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Q:結婚し離れたところに住む娘のことで相談があります。

娘には子供が2人いて仕事もしながら婿を大学院にやりました。
婿もバイトはしていましたが、実質娘が家計を支えていたと思います。

子供も同じ保育園に預けられず、
2ヶ所の保育園にそれぞれ預け仕事に行き、また2ヶ所回って子供を迎えて、
食事を作り子供をお風呂に入れ寝かし洗濯をするといった生活で、
次々病気をして体を弱くして喘息になってしまいました。

婿も休みの日などは子供をみてくれたと思いますが、
医学部の大学院なので、日頃は帰りも遅く、
娘にとっては大変な日々だったと思います。

頑張り屋の娘なので私に助けを求めることもせず、
病気のことも後から聞かされました。

婿も働き始めましたので、
私は家事代行を数時間だけでも頼むように勧め、
娘もそうすると決めていましたが、
姑が反対したということで一旦断念しましたが、
うちが費用を出すからと再び勧め、やっと実現しました。

あちらのお母さんが口を出すこと自体信じられないし、
何より娘が働いていたのに。

体のことだから遠慮せず自分がしたいようにして
これからの人生をもう少し自分本位で
生きていくように助言したら、

私が書いたメールの内容が少なからず当たっていたのか、
娘は自分がしたいようにしているのだ、と怒りました。

周りに気ばかり遣う娘が心配です。
娘にどのように接していったら良いでしょうか?

【のん・60代・主婦】

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A:FROM 川畑のぶこ

娘さんを案じる、のんさんの親心が伝わるご相談内容です。

おそらく、のんさんのこれまでの行動や、娘さんの反応からして、
のんさんが母親として伝えたいことは、
十分娘さんに伝わっていることと思います。

また、のんさんも、ご自身が抱いている心配を解消するために、
できることは十分に行っていると思います。

ですので、あとは、娘さんを信じ、
見守ることが得策ではないでしょうか。

信じるというのは、「娘が私の思い通りに生きる」
と信じることではありません。

「娘は、私の思い通りではないかもしれないけれど、
娘なりに人生を切り開いていく」と信じることです。

今はどうか、娘さんなりの選択を信じてあげてください。

また、お婿さんや姑さんとの関係性を
彼女なりに構築していくということも信じてあげてください。

多少それがいびつであっても、時間がかかっても、
彼女なりに切り開く力を持ち備えているでしょう。

姑さんの反対に関しては、
その場を見ているわけではないので、
必ずしも娘さんへの無配慮とは限りませんね。

もしかしたら、「それなら私が家事を手伝うから、
どうかお金を大事にしてください」という、
姑さんなりの配慮からの言動の可能性もあるのではないでしょうか。

そうであれば、悪意から口出しをしたのではなく、
提案をしただけかもしれません。

のんさんが、「私がお金をだすから家事代行を雇って」
と配慮から提案したのと、根は同じですね。

娘さんとしては、義母よりも実母の方が甘えやすいので、
のんさんのサポートを受け入れたということはないでしょうか。

同じ状況でも、解釈の仕方によって、
まったく異なるストーリーになってしまうことがあります。

また、離れていればいるほど、不安も募りやすいので、
状況を正確に解釈するには確認が必要です。

娘さんとお婿さんとのことも、
目標を持って大学院に通う夫への娘さんの愛は、
親の理解を超えているかもしれません。

それは、娘のために助力を惜しまない、
のんさんの愛と似ているかもしれません。

また、やがて夫が稼ぐようになるので、
そのときにバランスがとれると
希望を持っている可能性もありますね。

「自分がしたいようにしている」と娘さんが主張したのは、
本当に娘さんが多少の苦労も含め、乗り越えられる範囲で
自身の選択をしているからなのかもしれません。

娘さんへの愛情からとはいえ、
愛する夫やその家族を大切な母親から否定されるのは、
娘さんもそれなりに辛いのではないでしょうか。

たとえ、今は苦労しても、それも受け入れ、
人生を切り開こうとしている、それも
娘さんの個性あるプロセスと受け入れてみてください。

悪いことは、すべて娘さんが婿や姑の犠牲者に
なっているからとは限りません。

親としては苦労してほしくないし、失敗もしてほしくない
と思うのは当然のことかと思います。

ただ、苦労や失敗も、学びの過程であり、
人生の糧となることもまた事実です。

無理をしないよう、何か力になれるときはいつでも言うよう、
愛を込めて伝えたのなら、
あとはあたたかく見守り、陰から応援してあげてください。
それも大きな愛のかたちです。

   

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