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Q:いつもあたたかく深いメッセージに癒されています。

娘が小6の終わりから不登校となり、
中二から私立の中学に転校し、現在五月雨登校中です。

娘が小5のときに私が娘、息子を連れて離婚しました。

私はフルタイムで帰宅が遅く、
娘は年の離れた弟の面倒を良くみてくれるよくできた娘でしたが、

不登校がはじまってから、一日家にこもってスマホ漬けとなり、
時折、理不尽なワガママを言って暴れたり無視したり
暴言を吐いたりするようになり、
ママなんかいらない、死ね、と何度か言われました。

元夫も、理不尽なワガママを言って暴れたり、
ひきこもったりして、仕事も家事も育児も私にやらせて、
文句ばかりつけました。

気分障害で入院、通院していますが
医師によると、病気というより性格の問題が大きいとのことです。

娘も通院してみましたが、
病名がつくほどではないとのことでした。

娘の言動は愛情ほしさの裏返しなのだろう、と思い、
時短勤務に切り替えて、

普段からできるだけ娘の話を聞いたり、
いいところをみつけてほめ、
厳しい家計から私立のお金を出すなど、
私なりに頑張っているつもりです。

娘は元夫程にはひどくありませんが、
ふとしたことで理不尽なワガママっぷりを目にすると、
元夫への嫌悪感と重なり、腹が立ち、
娘を育て上げる覚悟がゆらぎます。

どうしたら、元夫への嫌悪感を手放せるでしょうか?

私は娘に対してどのような心構えでいたらよいでしょうか?

【Nattsu・40代・会社員】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

長い間、病気の元夫の理不尽さやワガママに耐え、
フルタイムで仕事をされながら、
一人で家事も育児も切り盛りされてきたのですね。

簡単なことではありません。

本当はNattsuさんだって、夫や娘さんのように
崩れてしまいたいところを、
ギリギリ踏ん張ってきてこられたのではないでしょうか。

まずは、よくここまで頑張ってきている
そんなご自身をNattsuさんがきちんと称えてあげてください。

娘さんの不登校はとても気がかりですね。

小6から中学にかけては、ただでさえ、
ホルモンバランスも乱れ、
感情も不安定になりやすい時期です。

精神科医からはとくに問題ないとのこと、
「死ね」などという言葉は、親として打ちのめされたような
気持ちになることと思いますが、
まさに絵に描いたような反抗期かもしれません。

壁に穴が空いたら赤飯を炊けなどと言いますが、
これまで「いい子」で抑圧されてきた娘さんであれば、
その反動も大きいのかもしれません。

母親がいちばんイヤがるであろう、
父親のイヤな面を模倣し見せつけることで、
爆弾をしかけているのかもしれませんね。

誰もが通る、心理的な親殺しのプロセスと、
嵐が去るのを静かに待つのが賢明かもしれません。

ここで「親の責任」とあたふたしないことです。

Nattsuさんは「育て上げる自信がない」とのことですが、
この時期は「自ら育つ」ことを信頼して、愛情はかけつつも、

親から見た理想の娘を「つくりあげる」ことは手放し、
娘さんの個性的なプロセスを見守る時期と
切り替えてみてください。

Nattsuさんが娘さんに対して、

「そんな悪態ついていても、あなたはあなたとして
ちゃんと育つから大丈夫」と、

ゆとりを持って接するコトができれば、
その娘さんへ対する信頼感は
非言語的なメッセージとして伝わるでしょう。

娘さんも「私は私でよい」と自己受容や自己愛が
育みやすくなることでしょう。

今の娘さんは、自分を受け入れてほしい反面、
こんな自分はいやだという両価的な苦しみがあることと思います。

そんな苦しみもぜんぶひっくるめて、
それでも大丈夫よ、と優しく包み込むゆとりをもてたら
関係性は自ずと穏やかなものに変わってくることと思います。

それをいちいち言う必要はありません。
態度で示せていれば十分です。

罵声を浴びさせられているときに
優しく包み込むのは難しいでしょうが、
娘さんが眠りについたその背中に向かって
包み込むのでもかまいません。

自分がどんな状況にあっても、
母は(母だけは)私の味方でいてくれて、
不器用ながら、見守ってくれている、
ということが伝われば十分です。

もちろん、私たちは聖人でも観音菩薩でもありませんから、
ウリャー!と叫びたくなるときもありますが、

そのようなときは、そんな自分を批判せず、
それでも私は私を見捨てずに愛すと、
包み込んであげてください。

私自身を包み込むことと、
私の継続である娘を包み込むことは同義と受け止めて。

あのころが懐かしいと、微笑む日がくることをどうか信じて。
   
    
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