心理療法家でサイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこによる、皆さんからの質問へのアドバイスや、メンタルの整え方、実生活に役立つ心理学のお話。日本における「サイモントン療法」の第一人者であるほか、「断捨離アンバサダー」としての顏も持つ川畑のぶこ。この2つのメソッドをベースに、一般の方のストレスマネジメントやメンタルケアについて、わかりやすくお伝えしています。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みゆさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
夫50歳との性生活に悩んでいます。

結婚25年で、社会人、高校生、中学生の子どもが4人います。夫は社会的
に認められる立場にあり、自治会の活動にも積極的に参加しています。

私は実家から離れた関東で結婚し、個性豊かな子ども達の育て方に悩み、
ほぼ10年うつで寝たきりの生活をしました。夫は子育てに普通に参加して
くれましたが、手のかかる子どもがいても構わず、休日の半分は趣味に
出かけるのが常でした。

現在、私はスピリチュアル的な助けのお陰で思考が変わり、元気になり、
家事も仕事も、また不登校の子がいますが、気負わずこなせるようになり
ました。ただ、夫は私を自由に扱えるものだと思っているのか、寝室で
隣に子どもが横になっていてもこっそり触れてきたりして、手を避けると
拗ねます。

デリカシーがないので、私にOKかノックして欲しいと言うと、
理解ができないようで「夫婦なんだから同じ気持ちになるもんだ」と、
「お前(=私のこと)は自分のものだ」と言いました。これまで、子育て
で疲れていても応えていましたが、もうさすがに疲れてしまいました。

夫は、カゴの中の鳥が言うことをきかなくなって拗ねているみたいに見え
ます。私なりの妥協案で、外でならいいと提案し月に一度出掛けたりしま
したが、2度出かけて私も納得しましたが、また現在は元に戻ってしまい
ました。

夫は、私が自分とは別人格であるという事がわからないのかも知れません。
私は今パートで働いていますが、起業しようといろいろ学びながら楽しく
生活しており、精神的に自立できたと思っていますが、それが夫にしてみ
れば、これまでの夫婦のバランスが変化してきて不安なのかも知れません。
これまで自由に思い通りにできたことができなくなって、怒っています。

最近はやっと挨拶を交わせる程度になりました。今後の対応について、
アドバイスいただけるとありがたいです。

どうぞよろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

みゆさんは4人の子育てをされ、上のお子さん子はもう社会人なのですね。
本当によく頑張ってこられましたね。私も1児の母として日々奮闘していま
すが、4児の母などと聞くともうすごいなぁとしか思えません。

そんな中でご苦労もあったようですね。ご主人は社会的な立場もおありと
のこと、みうさんが一生懸命支えてこられたのでしょう。

うつで寝たきりの生活をされたというのも、おそらくご自分のことより
周りのことに尽くし、いつも自分より人、相手の方に重きを置いた結果、
ダウンしてしまったのではないでしょうか。

とても献身的で良心的で、いい母で、いい妻であるみうさんなのではない
かと察します。同時に、病気になってしまったことにも罪悪感を持ったり
して、辛かったかもしれませんね。

ただ、病気というのはやはりサインなのです。無理が効かなくなったとき
に身体が、もう無理ですと周りにSOSを発してくれる。言葉で言えないか
ら、行動できないから、身体がもう無理と言ってSOSを出してくれる、
そんな役割もあるのです。

みゆさんが今、自立してきてきちんと自分のことを自分で満たすように
生きられるようになり、生活が楽しくなってきている、これは素晴らしい
ことですね。

精神的に自立できてくると、自分は自分で人生に違いをつくることができ
る、他者に対して影響を与えることができると感じられるようになります。

これは、心理学者のバンデューラが提唱した「自己効力感」という概念
ですが、この感覚がみゆさんに戻ってきたのが感じられるというのは、
本当に素晴らしい過程だと思います。

ただし、この変化に周りが反応するということは確かにあるんです。
誰かが、自分自身の健全な人生や健康のために前進し始めたとき、それが
不都合な人というのも出てくるのですね。特に、身内です。今回の場合は、
みゆさんのご主人ですね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:ワンオペ育児中の31歳です。
ブラックな働き方をする夫の体調が心配です。

夫は毎朝8:30に家出て、帰りはいつも夜中の1時を過ぎます。
その状態がもう何ヶ月も続いています。

月3日程しかお休みがなく、
家にいても力なくずっと横になっています。

体調や気分も優れないようで、
顔色も良くなく、以前より痩せてきた姿を見ると
胸が締めつけられそうになります。

今まで週末2日間は必ずお休みがあったので、
小さな子どもと一緒に家族みんなで過ごす時間が取れていました。

その時間はとても幸せでしたし、
日頃1人で育児をしている私にとっても、
短時間でも息抜きができる大切な時間だったと思います。

夫は、子どもが生まれた頃は
家事も育児も割と協力的にしてくれていましたが、
今はそんな余裕すらないようです。

不安を覚えるのが、夫の働き方がブラックすぎて、
もし鬱になってしまったらとか、過労死したらどうしようと…。

そのような記事など目にする度に、
真面目な性格の夫がより心配になります。

また、何もできない自分にもただただ悲しくなります。

また、私は現在妊娠中で直ぐに働ける状態ではなく、
今後の家計を考えると夫に辞めて良いよとも言えなくて…
この先が不安です。

アドバイスをお願いします。

【みおな・30代・事務(育児休暇中)】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

みおなさんのご主人の過労の心配、当然のことと思います。
とくに今は妊娠中とあり、不安も大きいことと思います。

このようなブラック企業であれば、
ご主人に仕事を辞めてもらいたい、けれども、
経済的なことを考えるとやすやすと辞めろとはいえない
ジレンマに陥っているのですね。

経済的な不安も当然のことでしょう。
過労に関しては、もし今のような状況が常態化するなら
ご主人の健康や命にリスクが生じる可能性が大きいです。

というよりは、すでに健康の障害は出始めてしまっていますね。

残業時間の増加とそれにともなう睡眠時間の減少によって、
過労死等のリスクは高くなります。

過労死等とは、脳・心臓疾患、心理的負荷による精神障害や、
それらを原因とする死亡(自殺を含む)のことです。

私の周りでも、同年代のビジネスパーソンが、
ある日突然、脳・心疾患で亡くなるケースを耳にします。

そのような人たちは、かなり多くの時間外労働をしていました。

過労死ラインと呼ばれる、
労災認定の判断の目安には、
発症から2ヶ月間から6ヶ月間さかのぼり、

月に80時間以上の時間外労働があるか、
または、発症前1ヶ月間に
月100時間以上の時間外労働があるか、などです。

ご主人の場合、通勤時間が1時間で、
通常1日8時間勤務x20日間/月、
週休2日の契約として計算をすると、

週末も同じように働いていたなら、
この半年間で、1ヶ月に168時間ほどの
時間外労働をしている計算になります。
これは、かなり危険水準です。

労働基準法では、労働時間は原則、
1日8時間、週40時間以内と定めており、
これを法定労働時間と呼びます。

もし、法定労働時間意外に労働が生じる場合は、
雇用主と労働者とのあいだで時間外労働に関する
正式な契約を結ぶことで、合法に時間外労働を行うことも
でき、これはサブロク(36)協定と呼ばれます。

ただし、同協定が結ばれたとしても、
時間外労働の上限は月45時間、
年360時間が上限で、
臨時的なケースでも、月80時間、年720時間ですから、
ご主人のケースは優にそれを超える違法レベルです。

対策としては、まずご主人とこのことを共有して、
職場に改善を求めることです。

また、常に気分や体調がすぐれず、
家でも常に横になっている、顔色もわるく、
どんどん痩せてきているのであれば、
心療内科などいちはやく受診することをお勧めします。

専門家から、ご主人に直接アドバイスや注意がされることで、
ご主人が病的な状態であることをより明確に認識し、
真剣に対応するようになるのではないでしょうか。

また、主治医が過労と見立て、しばらく休職を促したなら、
会社にもその報告が行きますから、
会社も問題に気付く良い機会となるでしょう。

大きい企業であれば、産業医がおり、
その産業医と主治医が連携して、
ご主人の健康を管理する流れがつくられます。

もし、ご主人のような働き方が会社全体に蔓延しており、
改善の見込みがなければ、
労働基準監督署に通報をすることも有効です。

対処法を具体的にアドバイスしてもらうことができますし、
悪質と判断されれば、労働基準監督署から直接企業の調査、
勧告、場合によっては逮捕などで解決に至るケースもあります。

通報は、家族が行うこともできます。

その際、タイムカードや給与明細など
時間外労働が証明できるものを準備しておくと良いです。

残業代が支払われていなければ、さらに悪質なケースとされます。

ときおり、家族には仕事と言いながら、それ以外の理由、
たとえば、ストレス発散のために飲み歩いていたこと
などが原因で帰宅が遅くなるケースなどがないか
確認することも大事です。

このように、いますぐに現在の職場を辞めなくても、
できることはありますので、
ぜひ、ご主人ときちんと話し合いをして、対処してみてください。

その際、下記、厚生労働省のパンフレットも参照してみてください。

https://bit.ly/2NM8LPW

ワンオペが大変だったら、
家族、福祉サービス、民間のサービスなど、
ご主人以外にも援助を求めてみてください。

ご自身のケアもきちんとして、
元気な赤ちゃんを産んでくださいね。
   

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