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Q:いつもいろいろな悩みとアドバイスを
参考にさせていただき人生の指針にしております。

今日は主人の仕事に関する相談をさせていただきます。

主人は56歳で結婚して20年になります。

私との結婚前に両親や弟のために建てた一軒家の住宅資金で
貯金を使い果たしていて、結婚式も新婚旅行もなく
有給休暇も年に3日位しか取らずに20年過ぎました。

定年退職した父親と弟は家を建てて2年も経たないうちに
祖父母から相続した家に引っ越したようで、
義母は一緒に行かず主人と二人で暮らしている所に同居しました。

翌日から朝は6時半頃出勤して帰りは夜の10時過ぎる事も多く
ずっと睡眠不足の毎日が続いていました。

転勤もある職場で以前は5年間単身赴任していて
戻って来てから義母といろいろあったので別居するようになりました。

以前の一軒家を出て二人で老後の生活に対応した平屋の家を建てて
2年でまた異動になってしまい、現在はアパートで一人暮らしをしています。

一応管理職ですが宿直や支店廻りも多く
東京を拠点に千葉、埼玉、神奈川を飛び回っているようです。

10年前は転職も口にしていましたが、何だかんだで勤続30年を過ぎました。

知り合った頃は筋肉質でしたが今は痩せてしまいました。

また主人は社員旅行で北海道や沖縄など何ヶ所か行っていますが
夫婦の旅行は本人が休暇を取らないのでいつも近場で済ませていて、
夫婦の旅は老後になってからなのかとちょっぴり切ない思いもあります。

住宅ローンもまだ22年あるので生涯現役で働きたいとは思いますが
年に一回くらいはのんびりと旅行もしたいし、何より主人の身体が心配です。

会社内には自殺した方や病気で亡くなられた方も何人かいるようです。

主人は仕事で達成感を得られるタイプだと思っていますが、
妻として何かアドバイスがありましたら宜しくお願いします。

【フクロウ・60代・介護師】

―――――――――――――――――

A:

FROM:川畑のぶこ

身を粉にして働くご主人への心配とフクロウさんご自身、
ときにはリラックスした2人の時間を持ちたいという気持ちがおありなのですね。
これは当然の気持ちでしょう。

ご主人が頑張って働いているのだから、
自分も贅沢せずに我慢するのだと心に決めて今日この日まで頑張ってきた
けれど、その気持ちが続かなくなってきたのでしょうね。

昨今では働き方改革が耳目を集めていますが、
フクロウさんご自身はご主人の働き方に対して
心配であることを伝えたことはありますか?

もし遠慮して伝えていないのであれば、敬意と愛情をもって、
フクロウさんにとってご主人が大切な存在なので、
健康を維持できるような生活にしてほしいと
リクエストすることが良いかと思います。

その際、「あなたの働き方は間違っている」と伝えると、
否定されたような気持ちになるでしょうし、
仕事人間でプライドが高い人であればあるほど逆効果です。

あくまでも「愛している人が健康を害すことが辛い」
というフクロウさん自身のフィーリングを伝え、
働き方を改善してほしいことを伝えます。

その際、具体的に伝えた方が良いです。
たとえば残業の時間を夜7時や8時くらいにして
睡眠時間をきちんと確保してほしいとか
週休2日だけではなく、年に2~3回は有給も使って
たまにはのんびりする日を作ってほしいとかといった具合です。

さらに、ご主人の健康面の心配のみならず、
フクロウさん自身、ご主人とゆったりとした2人きりの時間が欲しいと
思っており、フクロウさんにとって大切な時間であることを伝えます。

ですので、一緒の時間を作って欲しいと伝えます。

北海道や沖縄に出かけているとうらやましいと思うこと、
自分も一緒に旅行に出かけたいと思っていることなどを
(一緒に行きたいば所があれば具体的に)伝え、リクエストしてみます。

これまでフクロウさんがそのことについて
何も伝えてこなかったのであれば、
ご主人はもしかしたらフクロウさんがそのようなニーズを
持っていると認識していないかもしれません。

ですので、ご自身のニーズを明確に伝えてみることをお勧めします。

経済的な問題は、住宅ローンが発生するために休む暇なく働かなくては
ならなくなっている場合、その家に今後もずっと住み続けるメリット・デメリット
を振り返り、生活の縮小ができないか再考してみるのも大事かもしれません。

現状を維持するにはそのような働き方以外ないと考えているかもしれませんが、
本当に現状を維持しなければ生活や人生は成り立たないのか、
2~3人で住むのに本当にその家でなければならないのか。

命や健康を天秤にかけた時、なにが優先されるべきかを
再度話し合ってみることも大事ではないでしょうか。

家を買った時点ではそれがその時点でのベストであったことと思います。

ところが、年を経た今、この時点でそれは本当にベストなのかを振り返ります。

私たちは「だっていままでがそうだったから」と
現状を維持しようとする傾向があります。

面倒くさがりなのですね。

でもこれを放っておくと、あとで苦しい思いをすることもありますから
その苦しさを受け入れる準備があるのか、変化を起こした方がよいのか、
どちらもエネルギーを要することですから、
より健全な今と未来のために勇気をもって選択をしてみることをお勧めします。

頑張ってください!

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