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FROM 川畑のぶこ

今日は、エリザベさん(40代・女性・薬剤師)
のご相談にお答えします。

【Q】子ども3人を連れて離婚し、
1年ちょっとの主婦です。

狭い実家に戻り、
90歳の母と暮らしています。

母は当時はまだ稀であった超高齢出産で
私を産んだことがコンプレックスで、

亡き父はギャンブル、女遊びで
金銭的にも苦労させられてきた母を見て、
守りたい、幸せになってほしいと、
一人娘の私は生きてきました。

私の主な離婚理由は夫のパワハラですが、
好きでもなかった夫と結婚したことも
大きな原因だと気付きました。

すべてを環境のせい、
母のせいだとは言いませんが、

少なからずとも早く結婚して
子どもを産まないと不幸になるという思いが強く、
金銭感覚があれば誰でもいいと
慌てて結婚したというのが本当のところです。

15年ぶりの母との暮らしですが、
母はプライドが高く、強いのです。

子ども達も、狭い家でストレスだらけの態度。

運気を変えるためにも、断捨離を勧めると
「アンタこそ」と食ってかかってきます。

やんわり言ったつもりが、下手に指摘をすると
「私なんかさっさと死んでやるんだから、
ザマアミロ」とヒステリックになります。

そうなると私は怖くて何も言えず、
母に従うしかなくなります。

子どもの頃から、こうやって
価値観を植え付けられてきたんだなと
改めて気づくのです。

現在も貧乏なので、狭いマンションに
子ども3人とまだまだ元気な90歳の母。

家は整理されてはいるものの、
狭いだけに物も溢れています。

家族全員の不穏な空気を、
何とかしたくてたまりません。

母と歪み合うことなく受け流し、
私らしく生きていく、
子ども達のイライラも軽減していくための
アドバイスを頂けたらと思います。
よろしくお願いします。

【A】3人のお子さんを育てながら、
そして、離婚されてということで、
とても大きな変化があって、大変な時ですね。

そして、またご実家でお母様と
一緒に暮らし始めたのこと。

物理的な狭さがあると、私たちはどうしても
息苦しさを感じてしまいますね。

また、幼少期の頃からのお母様との関係性、
そこで生まれた価値観などもあって、
お母様への恨みの気持ちのようなものが、
エリザベさんの中に
ちょっとおありなのかなと推察します。

私たちはみんな失敗だらけの人生です。

お母さんもまた、試行錯誤しながら、
苦労した人だったんだと、私も同じだと、
捉えてみてください。

同じように苦労しながら歩いている人間なんだと、
少し思いやりと慈悲心を持って、
敵対するのではなく、横並びという感じで
見てみるとよいかもしれません。

物理的な狭さへのイライラ解消のヒントも
私の体験談からお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、マドレーヌさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】現在、コミュニケーションを学ぶ
サークルに参加しているのですが、
ひとりの男性のことが、どうしても受け入れられません。

上から目線の物言い、
私のことをわかってないなと思っているのか、
アドバイスと思われるようなことを私に言ってきます。

そのことで私は、
先生でもないのになんなのと、苛立ちや困惑、
今の私を否定されているように感じ、
その方と関わるたびに心がざわつき、
そんなネガティブな感情を感じる自分も嫌です。

同じ場で学ぶ仲間であり、
コミュニケーションを学んでいるんだから、
そんなことを思っちゃいけない、
これも学びを実践するチャンスと、
がんばって相手を理解し受け入れられるよう
話をしていかないといけないとも思うのですが、

いくら学んだとしても、この人はイヤ・無理と、
関わらないようにしても良いのか、
その方への対応に悩んでいます。

子どもっぽい悩みで申し訳ありませんが、
よろしくお願いします。

【A】マドレーヌさんはすごく勉強家ですね。

そして、向上心がおありで、対人交流を
うまくしたいと思っていらっしゃるがゆえに、
こういったコミュニケーションを学ぶサークルに
入っていらっしゃることと思います。

そういう自分なんだから、
誰とでもうまくコミュニケーションできなきゃ
という、自分を罰する気持ちがあると同時に、

相手にも、あなたも学んでるんだから、
ちゃんとしたコミュニケーションが
できないのはどうなのという、
苛立ちがあるのではないかなと思います。

そう、私たちはみんな
人生の学び舎にいるんですよね。

みんなまだ生徒だということを、
まず第一に思い出していただきたいと思います。

できていて当然というレッテル貼りを
自分にも相手にもしてしまうと、
やはり評価してしまいますよね、
いいとかダメとか、
レベルが高いとか低いとか。

ところが、みんなまだいびつに、不器用に
学んでいる過程なんだというふうに思うと、
完璧である必要はないわけですから、

マドレーヌさんご自身も、
その上から目線の方も、
そういう風に、みんなまだ生徒で、
生徒にはいろんなレベルがあるんだということ
を理解してあげるといいかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:小5女子の孫が、側弯症の疑いの為、
大学病院で検査の後、
専用のコルセットを作り、
これから毎日装着して
過ごさなければならないそうです。

本人も親もショックを受けており、
何より恐怖や不安で、暗く
元気もなくなっている孫が気になっています。
 
どういう声かけをして
どういうサポートが出来るのか、
ご相談した次第です。

よろしくお願いいたします。

【クッキー・60代・女性・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

愛するお孫さんの健康や生活に
不便や不自由が生じることを思うと、
いたたまれない思いのことと思います。

私たちは日頃、
平穏な今日この日が未来もずっと続くこと
をイメージしているので、

ある日突然、
それこそ医師の宣告などを伴って、
日常に著しい変化が起きることを知ると、
狼狽したり落ち込んだりするものです。

人生の無常さが苦手なので、
身に降りかかる不幸を呪う気持ちに
なるのではないでしょうか。

ただ、このような困難を乗り越えるうえで
覚えておいてほしいことは、
幸不幸はその事象を切り取っただけでは
分からないことがあるということです。

より長いスパンで人生をみてみると、
一見不幸と思われるような
出来事があったからこそ、
得られた尊い経験や
気づきというのもあります。

心理臨床の世界には、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)という
概念がありますが、
PTG(心的外傷後成長)という概念も
注目されています。

トラウマティックなことがあった結果、
得られる心の成長です。

私の心理療法の師、
サイモントン博士は病気にはかならず
恩恵があると説いています。

私自身、過去20年以上
臨床に携わった経験からも、
病気によって失ったものがある一方で、
得られたものも多くあるという
患者さんがほとんどなのです。

そして、
それらの病気の恩恵に意識を向けて、
日々を過ごすようになることで、
人生の質は病気になる前よりも
豊かなものになることがあるのです。

多くの人は、病気によって
人々の優しさや愛情に気づいたり、
人生の優先順位を再構築したりします。

健康の大切さを人々よりも
深いレベルで知ることができたり、
つらい思いをしている人たちへ
慈悲心をもって接したりことが
できるようになるのも病気の恩恵でしょう。

そのような子や孫をもつからこそ、
似たような人を見たときに、
心の家族のような気持ちで接することが
できるようになるのです。

このような人たちが増えたなら、
私達はより調和的な世界に
生きることができるはずです。

病気の宣告は、
しばらくはショックを伴う時期が
あるかと思います。

クッキーさんがお孫さんの
良きサポーターとして関わるのであれば、
落ち込むプロセスを見守ったのちは、

どうかお孫さんや娘さんに対して
惨めな人たちとして向き合うのでなく、
人生の困難に立ち向かい、
乗り越えようとする勇者として
関わってあげてください。

また、側弯症によって、
これまで当たり前であったことが、
当たり前でなくなったことによって
気づいた価値というのもあると思いますが、

そうであれば、
今与えられていることで
それがなくなると困るものに
感謝する気持ちもぜひ育んでみてください。

たとえば、
たとえコルセットをしながらでも
歩けていること、目が見えていること、
コミュニケーションができることなども
ありがたいことです。

無いものではなく、
あるものに目を向けてみます。
      
      
         
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、さららさん(40代・女性・保育士)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
40代のシングルマザーで3児の母です。

中3次男と小6長女が不登校です。
2人とも、
発達障害などほとんどありません。

次男は小6から、長女は小4から
学校に行っていなくて、
地域の親の会やスクールソーシャル
ワーカーともつながって、
これまでやってきました。

私は塞ぎ込んでいた時期は過ぎ、
同じような親の方と話をしたりと、
わりと前向きに過ごしてきたのですが、

最近は子どもの心身の健康が
気になりつつあります。

次男はイラストを描いたり
好きなことをしている分、
精神的には安定しているようには
見えますが、

実際、人と話さない生活が
どれほど心の発達に影響している
のかは分かりませんし、

体力低下、足も弱くなっている
ようで、歯科健診などでの
病院にも行きたがりません。

長女は予防接種、歯科へは行く
のですが、遊びたいのに遊べない、

やりたいことがあるのに
外に出ることや人と話すことが
嫌でできない状態で、

精神面に影響が出ているような
気がして、心配です。

不登校児の親としては、
自分が前向きに生活して、
子どもたちとの関わりも
楽しいものにして、

気持ちを聞いたり
コミュニケーションをとったり
していけば、

子どもたちにも、家庭以外と
関わりを持つようになるなど、
変化が起きると思って
やってきましたが、

まだまだ外に向かう気持ちは
ないようです。

子どもたちは2人とも、来年、
世間一般的には節目を迎えます。

ここをきっかけにして、
外とのつながりを持てるように
気持ちを向けていくために、
私にできることは何でしょうか。

本人たちがその気ではないのは、
まだ時期ではないということで、
待つことが大事なのでしょうか?

【A】さららさんの
親心溢れるご相談ですね。

子どもたちが楽しそうにしていれば、
親としてはある程度安心できるかも
しれないですが、

辛そうにしていると、
やはり親としてもこの上なく
辛い状態ではないかなと思います。

順当にいけば、
次男さんは来年は高校1年生、
長女さんが中学1年生で節目なので、

親としてもやはり、このままで
いいんだろうかと考えてしまう、
そういう時期だと思いますね。

まず、さららさんのお気持ち、
親心としては、

やはり周りと、外界と関わって
コミュニケーションもして、
人の輪の中にいて、

みんなから愛されて
幸せに過ごして欲しいという気持ちが
出てきていることと思います。

当然の親心だと思うんですよね。

ただ、ここは
少し慎重になることをお勧めします。

順番を間違えてしまうと、
うまくいくものがうまくいかない
ということがあるからです。

まず、次男さんと長女さんが、
パーソナリティ的に
もともと人と関わるのが好きな子
なのか、それとも一人の世界が
大事な子なのか、

ここを見極めてくことは
非常に大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、パインさん(50代・女性・フリーランス)
のご相談にお答えします。

【Q】私は人一倍他人に気を遣うタイプで、
常に他人の気を損ねないように
気を配りながら人と接しているので、
毎日グッタリと疲れてしまいます。

相手が喜ぶように、
自分が嫌なことをつい引き受けてしまって、
後悔することも多いです。

私は子どもの頃から
ほとんど親に怒られたことがなく、
常にいい子でした。

母親も「私はほとんど怒ったことがない」と、
自分の子育ては大成功と思っていて、
私は自慢の娘です。

でも私は、常に母親が喜ぶよう、
母親の顔色を見ながら、本来の自分を出せずに
良い子を演じるのが当たり前になっていました。

自分が子育てする段になり、
子どもは自分と違って私の顔色なぞ全く気にせず、
自我を通し、言うことを聞かない子で、
私はそれに振り回され疲れ切ってしまいました。

子育てに悩み、いろいろ調べて勉強していくうちに、
自分の育てられ方に問題があることに気づきました。

母は、何か私の行動が気に食わないと、
急に不機嫌になり、黙って無視をしました。

どうしたの?と私が泣きながら訊いても、
「自分の胸に聞いてみなさい」と言うだけで、
何で怒っているのか教えてくれませんでした。

私はいつも泣きながら考え続け、
自分の行動を顧みて、
何が悪かったのか反省しました。

そうすると、思い当たることはたくさんあり、
それで、母にごめんなさいと心から謝ると、
母は笑顔になりました。

でも、そのようなことが続くと、私は
自分の行動に自信が持てなくなってきました。

自分がすることなすことすべてに自信が持てず、
今だに、誰かが不機嫌になるとすぐに
自分が悪いと思ってしまいます。

ずっと優等生で育ってきましたが、
自分に自信がなく、他人からも、
どうしてそんなに自分に自信がないの?と
驚かれたこともあります。

それに気づいてからは、
母の言動にすごく腹が立つようになりました。

帰省した時、
母は私の娘に対しても急に不機嫌になり、
無視をします。

私にはそれは耐えられませんが、
母はそれで子育て大成功と思っているので、
一度はっきり伝えたこともあるのですが、

「もうさっさと帰りなさい」と
突き放すようなことを言い、
結局私が謝って折れることが
当たり前になってしまいました。

言っていることと思っていることが全然違うので、
真に受けないようにして、しばらく連絡しないと、

後でじわじわと「辛かった」とか
「私のことはもういないものと思って」といったように、
極端なことを言われてうんざりします。

今年もお盆に帰省しますが、
嫌なことばかり心に浮かび、腹が立ちます。

本当は年に一度の帰省だけを
楽しみにしているような母ですが、
はっきり、あなたの子育てのせいで
私の性格がこうなったと、
恨み言を言いたい気持ちもあります。

今回の帰省も、娘が大学受験で帰れない
というと泣き出しました。

「私一人でちょっとだけでも帰ろうか?」
と提案すると、
「子ども置いてなんて無理だし、いいわ」
と断るので、そのつもりでいると、
しばらくしてから
「飛行機いつにしたの?」と訊かれる始末。

結局、なんでも私が察して
行動するのが当たり前なんです。

しかし、もう母も80歳の高齢。
心身共に弱ってきて、
遠くに住んでいる一人娘の自分は
年1回の帰省しかできていない状態で、

もしそんな気持ちをぶつけたら、
母の精神が壊れてしまうかもしれませんし、
こんな親不幸はないと考えてしまいます。

もちろん、
母の自分に対する愛情は本物だと思うし、
大切に育てられてきたことは間違いないです。

ただ、母の感情表現や子育ての仕方が
間違っているのだと思います。

どうやって心に折り合いをつけたらいいのか、
一人悶々と悩んでいます。​​

【A】いい子ちゃんのパインさんのご相談です。

お母さんが不機嫌になって
パインさんをコントロールして、
そして、反省して謝ると機嫌が良くなってと、

子どもに対する親の支配が強くて、
その犠牲者になってしまったパインさんなのですね。

でも、面白いですね。

パインさん、同時に、ご自身の子育てに関して
「自分と違って私の顔色なぞ全く気にせず、
自我を通し、言うことを聞かない子」
とおっしゃってますよね。

そうなんですね、
パーソナリティって本当に違うんです。

同じように育てたとしても、
いい子になる子もいれば、
反逆児になる子もいるんですね。

ですから、パインさんのお母さんの
育て方が間違っていたから
いい子になってしまったというよりは、

お母さんの支配欲と
パインさんのパーソナリティが
絶妙なバランスで釣り合ってしまった、
需要と供給がマッチして、
共依存関係を生んでしまったのかもしれません。

子育てに正解はありませんし、
そもそも私たち、習う機会がありません。

パインさんがそうであるように、
パインさんのお母さんもまた
不器用でいびつながら
手探りで子育てをされたのだと思います。
 
それを踏まえた上で、
でもノーにはノーを毅然として言う、
ご自身のニーズを大切にする姿勢を
育んでいただけたらと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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20230828

FROM 川畑のぶこ

今日は、あんこさん(50代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】結婚して30年になる夫のことです。

家族に喜んでもらいたい思いが強いのか、
私や息子たちが欲しいと言っていないものを
買ってきます。

主人の言動には
「相手がして欲しいと思うこと」よりも
「自分が、誰かに、どうしたいのか?」のほうが
優っていると感じることが多いです。

旅行にも行けないコロナ禍に、
高価なスーツケースを私に、
欲しくはない・必要ないとハッキリと伝えましたが、
買ってきました。

また、筋肉作りのため食事制限している息子には
ビールサーバーのレンタルを。

外では音楽を聞かない私に、ワイヤレスイヤホンを。

国内出張の時は、毎回お菓子を買ってきます。
食べきれません。

「欲しいものがある時はお願いするから、
それ以外は買ってきてもらわなくてもいいよ」
と言っても、買ってきます。

買ってきてくれるだけなら良いのですが、
それを使わない、着ない、食べない、ということになると、
「せっかく買ってきてあげたのに」と機嫌が悪くなるばかりか、
ひどい時には「それならもう買ってこない!」と言い出します。

とてもありがたいですし、気持ちはとても嬉しいです。
喜ぶ顔が見たいのでしょう。

けれども、好みもありますし、
食べ物だって捨てるわけにはいきません。

頼んでいないものを買ってこられて、キレられても、
はっきり言って困りますし、どうしたら良いのかわかりません。

伝えてきたつもりですが、伝わっていないようです。

夫には、何かしらのココロのクセのようなものが
あるのかと思いますが、こういう夫に対して、
私はどうしたら良いのか悩んでいます。

やはり、主人に変わってもらうことを期待するより、
私の意識を変えるしかありませんか?

【A】いらないものがいっぱい入ってくるというのは、
ダンシャリアンとしてはとても辛い状態ですね。

ただ、断捨離というのは
相手に強要できるものでもありませんし、
相手には相手の物との関わり方があるので、

影響を与えることはできつつも
強要はできないというのがとても辛く、
歯がゆいところですね。
 
あんこさん、ご自身でも
気づいている部分があると思います。

「喜んでもらいたいから買ってくる」

ご主人は、物を相手に渡して、何かを与えて、
それで喜んでもらうということで
自分自身の存在価値を確認していらっしゃるん
じゃないかなと、私もお見受けしました。

ですから、物をもらって本当に喜んでもらえたら、
彼のニーズは満たされるわけですよね。

逆に言うと、そのニーズが満たされるまで
「いらない物を買ってくる」のは続くと
考えた方がよいでしょう。

それならば、どう対応するのがよいのでしょうか、、、。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ひろひろりさん(40代・女性・パート勤務)
のご相談にお答えします。

【Q】川畑先生こんにちは。

いつも川畑先生からみなさまへ送られるアドバイスは、
先生の豊かな経験に培われた
広い視野と深い知識に溢れていて
素晴らしいと感じながら拝見しております。

そして、まさか先生へご相談したくなるようなことが
自分に起こるとは思ってもみませんでした。

私は結婚して14年、家族は主人と小学生と
中学生の3人の子どもの5人家族です。

ここ数ヶ月で、ある男性に心をひかれていることに
気づいてしまいました。
そのことでご相談させていただきます。

その方とは1年ほど前に知り合い、
時々顔を合わせる程度の関係です。

直接お話した機会は数える程しかありません。

しかしここ数ヶ月ほど、
その方のことを考える時間が増えてしまった自分に
気が付きました。

年齢は私より10歳くらい上(50代前半)です。
大学生と社会人のお嬢様がいらっしゃるそうです。

いつもお見かけする時は結婚指輪をしているので、
きっと奥様のことを大事に想われているのだろうと
自分に言い聞かせ、彼のことを
考えないように考えないように⋯としています。

しかし考えてしまうものは考えてしまうのです。
どんな私生活を送っているのだろう、
もっとお話ししてみたい、と。

こんなことは結婚してから初めてです。

私は異性に対し惚れっぽい性格ではないため、
結婚してからもこのような気持ちになってしまったことに
自分で驚いています。

しかも、その方のどこに惹かれているのか
自分でもはっきりわからないのです。

私と主人はおそらく良い関係で、
特別な問題は抱えていません。

主人は私のことを大切にしてくれていると感じます。
私も主人のことはパートナーとして
とてもいい人だと思っています。

そんな、何も悪くない主人がいながら
他の人に惹かれる自分を、
本当にひどい人間だと思ってしまいます。

表面には何も出しはしませんが、
心の中で主人を裏切っているような気持ちになります。

こんなふうに既婚者が
他の既婚者のことを想ってしまうということは、
誰も幸せにならないことだと思っています。

でも想ってしまうものは止められないので切ないです。
こういう気持ちはどう消化したらよいのでしょうか。

主人とは出会って17年。
これだけ長く一緒にいてわかりあえているのだから、
それを大切にしなくては、と
自分によく言い聞かせるのがいいのでしょうか。

その方のことは個人的なことや性格など
ほとんど知らないのだから、
好きになるなんてありえないと
自分を戒めればいいのでしょうか。

川畑先生、どうかこれ以上その方のことを
考えないためのアドバイスをお願いいたします。

【A】ひろひろりさんの誠実さや真面目さ、
ご主人のことやご家庭を大切にされたいという
気持ちが伝わってきます。

恋心を持ってしまって、悩んでいるとのこと。

ひろひろりさんも書いていらっしゃるように、
好きになってしまったものは、仕方がないんですよね。

考えないように、考えないように、とすればするほど、
私たちは、そのことを考えてしまいます。

抗えば抗うほど、苦しい状態は続いてしまうので、
ここはまず、人間というのは、
時として好きになってしまうものと受容する、
ということが大切かもしれません。

結婚しているのに誰かを好きになってしまう私はダメだと、
自己否定をしてしまっているので、
苦しみが続いてしまいます。

結婚している。
だけど、人を好きになってしまった私なんだ、
と受容してみてください。

恋心を抱くこと自体は、罪ではありません。
もちろん、それを行動化して、周囲を巻き込んだり、
他者を不幸にしたりする場合は、話は別です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:老人施設で働いています。

95歳の女性の入居者Tさんは、いつも人を観察しています。

私がいるのが分かるとそばにきて、
自分の友だちが立派なことを自慢したり、
孫自慢したり、夜眠れないなど、長々と話をしたがります。

話を聴くようにしていたのですが、とりとめのない話で、
本人が本当に話したい伝えたいことが
素直に表されなかったり、
いろいろと人のせいにしたりするため、
話すのが苦痛に重たく感じるようになりました。

最近は、周りの職員の協力もあり、
あまりTさんに関わらないように距離を置いていますが、
私を探し見つけては同じ話をしてきます。

Tさんの依存を感じてますが、
今後どのように対応したら良いでしょうか?

【さっちゃん・50代・女性・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

きっとさっちゃんさんは
人が話しかけやすい優しい雰囲気を
お持ちの方であることと思います。

高齢者で家族から離れて施設に入所していると、
寂しさや孤独感に苛まれる人も多く、

そのようなときに、自分の話に耳を傾けてくれる
医療者やスタッフが施設にいることは、
入所者の方たちに安らぎをもたらすことと思います。

ただし、さっちゃんさんの仰るように、
その話しかけ方も度が過ぎると
スタッフの負担になってしまいますね。

同じことを何度も繰り返したり、自慢話をするなど、
とりとめのない話に対して苛立ちを覚えてしまうのは、
忙しい現場にいればなおさらだと思います。

では、どのように対処したらよいのでしょうか。

まず、相手のニーズは何かを整理してみます。

実は、その人は、具体的なメッセージを伝えて
対応して欲しいというよりは、
単純に関わりを持ちたいと思っている可能性が高い
ことを知っておいてください。

よって、たとえ話がとりとめなくても、
やり取りを通して関われている、
すなわちその人の存在が認められている
ということが大事になります。

さっちゃんさんとしては、
メッセージの内容をきちんと理解して
自分が具体的に何が出来るかを分析したくなるので、
とりとめもない話だと「で、私はどうすれば良いの?」
と混乱するかもしれませんが、

内容が何であれ、そして
その内容に脈絡があろうがあるまいが、
その人にとっては、向き合う相手が
熱心に耳を傾けてくれる姿勢そのものが

「受け止めてもらえた」
「私は存在して良いのだ」
という安心感をもたらし、
その感覚を切に必要としているのかも
しれないという視点を大切に関わってみてください。

自慢話も、自分の存在価値に疑いがあるので、
無意識にそれを高めようとしている可能性もあるのです。

ただし、ご本人もその真のニーズには無自覚な訳ですから、
何かと物理的に関われる理由をつけて
関係性を維持しようとしています。

さっちゃんさんができることは、
まず、相手には、自分には理解しきれていない、
孤独や寂しさを感じざるを得ない
何某かの背景があるのかもしれないという想像力と、

この人も私と一緒で自分の存在価値を確認したい、
そして不器用にそれを達成しようと必死な、
愛すべき存在なのだという、愛ある関心を寄せて
熱心に傾聴し、共感する姿勢を育んでみてください。

そのときに
「早く終わらないかな」と半分腰が引けていると、
私たちの中には罪悪感やわだかまりが生じた時に
自己嫌悪を感じるかもしれません。

その罪悪感を拭うのに
「ちゃんと付き合ってあげなければ」と強いるので
苦しくなるのです。

私の理解できない背景と、
相手は不器用でいびつではあるけれど、
その人なりに最善を尽くして生きていること。

そんな相手の存在を無条件に、完全に受け入れていれば、
そのような罪悪感や後ろめたさもないので、
話を切り上げるのも抵抗が無くなります。

「〇〇さん、そうなのですね。
 〇〇なのですね。それは〇〇でしたね。」

と、言語的にも積極的に相手を認めた上で、

「もっと〇〇さんのお話を聞きたいのですが
 他の方のお世話があるので、
 残念ですが、また聞かせてくださいね!」

などと、相手に関心があることを十全に表現した上で、
さわやかに次のモードにシフトをしてみてください。

きちんと切り上げることは、決して薄情なことではなく、
相手に悪感情を持たない自分の状態に
責任を取ることでもあるのです。

相手のケアとセルフケアは両輪の関係なのです。

互いの良好な関係を築きたいと思ったならば、
何を捨てて何を取るか、優先順位を明確に決めて
相手と関わり合うことが大切です。

相手の真のニーズをおさえることができたなら、
残りの部分は多少削られても、結果的に、
さっちゃんさんにも入所者の高齢者にも、
健全な関係性をもたらすことでしょう。
      
      
         
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※いずれもNPO法人サイモントン療法協会様の主催です

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FROM 川畑のぶこ

今日は、まるまるさん(40代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】私49歳、夫44歳、結婚13年目。
子どもはおらず、2人暮らしです。

病気持ちの夫は自分に似た子どもは欲しくないと、
子どもを欲しがらずずっとセックスレスでした。

私は子どもが欲しいと何度も訴えましたが、
聞き入れてもらえませんでした。

子どもが欲しくないというなら
結婚前に言ってほしかった、という
騙されたような気さえします。

私が40半ばを過ぎた頃、
子どものいない人生を受け入れ、
今後を楽しく生きて行こう!と
前向きに生きてきました。

しかし、昨年、義弟夫婦に子どもが誕生すると、
自分に子どもがいないことが気になります。

また、子どもがいないのは夫のせいだ!と
怒りがくすぶり始め、感情をコントロールできません。

やり場のない怒りや、子どものいない寂しさが
とても辛いです。里子は考えていません。

自分ではどうしようもできなかった出来事を、
受け入れられるようになりたいです。

過ぎ去ったことを気にせず、
生きて行きていけるようになりたいです。

どうしたらよいでしょうか?
アドバイスをよろしくお願いします。

【A】40代後半、子どもがいない人生、
今後どうなるんだろうという不安や
モヤモヤを抱えがちな時期ですね。

また、50歳ぐらいになってくると、更年期というか、
ホルモンバランスも変わってきますので、

怒りや不安、抑うつ感など、
今まではコントロールできていたものが
グラグラと揺らいで、表出してくることも
あるかもしれません。

心身ともに不安定になりがちな時期かもしれません
ので、まずは自分自身に厳しくならず、
優しくなることを心がけていただきたいと思います。

そして、どうにもならない状況を
どうやって受け入れたらいいのかということに関して、

これは「どうにもならないこと」はどうにかしようとしない、
それがポイントになってきます。

人生には楽しいこともあれば
苦しいこともある、痛みもありますね。

人生から苦しみや痛みを取り除くことは
残念ながらできません。

そこに「抵抗」しようとしたときに
苦しみや痛みがさらに大きくなるということを、
知っておくことは大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ゆらゆらさん(60代・女性・事務)
のご相談にお答えします。

【Q】主人は高学歴で、今は自営業です。

仕事はしっかりやっていて、
私は、至らないところがたくさんありますが、
20年余り一緒にやってきました。

自営業を始めるにあたり引越し、子どもの転校、子育て、
家事、町内の仕事をほとんどを一人でやってきました。

子どもは3人、自営業を始めた時は、下の子は1歳でした。

主人は、毎日仕事が大変だからと思い、
また自分から家事をやることはない人で、
私が95%やってきました。

習い事や塾の送り迎えも全部やり、
目まぐるしい日々でした。

子ども達が巣立ち、2人の生活になった今、
小さな考え方の違いが気になっています。

彼の提案は、「日曜日の夜は、お互いに
勝手に夕食を食べよう。僕は僕の好きなものを、
果物も買ってきて一人で好きなだけ食べる」
というもの。

「ついでに、私の物も何でもいいから買ってきて」
と言っても、それは気持ちよくやってはくれません。

嫌そうに面倒くさそうにするので、
こちらも頼まなくなりました。

毎日、私が果物や美味しいお菓子を用意して
それを食べているのに、彼は自分の果物や
スイーツだけ買ってきて、一人で食べています。

自分の趣味の物をあちこち買い物に行きますが、
そのついでに家の日用品などは頼めない人です。

トライしたこともありますが、
イヤイヤやるので、もう頼みたくなくなります。

夏に1週間くらい休みがあるのですが、
今年はコロナも収まってきたし
旅行に行こうと言ってみたのですが、

それも嫌だそうで、自分は趣味のことをやるから、
友だちと行ってきたらと言います。

私も実際は、気の合った友だちと行く方が楽しいですが、
あまりに嫌われている気がしますし、
仕事を手伝わせるためだけに同居しているのかな
という気もしてきます。

お互いに歳をとり、
仕事ももう5年か10年くらいしかないとも思うので、
いっそ結婚は卒業して、仕事はしながら、
あとの時間はそれぞれ好きにしたらいいのかとも思います。

離婚も何回か考えましたが、時間がかかるし、
生きていく時間もそんなには長くないし、
毎日不自由なく、友人もいて、笑える時間もあるので、
残された時間、5年か10年、
これまでは仕事があってやれなかったことを
やればよいのかなとも思います。

仕事では主人を立ててきましたが、
職場の人たちは本当の姿を知りません。
でも言うわけにはいかず、一人で苦しいです。

諦めて、自分の小さな幸せを探して
日々過ごそうとは思っていますが、
本当に幸せではないかもしれません。

話しても、平行線です。
昔は同級生で友達だったのに、本当に悲しいです。

【A】ご主人と分かり合えない
という気持ちがおありなんですね。

自営業を盛り立てていくというのは、
物理的にも大変だったでしょうし、
経済的・心理的な不安も多かったことでしょう。

そんな中で、お子さん3人を
ほぼ一人で見てこられたとのこと、

スーパーマザーであり、
スーパーワイフであったことが窺えますね。

まず、ご自身でそのことを大称賛してあげてください。

おそらく、ゆらゆらさんは
ご主人よりも自分の方が頑張ってきた、
それを承認して欲しいし、
その不公平さを公平にしたいという思いが
おありなのではないでしょうか。

ご主人はご主人なりに、
ゆらゆらさんの頑張りを認めているし
感謝もしているとは思うのです。

ただ、その「伝え方」が、
ゆらゆらさんの望む形ではないのかもしれませんね。

であるとすれば、ご主人はどのような形で
思いを表現するタイプなのかを
確認してみることは大事になってきます。

また同時に「私はこういう形で表現してほしい」という
ゆらゆらさんのニーズを伝えることもとても有効です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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