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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、悩めるママさん(30代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
上の子にイライラします。もうすぐ5歳の女児ともうすぐ2歳の男児を
育てています。上の子は昔から活発で、それは良いことだと思うのですが、
何だかイライラする事が多いです。

人見知りがないというか、小さい時は全く知らない人(特に子供)の所に行っ
ては、勝手に話しかけたり、遊び出したり、ひどい時は知らない遊んでいる
グループに入り込んで、その人達が帰る時まで、帰らない!遊ぶ!と泣き
叫んで、結局、謝りながら最後まで遊ばせてもらったりしました。

今思えば、その時、私はうつ病が治りきってなかったように思います。
とにかく不安が先に立って、心から上の子を愛おしく思った事がありません。

現在は自分なりに本を読んだりして、何となく精神的に落ちついたりして
いる時が増えたかな、と思うのですが、下の子はなんとなく無条件に可愛い、
と思えるのですが、上の子は可愛く思える時もある反面、余裕がなかったり
すると本気で怒ってしまう時もあります。

ちゃんとして!と思うところもあるのだと思います。あるがままを受け止め
てあげたい、と思い努力してきたつもりですが、ここまでしてるのに、
まだ求めるの? もっと素直で可愛い態度でいてよ!と思ってしまうのか、
憎んでいるのかという位に怒ってしまう時があります。

反省して、すぐ謝るようにはしてるのですが、また甘えや態度が酷くなると、
やっぱり小さい頃ちゃんと愛せなかったからだ!と責められているような気
になり、それがいちばん動揺して、イライラが増してしまって、冷たい態度
になったり感情的に怒ってしまったりします。

私から見ると、下の子を可愛がる様子も少なく感じ(周りの他の子は、もっと
可愛がっているように見える)偉そうな言動も多いように感じ、それも真っ当
な愛情をかけられなかったからなのではないか、と考えてしまったりします。

いろいろと少しはマシになっているような気もしますが、これからどのよう
な心持ちで接すれば良いのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

何人かお子さんがいらっしゃるお母さんはおそらく、一番上の子に対して
似たような経験があるのではないでしょうか。

私たちは、二番目とか、一番下の子にはすごく寛容になれるのに、なぜ、
第一子に対してはきつく当たってしまったり、真に可愛がれなかったり、
愛せなかったりするのでしょうか。不思議ですよね。

これは、子どもに自分自身を投影してしまうという問題があります。
悩めるママさんが自分自身のことをあるがままに受け止めていられるか
どうかということが、関係してきます。

特に女の子だと、自分の分身のように思ってしまい、自分を投影しやすい
です。二番目の子は男の子とのこと、もう自分とは違うと切り離せたり、
あるいは一人目ほど一生懸命なんとかしなきゃという必死さもなくなって
きますし、ゆとりを持って見られるということもあるのですよね。

一人目は全てのことが初めてだし、うまくいっているのかいないのか、
わからなくて、ストレス下に陥ってしまう。かつ、自分を投影して育てよう
としてしまうので、自分に対する態度が出てしまいがちなのです。

自分に厳しいと、どうしても子どもにも厳しくなってしまうかもしれない。
自分自身に優しくなれていないと、子どもにも優しくなれないかもしれない。
自分自身を心から「あなたはあなたのままでいいよ。それでも大好きよ」
と愛せているかどうか、が重要になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:断捨離塾に入ったばかりの51歳、医療職をしています。
最初から、夫の家族と同居です。

自分のタイプというと、真面目だけどダラシなく、
子供のときから片付けが苦手でした。

子供は3人。
長男はダウン症で、続いて長女は胆道閉鎖症という病気で、
色々大変なことが続きました。

そんな中、二女も生まれ、3人年子状態でした。

小さい子供がいるにも関わらず、
片付けがなかなか出来ず、どの部屋もゴチャゴチャ。

姑とも上手くいかず、住宅ローンも抱えてたので、
2年ほどは主婦してましたが、
あとは、ずっとフルで働き、夜勤もしてました。

当然家はとっ散らかったまま。子供もそれぞれ問題を抱えてましたが、
特に長女は心身共に難しく、中学不登校、
通信高校はなんとか卒業し、
勉強出来ないのにAO入試で私立大に入り、3年で中退しました。

何度か体調を崩して入院する事もあり、
学校との両立が出来ず、夢も希望も失いました。

理由に、私がダラシないこと、ゴミ屋敷のせいで、
子供の頃からのストレスでこうなったんだと言います。

家にいるのがいやで、16歳で家を出ました。

そのためずっと資金援助をしてます。
結局借金も雪だるま状態になり、
現在娘との関係と家計の修復を切に願って、断捨離塾にも入りました。

でも、まだまだ不安な気持ちでいっぱいです。

【マドレーヌ・50代・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

障害や病気のあるお子さん3人を育てながら、
フルタイムでお仕事もされていたのですね。

本当に朝から晩までフル回転で、
マドレーヌさんご自身の時間をとる暇なく、
走り続けてこられたことと思います。

まずは、そんなご自身を称えてあげてください。
「よくがんばってきたね、私」と。

まず、マドレーヌさんが、ご自身の過去を反省することは
大いに結構ですが、反省を通り越して、
後悔や罪悪感を抱き続けることは非建設的です。

とりわけ罪悪感が続く限り、娘さんの自立は阻まれるでしょう。

「私のせいでこうなったのだから」
「私が娘の人生の責任をとらなければ」と。

マドレーヌさんがずっと資金援助を続け、
娘さんはそのような罪償いに依存し続け、
自分の人生を誰かのせいにし続ける。

自分の人生を自分で切り開く機会を奪われてしまいます。

育児の最終目標は子どもの自立であり依存ではありません。

借金をしてまでも援助をすることで、
「私はこんなにやっているんだ」
「身を粉にして娘に捧げる良い母だ」と、
マドレーヌさんの無意識は、罪を償おうとするかもしれません。

でもこれは、育児の本来の目標から離れてしまっているのです。

まず、人間は誰しも失敗を免れない存在であることを受け入れてください。

私も、娘も、夫も、姑も、他の人も、みんなです。

失敗しないなら、それはもはや人間とはいいません。

みんな、不器用に、いびつに、自分なりのベストを尽くして、
失敗を繰り返しながら一生懸命人生を切り開こうとしています。

たとえ、それが誰かの理想通りのタイミングやかたちでなくても、です。

片づけが得意な人もいれば、不得意な人もいます。

私たちの多くは、ものに乏しかった時代の価値観を受け継いで育っています。

使えるものや使えそうなものはすべて取っておくのが当たり前で、
そのようなものを捨てるのは罪なことと。

ものが溢れて困る時代には適さない教えが、
無意識のうちに刷り込まれてしまっています。

マドレーヌさんも同じではないでしょうか。

そのような意味で、私たちは、時代の犠牲者でもあるわけです。

ただ、先人たちも、その世代なりのベストを尽くしていたのは間違いありませんし、
それが子孫にとってもベストの教えだと信じてしまったのは仕方の無いことです。

それ以外の教えを得ていないのですから。

そのような背景を理解し、自分たちの失敗を許してあげてください。

いま、断捨離をしようと思ったのなら、
それがマドレーヌさんにとってベストのタイミングです。

始めるのに遅すぎるものなどありません。
ここからのマドレーヌさんの変化を、娘さんも注視しているはずです。

過去のものときちんと向き合い、
ありがとう、そしてごめんねと、対話するうちに、
自分自身に対しても同じ思いが湧いてくることでしょう。

モノに依存しなくてよい自分、
子どもに依存されなくても価値ある自分
何も無いところからでも出発できる自分を体験することでしょう。

そのようなマドレーヌさんの背中を見て娘さんも感じるところがあるはずです。

でも、誰かを納得させたり、思い通りにするためではなく、
まずは、自分自身を慈しむために断捨離を実践されてください。

きっと良い変化が起きるでしょう。

応援しています!
   

ーーー

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、青空さん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも先生のお話を生きる糧としています。

私は、母親との確執を抱えています。 今でも母親への憎しみを持って
生きています。子供の頃、とにかく否定されて育ったため、自己肯定感
が低くそれゆえの悩みも多いです。

先生のお話を聞き、自分なりに受け止め、あの頃の母にはあれが
精いっぱいだったんだ。母も苦しかったんだ。母に否定されて育った
からと言って私が無価値なわけではない。と思うようにし、
日々小さな自己肯定を続ける日々です。

少しずつではありますが、母から受けたものイコール自分の評価、
という考えから脱することができているとは思うのですが、
どうしても母を憎いと思う気持ちが私を苦しめます。

自分自身に「あんな育て方をされたのだから憎むのも仕方がないよ」
と言葉をかけてみるのですが、心のもっと奥底にある何かが母を憎んで
いることに苦痛を感じています。どうしても憎しみを切り離せず辛いです。
心の底から「憎んだままでもいいじゃないか」と思いたいです。

私が心がけることがあれば教えていただけたら幸いです。
~~~~~~~~~~~

お母さんの過去の言動に対してとても苦しみを持たれたと思いますし、
憎しみが捨てられなくて、憎んだままでもいたい。でも、そんな自分も
辛いんだという、両価的な、アンビバレントな感じが伝わってきますね。

お母さんへの本当の愛も根底にあるから、こんなふうに苦しんでいらっ
しゃるのだろうなということも感じます。

でも、愛してるなんて、ストレートには絶対言いたくない。
だって、あんなことされたし、あんなこと言われたし、私はこんなふうに
なっちゃったんだから、親に対する愛を素直になんて表現したくないという
ようなお気持ちもあるのではないでしょうか。

青空さんが、憎んだままでもいいじゃないかと思いたいという、この気持ち
はとても大事にしたらよいと思います。ただ、憎む対象が何なのか、
もうちょっと具体的にしてみるといいかもしれませんね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:断捨離、初心者です。
現在、母と2人暮らしです。

正社員ですが、要介護5で、パーキンソン病の母を介護しつつ、
仕事もハードな為、昨年退職を決意し、上司にも伝えましたが、
後任が決まらないまま時が経ち変わらず仕事をこなす日々です。

40代後半なので、再就職の難しさもあると思うと、決断が揺るぎます。

私自身も変形性股関節症があり、あまり無理できない中、
なんとか明るくプラスに考えていますが、時々辛くなります。

仕事か、介護か、、、何か御助言頂けましたら、幸いです。

【オリオン・40代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

オリオンさんのお母様への思いやりが伝わってくると同時に、
働き盛り世代の介護問題を浮き彫りにしてくれるご相談内容です。

40代から50代にかけては
親の介護と仕事の両立の問題が起きやすい世代で、
オリオンさんのようなお悩みを抱えている同世代は多くいらっしゃいます。

日本は介護離職の問題が深刻で、
介護離職する人は年間10万人を上回り、
うち半数は離職を望んでいなかったにもかかわらず、
仕方なく離職するケースであることが
厚労省の平成24年の統計で報告されています。

オリオンさんは退職届を出したにも関わらず、
後任が決まらずに未だに続けているとのこと。

仕事内容もハードとのことで、
オリオンさんの果たすべき役割や責任の重さが伺えます。

同時に、介護離職してしまった後、再就職の心配もおありなのですね。

介護も要介護5では、
入浴や排泄など身の回り全てのお世話が必要でとても大変だと思いますし、
仕事もハードとなれば、そしてゆっくり考えるゆとりも無くなれば、
一層の事どちらかを取るしかないという、ゼロか10かの心理状態に陥りがちです。

親を見捨てるわけにはいかないので、
ならば仕事を辞めるまでと考えられたのかなと思いました。

または、仕事のハードさゆえ、そして、
その働き方の変革に期待が持てないがゆえ、オリオンさんの無意識は、
介護を絶好の理由として、仕事から離れる選択をしたかもしれませんね。

もちろん、経済的にゆとりがあり、親の予後も見据えて、
最後は一瞬一瞬を丁寧に過ごしたいという思いから
介護を積極的に選択されたかもしれませんし、
そうであればそれは価値ある選択だと思います。

そうではなく、前者のように追い詰められた状態で、
疲労も相まって仕事を辞める決断をしたなら、
これは逆に、現時点で後任が見つからず
未だ職場で望まれていることを好機ととらえ、
仕事と介護の両立を再検討することをお勧めします。

まず、オリオンさんは
介護休暇や介護休業という制度の利用は検討されたでしょうか?

これは育児休暇と同様の制度で、社員に与えられた権利です。

前述の統計では、正社員が500名以上の会社では、
利用する人が利用しない人の約倍で上回るのに対して、
500名以下の会社では、制度を利用しない人の数のほうが利用する人の4倍となります。

その存在すら知らない人も多いようで、
休暇や休業の申請をしないまま離職されるケースも多いのです。

企業にとっても働き盛りで即戦力の正社員を失うのは大きな損失です。

事業主は社員が介護休暇申請した場合、それを拒否できず、
介護休暇を取得しても解雇する理由にはできませんし、
降格や減給、賞与の削減といった労働者側が不利益を被ることもあってはならない
ということが、
「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」
という国の法律で定められています。

オリオンさんも、後任者の問題は依然残るものの、
再就職が心配であれば、まずは第一ステップとして、このような制度を利用し、
その間に落ち着いて今後の人生プランを立ててみてはいかがでしょうか。

仕事はできる限り継続したいけれど、介護負担が重い場合は、
要介護5では老人介護施設に入所できますから、
ケアマネジャーと相談してベストの選択をされますように。

最初は子である私が親を看るのは当然と思って介護を始めても、
その負担の重さからプレッシャーが増し、相手を思いやれなくなったり、
そんな自分に罪悪感を持ったりして煮詰まることも起きがちです。

これは介護者にも被介護者にも好ましくない状態です。

そうならないよう、提供されている福祉サービスを最大限に利用することも
大切な選択肢になるかと思います。

身体的なお世話はプロに機嫌よく上手にやってもらい、
自分は家族にしかできない心理的な支えの部分を担い、
その役割を十全に発揮させるということも有効なオプションなのです。

家族であっても(あるいは家族だからこそ)適度な距離があって、
はじめて健全に敬意や愛情を表現できることもあるのです。

ぜひ、これらを選択肢に含めて再考してみてください。

逡巡するかもしれませんが、最後はオリオンさんの直感で決めて、
私(とお母さん)だけの、唯一無二のケース、
そこからスタートしてみれば良いとリラックスして歩まれてみてください。

このように人生をかけて真剣に悩んでいること自体が
素晴らしい親孝行であることは間違いないと思います。
   

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ぞうさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
同じ悩み!と思う事も多く、いつもありがたく拝聴しています。

これまで、友人との関係で温度差を感じる事が多くありました。
例えば、自分から会いたいなと連絡した時は相手の反応が気になり、
返事のテンポや文面にがっかりする事があります。

人にはそれぞれ事情があり、表現の仕方も違うのだから、と
自分に言い聞かせつつも、そこに誠意が感じられない気がして
会いたい気持がしぼんでしまいます。

また、楽しく過ごしても、この後に用事があるとか、早めにそろそろ…
と言われた場合など、こちら程ではないんだなと残念に思います。
それは不健全な考え方だと頭では思うのですが、私は楽しみで
万難排して臨んでいたりする(笑)ので正直がっかりします。

友人関係も様変わりして良いと思い、自分からフェードアウトしたことも
ありますが、この程度の事で友人関係を狭めていたら寂しいと思ったり、
いや、これが自分の正直な気持ちで大事にしていいんだ、と思ったり。

一方、社交的な方に度々誘われると、嬉しい半面困ることもあります。
せっかくのお誘いを断るのも苦手ですが、気軽に誘うのも苦手です。
社交辞令でかわされモヤモヤするのも嫌だし、相手も気軽に断れなくて
負担かもしれない、どちらも嫌われるのが怖いのですね。

どう思われるかが気になりいい人ぶっているのに、自分だったらこうする
(しない)のに、と思う気持ちも強く、内心では相手を責めてしまって
いて葛藤があります。職場でも同じような傾向があり、結局は自己肯定感
が低く承認欲求が強いのかなと思います。

自分好みの行動をしてくれないからと言って友人と距離をおくのが良い
のか、職場等で嫌いと思う人はそう認めてしまって良いのか、
白黒つけずグレーゾーンで、と思うと苦しくてたまりません。

川畑先生がよく”しなやかに”とおっしゃいますが、そうなりたいのです。
どう折り合いをつければ良いのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

ぞうさんご自身が、すでにご自身の課題にかなり明確に気付いていらっ
しゃるように思いますよ。

承認欲求が強いのかなと思うとおっしゃっていますが、確かにそれはある
かもしれませんね。「認めてほしい、私のことを受け止めてほしい、
理解してほしい」ひいては「愛してほしい」という…。

相手は相手なりに、ぞうさんのことを好きだと思います。
相手なりに、ぞうさんに敬意も愛も持って接していると思うのです。

が、ぞうさんは、自分が認められる、承認されるとか愛されるというのは、
自分が思った通りにやってくれて初めて、それが成立するという思い込みを
持ってはいないでしょうか。いかがでしょう?

子どもから見れば、親は24時間自分の横にいて、24時間抱っこしてくれて、
24時間アメをくれて、という愛し方をしてほしいと思っているかもしれま
せんね。

でも親は、特に賢い親は、24時間抱っこしてずっとアメをあげ続けて、
ということはしないですよね。自分が関われる時間の範囲内で、自分が
関われるやり方で、上手に愛を表現する親もいれば、不器用に愛を表現
する親もいます。

ぞうさんの親御さんも、愛情表現を上手にできていたかどうかはわかりま
せんね。ぞうさんの思うように愛を与えていたかどうかはわかりません。

同様に、周りの人々も、ぞうさんの望む形で愛や敬意を表現しているとは
限らないのです。

白黒はっきりつけずにグレーゾーンでと思うと苦しくてたまらない、と
おっしゃっていますが、この苦しみを乗り越えるところが大事なポイント
になってきます。

白黒はっきりさせようとするから、しかもその白黒というのが、自分の
価値観に沿っているのかどうか、という点でジャッジしてしまうがために、
苦しくなっていると思うのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:先日の同窓会幹事の方のご相談に、まさしくそうだと思いました。

十数年にわたり、ボランティアで
幹事(の中の一人)のような役割をしてきました。

定期的に患者会のようなミーティングを開催しています。

確かに私(を含む幹部ボランティア)を囲む会ではありません。

集まる方は非常に多様性があり、
賛成もいれば反対もいるのは当然という前提で
関わっていくことが大事になってくるのですね。

私もタカさんと同じように、感謝されていないと感じたり
人間関係が良好でないと感じたりしていました。

承認されたいとか愛されたいと思っており、
そのために幹事という場を無意識のうちに使ってしまっている
可能性があるなぁと思いました。

正直、精神的にもハードな活動なので
何かしらの見返りを求めていたのだと思います。

同じような苦しみを経験した者どうしのつながりのようなものを
感じたかったのかもしれません。

もちろん私自身、ミーティングに参加することで
救われることもあるので今までやってきましたが、
「ドラマに周りを巻き込まない、
(幹事は)やりたい人がやる」というご回答に、少しホッとしました。

“参加者は参加したいから参加する”。

昔、営業職だったころ
「お客様は商品を買うのではない。お前の魅力や人間性を買うのだ。
 同じものを売るのであれば、商品の売上高と人間性は比例する」
と言われ続けてきたので、
無理してでもやるというのもあったと思います。

こんなに頑張っているのになぁ。なんで感謝されないのだろう?
と勝手にドラマを作っていました。

ボランティアは引継ぎをしてやめる決心がつきました。

しかし、これでよかったのか少し不安です。
どうしたら承認要求なしにもっと素直に生きられるのでしょうか。

【シュガー・40代・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

シュガーさんの真面目なお人柄が伝わってくるご相談内容です。

昔の営業現場で、
「お客様は商品を買うのではない。お前の魅力や人間性を買うのだ。
 同じものを売るのであれば、商品の売上高と人間性は比例する」
と発破をかけられたのですね。

仕事の営業ノルマを達成するのには良いかもしれません。

が、プライベートまでこの成績重視の仕事のロジックを持ち込むと、
しんどくはないですか?

仕事で求められた、売り上げにつながる人間性とは
いったいどんなものだったのでしょうか。

営業で必要とされる人間性
—おそらく誰からも好かれる努力をする人間となる努力—
は本当に幸せをもたらしてくれるのでしょうか?

きっと、成績はもたらしてくれるでしょうが…
シュガーさんは仕事の営業でお付き合いをしたお客さんとの関係を、
プライベートでも構築したいと思いますか?

それとも、プライベートでは、評価は関係なく
リラックスした関係を構築したいですか?

プライベートでは、誰からも評価される人間でいるより、
他人の評価で自他を評価しない人のほうが、
よりリラックスできて良好な関係を築けるのではないでしょうか。

シュガーさんご自身がプライベートで
お付き合いしたい相手はどのような人ですか?

この辺をもういちど整理してみると、
いろいろなことがクリアになってくるのではないかと思います。

承認欲求があること自体は、
社会的存在である人間として自然なことで、
それをすべてなくす必要はないでしょう。

シュガーさんがさまざまな場面で成果をあげようがあげまいが、
「あなたがあなたであれば良い」という人と一緒にいたいのであれば、
まずはシュガーさんご自身が自分自身にそのように接してあげることです。

一緒にいる人は楽になると思いますよ。
   

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みーさん(50代・自営業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
今、親兄弟と同居していますが、母からは過剰な干渉、
弟からは私の人格を否定したり、ないがしろにしたりする発言が多く、
私はとても傷つき、心が休まらず、家にいるのが苦痛です。

特に弟は社会人経験がなく、最近になって家業を少し手伝う程度で、
過去に自分の偏差値が高く有名大学を出た事を鼻にかけて、
いつも私が女であるだけで下に見て、自分を高く見せようとします。

弟は友達も1人もなく、勉強もせず、毎日テレビばかり見ているだけです。
そのくせ自分が誰よりも優れていて、何でも知っていると言い張り、
人の意見を聞かずに、私に自分の考えを押し付けて言いなりにしようとします。

私はかつて就職もし、会社員として働いていましたが、病気がきっかけで
家で過ごし、家事をほとんど行わない母に代わり、家事を引き受けています。
自分なりに頑張っていても、全人格を否定されるのはつらいです。

なんとか現状を変えたく、勉強したり、断捨離をはじめてみたりしてます。
私は他にどうしたら良いのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

いつも身近にいる家族との人間関係が難しいのはとても辛いですね。
多くの時間が、じつに直接的に、日々の出来事に関わってくるわけですから、
みーさんの困難さ、苦しみが伝わってきます。

そんな中でよく耐えてこられていますね。忍耐強いみーさんのお人柄も伝わって
くるご相談内容だなと思って読ませていただきました。

結論から言うと、いちばんいいのは、みーさんが家族から離れて生活すること
です。それ可能なのであれば、そのオプションを模索してみるのはとても大事に
なってくると思います。

今はご自宅で、お母さんに代わって家事をなさっているとのこと。
もともとは病気がきっかけでそのようになったと書かれていましたが、
今、病気の状態はどうでしょう。そのままなのか、良くなっているのか、
それとも悪化しているのか。

当初、病気になって、もう会社で働けないと思って辞められたのだと思いますが、
今の状況がすごくストレスフルなものだと、場合によっては、その病気にも
影響を与えてしまうのではないかということも、私はじつは心配しているのです。

私たちが健康を保とうとか、健康を取り戻そうと思ったとき、身体面だけでなく、
精神面や心理面、そして社会面もとても重要な要素になってきます。

ですから、ご家族が一緒に暮らすことで、仮に経済的な担保はできたとしても、
精神面、人間関係、社会面が否定的な状態になってしまうのであれば、逆効果。
みーさんの健康に、あまりいい影響を与えなくなってしまいますね。
ここが危惧されます。

お母さんの過干渉を今から変えるといのはすごく難しいですね。また、弟さんは
弟さんなりの人生の課題を持っています。そこにみーさんが巻き込まれて、
もてあそばれないようにしなくてはいけない、という課題もあります。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:言葉によるDVが主な原因で決めた夫との別居後、
3年が経とうとしています。

その後、私も息子(9歳)も新しい土地になじみ、
周りの人にも恵まれながら、日々安心感の中で暮らしています。

夫は、月に1、2度、息子に会いに来ますが、
普段はお互いに距離をとって生活をしています。

息子は、そんな私たち家族の現状をどこか受け容れている様子があり、
今はここでの暮らしを楽しみつつ、
彼なりの歩みで心と体が育ってくれている様子です。

そう思うと、様々なバランスを取りながら、
家族の形を模索している途上なのかなとも思います。

ただ、夫と私の関係性がずっとこのままであることに、
違和感を強く感じる今日この頃です。

このまま、というのは、息子に対して、夫は彼なりの愛情表現
(一緒に遊びにでかけたり、離れていても、
 いつも彼のことを気にしてくれている)をしています。

一方で、私に対しては、事務的なやりとりのみ。

無関心というか、まるでそこに誰もいないかのように
扱われているように感じます。

虚しさはあるものの、私自身、
彼から愛されたいということはもう思っておらず、
ただ、今後の家族のあり方について話し合い、お互いの意向を
確認しながら次の段階へと歩みを進めたいと思っています。

これまで何度も話し合いをしたいと申し入れをしており、
私の願いはただそこにあります。

その都度、彼からの回答は、
「話し合う意味が見つからない」
「以前発症した鬱が再発するきっかけになる」
「精神世界が崩壊する」と言われ、
話し合う機会を全く作ってくれようとしません。

実際は夫婦関係が破綻していたとしても、
現状のまま別れずにいれば、彼は形式上、
息子の父親でい続けることができ、
そこに心の支えを感じているのかなと感じます。

でも、私は私の幸せを追求する権利があると思い、
違和感を感じる自分を無視できません。

私は今後、夫にどう接し、歩みを進めていったらいいのか
アドバイスをいただけないでしょうか。

【リサ・40代・フリーランス】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

DVがある夫と別れ、息子さんとの生活も落ち着きつつあるとのこと。

リサさんもここまで大変な道のりだったのではと察します。

息子さんが状況を受け入れているのも、
痛みや辛さを乗り越え、決して簡単ではなかったであろう決断を、
自分たちの幸せのために勇気をもって下した母の智慧と愛を
感じているからではないでしょうか。

息子さんと父親との関係が良好なのはとても好ましいことだと思います。

これも、適度な距離を保つことができているからこそ、
お互いの良い部分で関わり合えているのかもしれませんね。

息子さんにとっても、いがみ合う親よりも、
たまにしか会えないけれど、ベストを尽くして愛をかけてくれる
お父さんのほうが良いでしょうから。

息子さんには、お母さんとお父さんはうまくいかなかったけれど、
それはあくまでも二人の問題であって、
彼のせいではないということがわかることが大事です。

彼は父親からも、母親からも大切にされている、愛されている
ということが感じられることが大事です。

そのために両親が同じ屋根の下に住む必要は必ずしもありません。

リサさんは、夫との現状に関して、違和感を感じているとのこと。

今後のことに関して、リサさんは何を求めていますか?

話し合いは、夫に(現時点で)その気持ちがなければ、
無理に話をさせることもできないでしょう。

まず、リサさん自身、夫に対する自分自身のニーズを
明確にしてみることが大事です。

そして、夫が話し合いに応じるか否かにかかわらず、
自分が思っていることを手紙やメールなどで伝えることは可能でしょうから、
それを伝えたうえで、相手の反応を待ってみるというのも
ひとつではないでしょうか。

内容によっては、夫も話し合いの必要性を感じるかもしれません。

もし、リサさんがそのニーズを感じているのに、
夫が話し合いに応じないという場合は、
調停というオプションもあります。

調停は,夫婦間での話し合いが進まない、またはできないときに、
家庭裁判所が間に入って話し合う手続きです。

夫婦関係調整調停と呼ばれますが、
離婚しようという場合だけでなく、
円満を目指す場合に行われることもあります。

調停手続では,当事者双方から事情を聞き、
夫婦関係が円満でなくなった原因がどこにあるか、
各当事者がどのように努力して正せば
夫婦関係が改善していくかなどの解決案を提示したり,
解決に必要な助言をするかたちで進められます。

離婚した方がよいかどうか迷っている場合にも,
利用することができます。

もちろん、夫が調停に応じない場合もあるでしょうが、
本気度は伝わるでしょう。

まず話し合いの目的を明確にして、伝え、必要であれば、
調停というオプションも考慮されてはいかがでしょうか。

夫も、リサさんとは話をしたくないけれども、
第三者が入れば冷静に対応できるかもしれません。

いちど法律家に相談することをお勧めします。

なお、彼は以前うつ病だったとのことで、
もちろん彼自身が自分の健康を守る権利もありますから、

そのような話し合いが彼の病状を悪化させる場合は、
たとえすべてがリサさんの思い通りのペースやかたちで進まなくても、
ここは忍耐をもって、相手の体調も配慮しつつ、
丁寧に対応していく必要があります。

もちろん、リサさんには幸せを追求する権利があります。

ただし、ご主人にも同様に彼の幸せを追求する権利はあります。

違和感を解消する努力は大いにするべきですが、
これは決して違和感を感じている者の好みのペースで進められる
ということではありませんから、適切なタイミングを待って
進めていくことも大事となるでしょう。

ただし、ご主人のモラハラやDVがあれば
リサさんに有利に進むことも考えられますから、
いちど弁護士に相談してみてください。

このことで二人とも、不要にエネルギーを消耗しなくて
良くなるのではないでしょうか。

お子さんとの時間は、対母も対父も良い時間を持たれますように。

   

ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、うめちゃんさん(30代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
こんにちは。メルマガ拝見しております。
私の悩みも聞いて頂ければ、とメールさせて頂きました。

前々からなのですが、時々、なんて自分は人付き合いが下手でダメなんだ
ろう、と言う思いにとらわれてしまいます。

現在1歳と4歳の子を育てているのですが、4歳の子の保育園への送り迎え
の時に他のお母さん方に接すると、時々ひどく動揺します。送りはすぐに
帰れるので、そこまでではないのですが、帰りは子供が園庭で遊んでいく
ので、そこで接する事が多くなると時々とても緊張します。

何を話したらよいのか、相手は不快な思いをしているのではないのか、
子供をすぐに連れて帰れないなんて統率力のない母と実は思われているの
では…と、考えても仕方ない事を、気にしないようにしながらも気になっ
てしまうのです。

結果、緊張してしまって話すことが出てこないし、何だが変な空気になっ
てしまっているように感じます。本当はもっと楽しく話したいだけなのに…。

ただ、自分なりに自己肯定感を養う練習をしたり、リアルな人間関係を
知る、みたいな事を意識したりして、以前よりはだいぶマシにはなって
きてるのかなとは思うのですが、どうにも ダメになってしまう時があります。

そんな時は、平気な顔をしながら、内心は嫌われてるかな…と萎縮して
しまい、家に帰ってもずっと「変だったかな、嫌われたかな。どうすれば
良かったのかな」と引きずってしまいます。そして他の人間関係も自信が
なくなってしまいます。

どう対処していけばよいのでしょうか。そんな時は余計に子供にも
イライラしてしまって、疲れも倍増してしまいます。
アドバイスをお願い致します。
~~~~~~~~~~~

うめちゃんのとても細やかな繊細なお人柄が伝わってきます。
周りにすごく配慮する方なのでしょうね。そして、その分やはり相手の
反応、評価を気にし過ぎてしまって、疲れてしまっているということだと
思うのです。

まず、うめちゃんの中に基本的な信念として、自分の評価は他人の評価に
よって決められるもの、という思いがあるのではないでしょうか。
どうでしょう?

自分の評価を上げるためには、すなわち存在価値を維持するため、
あるいは高めるためには、他人からの評価を維持するか高めなければ
いけないと思ってはいないでしょうか。

他人の評価というのは、その人の好みや都合の評価でしかないわけです。
例えば、青が好きな人だったら、青を着ている人を見て「素敵だな」と
思うかもしれませんが、青を嫌いな人は「嫌だな」と思うかもしれません。
「よくあんな色の服着てるな」と思うかもしれませんね。

でも、それは青自体にいいとか悪いとかという価値がもともとあるわけ
ではないのです。それを受け止める側の問題で、好みもあれば、その人
の都合もあるのですね。

ですから、うめちゃんがうめちゃんのままであっても、それが素敵だな、
いいなと思う人もいれば、合わないなと思う人もいるのです。

ただ、万人に好かれるということだけはできませんので、みんなから
好かれよう、みんなから評価を得ようということだけは、チャレンジ
しないでくださいね。万人に好かれるということは不可能です。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:いつもメルマガを拝見して、心打たれております。
自分の悩みとは一瞬違うと思っても、
どこかしら共感出来たりするので不思議ですね。

私の悩みは、ズバリ食欲です。

当然、体型も体重も変化し、
鏡を見ると嫌気がして、自分にうんざりします。

最初は更年期障害のうちの1つと思い、
生理が終わったからホルモンのバランスが崩れて
増えやすくなったのだ。せめておやつはやめよう、
夜は少なめにしよう、と自分に言い聞かせてました。

でも、体重はうなぎ登りで増えてきます。
家族に協力を得ようと相談したところ、皆大笑いして、
特に主人は「デブは自分をコントロール出来ない愚かなやつ」と、
お風呂の前の鏡に体重計カレンダーを貼り、
毎日体重を書けと言ったり、夜ごはんの時、厳しくチェックして
「もう、それくらいで止めろ」とか言ってくるので、
食べた気にならず、外でよけいに食べてしまうのです。

主人は私の事を思ってやってくれてるのだと思います
無視されているのではないとわかっています。

膝が痛いとか、よく転ぶと、つい私がこぼしてしまうからです。

でも、決まって主人の答えは、
自分の消費カロリー以上に摂取してるから体重増えてるだけ。
と、見下げたような目付きで言われたりもします。

ヨガやジム等も通っています。
一瞬はすっきりするのですが、食べてはいけないと、
自分で思えば思うほど逆に食べたくなるのです。

健康診断でも成人病の域と書かれていました。

このままだと、とても不安です。
もう、体重計に乗るのも、鏡で体を見るのも嫌なのです。
どうすれば良いのでしょうか。

よろしくお願い致します。

【ももいろ・50代・会社役員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ももいろさんのように、更年期を迎えると、
ホルモンバランスや自律神経の乱れによって、
私たちの体や心には変化が起きやすくなります。

更年期を迎え、女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、
中性脂肪も増えやすくなりますね。

基礎代謝量も低下しますから、今までと同じ量を食べ続けると、
自然と体重は増えていくことになるでしょう。

もし、病的に体重が増えて生活に支障をきたしている場合は、
メタボリック外来を受診するなどして、
医療チームも巻き込んだ対策を講じるのもひとつです。

このことで、糖尿病や高血圧や動脈硬化などの予防にも
繋げることができるかもしれません。

ヨガやジムも行かれているとのことなので、
運動はされているのですね。

これはストレス解消にもなるので、ぜひ続けて、
運動以外に楽しめたり、寛げたり出来るアクティビティを、
日常の中にたくさん散りばめていってください。

ももいろさんの睡眠の質はどうでしょうか。
睡眠不足は肥満と密接な関わりがあります。
睡眠時間が1日平均6時間未満の人は
メタボや糖尿病リスクが上昇することが分かっています。

また、睡眠不足の人は、
レプチンと呼ばれる食欲を抑えるホルモンの分泌が減少し、
逆にグレリンと呼ばれる食欲を増進させるホルモンの分泌が
亢進されることが分かっています。

睡眠不足の人は、そうでない人と比べ、食べ物を消費する量が、
1日400キロカロリー近く多いという研究報告もあります。

睡眠は健康の基本ですが、
肥満予防の観点からも、睡眠不足は敵となのですね。

心理的ストレスがあると、睡眠の質も低下しがちです。

とくに、夜ベッドに入って静かになると、
あれこれ余計な思いを巡らして、
不安になり眠れなくなることもあるのでは無いでしょうか。

そんなときに、心理的なアプローチとして、
マインドフルネス瞑想をお勧めします。

マインドフルネスは過去や未来を彷徨う私たちの心を、
今、この瞬間に引き戻してくれる、心の錨のようなものです。

マインドフルというのは、丁寧に注意を向けるということです。

取り組みは非常にシンプルで、呼吸に丁寧に注意を向けます。

息を吸いながら入ってくる息を丁寧にたどります。
空気が鼻から入って胸やお腹が膨らむのをありありと感じます。
息を吐きながら出ていく息を丁寧にたどります。
お腹や胸がへこみ、鼻から空気が抜けていくのをありありと感じます。

いったいどこから来て、どこへ行くのか、
私たちがこの世に産声をあげたその瞬間から、今・この瞬間まで、
ずっと私たちを支えている、この神秘的な呼吸に思いを馳せながら…
母なる自然と呼応しながら、
入っては膨らみ、出てはへこむ身体に丁寧に注意を向けます。

そして、自分自身の身体や存在に、ほんの少しだけ優しく微笑んでみます。

このようなマインドフルネスの取り組みは、
過去や未来を彷徨う思考回路を遮断して、私たちを今、ここに連れ戻し、
自然と神経バランスも整えてくれます。

気がついたら深い眠りについていたという報告が多くあるのです。

睡眠時だけでなく、イライラしたり、不安になったりしたときも、
この呼吸に帰るマインドフルネス瞑想を実践してみてください。

そして、食べる時もこのマインドフルネスを活用できます。

ももいろさんは食べないように努力されているようですが、
これはストレスになりますね。

食べないようにするのではなく、
じっくり味わって食べる、ということを実行してみてください。

今まではお腹を満たすために食べていたかもしれない食べ物と、
きちんと向き合って、よく噛んで味わう。
食べる行為そのものを味わいながら食べてみてください。

テレビやスマホはいったん全てやめましょう。
情報を消費するのをやめて、食べ物を味わうことに集中します。

呼吸とともに、食感や素材ひとつひとつの味をじっくりと味わいながら、
一口一口、食べ物が液状になるまで30回くらいは噛んでみます。

唾液が分泌される感覚、飲み込む時の喉ごしなどもじっくり感じてみます。

それぞれの素材が、いく人もの手によって、
自分の口に届けられているかということに思い馳せながら
食べるのも良いでしょう。

このように味わいながら食べる(マインドフルイーティング)と、
いつもの3分の2や半分くらいで満腹感・満足感を得る人が多いのです。
また、よく噛んでいるので、胃腸にも優しいです。

マインドフルネスはいたわり思いやる行為なのですね。
すなわち、ももいろさんがご自身を慈しむ行為です。

ご主人や周囲にいたわりが感じられなくても
(おそらく周囲の人はその人たちなりにケアしてくれているとは思いますが)、
ももいろさんご自身が自分自身を思いやりを持っていたわってあげてください。

ゆっくり休むのもそのひとつ。
これは治療効果があるのです。

   

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