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Q:子どもは上から17歳(長男)、13歳(次男)、8歳(長女)です。
長男は自宅に引きこもっております。
長男もそうだった気がしますが、長女も私との密な時間を求めてきます。

ただ、私は自分の子どもにも関わらず、子どもと遊ぶのが苦痛で、
1人で遊んで欲しいと思ってしまいます。

近くに住んでいる実母は私と正反対で
理想的な母親、祖母に見え、娘から比べられている気がします。

私はフルタイム勤務でシングルでやっていますので、
実母との方が娘にとっては心地よいのだと思います。

子どもとの時間が苦痛な自分はどこかおかしいのでしょうか。
また、この先どう接したら良いのでしょうか。

学校に行かないこと自体は有りだと思っていますが(今は毎日登校しています)
この先長女も長男と同じように引きこもってしまうかと心配です。

ご助言お願い致します。

【りんご・43歳・医薬情報担当者】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

シングルマザーで3人のお子さんを育てながらフルタイム勤務というのは、
並大抵の努力ではこなせないことと思います。

子どもは親や大人の計画通りにはいきませんし、突然病気になること
などもあります。一人が治ったと思ったら、また次なんてともあるでしょう。
そのようなままならなさを乗り越えながら、本当にここまでよく頑張って
いらっしゃるなと、ひたすらりんごさんに頭の下がる思いです。

お母さんがフルタイムでなかなか家にいることができない、
兄弟妹も他に2人いるとなると、
たしかに、お母さんの愛情争奪戦は必至かもしれませんね。

おそらくりんごさんは、自分は子どもたちが必要とする愛を
きちんと与えることができない薄情な母親だと
ご自身を責めていらっしゃるのではないのでしょうか。
自分は母親失格だと。

でも、そんなことはありません。
現に、このように悩んでいらっしゃること自体、
愛情あるがゆえのことではないでしょうか。

シングルマザーとして、3人を育てるのに、
父親の分まで必死に働いてきたりんごさんです。

おそらく、仕事の後はスーパーへ行き、重いレジ袋を持って帰宅し、
座る暇もなくキッチンに立ち、子ども達のお腹を満たして、
ようやく自分も腰を据えて箸を口に運び、お腹が満たされて
リラックスしてきたと思ったら、またすぐにキッチンに立って洗い物。

子どもたちを寝かしつけてから洗濯やらアイロンやらの家事。
お風呂でうとうとすることもあるのではないでしょうか。

朝目覚めたら一呼吸する間もなく、またキッチンに立ち、
自分の仕事の支度もし、子どもたちの準備も手伝い…
子どもが自分たちで遊んでくれたら… 自分だけの時間があれば…
至極健全な反応ではないでしょうか。

私たちはロボットではありませんし、
ロボットでもクールダウンすることなく動き続ければ故障するでしょう。

りんごさんには子どもたちを愛する能力はもともと備わっているので
どうか安心されてください。

ただ、その愛を健全に表現するゆとりがないだけでしょう。
能力と容量は別物。

フルマラソンを走り終えた後や、徹夜明けなどに、
子どもと遊ぶことは苦行以外の何ものでもないように、
日々身を粉にして家族のために働いていれば、
エネルギー切れとなって当然でしょう。

オーバーキャパでは相手に与えるエネルギーが無くても無理ありません。
ですからご自身を責めることはやめましょう。

そして、いかにして自分のエネルギーをチャージするか、
ということを課題にしてみてください。

おそらくこれまでは、いかにして子どもたちを満たすかということ
ばかりに目がいっていたこと思います。

それができていないのに、自分のことだなんてとんでも無いと
思っておられるかもしれません。
でも、エネルギーが枯渇している時はまずチャージなのです。

りんごさんにゆとりが無い時に、子どもが
ゆとりのあるお祖母さんと一緒にいることができるのは、
幸運なことではないでしょうか。

ここはお母様の力も存分に借りて、チームで家族愛を育くめば良いと
受け止めてみてはいかがでしょうか。

まずは、りんごさんご自身が、少しでも自分自身の時間を取る工夫を
してみてください。
罪悪感を抱きながらではなく、これは家族のためにとっても良いことで、
必要不可欠なことなのだと知って取り組まれてみてください。

あるお母さんは、子どもが寝た後、静けさの中で
お気に入りのハーブティーを一杯、好きな音楽を聴きながら
じっくり味わって飲むことで充電できると報告されました。

またあるお母さんは週に1-2度、バスタイムをエステに見立てて、
香りの良いバスエッセンスを入れてキャンドルをつけながら、
いつもより少し長めに湯に浸ることで疲れが取れると報告されていました。

月に1度は親に子どもを預けて、友人と食事に出かけたり
カラオケに出かけたりすることでリフレッシュでき、
帰宅する頃には子どもが愛おしく思えてくると報告したお母さんもいます。

毎日5分や10分からでも良いので、ぜひできるセルフケアから始めてみる
ことをお勧めします。お母さんの機嫌が良くなれば、
お子さんたちとの関係も自ずと良好になってくるでしょう。

りんごさんの、ご自身をも満たしながらの子育てが
上手くいきますように、応援しています♪

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