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Q:相談したいのは2番目の長女の事です。
他は皆男子です。
   
長女は大学卒業までは家にいました。
大学時代にアルバイト先で知り合った3歳年下の彼と
現在まで7年くらい一緒に住んでいます。
  
今年2月に長女から電話があり子供が出来たとのこと。
   
本人たちは来年あたりに結婚しようと計画していた
と言うので、少し早くなったけど良かったね、と言いました。
   
私の夫は長女が彼と一緒に住んでいることも知らずにいました。
そこで、長女と彼が家に挨拶にくる日を長女と決めて
夫にその事を話しました。
   
夫は賛成はしましたが、
先ずは長女と二人で話がしたいというので、
その事を長女に電話で話したところ
嫌がり、怒って電話をきってしまいました。
  
電話してもメールも返信がないので
ハガキで家族皆んなが賛成している事を知らせました。
  
その後、夫が長女に電話をしました。
籍は入れたとのこと。

その後、腹帯、お守りと送りましたが何の連絡もありません。
 
長女はこれまで、何か困ったことがあると私に連絡してきました。
 
彼はとても優しい人です。

長女は人と付き合うのが苦手だといい
職場でもお昼は一人で取るといっていて、
年に1,2度家に帰ってきても弟達と会うのが恥ずかしいと言って、
会わずに帰るような性格です。

緊急事態制限が解けた夜遅くに彼から電話があり
挨拶に行きたいと言ってくれたのですが
遅いので明日にしてね。と言いました。
  
次の日夕方、夫が長女に電話をしたのですが、
お父さんの言い方が上から目線で気に入らないというので、
口喧嘩になったそうです。
 
それとずっと気にかかっているのが
長男と長女はもう15年も口を聞いていません。
 
長男が悪かった事を直ぐに何度も謝ろうとしましたが、
受け入れようとせずに現在まできています。
  
こんな長女にどうやって接していけば良いか困っています。
お力を貸していただけると助かります。
  
【バタコ・60代・派遣社員】
  

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A:FROM 川畑のぶこ

家族が不仲なのは辛いことですね。

ただ、そんな中、バタコさんと長女さんが連絡を取り合える仲
であることは幸いなことではないでしょうか。
 
家族同士仲が良いというのは理想形ではありますが、
家族だからこそ感情を包み隠さず、
ぶつかり合えるということもあります。
  
家族というのは、お互いの人生や人間関係の課題が
浮き彫りになりやすい場でもあります。
  
故に、課題に取り組みやすい場でもあるのです。
  
娘さんご自身が認識されているように、
娘さんは人間関係で不器用なところがあるのでしょう。
 
おそらく、とても繊細な部分を持っており、
人の意見や指摘を、批判と受け止めてしまう傾向が
あるのかもしれませんね。
 
自分のやり方がすぐに受け入れられないことを、
多様性と考えることはできず、
自分の存在価値の否定と考えてしまっているのかもしれません。
 
 
父親や長男など、自分より立場が上と感じるような人物に
意見されると萎縮したり、過剰反応してしまい、 
自分の存在価値が傷つけられたと思ってしまうような出来事が
あったのかもしれませんし、
それで自信を失ってしまったのかもしれません。
 
夫は、そのような娘さんを受け入れ、
優しく包み込むことができる人物だったのでしょう。
娘さんが「私は私で良い」と思えるような。
 
 
娘さんが過剰反応した挨拶に関しては、
父親からすれば、まずは家族水入らずで、と
親密さからの提案だったかもしれませんし、
父親なりの段取りへのこだわり(まずは親へ報告)
からだったかもしれませんが、
 
娘さんからすれば、
自分の大切な夫をすんなり受け入れてくれない
=私の価値を受け止めてくれない父、
と受け止めてしまったのかもしれません。
 
これは、父親と娘さんの、また長男と娘さんの取り組むべき
課題の顕れであり、時間がかかるプロセスかもしれません。
  
子どもが生まれ、育て、成長する家庭で、
親の苦労を娘さんなりに知ることになるかもしれませんし、
和解のタイミングはそれぞれです。
  
バタコさんにできることは、平和な結果を急ぐことなく、
いまは母親と娘との関係を良好に保つことに注力するということです。
 
父親や長男がどうであっても、
母は私の良き理解者であるということが伝われば
今は十分ではないでしょうか。
  
「家族なのだから父や長男と仲良くしなさい」というメッセージを
(言語的にも非言語的にも)伝えるのではなく、
  
「そうならざるを得ない理由があるんだね」と受け入れ、
彼女の特性もふまえたうえで心情を理解し、
それを示してあげることは
娘さんの癒しにつながることと思います。
 
それでもよい、と受け入れられると、
頑なだった心が軟化することもあるのです。
           
       
          
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川畑のぶこがお答えします。

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