人生

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FROM:川畑のぶこ

「ヒットラーがヒットラーとして生きることを信頼しろ。」

心理療法の師、サイモントン博士が
レクチャーの中で説いた言葉です。

博士の通訳としてサイモントン療法に関わっていた
24年前の当時、
この言葉を聞いてとても衝撃を受けました。

「は?いったいこの人は何を言っているのだろう?」
「私が聞いたことは正しい?」
「私の通訳、本当に合っている?」
と、とても不安にもなりました。

念の為、聞き返すとやはり同じことを言っています。

噛み砕いてみると、私たちは
「一国のリーダーたるや、かくあるべき」
という理想像があり、
 
その理想の枠組に収まらない人なら信頼できず、
不安や怒りや絶望感を抱きます。

相手が変わらない限り、人生や世の中は機能しない
ものと受け止めてしまうのです。

ヒットラーは極端な例ですが、
これはより身近な夫婦関係や親子関係、
職場の人間関係や友人関係にも当てはまることです。

それぞれに対する無意識な理想の像や期待があり、
その枠組からはみ出していると不信感を抱き
ストレス下に陥ってしまうのです。

何かを信頼することは私達に心の平安を与えてくれますし、
QOL(人生の質)を高めてくれます。

ただし、いったい何をどのように信頼しているのかを
精査してみることは大切です。

放っておいても、人々は理想通りに行動するはずと
信頼しているなら、ストレスも多くなることでしょう。

なぜなら、自分自身がそうであるように、
常に理想通りに行動する人はなかなかいません。

それでも、それぞれの限界の中で、
その時点における最善を尽くしているのは
事実なのではないでしょうか。

たとえそれがいびつに見えても、
当人にはそのようにならざるを得ない背景が
かならずあります。

それは生育歴に影響を受けているかもしれませんし、
大切な者との関係において起きた
トラウマティックな体験の影響を
受けているかもしれません。

愛情の欠如だったかもしれませんし、
情報や教育が不足していたかもしれません。

それぞれに、
物理的な限界、心理的な限界、社会的な限界、
知識的な限界、知性的な限界、経済的な限界、
肉体的な限界、
またスピリチュアルな限界などがあるでしょう…

それらの限界の中で、
その人なりのその時点での最善を尽くしていることは
まちがいないのではないでしょうか。

いびつかもしれないし不器用かもしれない、けれども、
その人なりの限界の中での出来る限りのことを
しているわけです。

徹底的なコントロールさえすれば、
完璧にこなせるかといえば、
人間である以上、失敗は免れません。

人間は失敗を免れない存在であると
自然に即した信念を育むことができれば

私たちの抱くストレスは低減されるはずですし、
日々の出来事にも過剰反応することなく、
より柔軟に向き合えるはずです。

このように私たちの人生は、
ものの見方ひとつで大きく変わってきます。

ヒットラーも、結果としてそれが
不健全な状態を招いたにせよ、

彼はその時点での彼なりの理想をもって
最善を尽くしたことを理解し、

そして、そこから適切な距離をとり、
自分なりに違いをおこすための
ベストを尽くすことは可能です。

人は過ちを犯す。
けれども、それを正すことができるのもまた人である。

このように信頼できたのなら、
私達の人生は希望に満ちたものになるのではないでしょうか。

向き合う相手も世の中も、
なかなか常に思い通りにはいきません。

けれど、それなりに人生は機能するし、私は私の人生を
私の心に誠実に切り開いていくことはできます。

サイモントン先生は
「私たちは見ることを信じると学んでいるが、
 信じることを見るのもまた事実である。」
とも教えてくれました。

完璧や極端なポジティブにとらわれず、
自然に即した健全なものの見方や考え方を育むことで

私たちに心の平安が訪れ、
より豊かな人生を歩むことができることでしょう。

あなたはいったい何をどのように信じていますか?
それらはあなたの人生を豊かにしてくれますか?
信頼するとはどのようなことでしょうか?

ぜひいちど振り返ってみてください。

不健全な信念を健全にかえる術を身につけることで、
人生の流れはガラッと変わります。

 
 

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FROM:川畑のぶこ

「執着ほど人間を苦しめるものはない。」

ブッダの言葉です。

そして、私達人間がもっとも執着するのは、
「命」でも「健康」でも「お金」でもなく…
「考え方」だと説いています。

すなわち、
人生において私たちをもっとも悩ませるのは
私たちの「考え方」にほかならないのですね。

命、健康、お金への執着も、もとをたどれば、
私達固有のそれらへの受け止め方や
考え方によるものということになります。

その考え方や信念が
私達の人生を豊かにしてくれることもあれば
逆に苦しみになることもあります。

イライラしたり、クヨクヨしたりするのは、
凡(およ)そ、「かくあるべき」という考え方に、
自分や相手が当てはまらなかったときではないでしょうか。

妻として、夫として、子として、親として仕事人として、
友人として、コミュニティーの一員として…

「かくあるべき」という理想を抱くことは
大いに結構なことですが、
それが歪んでいて、無自覚でいると
不調和を生み出してしまいます。

たとえば、周囲に気を配るのは良いですが、
相手の気持ちを深読みしすぎて、
(=相手がそこまで望んでいないレベルで)

はたらきかけているなら、
たとえ良かれと思っての行為であっても
相手には負担になり疎ましく思われるかもしれません。

相手も「してくれている」のをわかっているので
拒否するのもなんとなく
大人げない気がして憚られる。

そしてなんとなく居心地が悪くなって
精神的な距離を取ってしまう
なんてことは多々あります。

相手に合わせすぎることを
心理学用語では過剰適応というのですが、
なぜ、そこまで自分を殺して
相手に合わせてしまうのでしょうか。

それは、「相手に優しくするべき」という信念は
あくまでも表層的なものであって、実はその裏には
「私は愛される努力をしなければいけない」という信念が…

引いては「だって、放っておいたらなら…
私は愛される存在ではないのだから」
といった信念が根底にあったりします。

これは実に無意識です。

相手のためと思ってしていたはずのことが、
実はそんな自分の満たされない心のぽっかりを
埋めるための補償としての行為だったりするのです。

もちろん、私達は社会的動物で
互いを満たし合うことでバランスがとれますし、
自分も相手も不可分な部分はあります。

それでも、その行為が自分に向きすぎている、
あるいは相手に向きすぎていると、
そのアンバランスさが
人間関係に歪みをもたらしてしまいます。

相手も、実は自分自身を満たすために、
人の気持ちを無視しているのでは?
とうっすら感じ取ったり、

また、そこまでしないと
私に嫌われるとでも思っているのか?

と、どことなく信頼されていない感じに
受け止めてしまったりして、
なんとなく疎ましさを感じてしまったりするのです。

無論、表面的に波風立てず、
その場をやり過ごすためには
安全な関わり方かもしれませんが、

真に充足した人生や豊かな関係性を構築したい場合は
自分に合わせすぎるばかりでなく、
相手に合わせすぎることも逆効果となることがあります。

まず、根本的に、なぜそこまでの努力をしないと、
自分は愛に値しないと思ってしまったのかを探求してみると、
幼少期の親や大切な相手との関わりに行き着くでしょう。

寂しさや孤独を逃れるための愛情争奪戦で、
自分の振る舞いのパターンを獲得してきたことに
気づくと思います。

それは兄弟姉妹との競争だったり
学校やコミュニティーでいい子になる努力だったり、
実に不器用で健気でいじらしい
過去の自分が見えてきます。

その自分を認め、受け入れ、
そして「もう大丈夫だよ」と言ってあげることができたなら、
私たちは心の過剰さを取り除くことができるかもしれません。

ときおりそんな心の棚卸しをして、
自分軸・相手軸のバランスを取り戻すことができたなら、
私達の人生はより軽やかになってくることでしょう。

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ひまわりさん(60代・女性・音楽講師)
のご相談にお答えします。

【Q】8年前、最愛の夫が急死しました。

やっと前を向いて行けると思った昨年、
最愛の母も亡くなり、大きな支えがなくなりました。

その間、子ども達と孫の成長が私を慰め、
励ましてくれました。

そして、これからと思った時、
自分は何がしたいのか、もう歳だし……と、
目標が見出せずにいます。

贅沢な悩みだとは思うのですが、
これからひとりで生きていく事を考えると不安になります。

子ども達に迷惑をかけずに、
天に帰るその時まで元気で過ごすには
どのような心持ちでいたらよいのでしょうか。

アドバイスをお願いいたします。
 

【A】最愛のご主人、
そしてお母様も天に召されたとのこと。
お辛いですね。

喪に服する期間というのは、みんな違います。
人それぞれです。

1年経っても、まだまだ愛する者のことが忘れられず、
辛い気持ちが湧いてくる。

最愛の存在を亡くしたのであれば、
もうこれは当然です。

一方でそれは、ひまわりさんがそれだけ豊かな人間関係を
ご主人ともお母様とも構築されてきたという証だと思います。

失ってそれだけ苦しくなるほど愛おしい人が、
この人生に、この世に存在したという
豊かさの裏返しでもあるわけです。

ですので、悲しみや落ち込みがあるのは当然で、
ひまわりさんにはひまわりさんなりの
癒しのペースがあるんだということを、
まずは受け入れていただきたいと思います。

今、何か目標を持って頑張ろうと思えなくても当然なんだと、
現在の状態そのものを批判せずに受け入れてあげてください。

そして「死生観」についても思いを向けてみると、
新たな視点が得られるかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、しろみさん(40代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】いつもYouTube配信をありがとうございます。
川畑さんのお話はさわやかで、分かりやすいです。

私はフルタイムのパート、41歳、実家暮らしです。
友達もいない、パートナーもいません。
生きていく自信がないことが悩みです。

私はパートでしか働いたことがありません。

人と関わるのが苦手で、長時間労働する体力がないので、
正社員は務まらないと思い、パートで働くことを選びました。

これからの時代は雇われる働き方がなくなり、
自営業をするか、自給自足の生活に変わっていくと思います。

両親も高齢だし、会社にも両親にも頼れなくなるから、
自立するしかありません。

でも、こんな弱い私が自立できるとは思えないし、
これからの時代を生きていく自信がありません。

不安で不安でいっぱいです。
どんな困難でも生きていけるような強さが欲しいです。

私が、たくましく生きていけるようなアドバイスがありましたら
教えて欲しいです。よろしくお願いいたします。

 
【A】40代に入って、ご両親も高齢になり、
経済的にもずっと頼りにすることができなくなって、

しろみさん自身が自分の足で立って
歩んでいかなければ…という焦燥感がおありなのですね。

体力的に長時間労働が続かないとのことですが、
正社員でなくパート勤務であったにせよ、
これまで仕事を続けて、
経済的にもちゃんと稼いで生活してきたわけですよね。

それは自信を持って良い部分ですから、
まずは、ご自身をきちんと評価してあげてください。

そして、体力の有無には個人差があります。
長時間労働しても全く支障のない人もいれば、
すぐに疲れてしまう人もいます。

ご自身の体力や適性を踏まえて、
身体的な負担がかからずに比較的長く働ける仕事を
今から見つけたり、
これから数年かけて何か資格を取っていくということも
できるかもしれません。

「もう41歳」と捉えるのか「まだ41歳」と捉えるのかは
しろみさん次第。

ここから何か新しい視点を持って、ご自身の働き方や
人間関係の築き方、ひいては人生全体を考える、、、
そんなタイミングにきているのかもしれませんね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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FROM:川畑のぶこ

2023年の始まりを
みなさまはどのようにお迎えでしょうか。

東京は元旦から2日間、雲ひとつない青空で
とても清々しいお正月となっておりますが、

私は、実家の沖永良部島から
上京している両親や親族とともに
和やかに新年を迎えております。

これは実にありがたいことです。

 

2022年は私にとって「大変」な年でした。

大変とは大きな変化という意味ですね。

まさにこの数年はパンデミックで社会的に
大きな変化を強いられている私たちでしたが、

それに匹敵するインパクトの変化が
個人レベルでもあり、まさに人生とは
予測できないことが起こるもの、
その無常さや、ままならなさを
体験する年となりました。

 

ホームズとレイという心理学者が、
人生に起こる出来事(=ライブイベント)別に
ストレスを数値化して、その積算度によって
病気の発症予測をしています。

たとえば、
配偶者の死をストレスレベル100点として、
近親者の死は63点、怪我や病気が53点、
転職が36点、転居は20点などの
スコアリングがされています。

これらが1年以内に150-300未満の場合、
翌年に健康上の問題が起きる可能性は
50%になり、
300点以上になると、80%になります。

 

昨年の私個人に起きたライブイベントは
ホームズとレイのスコアリングで
300点を優に超えるものでした。

このスコアリングは
講義でもよくしている内容で
インプットされているので、

「これはまずいぞ」と思いつつも、
そのほとんどは外的な出来事で
私自身でコントロールできないものです。

 

このような大きな変化に直面したときに、
私が第一に取り組んだのは
「助けを求める」ということでした。

これは、日頃から
患者さんやクライエントさんたちにも
伝え続けていることで、

辛いときはひとりで頑張らず、
出来る限り助けを求めて
サポートネットワークを拡充することを
伝えています。

 

私もこの仕事をする以前は、
出来る限り人の手は借りずに
何でも自己完結することを重要視していたので、
がんばれてしまう人の気持ちがよくわかります。

もちろん、社会人として自己責任を取る
必要のあることは多々あります。

ただ、自己完結する必要の無いことにも、
敗北感や抵抗感や罪悪感を抱いていました。

自己肯定感の低かった当時は
なおさら、一人で乗り越えられないのは
「ダメ人間」な気がしてしまい、

一人でがんばるか、可能な限り少ない人に
(多くの場合、一人のだれかに依存するなどして)
助けを求めるようにしていました。

 

ところが、心理学や心理療法の学びを
深めていくにつれて、

「私など取るに足らない人間で、
助けに値しない」などといった
自分自身への無意識な歪んだ評価が
あることに気づき、それが

周囲へサポートを求めることへの抵抗感に
つながっていることにも気づきました。

この考え方を健全なものへと変えていくことで、
素直に必要に応じて助けを求めることが
できるようになっていきました。

 

昨年、ダメージの大きいライフイベントが
続いたときは、実際に「助けて!」という
ダイレクトな言葉を用いて
周囲に助けを求めました。

職業柄、幸い私の周辺には
慈悲心をもって、惜しみなく助けの手を
さしのべてくれる人が多く、助けはすぐに、
そしてたくさん与えられました。

素直に求めたなら、
数え切れないほどのひとたちが、
心理的にも、物理的にも、情報的にも、
さまざまなサポートをしてくれました。

 

これには、地獄の中にも
天国が存在することを認識しましたし、
人々のあたたかな愛を感じました。

ストレスフルな出来事の中にもかならず
恩恵があることを改めて実感したのです。

 

人生でもっとも価値あるものは、
このような人々とのつながりであり
絆だなとつくづく感じます。

人生にはいろいろなことが起きますが、
人々との絆やサポートは大船となって
人生の荒波を乗り越えさせてくれます。

 

がん患者さんの研究でも、闘病の際、
10人以上のサポーターがいる人は
そうでない人に比べて余命が長くなる
という報告があります。

コロナの影響でリアルに人々とつながる
機会が減少してしまいましたが、
私も今年は各地へ足を動かして、
みなさんとの対面での絆を深めたいと思います。

 

2023年がみなさんに良き縁をもたらし、
豊かで愛にあふれる年となることを
お祈りしております。

 

ーーー
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FROM:川畑のぶこ
私たちは、大切な人と
充実した愛情に満ちた関係にあるとき、
人生がよりイキイキと豊かになります。

自分も相手も満たしあえることは
人生に欠かせない要素です。

ただ同時に、相手への
感情的サポートに対する欲求が依存に変わると、
その関係はバランスを崩して
人生に害を及ぼし得るのもまた事実です。

このようなバランスは徐々に徐々に崩れていき、
関係を破壊していきます。
感情的な依存の兆候は、
以下のようには現れていることが多いです。

・常に不安や心配がある

・相手に見捨てられることへの恐怖心を抱いている

・安心感を得るために、
絶え間ない努力をしなければと感じている

・拒絶されることへの恐怖感が常にある

・相手への依存を真の幸せだと思っている

・自分の感情の世話ができず
相手が自分の感情を満たすべきと思っている

・パートナーなしに生きる価値がないと
考えることがある
このような相手への依存心は、
慢性的に満たされない心を作り出し、
孤独感や寂しさを生みます。

また、依存先は大切な相手のみならず、
ときとしてモノ(買い物)やギャンブルや
アルコール、食べ物となることもあります。
このような依存心を抱える人の多くは、
愛着の問題を抱えていることが多いです。

幼少期に、基本的なニーズが
十分に満たされていないことや、
トラウマ的なできごとを経験することも
原因に考えられます。

あの頃の子どもの私をねぎらい、
もう恐れる必要がないことを伝えてあげるのは
大切です。

また、パーソナリティ障害によって
依存性が高くなっていることもあります。

このような人は
根本的な空虚感に苦しんでいます。

パーソナリティ障害の場合、
本人が苦しいのは当然のことながら、
家族や周囲が巻き込まれるので大変です。

自覚のない人は、依存しては破壊して
また別な依存先を見つけるというパターンを
何度も何度も繰り返すことになります。

私たちは感情が自分の責任であることに
気づいていないことが多く、
対処のツールも持ち合わせていません。

いずれも、建設的に自分の感情へ
対処する方法を学ぶことは
自分にも周りの人にとっても大切です。

自分の心の内を探求して、洞察力や気づきを
得ることは私たちに平穏をもたらします。

自分の持つ感情にはどんな思考が伴うのか?
それは事実なのか?役に立つのか?

ときにはひと呼吸おいて、
自分の内面を静かに振り返り、観察して
自分のパターンに気づく時間を作ってみることが
大切です。

瞑想も私たちの心を落ち着かせてくれ、
自分への慈しみを学ぶことができます。

最近は瞑想アプリなども
手軽に活用できるようになってきていますから、
自分にしっくりくるものを見つけて、
繰り返し実践してみると良いかもしれません。
依存心の強い人は、自分に厳しく自己批判的です。

自分を慈しむことは、甘やかしと
感じている人もいるかもしれませんが、
そうではありません。

自他を慈しむ心へとつながり
私たちの日々に調和を取り戻してくれます。

 

ーーー
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20221024

FROM:川畑のぶこ

10月も残すところ1週間となりました。
早いですねっ(゚o゚;;

そして、毎年この季節になると
12月開催「断捨離祭り」の準備で
私自身、とってもワクワクします!

断捨離祭りとは、
全国のダンシャリアンが一堂に会する恒例の人気イベント。

断捨離提唱者やましたひでこさんをはじめとする
「断捨離メルマガ」執筆陣のトークや
ご来場者参加型の懇親会など
スペシャル企画が盛りだくさんです。

 
今年は、なんと3年ぶりの会場開催!

私、川畑のぶこは
「心のしなやかさを身につける」というテーマで
お話しさせていただきます。
 
会場参加枠はもう満席になってしまったようですが、
Zoom参加はまだまだお申込み受付中。
 
モノとココロの断捨離で
スッキリ、心地よい年末を迎えたいあなたは、
ぜひともご参加くださいね!

本日は、いつものQ&Aをお休みして、
3年前「断捨離祭り2019」のパネルディスカッションで
テーマ「自縄自縛」について、
私がお話しした内容のダイジェスト動画をお送りします。

ぜひこちらからご覧ください。

https://youtu.be/20wNInJ3YdY
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「断捨離祭り2022」の
詳細&お申し込み方法は
こちらのページでご確認いただけます^^

https://in.yamashitahideko.com/fes2022_9800_yt?cap=kawabata
※11月30日(水)まで限定価格

12月10日(土)「断捨離祭り2022」
会場で、Zoomで、
皆さんお会いできるのを楽しみにしています!
   
 
ーーー

★川畑のぶこからのメッセージビデオ
 ぜひご覧ください♪
  ↓
https://in.yamashitahideko.com/fes2022_kawabata

 
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FROM:川畑のぶこ
            
今年も残すところ3ヶ月を切りました。
 
ということは、断捨離祭りの準備シーズンです。
 
今年は3年ぶりの会場開催ということで、
参加者のみなさんにお会いできることを想像して
とてもワクワクしています。
 
私は日頃講義をすることが多いですが、
この2年間はZoomが定着し、便利になったものの、
どことなく虚しさを感じていました。
  
カウンセリングもですが、
画面越しでは伝わらない体調も、
対面だとドアをあけた瞬間に伝わることがあります。
  
場を共有することは何にも代えがたい価値だと思います。
    
相手の放つメッセージやエネルギーが瞬時に、
空気のバイブレーションとして肌感覚で伝わってきます。
   
この空気(感)の共有で「つながり」がよりリアルに感じられます。
 
そして、この「つながり」の感覚は、
私たちの精神安定にとても重要です。
   
世界情勢が不安定な昨今、
私たちはみな精神的に強くなることを求めていると思います。
   
でも実際は、過去の非生産的なパターンに
固執してしまいがちです。
  
このような時代に、過去の悪しきパターンを脱して、
レジリエンス=心の弾力を身につけることは
大きな価値となると思います。
  
今回の断捨離祭りでは、レジリエンスについてお話しします。
  
ぜひみなさんもレジリエントな人になるべく
会場へ足をお運びください!
   
 
ーーー

★川畑のぶこからのメッセージビデオ
 ぜひご覧ください♪
  ↓
https://in.yamashitahideko.com/fes2022_kawabata

 
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FROM:川畑のぶこ
         
昨晩、実家の沖永良部島への盆帰省から戻りました。
 
滞在中は時折スコールがある以外は晴天で、
島の青い空と透明な海、彩り豊かなサンゴ礁、
キラキラ輝くさとうきび畑を満喫することができ、
満たされ、癒やされました。

息子や友人らと毎日したスノーケリングでは、
ウミガメと一緒に泳ぐこともできました。
 
全身のちからを抜いて海にプカプカと浮かび、
つぶらな瞳のアオウミガメが
もぐもぐと青海苔を食べている姿をひたすら
眺めていることの幸せといったらありません。

 
このときはちょうど満月だったので、
夜に島の景勝地「ウジジ浜」へ行って、
しばし月光浴をしながら瞑想的な時間も持てました。
 
そのときの動画はこちらです。

コロナに罹患してからは後遺症で咳がずっと止まらず、
数ヶ月はかかると聞いていたのと
自分でも百日咳とおなじ感じと思っていたので
覚悟していたのですが、
沖永良部島にチェックインした日から
咳はピタッと治まり、今は完治してしまいました。
   
1週間(というか1日)で
こんなにリカバリーしてしまう人間の治癒力、
己を満たすことの重要さを改めて実感しました。
 
そんな美しく楽しい旅先から後ろ髪引かれる思いで
帰路につくのですが、復路のフライトでは
いつもなら軽く聞き流す離陸前の緊急時の説明動画
を息子と真剣に見入ってしまい、
改めてハッとさせられることがありました。
 
酸素マスクをするときの注意点に、
子ども連れの場合はまず親が酸素マスクを着用してから
次に子どもに着けることと具体的な説明があります。
 
サラッと説明されていますが、
これはとても重要な情報だなと思いました。
いざ緊急時のパニック状態となると
なかなかできないと思うのです。
 
親心としては、あるいは母性や父性の本能としては、
自分よりも小さくて弱い子どもを優先させて、
一刻も早く苦しみを取り除いてあげたいと
行動してしまうと思うのです。
 
ところが、親自身が酸欠になってしまったら、
その後の子どものケアができなくなってしまうのも事実です。
 
本能や情動にまかせず、
アタマ(大脳)をつかってコントロールし
行動しないとダメということです。

子どもや相手のためにもまず自分=Me-Firstなのですね。

今回、自己充電したおかげで咳が止まったわけですが、
実はその前の仕事仲間との会議では、
昨今メインとなっているオンライン講座で
講師が咳をしながら講義をするのは効果的でないので、
いつでも他の人が私のバックアップができるよう
整えることがアジェンダとしてあがり、
その準備を整えていました。

このことも肩の荷が取り除かれた思いでしたが、
そのような解放感と今回の充電期間で、
結果的にいつもどおり問題なく仕事ができそうです。

よくMe-Firstというと、
自分勝手やわがままなだけなのではないかと
疑問に思われる方がいらっしゃいますが、
  
Me-Firstは決して自分のためだけ=Only-Meではなく、
己をとりまく周囲の人々や全体の調和にとっても
大切なことなのです。

このような俯瞰的な視点から、
いったい何が大切なのか?をもういちど振り返り、
ぜひ自分自身を大切にすることを学んでください。
  
 
ーーー

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20220815

FROM 川畑のぶこ

今日は、マルコさん(50代・女性・児童指導員)
のご相談にお答えします。

【Q】
4月に離婚して
実家に戻ってきてしまいました。

昨年は、お互いに仕事もうまくいかず、
元旦那はコロナでリストラにあい
家に3ヶ月いましたが、
何もせずにゲームばかり。

昔は皿洗いや掃除も手伝ってくれたのですが、
「何でやらなくちゃいけないんだ!」と言われて
「私も食事作りたくない」と言ったら、
「作ってなんて頼んでいない」
と言われてしまいました。

何か言うと威圧的に言われ、
キレられてしまうので、
反論することもできなくなっていました。

そんな感じで半年間、洗濯もせず食事も作らず
にいたら「出て行け!」と言われてしまい、
私もずっと出ていきたいと思っていたため、
ちゃんと話し合いもせず出てきてしまいました。

実家の両親も戻ってきていいとの事だったので
勢いで出てしまい、少し時間が経った今、
寂しく、これで良かったのか、
一人で悶々としています。

最近は、昔の写真を見て、
この頃は楽しかったなぁとか、
ちゃんとご飯食べているかな?とか、
元旦那のことを考えてしまいます。

もともと結婚願望はあり
自分の家庭を作りたいと思っていたのですが、
なかなか良い出会いがなく
元旦那と結婚したのは42歳のときで、
結婚生活は10年でした。

子どもが好きで子どもが欲しかったのですが
子宝にも恵まれず、自分の家庭も築けず、
今は落ち込んでばかり。

パートで働いていたので収入もあまりなく、
この先、老後も一人かもと思うと
寂しさと不安でいっぱいです。

こんな私は、どうしたらよいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

 
【A】
適度な距離感があるからこそ
バランスが取れていた夫婦や家族が、
コロナ禍でのリモートワークで
四六時中同じ時空間にいることになり、
生じるストレスは大きいですね。

そして、さらにはそのコロナが理由で
元ご主人はリストラに遭ってしまった、
お互いに仕事もうまくいっていなかった
とのことで、マルコさんも
先々の生活が不安だったと思いますし、
当時はお二人ともストレスレベルが
かなり高い状態だったことが窺えます。

そのような状況の中で、
マルコさんが家を出る、互いの関係を
いったんクールオフするという選択は
勢いでしてしまったことではあるかも
しれませんが、同時にそのときにできる
最善のことだったことでもあると思いますので、
そこは否定せずに認めてください。

そのうえで「近況報告」というスタンスで、
今のマルコさんの素直なお気持ちを
元ご主人に連絡してみる、
というのはよいのではないでしょうか。

並行して、ご自身の新たな未来にも
明るい希望を持って
前進していただきたいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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