心理療法家でサイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこによる、皆さんからの質問へのアドバイスや、メンタルの整え方、実生活に役立つ心理学のお話。日本における「サイモントン療法」の第一人者であるほか、「断捨離アンバサダー」としての顏も持つ川畑のぶこ。この2つのメソッドをベースに、一般の方のストレスマネジメントやメンタルケアについて、わかりやすくお伝えしています。

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191111

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、木の実さん(30代・会社員(育児休職中))
のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
1歳の娘がいる30歳既婚者です。ワンオペ育児に疲れています。
慢性的に、私自身が睡眠不足、休憩不足、息抜き不足を感じています。

娘は癇癪(かんしゃく)が激しく、夜もなかなか寝ない子です。
それに対して「どうして思うようにいかないのだろう」と、
とてもイライラしてしまいます。

日中も何をしても泣き止まないですし、やっと寝た、と思うと
2時間おきに起きて泣くので気が気ではなくて、私の睡眠時間が
ほとんどなくなってしまい、精神的にかなり追い詰められています。

先日自分が熱を出した時にあまりに辛くて、地方に住む母に電話したの
ですが「自分が産んだのだから熱があっても寝込んでいられない」と
言われた時には本当に辛かったです。夫には「熱を出したお前が悪い」
と言われて、怒りとやるせなさを感じてひきずっています。

夫は仕事が忙しく、出張の多い仕事であまり頼ることができません。
どうすれば、精神的にもっと楽に子育てができるようになるでしょうか。
~~~~~~~~~~~

私自身も一児の母なので、木の実さんのご苦労よくわかります。
特に0歳から1歳、1歳から2歳になる前まであたりは、ものすごく
手がかかる時期ですね。そして、これをワンオペで行うというのは、
本当にものすごく大変なことだと思います。

結論から言うと、誰でもいいのでサポートをつけることです。
サポートというのは、木の実さんの代わりに赤ちゃんをちゃんと
見てくれる人です。

育児は一人ではできません。

私が出産をする時にお世話になった病院で、看護師さんに聞いた話です。
その病院の看護師長だったか、副看護師長だったかの方が、
自分はもう何年も産婦人科で仕事をしているので、自分の子ども一人
ぐらい見られるだろうと思って、それこそワンオペで育児をしようと
したのだそうです。ところが2ヶ月で持たなくなって、実家に帰ったと
おっしゃっていました。

子どもを何人も取り上げているプロです。そして、お母さんの悩みにも
もう10年以上も寄り添ってきているような産科のプロフェッショナルで
あっても、やはり大変で2ヶ月しか持たなくて実家に帰ってしまった、
一人の手では子どもは育てられないということを実感したと。

私も最初はできる限り一人でやろうと思っていましたから、ものすごく
プレッシャーを感じていたのですが、そんな話を聞いて、そうか、プロに
無理なのにどうして私にワンオペの育児ができようかと思いました。

私も木の実さんと一緒で両親は実家におりますから、今来てとか明日来て
ということがなかなか言えない状態です。なので、それ以来私は、
周囲にサポートを求めるということをしました。

木の実さんも、まずは助けを求めるということをしてみてください。
リソースはどこでもいいです。お母様には断られたということですが、
再度頼んでみるのもいいかもしれません。その時には、精神的に追い
詰められているということをしっかり伝えてください。

また、ご自身がかかっている婦人科にも、母子の身体状態だけでなく、
精神的なことも伝えたほうがいいと思います。メンタルケアもしてくれる
ところはしてくれますので、相談してみましょう。

あるいは、市区町村の保健福祉課でも、どこでどんなサポートがあるか
ということを教えてくれますので、一度訪ねてみるのもいいでしょう。

自分が産んだ子の世話なのだからまずは自分、自分の次は親と、頼る先
は身近な人がよいと思いがちですが、逆に身内ではないからこそ、
気を遣わずに頼めるということもあります。

そして、ご主人との連携、役割分担については前向きな話をしていけると
いいですね。具体的にどのようなコミュニケーションで相談すればいいか
についてもお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_1100208131

Q:夫に振り回されてしんどいです。
 
夫は6年ほど前にうつと診断され、心療内科に通っています。
 
休職をはさんだりして今までやってきたのですが、
最近身体面でお腹や腰が痛い、しんどいと言い、
病院で検査しても異常なしで
うやむやなまま症状がなくなるということが続いています。
 
正直なところ医療費が高額になって
家計に負担がかかっており、
病院にかかる前に「命にかかわる病気かも」と
いろいろ不安になるようなことを言い
一日中布団から出てこず、
異常なしとわかるととたんにお菓子を食べたりします。
 
体に悪そうなことをしておきながら
後からしんどいと言う繰り返しで、見ていてイライラします。
 
しんどいと言っていれば寝ていてもいい
という考えなのかとも思います。
 
私が言うことには耳を貸さない夫ですが、
夫が前向きになれそうな言葉かけができればしたいです。
 
どのようにしたら聞く気になって、
自分の体と周りをいたわるようになるでしょうか。
 
【えい・40代・主婦】
 
———————————–
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
ご主人が断続的に休職を繰り返されるなか、
えいさんも心配が続いていたことと思います。
 
辛いのはご主人だからと、言い聞かせて、
忍耐を含む、さまざまな努力をされてきていることと思います。
 
ご主人との関わりに関して、
どのようにコミュニケーションを工夫したら良いかとのご相談ですが、
 
ここは、言語的な方法論よりも、
非言語的なコミュニケーションを
大切にしていただくと良いのではと思います。
 
どういうことかというと、
えいさんのイライラは言葉に出さなくても
非言語的に伝わっていると思います。
 
これは理解できる状況であるものの、
ご主人の回復の過程には寄与しません。
 
それどころか、癒しの妨げになることと思いますし、
それはえいさんご自身も感じていらっしゃるのではないでしょうか。
 
いま、えいさんに取り組んでいただきたいのは、
「ご主人のことをどうしたらよいか」と、
これまで多くの注意を向けてきたことから、
 
ご主人がどうであれ、自分が機嫌よく
日々を過ごすにはどうしたら良いかということに
注意を向ける努力をすることをおすすめします。
 
おそらく、6年前までは、主婦のえいさんにとって、
ご自宅のほとんどはご自身の自由になる
パーソナルスペースであったことと思います。
 
そのようなスペースでは、
えいさんもくつろいで心身のエネルギーを
充電されていたのではないでしょうか。
 
ところが、この6年は、ご主人がご自宅にいることが多く、
日常のルーチンも変わったことと思います。
 
ご自宅は、ご自身の自由がきく充電の場というよりは、
相手をケアする場、
どちらかといえば、エネルギーを消費する場に
変わってきてはいないでしょうか。
 
もしそうであれば、ご主人が体調をくずして自宅にいる以上、
えいさんは自宅以外からご自身のエネルギーを
充電しなければいけません。
 
もちろん、ご主人が元気になってくれたに越したことはありませんが、
病んでいる相手が、思い通りになることで
自身を満たそうとするのは不毛です。
 
それよりも、ご主人や自宅以外で変化を起こし、
ご自身の心理的ニーズを満たせる場をつくることが大切です。
 
えいさんはどのようなことに喜びや充足感を感じますか?
 
それらをたくさんリストアップしてみて(最低5つ)、
ぜひ取り組んでみてください。
 
たとえば、気の置けない仲間とお茶をしたり、
カラオケに行ったりするひともいますし、
体を動かしたり、自然の中に身をおいたりする人もいます。
 
文化や芸術に触れたりすることで充電する人もいます。
 
好きなカフェで20分くらい読書をすることで満たされる人もいます。
 
ご主人が変わること以外で、
えいさんを満たせるものに注意を向けてみて、
それにとりくんでみてください。
 
すると、今まで気になっていたご主人の言動も
さほど気にならなくなるかもしれません。
 
煮詰まった場から少しばかり距離をとると、
より俯瞰的に状況を観ることができるようになって、
ご主人への理解が深まるかもしれません。
 
そのような状態からは思いやりある言葉かけが
自然と出てくるかもしれません。
 
何より、自分がどうであれ、病状がどうであれ、
いつも妻が穏やかに機嫌よくいてくれることは
彼の癒しを促進することと思います。
 
ぜひ、えいさんご自身を満たす努力をしてみてください。
 
夫が前向きになる努力は?というご相談でしたが、
まずは、えいさんが前向きになる努力をしてみてください。
 
応援しています!
   
   

ーーー

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、スイートさん(40代・教師)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
中学教師をしている、45歳独身女性です。ここ最近、残業や休日出勤も
多くなり、帰宅時間は夜10時を越えることも珍しくありません。

自分が教師になった20年くらい前にはまったく考えられなかったような、
保護者からの度を超したクレームも増えてきました。仕事のプレッシャー
やストレスが辛く、逃げ出したいと思う毎日が続いて不安に思っています。

つい最近は、勤務中に急に体調が悪くなり、汗が噴き出て全身が震え始め
て、恐怖を覚えました。毎日何もやる気が出ず、よく眠れたと感じること
が全くありません。たまの休日は何もやる気が出ず、全身の倦怠感が
いつも消えません。

最近、職場でうつ病の方が出て、私も気になりネットで「うつ病チェック」
のようなものをしたらストレスレベルが異常に高く、でも病院に行く勇気
は、怖くてありません。

仕事は学級のためにも止めたくない気持ちが強いですが、気持ちが
なかなかついていかないことに悩んでいます。
~~~~~~~~~~~

きっと、スイートさんだけが例外ではないでしょう。現代の日本の教師の
方達というのは、本当に、プライベートな時間を犠牲にしてたくさん働い
ていらっしゃると思います。

仕事をすることにエネルギーを持って、多少の残業も自分の肥やしとなる
ような、エネルギーとなるような、少しでも楽しみを持って行えているの
であれば、病的な状況になるのは免れるかもしれません。

おそらくスイートさんも、以前はそういうことはなかったのかもしれない
ですね。最近ということなので、20年くらい前には全く考えられなかった
クレームがあるとのことですから、、最近おそらく状況が変わってきて、
特に過密なスケジュールになってきているのではないかなと推察します。

教師の仕事自体は合っているのでしょうけれど、問題はその量ですね、
ボリュームが合わなくなってきている。そのボリュームの一つには、
ご相談の中にあったように、保護者からの度を越したクレームというのも
あると思います。

まずスイートさんの状況。学校は辞めたくない、病院に行く勇気は怖くて
ないとのことですが、もう症状が出始めています。

汗が噴き出て、全身が震えて、恐怖を覚える、眠れないというのは、
病院に行ったらば不安障害とかパニック障害という診断がつくのではない
かと思われるような状況です。

自律神経症状はもう出ていますし、不安恐怖を持っている、睡眠の質が低
くなっている、眠れたと感じることがまったくないというのは、もうかなり
臨界点に達しているというか、このままだともっと状態が悪くなっていき
ますから、いち早く受診することをお勧めします。

精神科でも心療内科医でも対応してもらえるはずですので、早く治療は
始めた方がいいと思います。学校を辞めたくないし、子供の事を思うので
あればこそ、早く治療を開始されてください。

その後のステップとして、学校側との話し合い、保護者側との情報共有
など、スイートさんご自身の周囲との連携が必要となってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_652330744

Q:社会人2年目、24歳です。
今年に入り、同級生や近い友人の母親がふたり亡くなりました。

自分の親は元気ですが、
身近な大切な人が亡くなる出来事にとてもショックを受けて、
これまで気にしなかった生死について考えることが増えました。

身近な人の死を乗り越えた人の話などを読むと

「いつまでも悲しんでいるのは、死んだ人にとってもよくないと気づいた。
だから前を向き始めることができた」というのをよく見かけます。

しかし今の私には、そんなことはただの綺麗事のように感じられます。
前なんて見えないし向きたくないです。

結局死んでしまうことを考えると、
全てのことが茶番劇のようで無意味な気がします。

これまでの歴史の中で作られたどんな文化や経済活動も、
本当はやる意味がないのに
必死に人間は取り組んでいるように思えるのです。

何もかも馬鹿らしくて面倒に感じるようになり、
しまいには何のために生きて暮らしているのか分からなくなってきました。

何に対してもあまりやる気がおきなくて、
寝る前やぼーっとしている時にふと、
この世にいるのかいないのかはっきりしないような感覚になったりします。

生きることがどんな意味をもつのか知りたいです。

すごく不思議なのは、周りのだれもが、
死ぬことについて何も考えていないように見えること、
そして、それでもある程度は幸せに生きているように見えることです。

それはそう見えるだけでしょうか。

人は、どのように死と向き合えばよいですか。

【恵・24歳・会社員】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

人間はみな、いずれ死を迎えるのに、
いったい何のために生きているのか。

死んでしまうなら生きる意味はないと、
虚しさを感じてしまうのですね。

恵さんの生や死に真摯に向き合う姿勢が伺えます。

私は日頃、がん患者さんやご家族と向き合うことが多いですが、
そのような現場では、
生と死について考えることは切っても切れない課題です。

今回恵さんが、同級生の死や仲の良い友人の母親の死を通して、
そのような課題に取り組み始めたのは、
同級生や友人がとても大切な人であるからこそだと思います。

生きるとは何なのか、死ぬとは何なのか…

これは、私たちがいったい何者なのかという問いへの
答えでもあるかもしれませんね。

この問いに対する単一の答えというのはないでしょう。
人それぞれに答えがあると思います。

また、この問いに応えようとする姿勢自体も
生きる意味に通じるのかもしれません。

生や死の本質は物証できるものではないので、
私たち一人一人がそれらに対して
どのような信念をもって生きるかが大切になってきます。

そして、何を信じるかは、その人の人生の質に大きな影響を及ぼします。

「どうせ死ぬなら生きる意味はない」というのは、唯物主義的な考え方、
すなわち、物質として存在するものが唯一価値のあるもので、
物質として存在しなければ価値がないという信念が
ベースにあることが考えられます。

肉体(=物質)がなくなれば、私たちの価値はなくなるという考え方ですね。

もし、この考えが恵さんに苦しみをもたらしているのであれば、
他の見方や考え方がないか、探求してみることをお勧めします。

私たちが生や死に関心をもって、学びを深めようとしてみると、
洋の東西を問わず、世の中にはさまざまな教えがあることに
気づくことと思います。

死んだらそれで全てのおしまいという考え方もあれば、
死後も私たちの本質
(それを魂とよぶのか、霊性と呼ぶのか、エネルギーと呼ぶのか、
心と呼ぶのかはわかりませんが)は存続して成長し続ける
と言う考え方もあります。

後者は多くの文化圏に存在する考え方です。

これは、宗教や哲学や人生観やスピリチュアルな領域の課題です。

もし、恵さんがこのような分野を探求してこなかったのであれば、
いまがそのチャンスかもしれません。

私の臨床経験では、多くの患者さんは、
この人生の卒業後も、魂や見えないエネルギーとして存在しつづけ、
大切なご縁は見えないかたちで繋がっているという信念を育むことで、今
日この日を穏やかに、よりよく生きていらっしゃいます。

私たちが死んだあとどうなるかは、死んでみないことにはわかりません。

そうであれば、生きているあいだは、
信じたいことを信じて生きる権利があります。

「今見ているものや私が今の時点で知っていることがすべて」
と結論づけるのも拙速かもしれないなと、
ぜひ愛ある好奇心をもって恵さんなりの死生観を探求してみてください。
   
   

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今日は、ナツミさん(40代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
初めて相談させていただきます。
私の夫はイライラが抑えられない人で、怒りが頂点に達すると、
その感情を抑えられず、大声で怒鳴ったりモノを投げたりします。

私がその場にいない時でも、知人とケンカになり殴ってしまったことや、
飲食店の不慣れな新人店員さんに、もの凄い勢いで怒鳴ったりしたこと
があるそうです。

そして今回、私も子供も一緒にいるにも関わらず、
他人と大声で喧嘩をしてしまい、警察まで呼ばれてしまいました。
「子供もいるんだからやめて!」と何回も制止しましたが聞かず…
とても恥ずかしい思いをしましたし、そんな場面を子供に見せて
しまったことが申し訳なくてかわいそうで、何もできなかった自分、
夫と結婚した自分が情けなくなりました。

旦那は、結婚前は、怒りやすい様子はまったく見られませんでした。
同居している義母は「あなたと結婚してからだいぶ落ち着いた」と
言っていました。

現状に対して、もっと叱っておけばよかったと言いますが、
今すでに年老いてしまった義母は、旦那が怒り出すと諦めて何も言わず、
落ち着くまで離れるだけです。

こんな夫とこの先うまくやっていけるのか不安です。夫の気持ちが
わからなくて、でもこの話題に持ち込むのも難しいと感じています。
~~~~~~~~~~~

ナツミさんの戸惑い、そして一番ナツミさんが心配しているのは、
きっとお子さんのことですよね。

子どもに、こういうお父さんの姿をずっと見せていいのか。。。

もし、自宅で怒鳴るということや物を投げるということが頻回であれば、
これはもう暴力です。

暴力というのは必ずしも身体的にパンチするとか、叩くとか、ドンと喉を
突くとか、そういうことだけではなくて、罵声を浴びせたり、物を投げる
というのも立派な暴力のうちなのですね。

なので、もし自宅でご主人が、日常的に怒鳴ったり物を投げたりという
ことがあるのであれば、お子さんにはかなりの心理的ダメージがあるで
しょう。

また、もちろん、ナツミさん自身も、このような状態にずっとさらされて
いるのは良くないです。不健全な状態が増していくと病んでいってしまう
こともあり得ます。

ですから、この話題に持ち込むのは難しいとおっしゃっていますし、
とても勇気がいることだと思いますが、ご主人とは何らかの形で、
この話をしていかなければいけないと思います。

同時に、支援センターや児童相談所など、いろいろなリソースをフルに
活用しながら、いざというときのための準備をしておくことも大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_107813681

Q:3年前、次男が進学のため大阪に出たあたりから
心が晴れません。
 
仕事もやりがいを持ってやっていましたが、
2年前に倒産してしまいました。
 
新しいところで仕事を始めましたが、
前ほどは一生懸命になれません。
 
1年前には長男が結婚して家から離れ、同じ頃に夫が転職し、
夜や土日もほとんどいないため、
1人の時間がとても多くなりました。
 
子育て中はあれほど1人の時間が欲しくて、
やりたいこともいろいろあったのに、
いざ時間が出来てもやる気がおきず、
休みの日もボーッとテレビを見たり、
携帯を触ったりしているうちに終わってしまいます。
 
断捨離をしようと始めましたが、
すぐにやる気をなくしてしまいました。
 
心療内科にも行ってみましたが、
入眠剤をいただいただけでした。
 
もう長く生きていたくないとも思うようになりました。
  
友達をお茶に誘ってみましたが、
みんな忙しく、なかなか予定が合いません。
 
孫も産まれましたが、それほど可愛いとも思わず、
これから何を楽しみに生きていこうかと思っています。
 
何かアドバイスお願いします。
 
【イオン 50代 製造業】
 
———————————–
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
イオンさんのように女性の50代は、
子育てがひと段落したかと思うと、
子どもの就職や結婚による巣立ち、仕事の変化、
夫との時間や関係の変化、自身の身体面の変化など、
さまざまな心理社会的変化が起こりやすい時期です。
 
このような変化が重なる時期にはストレスも蓄積しやすく、
うまく心が適応できなくて、
心身の不調をきたしてしまうこともあります。
 
また、50代は更年期障害が好発する時期でもあります。
 
閉経の前後、40代後半から50代後半が該当しますが、
この時期はエストロゲンというホルモンの減少により、
心身への障害が出やすい時期です。
 
身体的な症状としては、顔のほてりや発汗(ホットフラッシュ)、めまい、
息切れ、不眠、動悸、冷え、疲労、頭痛などがあります。
 
精神面では、不安や憂うつ、イライラ、物忘れなどがあり、
更年期外来を受診した女性の56パーセントは精神障害が、
うち26%はうつ病であるという報告もあります。
 
更年期のうつ病の罹患率は
閉経前に比べると14倍も高いことが報告されており、
 
これらのことからも、エストロゲンの低下とうつ病の発症は
関係があることが示唆されています。
 
更年期障害は、見落とされてしまうこともありますので、
婦人科や女性外来を受診することをお勧めします。
 
もし更年期障害であったなら、
不足するエストロゲンなどのホルモンを補充する治療
によって、症状の改善が期待できます。
 
自身でできる取り組みとしては、食事や運動があります。
 
大豆に含まれるイソフラボンは
エストロゲンとおなじような働きをすることが
わかっていますから、豆腐や納豆やおからなどを
積極的にとることも良いかもしれません。
 
有酸素運動は抗うつ剤とおなじ作用があることがわかっていますので、
散歩やジョギング、ヨガやストレッチなど
体を動かしてみるのも良いかもしれません。
 
心の切り替えかたとしては、
「今は変化に適応するのに時間が必要な時期」

そして、「新たな価値観やライフスタイルを構築する機会」
としてとらえなおしてみてください。
 
夫との時間の使い方も、夫婦で話し合ってみるのも良いかもしれません。
 
これまであまり接点のなかった夫婦が、
毎朝一緒に散歩に出るようになって、
夫婦関係の調和がもたらされたケースもあります。
 
新しい趣味やサークルに参加してみるのも良いかもしれません。
 
今、やりたいことがないからといって、
今後もずっとそれが見つからないわけではありません。
 
いまは、第二の人生を始める前にいったん空っぽになる時期で、
これからそのスペースに新しい風が吹き入れるための準備期間だ
ということを信じてください。
   
   

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