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FROM 川畑のぶこ

今日は、みっちゃんさん(50代・女性・事務パート​​)
のご相談にお答えします。

 
【Q】私は小さい時から、母親から
「悪いことをするとバチが当たるよ!」とか、
「あんなことをするから、こんな悪いことが起きる!」と、
迷信みたいなものに縛られて生活してきました。

子どもの喘息についても
「ご先祖様が成仏されていないから…」と
宗教の人に言われ、勧誘されて入りました。

普段、何もない時は大丈夫なのですが、
少し何かあると、その物事そのものよりも
恐怖でいっぱいになってしまい、
周りが見えなくなります。

何か、ずーっと、恐れを感じながら
生活しているように思います。

この思い込みのような癖から、脱出したいです。

 
【A】ひと昔前は、親が子どもに
「そんなことすると罰当たるよ」とか、
「お天道様、見てるよ」「閻魔様に舌抜かれるよ」と
教えてしつけをしたりしたことがありますが、

みっちゃんの場合は、
お母様の言葉によって、その強度が増すというか、
真実味が増すというか、しつけのレベルを超えて、
もう呪縛のようになってしまったのかもしれませんね。

子どものしつけにおいて、確かに
「罰が当たる」というような概念は、
因果応報的に大事だと思うのです。

自分がやったことには責任取ろうとか、
人が傷つくようなこと、苦しむようなことをしちゃいけないよ、

そういうことをすると自分にも返ってきちゃうよ、
というのを因果応報的に教えるのは
すごくいいことだと思うのです。

ただ、あまりにも、見えない世界が
私たちを全てコントロールしていて、
自分たちでは何もできないんだというような状態に
なってしまうと、これはちょっと違いますよね。

科学的エビデンスのないいわゆる「スピリチュアル・ビリーフ」、
目に見えないものの観念や信念については、

みっちゃんが、それを採用して人生を歩むことが、
果たしてご自身にとって健全なのか否かという視点で
見ていくとよいでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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Half,Body,Shot,Of,An,Athletic,Pretty,Young,Woman,Smiling

Q:結婚して31年になります。夫60代。私50代。
子供は2人で長女は既に自立。
長男はB型就労支援に通っています。

夫はずっと雇われて、夜の人気商売で働いてきたので、
夫の浮気には散々苦しめられてきましたが、
長男が知的障がいのため、
離婚は考えずにここまで来ました。

現在は夫婦で飲食店を経営しておりますので
目が届くという部分で夫の浮気は治まりましたが、
私は更年期を終え婦人科系に不具合があり、
心身共に性欲が全く消滅しました。

そしてここへ来て、一緒に暮らす夫が
気持ち悪くなってきました。

話し方、食べ方、考え方、仕草、臭い、顔、声、
不潔な感じ、会話が噛み合わない、同じ事を何度も言う、
ゆっくりハッキリ話しかけても必ず聞き返してくる、
私のアドバイスも聞かない等々…。

家事や、息子の面倒は率先してやってくれるのですが、
生理的にどうしても嫌でしょうがないのです。

一緒に居るとイライラしてくるし、
外食や旅行とかに行っても心から楽しめないのです。

同じ家に住んでても、寝床は完全に部屋を別にしています。

このまま、一生辛抱してゆかなくてはならないものでしょうか?

私に対して夫も辛抱してるところはあるかと思うけれど…。
生産性のある話合いも面倒なのでしたくありません。
 
【まみりあん・50代・女性・飲食店経営】
  
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

生理的に嫌になってしまった人と時間を共にすることは苦痛ですが、
それが夫となると、ましてや仕事も一緒にしているとなると
苦しみは倍増してしまいますね。
 
人間関係はそれが親子であれ、夫婦であれ、友人であれ、
その人のライフステージによって変わりゆくものです。

ではステージが変わったから関係を切らなければいけないかというと、
必ずしもそうとは限りません。

子どもが巣立って家を出ていっても、
子どもは子どものままであるように、
夫が夫のままでも、これまでと異なる関わり方をしていくことで
関係のバランスを保つことは可能だと思います。

まみりあんさんは「一生辛抱して暮らさなければいけないのか」
と思い悩んでしまっていますが、それは、もしかしたら、
夫との距離があまりにも近すぎるからかもしれません。

家族でも夫婦でも適度な距離を保つことで、
煮詰まった空気にさわやかな風が通り抜けるようになったり、
少し離れてみたからこそ
相手の良さが見えてきたりすることがあります。

今、まみりあんさんにチャレンジしてほしいことは、
夫(の一挙手一投足)に注目することを一旦やめて、
自分が楽しめたりくつろげたり感謝できたりする時間や場は何か
を意識して、それらに時間を費やすことです。

これらは、家と外でも分けられますが、
家の中でもさらに細分化して、
一人になれる時間や空間を設けて、
それを十全に堪能してみると良いと思います。

そのことで心のエネルギーが充電してきて、
イライラが減ることはあります。

同じ事象でも、疲れているときと充電しているときとでは
受け止め方がまったく変わってくるものです。

外出や旅行も、定期的に、夫以外の友人など
気のおけない仲間らと出かけることをおすすめします。

ちなみに、まみりあんさんは、運動はされていますか?
散歩やジョギングなど、有酸素運動は
抑うつ気分を解消してくれるので、おすすめです。

また、そのようなアクティビティーを、
新しい出会いがあるような場で
取り組むのもいいかもしれませんね。

新しい体験で、
いままで使っていなかった脳の回路が活性化されて、
イライラや抑うつなどの回路を断絶してくれると思います。

このように、「嫌なものをどうしよう」ということばかりに
注目するのではなく、「自分にとって良いことはなんだろう」
を考えるようにしてみてください。

喜びで人生が埋まり始まると、
イライラが入る余地がなくなってきます。

すると、今まで気になっていたものが
嘘のように気にならなくなることがあるのです。

 
      
ーーー
 
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1114

FROM 川畑のぶこ

今日は、カモモさん(50代・女性・自営業​​)
のご相談にお答えします。

 
【Q】もう 30 歳になる娘のことでご相談です。

昔から音や光に敏感で、今でも雷や花火、オートバイ、
罵声など、大きな音量のものは苦手で、
日差しもまぶしくて、車の運転もサングラスをかけて
やっと免許がとれました。

敏感に感じてしまうのに友人からは相談事が多く、
高校時代はリストカットしていた友人の悩みを
聴いているうちに、本人が慢性疲労症候群になり、
学校に行けなくなってしまいました。

その後、休学から通信制高校を卒業し
東京の専門学校にいきましたが、
統合失調症になり、自宅に戻って10年間、
精神科のお世話になり、
養生するなかでやっと元気になってきて、
今はオンラインで再度、専門学校で学んでいます。

もともと緊張すると滝のように汗が出て
止まらなくなってしまう娘。

今いちばんの問題は、心身症になってから
男性恐怖症がひどくなってしまい、
これから仕事をしていきたいのだけれど、
リアルに話すときに相手が男性だと汗も止まらず、
話もできなくなってしまい、就職活動もできないこと。

そして今、このトラウマのきっかけで思い出すことは、
小学生の時、近所の子に「胸を触られそうになり
追いかけられた恐怖」が取れず、
男性の性的感情への嫌悪から
自分が女性でいることが気持ちが悪く、
胸などをとってしまいたいほどの思いになってしまうこと。

心身症になったことで、
スクールカウンセラー、大学病院の精神科、
カールロジャース手法の集団ワークショップ、
個別カウンセラー、ブロック解除などの
起業家さん主催のメンタルの講習など、
いろいろ本人も参加してきましたが
どうしてもトラウマが消えず、
来年は卒業なのに就職活動ができずにいます。

親としてできることは、本人の話を聴いてあげること、
何か解決できそうなことを一緒に探してあげることでした。

そして最近は「絶対大丈夫」と
娘を信頼して見守るようにしています。

それでも、夢に向かって勉強しているけれど
一向に気持ちの落ち着かない娘から
泣きながら相談されるたびに、
私もとても辛い気持ちになります。

これからどうしていったらいいのか、
また娘が元気に仕事ができるようになる
ためには、どうしたらよいのでしょう。

どこに相談したらいいのか等もわからず…
アドバイスをよろしくお願いします。

 
【A】カモモさんの母心あふれるご相談です。

愛する我が子が病んでしまうこと、
特に精神的に病んで
生きるのが辛い状態であることほど、
親にとって苦しいことはないですね。

ですから、これは娘さんだけの苦しみでは
なく、カモモさんの苦しみでもあります。

でも、カモモさん、素晴らしいです。

「親としてできることは、本人の話を聴いてあげること、
何か解決できそうなことを一緒に探してあげることでした。」
と書かれていますが、もう十分に親の仕事を
なさっているのではないでしょうか。

まず、娘であれ、他人であれ、友人であれ、
本人の人生の課題というのはありますね。

本人の課題をお母さんがやってあげることはできないです。
もしやってあげたら本人は楽かもしれないけれども、
やはり本人がその課題をクリアしないと、
人生に必要である知識や技術、
強さや賢さを身につけられなくなってしまいます。

娘さんに起きていることは本当に辛く、
痛みを伴うことであるのは間違いないと思います。

ただ、ちょっと視点を変えてみることで、
進む先が見えてくることもあります。

続きは、ビデオでお話しします……

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Cheerful,Old,Mother,And,Young,Adult,Woman,Talking,Laughing,Together,

Q:いつも川畑先生のアドバイスに
たくさんの気付きをいただき感謝しております。

大学生の娘のことでご相談させていただきます。
 
娘はHSPの気質を持っています。

友達の前ではとても明るく振る舞い
友人の悩みを自分のことのように悩み、励ましたり支えたり、
本当はとても繊細で優しく人の気持ちに敏感な心を持っています。
 
寮生活を共にする友人が親しくなってからは命令的に
こうした方がいい、そんな事してても駄目、など
テンションを下げる言葉を毎日言うようになり、
 会話の8割くらいがその言葉で、娘が辛い気持ちを伝えてきます。

娘のことを「操りやすい」と言ったこともあるそうで心配です。

友人は複雑な環境で育ってきたので、
2割くらい良いことを言ってくれると、その気持ちを信じて、
支えてあげたい気持ちがあるようですが。

娘に勇気がいることだけど、
自分の辛い気持ちを素直に相手に話した方がいいと言っても
寮生活も一緒で来年の留学先も一緒の大学で
とても言いにくいようです。

娘もメンタルがかなり辛そうで
留学への準備と不安も重なり心配しています。

娘にどのような言葉をかけたら良いのでしょうか?
 
【しろくまカフェ・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

繊細な娘さんを思う
しろくまカフェさんの母心が伝わります。
 
HSPの人は感受性豊かで人の心にも敏感である一方で、
その共感力の高さが自分自身を
消耗させてしまうことがありますね。
 
おそらく、娘さんの友人は、
娘さんが彼女をよくわかってくれているという
安心感が得られるのでしょうね。

そして、素の自分を出しても受け入れてくれるだろう
という気持ちがエスカレートして
甘えになっているのではないでしょうか。
 
もし、支えてあげたい気持ちがあるのであれば、
サポーター自身の状態が整っていることが優先です。
 
空腹の人が相手にパンを与えるのは難しいように、
娘さん自身のニーズが満たされていないのに
友人のニーズを満たすためのをサポートするのは
不毛です。
 
ときには適度な距離をとって、休息したり、
自分自身の時間をもって充電することを
すすめてあげてください。
 
そして、相手のよきサポーターであり続けたいなら、
自分自身の限界を尊重して、
ときに相手にNOということも大切なサポートのうちで
あることを伝えてあげてください。
 
無理は続きませんし、無理をしていると、
徐々に相手に嫌悪感などの悪感情を
抱くようになってしまいます。
 
そしてそんな自分にも嫌気がさして
罪悪感を抱いてしまうことでしょう。
 
もしも、逆の立場で、
相手が自分に無理に合わせていたなら
どうだろうと考えてみると良いと思います。
 
「無理してまで合わせなくていいよ」
と娘さんなら思うと思うのです。
 
 
この機に、友人に、HSPについて
伝えることも良いと思います。
 
そのうえで、良好な関係を保つためにも、
できることとできないことがあることを
伝えてみるのは良いかもしれません。
 

しろくまカフェさんとしては、
娘さんがどんな状態であっても、
大切な娘であることに変わりはないということを伝え、 
くれぐれも無理をしないように促してあげてください。
 
どんな自分であっても、
かならずいつも受け入れてくれる存在が
この世に一人でもいたなら、
その人は前進する力を育むことができます。
 

母親として、娘さんには娘さんなりの
人生の課題があることを受け入れ、
  
HSPがバネとなって人生を豊かに
切り開くきっかけとなることも知って、
ぜひあたたかい眼差しで
見守り続けてあげてください。

 
      
ーーー
 
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FROM 川畑のぶこ

今日は、紬さん(40代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
川畑先生こんにちは。
私は46歳の専業主婦です。

高校生と中学生の娘がいます。
特に目立つこともありませんが、姉妹仲が良く、
明るく、よく笑う、とても優しい娘たちです。

私は子どもたちが小さい時、余裕がなく、
自分の機嫌で叱ったり、待つことができず急かしたり、
振り返ると、本当に可哀想なことをしてきたなぁ、と思います。

スーパーでパートをしていた時、
お母さんがイライラと子どもを叱るパターンを数多く見ましたが、
今の私が見るとほとんどが叱る内容ではなく、

涙を浮かべた子どもさんを見ると自分も同じことをしてきた後悔と、
当時、涙を浮かべていたであろう我が子たちの顔が浮かんできて、
胸が締め付けられそうになります。

毎晩寝る時は「〇〇がママの所に来てくれて本当に嬉しいなぁ。
大好きだよ。おやすみ」と抱きしめていましたが、
昼間はイライラとため息をつくことも多く、
子どもながらに気を使わせてしまっていたと思います。

今はイライラすることもないですし、子どもの話もいつも聴いています。

子どもも「ママの意見が聞きたい!」とよく話してくれますし、
自分にはもったいないくらい優しい娘たちです。

しかし、過去の後悔が消えず、
幼かった娘たちに謝って抱きしめてやりたい気持ちで、
涙が出てきてしまいます。

この気持ちにどうやって向き合えばよいでしょうか。
川畑先生のご意見をお聞かせください。​​

 
【A】
真面目な紬さん。
素晴らしいお母さん、理想的なお母さんですね。

もう私の方が、子どもにイライラしない方法を
教えてほしいくらいです(笑)

育児って、イライラしたり、
くよくよしたりするものなんですよね。

もちろんそれがないに越したことはないです。

でも、大人の枠組みで言うと当然のことでも、
子どもの枠組みではすべて白紙の状態で、
善悪の判断もない中で、危険なこともする。

人間の本能は、特に母性は、
子どもが危険だと感じることがあればまず恐怖が出て、
その二次感情として怒りの感情が出てきます。

怒りというのは、実はその背後に
不安や恐怖があったりするのですね。

この子を大事だと思うからこそ、
無事に生きてほしいと思うからこそ、
イライラしてしまうんです。
怒りが出てくるんです。

育児で大変な時期、紬さんは紬さんが
その当時にできる最善を尽くしてきたはず。

どうぞそれを信頼して、ご自身を認め、
過去を悔いるのではなく、
「今」そして今後の娘さんたちとの関係性に
目を向けてみてください。

続きは、ビデオでお話しします……

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Back,Of,Woman,Relaxingly,Practicing,Meditation,In,The,Forest,To

Q:子供の頃、家族から虐待されていました。

成育環境から大人になった今も
人を信じる事が出来ず関わることが億劫です。

少し関わりをもつと他人の色んな事が見えてしまい
気になり嫌になり自分から離れたくなります。

基本的に人が嫌いなようです。

夫に対しても少しそんなところがあり、
夫から少し強めの言葉や冷たい態度をとられると
私の方が怒って不機嫌になってしまいます。

言われたことに深く傷ついて体調まで悪くなります。

虐待を連鎖させるのが怖くて子供は持ちませんでした。

共働きで仕事も頑張って続けていますが
この性分なので何一つ楽しくなく苦痛が多いです。

人生が楽しくない。
早く死にたいと思ってしまいます。

少しでも楽になり改善されるような方法は
あるのでしょうか。

【うめ・50代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

子どもの頃の虐待は
成人してからの人生にも影響を及ぼします。

昨年、国立研究開発法人 国立精神・神経医療
研究センターと金沢大学が行った研究では、
幼少期に虐待体験を受けると、

ネガティブな情報に対し、
ある時には注意を過度に向け、
またある時には注意を過度に逸らすといったような、

ネガティブな情報への注意の向け方が不安定で
一貫性がなくなる「注意バイアス変動性」
を呈するということが報告されました。

とくに成人女性にこの傾向が多いとのことです。

うめさんが、人の嫌なところばかりに目が行ってしまい、
人が信じられないのも
このような影響があることと思います。

このような経験はトラウマとなって
その後の人生に影響を及ぼしてしまうことがあります。

うめさんはPTSD(心的外傷後ストレス障害)
の治療は受けたことはありますか?

仕事や結婚生活など、
それなりに社会生活が営めているため
問題が表面化されていないことで、
PTSDがそのまま放置されてしまって
いることもあるかと思います。

もしうめさんがトラウマのケアに
取り組んでいないのであれば、
すぐに取り組むことをお勧めします。

まず、自分自身で手軽にできるものとしては、
マインドフルネスの実践をおすすめします。

マインドフルネスは、
過去や未来にさまよう心を、今この瞬間に戻すメソッドで、
呼吸に丁寧に注意を向ける呼吸瞑想が基本となります。

ネガティブなものへ向けられた注意を、
自身の呼吸や歩行や動作など、
身の回りに起こっていることで
好ましいことやありがたいことに
向けていくことで心の彷徨いを断ち切ります。

昨今ではマインドフルネスの実践は
さまざまな場で提供されていますので、
ネット検索して参加するのもよいですし、

アプリを活用するなどして
自宅でマインドフルネスの実践に
取り組むのも良いと思います。

また、専門家によるトラウマのケアとしては、
身体心理療法(ソマティック心理学)の領域で
効果的なものがいくつかあります。

自分の心の内を観るのは重たすぎる場合、
身体から入る心理療法が有効です。

以下にいくつかトラウマケアのための
ソマティック心理療法を紹介します。

EMDR(Eye Movement Desensitization and
Reprocessing):
スタンフォード大のシャピロによって開発された、
眼球の動きを利用したトラウマ療法です。

クライアントの眼球運動を促すことで、
脳内の報処理システムの再調整を促進し、
不適切に処理されたトラウマ記憶の統合するものです。

ソマティック・エクスペリエンシング®
(Somatic Experiencing®; SE™):
アメリカのピーター・ラヴィーンが創始。

クライアントにとって安全な場をつくり、
身体の感覚(フェルトセンス)に意識を向け、
言葉がけを行いながら、
トラウマ体験による恐怖などで凍りつき、
未消化になっていた身体反応を
おだやかに表出させ、完了させていくものです。

ブレインスポッティング(Brainspotting):
EMDRを実践してきたセラピストのグランドが開発した、
トラウマ記憶と視線との関係性に着眼した療法です。

クライアントがトラウマ記憶を思い浮かべているときの
視線の位置を導き出して、視点を定めることで、
脳の情報処理を促します。

バイオエナジェティクス(Bioenergetics) :
アレクサンダー・ローエンが開発した
ソマティック心理療法の先駆けのひとつ。

心と身体は生体エネルギーを通して連動していると考え、
呼吸と身体動作を変えることで、心に働きかける療法。

ぜひ、これらの情報も参考にして、
セラピーの提供期間にコンタクトをとってみてください。

どうか、まだうめさんが取り組んでいないことで、
できることはたくさんあるということを
ぜひ覚えておいてください。

     
ーーー
 
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20221031

FROM 川畑のぶこ

今日は、もんきちさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
はじめまして。
メルマガをいつも拝見しています。

このような場で悩みごとを打ち明けるのは初めてなのですが、
苦しくなってしまいましたので、ご相談することにしました。

50代、独身、母と2人暮らしです。
私が、母を支えて働いています。

友人の紹介で、今年の2月から
ゴルフ場のキャディの仕事で
正社員として採用していただき働いていましたが、
休みがうまく取れず、頑張りすぎたせいか、
痩せて体調を少し崩してしまいました。

お世話になっている方が心配して
その方の会社に転職を薦めてくださり、
土木工事の会社でしたが、
ほとんど事務作業か現場の確認作業なので
身体的には楽だから大丈夫とのお話でしたので転職し、
6月からお世話になることにしました。

入社してみると、担当する仕事がないので
ほとんど土木作業のお手伝いになってしまい、
外国から研修で来ている若い男の子に混ざって働いています。

体力的に厳しいので紹介してくれた方に相談したのですが、
もう少しすると新しい現場で楽だから、
資格を取ればお給料も上がるから、
根性で頑張れ、と励ましてくださいます。

現場作業は体力的にかなり辛いのですが、
必死で頑張ってしまうため体力はあると思われています。

でも実際は、じんましんや熱中症になったり、
休みの日はほとんど寝ています。

体力がもたないのですぐにでも辞めたいのですが、
紹介してくれた方に迷惑をかけてしまうのが心配で、
なかなか言い出せません。

辞めて楽になりたい気持ちがある一方で、
その方に言われたとおり、仕事が楽になるのを待ちながら
このまま頑張り続けた方が良いのかと思う自分もいて、
決断ができずにいます。

川畑さんの視点でのアドバイスをいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。

 
【A】
もんきちさんの、義理や誠実さを大切にする
お気持ちがよく伝わってきます。

ものすごく責任感がある方なんでしょうね。
そして頑張り屋さん。
頑張りすぎ屋さんかもしれないですね。

だから、そのお知り合いの方は、
もんきちさんのことをすごく信頼して、
安心して紹介してくれたのだと思います。

当初言われていたことと実際の現場の仕事内容が
違うことについては、縁故採用だと、
良くも悪くも細かいことまで取り決めがされず
なぁなぁになってしまうことはありがちかもしれませんね。

ただ、前回の仕事も体力的にきつくて
体調を管理したいために今回の仕事に転職されたとの
ことですから、そこはご自身の体と心を第一に考え
動いていただきたいなと思います。

言われた通りに何でもやることが誠実さではありません。

もんきちさんにはぜひ「自分の意見を伝える」「交渉する」
という課題に取り組んでいただきたいと思います。

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Chakra,Color,Human,Lotus,Pose,Yoga,In,Green,Tree,Forest

FROM:川畑のぶこ
私たちは、大切な人と
充実した愛情に満ちた関係にあるとき、
人生がよりイキイキと豊かになります。

自分も相手も満たしあえることは
人生に欠かせない要素です。

ただ同時に、相手への
感情的サポートに対する欲求が依存に変わると、
その関係はバランスを崩して
人生に害を及ぼし得るのもまた事実です。

このようなバランスは徐々に徐々に崩れていき、
関係を破壊していきます。
感情的な依存の兆候は、
以下のようには現れていることが多いです。

・常に不安や心配がある

・相手に見捨てられることへの恐怖心を抱いている

・安心感を得るために、
絶え間ない努力をしなければと感じている

・拒絶されることへの恐怖感が常にある

・相手への依存を真の幸せだと思っている

・自分の感情の世話ができず
相手が自分の感情を満たすべきと思っている

・パートナーなしに生きる価値がないと
考えることがある
このような相手への依存心は、
慢性的に満たされない心を作り出し、
孤独感や寂しさを生みます。

また、依存先は大切な相手のみならず、
ときとしてモノ(買い物)やギャンブルや
アルコール、食べ物となることもあります。
このような依存心を抱える人の多くは、
愛着の問題を抱えていることが多いです。

幼少期に、基本的なニーズが
十分に満たされていないことや、
トラウマ的なできごとを経験することも
原因に考えられます。

あの頃の子どもの私をねぎらい、
もう恐れる必要がないことを伝えてあげるのは
大切です。

また、パーソナリティ障害によって
依存性が高くなっていることもあります。

このような人は
根本的な空虚感に苦しんでいます。

パーソナリティ障害の場合、
本人が苦しいのは当然のことながら、
家族や周囲が巻き込まれるので大変です。

自覚のない人は、依存しては破壊して
また別な依存先を見つけるというパターンを
何度も何度も繰り返すことになります。

私たちは感情が自分の責任であることに
気づいていないことが多く、
対処のツールも持ち合わせていません。

いずれも、建設的に自分の感情へ
対処する方法を学ぶことは
自分にも周りの人にとっても大切です。

自分の心の内を探求して、洞察力や気づきを
得ることは私たちに平穏をもたらします。

自分の持つ感情にはどんな思考が伴うのか?
それは事実なのか?役に立つのか?

ときにはひと呼吸おいて、
自分の内面を静かに振り返り、観察して
自分のパターンに気づく時間を作ってみることが
大切です。

瞑想も私たちの心を落ち着かせてくれ、
自分への慈しみを学ぶことができます。

最近は瞑想アプリなども
手軽に活用できるようになってきていますから、
自分にしっくりくるものを見つけて、
繰り返し実践してみると良いかもしれません。
依存心の強い人は、自分に厳しく自己批判的です。

自分を慈しむことは、甘やかしと
感じている人もいるかもしれませんが、
そうではありません。

自他を慈しむ心へとつながり
私たちの日々に調和を取り戻してくれます。

 

ーーー
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20221024

FROM:川畑のぶこ

10月も残すところ1週間となりました。
早いですねっ(゚o゚;;

そして、毎年この季節になると
12月開催「断捨離祭り」の準備で
私自身、とってもワクワクします!

断捨離祭りとは、
全国のダンシャリアンが一堂に会する恒例の人気イベント。

断捨離提唱者やましたひでこさんをはじめとする
「断捨離メルマガ」執筆陣のトークや
ご来場者参加型の懇親会など
スペシャル企画が盛りだくさんです。

 
今年は、なんと3年ぶりの会場開催!

私、川畑のぶこは
「心のしなやかさを身につける」というテーマで
お話しさせていただきます。
 
会場参加枠はもう満席になってしまったようですが、
Zoom参加はまだまだお申込み受付中。
 
モノとココロの断捨離で
スッキリ、心地よい年末を迎えたいあなたは、
ぜひともご参加くださいね!

本日は、いつものQ&Aをお休みして、
3年前「断捨離祭り2019」のパネルディスカッションで
テーマ「自縄自縛」について、
私がお話しした内容のダイジェスト動画をお送りします。

ぜひこちらからご覧ください。

https://youtu.be/20wNInJ3YdY
20221024

「断捨離祭り2022」の
詳細&お申し込み方法は
こちらのページでご確認いただけます^^

https://in.yamashitahideko.com/fes2022_9800_yt?cap=kawabata
※11月30日(水)まで限定価格

12月10日(土)「断捨離祭り2022」
会場で、Zoomで、
皆さんお会いできるのを楽しみにしています!
   
 
ーーー

★川畑のぶこからのメッセージビデオ
 ぜひご覧ください♪
  ↓
https://in.yamashitahideko.com/fes2022_kawabata

 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

Single,Or,Divorced,Woman,Alone,Missing,A,Boyfriend,While,Swinging

Q:学生の頃から親しく、お互い同時期に結婚し、離婚し、
色々な面で支え合ってきた20年来の友人がいましたが、

彼女と私のパートナーも含め交流するようになってから
連絡が来なくなり、淋しい気持ちになっています。

彼女は自由奔放だけど、とても繊細な一面もあります。
アーティストで歌がすごく上手いです。

私は、穏やかで平和主義な性格だと思っています。

離婚後、私は婚活を頑張りたくさんの男性とデートして
遂に現在のパートナーと出会いました。

パートナーを親友に紹介して一緒に食事に行ったり、
旅行に行くこともありました。

ある時から彼女からの連絡が少なくなりました。

話を聞くと、パートナーが彼女に、
もう私たちの家に遊びに来ないでほしい、
太っているから婚活は難しいと思うなど言ったそうです。

パートナーに状況を聞くと、
彼女のワガママに付き合いきれず、
積もり積もって色々とダメ出しをしてしまったそうです。

以前結婚していた元夫も
彼女に対して怒っていたことはありました。

新居に遊びに来て
まだ私たちも入っていないお風呂に勝手に入っていたり、
パートナーにタバコちょうだいと言ってもらっておきながら、
これまずいーっと言ったり、許せない部分があったようです。

確かに彼女は自由奔放で、ちょっとワガママです。
でも私はそんな彼女は
自分にない魅力がたくさんあり、好きでした。

パートナーが言った言葉もひどい発言だったので驚いて、
彼女に申し訳なかったと伝え、
私はパートナーなしでも交流できたらというニュアンスで
気持ちは伝えました。

私の誕生日にお祝いメールをくれましたが、
それ以降は連絡がありません。

以前は2日に1回は連絡が来て、
長電話もするような関係でした。
こんなことで長年の友人関係がなくなるのが切ないです。

でも、仕方ないのかなと思ったりもします。

どのように折り合いをつけていけばよいでしょうか?

【ぴーちゃん・40代・女性・看護師】

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A:FROM 川畑のぶこ

人生やものごとは常に移りゆくものです。

この無常にいかにしなやかに対応するかが、
人生を豊かに生きるか否かの
分かれ道となるかと思います。

人間関係もしかりで、
永遠と信じていても、常に変化があり、
ときとして別れが訪れることもあります。

良好な関係がずっと続くこともあれば、
過去には濃かった縁が、
時間の経過とともに薄い縁になったり、
また何年(ときに何十年)もして復縁したりと、
変化があります。

その人の生きるライフステージによって、
人間関係に変化があるのは当然です。

ぴーちゃんのように彼女とぴーちゃん以外の
第三者(夫)との関係性というのは、
二人の関係性とは異なるものです。

では、ずっと二人だけで良かったのかというと
そうとも限りません。

彼女の自由奔放なところは
ぴーちゃんにとって憧れだったり
羨ましかったりする部分があるかもしれませんが、
コインの裏表となる「わがまま」な行為が頻回なら、
やはり周囲の人間関係に不調和をきたすでしょうし、
改善されたほうが好ましいわけです。

ご友人の課題はぴーちゃんの夫を介して
指摘されたのだと思います。

もちろん、体型を批判するのはハラスメントで
許されることではありませんが、
「それはわがままだと思うな」とか、
「私はそれを不快に感じるな」などといった
率直な意見は一考の価値があるものです。

ぴーちゃんにとって大切な夫が
ご友人を不快に感じている以上、対応は必要です。

このような摩擦は、より良い人間関係を
構築するためのチャンスでもあったのですが
彼女は課題に向き合わずに、
離れるという選択をしましたね。

ご主人も、
ぴーちゃんにも気を使ったのだとは思いますが、
溜まりに溜まる前に、
率直なコミュニケーションができていれば、
状況ももうすこし異なっていた可能性も
あったのかもしれないと思いました。

いずれにせよ、理想形ではないにせよ、
取り組むべき課題にそれぞれが
真摯に取り組む機会が与えられたのは
間違いないのではないでしょうか。

ここで取り組むべき課題から逃げた場合、
解決とはいかず、
ただ、問題が先延ばしとなるだけでしょう。

いずれ、お互いに別なところで
似たような体験を繰り返しながら
学ぶことになるかもしれません。

ぴーちゃんの課題は、拙速に解決しようとせず、
機が熟すのを待つことかもしれません。

あるいは、相手には相手の課題があって、
思い通りにならないことをコントロールしようとせず、
そのまま受容することかもしれません。

これもお互いにとっての大切な学びの時期、
待つことや手放すことも
大切なサポートのうちと理解して、
しばらく静観してみてはいかがでしょうか。

また、彼女のことを大切に思いつつも、
今のぴーちゃんのライフステージに合った
新しい人間関係や出会いもあることを
忘れないでください。
     
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