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Q.三浦春馬さんが亡くなった日から
虚しさがつのるばかりです。
 
特にファンだったわけでもないのですが、
最後のCDとDVDと彼の日本製という本を買い、
毎日彼についてのユーチューブを眺めながら
こんなに真っ直ぐな努力して才能を開花させてきた美しい人が
なぜ死ななければならなかったかと不思議で不安でたまりません。

こんなこと初めてです。
馬鹿だとお思いでしょうが
どうかアドバイスをいただきたいと思います。
彼の死を前向きな糧にする方法を教えて下さい。

【西村 道子・70代・無職】

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A:FROM 川畑のぶこ

今年は相次ぐ著名人の自死に、
多くの人が心を痛めていることと思います。

私もそんな一人です。

華やかにテレビやモニターに映し出される部分とは裏腹な、
その人の繊細な「生」の人生というものに
心を寄せる人も多かったことでしょう。
 
人は表面では計り知れないのだということを、
深いレベルで理解する学びですね。
 
見た目で9割を判断してしまっていた
己を省みるときでもあるかもしれません。
 
いつも笑顔で元気、優しそうに見える人も、
もしかしたら、私には理解できていない
大変な苦労や悩みを抱えているのかもしれない…
 
私が気に入らない、相手のいびつな言動も、
そうならざるを得ない困難が背景にあるのかもしれない…
 
そんな想像力をもって相手と関わることができる人が増えたなら、
世の中はもっと生きやすくなるのかもしれません。
 
 
美学に訴える表面的なイメージだけを追いかけず、
その人の泥臭い人間的な部分まで
すべて含めて理解する力が私たちにあれば、
 
そして本人は、周囲の期待がどうであれ、
それに応えることや理想へのこだわりはほどほどに、
自分自身の泥臭い部分を、自分にもっとも近い
自分自身だけは受け入れることができていたなら、
息苦しさは和らいだのかもしれません。
 
 
「なぜこの人が?」というときに、
私たちは想像力がストップしてしまい、
自分のショックを埋めるための
安直な答えを得ようとしてしまいがちです。
 
何かとてつもない、自分の予想だにしないことが
起きているにちがいないと。
 
そしてときとして、そのようは性急な心理的穴埋め作業は、
陰謀論に発展することもあります。
  
残念ながら、それが一般人であれ、有名人であれ、
人間の心理というものに大きな差はありません。
 
人が傷ついたり、苦しんだりするのに、
日常では起こり得ないとてつもない事件が
起きる必要などないのです。
 
それは職業を問わず、洋の東西を問わず、
人間として、私たちは基本的に一緒なのだという
共感力と想像力があれば、
その人の苦しみを理解することができるでしょう。
 
今回、学ぶことがあるとすれば、極めてシンプルで、
私たちはみんな同じ人間であり、
弱く繊細で傷つきやすい部分がある、
ということではないでしょうか。
 
いうまでもなく、シンプルであることと、
簡単であることは同義ではありません。
 
シンプルだからこそ、蔑ろにしてしまい、
理解を難しくさせているのかもしれません。
 
優しさや思いやりからの働きかけは、
私たちが想う以上に大きなパワーを秘め、
相手や世の中を動かすのだと思います。
 
隣人の笑顔の裏には、
私の知らない苦労があるのかもしれない。
 
そんな想像力をはたらかせながら、
日々人々と関わり合うことが、
私たちにできる小さなステップであり、
大きな変化ではないでしょうか。
 
  
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