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Q:自己肯定感を上げたいです。

なんでもギリギリで、物事を継続できず、
自己否定のループから抜け出せません。

状況はいくつかあります。

①書類仕事に対して。
苦手意識があり、取り掛かりが遅く、
締め切りギリギリか、締め切りを過ぎての提出になること。

・期日はあらかじめ決まっているため、
 仕事に着手するまでモヤモヤした気持ちで 毎日を過ごします。
一か月前くらいから 体調が崩れます。
自分でストレスを かけているのだと、最近自覚しました。

・直前になって、取り掛かればいい、
  取り掛からねばならないとわかっているにもかかわらず、
食べたり、ネットサーフィンに逃げてしまいます。

・参考資料を読み込んで良い書類を作りたいと思っているのに、
時間が足りず、やっつけ仕事になることも多いです。

②時間の使い方。
上手になりたいです。

・①にあるように、
やらねばならないことから逃げるように時間を使います。
 これは、「自分がやりたい」「早起きして取り組みたい」
に対しても同じです。
 早起きのために早く寝ると決めても、
 いざ夜になると布団に入るのが遅く、
 日付変更線を超えることもあるために、
 出勤に間に合うギリギリまで寝ているような状態です。

③継続することが苦手です。

・好きなことでも何でも、
瞬発力で取り組むことはできても続かず、
3日坊主どころか1日坊主です。

ここまで書いてきて、
「できないことばかりにフォーカスしているな」
「動くことしか解決しないよな」と思いました。

動くことでしか、時間の使い方も解決しないとも思いますが、
最初に動く、その力を出すための考え方等を
教えていただきたいと思いました。

小さな視点での困りごとですが、
俯瞰した視点での考え方、よろしくお願いいたします。

【天音(あまね)・50代・女性・地方公務員】

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A:FROM 川畑のぶこ

苦手を克服したい天音さんなのですね。

物事の段取りや時間の枠組みに対するニーズは
人それぞれです。

計画すること自体が好きで、
スケジュール帳も細かく書き込み、
そのとおりに実行することに喜びを感じる、
逆にその通りにしないと気持ち悪い人がいる一方で、
できる限り時間に拘束されず、
フリーでいたい人もいるでしょう。

天音さんは段取りや時間の枠組みに関するニーズは
本来低く、ご自身でもご指摘されているように
「ねばならない」対象だと思います。

それを無理やり「したい」にするのは
あまりおすすめできません。

「早起きできる自分になりたい」のはわかりますが、
喜びとして「早起きしたい♪」は無理があります。

無意識は「早起きせねば」と
鼓舞する思いなのでしょうから。

では、天音さんはそれら苦手なことが
克服できないかというとそうではありません。

苦手なことを克服するには、
心理エネルギーが充電されている必要があります。

それが枯渇していると、
苦手なことにチャレンジができません。

天音さんがやらねばならないことがあるのに
食べたり、ネットサーフィンしてしまったりするのは、
実は苦手なこと(たとえば書類仕事)を取り組む前に
無意識が心理エネルギーをチャージしていること
が考えられます。

もし天音さんが対書類の仕事は嫌いだけど、
対人の仕事は好きであるとするなら、
対面の仕事で腰が重くなることは少なく
期限を過ぎるということはあまりないのではないでしょうか?

苦手なことに取り組むことは消耗しますから、
天音さんの無意識がその前に、
ちょこっとエネルギーを上げておいて
バランスを取ろうとしていることが考えられます。

おすすめするのは、
あらかじめネットサーフィンや食べる時間を
予定にしてよいことと許可を与えて、
それも書類仕事と1セットで考えるという方法です。

その際、セルフケアを意識して取り組み、
食べたりネットサーフィンができたら自分を褒めます。

今の天音さんは、それらを「本来すべきことでない!」
と禁止事項にしてしまっているのでストレスがかかり、
わかっちゃいるけどやめられない状態になり、
さらに罪悪感に浸るという悪循環に陥ってしまっている
と思います。

自身を充たすことも仕事の一部として組み入れてください。

罪悪感を達成感に変えることで、
苦手な仕事を「やりたい!」とまでは行かずとも、
「まあ、別にやってもかまわない」の
抵抗が外れるくらいにはなるはずです。

①と②は連動していて上記の
アプローチで対処してみてください。

③は本当にやりたいことをやっているのか、
それともやはりそれが出来たら良いなという
理想の自分へのこだわりから行っているのか
をもういちど振り返ってみては
いかがでしょうか。

本当に好きなことは無理をしなくても続くはずです。

「好きな自分になりたい」とか
「好きになるべき」とかと思っているのか、
それとも「純粋に好き」なのかでは天地の差です。

天音さんが無理をしなくても
続いていることは何ですか?
それらが天音さんが本当に好きなことです。

それらを第三者の価値観で
過小評価することなく、天音さんご自身で
好きでいて良いと評価してあげてください。

また、好きなものは時間の経過とともに変化するものです。

とくに自由を大切にする人は、
好奇心が旺盛でいろいろなものに触れることで
世界を体験したいというニーズがあることが考えられます。

そうであれば、「いちど決めたから」という理由で
それをし続けることは苦行になり、
その人の本性から離れることになります。

ニーズはそれぞれであることを素直に受け入れて、
自分らしさを大切にしてください。

その結果、苦手なものを「好き」とまでならなくとも、
無理なく克服できるようになる可能性はぐんと高まるでしょう。

   
   
  
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