執筆者

Exhausted,Female,Worker,Sit,At,Office,Desk,Take,Off,Glasses

Q:初めまして。
52歳、地方の市役所に勤めて34年になります。

職業柄出来て当たり前、
間違いは許されない、というお仕事で、

最近は中間管理職にもなり、
仕事の管理や部下との関わりもさらに多くを求められるけど、
報われない毎日を過ごしています。

おそらく人との関わり方が上手ではないのかなと思います。

やらなきゃと気合いが入りパワハラと言われてしまい、
やる気がダウンしてます。

辞めるにも手に職があるわけでもなく、
と言い訳しながら毎日お仕事に励んでいます。

辛い毎日から脱出するための考え方などありましたら、
アドバイスいただきたくお願いします。

【玖美・50代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

上からも下からも求められることが多くなる
中間管理職ならではの、
玖美さんの苦悩が伺えます。

ミスが許されない現場となればなおさら、
その重責に押しつぶされる思いなのでしょう。

そのような現場で
34年も勤めていらっしゃる玖美さんですから、
優秀であることは間違いないでしょうし、

その分、周囲の期待も大きくなるのではないでしょうか。

玖美さんが50代ということであれば、
「気合い」や「忍耐」や「根性」に馴染みが深く、
それらに美徳を見出す昭和世代かと思います。

現代であれば過度と言わざるを得ない叱責も、
当時であれば先輩や目上の人々の厳しさによる
愛のかたちと受け止めていたこともあると思います。

そのような関わりを無意識のうちに体得し、モデリングして
部下と関わっていることも多いのではないでしょうか。

このように健全な関わり方を学ぶ機会が与えられなかった
という意味では、玖美さんも社会の犠牲者であると思います。

ハラスメントは相手の受け止め方や感じ方にもよるので、
当時であれば良かれと思っての言動で許されていたことが、
現代では明らかにルール違反となり指摘されることもあるでしょう。

いったいそれは業務上の適切な指導や指摘だったのか、
それとも人格や尊厳を傷つける要素が含まれているのか、

自身をモニタリングしながら相手を尊重して
丁寧に関わることは大切となってきます。

ハラスメントは従業員の士気を低め、
パフォーマンスを低下させてしまいます。

管理職になったことを機会に、時代に適応するべく、
健全な関わり合いを再度学習する機会が与えられている
と受け止め、

心のオープンさと謙虚さを、また好奇心をもって
職場のコミュニケーションや関わり方を学んでみてください。

ハラスメントに関しては、2022年に
パワーハラスメント防止措置が全企業に義務付けられました。

これに伴い、政府からも
動画を含む、学習ツールが提供されています。

以下に厚生労働省の資料のリンクを
いくつか貼っておきますので
お時間の許すときにぜひ学んでみてください。

【動画で学ぶハラスメント】
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/movie/

【パワーハラスメント資料】
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000611025.pdf

また、職場ではストレスが溜まることも多いと思いますので、
玖美さんがリラックスしたり楽しんだりする時間を
積極的に、そして日常的にとるように心がけてください。

私たちは辛いことがあっても、
その分安らぎや楽しさがあればバランスが保てます。

仕事人間の真面目な人は、
すべての問題を解決してからでないと
休んだり、くつろいだり、楽しんだりしてはいけないと考えがちですが、

ときに問題を解決するためにも
心身のチャージが優先されることもあることを知ってください。

リラックスしたり楽しんだりする自分自身の時間は、
私たちをクリエイティブにしてくれますし、
未来に対して前向きな気持にさせてくれます。

それは友との時間かもしれませんし、
自然と触れ合う時間かもしれません。
また、自分が関心のある分野の探索かもしれません。

ぜひ、玖美さんが心のときめきを持てることに
勤しむ時間をつくってください。

私たちは自分自身に優しくなれると、
自然と相手にも優しくなれるものです。

この優しさは、ときに
厳しさよりも相手を動かすパワーとなり得ます。
優しさとは弱さではなく強さなのです。

ぜひ優しさを大切に
これからもお仕事をがんばってください。

ーーー

★自分自身に優しく生きる〜マインドルフネスデー
 (川畑のぶこファシリテーター)

in 関西(2月26日)
https://mindfulness2023-02.peatix.com
in 九州(3月26日)
https://mindfulness2023-miyazaki-3.peatix.com

※こちらは NPOハートシェアリングネットワーク様の主催です。

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ひまわりさん(60代・女性・音楽講師)
のご相談にお答えします。

【Q】8年前、最愛の夫が急死しました。

やっと前を向いて行けると思った昨年、
最愛の母も亡くなり、大きな支えがなくなりました。

その間、子ども達と孫の成長が私を慰め、
励ましてくれました。

そして、これからと思った時、
自分は何がしたいのか、もう歳だし……と、
目標が見出せずにいます。

贅沢な悩みだとは思うのですが、
これからひとりで生きていく事を考えると不安になります。

子ども達に迷惑をかけずに、
天に帰るその時まで元気で過ごすには
どのような心持ちでいたらよいのでしょうか。

アドバイスをお願いいたします。
 

【A】最愛のご主人、
そしてお母様も天に召されたとのこと。
お辛いですね。

喪に服する期間というのは、みんな違います。
人それぞれです。

1年経っても、まだまだ愛する者のことが忘れられず、
辛い気持ちが湧いてくる。

最愛の存在を亡くしたのであれば、
もうこれは当然です。

一方でそれは、ひまわりさんがそれだけ豊かな人間関係を
ご主人ともお母様とも構築されてきたという証だと思います。

失ってそれだけ苦しくなるほど愛おしい人が、
この人生に、この世に存在したという
豊かさの裏返しでもあるわけです。

ですので、悲しみや落ち込みがあるのは当然で、
ひまわりさんにはひまわりさんなりの
癒しのペースがあるんだということを、
まずは受け入れていただきたいと思います。

今、何か目標を持って頑張ろうと思えなくても当然なんだと、
現在の状態そのものを批判せずに受け入れてあげてください。

そして「死生観」についても思いを向けてみると、
新たな視点が得られるかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Mother,Teaches,Kid,To,Do,Craft,Items

Q:30年間、絵画造形教室を主宰しています。

この数年、丸投げ(ご家庭との連携ができない)
の保護者が増え困っています。

特に手のかかる1年生の女児がおり
その子がいうには
「家では危ないから汚いからと制限されている」
とホッチキスも家では使えないというので

「もう安全に使えますので
 ご自宅で自由に使って大丈夫です」
とお伝えしたところ

「共働きで忙しく家では出来ないから通わせているのに
 家でもと強制されるのはおかしい」や、
「紐の結び方や基本的な躾までできるまで教えて欲しい」
など主旨とは違うことを要求してくる保護者の対応に
悩んでいます。

「忙しいからみてやれないから任せて何が悪い?
 お母さんが全て躾けないといけないのか?」

挙句、先生方スタッフの言葉使いまで
(子供がそう言っていたと)指摘。

お辞めいただきたのですが
その言葉かけ次第でお子様に被害がいきそうで。

どのような声かけが安全に子どもを守れるのか
悩んでいます。

【カラー・50代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

無理難題を押し付けてくる保護者さんがいる中で、
可能な限り対応しようとするからこそ生じる
カラーさんの苦しみと誠実さが伺えます。

共働き時代は、昔と比べて
習い事との関わりも
多様になってきていることと思います。

厚生労働省の統計によると、
1980年代では男性雇用者と妻が無業の世帯
は1114万世帯であるのに対して
共働世帯は614万世帯でした。

2000年ではそれが約半々になり、
2019年では完全に逆転して
男性雇用者と妻が無業の世帯は582万世帯、
共働きが1245万世帯となりました。

このような社会情勢を受けて、
家庭で保護者が子どもに手をかける時間というのは
圧倒的に少なくなっているのは
間違いないことと思います。

子どもの習い事のサービス内容も
そのような時代の流れとともに
変遷をたどっていることと思います。

市中にはお受験教室のように、
絵画にプラスして紐結びやしつけなども対応する
ような教室も出てきているのであれば、

そのような期待をもって
お子さんをカラーさんの教室に通わせる保護者も
いるのかもしれませんね。

かくいう私自身も、息子を
学童代わりにさまざまな習い事に通わせていた口で、
自宅では予習復習などまったくせず
(見てあげる暇もなく)、

毎回その場ですべて完結でお願いしますという
スタイルであったため、
先生方にリクエストや文句こそ言わないものの、
カラーさんのお悩み内容は耳が痛く申し訳ない思いです。

保護者との関わりに関しては、
教室の趣旨と保護者の求めることが明確に異なるので
あれば、そのことを丁寧に伝えることは大切です。

どちらが正しいかという議論に持ち込まず、
単純に提供できるものとできないものを
明確化するだけです。

その際、趣旨が異なることに加えて、

「そのような内容を現行の内容にプラスで
 提供して期待に添えたらよいのだが、
 申し訳ないが現状ゆとり(あるいは能力)不足で
 期待に添えない」

と、率直にかつ謙虚に伝えると良いと思います。

また、しつけや紐結びなど教えてくれる教室情報が
あるなら、あらかじめ準備しておき、
そのようなところの情報提供や紹介をしてあげると
良いのです。

なければ、探したが見つけられず、
どうかご自身でお探しくださいと
お伝えすると良いと思います。

そのことで、親のニーズや子どものことを
誠実に寄り添おうとしてくれていることが
伝わると思いますし、

教室運営の自己正当化をしているわけではなく、
単純に提供しているものが違うのだということ、
ワケわかっていますよ、ということを
明確に示せます。

もし、カラーさんにある程度のゆとりができたなら、
近年の社会的なニーズの変化に
ご自身の教室が対応可能かどうかの検討を
してみるのも良いかもしれません。

躾とまではいかなくても、
紐結びくらいはいけるかな?など。

変わるということは、新たな価値観を身に着け
しなやかに善処することであり、
決して過去の自分の価値観を否定することでは
ありません。

過去の保護者の価値観のフレームを
現代の保護者に当てはめ続けると、おそらく
怒りや徒労感に苛まれてしまうことと思います。

保護者の要請の中にはモンスターペアレントや
クレーマーのようなものもあるかもしれませんが、

もし似たような人が増えてきている場合は、
もしかしたら、新たなマーケット開拓のチャンス
があるのかもしれないと切り替えて、
自分が提供できるものを見直すのもひとつです。

そのことによって、自分ができる範囲で、
現代人がかかえる問題を解決できたり、
喜びを与えたりすることができたなら
素敵かもしれませんね。

どうか無理はされずに、同時に好奇心をもって、
状況の分析をしてみてください。

ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、しろみさん(40代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】いつもYouTube配信をありがとうございます。
川畑さんのお話はさわやかで、分かりやすいです。

私はフルタイムのパート、41歳、実家暮らしです。
友達もいない、パートナーもいません。
生きていく自信がないことが悩みです。

私はパートでしか働いたことがありません。

人と関わるのが苦手で、長時間労働する体力がないので、
正社員は務まらないと思い、パートで働くことを選びました。

これからの時代は雇われる働き方がなくなり、
自営業をするか、自給自足の生活に変わっていくと思います。

両親も高齢だし、会社にも両親にも頼れなくなるから、
自立するしかありません。

でも、こんな弱い私が自立できるとは思えないし、
これからの時代を生きていく自信がありません。

不安で不安でいっぱいです。
どんな困難でも生きていけるような強さが欲しいです。

私が、たくましく生きていけるようなアドバイスがありましたら
教えて欲しいです。よろしくお願いいたします。

 
【A】40代に入って、ご両親も高齢になり、
経済的にもずっと頼りにすることができなくなって、

しろみさん自身が自分の足で立って
歩んでいかなければ…という焦燥感がおありなのですね。

体力的に長時間労働が続かないとのことですが、
正社員でなくパート勤務であったにせよ、
これまで仕事を続けて、
経済的にもちゃんと稼いで生活してきたわけですよね。

それは自信を持って良い部分ですから、
まずは、ご自身をきちんと評価してあげてください。

そして、体力の有無には個人差があります。
長時間労働しても全く支障のない人もいれば、
すぐに疲れてしまう人もいます。

ご自身の体力や適性を踏まえて、
身体的な負担がかからずに比較的長く働ける仕事を
今から見つけたり、
これから数年かけて何か資格を取っていくということも
できるかもしれません。

「もう41歳」と捉えるのか「まだ41歳」と捉えるのかは
しろみさん次第。

ここから何か新しい視点を持って、ご自身の働き方や
人間関係の築き方、ひいては人生全体を考える、、、
そんなタイミングにきているのかもしれませんね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:初めまして。
悩みは、義理の父のことです。

結婚して14年になります。

義理の父は、とてもお元気で活動的ですが、
自分の思い通りにいかないと、周りに当たり散らします。

暴言を吐く行為や、不機嫌になります。

私は会う時は、できるだけ不機嫌にならないようにと、
色々なことを共感する!という姿勢で会いますが、
長い時間一緒にいると、とても疲労感があります。

年末年始の海外旅行も、毎回成田空港に到着すると、
「もうこれで最後! 2度と旅行には行かない!」
と心に決めます。

でも、旅行に一緒に行くことは、自分が決めたこと。

「行きません。」と言えれば
このような気持ちにはならないのに、

毎年、声をかけられると、
「一緒にいきましょう。」と言ってしまいます。

帰宅後は、思い出しては、
義父に対する嫌悪感がでてきます。

朝のお弁当作りもいつもイライラしながら
作っていることに気づき、落ち込みます。

そんな自分が嫌になります。

結局、義父の問題ではなく、
私の心の中の問題なのではないか?と感じています。

実際、義父は私に対して
嫁としてアレやれ、コレやれ、は言わないです。
もしかしたら世間的にみても、言われてないと思います。

このように、ある対象者を思い出すと出てくる感情には、
どのように向き合ったら良いのでしょうか?

アドバイス頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

【アイ・40代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

アイさんのお義父様に対する複雑な気持ちが伝わってきます。

アイさんにとって、大切な家族なので
波風立てずにうまくやっていきたいからと、
ご自身の気持ちを抑えてきた結果、
心の中は荒波になってしまったのですね。

己の不機嫌を周囲にぶちまけ、暴言を吐く人に対して、
嫌悪感や疲労感を覚えるのは自然のことと思います。

このような精神的暴力に耐え続けることは不健全ですし、
アイさんの心身を蝕むことになってしまいますので、
耐える必要はないということを覚えておいてください。

私たちは、ときに思いやりや慈しみを
甘やかしと混同してしまいます。

相手の暴力を肯定したりうやむやにすることは
優しさのようでいて、実は怠慢です。

違うことを「違う」と伝える努力を怠った結果、
相手の暴言は許され続け、
改善や更生の機会を失ってしまうのです。

また、相手の不機嫌や暴言を受け入れ続けることは
アイさんがご自身を大切にすることも怠っています。

このように自他を大切にすることから離れてしまうのです。

我慢して言葉を飲み込み、心を抑圧していると、
やがて圧力を増した心は耐えられなくなり、
どこかで爆発してしまうでしょう。

顔も見たくなくなるのも当然ですが、そうなる前に、
飲み込んだ言葉を健全な形で出してみてください。

もちろん、相手を罵る必要も蔑む必要もありません。

「いまのような言葉(または振舞い)に
私は傷ついてしまいました。」と率直に伝えて良いのです。

「あなたはダメだ」と伝える必要はなく、
「私がどうなのか」という
“I” を主語にしたメッセージで伝えてみてください。

また、お義父さんが大切な家族なので
良い時間を過ごしたいと思っているけれど、
現状アイさんにとって苦痛になってしまうことも
伝えると良いと思います。

もし、ご主人が協力的なら、ご主人からみて
アイさんの心の負担になってしまっているようなので
改善を求めるのも良いと思います。

このとき、「アイさんが言っていた」と伝えると
三角コミュニケーションで
関係性を拗らせてしまう可能性がありますから、

あくまでもご主人からそう見えること、
やはりご主人も”I”を主語に伝えることが大事です。

このようなやり取りに憤慨するようであれば、
それを理由にある程度の距離を取ることになるかも
しれませんが、そうであればそれは
願ったり叶ったりではないでしょうか。

その場合、健全な関係性を維持するために、
今、お互いに必要な距離感と受け止めてください。

アイさんが優しくも毅然とした態度で臨むことで、
暴言を吐きにくくなるはずです。

NOにはNOと言う。
暴力は許さない。

このような態度を育むことで、
アイさんの奪われたエネルギーを取り戻せることと思います。

勇気のいることですが、
大切な変化を起こすときには、ときに勇気を振り絞る決断が
必要だということを覚えておいてください。

応援しています!
      
     
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FROM 川畑のぶこ

今日は、kouさん(50代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】高校生の息子がいます。

学校は無駄なことばかり教えて、
理不尽な校則を押し付けてくる。

これからの人生に役立つ事はないし、
これから先、生きていたくもない。

こんな世の中生きていても何も楽しくない。
早く命を終わらせたい。など事あるごとに言い、
学校も休みがち、遅刻しがちです。

そんな話をしてくる時は、
ストレス発散のひとつなのかなと、

否定も肯定もせず、深刻に受け止めず、
ただ聞くだけにしていますが、
そんな対応でやり過ごすしかないのでしょうか?

息子にはもっと人生を楽しんで、
学校も少しは楽しく行って欲しいのですが、
私はどうすることもできないものでしょうか?

 
【A】kouさんの母心が伝わってきます。

愛する子どもがこんな風に悩んでいたら、
ましてや早く命を終わらせたいなどという
言葉を発したら、親としてはもう、
ものすごく胸が苦しくなりますね。

まず、息子さんの言葉をkouさんが全部
受け止めて「そうだね」と共感しながら
聴いてあげているというのは、
本当にすばらしい姿勢だと思います。

「わかってくれないから、親にも何も言わ
ない」というティーンエイジャーも多いなか、
本音を吐露できる相手がいるということは
息子さんにとっても、幸運なことですね。

アイデンティティが確立していく高校生
くらいの時期は、きれいなもの、完璧な
ものを求めがちな理想主義になる一方で、

自分が何者かがわからず、どっちつかずで
フラフラしてしまうこともある、
とても多感で不安定な時期。

親として、子どもには楽しく学校に行って
ほしいというのは当然の願いですが、

長い人生、このような時期もあるんだ
ということも受け入れて、
少しどっしりと構えるという姿勢も
大事にしていただければと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:すぐに人と比べて、人を見下してしまいます。

別に自分がすごい人間だって誇れるわけではないです。
人の欠点を見つけることで安心しているのかもしれません。

「他人と比べるな。」って子どもに言いつつ
比べている自分が嫌になります。

家族に対しては、私だけ部屋がない。
私だけ家事をしている。
と、いつもモヤモヤしています。

旦那にも人とすぐ比べるから損をするって
指摘されました。

他人でなく自分の過去と
比べられるようになりたいです。

子どもにも欠点ばかり指摘してしまう自分も
変わりたいです。

【ポテチ・50代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ポテチさんのように
人と自分を比べてばかりで不安になったり
落ち込んだりする人はたくさんいると思います。

比較するときに、
相手にできているところで
自分は出来ていないことに着目して、
「自分も頑張ろう!」と前向きな気持ちになり、

チャレンジ精神が出てくるのであれば、
その比較は健全にポテチさんの
人生に機能していると思います。

心理学者のアドラーは、
これを人生の補償機能と言っています。

彼の開業した地域には遊園地があったのですが、
そこで働く大道芸人は子どもの頃から
身体的な器質へのコンプレックスがあり、

それゆえに身体能力を磨き上げて、
すなわちそのコンプレックスを昇華して
人生を切り開いている人が
多かったことに着目しました。

ただ、このようにチャレンジと達成に
結びつく劣等感なら良いのですが、

「それに引きかえ私は…」と卑屈になり
自分を貶めるかたちで比較してしまっている
のであれば、その比較は
ポテチさんの人生を損なってしまいますね。

その場合、今回ポテチさんがお悩みの
「相手を見下す」というかたちで、

私たちの無意識は
劣等感を一気に優越感に反転させることで
心理的な補償をしようと
苦肉の策に打って出るのです。

優越感も劣等感と同様にトリッキーです。

ある分野において私は相手よりも優っているという
ニュートラルな事実に基づいた
比較からの優越感なら問題ありませんし、

適切な評価やさらなる向上心に
つながるかもしれません。

その場合、相手には別の分野で
自分より優っている部分があることも
ニュートラルに理解し評価できています。

そこには不要な緊張や不安がありません。

ところが、卑屈さを消したいがための優越感は、
一見充足感をもたらしてくれそうですが、
いっときの満足感しかもたらしません。

その気分は長持ちしないので、
また不安にかられて
見下す相手を探し続けなければいけません。

常に心が乾いているので、
潤す対象=見下す相手を
見つけなければいけない状態です。

豊かさに前向きにはたらく健全な優越感は
内発的な力により育まれるものです。

マイナスを消し去ろうとする後ろ向きな優越感は
外発的な力によって刺激されます。

その背景には「私は基本的に劣っているので…」
という不安や緊張がいつもつきまとうのです。

大切なのは、私には相手と比較して
優っている部分もあれば劣っている部分もある
ということを知ること。

また、優劣があるからといって、
それが私の人生の価値を決定づけるものではない
ことを知ることです。

「私の人生の価値は
 私の内的な力により変わるもので、私次第である。」

「私には何とも比較できない唯一無二の個性と
 価値があり、それを大切に
 自身の人生を充足させることができる。」

といった信念を大切に、
また、ポテチさんの良い面にもたくさん注意を注いで
あげて、それを伸ばしてください。

劣等感も優越感も
人生のバネにもなれば、足かせにもなります。

諸々、優劣あるけれど、私もOK。あなたもOK。

この精神はポテチさんがよりリラックスして
人生に向き合う力につながることと思います。

ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、一歩さん(60代・女性・学校講師)
のご相談にお答えします。

【Q】私は初老とも言える67才ですが、
早とちりの上、心配性という自分の性格のため、
失敗が多く落ち込んでいます。

先日は、自分のバッグに入れておいたお財布が見当たらなくなり、
職場で紛失した可能性もあると思い上司に相談しました。

結局、そのお財布はそもそもバッグには入っておらず、
家にありました。

出かけたあとに、ガスの火を消したか?
と心配になったことも何度かあります。

実際に消し忘れたことは一度もなかったのですが、
常に心配になってしまいます。

もっと落ち着いた気持ちで、毎日を過ごしたいです。

 
【A】一歩さん、ちょっと早とちりで、心配性とのこと。
このあたりはパーソナリティによっても違いますね。

なので、それが認知機能の障害ではない場合、
「あ、そうか、そういう性格だから気をつけよう」
と思うことは大切です。

では、具体的にどのようにすれば
落ち着いた状態で日々を過ごせるかということに関して。

ご相談にあった、お財布の件もですが、
私たちは日々本当に忙しくて、やることがいっぱいあって、
マルチタスクになってしまうことが多々あると思います。

そうすると、今、目の前の作業に集中しなければいけないのに、
心はあちこちに飛んでしまっているということがあるわけですよね。

この状態をなくして、「今この瞬間」に
落ち着いて意識を集中できるようになるのには、
「マインドフルネス」がとても大切になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:川畑先生、毎週楽しみに拝読しております。

私は、周りから八つ当たりされやすいと思っています。

と言っても職場に限ったことですが、
特に、上の立場の人に
イライラをぶつけられることが多く、周りの同僚にも
八つ当たりされやすいね、と言われます。

「甘えてるんだわ」と慰めてくれる人もいますが、
私はかなり傷ついていて、
言葉が胸にグサッと刺さった感じで、
家に帰ってからも落ち込んだりしています。

家では夫と2人暮らしで、
夫は穏やかな人なのでそれが救いです。

八つ当たりされるのにも
理由があるのだろうか?と悩んだり、
何とか早く立ち直れるようになりたいと思います。

相手の言葉に対して、
できるだけ傷つかずに済む方法はないのでしょうか?

人と接するのが怖いです。

【パンジー・50代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

きっと誰にでも優しく接するパンジーさんなのでしょうね。

相手に配慮しているにも関わらず、
理不尽な対応を受けるのは心が深く傷つくことと思います。

同僚が言うように、
おそらく上司がパンジーさんに甘えているのでしょうね。

八つ当たりされやすい人というのは、
相手がそうしやすい(しても何もしてこない)
何でも大目に見て受け入れてもらえると
思われている可能性が高いです。

反発したり仕返ししそうな人には面倒なので
あえてそのような態度は取らないはずです。

そうであれば、八つ当たりを受け入れず
抵抗する姿勢を見せることは
パンジーさんの課題になるのではないでしょうか。

とはいえ、パンジーさんが上司にされたように
理不尽な仕返しをするということではありません。

そうではなく、パンジーさんが上司の態度に対して
毅然とした態度で臨むということです。

ハラスメントには立ち上がる姿勢が必要です。

具体的には、まずシンプルに、丁寧に、
パンジーさんの気持ちを言葉で表すと良いと思います。

「私はそのようなことをされる(言われる)と
心が傷つくのですが、なぜそのようなことをする(言う)のか
 理由を教えていただけませんか?」

という具合にです。

万一相手の言動に正当な理由があれば、
パンジーさんはそれを聞き、
場合によっては自身を振り返って
正すことは正せば良いだけですが、

ほとんどの場合正当な理由などありませんから、
相手は戸惑うはずです。

伝えるときは、あくまでも自分のフィーリングを伝え、
相手を理解したいという姿勢で伝えます。

相手を貶めたり罵る必要はありません。

他にも、

「〇〇さんの私への態度は
 他の人とは違うように感じるのですが、
 なにか理由がありますか?」

などでもよいでしょう。

いずれにせよ、パンジーさんが上司の態度は
そのままでは受け入れられませんよ、
という意思表示が必要ということです。

このような変化を起こすことで、
上司の八つ当たりがなくなる可能性もありますし、

たとえ上司の態度が変わらなくても
パンジーさんがハラスメントに屈することなく、
自分を大切にするという立場を取ることは

パンジーさんの自己肯定感を高めますし、
パンジーさんの日々を豊かにするでしょう。

「私はハラスメントに値する人間ではありません」
「私は大切にされるべき人間です」

という毅然とした態度で、
まずパンジーさんが、ご自身に向き合い、
そして相手に向き合ってください。

応援しています!

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FROM 川畑のぶこ

今日は、チョコママさん(40代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。
幼稚園児のママです。

義理の母の死後、重度障害のある
義理の妹を引き取っています。

平日はケアしてくださる方が毎日来てくださり、
お風呂等お世話してくれているので
何もしなくてもいいにも関わらず、
義理の妹の存在を疎ましく思ってしまいます。

どこかに連れて行くにも大変で、
土日もどこにも行けず、旅行へも行けません。

夫は不満を漏らさず、世話をしています。
施設に預けようという気は全くありません。

自由に旅行したり、お出かけができないストレスが募り、
彼女がいなければ、、、とばかり考えてしまう自分が嫌です。

私なりに今できることをする、
これも与えられた何かのメッセージ、
とプラスに切り替えることがなかなかできません。

アドバイスをよろしくお願いします。

【A】ご自身の状況をプラスに考えようとする一方で、
自由が効かない日々に悲観的にもなってしまう、

チョコママさんの揺らぐ気持ちが
とてもよく伝わってきます。

義妹さんの重度障害というのは当然、
なりたくてなったものではありませんし、

家族になったのであれば、
血がつながっていないにせよ、これもご縁と、
チョコママさんも気持ちを切り替えて
お世話をしていこうと決められたのですよね。

愛するご主人の力になりたい
というお気持ちもあったでしょう。

このような慈悲心、
人の痛みや苦しみを取り除いてあげたい、
安らぎを与えたいという気持ちは
とても大切で美しいものです。

ただし「慈悲」というのは、
相手にだけではなく自分にも
かけてあげることがとても大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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