挙げるではありませんか。

そして、

「ではやめましょう」

と教授があっさり降参したのです。

『ぬぉーっ!!数週間かけて練習してきた
 私の立場はどうなるんじゃい!』

と心の中で叫びつつも、
目の前の鍵盤をベートーベンの運命で
ジャジャジャーン!とやりたい衝動に駆られつつも、
NOと言えない日本人の私はひたすら呆気にとられて、
その状況に流されるだけでした。

こんなことが繰り返されるなら伴奏は断ろう、と心に決めながら、
1週間でみんなが選んだ新しい曲を必死に仕上げ、
再度チャペルにチェックイン。

さぁ、今度はみんなちゃんと歌ってくれるんだろうなーと、
心で恨み節を唱えながら前奏を弾き、歌パートに入ると…

こんどはばっちり!

完璧!!

それはまるで前回とは別人たちの集まりのような歌声と
美しいハーモニーなのでした。

みんな好きな歌だからキラキラ輝いています。

教授の指揮もノリノリ。
私の伴奏もノリノリ。

過去数週間のチャペルでひとりぼっち伴奏練習の苦労も
一瞬で吹っ飛びました。

そうか、そういうことか。

この人たちがしたこと自己主張であって、
わがままではないのだな。

教授がしたことは、屈服ではなく、
相手の権利の尊重なのだなと。

誰も悪意からことを起こしているわけではありませんから。

お互いが自分の気持ちに素直になり、
それを分かつ姿勢は、

「私は私でよい、あなたはあなたでよい」

という違いや多様性を受け入れる信頼の姿勢がベースにあって
はじめて成り立つものでした。

自分を大切にして主張することは、相手にもその権利があり、
それを大切にすることにもつながる…
かならずしも相手に迷惑をかけたり、
傷つけたりするわけではないことなのと知りました。

私も相手の顔色を伺わず、他の生徒にも教授にも

「私はそれなりに時間を割いて伴奏の練習をしてきました。
 次回からは、あらかじめ曲が決定してから伴奏を依頼してください」

と毅然と伝えれば、相手も当然のことと
それを受け入れ、詫び、感謝しただろうと。

そのことによってしこりはなくなるし、
私は相手の主張をわがままと受け止めることもなくなるだろうなと。

自分がいらぬ我慢をしているから、
健全な主張や依頼が、
わがままや横暴な要求に聞こえたのだなと。

それからは、キャンパス内外での
さまざまな行事でボランティア演奏のオファーなどがあっても、

「この(難しいorつまんない)曲は弾きたくありません。
 でもこの(簡単なor好きな)曲なら弾きますよ」

とはっきり言えるようになりました。

自らストレスの無い仕事にコントロールできたなら、
断る必要もなくなるので、
次から次へとオファーを引き受けているうちに、
キャンパス内で知らない生徒や教授らからも
声をかけられるようになり、
人間関係が豊かになっていきました。

ついにはその噂が学長の耳に届き、大学のホールで
シンフォニーの前座で好きなショパンを弾かせてもらうという、
素人にはありえない夢のようなオファーまで
舞い込んできました。

スタンウェイのフルコンサートピアノという
ピアニスト垂涎のブランドと型のピアノで
お腹のそこから響く音を体験できたのも人生の宝です。

人生初のスタンディングオベーションは照れくさくて、
そそくさと舞台袖に逃げ込んだのを思い出します。

これらの経験は
私が歯を食いしばって努力をし続けていたなら
舞い込まなかったでしょうし、
同じオファーがあったとしても、
おそらく苦しみを伴う経験となっていたでしょう。

いただいたご縁は大切に、でも無理しすぎず、我慢しすぎず、
他人ではなくまず自分を喜ばせられるかどうか、
楽しく取り組めるかどうかを
振り返りながらとった行動の結果でした。

自分を大切にしたり自己主張したりすることは、
決してわがままなことではなく、
結果的に周りの人々にも、そして宇宙全体にも
調和をもたらすことを実感した豊かな体験でした。

読者のみなさんもぜひMe Firstの精神を大切に
日々を豊かに過ごされますように。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、しのさん(50代・パート)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
男性に対する嫌悪感に苦しんでいます。

家族、職場と私を囲む人間関係はほとんど男性です。
夫、息子は物を溜め込むタイプ。個人事務所の雇い主は体が不自由な事も
あり、ほとんど丸投げ状態です。男ってズルい、自分でやろうとしない、
という思いにいつもたどりついてしまいます。

自分にゆとりが無いのだなと思いますが、何かあるたびに、
「また男だ」と嫌悪感を感じると共に自分の愛の無さに嫌気がさします。
男性はうまくおだてれば良いと聞きますが、わかっていても癪に触って、
誰が言うものかと思い、故意に言わない自分がいます。


雇い主に対しては、私の学生時代から障害を持った父親に対しての感情が
湧き上がってしまいます。自分は障害者だからという言葉とともに、
家族に言う事を聞けと主張していた父親と、専門職としての裁量が
無くなっている事を認めようとせず、身体が不自由な事を言い訳に
仕事を丸投げする雇い主が重なり、怒りが抑えられなくなります。

父は父、上司は上司であるし、同じような環境を選んだ自分には、
そこに学びが有るのだと思ってはいますが、怒り、諦めから抜け出せない
自分がいます。夫が、自分の母親が第一で何も言えなかった態度も、
父親に重ねてしまいます。

父親も夫の親も亡くなっているのに、消えない嫌悪感にずっと苦しむ
自分から何とか抜け出したいのですが、堂々巡りです。
~~~~~~~~~~~

苦しみがひしひしと伝わってくるご相談です。
しのさんは、男性に対する嫌悪感で苦しんでいらっしゃるということですが、
おそらく、そんな自分に対する嫌悪感も重ねておありなのではないでしょうか。

まず、もうご自身でも気づいていらっしゃるとおり、上司とお父様を重ね
合わせてしまう現象。これを、心理学では「転移」といいます。

自分の幼少期に非常に重要だった人間関係(親が多いです)において
相手に対して抱いていた感情を、現在ある似たような状況において、
その相手に投影してしまい、同じように感じてしまう、同じ感情を持って
しまうということがあるのですが、しのさんにもこの転移現象が起きて
いて、苦しいのでしょう。

「父は父、上司は上司であるし、同じような環境を選んだ自分には、
そこに学びが有るのだ」と、しのさんはとらえていらっしゃるのですね。
確かにそうだと思います。
ただ、学びがあるから我慢しようと思わないことも学びなのです。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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