親子関係

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【Q】50代の女性です。
両親はともに80代後半。

私は未婚で子どももおらず、
一人っ子なので、将来的には
実家を畳む立場にあります。

実家は古くから続く旧家で、
広い母屋のほかに蔵もいくつかあります。

母はもともと物を捨てられない性格で、
先祖が残したた家財道具も
「もったいない」と
積極的に引き受けてきたため、
ものすごい量の物があります。

中には価値のある骨董品もあり、
これを、両親がいなくなってから
私一人で処分するのかと思うと、
今からその重圧に押しつぶされそうに
なり、気が遠くなります。

折に触れ、「もう使わないかなと思う
ものから少しずつ片づけていこうか。
価値のあるものは、誰か使ってくれる人
にゆずって有効に使ってもらう方法も
あるよ」と切り出してみるものの、

母は「今はまだいいから、私が死んだら
捨てて」と言い、私が片づけを促そうと
すると激しく抵抗します。

父は穏やかな性格で、日頃、家の中の
ことにはあまり口は挟まない人なのですが、
片づけの話になると、「まだ使える」
「母さんがそのままでいいと言ってるん
だからそのままでいい」と言い張ります。

後に両親がいなくなった際、業者に頼めば
物理的にはスムーズに終わるのでしょう。

でも、先祖や両親の人生が詰まった家財を
私一人で「判断」し「処分」することが、
今の私にはイメージできません。イメージ
したくないだけかもしれませんが…。

両親が存命中に、物理的にも心理的にも
少しでも軽くしたい、軽くなりたい、と
願っている私は、親不孝なのでしょうか。

それとも、これは私が背負わなくても
よい重さなのでしょうか。

自分以外の人が残した大量の物と向き合う
ことが、こんなにも苦しく、
親子関係にまで響くものだとは、
若い頃は知りませんでした。

断捨離の視点から、そして心の在り方として
どこからどう進めていけばよいのか、
ご助言をいただければ幸いです。

【すもも・50代・女性】

【A】すももさんの抱えていらっしゃる
問題は、単なる片づけではありません。

家族史、死生観、責任、愛情、
そして、境界線が複雑に絡む、
非常に心理的負荷の高いテーマです。

まずお伝えしたいのは、すももさんは
決して親不孝ではないということです。

親の人生を尊重しながら自分の人生も
守ろうとしている、誠実で現実的で、
愛ある責任感の持ち主です。

本当に重い問題に、立派に向き合って
いらっしゃいます。

いま起きている問題の重さも、
すももさんが全部ひとりで背負おうと
しているがゆえ、

「まだ起きていない未来」を
すでに一人で背負おうとしているから
ではないでしょうか。

旧家や蔵の品々は、
物理的にはモノですが、心理的には
「家の歴史」「親のアイデンティティ」
「生きてきた証」「死への不安の防波堤」
でもあります。

特に、物質的に恵まれていなかった時代
を経験している80代後半の世代にとって、
モノを手放すこと=
自分の価値観や人生を手放すこと、と
無意識に感じやすいはずです。

お母様の「私が死んだら捨てて」という
言葉は、 「生きている間は私の人生を
否定しないで」というメッセージでも
あるかもしれません。

抵抗は意地ではなく、防衛反応です。

とはいえ、一人っ子に責任が集中する
現実は確かに重い。相続や供養、
家を閉じる責任まで想像すれば、
圧迫感が生じるのは当然です。

断捨離の本質は、
モノを減らすことにとどまらず、
心の整理や関係性の整理も含みます。

すももさんにとっての本丸は、
関係性の整理。

すなわち、親の価値観と自分の人生の
境界線を引くことが大きな課題になる
かと思います。

いま必要なのは、
親を説得することではなく、
すももさん自身の不安を軽くする仕組み
をつくることです。

現実的なアプローチのひとつに、
情報を整理するということがあると
思います。

たとえば「可視化」です。
蔵ごとに写真を撮る、価値がありそうな
ものを記録するなど、大まかな把握をする。

これは処分ではなく情報整理ですから、
親の抵抗も生まれにくいでしょう。

次に、「もしもの準備」という枠組みに
移行していきます。

親世代は「片づけ」には抵抗を示すものの
「終活」は受け入れやすい傾向があります。

「片づけよう」ではなく、
「私が一人になったとき困らないように、
何がどこにあるかだけ教えてほしい」
と伝える。

これは相手を責めるのではなく、
安心を求める姿勢になります。

そして何より大切なのは、
「今、全部決めなくていい」という視点です。

未来の作業を、今の心で引き受けようと
するから苦しくなります。
未来の自分には、未来の力があります。

いま最初に手放すべきは、
「未来の重圧の先取り」かもしれません。

「後始末は私のやり方でさせてもらいます」
と心の中で許可を出し、
いまは現状維持を目標にする。

あえて後回しにすることも、
立派な戦略です。

皮肉なことですが、ご両親が存命のうちに
物理的な解決(片づけ)を急ごうとすれば
するほど、ご両親は抵抗し、
すももさんの心の負担は増してしまいます。

タイミングが訪れたところで、
さらにすももさんが恐れているのは、
処分作業そのものよりも、一点一点に対して
「これは価値があるか?」
「捨ててバチが当たらないか?」と
判断を迫られるプロセスかと思います。

もし、捨てる時が来たなら、
プロの力を借りることも賢明です。

断捨離トレーナーや遺品整理の専門業者、
骨董品買い取りのプロに依頼することは、
決して手抜きではありません。

専門家の客観的な目が入ることで、
すももさんの情緒的な葛藤は
劇的に軽減されます。

「判断」の責任をプロと分かち合うと
今から決めておくだけで、
視界が少し明るくなります。
自分一人で背負わないことです。

最後に、ご先祖やご両親は、
すももさんがモノに押しつぶされて
不幸になることを望んでいるでしょうか。

真の継承とは、物量を守ることではなく、
すももさんが身軽に幸せに生きること
ではないでしょうか。

いまは無理に動かそうとせず、
「これ以上増やさない」をゴールにしながら、
ご両親との穏やかな時間を優先する。

それが結果として、後悔の少ない
「見送り」につながるはずです。

そして、どうかご自身のセルフケアを
忘れずに。すももさんが軽やかでいること
こそが、いちばん大切なのです。

ご自身に喜びや安らぎを与えてくれる
ヒト・モノ・コトに囲まれるよう
意識してみてください。

ー川畑のぶこ

       
        

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うめさん(60代・女性・大学職員)のご相談にお答えします。

【Q】孫への接し方をきっかけに
長女との関係がこじれてしまい、
ご相談します。

些細な出来事だったはずなのに
娘の怒りに触れてしまい、それ以来、
乳幼児を見ると涙が出る、食欲がない、
眠れないといった状態が続いています。

断捨離検定1級に合格したばかりなのに
家の片づけさえ手につきません。

先日はふくらはぎを痛め、
松葉杖生活になり、
気持ちもさらに落ち込んでいます。

私は元教員で、発達障害の子どもたち
の指導にも長く関わってきました。

長女には6歳と4歳の男の子がおり、
上の子はASDの診断がありますが、
通常学級で元気に過ごしています。

娘は関連分野で働いており、
わが子への理解も深い母親です。

昨年、娘の夫が単身赴任となり、
私たち夫婦は電車で2時間の距離を
行き来しながら
孫の世話を手伝ってきました。

関係は良好だと思っていました。

ところが、年末年始に家族で出かけた
水族館で、トラブルが起きました。

上の孫がクレーンゲームに
夢中になっていました。

500円で何回でもできる珍しいタイプで、
娘は彼に何度でも好きなように
トライさせたいと思っており、

私も、いつもなら同じ気持ちで見守る
のですが、この時は、順番待ちの子が
いることや時間の都合が気になり、
少し心配になっていました。

また、よくやるゲーム機と異なり、
ワンアクションで前後左右を決めるタイプ。

それに気づいていないのではと思い、
孫に「やり方、分かってる?」と
声をかけたら、
その言葉が長女の逆鱗に触れました。

駅まで送っても、
振り返りもせず去る長女。

そして後日、長文のLINEが届き、
要約するとこのように書かれていました。

1、孫にかけた言葉への非難 

2、お母さんは何でも人や出来事のせいにする。
     それが本当に嫌だ。

3、年末年始のことなど、いろいろ全部
   お母さんが仕切っているのが嫌だ。

4、だからもうヘルプも頼まない。
  会うことも話すことも嫌、
  孫にも会わせたくない。

それ以来1ヶ月、連絡はありません。

娘との関係をどう修復すればいいのか、
自分のこの落ち込みをどう立て直せば
いいのか分かりません。

夫の「そのうち何とかなる」という言葉
さえ、今はつらく感じてしまいます。

私はこれからトレーナー講習も控えており、
このままではいけないと焦る気持ちばかり
が募っています。

どうかアドバイスをいただけないでしょうか。

【A】うめさんのご相談からは、
お孫さんへの愛、そして娘さんへの
誠実な思いがひしひしと伝わってきます。

水族館でのひと言は、あくまで“きっかけ”。
本当に噴き出したのは、娘さんの中に
溜まっていたものかもしれません。

単身赴任、ワンオペ育児、発達特性のある
お子さんへの配慮――
娘さんは、張りつめた状態で
日々を回していた可能性があります。

そんな中での母の言葉が、
「否定された」「認めてもらえていない」
という思いに
触れてしまったのかもしれません。

今回大切なのは
正しさを説明することではなく、
関係を修復したいのかどうか、
という軸です。

もし修復を望むなら、
意図の正しさよりも
“影響”を受け止めること。

「そんなつもりじゃなかった」ではなく、
「つらい思いをさせてしまったね」と。

そして、
「あなたは本当によく頑張っている」
という無条件の承認を届けること。

返事を求めず、説明も重ねすぎず、
ただ受け取り、ゆだねる。

時間はかかるかもしれません。
けれど、距離があるからこそ
見えてくるものもあります。

うめさん自身も、
今は強いストレス反応の中にいます。

祖母としての役割が揺らいでも、
“私という存在”の価値は揺らぎません。

待つこと。
そして、自分を整えること。

続きはビデオでお話ししています……

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サムネ_20260222

ピッピさん(60代・女性・自営業)のご相談にお答えします。

【Q】娘が、いわゆるできちゃった婚
をすることになり、母として
穏やかになれないことが辛いです。

娘は27歳、彼は40歳。

まず、二人で、先に妊娠を報告に来た時
に夫が激怒し、ちゃんとこれからの
青写真を伝えなさいと、追い返しました。
私も、夫と同じ意見でした。

その後、娘の彼が、髪の毛を黒く染め
スーツ姿で、自分の経歴、収入、
結婚までの道のり、引越しまでの段取り
などを説明しに来ました。

筋を通したことで、夫は納得し、
入籍が決まりました。

しかし、私は母として、どうしても
彼が許せない気持ちのままです。

妊娠出産は100パーセント女性が
リスクを負うこともわからないで、
13歳も年下の娘を大切に扱ってくれなか
ったことが悲しくて、やりきれません。

しかも、つわりで
2ヶ月間ほぼ寝たきりでした。

私だけが怒りを持っていても仕方がない
ので、今後は明るく前向きに二人の結婚と
新たな命をお祝いする気持ちになれれば、

と気持ちを一度は切り替えたつもりで
明るく接したりしましたが、
またズドンと重い気持ちに戻ったりします。

生まれてくれば、赤ちゃんは
きっと可愛いだろうとは思います。

現実には、すでに入籍を終えて、
来月に引越ししていきます。
半年後に生まれます。

娘はまだ我が家にいますが、
笑顔で接することは難しいです。

どうしたら明るく希望いっぱいで、
娘とお婿さんをサポートできる母親に
なれますか?

【A】「どうしても彼が許せない」
そう感じてしまう自分がつらい。

ピッピさんのご相談からは、
怒りの感情と、それ以上に
娘さんを守りたいという母の愛が
あふれているのが伝わってきます。

怒りの奥にあるのは、
「娘は本当に大切にされるのか」
「ちゃんと守ってもらえるのか」
という不安や恐れなのではないでしょうか。

順番が違う。
もっと慎重であってほしかった。
妊娠出産のリスクを負うのは
女性なのに……。

そう思うのは、
母として自然なことです。

一方で、彼は出直して説明に来て、
筋を通しました。

娘さんは27歳の大人として、
自分の人生を選びました。

ピッピさんの理想通りではなくても、
娘さんには娘さんの旅路があります。

大切なのは、
怒りを無理に消すことではなく、

「私は心配している。
 そして同時に応援もしている」

この両方を伝えること。

心配は愛の裏返しです。
でも応援もまた、愛の形です。

そして実は、行動が気持ちを
連れてくることもあります。

「こういう母でいたい」と思う姿で
少し振る舞ってみる。

すると、あとから心が追いついて
くることもあるのです。

赤ちゃんが生まれれば、
また景色は変わるかもしれません。

今は、娘さんの体と新しい命に
焦点を当てながら、いいところにも
目を向けてみてください。

続きはビデオでお話ししています……

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サムネ_20260208

こうめさん(50代・女性・看護師助手)のご相談にお答えします。

【Q】母のことです。
今、実家で母とわんこと3人暮らしです。
母は82歳、私は54歳、ずっと未婚です。

昔から私と母はよく衝突し、
20代の頃「離れた方がうまくいくのでは」
と家を出ることにしました。

少し過保護で心配性な母は渋りましたが、
意図を説明し納得してくれました。

実際離れると、母に対して
優しくなり関係が良くなり、
離れてよかったと思えました。

数年後、実家の近くに転職することになり、
給料面や通勤の便を考えて実家に戻ることに。
母も喜んでくれました。

しかしやはり、一緒に過ごすと衝突の日々。
その後、再び転職することになったため、
また家を出ることになりました。

そして何年か経った頃、
父が脳出血で介護が必要な状態になり、
そこから母一人での父の介護生活が
始まりました。

私はその時の自分の暮らしを変えたくなくて、
電話で母に「帰らなくてもいいよね?」と
尋ねたのです。

母は明るく「いいよ」と言ったので、
そのようにしました。

今思うと、なんてひどい娘かと、
そして、なんて娘想いのやさしい母かと、
情けなさと母への申し訳なさ、
感謝の気持ちが思い返されます。

しばらくして、タロットをしている友人
に相談したところ、介護の資格を取って
実家に帰ることを勧められ、
自分でも納得できたのでそのようにしました。

実家には帰ったものの、私は
自分の仕事(病院勤務)や遊びに忙しく、
父のことはほとんど母任せ。

父は入退院を繰り返し、在宅の時でも
ほとんど母が見てくれていました。
やっぱりひどい娘です。

父は10年ほど前に他界しました。
最後の方は母と手分けして介護しましたが、
そんなのは、その前に母がひとりで
担っていた年月に比べたら些細なものです。

父が亡くなり、母はそんなに
めそめそすることもなく、
そこからわんこと私との3人生活が始まり、
衝突しながらもわりと平和な日々を
過ごしてきました。

しかし、一昨年の12月に母が急に
「メールが打てなくなった」と、
自分でかかりつけ医に相談し検査すると、
脳梗塞を発症していたことが発覚しました。

特段の症状はなかったものの、
軽い認知症もあるとの診断。

普段は普通に生活できていて、
うちのこともやってくれるし
買い物や病院にも行けますが、
病院で先生の説明が頭に入らないので
私が付き添って行くようになりました。

あとは、買い物に行って買ったものを
置いてきてしまうことが数回。
細かい困りごとは
ちょくちょく起こりますが、
笑って済ませられるようなことです。

ただ、精神面にくることがあり、
一人で家にいると不安が募るようで、
私がきちんと伝えて遊びに行っても、
楽しんでいるところに電話をしてきて

「今どこにいるの⁈いつまでいるの⁈」
と怒りと不安がないまぜになったような
言い方をして、楽しい気持ちを
萎えさせられることもありました。

長く留守にできなくなり、趣味の
一泊以上の旅行も行けなくなりました。

家で一人でいると認知機能低下が進む
のではと、昨年秋に介護認定を受けて
要支援1になりました。

気分転換できればと、12月からは
ちょっと運動できる半日のデイサービスを
利用することになり、2回ほど行きました。

あと、いつか母にショートステイを
利用してもらって、たまにでいいから
旅行に行きたいと母とケアマネさんに
話しました。

母は、その時は納得してくれたようでした
が、その後、知らない所に泊まるのは嫌だ、
家でわんこと過ごすのがいいと。

そして、デイサービスも嫌、と言い出す
ようになりました。週一、半日だけの
気分転換と伝えても、家にいたいと。

母の想いも尊重したい。
でも、私も自分の人生を生きたい。

けれど、今まで好きなように
生きさせてもらったから…
とも考えてしまいます。

私も心身共に好不調があり、
母のこともあると自分を保つのが
心配になります。

母とわんことの3人の暮らし自体は
幸せなので、できれば変えたくないです。

今後、母とどのように関わるのが
お互いのためなのか、ご相談したいです。

【A】「私はひどい娘なんです」
こうめさんの相談文には、
何度もこの言葉が出てきます。

でも、この言葉とはまったく違う印象が
私には伝わってきます。

それは、ここまでお母さんのことを
思い続けてきたからこそ、
今の苦しさがあるということです。

長い年月をかけて積み重なった、
愛情と感謝、そして罪悪感。

親を大切にしたい気持ちと、
自分の人生も生きたいという思い。

その間で揺れるのは、
とても人間的で自然なことです。

大切なのは、
「親不孝かどうか」を裁くことではなく、
距離が近くなりすぎたことで
双方の不安が増幅していないか
という視点です。

支えることと、すべてを引き受けること
は同じではありません。

動画の中では、

「いい介護・いい支えとは何か」
「支える側が先に整うことの大切さ」
「自分の人生を生きることと、
 母を大切にすることは対立しない」

などについて、お話ししています。

ショートステイやデイサービスは、
冷たさではなく“思いやりの形”。

そして、こうめさんが自分の時間を持つことは、
結果的にお母さんの安心にも
つながっていきます。

ぜひ続きはビデオをご覧くださいね……

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1229(大)

あんこさん(60代・女性・専業主婦・兵庫県)
のご相談にお答えします。

【Q】60代女性です。
娘が2人おり、それぞれに幼稚園から
小学校中学年の子ども(私にとっての孫)
が2人ずついます。

春休み、夏休み、ゴールデンウィーク、
年末年始など、長期休みのたびに
帰省してくれるのですが…

正直に言うと、私はこれがとても負担で、
心が重くなってしまいます。

夫はそれなりに楽しそうにしていますが、
私はどうしてもペースを乱されるのが苦手で、
来客モードが続くと
心身ともに疲れ果ててしまいます。

普段は静かに暮らしているのに、
孫4人のパワーで家は一気に
にぎやかを通り越して混乱状態になります。

キッチンも洗濯も休みなく動き続け、
私だけがバタバタしているような気分に
なります。

滞在中の炊事や洗濯は娘たちに任せればいい、
と夫は言いますが、それはそれで
家の中が乱れたり物の配置が変わったりして、
私にとっては地味にストレスです。

さらに、お年玉、お小遣い、
子どもの習い事の話など、
帰省のたびにお金の話題が増えると、

直接言われているわけではないのに、
援助を期待されているように感じてしまい、
心がざわつきます。

その罪悪感や負担感のほうが
先に立ってしまう自分にも嫌気がさします。

もちろん、孫たちは可愛いですし、
娘たちを責めたいわけではありません。

でも、私は自分の生活リズムを大切にしたい
タイプで、正直、今の頻度での
長期滞在はしんどいのです。

頭では「こんなに来てくれるのも今だけ。
子どもが大きくなれば来なくなる」
と十分わかっています。

それでも、「今だけ我慢」がどうしても
できず、そのたびに自己嫌悪に陥ります。

帰省を断ると
「冷たい」「孫が可愛くないの?」と
誤解され話がこじれてしまうこともあり、
どう距離を取れば良いのか悩んでいます。

娘たちにどう伝えれば、関係を傷つけずに、
自分のペースも守れるのでしょうか。

【A】年末年始や長期休み、
家族が集まるのは嬉しい。

でも同時に「またこの時期か…」と
心が重くなる——あんこさんは今、
そこにいるんだと思います。

孫が4人来て家が一気に混乱状態になり、
キッチンも洗濯も止まらない。

しんどいと感じるのは、
ごく自然なことです。

年を重ねればキャパは変わる。
昔は平気だったことが、今は辛くなる。
それは弱さではありません。

まず「しんどい自分」に
許可を出してあげてください。

あんこさんは、静かな時間や
自分のペースがあって初めて整うタイプ。

人と一緒にいることで元気になる人も
いれば、離れて充電する人もいる。

ここには多様性があって、
あんこさんのニーズは大切にしていいんです。

家族でも距離が近すぎるとぶつかるから、
境界線が必要になります。

「孫は可愛い、娘も大切、
 会えるのは嬉しい」これはちゃんと伝える。

そのうえで

「最近は体力が落ちて、にぎやかな日が
 続くと後でぐったりする」

「来ると聞くと構えてしまう自分がいる」

——これは“私の問題として”伝えていく。

来る・来ないの二択にしなくていい。
頻度や期間を調整する、実家ではなく
近くのホテルに宿泊してもらうなど、
無理のない関わり方を選んでいいんです。

誤解されにくい伝え方や、
関係を守りながら自分のペースも守る
ヒントもお伝えしますね。

ぜひ続きはビデオをご覧くださいね……

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【Q】はじめまして。
50代の女性です。
実家の庭のことで悩んでいます。

実家には80代の母が
一人で暮らしています。
父は2年前に他界しました。

父は生前、庭をとても大切にしていて、
季節ごとに業者を呼び、
植栽や剪定などを欠かさない人でした。

母はその頃から庭に特別な関心はなく、
父が亡くなってからは
手入れがほとんどされていません。

私は今、実家から車で2時間ほど離れた
所に自分の家族と住んでいます。

日帰りで様子を見に行こうと思えば
行けますが、毎週というわけにもいかず、
季節によっては、行った時には
雑草が伸び放題になっているというのが
現実です。

実家の地域のシルバー人材センターに
依頼したこともありますが、
草取りをしても、しばらくすれば元通り。
いたちごっこです。

「もういっそ、庭をなくして
 コンクリートで固めてしまうのはどう?」
と母に提案したこともあります。

ですが母は、
「お父さんが大事にしていた庭だから…」
と乗り気ではありません。

たしかに父の思い出が詰まった場所
ではありますが、

今の母の気力・体力を考えると、
維持管理は容易ではなく、
かといって放置しておくのも気になります。

結局、私が行くたびに、できる範囲での
草取りや片づけをするのですが、
帰る頃にはぐったり。

母の「ありがとう。お父さんが喜ぶから」
という言葉を聞くたび、
どこかモヤモヤした気持ちになります。

「庭=父の思い出」として
母が手放せない気持ちも分かりますし、
「放っておけない」と
動いてしまう自分もいます。

草取りや剪定だけでも定期的に業者に頼む
という方法が現実的なのかもしれませんが、
それなりに費用がかかりますし、

母が元気なうちはそれで良くても、
将来的には子どもたちである私や兄弟に
管理が任されることになるわけで、、、

それならば、
母がさほど庭にこだわらないのであれば、
早めに手を打った方がいいのでは、
と思ってしまうのも正直なところです。

父の思い出を大切にしつつ、
今の暮らしに合った形で庭を手放す、
あるいは変えていくにはどう考えたり、
動いたりしたらよいでしょうか。

何かヒントをいただけたらうれしいです。

兄が一人いますが、
遠くに住んでいるうえに年中多忙のため、
この話はまだしていません。

【もみじ・50代・女性・パート・群馬県】

【A】ご相談くださりありがとうございます。

お父様が大切にされていたお庭、
それを守りたいお母様の気持ちと、
現実的な維持の大変さとの間で揺れる
もみじさんの複雑なお気持ちが
よく伝わってきます。

お母様にとって庭は、
単なる物理的な空間ではなく、
お父様とともに過ごした時間そのものを
象徴する、大切な思い出の場所になって
いることと思います。

お母様の「お父さんが喜ぶから」という
言葉には、お父様が大切にしてきたもの
を保存することで、いまもなお、
お父様とつながりを保ちたい願いが
込められているのではないでしょうか。

庭は絆の象徴なのかもしれませんね。

ただし、同時に
管理しきれない現実があり、それを
娘であるもみじさんが背負っている…

この構図は、象徴的な遺産を
次世代がどう受け継ぐかという
普遍的なテーマでもあると思います。

まず、実際に庭をどうするかの前に、
お母様にとって、庭にどのような思いが
込められているのかを、
優しく丁寧に対話しながら聴く時間を
持ってみてください。

たとえば、
お父さんが大切にしていた庭の、
どんなところが一番好きか、

または、もしお父さんが今ここにいたら、
どんな庭にしてほしいと思うかなど、
尋ねてみるのも良いかもしれません。

お母様が形よりも気持ちを守りたいのか、
あるいは風景を保ちたいのかによって、
対応の仕方も変わってきます。

今、もみじさんの選択肢は、
庭をこれまでどおり維持するのか、
それともコンクリート化して庭をなくすか
という全か無かの二者択一状態かと
思います。

ここで、もうひとつオプションを
つくってみてください。

それは、
庭を縮小するというやり方です。

お父様が中でも大切にしていた木や
お母様が気に入っている草花など、
象徴的な“一軍”の植物を絞り込んで
維持する方法です。

たとえば、
お気に入りのツツジや松を数本残し、
その周囲を砂利にしたり、季節の草花は
花壇やプランターに移して楽しむことも
できるのではないでしょうか。

お父様の思い出の庭のエッセンスを残す
ことで、お母様も思い出を楽しむことは
できるでしょう。

メンテナンスも、庭の規模を縮小したこと
でお母様ご本人が楽しめるようになるかも
しれませんし、

もみじさんや業者がサポートするにしても
負担が軽減され楽にサポートできるように
なるでしょう。

外注との併用もよいですし、たとえば、
定期的な草刈りを人材センターに、
年2回の剪定だけ業者にお願いするなどの
方法もよいのではないでしょうか。

お父様の思い出が大切であれば、
庭以外にも「お父さんの思い出コーナー」
をお母様が触れられるところに
設置するのも良いかもしれません。

季節ごとの庭の写真や石や樹を
少しだけ記念に残すことで、
お父様の写真を飾ることで、
お父様の息遣いを感じられるでしょう。

庭を残さなくても
思いを残すことはできます。

お父様へのリスペクトを形にできるので、
お母様も納得しやすく、もみじさんの
モヤモヤも軽くなるのではないでしょうか。

また、遠方にお住まいのお兄さんが
サポートをするのは
手軽ではないかもしれませんが、
状態を共有しておくことは大切です。

お兄さんに、お母様の今の様子や
庭の現状、そしてもみじさんの負担感を
率直に伝え、

お母様の気持ちを尊重しつつ、
現実的な方向を探りたいという意図を
共有してみてはいかがでしょうか。

お兄さんはすぐに物理的なサポートは
できないかもしれませんが、
年に1度でも帰省した際に
庭の管理がタスクに入るかもしれません。

また、もみじさんの気持ちを彼なりに
受け止め、互いにアイデアを出し合う
などすることで、もみじさんも
「一人でがんばらなくてよい」と
プレッシャーが緩和されるかもしれません。

このように、子どもたちが親のことに
思いやりや優しさをもって耳を傾け、
提案したり行動することによって、
お母様の心も自然に次の段階へと整う
可能性もあります。

また、もみじさんも、ご自身の思いを
伝えて受け止めてもらえたことによって、
より能動的にお父様の思い出を
大切にする気持ちが生じてくるかも
しれません。

ぜひ、ご自身の気持ちを抑圧することなく、
ご家族と思いをシェアしてください。

そして、積極的に助けを求めてください。

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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サムネ_20251106

おちゃさん(50代・女性・主婦・北海道)
のご相談にお答えします。

【Q】離れた所で一人暮らしをしている
実母との関係に悩んでいます。

父は私が高校生の時に亡くなり、
父が亡くなった年齢と同じ年齢の時に、
兄がアルコール依存からの内臓疾患で
亡くなっています。

小さい頃は、私が喘息で病院通いを
していたからお金がなかった、
親族に借りるほど苦しかったと
聞かされていましたが、

年代が変わると、その頃父が転職して
給料を入れてくれないからなど、
「お金がない」理由も変わってきました。

父の外ヅラの良さや営業職のせいも
あって、外での飲み代でお金がなく、
父の死後は借金も発覚した苦労が
あったようで、そのことを、
去年86歳で圧迫骨折で入院した後から
毎回会うたびに聞かされます。

生まれながらに
身体が丈夫でなかった母は、
なにくそと気丈に生きてきて、
私への要求もきついです。

「娘は黙って聞いているものだ。
 家族しか正直に嫌なことを
 言ってもらえないのだから」と、
会うたびにメンタルを傷つけられます。

今は、週3回ヘルパーを頼み、
長年住んでいる場所で
一人暮らしをしています。

お金のことも、
今は不自由はないようです。

自分の考え方が一番と
揺るがない人です。

私も知的障害の我が子にイライラ
していたこともあり、
先日母のところから帰宅した後には、
「私が生まれなければ良かったかな」と、
自らの環境に涙が出てきました。

健全ではない思考だとわかっています。
 
母も年老いたのと、
一人しかいない子どもの私なので、
放置しっぱなしも気がかりで、
今の環境に心苦しくなります。

義理の母は何でも
「ありがとう」と言う人なので、
私としては、実の母に会うほうが、
何を言われるか怖いです。

会った時も、後半には
たくさんの愚痴をずっと聞かされて、
「もう、聞きたくない!」と
逃げるように帰ってきます。

私もコミュニケーションは
良い方ではないけれど、昔から、
母と居ると食べる物も私の意思は
すんなりは尊重されないので、
息苦しくなり、無口になります。

今は金銭的には問題はなく、
身体的に思うようにならない問題
ばかりの母です。

なんで私はこんな環境なのだろう
と、悲しくなってきます。

【A】おちゃさん、優しさゆえに
毎回心が削られてしまうのは
本当につらいですね。

まず「いい娘=全部応じる」
ではありません。

相手を変えるのは難しいからこそ、
自分側の調整をすることが大切です。

・会う時間を決める
・NOと言う
・話題を選ぶ
・一旦離れて呼吸を整える

こうした境界線が、被害者ではなく
“主体”に戻す力になります。

「娘である前に、私」。

自分の限界とニーズを尊重することは、
関係を壊すのではなく整えることに
つながるということをぜひ知ってください。

具体的な距離の取り方と関わり方は、
ビデオでお話しします……

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【Q】80代後半の母と実家で
約30年ぶりに同居を始めて、
2年半ほどが経ちます。

もともとは、
普通に仲の良い親子関係でした。

母は、身の回りのことや
慣れた料理はできるので助かりますが、
物を溜め込んでキッチンやダイニング、
そしてリビングが狭く乱雑になったり、

母が買い込んで持て余した食材で
冷蔵庫が満杯状態になることに、
私は毎日イライラしています。

共に暮らす私の夫や娘の物を収納したくて
棚や納戸を整理しようとすると、
親が処分を先送りにした物が
後から後から出てきて、
怒りが込み上げてきます。

つい母に嫌味を言ったり、
「自分が手に入れたものは、
自分で責任を持って片付けて」と
強く言ってしまいます。

そして後悔します。
片付け自体がストレスになります。

年齢なりに身体が動きづらいのも
当然ですが、
腰が痛いと漏らすのを聞いても、
最近はあまり親身になれません。

同居前のように気軽なお喋りをする気に
なれず、素っ気ない態度になっています。

休日も家にいるのが気詰まりで、
私が外出しています。

一緒に暮らせるのはあと数年と思いつつ、
穏やかな気持ちや笑顔で過ごせない自分
が情けなく、悲しいです。

何かアドバイスいただけると
とてもありがたいです。

【えだまめ・50代・女性・団体職員・東京都】

【A】ご相談くださりありがとうございます。

えだまめさんのお悩みは、
お母さんとご自身とご家族の暮らしを
大切にしたいからこそ、
きちんと向き合おうとしているからこそ
のお悩みですね。

まず、えだまめさんのご相談を伺って
感じたことは、

お母さんへの苛立ちは、もしかしたら、
えだまめさんが「母の家に戻ってきた」
のでどこかに遠慮があって、
素直に思いを伝えられていないことに
あるのでは?と思いました。

たとえ同居の経済的・介護的理由が
あっても、無意識のうちに
「自分たちはお客さん」
「母の領域に入り込んでいる」という
遠慮や抑圧がないでしょうか?

つまり、自分の居場所なのに
自分の家でない感覚が
ストレスを生んでいないでしょうか?

その結果、言いたいことを飲み込み、
溜め込み、イライラという形で
噴き出している可能性があるのでは
と感じました。

まず、お母さまに「空間の主導権」を
譲ってもらう提案をすることを
お勧めします。

その際、お母さんへの思いやりが伝わる
伝え方を心がけます。

たとえば、

「お母さん、この家の空間をもう少し
 私たち3人も使いやすく整えたいと
 思っているんだけど、私たちに
 譲ってもらってもいいかな?

 お母さんが使いたい場所や必要な場所
 はもちろん、お母さんが使って、
 私たち3人が使って良い場所は自由に
 できたらとても助かるんだけど。」

と、依頼をしてみます。

そのことで、お母さんは自分の領域を
勝手に支配されるのではなく、
ご自身が優先的な選択権を持っている
という安心感を得られると思います。

もし許可が出たなら、
えだまめさん自身も遠慮から解放され、
行動に主体性を取り戻せるでしょう。

同時に、お母さんのモノの整理の手伝い
をオファーしてみてください。

85歳で腰痛があり、特にモノを溜め込む
傾向のある方に「自分で考えて捨てて」
と言っても、現実的には難しいです。

体力のみならず、
脳の処理スピードや執着の構造が、
若いときとはまったく違うからです。

どう手をつけていいか
わからないでしょうし、
助けてほしいけど、恥ずかしかったり
不安だったりするかもしれません。

ですので、えだまめさんから率先して
お母さんが安全で動きやすいように
整理のお手伝いをしたいことを伝え、

「お母さんの好きなものや
 大事なものは残して、
 使わないものだけ一緒に見直そう」
と提案してみてください。

決して怒りからではなく、
思いやりからのアプローチにすることで
空気が和らぎますし、

お母さんも自分が否定されているわけ
ではなく、大切にされていることを
感じられることでしょう。

まずは、
「ここまではお母さんゾーン、
 ここからは私たちのゾーン」
とスペースの区切り方を一緒に決めて、
お互いの安心と自由を確保します。

次に、お母さんのモノを一旦テーブルなど
平面に出して棚卸しをします

これだけあるんだと、量をお母さん自身が
しっかりと視覚で認識することが第一歩です。

そして、一緒に選びます。

「これはまだ使う?」
「これは〇〇さんにあげてもいい?」など、
えだまめさんが決めるというより
相談の姿勢で進めてください。

「捨てる」という言葉に抵抗があるかも
しれないので、不要なものは「卒業する」
と伝えるのも効果的かもしれません。

その際、「今までありがとうね」と
感謝を声に出して処分するのも感情の整理
を促す儀式的プロセスになります。

「片づけ=関係のリセット」でもあります。

お母さんのモノとの関係が
リセットされるのと同時に、
えだまめさんとお母さんの関係も、
思いやりあるモノの片づけ方によって、
良好な関係に整えることができるでしょう。

親子の間に張り詰めた空気が生まれたときは、
モノの整理を通じて関係を整理するチャンス
と捉えてみてください。

「これ、若い頃どうやって使ってたの?」

という声かけから、
お母さんの知らない素敵な過去や、
お母さんが心の中で大切にしているものが
見えてくるかもしれません。

そうであれば、片づけを通して
優しいやり取りを再開する
きっかけになるかもしれません。

関係修復は
空間整理と同時進行できることを
ぜひ覚えておいてください。

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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【Q】はじめまして。
55歳、未婚です。

父が亡くなってもうすぐ1年、
83歳の母と2人で暮らしています。
兄弟はいません。

母は寂しさもあってか
とにかく話し相手が欲しいようで、
朝から晩までご近所の話や愚痴など、
とりとめのない話を延々と続けます。

最初はうんうんと聞いていても、
途中で私の返事が少なくなると
「ちゃんと聞いてない!」と怒り、
不機嫌になり、テレビを大音量に
してずっと無言で見ています。

毎日のことなので、
正直、私もかなり疲れています。

父が大病をした数年前、
私は看病のため、契約社員として
勤めていた会社を辞めたので、
今は定職も収入もありません。

本当は母と別居すれば
少しはラクになると思うのですが、
経済的にその余裕がありません。

家の中のことや母の相手をしていると
なんだかんだとやることも多く、
1日はあっという間に終わります。

私も年齢的に気力・体力が少しずつ
衰えているのか、新たに仕事を探す
気力もなかなか湧かず、

結局この生活をダラダラと
続けてしまっている自分にも
嫌気がさしています。

母に対して「このまま一緒に暮らす
のはしんどい」と思う一方で、
仮に今から別居をするとなれば
それだけの収入を得なければならないし、

何より、老齢の親を見捨てるような
罪悪感があり、どうしたらいいのか
途方に暮れています。

年老いてわがままになっていく
母との距離感を、
どう取っていけばいいのでしょうか。

【モモンガ・50代・女性・無職・愛知県】

【A】とても正直なお気持ちを
言葉にしてくださいました。
これだけでも大きなステップでは
ないでしょうか。

親の老いと向き合いながら、
自分自身の人生も見つめなおす――
これは多くの人がぶつかる
大きなテーマです。

とくに一人っ子で、親と長く
同居されてきた方にとっては、
心身の負担と「罪悪感」が
複雑に絡み合いやすい状況です。

まず、 母の寂しさとモモンガさんの
疲れは共存して当然ということを
覚えておいてください。

お母様が愚痴や世間話を繰り返すのは、
「話を聞いてほしい」「ひとりが怖い」
という寂しさの裏返しかと思います。

でも、それに四六時中付き合うことは
モモンガさんの心身のエネルギーを
すり減らします。

ここで大事なのは、「母の寂しさを
すべて受け止める責任がある」という
思い込みを手放してみることです。

モモンガさんが疲れているのは
冷たいからでも親不孝だからでもなく、
お母さんのすべてを一人で抱え込んで
しまっているからではないでしょうか。

そして、相手とのあいだに
境界線(バウンダリー)を引くことは
冷たさではなく「健全な距離」です。

人間関係には、どんなに近い間柄でも、
たとえ親子であっても、
適度な距離が必要です。

特に親子関係では
この線が曖昧になりやすく、
「全部応えなければ」という気持ちに
なりがちですから注意が必要です。

たとえば、こんな工夫をしてみるのは
いかがでしょうか?

・母とのおしゃべりタイムを
あらかじめ時間で区切る
 (「夕食後30分」など)

・それ以外の時間は、
「今は自分の時間ね」と
 やさしく線を引く

・一方的な愚痴には
 「へえ」「そうなんだ」と短い相槌で返す
(全部に丁寧に反応しなくてもいい)

最初はお母様が反発するかも
しれませんが、これは決して
モモンガさんの冷たさではなく
行動パターンの変化に対する
一時的な反応で、

習慣化することで、少しずつ受け入れ
られるようになる方も多いです。

そして、モモンガさんご自身の
生活の軸を取り戻すことを
大切にしてください。

母のことを最優先にしていると、
自分の時間も気力も削られ
消耗してしまいます。

自分の時間を持つことは
決してわがままなことではなく、
共倒れを防ぐために必要なことです。

たとえば、

・1日10分でも、自分のための時間
(例:散歩・読書・友人との連絡など)
 を確保する

・すぐに働き出さなくても、
「生活を母中心から少しずつずらす」
意識を持つ

・近隣の地域包括支援センターや
ケアマネジャーに相談して、
今後の介護や支援体制について
情報を得ておく

などはどうでしょう。

将来のことを見据えて、
即「別居しなければ」といった極端な
選択だけでなく、

距離をとりつつ共存する
グラデーションの選択肢を広げること
が、心の自由度を上げてくれます。

罪悪感が湧くかもしれませんが、
それは「あなたが悪い」というサイン
ではありません。

「親を見捨てるようでつらい」という
気持ちの裏には、
モモンガさんの深い優しさがあります。

でも、その優しさを「自己犠牲」で
燃やし続けると、

モモンガさんが先に壊れてしまい、
結局、あなたのためにも
お母様のためにもなりません。

その罪悪感に振り回されることなく
「これは私の優しさの証」と理解して、
冷静にご自身のための行動を
選んであげてください。

変化や決断をするときは、
いきなり大きな変化や決断をする
必要はありません。

「1日中話を聴く」生活を
「夕方30分だけ」に変える――

その小さな変化でも、自分の心身が
回復していくのを感じられることでしょう。

その余裕が、新しい仕事や
ライフプランを考える気力に
つながっていくことでしょう。

ご自身を大切にすることは、
周囲の人を大切にすることにも
つながることをどうか忘れずに。

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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おもちさん(30代・女性・会社員・東京都)
のご相談にお答えします。

【Q】外国籍のパートナーと
交際して数年になりますが、
母に猛反対されています。

両親ともに彼に会ったことはありますが、
彼が中華圏出身であることが不安なようで、
「絶対に苦労するから“ちゃんとした日本人”
にしなさい」と言われています。

これまで彼の人柄を知ってもらうよう
努力してきましたが、

「あなたのためを思って言っているのに」
「親を不安にさせるな、許さない」
「養育費を返せ」

などとヒステリックに言葉を返され、
心がとても傷付き、
自分を責めてしまうこともありました。

親戚や友人に相談したり、
カウンセリングを受けたり、
書籍を読んだりするうちに、

これは母の心の問題であると
気づくことができたため、
今は距離を置いています。

この経験から、母に対する強い恐怖や
不信感が芽生えてしまいました。

私が小さいころから両親は不仲で、
母は精神的に不安定なところがあることから、
兄弟のうち一人娘である私に対する
愛情が強すぎるのだと思います。

近いうちに彼との結婚を予定しており、
父からは「まずはお互いに話し合いを
したら」と言われますが、

これまでの経験から、私の気持ちや
話は冷静に聞いてもらえず、
「話し合い」にならないと感じています。

課題の分離は終わっているし、
私の心は決まっているのですが、
まだまだ親に対する罪悪感や怖さが
出てきてしまいます。

どのように乗り越えたら良いでしょうか。

【A】こちらまで胸が痛くなってくる
ようなご相談ですね。

おもちさんの、お母様に対する優しさ、
思いやり、誠実さがあるからこそ
罪悪感が出てきてしまうのだろうなと、
そんな親子関係が見えてきます。

今回のご相談に関しては、
すでにおもちさんが大正解の答えを
出していらっしゃるように感じますので、
おそらく、背中を押して欲しくて
ご相談してくださったのかなと思います。

「課題の分離」というのはアドラーの
すばらしい概念ですが、そうなんですね、
母には母の、私には私の、人生の課題がある。

他人の感情の責任は
誰にも取ることができないのです。

ですから、罪悪感については、
ご自身を責めることなく、
お母さんのことを大切に思っているが故の
反応なのだと、ちょっと俯瞰視して
いただきたいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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