執筆者

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【Q】私の子育ては間違いでしたか?

高三男子・高一男子・小六女子の母親です。
フルタイムで働き、保育所や実家の両親に助けられて
子育てと勤務と家事をしてきました。

何とか両立して続けてきたのですが、実はどれも中途半端
ということがこの一年で形となってきています。

夫はまじめで厳しく(時間にも結果にも)、
中途半端な結果となった子どもの学業や生活に
怒りを隠せなくなっています。

早朝5時半起床、学年で◎番以内でならなければ
部活をやめさせる、守れないときは坊主になれ・・など
マイルールを決め、家族が守れないと怒り、
怒鳴ることも多く、従っている状態です。

モラルハラスメントの状況と考え
「怒鳴らないでほしい」と訴えるのですが、
「正しいことを言っているのを守らないのがいけない。
怒鳴らせているのはお前たちの方だ。
ちゃんとしてれば怒らない」と言われ反論ができません。

子どもの生活態度(片付けや早起きができない)や
成績が規準に及ばないことを指摘され
私も仕事をやめるよういわれますが、
子どもが幼いころから忙しさにかまけていた負い目がある
ため何も言えません。

高校3年生はほぼ浪人が決定し、
小6も中学受験に良い結果が出せませんでした。

今問題なのは高校1年男子です。
昨年の高校受験は地元のトップ高校の受験をするよう
親から言われましたが、成績が及ばないこと等で
その高校へは行きたがらず、他の高校を志望し合格しました。

文化部に入部して熱心に活動しています。
しかし、起立性調節障害と考えられる頭痛や吐き気で
休むことが多く、成績も底辺まで落ちてしまい、
履修単位も足りなくなる可能性がある状況となっています。

一方で男親から「志望校のランクを下げたから
トップグループに入らなくてはならない。
50番以内でなければ部活をやめさせる」と入学直後に言われ、
順番の締め付けが時とともに厳しくなっています。
欠席しがちなことも成績が芳しくないことも隠している状態です。

先日、テスト結果提出を責められて
自分で偽造した順位結果を男親に渡していました。
部活を続けたい、責められたくない気持ちがわかるだけに、
子どもが間違ったことをしたことを私は注意できませんでした。

偽っていることが判明した時、男親がどのように怒り、
罰を与えれるのか、恐ろしいです。
家から追い出されても構わないとも思いますが、
その時、小6の子はどうなるのか・・。

相当なストレスがかかってしまっている子どもを守りたい、
しかし間違ったことをしている、
やり直すためには私は仕事を辞めるべきなのか・・
何をすべきかわからなくなっています。

長い文章で申し訳ありませんでした。

【匿名希望様 49歳 医療従事者】

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FROM 川畑のぶこ
A:
保育所やご実家のご両親に助けられながらの
3人の子育て、よく頑張ってこられましたね。

子育ては人の手を借りること無しにはできません。
保育所やご両親には感謝ですね。

父親の理想通りではないにしろ、お母様ご自身がここまで
「その時点でのベスト」をつくしながら一生懸命やって
きていることは間違いないと思います。
そのことを認め、どうかご自身を褒めてあげてください。

さて、これまでを振り返って今後どうするかということ
に関しては、どうするべきかと考えるより、
ご自身がどうしたいかということを軸に考えてみること
をおすすめします。

子育てに「正解」を見つけることは安易なことではなく、
全ての子どもにとって、また全ての親に取って、
これが正解というものも無いでしょう。

あるとすれば、愛を持って育てる、ということにつきる
のではないでしょうか。

無論、愛は甘やかしではありませんし、愛の表現は
人それぞれ違うでしょう。
ただし、正論をかざして、他人の権利を奪うことを
してはいけません。

「成績がトップであることが正しい」という父親の論理は、
あくまでも個人的なものであって、本当にその論理が
家族の全てや世の人々の人生を豊かに幸せにするかという
視点ではNOなのです。

父親からすれば、
「将来苦労して欲しくない。幸せになって欲しい」という
気持ち、すなわち彼なりの愛の表現かもしれません。
ただし、それが我が子にとって正解かどうかはわかりません。

あくまでも「我が子のケース」「我が家のケース」を
丁寧にみていく必要があります。

人生の目的は幸福を体験すること。
この視点に立ったときに、どの選択が正しいのか、
振り返ってみていただきたいです。

ご自身の怖れは「父親の言う通りで、成績が芳しくないのは
私の育て方が間違っていたから」と思いにあるかと思いますが、
それは心のどこかでお母さんご自身も
「成績がトップであることが正しい」という父親の非合理的な
価値基準を採用してしまっていることによってわき起こってくる
罪悪感でしょう。

事実は、世の中には成績の良い人もいればそうでない人もいる。
ただし、成績が良い人間だけが幸せになるわけではなく、
成績に関わらず、子どもはそれぞれの豊かで魅力的な個性を
もって、それぞれの人生を切り開く能力を生まれながらにして
持っている。

彼らなりに幸せに生きることは可能だ。
ということが事実で健全ではないでしょうか。

「私(たち)」のケースはいったい
何が健全かといまいちど考え直してみて欲しいと思います。

また、人生における大切な判断を下すのに逡巡した結果、
どうしていいか分からないときには、頭で答えを出そうとする
のではなく、心で答えを出してみることです。

どうか母親の直感を使ってみてください。
直感とは知性以外からくる叡智です。

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arbre flamboyant, Saint-Leu, île de la Réunion

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【Q】嫉妬心はどうしたらいいですか?

いつも人を羨んでしまいます。

毎週拝読しており、前向きにいきたい
と思っております。

私は転勤族の夫と数年ごとに
転居を繰り返して生活しています。

実家は首都圏ですが、
田舎に赴任することが多いです。

社内結婚で友人も社内結婚した人が多いの
ですが、他の人は本社や都市勤務が多いです。

家を買って夫が単身赴任になり、
友人は都会で生活している人もいます。
田舎を転々としているのは私くらいです。

なかなか会う機会もないのですが、
たまに会うと田舎の方が住みやすい
などと言われます。

1,2年しか住んだこともないのに、
そのようなことを言われると腹が立ちます。

子供がいないので地域の付き合いもなく
知り合いも友人もいません。

煩わしい付き合いがなくていいと
思うかもしれませんが、孤独です。

夫も東京出身なので慣れない土地で
仕事を頑張っているので感謝しています。

でも友人の夫がどんどん出世して、
私が住みたい東京に住んでいるのを見ると
とても羨ましくて悔しい気持ちになってしまいます。

東京は人が多くて大変だよなどと言われますが、
上から目線で言われているようでイラつきます。

趣味の手芸などで前向きに過ごそうと
思っていますが、子供もいない
(年齢的にもう無理)

夫は昇進しない、持ち家もない、
友人もいない・・・と
負のスパイラルに落ちて昼寝ばかりしています。

断捨離で変わりたいとやってみても
引っ越したらまた使うかも
(雪かきの道具や靴など)と思うと進みません。

人には誰でも嫉妬の気持ちはあると思いますが、
どうしたら乗り越えていけるでしょうか。

【むっく様 40代後半 主婦】

―――――――――――――――――
【A】 FROM 川畑のぶこ

転勤族で数年ごとに転勤、
慣れない土地でよく孤独に耐えながら
がんばっていらっしゃいますね。

心の底から分かり合える人間がいない…
孤独感ほど辛い感情はないのではないでしょうか。

周囲の友人・同僚たちへの嫉妬心が
孤独感を助長させてしまっているようですが、
ここでむっくさんにひとつ質問させてください。

友人とは分かり合えなくても、
ご主人とは分かり合えていますか?

YESであれば、まず自分は孤独ではなく、
ご主人という家族に恵まれていることを
意識してみてください。

もしNOであれば、まず見つめ直すべきは、
友人関係ではなく夫婦関係かもしれません。

自分の心に素直に正直に、
ご主人に思いを伝えてみてはいかがでしょうか。

その際に、注意していただきたいのは
相手を責める姿勢から伝えるのではなく、
分かつ姿勢から伝えるということです。

あくまでも「私は」この状況にこう感じている
と、相手ではなく「私」を主語に
気持ちをシェアしてみることをおすすめします。

そして、現状で対応可能なことに関して、
「私は」どうしたいのかを伝えてみてください。

たとえば、
「(あなたに)昇進して欲しい」とか
「(あなたが)転勤しないでほしい」

という、相手を主語にしたり
相手以外の組織の意思決定に依存するような結果
に対して何かを要請するのではなく、

「私は都会の生活をしたいと思っている」とか、
「私は一定の場所に落ち着きたいと思っている」

などといったアプローチで
気持ちをシェアしてみることです。

そのうえで、何かできることはあるか
と考えてみてはいかがでしょうか。

単身赴任もオプションとなるのかもしれませんね。

あるいは、
それまでは問題意識の無かったご主人が改めて
仕事のありかたを考え直すかもしれませんし、
人事への働きかけの可能性もあるかもしれません。

私たちは本来伝えるべき大切な言葉を
飲み込み続けると、消化不良を起こして、
心身が病んだり人間関係が病んできたりします。

「言ったって変わらない」と思うかもしれませんが、
「言わなきゃ伝わらない」こともあると
意識を切り替えてみてください。

コミュニケーションのポイントは、
相手を思い通りに変えることにあるのではなく、
伝えることで「思いを共有する」ことにあります。

結果はゆだねるしかありませんし、
相手は思い通りに動かないかもしれませんが、
妻の大切なニーズを知っているのと
いないのとでは大きな差があります。

友人への嫉妬心に関しては、
それをなくそうとするのではなく、
地元で良好な人間関係をつくる努力をしてみてください。

「田舎で子どももいないのに
 分かり合える人間など出会えるわけがない」
という思い込みを捨てて、

「やってみないことにはわからない」
「自分の望むタイミングでなくとも、
 その努力をしつづければ、いずれ素敵な人(たち)
 と出会う可能性だってある」
と切り替えてみてはいかがでしょうか?

「可能性は無い」と決めつけてしまうと、
実際にそのような環境が与えられていたとしても、
目に入ってこないことも多いものです。

さて、「まだ見ぬ未来の可能性はどこにあるかな?」
と好奇心をもって
人生に関わってみることをおすすめします。

嫉妬する相手と同じ条件を手に入れることに
幸せと定義するのではなく、
今この瞬間を、与えられている条件下でイキイキと
生きることに幸せを見つけることが出来るのであれば、

嫉妬心は自ずと消えてくるでしょうし、
いたずらに友人との関係を悪化させる必要も
無くなるかと思います。

また、友人の意味した田舎への羨望が
上から目線ではなく、真の憧れであったと理解できる
ときがくるかもしれませんね。

田舎生活で不幸に暮らしている人もいれば、
幸せに暮らしている人もいます。

都会生活で幸せに暮らしている人もいれば、
不幸に暮らしている人もいます。

条件が整っていることで幸せを感じられる人と、
どんな条件下に置かれても、
与えられた環境を存分に楽しめる人、

どちらが羨ましいでしょうか?

私たちは皆、望む条件を全て満たすことは
出来ないかもしれませんが、
与えられた条件の中で豊かに暮らすことは可能です。

ぜひその可能性を探求されてみてください。

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【Q】家庭持ちの彼と一緒になりたい

はじめまして。
いつも川畑さんの相談コーナーは
楽しみに読ませていただいております。

今日ご相談したいのは、私の気持ちの持って行き方です。

大好きな彼がいます。私も彼も家庭持ちです。
私の家庭は特に問題があるわけではありませんが、
結婚して25年ほども経ち、子供も成人した今、
今後の人生を考えてもおかしくない。そう思っています。

たぶん主人とは、たとえ離婚したとしても
お互いに友達関係になって、お互いの人生を歩んで行ける
と思っています。

しかし、彼の方が問題です。
彼は今の奥様と、知り合って2ヶ月しないうちに
お子さんが出来てしまい結婚。
しかも一緒に暮らしてみるとどんどん性格が正反対だと気づき、
お子様は今中1。

また、奥様の義母も同居。そのお話はかなりすさまじく、
義母と奥様とで、いわゆる逆DVの生活だったそうです。
もちろん、言葉や態度のです。

数年前からは自分の部屋で一人で食事です。
お正月もなにか気に入らないことがあれば正座をさせられて
説教、子供とは外に出かけたこともないそうです。
お風呂も一緒に入ったこともない…

そんな生活を13年間、でも子供の笑顔だけが頼りの日々
だったので、私と出会ってお互いに心底愛しあって
私と再婚したい、でもやはり心の救いだったお子さんと
離れたくない葛藤・・・

そんな中、つきあって3年目の去年から徐々に
奥様に離婚話を始めました。

もちろん聞き入れるわけもなく(ただ、その2年前には
奥様から、子供が成人したら一緒にいる気はない!と
言われたそうです)、
しかし、どうして今?と言われ続け。

最終的に去年の春に、奥様が子供を引き入れてきて離婚話。
結果は彼の想像と違い、問題ないと思っていた子供の方が
離れたくないと泣き喚いてしまった。

それからお子さんは不安定になり学校で盗みや、
家からお金を持ち出すようになったらしいです。

そうなると、離婚どころではなくなり…当然ですが。

しかし私の気持ちは晴れませんでした。
頭では理解してるけど、離婚話にまでなって、
彼との再婚を現実に描いていた。
それをなかったことにできなくて…悩んで悩んで。

そこであるとき、そんな状況さえも不信に感じるようになり、
真面目で嘘をつかない彼の携帯を覗いてしまいました。

何もないと確信していたその中身は、過去の女性たちとの
不倫の写真やメール…
そこから信じる気持ちが崩れていきました。
彼は私と出会う前の事だと。それは確かです。

だから気にしなくてもいいと思いつつ、女性関係がほとんど
なかったと聞いていて、過去の話で私を傷つけたくなかった
と言いますが、それを信じようと頑張ったり、
また思い出したり。。。

でも今私が悩むことは、やはり、今の方との離婚です。
きちんと離婚してくれれば、すべて忘れることができるのに、
今のままでは、不信か現実の子ども思いな正しい姿勢か
どちらを思えばいいのか…頭の中がぐるぐるです。

確かに彼は悪い人ではないのです。
結婚当初からの過酷な家庭内のいじめと孤独な生活の中で
浮気したくなる気持ちも当然です。

そしてそれを、人生初めて本当に愛する女性と出会えたと
言ってくれる。私への愛も本当だと思うのです。

そして、今のお子様の思春期の状況を見るとそれも頷ける。
また、その過去の女性関係が奥様にばれてしまい
去年秋には修羅場になりました。

そんな奥様と義母ですから、彼の両親にも言いつけ、
呼び出し家族会議まで。

その後彼は今まで以上に、お金も行動も制限され、
まるで地獄のようです。なのになのに、そんな環境の中でも、
結局子供の為と、今は離婚できない…そうなっています。

子供はいずれ離れていくから、それまでは子供の為に
生きなければ。。。と

でも、私とは一緒になりたいと言ってくれます。
かならず迎えに行く。と

普通なら私も家庭ある身、じっくり待てばいいのは
わかってるのです。
でも理解しつつ、やはりヤキモチ?嫉妬?

その恨んでいるとまで言ってる奥さんと一緒に暮らして
いることが許せなくて。。。

彼は、その人(奥様)の存在は関係ない。と言います。
とにかく今は子供の為と。。。

私がわがままなんですよね? わかっています。
でもまだ数年この生活が続くと思うと苦しいのです。
そんな苦しい気持ちで付き合っているから、
二人の相性はピッタリなのに、
そんな余計な会話でギクシャクしていく
壊したくないんです。

私の気持ちの持ち方?ですよね
どうしたらまた希望を胸に付き合っていけるのでしょう。。。

【40代 会社員 101様】

――――――――――――――――――――
FROM 川畑のぶこ
A:
心から愛する彼が今の妻と離婚してくれない
そして私と結婚してくれない。

「離婚」に「結婚」、どちらも形式的なことですね。

101さんが、彼との関係性そのものではなく、
この形式にこだわりがでてくるのはなぜか、
静かに振り返ってみたことはありますか?

愛にはいろいろなかたちがあると、ゆとりをもって
構えられない
性急に「目に見える結果」をせまる自分がいるのはなぜか、
内省したことはあるでしょうか。

心から愛し合っている。信頼している。でも疑いもある。
この堂々巡りはどこからくるのでしょう。

かたちにしがみつく執着心は多くの場合
恐れからやってきます。

101さんの恐れ ー それは、
「彼は本当は私をそこまで愛してはいない。」
ということではないでしょうか。

故に「奥さんより私を愛しているその『証拠』に離婚して
私と結婚して」という気持ちが、湧き起こってきては
いないでしょうか?

『証拠』さえあれば安心できると。

本当に愛し合っている確信があるのであれば、
性急に結果を求める必要もなく、証拠を必要としません。
誰かと自分を天秤にかけて相手を図る必要もないでしょう。

決して自分(たち)の思い通りのタイミングや形ではないし、
それは残念なことだけれども、私たちの中にある愛は
変わることは無く、必要なタイミングやかたちで
それが成就されると自分も相手も信頼できるのではないか
と思うのです。

愛にはいろいろなかたちがある。
これが個性豊かな私たちの愛のかたちと。
本当に愛し合っている確信があるのであれば、ひと呼吸ついて
俯瞰的な視野から対応できるのではないでしょうか。

そのような心持ちがあれば、悩みは解消するのではないか
と思います。

101さんも冒頭で綴られているように、問題は彼の行動では
なく、それをどのように受け止めて、しなやかに対応するか、
101さん自身にかかっていると思います。

愛が試されているのかもしれませんね。
愛は独り占めしないと損してしまうでしょうか。

愛する我が子を思い、離婚はこのタイミングでは無いと、
愛する彼が悩んだ結果決断する。
それを尊重できない気持ちはどこからくるでしょうか。

ご自身の子どもが、同じような状況におかれて、
同じように泣き叫び自分のもとにいるよう懇願したら
問題児になるほどに親の注意と愛を欲しいと訴えるのなら、
どうするかと考えてみることです。

それをいとも簡単に振り切り、誰かと一緒になるような人を
やすやすと信用してはいけません。

不器用な彼なりの子どもへの誠実な愛のかたちと受け止める
ゆとりも大切ではないでしょうか。

そのように彼の子どもへの愛を受け入れてしまったら、
私への愛が目減りしてしまいますか?
憎き妻の子どもなのだから、
その愛は注がれるべきでないでしょうか?

万一そんな気持ちが過るのであれば、いかに自分(だけ)が
得られるかという損得勘定の上になりたつ愛は、早かれ遅かれ
ほころびが出ることも覚えておくと良いかもしれません。

なぜ急ぐのか? なぜ待てないのか?
もういちどじっくり心の声に耳を傾けてみてください。

なぜ彼の携帯を覗いたのか?
もういちど自分の行動をじっくりと振り返ってみてください。

同じことが未来に起こる可能性がある。
それでも、自分は受け入れられるのか。
本当は精錬潔白なはず、私との関係に限っては大丈夫、
だから受け入れられるのでしょうか?

不器用でいろいろ横道それるしいろいろな過去がある、
いろいろな未来もあるかもしれない
たとえそうであっても、すべてひっくるめて愛せるでしょうか。

自分は何を得ようとしているのか?
それは本当に速やかな「離婚」や「結婚」というかたちで
得られるものなのか。
また、かたちが得られたとして本当に持続するものなのか?
どうか、じっくり考えてみてください。

彼が離婚をして、101さんが離婚をして、その後すぐに
再婚することはせず、互いに5年間、自分自身をじっくり
見つめ直すブランクを設けたと想定してみてください。

どうでしょう、5年後自分たちが変わらぬ愛で一緒にいる姿は
自然に見えますか?

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beautiful girl lying down of grass

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【Q】いつまで頑張り続ければいいですか?

川畑先生、いつもメルマガ拝見しております。

皆様の悩みに共感したり、
先生からのアドバイスに心強く思ったりしながら、
シェアさせていただけること、大変感謝しております。

今回は私の現在悩んでいることを
ご相談させていただきたく、メールしました。

今度引越しをすることになりました。
その準備と日常のバランスが取れず、
ストレスに感じてしまします。

他の人はいろいろなことを同時に平行して
できるのに、どうして自分はできないのだろう
と、焦ったり、イライラしたり、落胆したり。

いっぱいいっぱいになっている自分に気がつきました。

こんな風にストレスを溜めてしまっているとき
どのように対処するのがよいでしょうか。

けれど本当は、引越しに限らず、いつも、
やらなくてはいけないことの対処に、きゅうきゅうとして、
それと闘っている自分を感じます。

自分の能力以上に抱え込んでしまう性格なのでしょうか。

能力が低いのに、たくさんやることをかかえて、
こなしきれずにいつも安らげないのでしょうか。

今、苦労しておかないと将来後悔することになるよ。
今、頑張らないと歳を取って方が苦労するよ。
将来のために今頑張らないといけないよ。
人生辛抱しないといけないよ。

と親や周囲の人に言い聞かせられてきました。

でも、いったいそれはいつまで続くのでしょうか。
人生そうやって、ずっと頑張り続けていくものなのでしょうか。
楽をしたら、人生を踏み外していってしまうのでしょうか。

わたしが怠け者で甘えていて、
それくらい頑張り続けるのが当たり前なのでしょうか。
と考えてしまいます。

もしよろしかったら、
アドバイスいただけましたら大変嬉しいです。

【40代 医療関係 ともちゃん】

―――――――――――――――――
【A】 FROM 川畑のぶこ

将来後悔しないために…私たちの身内ーとりわけ親は、
我が子の幸せを願ってアドバイスをくれますね。

備えあれば憂い無し。
よって、明日のためにがんばって今日苦労しておく。
でも、明日になれば明後日のためにがんばって苦労する。
来年になれば再来年のためにがんばって苦労する。

さて、それではいったい私たちは
いつ「今」を生きるのでしょうか。

もちろん、ある程度未来に備えることは大事でしょう。
ところが、それ以上に「今・この瞬間」を
イキイキと生きることは大事なのです。

なぜなら、未来は今の延長線上にあるからです。
また、未来は誰にも予測出来ないからです。

どんなに備えていても、全てコントロール出来ないのが
人生というものです。
後悔しないために今苦労するという考え方はあるでしょうが、
後悔しないために今を楽しむというのもまた事実なのです。

バランスを大切にしてみてください。

親や周囲の人々の言葉の根底には
「ともちゃんに幸せになって欲しいよ」
という愛があるかと思います。

そのために苦労も乗り越えようというエールなのでしょう。
ただし、苦労ばかりを優先しては
いつまでたっても幸せを実現することはできません。

人生の目的は幸福を体験すること。
私たちにはそれを満たす権利があります。

今この瞬間を幸せに生きられることに
意識を向けてみてください。

ただ苦労や頑張りることだけを目的に私たちは生きている
のではないということを思い出してみてください。

何をしてよいかわからなくなった時は
一気にすべてをこなす必要は無く、
私には私の個性があって、ひとつひとつを丁寧にじっくり
取り組めば良いということをぜひ思い出してみてください。

真の幸せは他人との比較から訪れるものではなく、
それらから解放されたときに
自分の深い部分からじんわり湧いてくるものです。

もし、焦りが出てきたのなら、呼吸を意識してみてください。
呼吸は過去に引き戻されたり、未来に連れ去られて
しまっている私たちの心を、今・この瞬間に戻すための
最も効果的なアプローチです。

また、他人がどうであれ、あるいは、私たち自身の
心の空模様がどうであれ、呼吸は常に私たちとともにいて、
私たちを生かそうとするありがたい働きかけです。

決して私たちを裁くことはなく、決して私たちを裏切ること
の無いこの親友である呼吸に気づき
丁寧にその呼吸をたどってみます。

そしてその呼吸に微笑みかけてみます。

呼吸に帰ることは、とりもなおさず、
自分自身に帰ることであり、自分自身を丁寧に扱うこと、

呼吸に微笑むことは、自分自身に微笑みかけることです。

Breathe & Smile

ぜひいったん手を止めてひと呼吸を意識してみてください。

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【Q】1と2ばかりの成績表

思春期の娘について悩んでます。

娘は中3で付属校の為、受験もなく高校に進学する予定です。
成績がとにかく悪く、今回は1と2の羅列に
ショックを受けました。

しかしながら、本人を見ていると、焦りの色は感じられません。
この先が心配でなりません。

今までも良い成績とはいえないものでした。
しかし結局は本人次第、本人のやる気がないとと、
本人の言葉を信じて見守ってきました。
その度、裏切られた思いでいっぱいになっていました。

そんなモヤモヤを日々断捨離に励み、自分がごきげんに
なれるように、娘と明るく向かい合えるように、
心がけてきました。

心理学セミナーも受講しました。
自分を主語にして気持ちを伝えてみましたが、やはり変わらず、
最近では呆れるばかり、そして娘を信じることさえ出来なく
なっている自分を感じてます。

いえば、さらに逆キレ、いわなければ、全くやらず
どうしていたったらよいのか、困り果てています。
どうか、アドバイスをおねがいします。

【40代 保育士 チョコポリ様】

――――――――――――――――――――
FROM 川畑のぶこ
A:
信頼していた相手に裏切られる。これは辛いことですね。
相手が身内であればなおさらです。

見守っていればかならず良くなる。
そう信じてきたのに…ことごとく裏切られる。
そんなことなら、娘のことを信頼するんじゃなかった…

チョコポリさんそんな思いに苛まれていらっしゃるのですね。

さて、今回のケースでキーワードとなるのは
「信頼」かと思います。

信頼について深めて行く前に、次の大切な概念の区別をして
おきたいと思います。
それは「希望」と「執着」という概念です。

私たちはどんな状況下に置かれていても希望を抱くことは
大切です。希望は人間を前進させる原動力でしょう。

どんなに娘の成績が悪くとも、いずれ良くなる可能性はある。
未来の可能性を信じる姿勢ですね。これは健全なことです。

ところが、似て非なりの概念で私たちを苦しめるものが、
執着です。
執着は「何が何でも」と対象にしがみつく状態です。
自分が望む結果以外は許容出来ない状況です。

希望はたとえ望む結果が得られなくても何とかなるという、
心に折り合いをつけるオープンさがあるのに対して
執着は自分の望む結果以外には関心が持てず、
心が閉ざされた状態です。

さもなくば人生が機能しなくなる!
というような不健全な信念が背景にあることがほとんどです。

さて、チョコポリさんはどちらでしょうか?
本題の「信頼」に関しては、何かを信じていて頼りになる状態
であり、そのことで心の平安が得られている状態を言います。
信頼が深まれば忠誠となり、さらに心は穏やかになるのでは
ないでしょうか。

ところが、この信頼も取り扱い注意です。
相手や身の回りに起こっていることに対して信頼をすることは
大切ですが、それを「どのように」信頼するかはさらに大切です。
相手が思い通りになると信頼したのであれば
裏切られる可能性は大です。

自分の人生ですら、なかなか思い通りにコントロール出来ないのに、
それが他人の人生となればなおさらです。

相手は自分の思い通りには前進しないかもしれけれども、
それでもそれは相手にとって必要な人生の課題に取り組むチャンス
やプロセスであり、相手なりの個性ある人生を切り開いている途中
だと信頼できていれば、さほど心が揺れ動くことも無いでしょう。

勉強が出来なくても、友達を大切にする優しい娘さんかもしれません。
勉強が嫌いな分、智慧を絞って人生を渡り歩く術を身につける
かもしれません。(もしかしたら既にお持ちかもしれません)

親の理想通りになる=勉強好きになることが必ずしも
子どもの幸せに直結するとは限らないわけです。

子どもの内にもきちんと叡智が宿っており山もあれば谷もある
個性的な人生を一歩一歩ゆっくりと、親の望むタイミングではない
れども、娘なりのタイミングで切り開いて行く力を
本質的に備えていると信頼してみてはいかがでしょうか。

娘さんは「今度こそ勉強する」と約束したかもしれません。
もし子どもが希望とモチベーションを持ってその言葉を発している
のであれば実際に勉強をすることはあるでしょう。
ところが、そもそも勉強に関心の無い子どもに約束を「させた」
のなら、結果は火を見るより明るいのではないでしょうか。

裏切られたのではなく、自分の都合や通りではないが、
想定内のことが起きたと冷静にとらえることが肝心です。

心理やコミュニケーションを学ぶ価値は相手を思い通りにする
ためではなく、たとえ相手が思い通りにならなくても
それを素直に受け止め、しなやかに適応できる心の術を
身につけることにあります

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butterfly feeding on a flower

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【Q】怖くて前に進めません

私は二度の離婚歴があります。
一度目は夫の借金で堪えられなくて
子供を連れて家を出ました。

二度目は、今度こそ幸せになると思い
子連れ結婚しましたが、
再婚夫の暴力と連れ子いじめで家を出ました。

私は人間として我慢が足りないのか、
人間として失格なのかと人と会うのも怖くなり、
職場も変えましたが
二度も離婚しているという世間の目が気になり、
消極的になってしまいます。

子供たちが心配で死ぬことも出来ず、
生きることが苦しいです。

周りの友達を見ていると、
自分のみじめさわいてきて孤独感ばかり募ります。

最近知り合った男友達がいますが、
またダメになるかと思うと怖くて前に進めません。

【会社員・50代・シャイちゃん】

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【A】 FROM 川畑のぶこ

まず、シャイちゃんに質問させていただきたいと思います。

シャイちゃんが生きることが苦しいのは
(1)2度の離婚歴があるからでしょうか?

それとも
(2)2度の離婚歴があったら、決して幸せに生きる
 ことなど出来ないという信念からでしょうか?

それとも
(3)そもそも結婚していようがいまいが、
 私は幸せな人生に値しない人間という
 根本的な信念があるからでしょうか?

(1)や(2)だとしたら、すなわち、もし結婚や離婚の
「回数」が問題なのであれば、本当に3度目の結婚で
幸せになる人はいないのでしょうか。

2度あることは3度あるのか、それとも3度目の正直
なのか、もう決まったことなのでしょうか?

私は個人的に海外生活が長かったこともありますが、
身近な人間含め、周囲には人生で複数回
結婚や離婚を経験している人たちが多くいました。

文化的にも離婚に関する偏見がないこともあるかも
しれませんが、彼ら彼女等がみんな1度や2度の結婚の
失敗のせいで、惨めな人生を生きているかというと、
決してそうではなく、それらをステップとして、
自分の人生の旅を前向きに切り開いて行っています。

人間は失敗を免れない存在ですが、同じ過ちを繰り返さ
ないよう、反省をして、より良く生きようと努力を
している人々でした。

中には多くの失敗をしたからこそ、人間的な深みがあり、
人の痛みや苦しみを理解し、思いやりや優しさをもって、
賢くしなやかに生きている人もいます。

結婚や離婚に関わらず、人生に失敗はつきものですが、
それをダメ人間の象徴と捉えるか、
学びの過程の象徴とするかはその人次第です。

結婚相手に関しては、もしかしたら、シャイさんにとって、
結婚や離婚というのは、あくまでも象徴的なライフイベント
であって、人生全般に渡って、
「所詮私はとるに足らない人間だから」
という思いがあるのではないかと気になりました。

多くの場合、これらの姿勢は親子関係など、過去からの大切
な人間関係から形成されていくことが多いのですが、

もしそのような基本信念が出来上がってしまうと、
セルフイメージは自ずと低くなり、そのイメージに相応しい
人を無意識のうちに選んでしまう可能性は高くなるかと思います。

借金や暴力の問題を抱える夫であっても、
「こんな私を好きになってくれるのなら…」とか
「私にはこれくらいの人がちょうど」と、
不健全なセルフイメージで大切な人間関係を形成して
しまってはいないでしょうか。

もしそうであれば、もういちどご自身に尋ねてみてください。
そのセルフイメージを今後も持って生きたいですか?と。

もしノーならば、シャイちゃんはどんな自分になりたい
という希望がありますか?

失敗しない人間でしょうか?
そうであれば、残念ながらその希望はくじかれることでしょう。

失敗から賢く学ぶ人間でしょうか?
そうであれば、その望みが適う可能性は大です。

幸いなことに、私たちはセルフイメージを変えることは可能です。
無論、簡単ではないかもしれません。
それでも可能です。

まずは「己のセルフイメージを変えたい自分なのだ」ということを
素直に認めて、そのための努力をする決意をしてみてください。

実際にすぐにそれが出来る必要は全くありません。
焦らずに、じっくり取り組まれれば良いのではないかと思います。

夫は自分の期待を裏切るかもしれませんが、
どうかシャイちゃん自身が
シャイちゃんを裏切ることはしないでください。

これまでの苦労をねぎらい、失敗も含めて、
あたたかく包み込んであげてください。

そう、心配する我が子を抱くように。

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sommerwiese

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【Q】子育てに後悔しています

大学院に入学した息子が大学に行かなくなり
1年以上経ちます。

大学に入学して1年ほどしてからだんだんと暗くなり、
うまくいかないのだろうかと思っていましたが
本人は何も言わない・・「大丈夫」を繰り返すだけでした。

今、付き合う友達もなく休学して実家に居ます。

楽しいはずの大学時代がどうして苦痛になってしまったのか。
毎日ネットで音楽を聴くだけの日々がいつまで続くのか。

ほとんどバイトもしたこともない子が
就職してこの先生活できるのか。

なによりなぜこんなことになってしまったのか、

親に話せないのは親に原因があるのではないか・・

小さい頃からのことを思い返し、母親の対応が息子を
追い詰めたのではないかと考え出すと
全てが当てはまる気がしてきます。

何よりこれからのことを話し出すと顔つきが変わり
別人のようになり、何をしたいのかわからないという

息子に何をしてあげればいいのか、
どうすればいいのかわかりません。

ただこうして流れていく日々が本人を
ますます追い詰めるのではないかとも思い・・

何をすれば本人が前向きに考えられるようになるのか
わからず、自分自身が冷静なのかも自信がなくなって
きてしまいます。

どう進んだらいいのでしょうか。

【50代 パート 匿名希望】

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FROM 川畑のぶこ

【A】愛する息子が大学院に通わず、
引きこもっていることを日々目にするのは
母親にとって辛いことですね。

病気や障害がなく無事生まれてきたことに感謝したのも
つかの間、私たちは子どもが理想通りに
―幸せそうに―人生を歩めていないと不安に陥るものです。

「母親として育て方を間違ったのではないか?」

このような後悔の念がわいてきたときは、
少し言葉を変えてみることをおすすめします。

「どのように関わり方を改善することができるか?」と。

これは、前者が過去に軸をもっているのに対して、
後者は今から未来に向けて軸をもつ姿勢です。

過去がどうであれ、私たちは自分たちの意識や姿勢次第
で今後の関わり方を改善することは可能です。

親子関係に関しては、まずは、干渉しすぎないこと
を意識してみると良いと思います。

親が子を心配するのは当然のことであり
仕方ないことでしょう。

ところが過ぎたるは及ばざるがごとし
―母親がナーバスになり過ぎたり、過干渉になりすぎることが、
子どもにとってはさらなる負担になっているケースが多いです。

親が心配すればするほど、子ども側には
「自分は素のままでは受け入れられないのだ」
という心理的刷り込みが強化されていきます。

息子さんがそっとしておいてほしいと思うのであれば、
そうしてあげることです。

これは母親がしてあげたいことではないかもしれません。
ところが、息子さんがお母様にしてほしいことです。

サポートとは決して自分が出してほしい結果へ相手を促すこと
ではなく、相手が出したい結果を促すことです。

このためには母親が子どもへの執着を手放す姿勢が
必要とされます。
そして、執着を手放すのに大切なのは信頼感を育むこと。

今、彼は私の好みの通りの生き方をしていないけれども、
彼なりの大切なプロセスにおり、学びの過程にいると。

これは決して諦めることではありません。
希望はもちつつも、執着を手放すバランスを
意識してみてください。

大学では学ぶことのできない、人生で大切なものを学んでいる
と信頼して、どっしりと見守る勇気を育んでいただきたい
と思います。

「もう一年」ととらえるのか、
「まだ一年」ととらえるのか、
これはその人次第です。

もしこれまで息子さんが頑張って走り続け
(たとえ周りからはそう見えなくとも)
人生に疲れているのなら、
数年のブランクがあって初めて
バランスを取り戻せるかもしれません。

そんなおおらかな気持ちで見守ってあげてみては
どうでしょうか。

「できることがあればいつでも言ってね」と
「求めたなら母親からの助けは常にある」
という状態だけ提供し、あとは見守る。

「自分がどんな状況でも、
 受け入れてくれる人はいるのだ」という
安心感や信頼感を自他に対して持つことができたのなら、
それは前進の原動力になることでしょう。

大変な時期だとは思いますが、
どうかひと呼吸いれて、ゆったり構えてみてください。

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【Q】娘と喧嘩してしまいます

気持ちをおさえられずに、喧嘩してしまいます

海外に在住していて、心疾患の娘がいます。
娘はいたって元気なのですが、私の思い通りにならないと
私がすぐきれて大喧嘩になります。

改善しようと思うのですが、数週間たつと同じスパイラル
にはいってしまいます。

6年半付き合った彼がいました。
今年五月に同居を試みたのですがうまくいかず、
喧嘩ばかり。

4月には6年ぶりに一時帰国、5月には引越し、
7月には2週間旅行、10月には娘のカテーテル検査。

あまりに予定が多すぎたのでしょうか。
彼のことを理解することもできなくなり
毎日コントロールしてしまいました。

彼には18歳離れた母と、その元で暮らしている24の
彼の娘がいます。彼らは私たちに気を使ってくれていた
と思うのですが、夜帰ってくると呼び出されたり、
何かと手伝いに行くことがありました。
(そんなに頻繁にではありませんが)

娘の入院の前に、私が情緒不安定になり
そばにいてくれるよう頼んだのですが、
前日も彼の娘の車の高速道路走行の練習をすると、
2時間ほど家を空けました。

大喧嘩の当日は彼の母と話し合いの日だったのですが、
その前に、私の娘、彼とけんかになり、
話し合いには行かないといいました。
すると母があがりこんできて怒鳴りあいのけんかになりました。

いつも別れては後悔して元に戻るのですが、
また堂々巡りをします。自分の気持ちをコントロールしたい
のですがなかなかうまくいきません。

今回の別れは、私が家を飛び出したので、
元のような関係に戻ることはないと思います。
非常に残念ですが、、、、。

自分の娘との衝突、思い通りにいかないといらいらしてしまう
自分を何とかする方法はないでしょうか。
更年期が過ぎるのを待つしかないのでしょうか。

【40代 通訳 きぬび様】

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FROM 川畑のぶこ
A:
愛する娘が病気を抱えている。
母親であれば心配なのは当然でしょう。
その安全が確認できなければイライラすることもあるでしょう。

それらのイライラ、怒り、それは全て愛からきているのですよね。
病気があるにも関わらず、ここまでよくやってきている
まずは娘さんに宿る叡智と、きぬびさんご自身のこれまでの
献身的(物理的にも精神的にも)なケアを称えてあげてください。

さて、相手への心配、イライラ、怒り、これらは全て愛からくる、
では、愛しているからという理由であれば、何でも許されるのか?
というと、決してそうではないことは、きぬびさんご自身気づいて
いらっしゃることと思います。

それが相手にとって絶対良いはずだからと、相手が私の理想通りに
なることで自分が安心したい、これは利己的な愛。

自分の思い通りではないけれど、相手なりに必要なプロセスを経て
人生を切り開いて成長していく―決して年齢は関係なくー
そのことを見守る。これは利他的な愛。

どちらも本質的に私たちに備わっている愛の形ではありますが、
そのバランスが崩れると、人間関係は一気に崩れて行くと思います。

相手のことを蔑ろにして自分ばかりを満たそうとすれば
不調和をきたします。
逆に、自分のことを蔑ろにして、相手のことばかり満たそうとしても
やはり不調和を来します。

結果的に自分を満たすことも相手を満たすことも不可分ではありますが、
それを「どのよう」に行うかということは大切なポイントとなります。

健全な愛情関係は相手をコントロールする執着の上にではなく、
相手を自由にする、信頼の上になりたつということを覚えておくと
良いかもしれません。

信頼とは決して「相手が自分の思い通りになる」と信じることでは
ありません。たとえ、自分の理想通りではなくても、相手なりに
その時点でのベストを尽くして相手なりに人生を切り開いて行く。
私がそうであったように、また今もそうであるように。

たとえ相手の思い通りのかたちやタイミングではないかもしれない
けれど、そして、自分の理想通りの自分ではないかもしれないけれど、
自分なりにその時点でのベストをつくしてここまで一生懸命やってきた。
前進したり後退したりしながら…それを認め信じてあげること。

そしてこれからも今できるベストを尽くして前進していく。
必要なかたちやタイミングで。

これが信頼ベースの人間関係です。

まずきぬびさんご自身が、自分の人生に対して信頼を置いていること
は相手との健全な人間関係に置いて必要不可欠なことです。
自分が自分を信頼していると、相手を信頼しやすくなります。
相手を信頼していない人というのは、そもそも自分自身を信頼して
いないことが多いものです。

自分も相手も今、必要なプロセスにいると。
人間は失敗を免れないけれども、そこから学ぶと。

今は学びの意味が分からず、天に悪態つきたくなるかもしれないけれど、
それでも、ある時点でハッとそれに気づくことがくると。
今はしがみついていても、やがて「あのとき起きたことの意味」が
分かるときが訪れると。

そんなプロセスの中にいてくれた、自分からすれば悪役を担って
くれた相手に、感謝すらする日が訪れるかもしれないと。

そう信頼してみてください。

母なる宇宙は、そのような私(たち)のいびつなプロセスを、
気長に、あたたかに、見守ってくれていることも信頼してみてください。

きぬびさんも、娘さんも、彼氏も、私たちもみな、
人生の学徒なのですね。

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【Q】避けたい人と同じ学校に…

近所に住む方とギクシャクしてしまい、会わない様に
生活をしています。
どうしたら普通のご近所さん的な関係になれるでしょうか?

引っ越してはじめは子どもが同級生という事もあり
仲良くしていたのですが、その方の言動が私には合わず
少しずつ避ける様になりました。
会えば挨拶っぽい事はしますが、話はしません。

とうとう来年から子どもが同じ学校に通うときが
来てしまいました。仲良くならなくてもいいから、
避けたい人でなくなるにはどうしたら良いのでしょうか??

そのためには会うしかないと思っても、会わない様に
出かけたりしてしまいます。

人見知りで、仲のいい人には会いたいけど、他の人には
なるべく会いたくないと思うので
それも変えられたらな、と思います。

【40代 主婦 匿名希望】

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FROM 川畑のぶこ
A:
避けたい人が近所にいて普通の関係になりたいとのこと。

匿名さんにおすすめしたいのは、
『とりあえず立場をとる』ということです。

「私はこの人と健全な関係になりたいんだ。
 だからそのための努力をする」と。

できるかできないかは結果論なので未来におまかせします。
まずは、今できることとして、とりあえず自分自身に
宣言をして立場取りをしてみてください。
(注意:これを他人に対してする必要はありませんし、
 むしろ控えるのが賢明です)

私たちが混乱するときは、相手の行動によってではなく、
自分が自分の姿勢や立場を決められていないことによる
のが多いものです。

極論、「金輪際、相手とは関わらない」というのも
ひとつの立場の取り方です。

無論、その時点ではそう決めたけど、時間の経過と共に
変わってくる関係もあるでしょう。
それはその時に対処を考えれば良いでしょう。

その時点でのベストで、自分なりの立場を取るというのが
ミソとなります。

やっかいなのは、関わりたくないけど関わった方が良い気
がするので関わろうか…でも、相手はこうだし、ああだし…
といったグルグル状態です。

一時的であれば、さして問題はありませんし、むしろ
人間らしいのではないでしょうか。

ところが、それが慢性化すると苦しみを伴いますね。
過度に相手を悪者化してみたり、自分を正当化してみたり、
時として反省を超えて自分を悪者化してみたりと。

そのことが好ましい気分や結果をもたらすなら良いのですが、
恐らくはその反対でしょう。

相手と健全な関係になりたいからその努力をすると決めたのなら、
その努力のひとつとして、
「避けたい人を避けないようにする」ために時間やエネルギー
を使うよりも、いったんそれはそれで横においておいて、
「一緒にいたい人と一緒にいる」ために時間やエネルギーを
意識的に使うようにすることもおすすめです。

注意を向ける対象を変えるということですね。

気にしないように努力すればするほど、
相手が気になるのではないでしょうか。

「オオカミのことを考えない…オオカミのことを考えない」と
努力すればするほど頭の中はオオカミでいっぱいになるでしょう。
そのかわりに「ヒツジのことを考える」ようにしてみるのです。

そのようにして、エネルギーが高まってきたのなら、
自分を取り巻く世界に多少オオカミがいても、
日常に支障をきたすほど気にもならなくなるでしょう。

世の中に自分にとって好ましくない人が多少いようとも、
私の人生それなりに機能するというゆとりも出てくる
のではないでしょうか。

逆説的ですが、そのようなとらわれない状態になり、
ゆとりが訪れたときに、無理なく
「たとえ私の好みの通りでなくとも、相手は相手なりの
 ベストをつくしているんだなあ。ま、いっか」と、
真に相手を受け入れることができるようになることと思います。

まず自分の立場どりからはじめてみてください。

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【Q】子どもが時間にルーズです

我が家は6歳と1歳の男の子がいます。

悩みは長男です。いつも時間にルーズです。

しかもそれだけでなく、時間が迫ってくると、
もう間に合わない、何で教えてくれなかった
(実際は時間を適宜伝えて催促している)などと
言い始めて泣きながら暴れるなど
パニックになることが度々あります。

その様子から1歳の次男までが泣き出すほどです。

余裕をもって声掛けしていても
時間があると自分で認識しているからか、
支度を始めずに本をめくったりおもちゃで遊んだりと
寄り道ばかりします。
そして時間が迫るとパニックになるのです。

習い事も本人は楽しいといいましたが、行くまでの問題
が多くてやめさせました。
(本当に楽しいのならぐずぐずしないで時間に出かける
 ことができる、また自分から行きたいと強く願うまでは
 いかなくてよいと私は思ったから。
 しかしこれでよかったのかも悩みです。)

優しく、知っていることをみんなに伝えたいなど
社交的な性格の子供にいつもは見えますが、
時間に関して情緒不安定で気になります。

子どもの良さを伸ばしつつ、時間を意識して
パニックにならない対応を教えてください。

【40代 主婦 うさぎ様】

―――――――――――――――――
FROM 川畑のぶこ

子どもが時間にルーズで毎日のようにイライラする日々が続く。
子を持つ母であれば誰しもいちどは経験することでは
ないでしょうか。

子どもが何度注意を促しても聞き入れず、変化が無い場合は
いくつかの理由が考えられますが、まず何より親として出来る
こととして、伝え方がどうであるかということを
振り返っていただきたいと思います。

たいてい私たちは気がかりなことを、その気がかりなことが
起こっている真っ最中にコミュニケーションしようとします。

たとえば、子どもが遅刻しそうなときにガミガミと叱るのです。

もちろん、それで効果があるときも多いでしょうが、
うさぎさんの息子さんのように効果が出ない場合は、
そのガミガミは聞きなれたノイズくらいにしか捉えて
いないかもしれません。

痛みを伴いたくないからという動機で学習させる意図で
ガミガミするわけですが、そもそもガミガミが耳触りは
良くないけれど、痛みにもなっていないという状態ですね。

そうであれば、ガミガミし続けるのは不毛です。
その代わりに、いちど「フォーマル」な話し合いをしてください。
6歳なら可能です。

そして、これをイライラしている真っ最中ではなく、
全く関係の無い、うさぎさん自身の機嫌のよい時間帯、
また息子さんの機嫌も良い時間帯に行ってみてください。

「○○くん、大切なお話があるからここに座ってくれる?」と
にこやかに向かい合います。
そして、気がかりなことを伝え、どうしたら良いかを
二人で考えてください。

このときに、「こうしなさい」と命令しないことです。
「どうしたら良いと思う?」と尋ねて、本人に答えさせます。
そして、同意がとれたら、それでは今からはそのようにしようと、
前向きに清々しく話を打ち切ることです。

無論、いちどで改善するとは限りませんから、ここは気長に
構える必要があります。

ドナルド・スーパという心理学者による発達理論では、
子どもは15歳くらいまでは成長段階にいると言われています。
6歳はまだまだ未熟な時期で、自分が何者であるか、
自己発見の途中です。

よって、うさぎさんの息子さんの現状は妥当な成長過程とも
言えるわけです。
ですので、もう少しおおらかな気持ちで見守ってみましょう。

子どもが成長して、時間にルーズであることで友人との調和が
とれないというような辛い体験をし、そこではじめて変化が
起きることも十分に考えられるのです。

好きな女性が出来て、時間や約束にルーズであることが原因で
別れるような体験をもって初めて変化を起こすこともあるかも
しれません。

その子なりの学びのプロセスを信じることです。

尚、子どものだらしなさが障害によることもあります。
自閉症や多動性などの発達障害によってそのような状況が
おこることも考えられます。

性格上「のんびりしている」というような粋を極端に超え、
パニックを起こすことが頻繁であるならば、そういったことも
可能性として考慮し、一度専門家を訪ねることもおすすめです。

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