Woman,Take,Care,A,Red,Heart

Q:断捨離を学んでいます。
学ぶほどに、私がいま
いちばん捨てたい手放したいと思うものが、
母親業だと感じています。

4人の子供をワンオペで育てているのが
本当にしんどくて、
更年期が始まっているイライラもあり、
毎日死にたいという気持ちにかられて
落ち込みます。

このまま鬱になってしまったら怖いと
感じているのですが、
マイナスに考えてしまうことが
止められません。

こんな私に育てられている子どもたちも
可哀想です。

主人に相談しましたが、
「完璧にやろうとしなければ
 いいんじゃないの?」と、

完璧になんてできていない私に
嫌味かと思うような言葉しか返ってこず、
結局は自分でどうにかしろと
言われているような状況です。

周りに助けてくれる人もいません。

4人をみるのが本当に辛いので、
離婚して2人ずつ引き取り育てないか?
と提案もしましたが、

それも返事という返事はもらえず、
そのまま宙ぶらりんです。
(今の主人の仕事のままでは激務なので
子育ては無理だと頭ではわかってますが)

どうにもならない気持ちを
なんとか違う方に考えたくて、
オンラインショッピングをすることで
気を紛らわせていましたが、

貯金が底をついてしまい、
借金までし始めてしまっています。

これもさすがにヤバいと思い、
なんとかやめたいのですが、
やめられずに悩んでいます。

私はなんのために生きているのか、
何がしたいのか、
どんな本を読んでも答えがわからず、
どうしたらいいか途方に暮れる毎日です。

本当の私は良いお母さんになりたいし、
子どもといる時間をもっと楽しみたいし、
家族の時間を大切にしたい。
そんな気持ちもあります。

でもできない。

なんでなのか、わかりません。

更年期のせいだけではないと思っていますが、
更年期の治療をすれば
少しは良くなるのでしょうか。

一度、なにもかもすべてリセットしたいです。

【M・40代・女性・主婦・群馬県太田市】
     
      
―――――――――――――――――   
   
   
A:FROM 川畑のぶこ
         
大変ななか、
ご相談してくださりありがとうございます。

4人の子育てを孤独に耐えながら
ここまでワンオペでしてこられた
Mさんなのですね。

まず、
Mさんがこれまで取り組んできた母親業に
大拍手をおくります!

どうかMさんも
ご自身を称えてあげてください。

このような状況下で
Mさんが母親業を投げ出したくなるのは
当然のことです。

ただし、Mさんはそれを投げ出せない、
あるいは投げ出してはいけないと
思っているから悩んでいるのですね。

子ども4人を投げ出すなんて
とんでもない母親だという、
罪悪感がご自身を苦しめるのでしょう。

でも、安心してください。

これはMさんに
母性があるからこその悩みです。

Mさんは決して
母性を捨てることはありません。

捨てたいのはあくまでも
「これまでの母親業」です。

今後、これまでのスタイルの母親業を捨てて、
より楽な母親業を探求しながら、
愛する4人の母親でいつづけることは可能です。

そのためにも、まずMさんの課題は
「周囲に助けを求める」ことでしょう。

育児には多くの手が必要です。

すべて自分一人でする必要はありませんし、
それをしている以上
すべてを投げ出したくなってしまいます。

多くの手によって育てられた子たちは
社会とつながる健全な心も芽生えます。

ギリギリまで自分でやって
ダメならサポートを得るのではなく、
ゆとりをもってサポートネットワークを
構築することを心がけてみてください。

世の中にはたくさんの母性が存在します。

たとえ血がつながっていなくても、
周囲の母性が子どもたちを
育ててくれることを信頼して
助けを求めてください。

まず、ご主人とも話し合いをして、
育児のどの役割をどこまで分担できるか
確認してみてください。

「なぜ私ひとり?」
という不公平感を抑圧し続けると、

やがて爆発して、
ならば離婚して2人ずつという
極論に走らせてしまうことと思います。

そのまえに
Mさんの負担がどれくらいあるのか、
夫婦間でどれくらい軽減できるのか
まずは話し合ってください。

そして、Mさんがお住まいの群馬県太田市は
こども課や女性相談支援センターなど、
子育て支援や女性支援を行っています。

また、NPOなど地域の支援団体もありますから、
まずそのような支援窓口に問い合わせて
ネットワークを活用してください。

子育て支援活動では、
同じような課題をもっている仲間の
自助グループなどもあり、そのようなご縁が
Mさんを勇気づけてくれることもあります。

このようにプライベートなサポートと
公的なサポートのハイブリッドで
Mさんのサポートネットワークを
拡充してみてください。

さらに大切なこととして、
更年期がMさんの辛さを助長している可能性は
否めません。

更年期にはイライラや抑うつ、不眠、
意欲の低下などが生じることがありますし、

これらは決してMさんのやる気の問題ではなく
ホルモンの問題です。

そうであれば、
更年期外来や女性外来を受診することで
症状が改善する可能性がありますから、
がまんせずに受診してください。

買い物依存はぽっかり空いた心を、
何かを手に入れる(=買い物)という行為で
満たそうとするものです。

サポートも活用しながらMさんが定期的に
ご自身のための時間をつくって
自分をもてなすことができるようになると、
この依存行為からも解放されるはずです。

経済バランスを崩しながらも
買い物をしてしまうたびに、

「ああ、ここまでして、
 私は必死に満たしたいものがあるんだな」
ということに気づいてあげてください。

4人のお子さんたちのためにも、
Mさんご自身が満たされ充電することが
何より優先されます。

「私には満たしたいものがある。
 そして、それらを健全に
 満たすことができる。」

と肯定的にご自身を満たす姿勢を
育んでください。

苦しみは変化を促すためのサインです。

どうか、
Mさんがご自身に優しくなるための変化を
起こしてください。
     
       
        
ーーー
   
 
★自分に優しくなり自分をもてなす
〜川畑のぶこ指導サイモントンメソッド
6日間リトリートin伊豆高原(6/2-6/7)
詳細・お申込:https://simonton2025bp-ip.peatix.com/view
※こちらは、NPO法人サイモントン療法協会主催のイベントです。

 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 毎週2件をピックアップし、
 月曜日(YouTube版)・水曜日(テキスト版)に
 配信のメルマガで、
 川畑のぶこが直接お答えします。

 ご相談はこちらから

タグはありません

コメントはこちらから

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、 が付いている項目は必須項目となりますので必ずご記入をお願い致します。