執筆者

160720_FB_kawabata

Q:はじめまして。
いつも川畑先生のアドバイスを参考にさせて頂いております。

早速なのですが、
人と接するときの自分の心の中の変動に悩んでおります。

もともと人付き合いは得意ではありません。

社会人になってから、2年ほどで鬱病になった経験もあります。
今は結婚をして、一児の母です。
薬は四年ほど飲まずに過ごせるようにはなっています。

病気の時や、快復期を思えば、
いくらかマシになってきてるように感じるものの、
未だ、どのように人と接すれば良いのか悩むときがあります。

川畑先生のメルマガやおのころ心平さんの人付き合いレッスンなども
勉強しておりますが、すぐに心が乱れてしまいます。

特に色々考え方を変えてみる努力をしたり、行動認知療法をしてみたり
(すこしですが)とやってみるのですが、
人と会う、という場面になると緊張しますし、色々考えてしまいます。

アドバイスなどを活かして自分なりに楽な考え方をして、
一時とても良い感じ(オープンな感じの)コミュニケーションを出来るのですが、
次の日には心がガチガチ、というか変な感じになってしまいます…
(今は主にママ友関係でしょうか…)

見た目には冷静を装っていますが、
心の中は「変だと思われてるんだろうなぁ」とか「好かれて無いんだろうなぁ」とか
楽しそうに話している他のママさんが気になっています…。

心の調子が良いとあまり、気にならないのですが…。

そんな浮き沈みのある自分に辟易している部分もあります。
どうして私はこうなんだろう、と。

こんな私に何かしらアドバイスを頂けるとありがたいです。

1人で調べて考えて実践する事に疲れてしまいました…。
どうすれば良いのでしょう…。

こんな母親で、子供に悪影響があるんじゃないか、という事も気になっております…
人付き合いの苦手な子になるんじゃないかと…

長々と申し訳ありません、よろしくお願いいたします。

【アオ・32歳・主婦】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

周囲の人々と調和的に関わり合いたいという、
誠実で真面目なアオさんの姿勢が伺われます。

これまでもさまざまな努力を重ねられているということで、
そんなご自身の真摯さを褒めてあげてください。

対人関係は人生の最も大きな課題といえると思います。

しなやかに対人交流ができるか否かは
その人の人生の質に大きな影響を与えますね。

多くの人が誤解をしやすいのは、
「多くの人と交流し、抵抗なく相手と話ができる人」が、
対人交流が得意な人と思っていることです。

対人交流は交流する人の数や会話量が多ければ良い、
あるいは卒なく会話をまとめられれば良いというものではありません。

関わりあう者のニーズ(心理的欲求)が満たされているかどうかがキモです。

沢山の人と卒なく、さほど意味を求めず会話をすることが好きな人もいれば、
少人数の分かり合える友と言葉数少なく関わりあうことで互いのニーズが
満たされる関係もあります。

それらの関係性に優劣はつけられず、どちらもOKです。

まず、ご自身はどのような関係に満たされるのか、
これは周囲の作り上げた価値観からではなく、
アオさんの内面から湧き上がってくる声に忠実に耳を傾けてみてください。

周囲の人々との輪に入りたいと思われるのであれば、
「私は話し下手で、ノリが悪いように見られがちなのだけれども、
人の輪の中にいることが大好きなので、ぜひお声がけしてください」
というメッセージを、周囲の人々に率直に伝えてみることをおすすめします。

相手は必ずしもアオさんに器用な会話を求めているとは限りません。

ただ、アオさんが関心の無いことには巻き込もうとは思わないでしょうし、
関わり合いたいのか否かがはっきりすれば、輪の中に招きやすくなることと思います。

不器用なままでかまわないので、
ご自身のそんな意思を伝えてみてはいかがでしょうか。

たとえ輪の中にいるアオさんが静かでも、
「静かに輪の中にいたい人」として認識されるでしょうから、
互いに変な緊張感を持たずにすむでしょう。

これは個性であり、周囲が個性を理解する智慧を身につける過程でもあります。

同じ関心を持つ者同士が、互いを思いやりながら集う。

そのエネルギーだけでも十分価値があり、意味ある対人交流です。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、海外からご相談いただきました。
ニュージーランドにお住まいの、ごめんねハリー様という女性(40代・専業主婦)
からいただいた、「野生のハリネズミを死なせてしまった罪悪感」についての
ご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
私は今年で海外生活20年目、ニュージーランド人の夫と8歳と6歳の娘達、
猫一匹と暮らしています。

この度ご連絡させて頂こうと思ったのは、私の愚かさから、
生き物を死に追いやってしまったからです。

ニュージーランドの路上で見かける動物の死骸のほとんどは、
ポッサムとハリネズミなのですが、先日、自宅前の路上に
20cm位のハリネズミが歩いていました。
生きているハリネズミを見るのが初めてだった次女は大喜びで、
のんびり歩く可愛らしい姿を1時間くらい観察していました。

夜行性のはずのハリネズミがどうして昼間いたのかは不明ですが、
どんどん大通りの方へ歩いて行ってしまうので、
ダンボール箱に入れて一旦家の横の山に移動させました。
その場にいなかった長女にも後で見せてやりたいと思い、
夕方彼女を迎えに行く間だけフェンスの付いた自宅の庭に入れました。

長女は、友達の家の庭に住み着いているハリネズミがいることから、
うちの庭にもこのまま住んで欲しいと言い出しました。
そこで、環境を整え、ペットとして面倒を見ようと思い、
飼育方法をネットで調べ、週末にはフェンスを付けたり、
枯れ葉を集めたり、小屋を作ったりする計画を立てていました。

こちらは日本とは季節が逆なので、今は初冬。
ハリネズミが来た日と翌日の二日間、ひどい土砂降りで、
濡れてないか心配で、エサや水あげのついでに藁を持ち上げ、
丸まって息をしていることだけを確認しました。

ダンボール箱に入れて移動した時にも、体を丸めて固くしていたので、
その時も人間の気配に身を固くしているのであって、
5分もすればまた動くだろうし、夜行性だから今は寝ているだけだろう
と思っていました。

ところが、翌朝になんと死んでしまっていました。
金曜日にはあんなに元気に歩き回っていたのに。

日本のサイトで飼い方を調べた時、暖房器具が必要と書いてあったにも関わらず、
この子は野生でいつも野宿しているし、隣に藁を入れた防水の箱を置いたので、
雨が嫌なら自分で移動するだろうと高を括っていました。
ハリネズミは寒いと冬眠して、そのまま死んでしまうこともあるという記事を、
後から読みました。

我が家に連れて来なければ、自力でどこか暖かい場所を探すことができた
に違いありません。子供たちにちゃんと話をして、山に返すという選択肢が
あったのにも関わらず、あまりの愛くるしさに私もペットとして飼いたいという
エゴと、野生動物に対する考えの甘さの結果として、あの子を死なせてしまいました。

本当に取り返しの付かない大変なことをしてしまいました。
どんなに後悔しても反省しても、あの子はもう死んでしまっているのに、
自分だけが楽しく笑顔で過ごしていると、とても罪悪感に苛まれます。

私は大変冷え性で、以前に冷えが原因の一つで体調不良になってしまったことも
あるので、真夏以外はウールの靴下を重ね履きして、体が冷えないように
気を付けています。でも今回の事があって以来、特に暖かくしている時に、
罪悪感を強く感じてしまいます。私や飼い猫がぬくぬくと家にいた時に、
あの子は寒さの中凍えて死んでいったのだと思うと、本当に申し訳なくて、
悔やんでも悔やみきれません。

私が後悔して辛いのは、自業自得なので仕方がないと思います。
ただ、今私にできること、すべきことは何なのかを教えて頂きたく、
また、とても悲しんでいる娘に、川畑のぶこ様ならどのようなお言葉を
おかけになるのかを、教えて頂けましたら幸いです。
~~~~~~~~~~~

動物愛・家族愛が感じられるご相談内容です。
生きものやファミリーをとても大切にされる、ごめんねハリーさんなのですね。

私たちがペットを飼うとき、少なからずこのような事故はつきものですね。

まず、動機がどこにあるか。本当に己の怠慢で死なせてしまったのであれば、
飼おうと決めたのに餌をやらないとか、ケアもしないということであれば、
これはもう大いに反省をしたらいいと思いますし、後悔もしたらいいと思いますが、
内容を拝見する限り、本当にハリーさんのミスで死なせてしまったかどうか、
ちょっと不明確なのではないかな、という印象です。

気になるようであれば、本当に自分が死なせてしまったのかどうか、
事実確認をなさることをおすすめします。

例えば、獣医さんなどに聞いてみる。これこれ、こういう状況だったのだけれど、
やはり私たちの過失だったのだろうかと。そして、もし「そうです、あなたたち
の過失ですよ」と言われたのであれば、反省して、次回同じようなミスが起こら
ないようにするということが大事になってくると思いますが、

もし獣医さんが、例えば「それはかなり死期が迫っていて衰えているハリネズミ
だから、人間ができることは何もありませんよ」と言われれば、おそらく
ハリーさんやご家族はその罪悪感から解放されるのではないかなと思います。

ですので、まずは認をする。確認をする相手も、専門家。
そして、本当に自分の過失だったかどうかということを見ていくとよいでしょう。

その結果によっては、「ハリネズミの最期を、私たちの愛で見守り、見届けた」と
捉えることもできますし、「今回の体験を知恵に替える」ことで、今後同じような
出来事が再発するのを防ぐことも可能になりますね。

娘さんたちへのアプローチについても、私なりの提案をさせていただきますので、
ぜひ参考になさってください。

続きは、ビデオで……

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160713_FB_kawabata

Q:
結婚して43年になりますが、
夫に対してずっと「怒り」を感じながら生活してきました。

何度か離婚も考えましたが、
家族や職場での立場を考え、思いとどまるの繰り返しでした。

なぜ「怒り」を感じてきたかというと、
夫は自分の趣味優先で家庭・家族を顧みず、
家事・育児を分担するという気持ちが全くなく、
共働きなのに、「なんで何もかも私一人で」の思いに陥ることが多く、
私の不満は貯まる一方という人生でした。

定年を迎えても変わらない夫の様子(生き方)にうんざりしています。

この「怒り」を自分から切り離し、快適に過ごしていきたいと思っています。
過去の出来事にとらわれ、自分を変えようとしない私が悪いのでしょうか?

【匿名希望・61歳・管理職】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

男女平等が唱えられる様になって久しいですが、
日本は欧米に比べて職場での活躍機会は増えているものの、
家庭内の役割に関してはまだまだ不平等さが目立ちますね。

フルタイムの共働きなのに、
仕事が終わってスーパーに食材を調達しに行くのは女性、
料理をするのも女性、食事の後片付けをするのも女性、
掃除洗濯をするのも、育児や子どもの送り迎えも女性がしている
という家庭は少なくないのではないでしょうか。

あるいは、男性が家事に参加するにしても、比率が不公平であったり、
役割分担と言うよりは「手伝い」の意識の人も多いように思います。

匿名さんのジェネレーションですと、女性が社会進出・活躍する成功モデルと
なって後輩たちを牽引してきたことと思います。
草分け的先輩に助けられている人が多くいることと思います。

同時に、世間がまだまだ女性に期待している家事や育児も、
仕事と同様、優等生で切り盛りしてきている人も多いでしょう。

世間に「女のくせに」と言わせない様に、男平等による両立ではなく、
女性側が両刀で完璧にこなしてきてしまっているケースが散見されます。

周囲からも「仕事もしっかりして、
家庭も『犠牲』にすることなくしっかり守って立派ね」などと
「出来る女」「出来る妻」「出来る母」の評価が下され、
その評価に安心してそれを維持しようと努力してしまう。

「出来る妻」をもらった夫は、これ幸いとばかりに、その状況に甘んじてしまって
両親から学んだ前時代的な夫婦観を刷新することなくきてしまう。

どうでしょう?
匿名さんに思い当たる節は無いでしょうか?

夫と同様にフルタイムで仕事をこなす替わりに、
家事や育児は半分ずつ役割分担をしましょうと、
後ろめたさなくご主人と率直にコミュニケーションされたことはありますか?

多くの「出来る女性」はそれらの言葉を呑み込んで、ひたすら耐えてしまう、
そして時折フラストレーションを発散させるがごとく、
コミュニケーション(対話)ではなく、不平を漏らしたり、罵ったりすることがあります。

ぜひ、これを機に、健全にストレートにご主人に思いを伝えてみてください。
これも夫婦の大切な仕事です。

タイミングとしては、頭にきている時やイライラしているときに
気がかりなことをコミュニケーションしようとしないことです。

ご自身の機嫌が良く、ご主人にもゆとりがあるようなタイミングで、
時間も10分くらいを目安に話し合ってみると良いと思います。

気がかりなことをコミュニケーションするときは、
主語を「あなた」ではなく、「私」にして話すよう心がけてみてください。

「あなたが協力してくれないから」ではなく、
「私から見て家事分担が不平等に見える」と、
決め付けずに、あくまでも主観から伝えます。

その上で、どのように感じるか
たとえば「フラストレーションがたまる」とか「イライラする」など、
率直にフィーリングを伝えます。

次に自分のニーズを伝えます。
たとえば、「私は食事をつくるので、あなたは片づけをしてほしい」など、
具体的に何をして欲しいか、あるいはしたいのかを伝え、最後に依頼をします。

もちろん、相手は快く受け答え無いかもしれませんが、
あこれは相手を思い通りにするためのプロセスではなく、
あなたのニーズを相手にきちんとつたえることが大切なポイントとなります。

上記のステップは、ローゼンバーグにより提唱されている
非暴力的コミュニケーションです。

このように健全なコミュニケーションをするだけでも、
匿名さんご自身のすっきり感は随分と違ってくると思います。

まずは思いを、相手を批判することなく、
敬意と愛情をもって誠実な気持ちで伝えてみてください。

また、より実際的なアプローチとして、
物理的、身体的な負担を軽減するのに、夫婦内で完結する必要もなく、
お手伝いさんを雇い第三者に活躍機会を与えるという方法もあると思います。
二人のお財布からその費用を捻出してはいかがでしょうか。

匿名さんが機嫌良く過ごすことは、ご自身のみならず、
ご主人にも周囲の人々にとっても良いことのはずですから、
ぜひ抱え込まずに対処してみてください。

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160711

こんにちは。川畑のぶこです。
今日は、南西諸島の沖永良部島にある、私の実家の庭からお届けします。

ひと足早い夏休みの雰囲気を、皆さんに味わっていただけたらと思い、
このロケーションを選んだのですが、
背後の蝉たちの声がミンミンと大音量で、
ビデオ途中からは、私の声がすっかり負けてしまっていますので、
字幕をご参照いただくことで、お許しください。

また、話の内容は、以下文章にもまとめましたので、
よろしければ、こちらをお読みいただければと思います。

* * *

今回、沖永良部島に来たのは、島が開催した「心のケアフォーラム」という
イベントのためです。私以外にも、私が所属している聖路加国際病院精神腫瘍科
の部長であり、リエゾンセンター長の保坂隆氏、株式会社新日本科学のCEOで
ある永田良一氏、そして、断捨離のやましたひでこ氏も一緒です。

この沖永良部島というのは、精神科医が常駐しておらず、
心の問題や悩みを抱えたときに専門家が不在、という問題があります。

そのような中で、まずは私たち一般の人々が、地域ができることはないか、
互いに協力し合いながら、心のケアをできたらベストではないかということで、
今回のフォーラム開催となりました。

フォーラム午前中は保坂先生が「心の安全 パトロール隊員養成講座」
という講座で、例えば地域の誰かがうつになった際、周囲の人々が
どのように向き合っていけばよいか、ソーシャルサポートのあり方に
ついて、話をされました。

後半では私が「折れない心のつくり方」について、永田先生は「空海の処世術」
というタイトルで、弘法大師・空海がどうやって困難を乗り越えてきたか
についてのお話をされました。そして、断捨離のやましたひでこさんが、
暮らしを整えることによって心のケアをする、そんなお話をされました。

その中で、非常に興味深い質問があり、私が答えさせていただいたのですが、
今日は、それを皆さんにシェアしようと思います。

沖永良部は長寿の島です。私も時々、町の広報誌を読むのですが、
「100歳おめでとうございます」と、100歳を迎えられた方たちのお名前が
載っているんですね。たくさんの方が100歳を迎え、祝福を受けている。

が、長寿はめでたいことであると同時に、ただ長生きするだけがいいのか、
という問題もあります。

健康長寿、すなわち、体が動いて、社会的生活を健全に営める状態での長生き
は理想的ですが、病気で、福祉施設や病院などで、ベッドに横たわりながら
長生きされている、ご高齢の方たちもたくさんいらっしゃるわけです。

そのような方たちが、生きる意味を見失ってしまうことがよくあります。

「生きている意味などあるのだろうか。死んでしまいたい」
「私など、生きていても迷惑をかけるだけ」
……こんな心情を吐露することが少なくありません。

このようなときに、どのように接したらいいのか。
前向きになることはとても大事だけれど、どうやって前向きな言葉をかけたら
いいのか。

このような質問を、ある老人福祉施設に勤めていらっしゃる方から
フォーラムの場でいただきました。

以下は、私が回答した内容です。

まず、「死にたい」「辛い」というような苦しい状況にあるとき、
その心情を受け取ってあげるということが一番·だと思います。

相手は「歳をとって社会の役にも立てない、人の役にも立てないのに、
ただただ生きているのは、みんなに迷惑だ」、そういう思いがあるのです。

まずは、「そのように思ってしまうほど辛いのですね」と心情を分かってあげる。
少なくとも、理解しようとしている姿勢が相手に伝わるということが
とても大事です。

「そんなこと考えちゃだめよ、もっと前向きに生きなきゃ」という言葉は、
何の役にも立ちません。「それほど辛いのですね」と、共感し傾聴する姿勢が大切です。

同時に、「あなたがそこにいてくれるだけで、うれしい」というメッセージが、
言語的にも非言語的にも伝わるようなコミュニケーションがされるとよいですね。

そして実際に、おじいちゃんやおばあちゃんのベッドを囲んで、家族が笑顔で
暮らしていれば、高齢者の方たちも「生きていてよかった」「生きているって素晴らしい」
という思いになれる。

私たちがこういった状況を作ることは可能だと思います。

また、ソーシャルワーカーや医療者の方たちであれば、これと同じような姿勢で接して、
「仕事をしている私としても、○○さんのお力になれている、それだけでうれしいですよ」
ということを伝えていくのがいいですね。

もちろん、高齢者の方たちの中には、人の迷惑になるから死にたいというだけでなく、
自分はもう90歳、100歳まで生きたから、もう十分。あとは天国で待っているみんなの所
に行くだけなんだと、すでに執着を手放し、むしろ死に対してリラックスして、
健全な死生観が育めている方もいらっしゃるでしょう。

そのような方たちには、必ずしも同じような言葉をかける必要はありませんね。
例えばですが、「あの世でもまた会いましょうね」というような会話をしても
いいのかもしれません。

高齢者のみならず、私たち人間なら誰しもいずれ向き合う「死」について、
あらためて考えさせられた、長寿の島・沖永良部での一日でした。

それでは、またお目にかかりましょう。
お元気で!

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160706_FB_kawabata

Q:
私は22歳で結婚をし、今年で結婚生活34年になりますが、
3年前より夫が別の女性と暮らし始め別居しています。

夫の女性問題は、実は結婚間も無くから感じていました。

浮気がハッキリとわかった時には、
私もこういう状態では結婚を続けられないと伝えていましたが、
大抵しばらくすると夫の方から、
「自分が悪かった」「自分は弱いからすぐこうなってしまう、、」
と謝ってきて、私も子供の事や将来のことを思い、飲み込んで来ました。

客観的にみると夫は誰にでも優しく、子煩悩で、いわゆるいい人です。
ただ、私から見ると、お金が管理できない、いいカッコしいの人、
という印象もあります。

3年前に母が倒れ、私が里帰りしている間に、
夫は自分の身の回りのものを持って家を出て行きました。

帰って来ると、新しい人生をやり直したい、自分にぴったりの人と巡り合った、
というようなことを言ってきました。

当初は私もショックで、どう考えたらいいのかわかりませんでしたが、
苦しいなりに状況をきちんと捉えようと、心理学を勉強したり、
自分を見つめるためのセミナーにも行きました。

今は、自分が何に執着していたのか、守ろうとしていたのかが分かってきています。
多分、人から羨ましがられる家庭、安定した収入、優しい夫、、など
絵に描いた幸せの理想を手放すのが怖かったのだと思います。

もう絵に描いた幸せは要らない、本当に幸せだと感じられるようになりたい!
と、そこまで分かってきているのですが、
では離婚すればスッキリ再スタート出来るか、と考えると
まだどこかにためらう自分がいます。

今後の経済的な不安、一人になる怖れ、自分のプライド、、等
いろいろ心の奥にあるものを見つめてはいますが、
自分をストップしているものが本当は何なのかが分からないのです。

前に進みたいのに、何かに後ろ髪を引っ張られているような感じです。

この状況は一体どのようにみたらいいでしょうか。

【どんぐり・56歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ご結婚されてから34年、
様々な試練を乗り越えてこられたどんぐりさんなのですね。

並外れた忍耐力をお持ちなのだと思います。

人生は多くの場面で忍耐を必要としますが、
忍耐が必要のない場面もあります。

夫が度重なる女性問題を起こし、それが夫婦関係の問題からではなく、
彼自身の弱さから来ていることを自認しているのであれば、
大切なのは、どんぐりさんも彼の弱さを理解しつつも、
それを克服するための努力を促すことであって、
単に弱さを受け入れ許すことではないのかもしれませんし、

それを都度許してしまうことは、
再発を促す一因になってしまっていたかもしれませんね。

相手がどんぐりさんであれ、他の女性であれ、
おそらく、ご主人は今後も同じ問題を繰り返しながら、
本質的な課題に向き合っていかなければならないことと思います。

彼の弱さを許してしまう原因を、どんぐりさんご自身、大変よく分析されている
と思いますし、世間体への執着を手放すことが問題解決につながることも
ご理解されているようです。

ご主人が改善したらーすなわち、条件が整ったら幸せが手に入るという姿勢
を手放し、ご主人がいようがいまいが、幸せを感じられるどんぐりさんである
ことが大事だと思います。

離婚するかしないかは、最終的に決定することとして一旦横に置いておき、
今は、ご主人はいないものとして、自分が人生で喜びや充足感を感じられるもの
に勤しむことをお勧めします。

自分の幸せは夫の存在のみに依存するわけではないということがわかれば、
ゆとりを持って夫婦問題に向かい合うこともできるようになると思います。

あと、家族以外にも、「つながり」を持つことは
大事な課題となってくるかと思います。

人間には相互扶助の精神があり、
そのようなつながりや絆が人生のセーフティーネットとして、
いざというときに自分を守ってくれるという信頼感があれば、
今しがみついているものへの執着が取れてくるかもしれませんね。

ぜひ、家族以外のサポートシステムを構築したり、拡充したりしてみてください。

きっと素敵な未来が待っていることと思います。

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160704

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、匿名希望の女性(40代・調理師)から
「“良い子”を演じる癖が抜けません」というご相談です。

~~~~~~~~~~~

いつも断捨離メルマガ水曜のQ&Aを参考にしながら、
ぜひ川畑先生のお話が聴きたい!とずっと思っておりました。

悩みは些細な事ですが……
ME FIRST を意識して日々生活しているのですが、
いざ大事な場面(例えば人前で発言したり、子供の学校の保護者会など)で
あがって頭が真っ白になった経験もあり、
毎回逃げ出したくなるほど苦しくなります。

厳しかった母の声が脳裏をよぎるのでしょうか、
どうせ失敗するし私はダメなんだと馬鹿にされているような気がして、
同年代の女性に対して大きな恐怖を感じて耳鳴りが止まらなくなる事が多々あります。

目の前の人は何も攻撃してこないはずなのに、自分から避けてしまって
会わないように数日引きこもってみたり、我ながら情けないです。

考えを変えたいと思いながら何年もやり過ごしています。
ヒントを戴けたらと思います。

~~~~~~~~~~~

母親と私たちとの関係性というのは、意識する・しないに関わらず、
私たちが人生を歩むうえでの「価値観」に大きく影響します。

母親は、我が子のためによかれと思って厳しく教育するのでしょうが、
子どもの側からすれば、そうではなく、自分が至らないから、ダメだから、
お母さんはいつも怒っているのではないか、厳しいのではないか。
私のことを嫌いなのではないか、認めてくれていないのではないか、
と、歪んで受け止めてしまうのですね。

特に日本は、親から子への愛情表現をあまりしませんね。
「I love you.」やハグなどの文化もありませんし、どうしても、
しっかり教育するという厳しい面ばかりが、子どもの印象に残ってしまい、
母親の本当の愛情が通じないこともあります。

まず、厳しかったお母様の声に関しては、どんな声が脳裏をよぎるのか、
書き出してみるといいと思います。

そして、本当に失敗ばかりするのか。失敗したら本当にダメな人間なのか。
本当に馬鹿にされるのか、と。
それが明らかに事実かどうかということを問い直してみます。

また、これらは、ご自身の命や健康を守るのに役立つ考え方かどうか。
あるいは目標達成に役立つ考えかどうか。
問題や悩みを解決するのに役立つか。好ましい気分をもたらすか。

これは、私が時々お伝えしている、アメリカの精神科医のモルツビー
という人が開発した「5つの質問」で、
私たちの物事の受け止め方がちょっと歪んでしまっているときに、
5つの質問をすることによって、それが健全な考え方なのか、
健全なものの見方なのかを測っていく手法です。

ものの受け止め方・考え方は、私たちは自由に選択することができます。
ご相談者さんは、様々な選択肢の中から、お母様の価値観という選択肢を
採用してしまっているから、苦しくなってしまうのかもしれません。

お母様が採用した考え方と、ご相談者さんご自身が採用する考え方と、
そして「事実」を、はっきり区別しましょう。

続きはビデオで……
https://youtu.be/RRKMjn5-rRA

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160629_FB_kawabata

Q:
住んでいるところは少し離れていますが、
子どもの習い事が縁で、もう30年近く付き合っている
同い年の友人がいます。

最初はたまにお茶を飲んだり、食事したり、
子供連れで出かけたりの程度でした。

10年ぐらい前に彼女が付き合っていた近所のママ友の一人から、
個人的に付き合いたくない、と言われたことがきっかけで、
いろいろな話をするようになり、
頻繁に私の自宅に出入りするようになりました。

すると、私宛のダイレクトメールを勝手に見たり、
いろいろと非常識な面を見せるようになり、首をかしげてしまいました。

それでも、人柄もよく、趣味も合うので、
時折腹を立てながらも付き合ってきました。

ある時、主人が勤め先の人事講習で、アスペルガーの話を聞いてきて、
彼女そうじゃないのかな?というのです。

気になり、いろいろ調べてみると、ほんとにその通りでした。

思い切って彼女に話すと、びっくりしていましたが、
病院で検査を受けることになり、やはり、否定できないかな?
という程度の結果でした。

年齢的にも(そのころ、50代でした)もう治療はね、という感じだったようで、
時々カウンセリングに通っていましたが、何回か通っただけでした。

高校は進学校を出ていて、文芸部の部長だったというのが、
彼女の自慢でしたが、検査で言語能力が著しく低いことが分かりました。

思い込みが激しく、言葉のキャッチボールができなかったり、
いきなり脈絡もなく自分の思っていることや、知ってることを
一方的に話したりも、そのあたりから来ていたのでしょう。

自分のことは頭の中心にありますが、
他人のことは思いやるということがなかなかできないようです。

他人がしてくれることは、自分を気に入っているから、
そのように思っているようです。

いろいろおかしな話をするので、それ違うんじゃないの?と訂正すると、
この上なく落ち込み下を向いて首をすくめますが、
すぐに回復して、ほらみろ、わたしは誰々に気に入られてる、と話しだします。

あきれてびっくりする反面、正直で一生懸命な部分もあり、
還暦を迎えるまで付き合って来ました。

舅姑と暮らし、きちんとお世話し両方見送ったとういことだけで、
凄いなあ、自分には無理だなあ、と尊敬もしていました。

彼女が還暦を迎えるころ、スーパーの早朝荷出しとして働き始めると、
また自分は気に入られてるが始まり、
どこからその自信が出てくるのか?と思うような話をするようになり、
ドンドンバージョンアップするようになりました。

長く専業主婦できて、新しい世界が広がったので、うれしいのでしょう。

あまりにも、自分自分で、
他人がしてくれることに対しては、自分を気に入ってくれてるから
を繰り返すようになるに至り、
以前と全く変わらない彼女の言動に、もう無理だと思うようになりました。

私のご近所にも、彼女と同じような感じの姑さんがおられる方がいて、
きっと彼女は変わらないよ、もっと今の自分の時間を大切にしなさいよ、
というアドバイスを頂きました。

その通り、もういいと思っています。
ただ、自分から切るということに引っかかっています。

自分を守るため、今、自分にできる最善の方法とは思いますが。

【匿名希望・60代・主婦】

―――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

アスペルガー症候群は発達障害のひとつで、
脳の情報処理機能の不全によるものと言われています。

自閉症によく似た障害ですが、知能にはまったく問題がないため、
本人も周囲も気づかなかったり、発見が遅くなったりすることがあります。

特徴としては:

・コミュニケーションや社会性の問題
・対人関係の障害
・興味の対象が限定されている
・感覚過敏(五感のうちのある感覚が敏感)

などが挙げられます。

いわゆる「空気を読む」ことができないという問題があり、
人の気持ちを察することができないので、
本人に悪意はないものの、周囲からは「勝手」だとか「わがまま」だとか
「変わり者」などといったレッテルを貼られがちです。

これは本人の心や気持ちの問題ではなく、脳機能の障害なので、
わかってもらおうとしても努力が報われないことが多く、
友人関係を作ることが困難です。

そのような中で、匿名さんは
ご友人を理解しようという姿勢でよくやってきていると思います。

まずは困難な経験を乗り越えて、
その友情を大切にしようとしてきたご自身を称えてあげてください。

人間関係や社会的状況は、
自然の摂理に従って、刻一刻と変わるものです。

匿名さんも、これまでを踏まえて、
今後どうするかということに関しては、
すでに答えは出ているようではありますが、

関係を続けたいのに続けられないことが苦しいのか、
続けたくないのに続けなければいけないと思っているのか、

どちらの比重が強いかを再確認された上で、
その心に従ってみてはいかがでしょうか。

友情であり義務ではないわけですし、
もし逆の立場で考えてみて、相手が本心は匿名さんのことを嫌なのに、
無理に付き合っている(付き合って「あげている」と思われている)と
知ったならどうでしょうか。

ご友人にとっては残念なことではあるかもしれませんが、
それもまた必要なプロセスで、ご友人なりに乗り越えられることを
信頼することも大事かと思います。

匿名さんが悪意で相手を陥れようとしていない限り、
相手の感情や人生の責任のすべてを負うことはできませんから。

逆説的ではありますが、
このように、相手と距離を取ることを許可できた場合、心が楽になって、
相手と適度な距離感で付き合えるようになることもあります。

匿名さんが他の気の合う新たな友人関係を作るようになり、
心が充電できたりゆとりができたりするようになれば、
アスペルガーのご友人とも
また違った関わり方でお付き合いできるかもしれません。

友情を維持するか絶縁かと、
必ずしも全か無かに走る必要はありませんので。

今はとりあえず距離を置く、その結果何が起こるか様子を見て、
そこで新たな判断をされていく、すなわち、未来は未来に委ねて、
今現在を大切に生きてみはいかがでしょうか。

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160627

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ゆみさんという女性(27歳・会社員)から
「ネガティブ思考の自分に疲れてしまいます」というご相談です。

~~~~~~~~~~~
川畑さん、初めまして!
いつもメルマガを楽しく読ませていただいております。

些細な悩みかもしれないのですが…聴いていただきたいことがあります。

今の職場で働くようになり半年ほどが経ちました。
ちょっとずつ色々任せてもらえるようになり、
日々やりがいを感じながら楽しく働いております。
人間関係も悪くなく、とてもやりやすいです。

ただ、新しいことを他の人が教わっていたり、
自分の担当である仕事を他の人も覚え始めると、すぐに
「私は必要とされなくなるんじゃないだろうか」とか考え始めてしまいます。

自分が教わっていないことを、他の人が先に教わっていても、焦りというか…
自分は必要じゃないかもしれないと大袈裟に思ってしまいます。

みんな優しいし、日々任せてくれることもあるのに、
いちいちそう思ってしまう自分に疲れてしまいます。

プライベートがあまり充実しておらず、仕事に依存している部分があるかも
しれなくて余計そう思ってしまうのかもしれないですが…。

もうちょっと気楽に考えたいのにな~と思うのについネガティブになってしまいます。

何かいい方法があれば教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~

とても誠実で、周囲に気を配りながら、一生懸命お仕事をされている
ゆみさんの姿が想像できました。

今の職場で働くようになって半年ほどとのこと、
新しい職場に適応して慣れ始めてきたときで、
いろいろなことに気が付きやすくなる時期でもあるかと思います。

まずは、様々な不安が出てくるのは当然だと思ってみましょう。

「半年も経ったのに」というよりは「ようやく半年経った」「まだ半年だ」
と捉え、ちょっと一呼吸置いてみるのです。

「自分は必要とされなくなくなるんじゃないだろうか」と焦ってしまう
とのことですが、職場に関して言えば、「この業務は、この人一人ができて
いればいい」という状態では、組織体として非常に脆弱です。
誰が抜けても、常に誰かがバックアップできる状態であることが、
健全な組織運営です。

会社は、ゆみさんが不必要だから他の人に教えているわけではなく、
みんなが同じことを知っていて共有することが大切だからやっていると、
意識を切り替えて捉えてみることも重要になってきますね。

教わっていないことを、他の人が先に教わっているときに焦ってしまう
ということであれば、どういう背景でそうなっているのか、
できれば「確認」をするといいです。

会社として、教育する順番があるのかもしれませんし、もしかしたら、
先輩や上司が単にうっかり忘れてしまっているだけかもしれません。

気を揉み続けるよりも、事実を確認することで、ゆみさんが安心できるだけでなく、
「すごく誠実な人なんだな。真剣に仕事をきちんと学ぼうとしている人なんだな」
というようなプラスの評価が得られることもあります。

ものの受け止め方や捉え方が歪んでしまう、ネガティブ思考になってしまう
傾向の人には、共通の、ある癖があります。

それと関連して、ゆみさんがゆみさんを客観的に見るのに、とても効果的な
「リストアップ」の方法もお伝えしますので、ぜひやってみてくださいね。

続きはビデオで……
https://youtu.be/us78P6zc6Lo

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160622_FB_kawabata

Q:
昨年9月に断捨離塾に入会しました。
動機は、心も身の回りもすっきりしたいと思ったからです。

私は、アメリカに住んで、3人の子供を幼い頃ホームスクールで育てました。
一番下の息子も、今年高校を卒業し子育ても終盤を迎えました。
教育のために揃えた教材が山ほどあります。

いずれ、この教材を使って教室を開こうかとも思って、全部保管してあります。
右脳教育の七田式の教材はほとんど購入しました。
それは、時間が経過しても使える内容です。

でも、現実的に今、教室を開くわけではありません。
でも孫に使えると思ったりします。

強敵は、子供達が勉強したり遊んだりしたノート、プリント等。
思い出がいっぱい詰まっています。
毎日、子供達と過ごすことがとても充実していました。
子供たちの成長がとても楽しかった。

成長した子供たちは、もうその頃の面影はあまりありません。
過去に引きずられている自分をはっきり自覚しています。

それから、解放されるために断捨離を始めましたが、
未だにその思い出のノート、プリントに惹きつけられています。

自分も子供たちも自由にしてやりたいと願いながら、
私にとったら、本当に切り離すことの難しい思い出の品、
どのようにしたら、切り離すことができるでしょうか。

【みき・50代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

みきさんのように、子どもの思い出の品をなかなか手放せない母親は、
世の中に多くいるとおもいます。

何を隠そう、私自身、子どもの幼稚園から持って帰ってくる作品が
どんどん溜まってきていますから!

ホームスクールで3人ものお子さんを育てられたとのこと、
みきさんの育児、教育に対する熱意が伝わってきます。

また、幼児教室を開く夢がおありになるとのことで、
もしそのような明確な意図がある上で
資料にしたいというニーズがあるのであれば、
そして、さらに思い出を大切にしたいという思いがあるなら、
最初から全てを無理に「切り離す」必要はないのではないかと思います。

ただし、このようにご相談されるということは、
心の底で「何かちがう」と感じられているからでもあるかと思います。

すなわち、「教室」や「孫」を先延ばしの言い訳にしている疑いが
ご自身の中に強まってきているのかもしれませんし、
取っておくにしても量が半端ではないのかもしれませんね。

まず、教材は日進月歩です。
私の母親の時代に正しいとされていた育児書は、現代では反証されています。
孫が使えると母がとってあった私たち兄妹の教科書は、ロシアがソビエト連邦でした。
円周率の計算方法も当時とは異なりました。

みきさんがお子さんのために揃えた教材は、
その時代のベストであったとは思います。
ただし、お孫さんのジェネレーションにはよりアップデートされた教材や教育があり、
その方が適している可能性は高いです。

教室に関しては、例えば右脳教育など、教材の著作やフランチャイズなど
しっかり体系化されたシステムが導入されているところは、
ライセンスを取得した者のみが教材を扱い教室を開くことが許されることが
多いと思います
が、その場合、本部から最新の教材が提供されるはずで、
何十年も前のものはむしろ使用してはいけないのではないでしょうか。

この辺は将来「教室」の計画があるのであれば、
具体的に調べてみる価値があるかと思います。

端的に言うと、みきさんがお持ちのそれら教材の「すべて」がなくとも、
教室やお孫さんの教育に支障はきたさないどころか、
それら以外を使った方が適切なこともあるということです。

まずは、教材などの思い入れの強いモノは、とりあえず後回しにして、
さほど思い入れのないものから断捨離してみることをお勧めします。

そして、断捨離のコツやリズムを身につけたうえで、
最後に最難関の教材に向き合って見てはいかがでしょうか。
すると真にとっておくべき「要・適・快」の教材のみが残るのではないかと思います。

ところで、みきさんのような子ども想いの熱心な親や祖父母からは、
教材から学ぶより何十倍のものを、
お子さんやお孫さんは得られていることと思いますよ。

ごきげんなお母さん、おばあちゃんとのふれあいこそ、
何より重要な教育かもしれません。

断捨離塾、ぜひ楽しんで下さいね♪

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160620

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、50代の女性から
「定年間近の夫との関係性に悩みます」というご相談をいただきました。

~~~~~~~~~~~
夫が定年をひかえ、勤務頻度が少なくなりました。
週1日ぐらいの出勤で、ほぼ毎日自宅にいます。

結婚して30年以上、専業主婦歴が長く、
朝、夫が出勤したてから夜遅くに帰宅するまで、
マイペース、マイルールでやってきたので、
どういう関係性を新しく作っていくか、試行錯誤しています。

夫は自立していますので、私がどうこうは余り関係なく、好きにしている感じです。
私にも「好きにすれば」とは言いますが、なんだか気を遣ってしまって、
妙に疲れることも多く、「一人でゆっくりとしたい!」が最近の望みです。

夫とは仲良く、いい関係性だと思っていたのですが、接触頻度が多過ぎるようです。
関係性は常に変わるとは理解していますが、
方向性のヒント、実用的なアイデアなどを頂けたらと思います。
~~~~~~~~~~~

ご主人が定年をひかえたり、あるいは実際に退職されたりして、ペースが乱れる
という話は、本当によくある悩みであり、よく受けるご相談です。

でも、この方はラッキーだなと私は思いました。

なぜかと言うと、こういったご相談の中には、
ご主人が常に自分自身を構ってほしいとか、自分のために朝昼晩ご飯を作って、
出かけるときも一緒で、、、等、わりと束縛されてしまうような雰囲気を
ご主人の方から醸し出すので、それに疲れてしまうという内容も多いのですが、
今回の方のケースは、ご主人が自立していて、「好きにすれば」と実際に言ってくれて
いるということですから、非常にラッキーなケースではないでしょうか。

「なんだか気を遣ってしまう」ということですので、おそらく、ご自身の心の持ちよう
が問題になっているのではないかと推察します。

まず、ご主人の言葉を額面通りに受け取って、実際に、自分が好きにしたらどうなるのか、
考えてみるとよいでしょう。お互いが快適に過ごせそうですか?
それとも、何か問題が起こりそうでしょうか?
「気を遣ってしまう」というのは、もしかしたら、問題が起こりそうと漠然と思っていたり、
好きにすることへの罪悪感があるからかもしれません。

これから先の夫婦関係を健全に、調和的に保つためには、
「我慢」したり「罪悪感」を抱いたりすることは好ましくありません。
それがいつの日か相手への悪感情へと発展し、最終的には
自分自身を苦しめてしまうことにもなりかねません。

ぜひ、夫婦それぞれが「自分に帰る時間と場所」を持ってください。

一つひとつの事象に対してではなく、この機会にぜひ、俯瞰的に、全体設計を見渡して、
ご主人との関わり合い方を再構築なさってください。その際、留意すべきポイントについて、
また、日常生活で手軽に実践できる、ちょっとした知恵や考え方のヒントもお伝えします。

続きはビデオで……
https://youtu.be/VNLl351dXVA

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