執筆者

Cheerful,Old,Mother,And,Young,Adult,Woman,Talking,Laughing,Together,

Q:いつも川畑先生のアドバイスに
たくさんの気付きをいただき感謝しております。

大学生の娘のことでご相談させていただきます。
 
娘はHSPの気質を持っています。

友達の前ではとても明るく振る舞い
友人の悩みを自分のことのように悩み、励ましたり支えたり、
本当はとても繊細で優しく人の気持ちに敏感な心を持っています。
 
寮生活を共にする友人が親しくなってからは命令的に
こうした方がいい、そんな事してても駄目、など
テンションを下げる言葉を毎日言うようになり、
 会話の8割くらいがその言葉で、娘が辛い気持ちを伝えてきます。

娘のことを「操りやすい」と言ったこともあるそうで心配です。

友人は複雑な環境で育ってきたので、
2割くらい良いことを言ってくれると、その気持ちを信じて、
支えてあげたい気持ちがあるようですが。

娘に勇気がいることだけど、
自分の辛い気持ちを素直に相手に話した方がいいと言っても
寮生活も一緒で来年の留学先も一緒の大学で
とても言いにくいようです。

娘もメンタルがかなり辛そうで
留学への準備と不安も重なり心配しています。

娘にどのような言葉をかけたら良いのでしょうか?
 
【しろくまカフェ・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

繊細な娘さんを思う
しろくまカフェさんの母心が伝わります。
 
HSPの人は感受性豊かで人の心にも敏感である一方で、
その共感力の高さが自分自身を
消耗させてしまうことがありますね。
 
おそらく、娘さんの友人は、
娘さんが彼女をよくわかってくれているという
安心感が得られるのでしょうね。

そして、素の自分を出しても受け入れてくれるだろう
という気持ちがエスカレートして
甘えになっているのではないでしょうか。
 
もし、支えてあげたい気持ちがあるのであれば、
サポーター自身の状態が整っていることが優先です。
 
空腹の人が相手にパンを与えるのは難しいように、
娘さん自身のニーズが満たされていないのに
友人のニーズを満たすためのをサポートするのは
不毛です。
 
ときには適度な距離をとって、休息したり、
自分自身の時間をもって充電することを
すすめてあげてください。
 
そして、相手のよきサポーターであり続けたいなら、
自分自身の限界を尊重して、
ときに相手にNOということも大切なサポートのうちで
あることを伝えてあげてください。
 
無理は続きませんし、無理をしていると、
徐々に相手に嫌悪感などの悪感情を
抱くようになってしまいます。
 
そしてそんな自分にも嫌気がさして
罪悪感を抱いてしまうことでしょう。
 
もしも、逆の立場で、
相手が自分に無理に合わせていたなら
どうだろうと考えてみると良いと思います。
 
「無理してまで合わせなくていいよ」
と娘さんなら思うと思うのです。
 
 
この機に、友人に、HSPについて
伝えることも良いと思います。
 
そのうえで、良好な関係を保つためにも、
できることとできないことがあることを
伝えてみるのは良いかもしれません。
 

しろくまカフェさんとしては、
娘さんがどんな状態であっても、
大切な娘であることに変わりはないということを伝え、 
くれぐれも無理をしないように促してあげてください。
 
どんな自分であっても、
かならずいつも受け入れてくれる存在が
この世に一人でもいたなら、
その人は前進する力を育むことができます。
 

母親として、娘さんには娘さんなりの
人生の課題があることを受け入れ、
  
HSPがバネとなって人生を豊かに
切り開くきっかけとなることも知って、
ぜひあたたかい眼差しで
見守り続けてあげてください。

 
      
ーーー
 
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FROM 川畑のぶこ

今日は、紬さん(40代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
川畑先生こんにちは。
私は46歳の専業主婦です。

高校生と中学生の娘がいます。
特に目立つこともありませんが、姉妹仲が良く、
明るく、よく笑う、とても優しい娘たちです。

私は子どもたちが小さい時、余裕がなく、
自分の機嫌で叱ったり、待つことができず急かしたり、
振り返ると、本当に可哀想なことをしてきたなぁ、と思います。

スーパーでパートをしていた時、
お母さんがイライラと子どもを叱るパターンを数多く見ましたが、
今の私が見るとほとんどが叱る内容ではなく、

涙を浮かべた子どもさんを見ると自分も同じことをしてきた後悔と、
当時、涙を浮かべていたであろう我が子たちの顔が浮かんできて、
胸が締め付けられそうになります。

毎晩寝る時は「〇〇がママの所に来てくれて本当に嬉しいなぁ。
大好きだよ。おやすみ」と抱きしめていましたが、
昼間はイライラとため息をつくことも多く、
子どもながらに気を使わせてしまっていたと思います。

今はイライラすることもないですし、子どもの話もいつも聴いています。

子どもも「ママの意見が聞きたい!」とよく話してくれますし、
自分にはもったいないくらい優しい娘たちです。

しかし、過去の後悔が消えず、
幼かった娘たちに謝って抱きしめてやりたい気持ちで、
涙が出てきてしまいます。

この気持ちにどうやって向き合えばよいでしょうか。
川畑先生のご意見をお聞かせください。​​

 
【A】
真面目な紬さん。
素晴らしいお母さん、理想的なお母さんですね。

もう私の方が、子どもにイライラしない方法を
教えてほしいくらいです(笑)

育児って、イライラしたり、
くよくよしたりするものなんですよね。

もちろんそれがないに越したことはないです。

でも、大人の枠組みで言うと当然のことでも、
子どもの枠組みではすべて白紙の状態で、
善悪の判断もない中で、危険なこともする。

人間の本能は、特に母性は、
子どもが危険だと感じることがあればまず恐怖が出て、
その二次感情として怒りの感情が出てきます。

怒りというのは、実はその背後に
不安や恐怖があったりするのですね。

この子を大事だと思うからこそ、
無事に生きてほしいと思うからこそ、
イライラしてしまうんです。
怒りが出てくるんです。

育児で大変な時期、紬さんは紬さんが
その当時にできる最善を尽くしてきたはず。

どうぞそれを信頼して、ご自身を認め、
過去を悔いるのではなく、
「今」そして今後の娘さんたちとの関係性に
目を向けてみてください。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:子供の頃、家族から虐待されていました。

成育環境から大人になった今も
人を信じる事が出来ず関わることが億劫です。

少し関わりをもつと他人の色んな事が見えてしまい
気になり嫌になり自分から離れたくなります。

基本的に人が嫌いなようです。

夫に対しても少しそんなところがあり、
夫から少し強めの言葉や冷たい態度をとられると
私の方が怒って不機嫌になってしまいます。

言われたことに深く傷ついて体調まで悪くなります。

虐待を連鎖させるのが怖くて子供は持ちませんでした。

共働きで仕事も頑張って続けていますが
この性分なので何一つ楽しくなく苦痛が多いです。

人生が楽しくない。
早く死にたいと思ってしまいます。

少しでも楽になり改善されるような方法は
あるのでしょうか。

【うめ・50代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

子どもの頃の虐待は
成人してからの人生にも影響を及ぼします。

昨年、国立研究開発法人 国立精神・神経医療
研究センターと金沢大学が行った研究では、
幼少期に虐待体験を受けると、

ネガティブな情報に対し、
ある時には注意を過度に向け、
またある時には注意を過度に逸らすといったような、

ネガティブな情報への注意の向け方が不安定で
一貫性がなくなる「注意バイアス変動性」
を呈するということが報告されました。

とくに成人女性にこの傾向が多いとのことです。

うめさんが、人の嫌なところばかりに目が行ってしまい、
人が信じられないのも
このような影響があることと思います。

このような経験はトラウマとなって
その後の人生に影響を及ぼしてしまうことがあります。

うめさんはPTSD(心的外傷後ストレス障害)
の治療は受けたことはありますか?

仕事や結婚生活など、
それなりに社会生活が営めているため
問題が表面化されていないことで、
PTSDがそのまま放置されてしまって
いることもあるかと思います。

もしうめさんがトラウマのケアに
取り組んでいないのであれば、
すぐに取り組むことをお勧めします。

まず、自分自身で手軽にできるものとしては、
マインドフルネスの実践をおすすめします。

マインドフルネスは、
過去や未来にさまよう心を、今この瞬間に戻すメソッドで、
呼吸に丁寧に注意を向ける呼吸瞑想が基本となります。

ネガティブなものへ向けられた注意を、
自身の呼吸や歩行や動作など、
身の回りに起こっていることで
好ましいことやありがたいことに
向けていくことで心の彷徨いを断ち切ります。

昨今ではマインドフルネスの実践は
さまざまな場で提供されていますので、
ネット検索して参加するのもよいですし、

アプリを活用するなどして
自宅でマインドフルネスの実践に
取り組むのも良いと思います。

また、専門家によるトラウマのケアとしては、
身体心理療法(ソマティック心理学)の領域で
効果的なものがいくつかあります。

自分の心の内を観るのは重たすぎる場合、
身体から入る心理療法が有効です。

以下にいくつかトラウマケアのための
ソマティック心理療法を紹介します。

EMDR(Eye Movement Desensitization and
Reprocessing):
スタンフォード大のシャピロによって開発された、
眼球の動きを利用したトラウマ療法です。

クライアントの眼球運動を促すことで、
脳内の報処理システムの再調整を促進し、
不適切に処理されたトラウマ記憶の統合するものです。

ソマティック・エクスペリエンシング®
(Somatic Experiencing®; SE™):
アメリカのピーター・ラヴィーンが創始。

クライアントにとって安全な場をつくり、
身体の感覚(フェルトセンス)に意識を向け、
言葉がけを行いながら、
トラウマ体験による恐怖などで凍りつき、
未消化になっていた身体反応を
おだやかに表出させ、完了させていくものです。

ブレインスポッティング(Brainspotting):
EMDRを実践してきたセラピストのグランドが開発した、
トラウマ記憶と視線との関係性に着眼した療法です。

クライアントがトラウマ記憶を思い浮かべているときの
視線の位置を導き出して、視点を定めることで、
脳の情報処理を促します。

バイオエナジェティクス(Bioenergetics) :
アレクサンダー・ローエンが開発した
ソマティック心理療法の先駆けのひとつ。

心と身体は生体エネルギーを通して連動していると考え、
呼吸と身体動作を変えることで、心に働きかける療法。

ぜひ、これらの情報も参考にして、
セラピーの提供期間にコンタクトをとってみてください。

どうか、まだうめさんが取り組んでいないことで、
できることはたくさんあるということを
ぜひ覚えておいてください。

     
ーーー
 
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20221031

FROM 川畑のぶこ

今日は、もんきちさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
はじめまして。
メルマガをいつも拝見しています。

このような場で悩みごとを打ち明けるのは初めてなのですが、
苦しくなってしまいましたので、ご相談することにしました。

50代、独身、母と2人暮らしです。
私が、母を支えて働いています。

友人の紹介で、今年の2月から
ゴルフ場のキャディの仕事で
正社員として採用していただき働いていましたが、
休みがうまく取れず、頑張りすぎたせいか、
痩せて体調を少し崩してしまいました。

お世話になっている方が心配して
その方の会社に転職を薦めてくださり、
土木工事の会社でしたが、
ほとんど事務作業か現場の確認作業なので
身体的には楽だから大丈夫とのお話でしたので転職し、
6月からお世話になることにしました。

入社してみると、担当する仕事がないので
ほとんど土木作業のお手伝いになってしまい、
外国から研修で来ている若い男の子に混ざって働いています。

体力的に厳しいので紹介してくれた方に相談したのですが、
もう少しすると新しい現場で楽だから、
資格を取ればお給料も上がるから、
根性で頑張れ、と励ましてくださいます。

現場作業は体力的にかなり辛いのですが、
必死で頑張ってしまうため体力はあると思われています。

でも実際は、じんましんや熱中症になったり、
休みの日はほとんど寝ています。

体力がもたないのですぐにでも辞めたいのですが、
紹介してくれた方に迷惑をかけてしまうのが心配で、
なかなか言い出せません。

辞めて楽になりたい気持ちがある一方で、
その方に言われたとおり、仕事が楽になるのを待ちながら
このまま頑張り続けた方が良いのかと思う自分もいて、
決断ができずにいます。

川畑さんの視点でのアドバイスをいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。

 
【A】
もんきちさんの、義理や誠実さを大切にする
お気持ちがよく伝わってきます。

ものすごく責任感がある方なんでしょうね。
そして頑張り屋さん。
頑張りすぎ屋さんかもしれないですね。

だから、そのお知り合いの方は、
もんきちさんのことをすごく信頼して、
安心して紹介してくれたのだと思います。

当初言われていたことと実際の現場の仕事内容が
違うことについては、縁故採用だと、
良くも悪くも細かいことまで取り決めがされず
なぁなぁになってしまうことはありがちかもしれませんね。

ただ、前回の仕事も体力的にきつくて
体調を管理したいために今回の仕事に転職されたとの
ことですから、そこはご自身の体と心を第一に考え
動いていただきたいなと思います。

言われた通りに何でもやることが誠実さではありません。

もんきちさんにはぜひ「自分の意見を伝える」「交渉する」
という課題に取り組んでいただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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FROM:川畑のぶこ
私たちは、大切な人と
充実した愛情に満ちた関係にあるとき、
人生がよりイキイキと豊かになります。

自分も相手も満たしあえることは
人生に欠かせない要素です。

ただ同時に、相手への
感情的サポートに対する欲求が依存に変わると、
その関係はバランスを崩して
人生に害を及ぼし得るのもまた事実です。

このようなバランスは徐々に徐々に崩れていき、
関係を破壊していきます。
感情的な依存の兆候は、
以下のようには現れていることが多いです。

・常に不安や心配がある

・相手に見捨てられることへの恐怖心を抱いている

・安心感を得るために、
絶え間ない努力をしなければと感じている

・拒絶されることへの恐怖感が常にある

・相手への依存を真の幸せだと思っている

・自分の感情の世話ができず
相手が自分の感情を満たすべきと思っている

・パートナーなしに生きる価値がないと
考えることがある
このような相手への依存心は、
慢性的に満たされない心を作り出し、
孤独感や寂しさを生みます。

また、依存先は大切な相手のみならず、
ときとしてモノ(買い物)やギャンブルや
アルコール、食べ物となることもあります。
このような依存心を抱える人の多くは、
愛着の問題を抱えていることが多いです。

幼少期に、基本的なニーズが
十分に満たされていないことや、
トラウマ的なできごとを経験することも
原因に考えられます。

あの頃の子どもの私をねぎらい、
もう恐れる必要がないことを伝えてあげるのは
大切です。

また、パーソナリティ障害によって
依存性が高くなっていることもあります。

このような人は
根本的な空虚感に苦しんでいます。

パーソナリティ障害の場合、
本人が苦しいのは当然のことながら、
家族や周囲が巻き込まれるので大変です。

自覚のない人は、依存しては破壊して
また別な依存先を見つけるというパターンを
何度も何度も繰り返すことになります。

私たちは感情が自分の責任であることに
気づいていないことが多く、
対処のツールも持ち合わせていません。

いずれも、建設的に自分の感情へ
対処する方法を学ぶことは
自分にも周りの人にとっても大切です。

自分の心の内を探求して、洞察力や気づきを
得ることは私たちに平穏をもたらします。

自分の持つ感情にはどんな思考が伴うのか?
それは事実なのか?役に立つのか?

ときにはひと呼吸おいて、
自分の内面を静かに振り返り、観察して
自分のパターンに気づく時間を作ってみることが
大切です。

瞑想も私たちの心を落ち着かせてくれ、
自分への慈しみを学ぶことができます。

最近は瞑想アプリなども
手軽に活用できるようになってきていますから、
自分にしっくりくるものを見つけて、
繰り返し実践してみると良いかもしれません。
依存心の強い人は、自分に厳しく自己批判的です。

自分を慈しむことは、甘やかしと
感じている人もいるかもしれませんが、
そうではありません。

自他を慈しむ心へとつながり
私たちの日々に調和を取り戻してくれます。

 

ーーー
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20221024

FROM:川畑のぶこ

10月も残すところ1週間となりました。
早いですねっ(゚o゚;;

そして、毎年この季節になると
12月開催「断捨離祭り」の準備で
私自身、とってもワクワクします!

断捨離祭りとは、
全国のダンシャリアンが一堂に会する恒例の人気イベント。

断捨離提唱者やましたひでこさんをはじめとする
「断捨離メルマガ」執筆陣のトークや
ご来場者参加型の懇親会など
スペシャル企画が盛りだくさんです。

 
今年は、なんと3年ぶりの会場開催!

私、川畑のぶこは
「心のしなやかさを身につける」というテーマで
お話しさせていただきます。
 
会場参加枠はもう満席になってしまったようですが、
Zoom参加はまだまだお申込み受付中。
 
モノとココロの断捨離で
スッキリ、心地よい年末を迎えたいあなたは、
ぜひともご参加くださいね!

本日は、いつものQ&Aをお休みして、
3年前「断捨離祭り2019」のパネルディスカッションで
テーマ「自縄自縛」について、
私がお話しした内容のダイジェスト動画をお送りします。

ぜひこちらからご覧ください。

https://youtu.be/20wNInJ3YdY
20221024

「断捨離祭り2022」の
詳細&お申し込み方法は
こちらのページでご確認いただけます^^

https://in.yamashitahideko.com/fes2022_9800_yt?cap=kawabata
※11月30日(水)まで限定価格

12月10日(土)「断捨離祭り2022」
会場で、Zoomで、
皆さんお会いできるのを楽しみにしています!
   
 
ーーー

★川畑のぶこからのメッセージビデオ
 ぜひご覧ください♪
  ↓
https://in.yamashitahideko.com/fes2022_kawabata

 
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Q:学生の頃から親しく、お互い同時期に結婚し、離婚し、
色々な面で支え合ってきた20年来の友人がいましたが、

彼女と私のパートナーも含め交流するようになってから
連絡が来なくなり、淋しい気持ちになっています。

彼女は自由奔放だけど、とても繊細な一面もあります。
アーティストで歌がすごく上手いです。

私は、穏やかで平和主義な性格だと思っています。

離婚後、私は婚活を頑張りたくさんの男性とデートして
遂に現在のパートナーと出会いました。

パートナーを親友に紹介して一緒に食事に行ったり、
旅行に行くこともありました。

ある時から彼女からの連絡が少なくなりました。

話を聞くと、パートナーが彼女に、
もう私たちの家に遊びに来ないでほしい、
太っているから婚活は難しいと思うなど言ったそうです。

パートナーに状況を聞くと、
彼女のワガママに付き合いきれず、
積もり積もって色々とダメ出しをしてしまったそうです。

以前結婚していた元夫も
彼女に対して怒っていたことはありました。

新居に遊びに来て
まだ私たちも入っていないお風呂に勝手に入っていたり、
パートナーにタバコちょうだいと言ってもらっておきながら、
これまずいーっと言ったり、許せない部分があったようです。

確かに彼女は自由奔放で、ちょっとワガママです。
でも私はそんな彼女は
自分にない魅力がたくさんあり、好きでした。

パートナーが言った言葉もひどい発言だったので驚いて、
彼女に申し訳なかったと伝え、
私はパートナーなしでも交流できたらというニュアンスで
気持ちは伝えました。

私の誕生日にお祝いメールをくれましたが、
それ以降は連絡がありません。

以前は2日に1回は連絡が来て、
長電話もするような関係でした。
こんなことで長年の友人関係がなくなるのが切ないです。

でも、仕方ないのかなと思ったりもします。

どのように折り合いをつけていけばよいでしょうか?

【ぴーちゃん・40代・女性・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

人生やものごとは常に移りゆくものです。

この無常にいかにしなやかに対応するかが、
人生を豊かに生きるか否かの
分かれ道となるかと思います。

人間関係もしかりで、
永遠と信じていても、常に変化があり、
ときとして別れが訪れることもあります。

良好な関係がずっと続くこともあれば、
過去には濃かった縁が、
時間の経過とともに薄い縁になったり、
また何年(ときに何十年)もして復縁したりと、
変化があります。

その人の生きるライフステージによって、
人間関係に変化があるのは当然です。

ぴーちゃんのように彼女とぴーちゃん以外の
第三者(夫)との関係性というのは、
二人の関係性とは異なるものです。

では、ずっと二人だけで良かったのかというと
そうとも限りません。

彼女の自由奔放なところは
ぴーちゃんにとって憧れだったり
羨ましかったりする部分があるかもしれませんが、
コインの裏表となる「わがまま」な行為が頻回なら、
やはり周囲の人間関係に不調和をきたすでしょうし、
改善されたほうが好ましいわけです。

ご友人の課題はぴーちゃんの夫を介して
指摘されたのだと思います。

もちろん、体型を批判するのはハラスメントで
許されることではありませんが、
「それはわがままだと思うな」とか、
「私はそれを不快に感じるな」などといった
率直な意見は一考の価値があるものです。

ぴーちゃんにとって大切な夫が
ご友人を不快に感じている以上、対応は必要です。

このような摩擦は、より良い人間関係を
構築するためのチャンスでもあったのですが
彼女は課題に向き合わずに、
離れるという選択をしましたね。

ご主人も、
ぴーちゃんにも気を使ったのだとは思いますが、
溜まりに溜まる前に、
率直なコミュニケーションができていれば、
状況ももうすこし異なっていた可能性も
あったのかもしれないと思いました。

いずれにせよ、理想形ではないにせよ、
取り組むべき課題にそれぞれが
真摯に取り組む機会が与えられたのは
間違いないのではないでしょうか。

ここで取り組むべき課題から逃げた場合、
解決とはいかず、
ただ、問題が先延ばしとなるだけでしょう。

いずれ、お互いに別なところで
似たような体験を繰り返しながら
学ぶことになるかもしれません。

ぴーちゃんの課題は、拙速に解決しようとせず、
機が熟すのを待つことかもしれません。

あるいは、相手には相手の課題があって、
思い通りにならないことをコントロールしようとせず、
そのまま受容することかもしれません。

これもお互いにとっての大切な学びの時期、
待つことや手放すことも
大切なサポートのうちと理解して、
しばらく静観してみてはいかがでしょうか。

また、彼女のことを大切に思いつつも、
今のぴーちゃんのライフステージに合った
新しい人間関係や出会いもあることを
忘れないでください。
     
ーーー
 
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Q:引っ越し先に馴染めず拒否感や焦りばかりあり、
もうすぐ2年経とうとしているのに
まだ前の地域に戻りたい気持ちがぬぐえません。

上の子の入学に合わせ夫や義実家の意向を汲み
隣町に戸建てを購入し引っ越しました。

しかし、私は適応障害のようになり、
娘は蕁麻疹が出るようになりました。

私の職場も娘の友達も前の地域で、
地方都市の中心であったため
便利さも楽しさも育児支援サービスも整っていました。

そのため慣れた地域から
引っ越したくはありませんでしたが、
夫の職場からは30分ほど離れている上に
夫は家族経営、長男、次期社長など家長制度も強い家で
色々私のわがままを通しきれず引っ越しました。

義父からも度々男を産んでくれ、
隣町に家を建てたらどうだ、夫を頼む、
成功した自慢などを聞いていて、
自分らしく楽しく前の地域にいることが
何か夫を支えていないように感じるようになりました。

少しHSPの気があるかもしれません。

夫にも自分の気持ちを伝えてはいましたが
あまり理解してもらえず、
私の夜勤のある仕事も手放したくなかったため、
夫も協力しやすいよう決意したつもりでしたが
心のバランスがとれなくなりました。

いつもイライラし落ち込むくらいなら
前の地域に戻ろうとなっても義父が反対、
夫は何も言わず私だけ悪者状態です。

どう気持ちを整え楽しく過ごしていけるか分かりません。

ぜひアドバイスお願い致します。

【こまき・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

引っ越しなどの環境の変化があるときは、
私たちはストレスを受けやすいものです。

しばらくすると慣れてくる人がほとんどですが、
なかなか新しい環境に適応できず、
適応障害になる人もいます。

すると、抑うつ感や絶望感が出たり、常に緊張したり
不安やあせりを感じたりといった状態が続き
辛くなってしまいますし
ときに、食欲不振や不眠などの
身体的症状が出ることもあります。

そのような場合は、無理をせずに
早めに受診をして治療に取り組むことが大切です。

こまきさんはご自身でHSP
(ハイリー・センシティブ・パーソン
=とても敏感で感受性が高い人)
かもしれないとおっしゃるように、
その感受性の強さゆえ、細かいところも気になり、
ストレスを抱え込んで適応障害になってしまった
可能性はあるでしょう。

適応障害の対処法は、
ストレスの原因を取り除くことがベストですが、
こまきさんのように、そのためには
引っ越ししなければいけないというと、大掛かりで、
なかなか簡単にはいかないでしょう。

環境の調整ができない場合は、
こまきさんの優れた感受性を違う方向へ向ける
努力をすることをおすすめします。

現在は、ネガティブなことに
焦点が行きがちかと思いますが、
身の回りに起きている喜ばしいこと、
美しいもの、また感謝できることなども
少なからずあるはずです。

たとえば、娘さんに蕁麻疹があるかもしれませんが、
学校の友達と仲良く楽しくやっていることなどは
どうでしょうか?

育児支援サービスも娘さんの成長とともに、
小学2年生になったなら、不要になっていませんか?

それは娘さんがしっかり成長している喜ばしい証です。

土地柄不便な分、自然が豊かであったり、
人々が親切などはどうでしょう?

それらに意識や注意を向けて、
それをありありと感じる努力をしてみてください。

こまきさんにとって、良いものに目を向ける努力です。

また、過去との比較でジャッジしてしまいがちなクセを、
これまで気づかなかった(価値とは思ってもみなかった)
新しい発見があるかもしれないという
愛ある好奇心に変えてみてください。

また、こまきさんは、繊細で
人の気持ちがわかってしまうがゆえに、
自分の領域を相手に簡単に明け渡してしまっていること
も多いのではないかと思います。

自分の心の中の大切な庭を、
その価値をわからない人に
簡単に明け渡す必要はありません。

庭に植えられている草花を雑草と思って
ズカズカと踏み入る人もいます。

大切な心の庭に囲いをたてて、大切な木をお世話し、
やがて大地に根をしっかり張って、大きく育ったなら、
もう囲いを外しても、周囲がズカズカ踏み入れても
微動だにしないでしょう。

相手に合わせすぎず、
自分を大切にしてよいと心底許し、
そのように行動したなら、
相手の振る舞いにいちいち反応しなくて
よくなるかもしれません。
     
ーーー
 
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スクリーンショット 2022-10-05 9.01.57

FROM:川畑のぶこ
            
今年も残すところ3ヶ月を切りました。
 
ということは、断捨離祭りの準備シーズンです。
 
今年は3年ぶりの会場開催ということで、
参加者のみなさんにお会いできることを想像して
とてもワクワクしています。
 
私は日頃講義をすることが多いですが、
この2年間はZoomが定着し、便利になったものの、
どことなく虚しさを感じていました。
  
カウンセリングもですが、
画面越しでは伝わらない体調も、
対面だとドアをあけた瞬間に伝わることがあります。
  
場を共有することは何にも代えがたい価値だと思います。
    
相手の放つメッセージやエネルギーが瞬時に、
空気のバイブレーションとして肌感覚で伝わってきます。
   
この空気(感)の共有で「つながり」がよりリアルに感じられます。
 
そして、この「つながり」の感覚は、
私たちの精神安定にとても重要です。
   
世界情勢が不安定な昨今、
私たちはみな精神的に強くなることを求めていると思います。
   
でも実際は、過去の非生産的なパターンに
固執してしまいがちです。
  
このような時代に、過去の悪しきパターンを脱して、
レジリエンス=心の弾力を身につけることは
大きな価値となると思います。
  
今回の断捨離祭りでは、レジリエンスについてお話しします。
  
ぜひみなさんもレジリエントな人になるべく
会場へ足をお運びください!
   
 
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★川畑のぶこからのメッセージビデオ
 ぜひご覧ください♪
  ↓
https://in.yamashitahideko.com/fes2022_kawabata

 
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Calm,Serene,Sleepy,Young,Woman,Relaxing,On,Comfortable,Sofa,At

Q:仕事で疲れ切って不機嫌な夫が家にいるだけで、
私の気持ちもどんよりと暗くなります。

結婚して13年になりますが、
結婚当初からその傾向はありました。

しかし、最近は夫も40代になり管理職になったこと、
コロナ禍による会社の業績悪化などで、
不機嫌がますますひどくなっています。

出世しなくてもいい、気楽に仕事してほしい、
転職してもいい、と事あるごとに伝えてきましたが、
心持ちや働き方を変える気は全くなさそうです。

所謂、昭和のモーレツサラリーマンのような
自分をすり減らす働き方をずっとしており、
このままだと彼はいつか大病をするのかもしれないな、
と思うこともあります。

家族のために仕事をやめられない、など
自分が犠牲者であるかのような発言もあります。

まだ30代のうちなら転職のチャンスもあっただろうに、
愚痴を言うばかりで
なにも行動しなかったのはあなたでしょう、
と私は心の中で思っています。

私は、もう、この不機嫌な人と生活を共にするのが
いやだと感じています。
しかし、子供も小さく、私は非正規雇用で、
離婚すれば経済面で苦労することは確実で、
それもいやです。

なにか良い着地点はないでしょうか?

【まるりん・40代・女性・パート】

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A:FROM 川畑のぶこ

ときとして不機嫌になることは
人間なら誰でもあることですが、
それが家庭で慢性的となると、
家族も本人も消耗してしまい辛いですね。

昭和のモーレツサラリーマン…

「24時間働けますか?
 ジャパニーズビジネスマン♪」

なんて滋養強壮ドリンクの
CMキャッチコピーを思い出します。

相手の不機嫌に対して
どうしたらよいかということに関しては、
できることは限られています。

なぜなら、感情の責任というのは、
ものごとの受け止め方の影響を大きく受け、
ものごとの受け止め方というのは、
本人次第だからです。

ご主人は基本的に仕事人のようですから、
仕事がうまくいかなければストレスになるのでしょうが、
職場でのストレスをまるりんさんが解消することは
おそらく難しいでしょう。

できることは、その苦悩をまるりんさんが理解して
やわらかな姿勢で寄り添うか、
その状態に対する、より健全な受け止め方のオプション
の提示をしてあげることなどになるかと思います。

まるりんさんからすると、
厳しい競争の中に身を置かずに、
ストレスの無い環境で仕事をしてほしいと思うかも
しれませんが、本人は厳しさの中で勝ち抜いてこそ
価値ある人間(仕事の能力=唯一の価値)という
無意識の、それでいて確固たる信念がある場合が多いです。

そのような場合、
とりわけ夫が妻からの助言を求めていない場合、
「妻は自分のことや仕事のことがまったくわかっていない!」
とさらなる不機嫌を誘発することもありますから
デリケートですね。

これも受け止め方によるのですが、
本人に変わりたい気持ちがない限り
相手の感情をコントロールするのは難しいです。

まるりんさんにできることは、
家庭での空気をリラックスできるものにすることと、
彼の辛さも、仕事への高い意識からであろうことを
理解して、その意識に敬意をはらいつつ、
ねぎらいが伝わるコミュニケーションを心がけること
などになってくるかと思います。

もちろん、それでも不機嫌が収まるとは限りませんが、
まるりんさんが「できることはした」と思えることは
とても大事だと思います。

そのうえで、あとは「彼の課題」と割り切って、
自分自身の時間を大切にしてください。

巻き込まれないように、そっと別な部屋にいくとか、
外出するなど、適度な距離感をとることが大切です。

彼の機嫌取りに執着しないことを心がけてください。

彼が変わることで自分を満たしてくれる存在になる
ことへの期待は捨て、自己充電に勤しみます。

自己充電ができていると、
多少エネルギーが奪われることがあっても
バランスが保てます。

それでも、つねにマイナスのエネルギーと
なってしまうのであれば、
別居や離婚もオプションとなるでしょうが、
それもまたエネルギーを消耗しますし、
経済的な不安もあるわけですね。

あれもこれもすべてを手にすることは
できないのが人生。

それでも、なんとかやり過ごしながら
生きていけるのも事実です。

結婚しているが故のプラスとマイナスがあれば、
結婚していないがゆえの
プラスもあればマイナスもあります。

常にプラスである必要はないという
執着心の手放しも大切です。

常に機嫌よくやすらぎを与えてくれる
白馬の王子様はいないという前提を受け入れて、
ぜひ、まるりんさんにとって真に大切なものは何か
を探求する機会としてみてください。

     
     
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