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FROM 川畑のぶこ

今日は、パインさん(50代・女性・フリーランス)
のご相談にお答えします。

【Q】私は人一倍他人に気を遣うタイプで、
常に他人の気を損ねないように
気を配りながら人と接しているので、
毎日グッタリと疲れてしまいます。

相手が喜ぶように、
自分が嫌なことをつい引き受けてしまって、
後悔することも多いです。

私は子どもの頃から
ほとんど親に怒られたことがなく、
常にいい子でした。

母親も「私はほとんど怒ったことがない」と、
自分の子育ては大成功と思っていて、
私は自慢の娘です。

でも私は、常に母親が喜ぶよう、
母親の顔色を見ながら、本来の自分を出せずに
良い子を演じるのが当たり前になっていました。

自分が子育てする段になり、
子どもは自分と違って私の顔色なぞ全く気にせず、
自我を通し、言うことを聞かない子で、
私はそれに振り回され疲れ切ってしまいました。

子育てに悩み、いろいろ調べて勉強していくうちに、
自分の育てられ方に問題があることに気づきました。

母は、何か私の行動が気に食わないと、
急に不機嫌になり、黙って無視をしました。

どうしたの?と私が泣きながら訊いても、
「自分の胸に聞いてみなさい」と言うだけで、
何で怒っているのか教えてくれませんでした。

私はいつも泣きながら考え続け、
自分の行動を顧みて、
何が悪かったのか反省しました。

そうすると、思い当たることはたくさんあり、
それで、母にごめんなさいと心から謝ると、
母は笑顔になりました。

でも、そのようなことが続くと、私は
自分の行動に自信が持てなくなってきました。

自分がすることなすことすべてに自信が持てず、
今だに、誰かが不機嫌になるとすぐに
自分が悪いと思ってしまいます。

ずっと優等生で育ってきましたが、
自分に自信がなく、他人からも、
どうしてそんなに自分に自信がないの?と
驚かれたこともあります。

それに気づいてからは、
母の言動にすごく腹が立つようになりました。

帰省した時、
母は私の娘に対しても急に不機嫌になり、
無視をします。

私にはそれは耐えられませんが、
母はそれで子育て大成功と思っているので、
一度はっきり伝えたこともあるのですが、

「もうさっさと帰りなさい」と
突き放すようなことを言い、
結局私が謝って折れることが
当たり前になってしまいました。

言っていることと思っていることが全然違うので、
真に受けないようにして、しばらく連絡しないと、

後でじわじわと「辛かった」とか
「私のことはもういないものと思って」といったように、
極端なことを言われてうんざりします。

今年もお盆に帰省しますが、
嫌なことばかり心に浮かび、腹が立ちます。

本当は年に一度の帰省だけを
楽しみにしているような母ですが、
はっきり、あなたの子育てのせいで
私の性格がこうなったと、
恨み言を言いたい気持ちもあります。

今回の帰省も、娘が大学受験で帰れない
というと泣き出しました。

「私一人でちょっとだけでも帰ろうか?」
と提案すると、
「子ども置いてなんて無理だし、いいわ」
と断るので、そのつもりでいると、
しばらくしてから
「飛行機いつにしたの?」と訊かれる始末。

結局、なんでも私が察して
行動するのが当たり前なんです。

しかし、もう母も80歳の高齢。
心身共に弱ってきて、
遠くに住んでいる一人娘の自分は
年1回の帰省しかできていない状態で、

もしそんな気持ちをぶつけたら、
母の精神が壊れてしまうかもしれませんし、
こんな親不幸はないと考えてしまいます。

もちろん、
母の自分に対する愛情は本物だと思うし、
大切に育てられてきたことは間違いないです。

ただ、母の感情表現や子育ての仕方が
間違っているのだと思います。

どうやって心に折り合いをつけたらいいのか、
一人悶々と悩んでいます。​​

【A】いい子ちゃんのパインさんのご相談です。

お母さんが不機嫌になって
パインさんをコントロールして、
そして、反省して謝ると機嫌が良くなってと、

子どもに対する親の支配が強くて、
その犠牲者になってしまったパインさんなのですね。

でも、面白いですね。

パインさん、同時に、ご自身の子育てに関して
「自分と違って私の顔色なぞ全く気にせず、
自我を通し、言うことを聞かない子」
とおっしゃってますよね。

そうなんですね、
パーソナリティって本当に違うんです。

同じように育てたとしても、
いい子になる子もいれば、
反逆児になる子もいるんですね。

ですから、パインさんのお母さんの
育て方が間違っていたから
いい子になってしまったというよりは、

お母さんの支配欲と
パインさんのパーソナリティが
絶妙なバランスで釣り合ってしまった、
需要と供給がマッチして、
共依存関係を生んでしまったのかもしれません。

子育てに正解はありませんし、
そもそも私たち、習う機会がありません。

パインさんがそうであるように、
パインさんのお母さんもまた
不器用でいびつながら
手探りで子育てをされたのだと思います。
 
それを踏まえた上で、
でもノーにはノーを毅然として言う、
ご自身のニーズを大切にする姿勢を
育んでいただけたらと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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20230828

FROM 川畑のぶこ

今日は、あんこさん(50代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】結婚して30年になる夫のことです。

家族に喜んでもらいたい思いが強いのか、
私や息子たちが欲しいと言っていないものを
買ってきます。

主人の言動には
「相手がして欲しいと思うこと」よりも
「自分が、誰かに、どうしたいのか?」のほうが
優っていると感じることが多いです。

旅行にも行けないコロナ禍に、
高価なスーツケースを私に、
欲しくはない・必要ないとハッキリと伝えましたが、
買ってきました。

また、筋肉作りのため食事制限している息子には
ビールサーバーのレンタルを。

外では音楽を聞かない私に、ワイヤレスイヤホンを。

国内出張の時は、毎回お菓子を買ってきます。
食べきれません。

「欲しいものがある時はお願いするから、
それ以外は買ってきてもらわなくてもいいよ」
と言っても、買ってきます。

買ってきてくれるだけなら良いのですが、
それを使わない、着ない、食べない、ということになると、
「せっかく買ってきてあげたのに」と機嫌が悪くなるばかりか、
ひどい時には「それならもう買ってこない!」と言い出します。

とてもありがたいですし、気持ちはとても嬉しいです。
喜ぶ顔が見たいのでしょう。

けれども、好みもありますし、
食べ物だって捨てるわけにはいきません。

頼んでいないものを買ってこられて、キレられても、
はっきり言って困りますし、どうしたら良いのかわかりません。

伝えてきたつもりですが、伝わっていないようです。

夫には、何かしらのココロのクセのようなものが
あるのかと思いますが、こういう夫に対して、
私はどうしたら良いのか悩んでいます。

やはり、主人に変わってもらうことを期待するより、
私の意識を変えるしかありませんか?

【A】いらないものがいっぱい入ってくるというのは、
ダンシャリアンとしてはとても辛い状態ですね。

ただ、断捨離というのは
相手に強要できるものでもありませんし、
相手には相手の物との関わり方があるので、

影響を与えることはできつつも
強要はできないというのがとても辛く、
歯がゆいところですね。
 
あんこさん、ご自身でも
気づいている部分があると思います。

「喜んでもらいたいから買ってくる」

ご主人は、物を相手に渡して、何かを与えて、
それで喜んでもらうということで
自分自身の存在価値を確認していらっしゃるん
じゃないかなと、私もお見受けしました。

ですから、物をもらって本当に喜んでもらえたら、
彼のニーズは満たされるわけですよね。

逆に言うと、そのニーズが満たされるまで
「いらない物を買ってくる」のは続くと
考えた方がよいでしょう。

それならば、どう対応するのがよいのでしょうか、、、。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ひろひろりさん(40代・女性・パート勤務)
のご相談にお答えします。

【Q】川畑先生こんにちは。

いつも川畑先生からみなさまへ送られるアドバイスは、
先生の豊かな経験に培われた
広い視野と深い知識に溢れていて
素晴らしいと感じながら拝見しております。

そして、まさか先生へご相談したくなるようなことが
自分に起こるとは思ってもみませんでした。

私は結婚して14年、家族は主人と小学生と
中学生の3人の子どもの5人家族です。

ここ数ヶ月で、ある男性に心をひかれていることに
気づいてしまいました。
そのことでご相談させていただきます。

その方とは1年ほど前に知り合い、
時々顔を合わせる程度の関係です。

直接お話した機会は数える程しかありません。

しかしここ数ヶ月ほど、
その方のことを考える時間が増えてしまった自分に
気が付きました。

年齢は私より10歳くらい上(50代前半)です。
大学生と社会人のお嬢様がいらっしゃるそうです。

いつもお見かけする時は結婚指輪をしているので、
きっと奥様のことを大事に想われているのだろうと
自分に言い聞かせ、彼のことを
考えないように考えないように⋯としています。

しかし考えてしまうものは考えてしまうのです。
どんな私生活を送っているのだろう、
もっとお話ししてみたい、と。

こんなことは結婚してから初めてです。

私は異性に対し惚れっぽい性格ではないため、
結婚してからもこのような気持ちになってしまったことに
自分で驚いています。

しかも、その方のどこに惹かれているのか
自分でもはっきりわからないのです。

私と主人はおそらく良い関係で、
特別な問題は抱えていません。

主人は私のことを大切にしてくれていると感じます。
私も主人のことはパートナーとして
とてもいい人だと思っています。

そんな、何も悪くない主人がいながら
他の人に惹かれる自分を、
本当にひどい人間だと思ってしまいます。

表面には何も出しはしませんが、
心の中で主人を裏切っているような気持ちになります。

こんなふうに既婚者が
他の既婚者のことを想ってしまうということは、
誰も幸せにならないことだと思っています。

でも想ってしまうものは止められないので切ないです。
こういう気持ちはどう消化したらよいのでしょうか。

主人とは出会って17年。
これだけ長く一緒にいてわかりあえているのだから、
それを大切にしなくては、と
自分によく言い聞かせるのがいいのでしょうか。

その方のことは個人的なことや性格など
ほとんど知らないのだから、
好きになるなんてありえないと
自分を戒めればいいのでしょうか。

川畑先生、どうかこれ以上その方のことを
考えないためのアドバイスをお願いいたします。

【A】ひろひろりさんの誠実さや真面目さ、
ご主人のことやご家庭を大切にされたいという
気持ちが伝わってきます。

恋心を持ってしまって、悩んでいるとのこと。

ひろひろりさんも書いていらっしゃるように、
好きになってしまったものは、仕方がないんですよね。

考えないように、考えないように、とすればするほど、
私たちは、そのことを考えてしまいます。

抗えば抗うほど、苦しい状態は続いてしまうので、
ここはまず、人間というのは、
時として好きになってしまうものと受容する、
ということが大切かもしれません。

結婚しているのに誰かを好きになってしまう私はダメだと、
自己否定をしてしまっているので、
苦しみが続いてしまいます。

結婚している。
だけど、人を好きになってしまった私なんだ、
と受容してみてください。

恋心を抱くこと自体は、罪ではありません。
もちろん、それを行動化して、周囲を巻き込んだり、
他者を不幸にしたりする場合は、話は別です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:老人施設で働いています。

95歳の女性の入居者Tさんは、いつも人を観察しています。

私がいるのが分かるとそばにきて、
自分の友だちが立派なことを自慢したり、
孫自慢したり、夜眠れないなど、長々と話をしたがります。

話を聴くようにしていたのですが、とりとめのない話で、
本人が本当に話したい伝えたいことが
素直に表されなかったり、
いろいろと人のせいにしたりするため、
話すのが苦痛に重たく感じるようになりました。

最近は、周りの職員の協力もあり、
あまりTさんに関わらないように距離を置いていますが、
私を探し見つけては同じ話をしてきます。

Tさんの依存を感じてますが、
今後どのように対応したら良いでしょうか?

【さっちゃん・50代・女性・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

きっとさっちゃんさんは
人が話しかけやすい優しい雰囲気を
お持ちの方であることと思います。

高齢者で家族から離れて施設に入所していると、
寂しさや孤独感に苛まれる人も多く、

そのようなときに、自分の話に耳を傾けてくれる
医療者やスタッフが施設にいることは、
入所者の方たちに安らぎをもたらすことと思います。

ただし、さっちゃんさんの仰るように、
その話しかけ方も度が過ぎると
スタッフの負担になってしまいますね。

同じことを何度も繰り返したり、自慢話をするなど、
とりとめのない話に対して苛立ちを覚えてしまうのは、
忙しい現場にいればなおさらだと思います。

では、どのように対処したらよいのでしょうか。

まず、相手のニーズは何かを整理してみます。

実は、その人は、具体的なメッセージを伝えて
対応して欲しいというよりは、
単純に関わりを持ちたいと思っている可能性が高い
ことを知っておいてください。

よって、たとえ話がとりとめなくても、
やり取りを通して関われている、
すなわちその人の存在が認められている
ということが大事になります。

さっちゃんさんとしては、
メッセージの内容をきちんと理解して
自分が具体的に何が出来るかを分析したくなるので、
とりとめもない話だと「で、私はどうすれば良いの?」
と混乱するかもしれませんが、

内容が何であれ、そして
その内容に脈絡があろうがあるまいが、
その人にとっては、向き合う相手が
熱心に耳を傾けてくれる姿勢そのものが

「受け止めてもらえた」
「私は存在して良いのだ」
という安心感をもたらし、
その感覚を切に必要としているのかも
しれないという視点を大切に関わってみてください。

自慢話も、自分の存在価値に疑いがあるので、
無意識にそれを高めようとしている可能性もあるのです。

ただし、ご本人もその真のニーズには無自覚な訳ですから、
何かと物理的に関われる理由をつけて
関係性を維持しようとしています。

さっちゃんさんができることは、
まず、相手には、自分には理解しきれていない、
孤独や寂しさを感じざるを得ない
何某かの背景があるのかもしれないという想像力と、

この人も私と一緒で自分の存在価値を確認したい、
そして不器用にそれを達成しようと必死な、
愛すべき存在なのだという、愛ある関心を寄せて
熱心に傾聴し、共感する姿勢を育んでみてください。

そのときに
「早く終わらないかな」と半分腰が引けていると、
私たちの中には罪悪感やわだかまりが生じた時に
自己嫌悪を感じるかもしれません。

その罪悪感を拭うのに
「ちゃんと付き合ってあげなければ」と強いるので
苦しくなるのです。

私の理解できない背景と、
相手は不器用でいびつではあるけれど、
その人なりに最善を尽くして生きていること。

そんな相手の存在を無条件に、完全に受け入れていれば、
そのような罪悪感や後ろめたさもないので、
話を切り上げるのも抵抗が無くなります。

「〇〇さん、そうなのですね。
 〇〇なのですね。それは〇〇でしたね。」

と、言語的にも積極的に相手を認めた上で、

「もっと〇〇さんのお話を聞きたいのですが
 他の方のお世話があるので、
 残念ですが、また聞かせてくださいね!」

などと、相手に関心があることを十全に表現した上で、
さわやかに次のモードにシフトをしてみてください。

きちんと切り上げることは、決して薄情なことではなく、
相手に悪感情を持たない自分の状態に
責任を取ることでもあるのです。

相手のケアとセルフケアは両輪の関係なのです。

互いの良好な関係を築きたいと思ったならば、
何を捨てて何を取るか、優先順位を明確に決めて
相手と関わり合うことが大切です。

相手の真のニーズをおさえることができたなら、
残りの部分は多少削られても、結果的に、
さっちゃんさんにも入所者の高齢者にも、
健全な関係性をもたらすことでしょう。
      
      
         
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FROM 川畑のぶこ

今日は、まるまるさん(40代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】私49歳、夫44歳、結婚13年目。
子どもはおらず、2人暮らしです。

病気持ちの夫は自分に似た子どもは欲しくないと、
子どもを欲しがらずずっとセックスレスでした。

私は子どもが欲しいと何度も訴えましたが、
聞き入れてもらえませんでした。

子どもが欲しくないというなら
結婚前に言ってほしかった、という
騙されたような気さえします。

私が40半ばを過ぎた頃、
子どものいない人生を受け入れ、
今後を楽しく生きて行こう!と
前向きに生きてきました。

しかし、昨年、義弟夫婦に子どもが誕生すると、
自分に子どもがいないことが気になります。

また、子どもがいないのは夫のせいだ!と
怒りがくすぶり始め、感情をコントロールできません。

やり場のない怒りや、子どものいない寂しさが
とても辛いです。里子は考えていません。

自分ではどうしようもできなかった出来事を、
受け入れられるようになりたいです。

過ぎ去ったことを気にせず、
生きて行きていけるようになりたいです。

どうしたらよいでしょうか?
アドバイスをよろしくお願いします。

【A】40代後半、子どもがいない人生、
今後どうなるんだろうという不安や
モヤモヤを抱えがちな時期ですね。

また、50歳ぐらいになってくると、更年期というか、
ホルモンバランスも変わってきますので、

怒りや不安、抑うつ感など、
今まではコントロールできていたものが
グラグラと揺らいで、表出してくることも
あるかもしれません。

心身ともに不安定になりがちな時期かもしれません
ので、まずは自分自身に厳しくならず、
優しくなることを心がけていただきたいと思います。

そして、どうにもならない状況を
どうやって受け入れたらいいのかということに関して、

これは「どうにもならないこと」はどうにかしようとしない、
それがポイントになってきます。

人生には楽しいこともあれば
苦しいこともある、痛みもありますね。

人生から苦しみや痛みを取り除くことは
残念ながらできません。

そこに「抵抗」しようとしたときに
苦しみや痛みがさらに大きくなるということを、
知っておくことは大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ゆらゆらさん(60代・女性・事務)
のご相談にお答えします。

【Q】主人は高学歴で、今は自営業です。

仕事はしっかりやっていて、
私は、至らないところがたくさんありますが、
20年余り一緒にやってきました。

自営業を始めるにあたり引越し、子どもの転校、子育て、
家事、町内の仕事をほとんどを一人でやってきました。

子どもは3人、自営業を始めた時は、下の子は1歳でした。

主人は、毎日仕事が大変だからと思い、
また自分から家事をやることはない人で、
私が95%やってきました。

習い事や塾の送り迎えも全部やり、
目まぐるしい日々でした。

子ども達が巣立ち、2人の生活になった今、
小さな考え方の違いが気になっています。

彼の提案は、「日曜日の夜は、お互いに
勝手に夕食を食べよう。僕は僕の好きなものを、
果物も買ってきて一人で好きなだけ食べる」
というもの。

「ついでに、私の物も何でもいいから買ってきて」
と言っても、それは気持ちよくやってはくれません。

嫌そうに面倒くさそうにするので、
こちらも頼まなくなりました。

毎日、私が果物や美味しいお菓子を用意して
それを食べているのに、彼は自分の果物や
スイーツだけ買ってきて、一人で食べています。

自分の趣味の物をあちこち買い物に行きますが、
そのついでに家の日用品などは頼めない人です。

トライしたこともありますが、
イヤイヤやるので、もう頼みたくなくなります。

夏に1週間くらい休みがあるのですが、
今年はコロナも収まってきたし
旅行に行こうと言ってみたのですが、

それも嫌だそうで、自分は趣味のことをやるから、
友だちと行ってきたらと言います。

私も実際は、気の合った友だちと行く方が楽しいですが、
あまりに嫌われている気がしますし、
仕事を手伝わせるためだけに同居しているのかな
という気もしてきます。

お互いに歳をとり、
仕事ももう5年か10年くらいしかないとも思うので、
いっそ結婚は卒業して、仕事はしながら、
あとの時間はそれぞれ好きにしたらいいのかとも思います。

離婚も何回か考えましたが、時間がかかるし、
生きていく時間もそんなには長くないし、
毎日不自由なく、友人もいて、笑える時間もあるので、
残された時間、5年か10年、
これまでは仕事があってやれなかったことを
やればよいのかなとも思います。

仕事では主人を立ててきましたが、
職場の人たちは本当の姿を知りません。
でも言うわけにはいかず、一人で苦しいです。

諦めて、自分の小さな幸せを探して
日々過ごそうとは思っていますが、
本当に幸せではないかもしれません。

話しても、平行線です。
昔は同級生で友達だったのに、本当に悲しいです。

【A】ご主人と分かり合えない
という気持ちがおありなんですね。

自営業を盛り立てていくというのは、
物理的にも大変だったでしょうし、
経済的・心理的な不安も多かったことでしょう。

そんな中で、お子さん3人を
ほぼ一人で見てこられたとのこと、

スーパーマザーであり、
スーパーワイフであったことが窺えますね。

まず、ご自身でそのことを大称賛してあげてください。

おそらく、ゆらゆらさんは
ご主人よりも自分の方が頑張ってきた、
それを承認して欲しいし、
その不公平さを公平にしたいという思いが
おありなのではないでしょうか。

ご主人はご主人なりに、
ゆらゆらさんの頑張りを認めているし
感謝もしているとは思うのです。

ただ、その「伝え方」が、
ゆらゆらさんの望む形ではないのかもしれませんね。

であるとすれば、ご主人はどのような形で
思いを表現するタイプなのかを
確認してみることは大事になってきます。

また同時に「私はこういう形で表現してほしい」という
ゆらゆらさんのニーズを伝えることもとても有効です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:はじめまして。

難病をもつ身体障害認定の夫との今の関係と
これからの関わりについて悩んでいます。


今55歳の夫は既に身体年齢は
100歳くらいと言われており
余命も長くはないと告げられています。

病気が難しいものであり、
日常生活においても身体の自由がきかず
イライラ鬱状態で
私と娘達とも日頃の会話すらなくなり
介護どころか関わりすら薄れてきています。   


私と高校生の娘が2人、夫とは再婚です。


私は長年看護師をしており、
あれこれと夫の世話を焼き
少しでも安全に生活できるよう配慮してきたのですが、

夫がイライラを私にぶつけてくることが頻繁になり、
仕事に家事に子どもの世話に加えて
実母の通院、介護と私自身がパンク状態となり、
先日、離婚を夫に切り出してしまいました。


イライラ不穏な状態に更に再発告知。


こうも情けも容赦もない出来事が
やって来るのかと無力感に襲われます。


少しでも希望を持ちつつ、
仲良く居心地のよい関係を築きたいと思ってきましたが、
最近は諦めてしまっている自分がいます。


何か明るい兆しを持ちたい、
心のあり様を変えたいのですが、
どう捉えて行けばよいのか、
何かアドバイスをいただければ嬉しいです。



【はなこ・40代・女性・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

自分よりも相手のことを優先して尽くす
はなこさんの像が浮かびます。

ご家族含め、献身的なはなこさんに救われている人は、
きっとはなこさんが想像する以上に多いことと思いますし、

はなこさんが不在になってはじめて
その存在のありがたさに気づくことも
あるのではないでしょうか。

40代は人生の中でも、
いろいろな変化が生じる時期かと思います。

ちょうどお子さんも高校生にまで成長され、
精神的には大人となり、
手もかからない状態になってきていることと思います。

このような子どもの巣立ちの時期は、
夫婦関係がクローズアップされ
課題が浮き彫りになりやすくなる時期でもあります。

また親の介護も始まれば、
たとえはなこさんの健康状態が良くとも、
やはり体力は20−30代のそれとは異なりますし、

これまでのようなバイタリティーで
人のために尽くすことも難しくなってくることと思います。
キャパオーバーですね。

すると、相手に多くを求められることに
苛立ちを覚えることなど当然のことですし、
今回のようなご主人の態度に
離婚を叫びたくなる心情も十分理解できます。

ただ、はなこさんの場合、
その苛立ちは周囲に対してだけでなく、
周囲の要請に応えきれない
(みなを幸せにする理想像から離れた)ご自身にも、
もしかしたら向けられているのではないでしょうか。

はなこさんが献身的で、自分に厳しくあればあるほど、
離婚を切り出したはよいものの、
一抹の罪悪感や薄情さを感じて自己嫌悪することも
あるのではないかと思います。

そして、相手は意識的であれ、無意識的であれ、
はなこさんへの依存心から、

そんな頑張り屋のはなこさんの罪悪感を刺激して、
自分の思い通りにコントロールしようと
仕向ける可能性もあるわけです。

そのような意味で、はなこさんとご主人は
共依存的な関係でいたのかもしれませんね。

病気のこともあるでしょうが、
頑張らなければダメだというはなこさんと、
まだ頑張りが足りないからもっと頑張って私を満たせ
という夫の不健全な均衡です。

このような状態から脱却するには、
まずはなこさんが、
これまで周囲に向けてきた優しさや思いやりを
ご自身に向けてあげることです。

できないことにはNOを素直に、はっきりと伝えます。

すべての要請に応えなくてよい、
それでも私は良い人間であり、必要とされる人間であると、
ご自身を受け入れ許してあげることから始めてみてください。

ギリギリまで頑張って、
頑張れなくなったから終わりではなく、
最初からあまり頑張らずに、もっと手を抜いて、

相手や他の人に任せたらどうなるかを
観察してみてほしいと思います。

相手と仲良くなりたいと思ったら、
まずは自分と仲良くなってみてください。

人にはみなそれぞれの限界があります。

その限界はおなじ人でも
時間の経過とともに変わることもあります。

ご自身の限界を、そして相手の限界を尊重して、
自分にも相手にも思いやりをもって接してみてください。

とくに困難が続く時期は、
いつもの何倍もご自身に優しく接してあげてください。
優しさは弱さではなく強さです。
      
      
         
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FROM 川畑のぶこ

今日は、パムさん(60代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】お婿さんのことで相談させてください。

娘は現在36歳、同じ会社の2つ年下の人と
2年前に結婚しました。

それまでは友人として
6〜7年ほどの付き合いがあったので、
お互いある程度は分かりあえて、
納得した上で決めたことだと思いました。

しかし、結婚当初から喧嘩が絶えないらしいです。

そして娘から、お婿さんはADHDではないかと
相談がありました。

多動でじっとしていられない、衝動的、
片付けが苦手、忘れ物が多い、、、等々。

いつも鍵を探しているので
定位置に置くように決めても、できないそうです。

一方、ゲームには集中できたり、
仕事の評価も良いようです。

生活面ではギリギリ許容範囲らしいですが、
頑固なところがあり、
自分は正しいと思い込んでいて、
娘の考え方を受け入れられず、
大喧嘩になることが多いらしいです。

例えば、仕事以外のプライベートでは
いつも一緒にいるのが当たり前ということに
娘はかなり疲れています。

娘は友達も多いですが、
彼は親しい友人はいないようです。

このような状況ですが、
母として娘にアドバイスできることはあるのでしょうか。
ご教示いただけますと幸いです。

【A】パムさんの親心溢れる、
娘さんへの愛情溢れるご相談ですね。

結婚というのは異文化交流だと思うんです。

娘さんとお婿さんは友人として
6〜7年のお付き合いがあったとのことですが、

外で友達としてお付き合いするのと
一つ屋根の下で暮らしていくのとでは
全く違うものがありますね。

二人の価値観を擦り合わせて
新しい旅が始まるのが結婚であり、
その旅には困難はつきものと考えるのがよいでしょう。

お婿さんがADHDではないかという点については、
ある程度の割り切りと受容というのも大事になってきます。

ご相談の中にあったカギの置き場については、
心理的な学習理論を用いて
比較的スムースに習慣化する方法もありますので、
一例をご紹介します。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ヒロさん(50代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】主人の言葉遣いに、ムカつきます。

子供たちも巣立って夫婦2人の生活になりました。

私はできるだけお互い好きなことをして
穏やかに過ごしたいのですが、
主人がたまに小姑のようにいちいちうるさいです。

この間は、テーブルに私の髪の毛が落ちていて
注意されたので、ごめんなさいと謝ったのにも関わらず、
ちゃんと処理しといてほしいんだよねと、一言多いんです。

そして私が、いつもではないよねと言って
髪の毛を片付けると、もう不機嫌になります。

私としては、謝ったのだから、それ以上嫌みを
言わなくていいのにと思ってしまいます。

昔から、とにかく一言多い人で、
自分の意見が絶対に正解、と曲げないのです。

子どもたちがいるときでも、少しでも気になると
小言を言って、その場の雰囲気を壊します。

これから一生付き合って行かないといけないと思うと、
しんどいです。

何かアドバイスいただけたら幸いです。

【A】子どもが巣立って、家族の構成や
ライフスタイルが変化していくことは
私たちに少なからずストレスを与えますね。

ヒロさんとご主人の夫婦の形も
自ずと変化を余儀なくされているのでしょう。

また、いずれ仕事をリタイアするような時期がくれば、
二人だけの時間がさらに増える…

そんな未来のことを考えるとうんざりしてしまう
というようなお気持ちなのかもしれませんね。

ご主人の言葉にムカついてしまうとのこと。

私たちがムカついたり、イライラしたりする
心理的なメカニズムがどこから来るかというと、
相手への「期待」から来るのです。

ヒロさんにはヒロさんの理想の夫像があると思いますが、
それと実際の夫の姿がずれているので
辛い、ムカつく、という状態が起きていると思います。

「期待」をしてはいけないということではありません。
物事のよりよい状態を望むことは人として健全なことです。

ただ、そこに「こうあらねば」という執着があり、
それに無意識にしがみつくことで私たちは苦しくなります。

その苦しみから逃れるには、
希望は持ちつつも執着を手放すという軽やかさが
大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:私は夫の言う事をいつも聞いている性格です。

親の介護のために仕事を辞めろと言われて辞めました。

本当は定年まで続けたかったのですが、
夫の指示に従ってしまいました。

そして、父が亡くなって
父の仕事場を売却するのに夫が手配してくれました。

売れる土地ではなかったから、
その時は感謝していたのですが、 

本当は売りたくなかったと、今更ですが、
そこを私が仕事場として使いたかった事を言えませんでした。
売ってしまってから、何度も後悔して落ち込んでいます。

夫には言いたいことを言えない。
夫を愛していますけど、自分の意見は言えない。

あとから、ああすれば良かった、こうすれば良かったと
いつも思ってしまいます。

【しっぽ・60代・女性・専業】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご自身のことよりも相手のことを優先するが故に、
言葉を飲み込んでしまいがちなしっぽさんなのですね。

しっぽさんの周囲の人たちは、
しっぽさんのそんな配慮に救われることが多いことと思います。
協調性と思いやりはしっぽさんの長所でしょう。

同時に、何か意思決定を迫られると、
責任がとれるか不安で優柔不断になってしまうのも
しっぽさんの特徴にお見受けします。

意思決定に影響を及ぼす相手が、
夫であれ、親であれ、職場の上司であれ、 
しっぽさんが自己判断せず相手に委ねるという姿勢は
変わらないのではないでしょうか。

おそらく、仕事を続けたら続けたで、
愛する夫の親の介護をしなかったことを
後悔するかもしれませんし、
 
土地をキープしたらしたで、
なぜあの時夫のアドバイス通り売らなかったのだろうと
後悔するかもしれません。
 
どちらか迷う選択は、
どちらをとってもある程度後悔は残るということ、
それを潔く受け入れることを学ぶことは大切かもしれません。

ご自身で下した決断が、たとえ後悔する内容であったとしても、
その時点での出来る限りを尽くしたんだから仕方ない。
ここから新たに学んでいけばよい、と手放す勇気が必要です。

さもなくば、誰かにその役を担わせて、
後悔をその相手のせいにして、
いつまでも人生の犠牲者でいなければいけなくなってしまいます。
 
私たちはみな、
「自分の人生を生きている」という感覚が必要で、 
その感覚が芽生えないと生きる気力を無くしてしまいます。

自分の人生に起こることや、それにまつわる決断は私に出来る。
たとえ後悔してもそこからやり直せることを信頼して、
自己決断してみることが大切です。
 
どうせ同意してもらえないから、と思うかもしれませんが、
たとえ相手が同意しなくても、
しっぽさんが自分の意見や思いを相手に伝えるということは、
しっぽさんが自分の人生を生きている感覚をもたらすのに
大切です。
 
コミュニケーションは
相手をコントロールするためにするのではなく、
相手に思いを誠実に伝える、そしてそれが伝わる
(たとえ同意が得られずとも)ことに価値があることを
覚えておいてください。

しっぽさんの人生が少しずつ動き出すことと思います。
      
         
  
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