断捨離/掃除・整理・整頓

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ヒカルさん(50代・製造業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
初めまして。ブログ等々、いつも拝見させて頂いております。

結婚して25年になりますが、夫婦共に、片付けが苦手です。
どちらも長男長女で、共に実家から、結婚するまで、
独り暮らしもしたことの無い二人でした。
いつも、片付けは、両親がしていてくれていたからかも知れません。

その証拠にお互いの実家は整理整頓がされています。
特に家内は、『物』に対する執着、倹約家で、
『もう、こんなの使わないだろう』と言う物迄、取っておきます。
捨てることが出来ません。

一度聞いたことがあるのですが、断捨離してみよう、と言いましたら、
『断捨離の先生方は、他人の物だから、思い入れが無いから、
スパスパ捨てることが出来るのだ』と言われました。

『ゴミ屋敷』迄は、行きませんが、物で溢れているので寝る場所も一苦労です。
そこは、賃貸のアパートなのですが、片付けられない為、
引っ越しすることも出来ません。いつしか、別居になってしまいました。

子供は、そんな環境の中で育ち、家内に似て、捨てることが出来なくなって
きています。「捨てる」と「もったいない」の境界線がわからないようです。
どうしたらよいでしょうか?宜しくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

ヒカルさんの切実なお悩みです。いつしか別居になってしまいましたとのこと、
おそらくヒカルさんが、奥様とお子さんがいらっしゃるお家を出られて、
違う所に引っ越されたのかなと推測いたしますが、どうでしょう、
ヒカルさんご自身は、別居後、ご自身のスペースが整理整頓がされて
心地良く住むことはできているでしょうか。

もし、それができているのであれば、奥さんが、まだ人間関係、夫婦関係を
続けていきたいという思いがあったとき、ヒカルさんの居宅の方に行って、
「なるほど、本当にすっきりしているな」と、ヒカルさんの背中を見て
影響を受けるということはありますね。

そうなると、別居はある意味、前進するための必要なプロセスだったのかな
と捉えることもできますね。ぜひそうなるといいなと思います。

そして、「断捨離の先生方は、他人の物だから、思い入れがないから
スパスパ捨てることができるのだ」ということに関しては、まず、断捨離
というのは、人の物には手をつけないというルールがあることをお伝え
しておきます。

私自身も実家の母親の断捨離を手伝いましたが、それはそれは、
一筋縄ではいきませんでした。私の母は、昭和の一桁台の生まれで、
物がなくて困っていた世代です。物を大事に使おうという刷り込みが、
私たち以上にされている世代なわけですよね。

ですから、そこに対してどうアプローチするかというと、
厳しさや怒りから、批判からアプローチするのではなく、
相手を深く理解して、思いやりを持って接するというところから
始めることが大事になってきます。

「もったいない」ということの解釈についても、世代や環境によって
さまざまですね。何に対して「もったいない」のか。今一度考え直して
みることも必要です。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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夫が、私の捨てたゴミ(ゴミ袋にまとめて縛ったもの)を開け、
選んで拾い出してきます。

先日は、10年以上使わなかった紙ナプキン、
オマケでもらった温泉用のネットのナイロンバッグ、
スーツなどを買ったときに付いてくる黒いカバーなどでした。

言えば何倍にもなって返って来るので、言いたくありませんが、
ひたすら気持ち悪くてたまりません。

家の中は、食器棚や脱衣所の棚の中にまで、
本やCDを詰め込んでしまい、手がつけられません。

夫はどういう心理状態なのでしょうか?
また、私はどう理解して行けば良いのでしょうか?

【エミ・52歳・主婦】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ご自身が断捨離に目覚め、一生懸命、
居住空間をスッキリ美しく整えようと努力しているのに、
同居している家族が抵抗勢力となる。
そして、いつまでも片づけが理想通りに完了しない。

同様の悩みをお抱えのダンシャリアンが
たくさんいらっしゃると思います。

まず、エミさんに確認していただきたいのは、
ご主人がごみ袋から取り戻しているのは、エミさんの所有物ですか。
それともご主人の所有物ですか。
あるいは、どちらのものともいえるものでしょうか。

もしも、ご主人のもの、あるいはご主人が自分に(も)属するもの
と認識しているものを取り戻しているのであれば、
それはごみを拾い出しているのではなく、
ご自身の権利を取り戻しているのかもしれません。

心理としては、
「私のモノを断り無しに勝手に捨てないでください。」
「私を大切にしてください」というメッセージであり、
実際にそのモノが使うか使わないか、
すなわち、物理的機能を果たしているか否かは、
ポイントでないのかもしれません。

ご主人が、自分は大切にされている、と感じる、
あるいは、自分は大切にされるに値する人間である、
と自認していれば主張しなくて済むことを、
そのことに不安があるので、
モノを通して表現しているとも考えられます。

よって、そのようなケースでは、
ご主人を蔑ろにしているわけではなく、大切に思っていることを
言葉や態度で示していくことが効果的かと思われます。

また、たとえエミさんや他の人から見たら、
それはごみや価値のないものに見えても、
ご主人にとって価値あるものであった場合、
それを断りなく捨てるのは心理的な暴力につながります。

きちんとお互いに確認し合って
捨てるか否かを決定していくことが大事かと思います。

そのようなコミュニケーションや関わり合いを通じて、
自分は大切にされていると感じることができれば、
ご主人も実際には使わないモノを取り戻すことで
自己主張をする必要がなくなってくるのかもしれませんね。

断捨離は調和を取り戻すプロセスです。
人間関係の調和に、「思いやり」は不可欠ですね。

ーーー
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Q:私の悩みは、家庭内の品々に関してです。

30年前に私が嫁いだ時、両親は他界しており、
家は一年前に亡くなった義母のもので溢れておりました。

衣類などは長年義母に仕えたお手伝いさんに全てお分けしたのですが、
食器や箪笥、大きな置物などはそのままです。

全てとても良い品なのですが、数が多いのです。
夫も良いものを長年使うタイプなので捨てることに踏み切れません。

自分で買ったものは衣類も含めてずいぶん断捨離できたのですが、
以前からあったものも整理すれば、もっと心地よい空間になるだろうなぁ
と思いつつ日々を過ごしております。

ある程度広い家なので、狭いという感覚はないのですが、
空間をすっきりさせたい気持ちです。

夫にも気持ちよく受け入れてもらえるような断捨離の進め方、
もしくは私自身の意識の持ち方をご助言いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

【ミミ・50代・会社役員】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

伝統的なものや、質の良い品、さらに故人への思い入れがあるものなどを
手放すのは、とても気がひけるものですし、勇気のいることですね。

まず、ミミさんのご主人は良いものを長年使うタイプとのことですが、
現在も実際にご主人がその良い家具を使っていらっしゃるということでしょうか。

そうであれば、それらは大事に使われているものであって、
スペースもゆとりがあるのであれば、
あえて捨てる必要は無いのではないでしょうか。

もしかしたら、ミミさんからすれば無価値に見えるかもしれませんが、
ご主人が価値を感じて使っているものは手を出さないのが
断捨離のルールですね。
よって、「捨てさせる」ことはできません。

もし、長く使おうと思えば使えるけれども、実際は他で足りていて
全く使っていないのであれば、手放す価値はありますね。

ご主人が捨てることに抵抗があるのなら、
家や部屋の管理をシンプルにし、すっきり軽やかに過ごしたい旨を伝え、
「必要とする人に譲っても良いか」と尋ねてみてはいかがでしょうか?

せっかく良いものだからこそ、その価値を発揮するためにも、
困っている人など、誰かに使ってもらうのが良いと考えていることを
伝えてみてはいかがでしょうか。

このように、まず家からその家具が出て行って良いかどうか
確認してみてください。

もし抵抗を示されたら、まずは、お家が広いとのことですので、
一時的に、あまり使わないお部屋に使用していない家具を移し、
それらの家具がなくても、日常に不便がないことを確認してから、
再度尋ねてみても良いかもしれません。

ご主人とお話をされるときは、
モノはモノであってモノでないことも念頭に入れて、
相手に敬意と愛情を持ってお話されると良いかと思います。

さばけた人であれば、さほど気にすることもないかもしれませんが、
デリケートな人であれば、

「自分の母が大切にしてきたものを捨てる」
=「母の気持ちを蔑ろにする」
=「俺の大切な人を蔑ろにする」
=「俺を蔑ろにする」

といった誤った芋づる認知で気分を害してしまうこともあります。

そのようなケースでは、
大切なものだからこそ、「大切に使ってくれる」人の元へという流れは
重要になってくるかと思います。

また、モノをとっておくことによって相手への敬意を証明するのではなく、
ミミさんがお義母さまへの敬意は持っていること、そして、年齢を経れば経るほど、
多くのモノを管理する気力や体力も以前より衰え、困っていること、
ご主人と一緒に清々しく、機嫌よく過ごすのに、とても大切なことだと思っている
ことなども、丁寧に愛情を持ってお伝えすると良いのではないかと思います。

ーーー
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161005_FB_kawabata

転勤のある主人と再婚し2度目の子育てをしています。

前の夫との間の子供は、もう24歳と20歳です。
離れて暮らしています。
今の子供は8歳と7歳です。

年に一度実家で子供達と会ってきました。

離れた子供達は(今の)娘達を可愛がってくれます。
その姿を見る度辛い思いをさせてしまい
ずっと一緒にいてあげれなかった事を悔やんできました。
そして、なかなか過去から離れられずにいます。

私自身、親の不仲で離婚はしなかったけれど、
父をとても嫌いになり苦しみました。

そんな気持ちもあり、我慢できなくなってしまったと思います。

今の主人とも色々ありましたが今は仲良く暮らしています。
やっと父を許せるようになりました。

でも、反対に母に対してのモヤモヤが出ています。
また、人生を諦めたように過ごしていたんじゃないかと思います。

実家は物で埋め尽くされています。
母は難病です。
実家へ行くととても疲れます。

私は鬱になっているのかと時々悩むほど、過去の事を考えてしまいます。
でも、それで少しずつ自分自身を見つめて来たように思います。

今は断捨離を始めたいと思うのですがなかなか手をつけれないでいます。
動きたいのに動けないでいるこの状況をどうしたら良いのでしょう。

ただ、転勤族なので物で埋め尽くされてはいません。
でも、不要なものは溜めていると思います。

アドバイス頂けたらと思います。

【ルミさん・40代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

4人の子育てをされてきた(されている)とのこと、大変お疲れ様です。

子育ては人生の大きな仕事。
兄弟姉妹たちが仲良くやっているのはありがたいことですね。
これもルミさんの育て方や愛情の賜物ではないでしょうか。

子育ては理想を言ったらきりがありませんが、
母親が「その時点で」できる最善を尽くしていることは間違いありませんから、
まずはそのことを認めてあげて、

そしてより良い未来のためにも、
過去を振り返り反省することは時として大切ですが、
過去ばかりに時間を取らず、今から未来に向けてのお子さんたちとの関係に
注意を向けてみてはいかがでしょうか。

それこそ、未来に後悔しないように、、。
今の関係性を輝かせることに意識を向けてみると良いのではないかと思います。

ご主人ともなんだかんだあっても今が良好な関係なら
素晴らしいことではないでしょうか。

ご両親も同様に、過去には色々あったでしょうし、理想の親を挙げたら
きりがありませんが、その時点で与えられた条件下での精一杯を
尽くしてこられたことと思います。

教師にも反面教師にもなりますが、それぞれの良いところを受け継ぐことに
意識を向けてみると楽になることと思います。

己が前進できない時に、私たちは何かと誰かのせいや何かのせいにしがちです。
そのことで、自分が努力をしなくてすむ理由になるのですね。

人生に苦労はつきものですし、
周囲の人々は身内を含めて思うようにはいきませんが、
それでもしなやかに向かい合って自分の人生を機能させることはできますから、
ぜひ、今身の回りに起こっていることでありがたいことや喜ばしいことに
目を向けてみてください。

理想の条件すべてが整わなければ人生が機能しないというのは幻想です。
私たちはどのような条件下に置かれていても幸せを感じることはできます。
ぜひそのような視点を持つ努力をされることをお勧めします。

断捨離もしかり。
私たちは手放せない理由はいくらでもあげることができます。

すべてが整うのを待たずに、とりあえず目の前の1畳、一つの引き出し、
冷蔵庫の1段などから手をつけられてみてはいかがでしょうか?

心が決まるから行動できるという論理もありますが、
手足を動かしているうちに、心や頭がついてくるというのもまた真実で、
断捨離の醍醐味でもあります。

ぜひ勇気を持って今、ここ、私の第一歩を踏み出してみてください。
応援しています!

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160914_FB_kawabata

Q:断捨離を知ってから6年、
同じくはまった母と協力的な父とともに
コツコツ進めてきました。

自室からごみ6袋を出したのを皮切りに、
家族の車2台、お墓(永代供養にしました。)、本棚3竿と中の本と
捨ててきましたが、どんどん欲が出てきます。

自室にお客を招くと、宿坊のようだねと言われますが、
私はこんな散らかった部屋でと思います。

母も今度は婚礼ダンスを処分したいそうです。

断捨離を始めてうつ症状も治まり、やりたい仕事に転職でき、
いいことだらけなのですが、少し落ち着きたいと考えています。

このような感情はいつごろおさまるのでしょうか。

【すみ・38歳・契約社員】

―――――――――――――――――
A:

FROM 川畑のぶこ

ご家族一丸となって、熱心に断捨離に取り組んでこられた姿が目に浮かびます。
うつの克服と社会復帰、すばらしいですね。
どうか、ここまでの努力は大いに讃えてあげてください。

さて、断捨離に疲れたとのこと。
おつかれさまです。

疲れたときに最も効果的なこと…
それは休むことです。

過ぎたるは及ばざるがごとし、
私たちは、必要のないことをしすぎたり
不要なことをしすぎたりすると疲れてしまいます。

何事にも適度なバランスというのが存在します。

溜めすぎ、捨てすぎ、
見た目には違うことをしている(Doing)ように見えても、
「もっともっと!」の関わり方やあり方(Being)が変わっていなければ
結局私たちは同じ課題につきあたるのだと思います。

断捨離は過剰を取り除くプロセス。

もしも、すみさんが頑張りすぎて疲れてしまっているのなら、
その頑張りを手放してみてはいかがでしょうか。

空間にゆとりが必要なように、私たちの人生にもゆとりが必要です。

完璧を捨てて、のんびりゆったりする。
たまにはそんな時間を味わってみるのもまたよし。

きっとリフレッシュできることと思います。

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160831_FB_kawabata

Q:父は7年前に、母は4年前に他界し、
私(独身)はその実家(一軒家)に引き続き住んでいます。

私は3人姉妹の真ん中で、
姉と妹は結婚してそれぞれ家庭を持っています。

実家に住んでいる私が主に親の遺した遺品を整理していますが、
4年になる現在もなかなか終わりが見えてきません。

特に、母はいわゆる超タメコミアンで
実際に「賞味期限が昭和の日付の食品」や
「今年35歳の妹が生まれた時の、友人たちから貰った出産祝いの
全く手をつけてないもの」が、母亡き後に見つかり、泣きそうになりました
(情けなくて)

バックヤードから、母の衣類の尋常じゃない量がわんさか出てきて、
何度埃でむせたことか…

私は、ここで「人間の命はモノより短い」
「溜め込んだモノのツケは、本人でなく残された者が背負うものだ」
ということを思い知り、断捨離の大切さを改めて実感したのであります。

「そんなに、遺品整理が大変なら業者に頼めばいい」という意見もありますが、
私としては本音はそうしたいのですが、それは現実難しいです。

というのは、嫁いで行った姉妹の存在です。

実際に母のものと思って処分した本棚が、
実は姉のものだったりしたこともあったりして、
処分できるものの線引きが曖昧なのです。

現実、遠方だったり、子供が小さかったり
配偶者の仕事の都合上、ウチになかなか来てくれなかったりするので、
相談もままならないです。

そして、母の遺伝子を引き継いだかのようなタメコミアンの姉妹で、
姉にいたっては、嫁いで10年になるのに
部屋一つ分埋まるくらいの荷物がまだ残っています。

「もう嫁いで行ったのだから、なんとかしてほしい」と言っても、

「ウチは転勤族で、そんなに広い家に住めないし、いつ引越しになるか
わからないから、持って行くことはできない」
「近いうちに、姑と同居する二世帯住宅を建てる計画がある。
そのときに持っていく」

と、言いながら、その建設予定地より、どんどん遠いところに、
転勤が決まっていきその計画が実行できるめどなんていつのことやら…

現実に姉が置いていった荷物が私の生活スペースを占領しているので、
「他人のものは勝手に捨ててはいけない」の断捨離の鉄則を守ってるにしろ、
姉のモノを隅の方にまとめておいて、私のスペースを作ろうとしては、
「私のモノをぞんざいに扱わないで!」と怒られる始末…

私は、「自分の身の回りの事で精一杯なので、
それ以外のモノにまで気を使う事はできない!」と言いますが、
「それは自分勝手」と言い返されます。

「妹の生活スペースをおびやかしてまでも、
10年も家を物置にしている方が自分勝手」と腹の底では言いたいところですが、
水掛け論になるだけなので、こらえています。

断捨離は素晴らしい片付け法とは思ってますが、
私ひとりではどうしようもないことを痛感しています。
私自身のモノの断捨離は、殆ど済んでます。

そして、一日も早く家の整理を終わらせたくて、
今年に入ってから、ほとんど遊びに行ってません。

平日は仕事、土日祝日は片付け。
五月の連休もずっと片付けしてました。
気がついたら今年も半分が過ぎていきこのまま年末になりそうです…

たまに少し遊びに出掛けても家の事が気になって、楽しめません。
このまま片付けばっかりして過ごすのは嫌です。

嫌ならやめてしまえばいいかもしれませんが、
やめたら汚部屋、ゴミ屋敷の生活が待ってるだけで、
それはもっと嫌なんです。

アドバイスがあればよろしくお願いします。

【まこと・41歳・会社員】

―――――――――――――――――
A:

FROM 川畑のぶこ

まことさんとご姉妹とのモノを介したバトル。
なかなか一筋縄ではいきませんね。

そう、人は相手を支配するときに
相手の罪悪感に漬け込むという術を知っています。

「あなたに思いやりがあるのなら取っておけるでしょう」
「相手をリスペクトするならそのままにしておくでしょう」
といった具合に。

その際、自分のモノで苦しんでいる相手のことは想像ができず、
ひたすら被害者意識が働いてしまうのですね。

整理すること=悪
取っておくこと=善

という不文律が根底にあることと思います。

まことさんの姉妹はお二人ともタメコミアンとのことで、
モノが溢れていることに慣れていらっしゃるので、
そのことで苦しむ人のイメージができにくいことが考えられます。

ですので、本当に大変で苦しんでいるのだということを知ってもらうために、
口頭ではなく、手紙で伝えてみてはいかがでしょうか。

また、モノを溜め込み、そのことで自分を満たそうとする傾向がある人
というのは、自分の持ち物を己の延長線上のように考えてしまい、
相手がそれを大切にしてくれるか否かで
相手が自分を認めてくれているか、または受け入れてくれているか否か
を図ろうとすることがあります。

これは無意識のうちに行われています。

まことさんは、不要になったモノを整理しようとしているだけなのに
「私が不要だというの!」と、モノと自分を同一化してしまっている状態ですね。

また、この時、自分が丁寧にそれらのモノを扱っていないことは
棚上げとなっています。

まことさんは、あくまでも本人が丁寧に扱わず、放ったらかしにしているものを
整理したいということを伝えているのであり、姉妹を大切にしないということではない
ということをはっきり伝えておくことは大事なプロセスであると思います。

まことさんは、ご姉妹のことは大事にされていると思いますので、
(それ故にこのことに真摯に向き合い、悩んでいらっしゃることと思います)
そこは自信を持って良いと思います。

モノを取っておくことで、相手への思いやりやリスペクトを表現したり証明したり
する必要はまったくありません。

今ご自身がこのことでとても困っていることを、
この問題をできるだけ早く解決したいことを、
そして、姉妹のことは大切に思っていることを、
誠実に伝えてみてはいかがでしょうか。

まことさんがご実家をご両親の遺産として全て相続されている場合は、
ご実家のスペース全てを自由にされたら良く、
ご姉妹のものはそれぞれの住まいに送ることが健全ですが、
姉妹3人が3分の1ずつ相続しているのなら、
ご姉妹にもその空間を自由に使う権利はあります。
(たとえ物置にしたとしても)

その場合は、どこからどこを物置として使うかということも
話し合ってみてはいかがでしょうか。
そしてそこに「丁寧に」保管することを伝えてみてはいかがでしょうか。

ただし、開かずの間に埃や菌が堆積し、衛生状態が悪化したなら、
それはまことさんの健康や人生の質を落とすこともきちんと主張し、
それ故にどのように管理するかも話し合いをして
クリアにしてみることをお勧めします。

どうか、相手への敬意と愛情を持ってコミュニケーションをスタートしつつ、
主張すべきことは引かずに主張してください。

主張は決して批判ではありません。

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160817_FB_kawabata

Q:断捨離によって、嫌な人間関係を切ることは可能でしょうか?

やましたひでこさんがある動画でホワイトボードに
「へんなおじさん、おせっかいなおばさん」とお書きになって、
そういう人たちと、人間関係を切ることができる、、、。
というようなお話をされてましたように記憶しておりますが、
まさしく私も、そのような悩みをかかえております。

悩みだしてからもうずいぶんの年月が経っております。
ずうっと(その人たちとは)切りたい、切りたいと思っているのです。
もうこれ以上苦しむのは、まっぴらごめん!!と考えているのです。

【べにこ・50歳・専業主婦】

――――――――――

A:
FROM 川畑のぶこ

べにこさんのように、断捨離で人間関係を改善したいという
ご相談はとても多く受けます。

断捨離というのは、ただのモノの片づけにあらず、思考の整理法
なのですね。モノと向き合い、それらとの関係性を問い直すことで、
思考の整理ができるようになります。

私自身、断捨離にハマったのは、
それまで提唱されてきた数々の片づけ技術とは違い、
人生の整理につながる心理療法的な側面を実感したからです。

モノとの関係性を問い直した結果、
自分がしがみついていたもの(執着していたもの)が見えてきて、
不要と判断されればそれらを断っていく力が身についていく過程は、
断捨離の醍醐味です。

人間関係に関しては、過剰適応といって、必要以上に相手に合わせて
生きてしまう人、即ち、自分軸ではなく他人軸の人というのは、
モノとの関係性においてはモノ軸、即ち自分の本当の気持ちよりも、
モノを優先してしまう傾向が見られます。

部屋の断捨離をしていくうちに、モノ(他人)軸の日々であったことに気づき、
それを自分軸に戻して不要なモノを手放していった結果、
思考の整理法が身につきます。

そのことが、結果的に、モノのみならず、家事や仕事などの
日常の出来事との関わり方も変容させ、結果的に人間関係の変容にも
繋がったという報告は、数え切れないほどあります。

やましたさんの仰る、「知らないオジサン」や「おせっかいなオバサン」は、
モノを人間関係に喩えたなら、そのようなものが家の中にいっぱいある
ということを軽妙にわかりやすく表現されています。

友人が、職場の同僚から沢山もらったからとお裾分けしてくれた、
産地すら思い出せないエキゾチックな土産品「=知らないおじさん」や、
キッチンに山積する、数回使ったきりでそのままになっている〇〇メーカーや
〇〇焼き器などの便利グッズ「=おせっかいなオバサン」などと決別することで
そのような力が育めることでしょう。

まずは、身の回りの知らないオジサンやおせっかいなオバサンなどから
整理してみることによって、身の回りに大好きな家族や親友(のようなモノたち)
のみに絞り込んでいきましょうという提案です。

いきなり人間関係の断捨離というのはハードルが高いでしょうから、
さほど波風を立てずに済む、モノとの関係(例えば冷蔵の中の消費期限の
切れた食材や保冷剤など)から始めてはいかがでしょうか?
というのが断捨離の提案です。

家全体の断捨離が終わるころには、おそらく
断捨離識別眼(思考の整理力)が育まれてきていることと思います。
そこから自然と人間関係の問い直しが始まることが多いのです。

べにこさんも焦らずに、さほど傷ついたり傷つけたりしなくて済む、
目の前のモノたちとの関係性の問い直しから始めてみてはいかがでしょうか。
きっとべにこさんの心と人生を豊かにしてくれるはずです!

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iStock_000059345040_Medium

Q:断捨離したのに何も変わらない。

少しずつでも断捨離をしたいと思い
戸棚の食器を一段出して不用な食器を捨てました。
戸棚の中をきれいに拭いて必要と思われる食器を並べました。

あら不思議!
ただ単に並べなおしただけのように見えます。

次の段もその次の段も片づけて硝子戸を磨きあげたら
確かにきれいになりました。
でも「スッキリ!」とは程遠い状態です。

以前にタンスの中を断捨離した(つもり)ときも同じ結果でした。

以前よりきれいになった(はず)戸棚を眺めていますが
モチベーションが上がりません。

最初は少しずつでも、
断捨離は加速するはずではなかったのでしょうか?

【ぶち猫・57歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ぶち猫さんの断捨離奮闘記、
共感される方も多いのではないでしょうか。

断捨離はそれぞれの個性が反映されるプロセスでもあり、
タイミングやスピードもそれぞれの置かれている立場やライフスタイル
を尊重しながら行うことが大事になってきます。

たとえそれがぶち猫さんの望むタイミングやスピードでなくても、
必要なタイミングとスピード(=学びの過程)があることを
受け入れることも大事なプロセスとなるでしょう。

私自身は仕事もしていることもあるのと、日々コツコツと言うよりは
日程を定めて一気にというのが性に合っているので、
最初の大掛かりな断捨離はそのように取り組みましたが、
中にはコツコツが性に合っている、すなわち、
すぐに結果が見えない方もいらっしゃるでしょう。

ぶち猫さんは主婦とのことですので、
フルタイムで仕事をされている方たちに比べれば家にいる時間も多く、
断捨離の時間も融通がきくのではないかと思われます。

ただし、家にいる時間が多ければ多いほど、
その分家の中での生活を豊かにしようと物が増えてしまったり、
いつでもできると思うとなかなか手をつけなかったりもしますね。

断捨離をしたのにスッキリしないし何も変わらない(変わった感じがしない)
のであれば、もともとの量が圧倒的で適正量を大幅に超えているため、
本人的には断捨離をしたつもりなのに、実際は適正量に至っていない
という問題が考えらえます。

例えば、扉の付いた見えない収納なら、
適正量(収納スペースに対して70%)に対して倍のもの(140%)があった場合、
全体の約3分の1の量のものを捨てたとしても、まだ2割以上オーバーなのです。

自分としては3分の1も捨てたのに!なぜスッキリしないのか?
という感覚となるでしょう。

断捨離は空間に対して100%の収納を目指すのではなく、
「見えない」収納なら70%、
「見える」収納なら50%、
「見せる」収納なら30% 
を一つのガイドラインとして提示していますから、
ぶち猫さんの食器棚に扉が付いているのなら70%を意識し、
扉がなければ50%くらいを意識されるとスッキリ感が得られ、
モチベーションにつながることと思います。

ぜひご参考にされてください。

これはモノの通り道であり、呼吸空間をつくるということです。

モノだけでなく、日々のスケジュールなども
7割くらいを意識して、3割は自由なゆとり時間にすると、
空間だけでなく人生もスッキリしてくることでしょう。

このような規制を意識的に設けずにいると、私たちはついつい
100パーセント、あるいはそれ以上に人生を埋めようとしてしまい、
結果、息がつまる人生になってしまうので気をつけたいですね。

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Q:
昨年9月に断捨離塾に入会しました。
動機は、心も身の回りもすっきりしたいと思ったからです。

私は、アメリカに住んで、3人の子供を幼い頃ホームスクールで育てました。
一番下の息子も、今年高校を卒業し子育ても終盤を迎えました。
教育のために揃えた教材が山ほどあります。

いずれ、この教材を使って教室を開こうかとも思って、全部保管してあります。
右脳教育の七田式の教材はほとんど購入しました。
それは、時間が経過しても使える内容です。

でも、現実的に今、教室を開くわけではありません。
でも孫に使えると思ったりします。

強敵は、子供達が勉強したり遊んだりしたノート、プリント等。
思い出がいっぱい詰まっています。
毎日、子供達と過ごすことがとても充実していました。
子供たちの成長がとても楽しかった。

成長した子供たちは、もうその頃の面影はあまりありません。
過去に引きずられている自分をはっきり自覚しています。

それから、解放されるために断捨離を始めましたが、
未だにその思い出のノート、プリントに惹きつけられています。

自分も子供たちも自由にしてやりたいと願いながら、
私にとったら、本当に切り離すことの難しい思い出の品、
どのようにしたら、切り離すことができるでしょうか。

【みき・50代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

みきさんのように、子どもの思い出の品をなかなか手放せない母親は、
世の中に多くいるとおもいます。

何を隠そう、私自身、子どもの幼稚園から持って帰ってくる作品が
どんどん溜まってきていますから!

ホームスクールで3人ものお子さんを育てられたとのこと、
みきさんの育児、教育に対する熱意が伝わってきます。

また、幼児教室を開く夢がおありになるとのことで、
もしそのような明確な意図がある上で
資料にしたいというニーズがあるのであれば、
そして、さらに思い出を大切にしたいという思いがあるなら、
最初から全てを無理に「切り離す」必要はないのではないかと思います。

ただし、このようにご相談されるということは、
心の底で「何かちがう」と感じられているからでもあるかと思います。

すなわち、「教室」や「孫」を先延ばしの言い訳にしている疑いが
ご自身の中に強まってきているのかもしれませんし、
取っておくにしても量が半端ではないのかもしれませんね。

まず、教材は日進月歩です。
私の母親の時代に正しいとされていた育児書は、現代では反証されています。
孫が使えると母がとってあった私たち兄妹の教科書は、ロシアがソビエト連邦でした。
円周率の計算方法も当時とは異なりました。

みきさんがお子さんのために揃えた教材は、
その時代のベストであったとは思います。
ただし、お孫さんのジェネレーションにはよりアップデートされた教材や教育があり、
その方が適している可能性は高いです。

教室に関しては、例えば右脳教育など、教材の著作やフランチャイズなど
しっかり体系化されたシステムが導入されているところは、
ライセンスを取得した者のみが教材を扱い教室を開くことが許されることが
多いと思います
が、その場合、本部から最新の教材が提供されるはずで、
何十年も前のものはむしろ使用してはいけないのではないでしょうか。

この辺は将来「教室」の計画があるのであれば、
具体的に調べてみる価値があるかと思います。

端的に言うと、みきさんがお持ちのそれら教材の「すべて」がなくとも、
教室やお孫さんの教育に支障はきたさないどころか、
それら以外を使った方が適切なこともあるということです。

まずは、教材などの思い入れの強いモノは、とりあえず後回しにして、
さほど思い入れのないものから断捨離してみることをお勧めします。

そして、断捨離のコツやリズムを身につけたうえで、
最後に最難関の教材に向き合って見てはいかがでしょうか。
すると真にとっておくべき「要・適・快」の教材のみが残るのではないかと思います。

ところで、みきさんのような子ども想いの熱心な親や祖父母からは、
教材から学ぶより何十倍のものを、
お子さんやお孫さんは得られていることと思いますよ。

ごきげんなお母さん、おばあちゃんとのふれあいこそ、
何より重要な教育かもしれません。

断捨離塾、ぜひ楽しんで下さいね♪

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160420_FB_kawabata

Q:人との関わりが上手くできません。
このメールマガジンを読み始め、
今を大切に生きていこうと頑張っているのですが。

2年半働いた契約社員の仕事を半年前に辞めました。
辞める直前は原因不明の頭痛で病院へ通いましたが、
仕事を辞めてから、頭痛はすっかり治りました。

が、職場で体験した、理不尽なこと(職員の人の態度)、嫌がらせをした同僚
の態度や表情、見て見ぬ振りをする同僚・・のことが許せません。

働いている時は、このくらいのことは、どの職場でもあるのだろう、
気にしないようにしよう。とか、あの人(嫌がらせをする人)は病気だし、
なるべく関わらないようにしよう。と思って働いていました。

今思うと、心の病気になる前に辞めて良かった、とつくづく思います。
(病院の先生には、薬を処方するので飲みながら仕事を続けるか、
思い切って辞めるか、と言われてました)

今、なぜあんな嫌な人が今も仕事を続けているんだろうという思いが
頭から離れません。特に、「〇〇さん(私)のことを、そういう相手として
決めたんだろうね」という同僚の言葉には、びっくりしました。

その時はわからなくて、後から怒りが込み上げてくることがよくあります。
思い返すと、今までもそういうことがありました。
健全な心の働きではないと思っています。

どうしたら、健全な心になり、健全な心を保てるのでしょうか。
好きな事をしようとしても、嫌な事を忘れる事ができません。

アドバイスお願いします。

【匿名希望・45歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

職場の同僚の心無い言動に傷ついてしまったのですね。

確かに、そういう人はどの職場でも一定の割合で存在するとは思いますが、
職場自体が文化を持っていることもありますので、
もしご自身が職場を離れて体が楽になったのであれば
それは離れて正解だったと思います。

頭で考えて分からない時には、
身体の声に耳を傾けることはとても有効です。

ですので、辞職に関しては、自分は正しい判断をしたのだと
褒めてあげてください。

さて、仕事を辞めたにもかかわらず、過去の思いを引きずってしまって
今のことに集中できないとのこと。

私たちは過ぎてしまったことに心を引き戻されたり、
まだ起きていない未来に心を連れ去られたりして苦しむものですね。

今、この瞬間に意識を向けて心をすっきりさせるのには、瞑想が有効です。

とりわけマインドフルネス瞑想は多くの医学的なデータによって、
不安やストレスを解消するのに有効であることが証明されています。

アメリカでは主な医学大学にはマインドフルネスセンターがありますし、
ビジネスの世界でもマインドフルネス瞑想を職員研修に取り入れている
大企業がたくさんあります。

マインドフルネスは呼吸に丁寧に注意を払う呼吸の瞑想から、
歩く瞑想、座る瞑想、食べる瞑想など、
日々の生活の中でいつでもどこでも誰でもお手軽に実践できるものです。

禅僧ティク・ナット・ハンによるマインドフルネスの実践手引書
お薦めですので是非ご活用ください。
http://goo.gl/7S6ooY

このような手引きに従って、ご自身で実践されても良いとは思いますが、
仲間と集まって定期的に瞑想会に参加できればなお効果はあると思います。

全国にサンガと呼ばれる、マインドフルネス瞑想の実践会があるので、
興味があれば是非足を運んでみてください。

全国のサンガ
http://tnhjapan.org/sangha/

そのような会を通じて、同じように穏やかさを分かつ人々と、新たな人間関係が
形成されて、社会的な調和が取り戻されることもあるでしょう。

ソーシャルサポート(周囲のサポート)は私たちの健康に大きな影響を与え、
そのようなつながりのある人はない人に比べて寿命が長いこともわかっています。

是非、ご自身にとって機能するサポートシステムを新たに構築し、
そこに意識を向けてみてください。

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