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Q:4歳の子どもがいる20代の女です。
働きながらワンオペ育児をしています。
初めて相談させていただきます。

産後から旦那のことを嫌いになる一方です。

原因は結婚してすぐの数回の浮気、
出産のとき、30時間を超える陣痛と闘う私の横で寝ていた。

育児をするのは家の外だけ。
子どもの運動会などの行事を見に行こうとしない。

一度だけですが、飼ってるペットへの虐待、

私が知らないうちにスマホを見られる。

なぜかスマホのロック番号も知られてて気持ちが悪い。

子どもがいる時にしか冷暖房を付けてないのに、
冷暖房をつけてるのを見るとすぐに消してくる。

お風呂の換気扇や食器乾燥機も消されます。

先日はストーブも片付けられました。
そんなことの積み重ねで冷めてしまい、
最近円形脱毛症になりました。
(これが原因とは言い切れないかもしれませんが。)

ある日、いきなり『夜ご飯と弁当はしばらくいらない』と言われ、
いるようになったら言ってねとは何回か言いましたが
何も言ってこないので作ってません。

自分で好きなものを買ってきて食べてる感じです。

それ以来、旦那は私を避けているのか、
私と子どもがリビングにいてる時は自分の部屋に篭って、
私たちが買い物などに出かけてる隙にお風呂など、
リビングに入らないとできない用事を済ませ、
私たちが帰るまでに自分の部屋に戻ります。

子どものために今の状況を変えないといけないと思い、
話しかけたのですが、完全無視です。

何回か声をかけましたが完全無視。
LINEなら答えるかなと思いましたが、そちらも完全無視。

私だけの気持ちで言えば、
もう旦那に対する気持ちは一切ないし離婚したいです。
でも子どもは時々、パパのこと好きじゃない!とか言うこともありますが、
少しでもパパと喋ったりしたときは嬉しそうだし、
そんな姿を見ていると離婚に踏みだせず、解決しなければと思ってます。

この状況を変えるいい方法ないでしょうか。

【にこ・20代・ホテル従業員】

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A:FROM:川畑のぶこ

お仕事をしながら4歳のお子さんの育児と家事を
ワンオペで担っていらっしゃるとのことで、
にこさんの消耗度がうかがわれます。

夫が協力しないこともですが、感謝を感じられないことが、
にこさんをさらに辛くさせているのではないでしょうか。

厚生労働省の平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告では、
母子世帯の約40%が、末子が0ー2歳の間に離婚をしており、
次に多いのが3歳から5歳の間で約20%となっています。

この統計からも、母子世帯の実に60%近くが
末子が5歳になるまでに離婚をして、
平均年齢は4.4歳となっています。

理由は「性格の不一致」がトップに挙げられますが、
曖昧なカテゴリーで、実際にはにこさんが体験している通り、
育児や家事への協力不足や無理解は無関係ではないでしょう。

にこさんのように4歳の子どもを育てる親にとっては、
育児と家事だけでも精一杯ですが、
そこに仕事も加わるわけですから、
物理的にも精神的にも限界なのは想像に容易いです。

そこに理解や協力がなく、愛も思いやりもリスペクトもないのであれば、
離婚したいと思うのも無理ないでしょう。

もちろん、ご主人側の声を聞いているわけではありませんし、
ご主人なりの理由があることと思います。

もし、にこさんが、本当はご主人と仲良くやりなおしたいと
思っているのではなく、もうこれ以上の我慢は限界で、
早く離婚したいけれど子どもが可哀想でできないと思っている
のであれば、子どもにとってのベストが本当に父母の婚姻関係
が維持されることなのか、
それがどれくらい大きな意味を持つのかを、
もう一度深く考え直してみることをお勧めします。

その際、たとえ離婚しても、子どもと父親が望むなら、
定期的に時間を共にすることが可能なことも覚えておいてください。

離婚した母親の中には、離婚してからの方が、
父親が子どもと限られた時間の中で、より精一杯向き合ってくれて
関係が改善していると報告する人たちもいます。

父母の仲が破綻しているのに、無理に一緒にいつづけることは、
子どもが好ましくない夫婦のモデルを学習するリスクもあるので
注意が必要です。

「夫婦とは愛がなくても、互いの思いやりがなくても、
敬意や誠実さがなくても、ときとしてハラスメントを受けても、
 精神的苦痛に耐えて一緒にい続けるもの。」
と学ぶ可能性もあるのです。

そのリスクを回避しようとしたのであれば、
子どもをないがしろにしたのではなく、子どもを思うからこそ
苦渋の決断をしたという考え方もできるわけです。

ぜひそんな視点も考慮してみると良いのではないでしょうか。

人生に困難は付き物ですが、
辛い試練を乗り越えて、お母さんが前向きに
そして基本的に機嫌よく、愛する我が子と向き合うことができるのなら、
子供は大きな愛を学ぶでしょう。
これは形式的な愛に勝るのではないでしょうか。

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