執筆者

Female,Hands,With,Pen,Writing,On,Notebook

Q:70代でフリーランスの仕事をやめて、
夫と大人の娘と猫2匹で
経済的な心配もなく穏やかに暮らしています。
 
キャリアはまあまあに成功したと思うのですが、
仕事のことを考えると、
うまくいかなかったこと、やり遂げられなかったこと、
小さな失敗などが思い出されて、気持ちが塞ぎます。
 
他の方から見たら一応尊敬される仕事をした人間
と思ってくださってるかと思います。
 
理由は父親と夫に「できて当たり前、
できなかったことを指摘され続けたこと」
が影響してるかもしれません。
 
自分に優しくと言い聞かせても、
頭では理解しても心がつながりません。
 
毎日を小さな幸せを愛しんで暮らそうと努力しています。
この先過去の自分の仕事など気にせず
心楽しく暮らすすべを提案していただけたらありがたいです。
 

【メラ・70代・女性・無職(元ライター)】
  
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
メラさんの仕事に対する誠実さとこだわりが
窺えるご相談です。
  
ライターさんとして素晴らしいお仕事を
されてきたことと思います。
 
厳しさをもって仕事に勤しんだがゆえの
成果をあげてこられたことと思いますが、
反面、自分に優しくすることが難しく
苦しんでいるのですね。
 
メラさんの中ではお父様やご主人など、
大切な相手の評価が自分の真の評価であるので、
それを守らなければという思いがあるのかもしれませんね。
 
確かに親しい人の評価というのは、
自分を見つめ直すのに有効なことがあると思います。
 
とくに、良き理解者の意見というのは
大切にする価値があると思います。
 
メラさんにとって、父親や夫は
メラさんのことを最もよく理解している人といえますか?
 
そうであれば、意見は参考にしたら良いと思います。
 
それでも鵜呑みにはしないでください。
 
相手の評価というのは、相手の好みや都合による評価
であることが多く、真のメラさんの評価とは限りません。
 
もし相手がメラさんの良き理解者でない場合、
その人達の評価で一喜一憂するのはもったいないことです。
 
メラさんが「このような人になりたい」と尊敬できたり、
この人は私のことをよく理解してくれている、という
人たちからの評価がどうかということを振り返ってみてください。
 
また、何より大切なのは、
メラさんに最も近い人はメラさん自身ですから、
相手に評価されたいように自分を評価できているのか
ということも振り返ってみてください。
 
もし、メラさん自身の自己評価が厳しいのならば、
同じように厳しい人の評価を採用してしまうことでしょう。
 
自分に優しくなる第一歩として、
正当に評価することから始めるとよいかもしれません。
 
うまくいかなかったことやできなかったことや
失敗したことだけに注目する代わりに、
うまくいったこと、できたこと、成功したことも
リストアップしてみてください。
 
これは過去の業績のことだけを言っているのではありません。
 
いま、身の回りに起こっていることで、
うまくいっていること、できていること、成功していること、
さらには、好ましいこと、感謝できることにも目を向けてください。
 
それをリストアップしてみることで、
心のバランスがとれてくると思います。
 
メラさんが完璧でないと価値がないという
考えを持っているのであれば、
その考えを捨てることです。
 
世の中完璧でなくても回っていますし、
完璧でないからこそバランスがとれていることもあります。
 
たとえ完璧でなくても、
すべてはそれなりにうまくいっていることを信頼してみてください。

きっとご自身にも周りの人々にも優しくなれるはずです。
     
     
ーーー
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【「進歩」するってどういうこと?】
       
Q:私はこれまで、自分の習い事について疑問を抱いてきました。
 
独身の頃は、母親が勧めたものを習っては
中途半端な資格を取って、飽きては辞める。
 
結婚してからも、数え切れないほどの習い事をして、
資格を取ったり取らなかったりするものの、
どれも飽きては辞める。その繰り返しをしてきました。
 
母親からは、小さい頃から習い事だけでなく、
家ではマナー本や食事の戴き方のビデオテープも渡され、
素直にそれらを受け取り学んでいました。
 
母親から勧められた習い事、結婚してから自分で選んだ習い事、
どれも最初は大好きでした。
 
ですが、日が経つにつれて段々億劫になり飽きてしまうのです。
 
そんな自分に疑問を抱きつつも、その繰り返しを続けていました。
 
ある時、新しい習い事の教材を見た時
「もう自分を解放してあげなさい。」と、
どこからかそんな言葉が出てきました。
 
ハッと思った私は「もういいんだ…。」と、
ホッとして、すぐに退会届を出しました。
 
ですが、数ヶ月するとまた別の習い事をしていたのです。
 
それから程なくして、
やましたひでこ先生イベントのトークショーに伺った時、
きっと何か得られるものがあるのではないかと思っていたら、
それから1ヶ月後のある日、
突然「欠乏感」と言葉が出てきたのです。
 
またハッとしましたが、
ようやく涙しながら納得する事が出来ました。
 
母はよく「人間は進歩する生き物だから、
マミちゃんも進歩しないとダメよ。」そう言っていました。
 
結婚式の両親への花束贈呈の時でさえ、母は私に
 
「人間は進歩する生き物だから、
 マミちゃんも進歩するのよ。」
 
と、私は自分の頬をつたっていた、
感謝の涙が引っ込んでいったのを覚えています。
 
長年「欠乏感」に支配されていた私は今、
「脱力感」のようなものを感じています。
 
母の言う「進歩」ではなく、私としての「進歩」をするには
どうすれば良いのでしょうか。
 
どうぞよろしくお願い致します。
 
【マミ・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ

「常に進歩しなければいけない」という
強迫観念にかられていたマミさんなのですね。
 
そして、その進歩とはあくまでも母親や誰かからみての
進歩だったと気づかれたとのこと。
  
そんな呪縛によって、結果的に常に
「今のままでは足りない」という欠乏感を生み出してしまい、
今の自分を受け入れられなくなってしまったのですね。
 
進歩しないとダメ=あなたは進歩していないからダメと。
 
「母のいう進歩でなく私なりの進歩」というポイントに
マミさんが至ることができたのは、
とても素晴らしいことだと思います。
 
これからはマミさんにとっての進歩を大切にされると同時に、
常にそこに無い何かを求めるのではなく、
ぜひ、今この瞬間に目の前に展開されていることを
十全にたのしむことも大切にされてみてください。
 
今、ここに集中していること自体が
すでにすばらしい進歩です。
 
禅僧のティク・ナット・ハンは
 
「幸せへの道はない。幸せとは道そのものなのだから。」
 [ There is no way to happiness.
 Happiness is the way. ]
 
と説いています。
 
進歩というと、
進んだ先で得られる何かに注意があるかもしれませんが、
進み歩むその行程そのものが大事ということを教えているのです。
 
資格や習い事というのは
客観的に見て達成したことがわかりやすい何かであり、
ラベリングしやすいものだと思います。
 
取得した資格が日常や仕事などに役立つなら大いに結構ですが、
資格取得自体が幸せにつながるかというと
必ずしもそうではありません。
 
マミさんが、資格や習い事は飽きるけど、
また次に手を出してしまうというのも、
得られる結果そのものよりも、
結果に向かって何かに取り組むプロセス自体に
喜びを感じているからではないでしょうか?
 
そうであれば、
ラベリングできる何かを獲得することにこだわらず、
生きる道程そのものをじっくり味わい歩むのも良い、
と許可を与えてみてはいかがでしょうか。
 
もしかしたら、そのような気づきそのものが、
母親のそれとは異なる、
マミさんなりの進歩なのかもしれません。
     
     
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Q:いつも的確なアドバイスをされる
先生のメールを楽しみにしながら
拝読させていただいております。
 
私は50歳後半の看護師ですが、
昔の職場の同僚から時折かかってくる
電話の対応に苦慮しています。
 
彼女とは新人で入職した際、
同じ寮に入ったのをきっかけに仲良くなり、
付かず離れずの距離感で
現在まで友人関係が続いていましたが、
昨年お取り寄せの品で相談を受けてから
頻繁に電話がかかってくるようになりました。
 
最初は懐かしさもあり楽しかったのですが、
途中から彼女の家庭環境に関する不平不満、
愚痴が噴出し始め、電話がかかってくる度に
同じ話が繰り返されるようになってきました。
 
彼女は専業主婦ですが子供は自立しており
夫とは家庭内別居状態のため
自由気ままなようです。
 
しかし、私は仕事や家事、介護の手伝いなどがあり
止め処なく続く彼女の電話は
時間と体力気力が消耗されるため
最近は居留守を使う様になりましたが、
 
彼女が過去に自殺未遂を起こしたこともあり
SOSを発信しているのだろうか?とも思い、
電話に出られない時は
LINEで何かあったのかと聞きますが
全て既読スルーで返事はありません。
 
不平不満、愚痴を聞いて欲しいだけなのか
と思うと電話があっても出る気になれません。
 
今後どう対応すればいいのでしょうか?
 
 
【マダムレイ・50代・女性・看護師】 
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
マダムレイさんのご友人を大切にする優しさが
感じられるご相談です。
 
看護師をされているとのことで、
お仕事も大変忙しいことと思いますし、
家事にプラスして介護もされている
それらをバランスよく取り組むのに
大変ご苦労されていることと推察いたします。
 
そんな中、ご自身の時間が
少しでもとれていると良いのですが、
おそらくそのような時間をご友人との電話などに
費やされているのでしょうね。
 
誠実さや思いやりを大切にしたい気持ちと、
面倒に思う本音との間で
苦労されていることと思います。
 
このような状況の中でマダムレイさんが
消耗するのは当然のことです。
 
心にゆとりがあるときであれば、
さしてストレスにならないようなことでも、
多忙で疲れが溜まっているときなどは、
大きなストレスに感じてしまいがちです。
 
理想の高い人であれば、
ゆとりなくイライラしてしまう、
そんな自分にも罪悪感を抱いてしまうことでしょう。
 
マダムレイさんはご友人(や誰か)の
力になりたいという気持ちが
人一倍強いかと思いますが、
どうか、今はご自身にそのエネルギーを
向けてあげてください。
 
いいサポーターでいるためには、
まず自己充電が必要です。
 
正直であることとバカ正直であることは違います。
 
ご友人に「あなたの対応に疲れた」などと
バカ正直に伝える必要はもちろんありません。
 
ただし、自分の疲れた気持ちに正直に、
ご友人との適度な距離感を持つことを
大切にされてください。
 
そう、マダムレイさんが
病んだ患者さんに、疲れたら無理せず、
休むことを促しているように。

「あなたが面倒くさい」のではなく、
「私が疲れている」ので
そう感じやすくなっているのです。
 
人は疲れていると何でも面倒くさくなるものです。
 
ですので、罪悪感を抱くことなく、
電話がかかってきたら、
「最近疲れが溜まっていて、
 自己充電の時間が必要なんだ」
ということを伝えてください。
 
心身のバランスが乱れているのは事実なので、
調子が悪いと伝えても構わないわけです。
 
ご友人にも、マダムレイさんが
いつでもどこでも誰にでも
付き合ってくれるわけではないのだ
ということを知らせてください。
 
それでもマダムレイさんは素晴らしい人なのですから。
 
人間、誰しも弱い部分があることを
体験してもらい、たまにはマダムレイさんが
労(いたわ)ってもらう側に立ってみてください。
 
ご友人に理解力があれば、
配慮してくれるでしょうし、
そうでなければ、マダムレイさん以外に
依存できる別な相手を見つけることでしょう。
 
ほかに無理せずに向き合える人がいるならば、
そちらに任せればよいのです。
 
すべてのお手柄をマダムレイさんが立てなくても、
マダムレイさんは必要とされる素晴らしい人です。
 
弱さも含めてご自身を認め、許して、
ご友人と適度な距離を保ってみてください。
 
そのように自分を許可することで、
プレッシャーなく相手と向き合えるように
なることもあるのです。
  
ーーー
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Q:私は物心がついた時からずっと
人との関わりがうまくいきませんでした。
 
保育園、小学生、いじめまではいかなくても、
基本的に孤立した感じでした。
 
記憶に残っている出来事の一つで
従兄弟の母親から
『〇〇ちゃん(私の名前)嫌い』
と言われたりして傷ついたりしてきました。
 
高校、大学を卒業し、友達もできて
やっと普通の人と同じになれたと
思っていたのですが、
職場では今もなんとなく孤立しています。
 
たぶん私が
物事が自分の思い通りに進まなくなると
相手を攻撃してしまったりしてしまうから
なんだと思います。
  
そして後から言い過ぎた、と我に返り、
相手にへつらってしまいます。
  
なので相手は『なに、この人?
なにを考えてるのかわからない』
という感じでしょうか。
 
先日最も信頼している友人から、
インナーチャイルドが癒されていないのも
一つの要因かもしれない、と言われました。
 
ただ、私のインナーチャイルドは、
友達の指摘どおり癒されてたまるか、
簡単に許してチャラにできるわけがない、
と自覚のないところで
潜在意識がそう思っているのだと思います。
 
瞑想などをして、自分自身を見つめることが
できれば良いのですが、
集中力がないためうまくいきません。
 
どうやって前に進んでいけばいいのか模索中です。
 
何かアドバイスをいただけると嬉しいです。
 

【おにぎり・50代・女性・パート】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
健全な人間関係をどのように育んだらよいか、
おにぎりさんなりに模索中なのですね。
 
ものごとが思い通りに進まないと
相手に対して攻撃的になり、
爆発した結果それを悔いて、
こんどは相手との関係修復を試みるべく、
へつらってしまうとのこと。
 
確かに、このような状態では
周囲の人々は混乱してしまうでしょうし、
どのように関わってよいかわからず
距離ができてしまうかもしれません。
 
このパターンの理由に、
おにぎりさんにとって、
相手が自分に同意してくれることこそが
自分に存在価値があることの証という
思いがあるのかもしれません。
 
相手が認めてくれたなら
おにぎりさんの存在価値があることの証拠であり、
認めてもらえなければ価値がない証拠
という具合ではないでしょうか。
 
おにぎりさんにはおにぎりさんなりの意見が
あるように、
相手には相手なりの意見があります。
 
相手がおにぎりさんと異なる意見や価値観を
持っているからといって、
決してそれはおにぎりさんの存在価値を
貶めるものではありません。
 
私たちは自己承認ができていないと、
他人が認めてくれることによって
自分の存在価値を確かめようとしてしまいがちです。
 
インナーチャイルドが相手を許したくないのも、
同じ理由から損得や勝ち負けの構図に
陥ってしまっているのではないでしょうか。
 
そこに調和はありません。
 
勝ち負けにはつねに緊張がつきまといます。
 
おにぎりさんの望むものは、
相手を打ち負かすことによって自分の価値を
高めることではなく、
相手とのあいだの純粋な調和であるということを
いまいちど明確にしてみてはいかがでしょうか。
 
たとえおにぎりさんが相手の意見に妥協したとしても、
決して負けではなく、
健全な調和をもたらすかもしれません。
 
つねに正しくある必要はないことを
思い出してください。
 
これから人と関わる際には、「正しさ」ではなく
「やさしさ」を発揮してください。
 
やさしさは弱さではなく強さです。
  
ーーー
 
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Q:いつも拝読させて頂き、
自己を内省をして、新たな思考を手に入れ
前に進むことができており、感謝致しております。
 
自分に起こる事象を自分の考え方や受け取り方
によって変わることを実感しております。
 
今回の相談は、私は家族を守ることを最優先して
生活をしてきました。
 
夫や子供をサポートしていくことが私の使命となり、
夫や子供の成功が私の勲章や喜びだと信じてきました。
 
しかしながら、断捨離のやましたひでこ先生や
川畑のぶこ先生のお話から
自己を大切にすることの重要性を学びました。
 
定年退職した夫がコロナ禍で自宅にいる時間が増え、
また、もうすぐ40才になる二人の娘が自立せずに
私にいろいろ依存していることが負担になり
心が晴れない日々が続いております。
 
依存しているだけならまだしも
思うようにならないと
暴言や脅迫をして従わせようとしてきます。
 
私は自分を優先し、今まで自分を大切にする意味を
少しずつ実現しようと努めるようにしています。
 
自分を大切にしないから
他者から尊重されないんですよね。
 
私は他者を尊重してきたから
他者のサポートを心よくしてきた見返りが
私を便利屋に成り下がる事態を招いた自分が情けなく、
悲しい気持ちになりました。
 
これからどう考えて他者と接していけば良いのか
模索しております。
 
どう考え、どう対応したら良いか
アドバイスをしていただけましたら有り難いです。
  
 
【えみねむ・60代・女性・専業主婦】
  
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
えみねむさんのご家族への献身が伺えます。
 
コロナ時代は多くの人に家族関係の課題を
浮き彫りにしてくれているようです。
 
えみねむさん宅では、
ご家族がえみねむさんに依存していることが
浮き彫りになり、それをえみねむさんが
負担に感じるようになってしまったのですね。
 
依存はする側とさせる側の
絶妙なバランスのもとに成り立っています。
 
家族への献身は美しいものです。
 
ただし、常に自己犠牲を払ってまで行うと
バランスを欠いて依存を招きます。
 
相手に依存させる心理は、
「自分が必要とされる人間である」ことを
確認するニーズによって
もたらされることが多いです。
 
裏を返せば、そのニーズが過剰な場合は
「自分は素のままでは必要とされない
 人間なのでは?」という
己の価値への疑いによって生じます。
 
その疑いを晴らし、安心したいがために、
相手の力を奪うことで、自分に力を集中させる
力学がはたらいてしまうわけです。
 
ところが、本来相手が自立した人間として、
自分で出来てしかるべきことも奪ってしまうと 、
(「妻がやってくれるから」「母がやってくれるから」
と依存状態が常となると)結局は
負担が妻・母へ一極集中することになります。
 
ときとして、その結果
負荷を担う者が病気になるなどして機能しなくなり、
家族が自立せざるを得ない状態がもたらされ、
ようやくバランスを取り戻すようなケースもあります。
 
病気は無意識な問題解決者となるわけです。
 
このように、アンバランスな承認欲求の満たし方の
代償は大きいことがわかると思います。
 
共依存状態から抜け出すには、
相手に過度の助力を与えないのと同時に、
えみねむさんがご自身の存在を
自己承認できている必要があります。
 
私はあらゆることを完璧にこなすわけではないし、
失敗することも多々あるけれど、
基本的に価値のある存在で、必要とされる存在である、
ということを思い出してください。
 
そう思えないならその理由を書き出してみます。
 
それと同じ理由で
愛する友が悩んでいたならどうでしょうか?
 
いかに不合理な考えのもと悩んでいたか
ということに気づけるかもしれません。
 
断捨離すべきはそのような不合理なものの見方や
考え方だということを覚えておいてください。
 
えみねむさんは
ご自身がそう感じられるか否かは別として、
ただそこにいるだけで価値ある大切な存在なのですから。
  
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Baby,Turtle,Doing,Her,First,Steps,To,The,Ocean.,This

FROM:川畑のぶこ
         
昨晩、実家の沖永良部島への盆帰省から戻りました。
 
滞在中は時折スコールがある以外は晴天で、
島の青い空と透明な海、彩り豊かなサンゴ礁、
キラキラ輝くさとうきび畑を満喫することができ、
満たされ、癒やされました。

息子や友人らと毎日したスノーケリングでは、
ウミガメと一緒に泳ぐこともできました。
 
全身のちからを抜いて海にプカプカと浮かび、
つぶらな瞳のアオウミガメが
もぐもぐと青海苔を食べている姿をひたすら
眺めていることの幸せといったらありません。

 
このときはちょうど満月だったので、
夜に島の景勝地「ウジジ浜」へ行って、
しばし月光浴をしながら瞑想的な時間も持てました。
 
そのときの動画はこちらです。

コロナに罹患してからは後遺症で咳がずっと止まらず、
数ヶ月はかかると聞いていたのと
自分でも百日咳とおなじ感じと思っていたので
覚悟していたのですが、
沖永良部島にチェックインした日から
咳はピタッと治まり、今は完治してしまいました。
   
1週間(というか1日)で
こんなにリカバリーしてしまう人間の治癒力、
己を満たすことの重要さを改めて実感しました。
 
そんな美しく楽しい旅先から後ろ髪引かれる思いで
帰路につくのですが、復路のフライトでは
いつもなら軽く聞き流す離陸前の緊急時の説明動画
を息子と真剣に見入ってしまい、
改めてハッとさせられることがありました。
 
酸素マスクをするときの注意点に、
子ども連れの場合はまず親が酸素マスクを着用してから
次に子どもに着けることと具体的な説明があります。
 
サラッと説明されていますが、
これはとても重要な情報だなと思いました。
いざ緊急時のパニック状態となると
なかなかできないと思うのです。
 
親心としては、あるいは母性や父性の本能としては、
自分よりも小さくて弱い子どもを優先させて、
一刻も早く苦しみを取り除いてあげたいと
行動してしまうと思うのです。
 
ところが、親自身が酸欠になってしまったら、
その後の子どものケアができなくなってしまうのも事実です。
 
本能や情動にまかせず、
アタマ(大脳)をつかってコントロールし
行動しないとダメということです。

子どもや相手のためにもまず自分=Me-Firstなのですね。

今回、自己充電したおかげで咳が止まったわけですが、
実はその前の仕事仲間との会議では、
昨今メインとなっているオンライン講座で
講師が咳をしながら講義をするのは効果的でないので、
いつでも他の人が私のバックアップができるよう
整えることがアジェンダとしてあがり、
その準備を整えていました。

このことも肩の荷が取り除かれた思いでしたが、
そのような解放感と今回の充電期間で、
結果的にいつもどおり問題なく仕事ができそうです。

よくMe-Firstというと、
自分勝手やわがままなだけなのではないかと
疑問に思われる方がいらっしゃいますが、
  
Me-Firstは決して自分のためだけ=Only-Meではなく、
己をとりまく周囲の人々や全体の調和にとっても
大切なことなのです。

このような俯瞰的な視点から、
いったい何が大切なのか?をもういちど振り返り、
ぜひ自分自身を大切にすることを学んでください。
  
 
ーーー

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Q:2年前に母を癌で亡くしました。
遠方のため看取ることもできず、
自宅に帰りたい母の願いも
叶えられませんでした。

私は独身で既婚者の弟がいますが、
母亡き後、あまり会話もしていなかった
父と過ごすことも多く、
愛猫を連れて帰ることも多かったのですが、
いつも側にいてくれた唯一の味方の猫が
先日急逝しました。

病院選びなど私のせいで死期を早めたことは確かで、
自宅で看取ることはできましたが、
直前まで入院させて、
結局母と同じ苦しみを与えてしまいました。

父や弟から連日大丈夫か、落ちついたかと
連絡があり、もう爆発してしまい、
あなたには何もできない口をききたくない
と返信してしまいました。

仕事も含めですが、
私は自分の気持ちをうまく伝えることが出来ず、
限界に達すると後先考えずストレートに
相手に気持ちをぶつけてしまいます。

客観的に自分を見ることができない
本当に自分が嫌いです。

どうすれば人とうまくやっていけるのでしょうか。

大切な存在を失い続けるのは
私がこんな人間だからでしょうか。
私は何を学べばよいのでしょうか。

【まにゃ・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

人とのコミュニケーションがいびつになって
しまうことがあり、うまくやっていけるように、
なりたいまにゃさんなのですね。

まにゃさんは、相手の気分を害したくないとか、
相手に気分良くなってもらいたいという
配慮が強いがゆえに、
たとえ言いたいことがあっても、
ぐっと言葉を飲み込んでしまうのでしょうね。

一時的に波風を立てないことには
成功するかもしれませんが、
言いいたいことを溜め込んで蓄積させてしまうと、
ご自身でもお気づきのように、
やがて爆発してしまいます。
 
とりわけ、
がまんしたり自己犠牲を払ったりしたのに
望む結果が得られなかったときには爆発も大きくなり、
ときとしてコントロール不能な状態に
陥ってしまうかもしれません。
 
そして、その爆発は、相手に対するもののようでいて、
その実、自分自身の不甲斐なさに対する苛立ち
ということもあることでしょう。
 
まず、まにゃさんに心がけていただきたいのは、
相手に優しくなろうとするのとおなじくらい、
自分自身にも優しくなってあげてください。
 
そして、相手の感情の責任を取りすぎないよう
心がけてください。
 
感情というのは、
ものの見方や受け止め方の影響を多く受けます。
  
そして、相手の受け止め方はまにゃさんが
常にコントロールできるものではありません。
 
究極、その人の感情と人生の責任は本人にしか
とれないということを覚えておいてください。
 
そのうえで思いやりある態度で接し、
あとは相手の領域の問題であると知って
手放す感覚を大切にしてください。
 
お母さんや猫ちゃんも、今はまにゃさんが
まだ体験していない別な次元や世界で、
それぞれの課題に笑顔で取り組んでいる
可能性もあるのです。
 
たとえ、旅立つ瞬間がまにゃさんやお母様や
猫ちゃんの理想形ではなかったとしても、
そこで終わりではなく、
まだ物語は別な次元で続いている、
そしてふたりにとって素敵な物語が続いている
ことを想像してみてください。
 
そして、思いやりをもって語りかけてみてください。
 
もし、お母さんや猫ちゃんが
まにゃさんを見守っていたのなら、
人生を嘆いてばかりいて謳歌していないことの
ほうがよほど心配かもしれません。

まにゃさんが完璧なふるまいをもって
人生を生き続けなくても、
みなそれぞれに人生を切り開く力があることも
信頼してください。
 
そのような意味で、
たとえまにゃさんが相手に意見を伝えたとしても、
必ずしも相手が打ちのめされてしまうわけでは
ありません。
 
まにゃさんの意見が参考になることも多々ある
ということを知ってください。
  
まずご自身に優しくなって良いという許可が
必要です。
 
そして、まにゃさんご自身の人生を
豊かで穏やかなものにするための努力を
重ねてください。
  
ーーー
 
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FROM:川畑のぶこ
        
メディテーション=Meditationは瞑想と訳され、
私自身も仕事でクライエントと、また
プライベートで自身の心を落ち着かせるのに
メディテーションを行いますが、
瞑想以外にも反省や黙考という意味があります。
 
哲学者であり、ローマの五賢帝の一人、
マルクス・アウレリウスは晩年、
毎日のようにメディテーションを行っていました。
 
彼は、日々を振り返り、
いかに人生を善く生きるかについて、
自分自身へ向けたメッセージを綴るというかたちで
内省をしていたのですが、この記録は
誰かに読ませるために綴られたわけではなく、
あくまでも自分自身のために綴っていました。
 
ところが、これが後に多くの人にとって
バイブルのように読まれることになります。
 
私自身にとっても、アウレリウスの自省録は
バイブルとなっています。
 
哲学者で賢帝というと、
自分とは程遠い人で、なんだか堅苦しかったり、
壮大な理想を掲げたりしていて
庶民にはついていけないというイメージがあり、
敬遠しそうになりますが、
 
この自省録は、アウレリウスの苦悩が透けて見え、
彼もまた私たちとおなじ、
一人の悩める人間に過ぎないのだという
親近感を覚えながら読み進めることができます。
 
そのテーマには、
怒りをどのようにマネージすればよいか、
仲間や相手とどのように向き合ったらよいか、
死の恐怖をどのように向き合えばよいか、
今抱えている苦しみをどのように乗り越えればよいか、
成功や権力をどのようにつかうべきか、
などといったものが含まれます。
 
成功や権力に関しては
彼の課題と私のそれはレベルが大きくかけ離れて
いるものの、悩みの質はほぼ一緒です。
 
そして究極の課題は手放すこと。
 
これは、すなわち
己の人生や宇宙を信頼することであり、
アウレリウスもこれらに対する信頼感を育もうと
努力していたことが伺えます。
 
まさに断捨離の境地ですね。
 
この世や自然界に対して
「あなたの欲するものを与え、
 あなたの欲するものを奪って下さい」
という姿勢を育むことと
アウレリウスは記しています。
 
彼はそれを強がりで行うのではなく、
自然に対する従順と善意から行うことが大切だ
といいます。
  
これは育むのにかなりハードルが高い姿勢であり
価値観ではないでしょうか。
 
このような境地を理解するのに、
いくつか大切なキーワードがあります。
 
ひとつは、ダイモーンという概念で、
神と人間の中間に位置する存在が教え導く声、
直感的な教えで、
人間の心の中にある神秘的なものを指します。
 
そして、もうひとつに、
指導理性(ト・ヘーゲモニコン)=叡智で、
宇宙を支配する理性の一部、
すなわち神的なものの分身で、
人間の心の中に座を占めるダイモーンであり、
人間の人間たる所以のものであるとしています。
 
この指導理性は人間を正しく導くものであり、
人間の自然に備わっているものとされています。
 
自然界にも私たちの内にも、
優れた指導者がきちんと宿っていて、
何をすればよいかすべて知っている
(ただしそれは必ずしも私たちのエゴを
満たすものとは限らない)という、
これらへの信頼の有無が心の平安や
穏やかな人生に影響を及ぼすということです。
 
 
アウレリウスの自省録から、以下指導理性と
ダイモーンに言及する一文を紹介します。
  
 
「私を取り上げてどこでも君の好きなところへ投げ給え。
 私はそこでも私のダイモーンを平静に保つであろう。
 平静とはすなわち、自分が自己の構成素質にかなった
 態度と行動を取るならばそれで満足している、
 という意味である。
 
 このことのために私の魂が苦しみ、
 真の自己よりも卑しくなり、低くなり、
 がつがつし、溺れ、驚愕する━━ 
 いったいこれはそれほど価値のあることであろうか。
 そもそもこんなことに値するほどのものを
 君は発見できるだろうか。」
 
 
唸るばかり。
 
しがみついているものを手放す勇気を
与えてくれるのではないでしょうか。
  

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Q:川畑先生、こんにちは。
   
川畑先生のメルマガを
いつも興味深く読ませていただいております。
  
夫のことでどうしたらいいかわからず、
相談させていただきました。
  
一緒にいて気に入らないことがあると、
その原因が他にあっても(誰もどうしようもない、
流れの中で起こった出来事など)
私に怒鳴ってくることが増えてきたような気がします。
  
なぜ怒るのか?を聞いても、まともには答えてくれません。
 
おそらく、まともな答えが
見つからないからだとは思いますが。
  
「怒鳴られるのは嫌だ。
 私の尊厳が傷つけられたと感じる。」と伝えると、
   
「そう感じるのは間違っている」と言うばかりで、
子どものように拗ねてしまい、話し合いができません。
  
これはモラハラやDVなのでは?と思うこともあり、
相手のペースに合わせないよう、
毅然とした態度を取るようにしています。
 
一方で、年齢的なことを考えると
彼は今、更年期なのかもしれないとも思え、
 
厳しくしたり、突き放したりするのは
かわいそうな気がして、
捨てられたと思われない程度の
適度な距離は保つようにしています。
 
川畑先生が教えてくださる
ビリーフワークをすればいいのにと思いますが、
 
きっと私が言っても
押し付けられているような気がするでしょうし、
抵抗するでしょうから、
 
今のところ、そっと見守るしか方法が見つかりません。
 
どうすれば、
彼の感情の起伏を穏やかにできるでしょうか?
 
自分がハラスメントをしていると認められるように
なるにはどうしたらいいでしょうか?
  
【オハナ・40代・女性・会社員】
  
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
ご主人のモラハラに耐え忍ぶオハナさんなのですね。
 
家庭が寛ぎや充電の場でなく、
ご主人のピリピリした空気によって
心身の消耗も激しくなってしまうことでしょうし、
お辛いですね。
 
オハナさんのご主人はオハナさんと同年代でしょうか?
 
もしそうであり、ご主人のイライラが
とくに最近増えてきたように感じるのであれば、
もしかしたらそれは
男性更年期障害のせいかもしれません。
 
更年期障害というと女性特有なもののように思う
かもしれませんが、男性も40代以降は
テストステロンという男性ホルモンが低下することで、
人によっては更年期障害になる人もいます。
 
その症状には精神面では神経質になったり、
イライラしたり不安や抑うつになったりすることが
含まれます。
 
また、不眠や集中力の低下などもあります。
 
もしそうであれば、更年期障害の情報を伝えて
「あなたの身体が楽になるのでは」
と受診を促すのは良い手段ではないかと思います。
 
男性更年期障害は、放っておくと
心筋梗塞や脳卒中、また認知症などのリスクが
高くなることが報告されています。
 
そのような情報も添えてみるとよいかもしれません。
 
妻からメンタルを変えろというと
抵抗する男性は多いかもしれませんが、
それらの身体症状や疾患を予防したりすることで
身体が楽になるかもと提案すると、
案外すんなりと聞き入れる場合があります。
 
メンズクリニックや泌尿器科など受診した結果、
男性更年期障害とわかれば
ホルモン充填治療や漢方による治療などで
症状が改善する可能性がありますし、
更年期ではなくメンタルな問題と判断されれば、
そこから心療内科や精神科の受診につながる
可能性もあります。
 
専門家の第三者から指摘されることは、
妻からの指摘より効果があるでしょうから、
このような流れで彼が課題に取り組むきっかけを
つくるのは一つの方法ではないでしょうか。
 
同時に、ご主人の態度にオハナさんが
「尊厳が傷つく」ときちんと毅然とした態度で
伝えていることは素晴らしいことです。
 
ハラスメントの認識に関しては、
オンラインでダウンロードできる
パンフレットなどもあるので、
それとなく渡してみるのもよいかもしれません。
 
ただ、性格や人格を否定されていると思うと
抵抗が強まりますので、伝える際も、
ホルモンの異常によりこれらが起こっている
可能性もあるかもという前提で伝えるのは
効果的と思います。
 
暴力に屈さない姿勢は崩さないでください。
 
そしてさいごに、消耗してしまったエネルギーを、
家庭以外のどこかで
きちんと充電してあげてくださいね。
  
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Q:川畑先生、こんにちは。
   
実は音について困っています。
一般の人より気になる方だと思います。
HSP系も入っているかと思われます。
  
マンションに住んでいるのですが、
私の寝室(ベッド)で寝ていると
枕の下から大きい音ではないのですが
モーターのような機械音?のようなものが聞こえます。
   
下の階なのか上なのか?ですが
枕の下ということは階下かと思われます。
   
自分では頭に響くような感じで眠れず、
タイマーで音楽を流すのですが、
夜中や明け方に目が覚めてしまい、
頭が重い感じがします。
     
やはり、一度気になると余計気にになってしまいますが、
管理組合に相談しようと思いますが
はっきりとわからないものは
対応してもらえないのではないかと思ってしまったり。 
    
どうして音に反応してしまうのでしょうか?
     
昨年コロナになりそれ自体よりも後遺症が酷く、
倦怠感が続き、大変でした。
    
知り合いの先生(ドクターではありません。セラピー関係です)が
私を遠隔調整してみたら脳に電磁波がたまっていると
以前、言われたことがあり、
もしかしてそのようなことも原因なのかな?と感じたり。
   
なんだか、精神的にしんどくなってしまい、
思考も思い込みとかひとつしかないと
集中してしまう傾向があるような気がします。
    
私の悩みの場合、ほかの人だったら気にならないのかな?
私がおかしいのかな?と。
何がなんだかわからなくなってしまっている私です。
     
年齢的にも更年期障害と関係しているのでしょうか?
   
とりとめのない文章ですみません。
色々行動したいと思っても
精神的に疲れているようで停滞気味です。
すっきりしたいです。
   
よろしくお願いします。
   
【ひまちゃん・50代・女性・契約社員】
   
―――――――――――――――――
    
A:FROM 川畑のぶこ
    
音が気になって睡眠の質が低下してしまっているのですね。
しっかり眠れないことで疲れが取れずにお辛いことと思います。
   
ひまさんがこのような音が気になるようになったのは
いつからでしょうか?
   
マンションに住み始めたときからであり、
それ以外の音が気にならないなら、
物理的にベッドや枕の位置を変えたり、
ベッド周辺(または寝室)に遮音シートを貼るなどして
物理的な対策をすることは優先されると思います。
   
もし、これが最近起きているようであれば、
ひまさんの体調と関係してくるかもしれません。
   
その場合、ご指摘の更年期障害の可能性も否めません。
   
更年期障害の症状には、
睡眠障害や不安やイライラなどがあり、
ホルモン療法など、適切な治療をすることで
これらの症状が改善される可能性があります。
   
いちど女性外来など受診されることをお勧めします。
   
また、このマンションに住む前から
音や光や色や匂いなどが気になっている場合は
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の可能性もあります。
   
この場合、物理的な対策をしつつ、注意を向ける対象を
騒音からご自身の呼吸やシーツの心地よさ、
部屋の温度の心地よさなど、好ましいものやありがたいもの
に向けてみると良いのではないかと思います。 
  
ひまさんの繊細さや敏感さは良いことにも使えるわけです。
   
これまでは好ましくないことに意識を向けることに
使われていた繊細さを、自分にとって好ましいことに
意識を向けること使ってみてください。
   
ご自身にしっくりくるセラピーがあるのでしたら、
それらに加えて、このようなマインドフルネスによる
取り組みをすることで、
ひまさんに穏やかさがもたらされるのではないかと思います。
   
ぜひためしてみてください。
  
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