執筆者

0317(大)

FROM 川畑のぶこ

みーこさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】3歳と1歳の子どもがいる41歳です。
5年前に結婚した2歳下の夫は
1年ほど前にうつ病と診断され、
仕事は休職。
通院しながら自宅療養中です。

もともと責任の重い仕事で、
結婚当初から過労やストレスが
あったのですが、

上の子が生まれた直後あたりから
症状が悪化、見かねた私が
勧めたところしぶしぶ受診し、
うつ病の診断でした。

家では、体調が悪いときは
一日中寝ていますし、
食事や着替え、入浴など
身の回りのこともままならない
ことも多く、

自暴自棄になり
「生きていても意味がない」
などと言うこともあります。

調子が良いときは
比較的落ち着いていて、
好きなYouTubeを見たり、
時々買い物に行ったりもしています。

でも、まだまだ仕事への復帰は
無理だと本人は言います。

健常者と変わりなく
ふるまったり出かけたりする様子
を見ると、どうしても
「もう大丈夫なんじゃないの?」
と思ってしまいますが、

そうするとまた落ち込んで
低空飛行の日々が続いたりして、
アップダウンが激しく、

これはなかなか時間のかかる
病気なのだなぁと実感します。

私はもともとはフルタイム勤務の
会社員ですが、今は育児時短勤務中。

毎朝9時に2人の子を保育園へ送り、
出社、10時から4時まで働いて、
5時に子どもを迎えに行って
帰宅します。

当然ですが、その後、
夕飯、風呂、寝かしつけ、、、と続き、
夫の協力はあてにできないので、
ほぼ一人で全てをこなす毎日です。

正直、辛くて泣きたくなることも
ありますが、
夫はもっと辛いんだと思い直し、
この1年がんばってきました。

ただ最近、疲弊してきているのか、
感情のコントロールが
難しくなってきました。

仕事は好きですし職場環境もよいので、
会社にいる時間は正直、ホッとします。
病人や幼児のいる家に帰りたくない
とさえ思ってしまいます。

それでも会社を出て、
保育園へ迎えに行き、
「第2ラウンド」が待っている自宅へ
帰ると、、、

つい先日は、ソファに寝そべりながら
テレビを見て大笑いしている夫の姿。

怒りにも似た感情が込み上げて、
キレそうになりました。
実際に、キレて夫にきつい言葉を
投げてしまったことも、
これまで何度もあります。

無邪気な子どもたちが
「アニメを見たいから、
パパ、チャンネル変えてもいい?」
と訊くと、

「ダメに決まってんだろ!
うるせぇな!あっち行ってろ!」
と頭ごなしに怒鳴ったときには、
「離婚」の2文字が頭をよぎりました。

じっさいに、
私の感情が高ぶった流れで
離婚の話をしてしまったことも
ありますが、

夫は途端に弱気になり、
さめざめと泣きました。
「見捨てないでくれ」と言われました。

そんなことが時々あり、それを見ると、
私が子どもを連れて出て行けば
この人の面倒は誰が見るのか、

精神的にも経済的にも私に
依存しているこの人を捨てるなんて、、、
と罪悪感があふれてきて、

結局行動には移せず、
なんとか思いとどまって、
その日をやり過ごすといったことの
繰り返しです。

でも、このままではいつか
限界がくるのはわかっていますし、
何より子ども達のためによくないはず。

あれもこれもで、
頭の中が混乱しています。
今の私は何を最優先に考え、
行動すればよいのでしょうか。

【A】がんばり屋さんのみーこさんに
まずは大拍手です。

お子さん達、小学生や中学生なら
自分の身の回りのことは
もう本人達でできるでしょうが、

3歳と1歳といったら
いちばん手がかかる時期ですよね。

そんなときに本当によくがんばって
いらっしゃると思います。脱帽です。

ご自身でできることを最大限やって
いらっしゃるので、罪悪感は不要です。

普通の感覚を持っている人であれば
感情を抑えきれなくなるのも当然。

それを無理に抑圧しようとすると
みーこさん自身が壊れてしまいますから、
今自分が持っている感情は当然のことだ
と受け入れてください。

良妻賢母、夫のケアもして
子どもの世話もして、、、と
すべてを自分一人でがんばらなければ
いけないという考えは手放して、

ぜひ「Me First(ミーファースト)」で
みーこさん自身を最優先に
進めていきましょう。

ご主人の病気のケア、復職への
サポートの仕方については、
ぜひ「考え方のシフト」をして
いただきたいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:両親が亡くなりました。
今は夫と2人暮らしです。

私はひとりっ子で子供も居ないので、
家族は夫だけです。

60代になって、高齢者になったところで、
家族が誰も居なくなってしまったら
どうしようかと思うと、落ち込みで、
何も考えられなくなっています。

両親のモノも、
断捨離をしなければならないのですが、
捨てるという気持ちが全然出せません。

自分の家のモノも、捨てるのに
抵抗がある気分になってしまってきていて、

夫はどんどん捨てるけど、
私が一人で片づけなければいけない状態に
なってしまったらどうしようかと、

考えるというより、悲しくなるだけの日々に
なってしまっています。

どうしたら、いいでしょうか?

【しっぽ・60代・女性・ハーブインストラクター】
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
孤独感はもっとも私たちを蝕む感情です。

私たちは年齢を重ねるごとに
身近な者たちの死を体験することも増えるわけですが、

両親を失うことは大きな喪失感をともなうもので、
その絆が深いほどに
寂しさや悲しさから回復するのに
時間を要することでしょう。

まず、両親をなくした直後に
不安になったり落ち込んだりするのは
誰にでもあることです。

またそのような抑うつ状態にあるときには
行動を起こす気力が湧かないのも当然ですから、
焦って遺品整理をしようとする必要もありません。

きちんと喪に服したのちに手を付けることは大切ですし、
喪に服す期間は人と比べるものではありませんから、
どうかしっぽさんに必要な時間をかけてください。

万一遺品整理に期限があるのなら、
捨てるのが得意な夫に依頼して
助けてもらうのもひとつです。

もし、しっぽさんが喪に服して
すでに数年が経過しているけれど
両親の遺品を断捨離できない、
ということでしたら、

ご両親とのつながりが消え去ることを恐れて、
彼らのモノへの執着が出ている可能性があります。

もししっぽさんがご両親に手を合わせたり
語りかけたりすることがあるのなら、

たとえこの人生で再び肉体をもって
関わることはできなくても、
心やたましいでのつながりがあることを思い出し、

そのつながりが強くなることを
イメージしてみてください。

ご両親との思い出も、モノの中にではなく、
しっぽさんの心の中にしまっておけることも
思い出してください。

同時に、家族だけのつながりに依存せず、
友情やさまざまなご縁を大切に、

心の通わすことのできる人間関係を育んで、
コミュニティーの中へ入る努力を
することをおすすめします。

もちろん、ご自身がコミュニティーを
つくることも可能です。

しっぽさんが趣味にしていることや
関心のあることがあれば、
そこからネットワークを
構築することもできますね。

そのようなご縁の中では、ときに、
親兄弟姉妹よりも深いつながりを
育めることだってあります。

私たちはつながりの中で生きて生かされています。

モノを手放すまえに
古くなった思考の枠組みを手放して、

自分も全体やみんなの中の一部だ、
ということが感じられるようになれば、
物質にしがみつかなくても
すむようになる日が訪れることでしょう。

どうか十分に喪に服し、
見えないご両親とのつながりを大切にして、
しっぽさんの内に向いている心を外に開いて
新しい可能性を探求してみてください。

応援しています。
 
   

ーーー

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0310(大)

FROM 川畑のぶこ

みずほさん(40代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】58歳、バツイチ、会社員です。
もういい年です。

これまでの人生ずっと、
見た目にコンプレックスを持って
生きてきました。

20代・30代の頃は、
男性とお付き合いをしたことも
ありませんでした。

40歳になるギリギリ手前で
結婚相談所に入り、
そこで相手を見つけて結婚しましたが、
5年で離婚しました。

理由は互いに、いわゆる
「性格の不一致」を感じたからなのですが、
もしかしたら元夫側の理由としては、
私の見た目などもあるのでは?
という思いがずっと消えません。

確認はしていないので
本当のことはわかりませんが。

今でも、例えば
スーパーやコンビニのレジ係が男性なら
その列に並ぶのは避けてしまいます。

小学生の頃から「ブス、ブタ」と言われ、
それ以降もことあるごとに、

男性というのは、
相手が美人かブスかで対応が違うこと、
私は歓迎されていないんだと
思ったことが何度もあるからです。

女友達はそこそこ多く、私のことは
認めてもらえてると感じています。

なので、人生それだけで十分じゃないか
と思えればいいのですが、

世の中に男女両方存在する以上、
どうしても男性の視線も気になってしまいます。

男女問わず、多くの人がいる場に
出ることには引け目を感じます。

若い娘が悩むのならまだしも、
この歳になって見た目がどう、とか
気にしてしまうのは子どもっぽいよな
と思うものの、
どうしても消し去ることができません。

ただの自意識過剰なのでしょうか? 
本当の自分を生きていない証拠でしょうか?

いい加減、この悩みと決別して、
この先の人生をもっと豊かにしたいです。

どのような心持ちで
生きていけばよいでしょうか? 

習慣化するとよいことなども
あれば教えていただきたいです。

【A】はじめまして。
私は、高校卒業後すぐに結婚し、
成人した子どもがいる40代です。

若かった私は、必死で主婦と子育てをし、
子どもが独立した今、自分が世間知らずで
一人では生きられない状態にあることに
ふと気がつきました。

夫とはずっと仮面夫婦で
離婚したいと考えているのですが、

結婚してからずっと専業主婦の私は
何もかも夫任せで何もできないまま
こんな年になっていて、

いったい何から準備をしたらいいのか
わからず、困っています。

働こうにも、親の介護もあり外に出られない。
かと言って、
家を出るためのお金の余裕もない。
相談できるような友達もいない。

この先が不安でたまりません。
 
お金をかけずに、いろいろな事を
教えてくれるような、相談ができる場所は
あるのでしょうか。無知ですみません。

何かいい方法があれば
アドバイスをいただきたいです。

【A】高校卒業後ご結婚されて、成人された
お子さんがいらっしゃるとのことで、
みずほさん、ものすごい大きなお仕事を
成し遂げられましたね。

ご自身では、私は何もできない、
全部夫任せなんておっしゃっていますが、
専業主婦を卑下してはいけません。

専業主婦でやってきたことを
どうか誇りに思ってください。

いわゆる企業に勤めるというようなことは
されてこなかったのかもしれませんが、
家事や育児は
きちんとやってきたわけですよね。

そして、お子さんが立派に成人された
わけですから、もうこれは本当に素晴らしい
1つの人生プロジェクト、お仕事を
成し遂げていらっしゃいます。

主婦業や育児に、仮に「課金」したならば、
それを仕事として誰かに頼んだならば、
ものすごい収入になるはずなんです。

なので、専業主婦という仕事に
まずは誇りを持っていただきたい
ということ。

そして、この先、もし社会に出て働いて
みたいという気持ちがあるのなら、
そのチャンスはたくさんあります。

人生100年時代の、まだ40代!
どうぞ希望と自信を持って進んでください。

どのように動き始めたらよいのか、
具体的な方法も
アドバイスさせていただきますね。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:25歳の娘のことです。
大学を中退し、引きこもっています。
県外に5年位いました。
  
何の楽しみもない、
生きている意味がわからない、
死にたいと口にします。
 
いろんなことに敏感で、
傷つくことを恐れているので
人とかかわることもほぼないです。
かつていた友だちとも関係を断っています。
 
親子関係も崩れ、
父親とはメンタルが壊れるほどのことがあり、
連絡を絶っています。
父親は県外にいます。
 
私とは深い話をすることもありますが、
食事の時はひとりでゆっくりしたいと言って、
その時間は私は外出することになっています。
 
食べることだけが楽しみだと言っているので、
それは救いです。
 
あれこれリクエストもあるのでできるだけ、
叶えるようにしています。
 
敏感な分、人の気持ちもよくわかり
私が悩みを話した時は、とてもしっかりした
的確なアドバイスをしてくれます。
 
私自身、子育て中、
子どもの思いに寄り添うという視点がなく
レールの上にのせることしか
考えていなかったことが、
おおいなる反省です。
 
その頃のことを、あれがいやだったなど
一時はよく言っていました。
その頃はじぶんの思いが言えなかったとも。
 
今はあれこれ
指示も干渉もしないことを心がけ
じぶんの人生と切り離すように考えています。
 
影響なしではありませんが、
出来るだけ楽しむようにしています。
 
母親のことも好きではありません。
仕方なく同じ家にいます。
一人暮らしをしたくても出来ませんし。
 
敏感な分、感性は豊かだと思います。
曲を作ったり物語を書いたりと
溢れるものを持っていると思います。
今はそれもしんどいようです。
 
自然と接するのが一番、
その状態ではだれでもそうなるよねと
話したところです。
 
海まで乗せて行ってと言って
砂浜で波の音を聞いたり
裸足で歩いたりしていた時期も
あったのですが。
 
一緒にいるので生存確認だけはできるので
それは安心なのですが笑
数日顔を見せないこともあるので。
 
病院には1回だけ行き
話を聞いてもらったこともあります。
 
よかったとは言ってましたが、
また行くといいながら
かなり日がすぎました。
 
乗り物にも酔いやすく
いろんな意味で腰が上がらないようです。
 
何事も本人次第なので
特には勧めることもなく干渉していないです。
 
いろんな楽しい事が
世の中にはたくさんあるし
ひとりでも勿論できますが、
だれかと繋がりがもてたらいいなと
望んでいます。
 
とにかく気持ちが楽になってほしいです。
アドバイスをお願いします。
 
【ちゅうりっぷ・60代・女性・パート】
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
愛する娘が生きる意味を見いだせずに
苦しんでいるのを見守るのは
とてもつらいことですね。
 
ちゅうりっぷさんの親心としては
一刻も早くこのような状況から脱却して
楽になってほしいと願うのは当然のことと思います。
 
しかしながら、ここはどうか焦らずに、
いまは娘さんが自身の人生の課題に向き合う過程であり、
   
たとえ親からはその期間が長いように思えても、
彼女なりに時間をかけて試行錯誤しながらも
課題をクリアしていくプロセスであることを
信じて寄り添い、見守ってあげてください。
 
「彼女なりの道」を尊重するのは、
親からみるともどかしくて、
   
早く楽になるための方略や枠組みをさっさと提示して、
それに沿って生きてほしいと願うかもしれません。

ただし、それは
ちゅうりっぷさんご自身の生き方であって、
彼女自身の生き方ではないので、
娘さんが「自分の人生を生きている」実感を
損なってしまうこともあります。
 
そのような意味で、
今回ちゅうりっぷさんがレールを敷いてきた
過去の反省を踏まえて、
干渉しすぎずに見守る姿勢は素晴らしいと思います。
 
娘さんがいま、
友達や父親から距離をとっていることは、
敏感に影響を受けやすい自身を守るのに
どうしたらよいか彼女なりに考え、
大切で必要な行動をしていると受け止めてください。
 
彼女なりのレールを敷いて、
きちんとニーズを満たそうとしているわけですね。
 
ニーズを満たすのは、かならずしも
楽しかったりワクワクしたりすることをするのではなく、
痛みや苦しみを取り除くことも大事なニーズです。
 
これまで周囲の空気を読みすぎて
周囲に合わせてばかり、
自己主張してこなかった彼女が
「NO」と言えるようになっていることは、
 
ある意味健全なことであり、
大切な精神的成長とも言えるのです。
 
母親であるちゅうりっぷさんに
昔の言動が嫌だったということを率直に
コミュニケーションしていることも然りです。
 
そのようなときは、
娘さんの正直なコミュニケーションを受け止め、
話してくれたことに感謝し、
 
反省するべき点があればそれをきちんと認めて詫び、
ちゅうりっぷさんご自身もさまざまな限界のなかで、
ゆとりがないながらに模索して
子育てに必死に取り組んできたことを、
言い訳ではなく丁寧に説明をしてみてください。
 
そして、今後は健全な愛情表現や関係性を
学んでいきたいことを分かち合ってみてください。
 
また、娘さんが感性が豊かで作曲したり
物語を作ったりすることが得意ということであれば、
多くの創作活動家がそうであるように、
彼女のパーソナリティーとして
「一人の時間や空間」が重要になってくると思います。
 
病んでいるから
本来社交的なのに引きこもる人もいますが、
本質的に一人の内省的な時間が好きで必要な人もいて、
その状態が健全な人もいます。
 
一人の時間や空間が日常的に確保されないと、
本格的に引きこもる(社会から断絶)ことで
ニーズを満たそうとしてしまいます。
 
人と関わることが好きで世話好き、
おしゃべり好きな母親と、
一人の時間が大切で
口数が少ない子どもとのあいだでは、
   
歯車が噛み合わず、ミスコミュニケーションや
人間関係におけるストレスが
起こることも多いです。
 
ですので、娘さんが
「食べるときだけは一人で」と願い依頼するのは、
彼女が正常でいられるように
自分のニーズをきちんと把握して
満たしている行為でもあります。

「食べることだけが楽しみ」とありますが、
食事だけでなく、一人の静かな時間も
満喫されているのではないでしょうか。

経済的に一人暮らしができないのであれば、
家庭の中に
彼女が自分の世界に浸れる時間や空間を
率先してつくってあげてください。
 
母親が娘のニーズを知って受け入れ、
落ち着いていることは、
娘さんにとっても安心感と自己肯定感を
もたらしてくれるでしょう。
 
「生存確認ができる」
と半分笑いごとのように表現されていることも、
本当は恐ろしくて泣きたい気持ちもおありでは
と思います。
 
ただ、前述のとおり、
娘さんにとっての一人の時間は、
心のエネルギーをチャージし
想像力や創造力を培う時間でもあることを
忘れないでください。
 
娘さんが一人になりたいとか
一人で海を散歩してきたいなどと言ったなら、
「一人の時間は大事だね。」
「いいね。リフレッシュしてきてね。」
などと送り出すと良いでしょう。
 
また、ちゅうりっぷさんから率先して
「気が乗ればまた海でも行かない?」
と気分を確かめつつ、
促すのも良いのではないでしょうか。
 
これは干渉ではなく提案やお誘いです。
もちろん、
相手にNOというスペースを与えての
コミュニケーションです。
 
内省的な人は、外部からの働きかけがあって
ようやく動くこともありますので、
ここいちばん、という大事な場面では、
声掛けや提案はしてみると良いと思います。
 
通院も同様に、行ってみて良かったけど
なかなか重い腰が上がらないのであれば
同様に「病院もう一回いかない?」
と誘ってみてください。
 
たとえ「行かない」と答えても、
いつでも行きたくなったら言ってねと、
サポートはいつもあることを
オープンにしてみてください。
 
くり返しますが、
行っても行かなくてもOKの前提での
お誘いです。
 
どっちでもOKな自分を受け入れてくれる場は
心地よく、いつでも戻りたい安全基地と
なることと思います。
 
娘さんがお母さんに
リクエストをするとのことなので、
それは信頼の証拠であり、
 
ちゅうりっぷさんが
きちんとつくりあげてきた
素晴らしい絆だと思います。
 
ぜひ、その絆を大切にしながら、
一呼吸おいて互いの課題に
向き合ってみてください。
 
また、ちゅうりっぷさんご自身が
安らげる時間も引き続ききちんと確保して、
サポートのエネルギーに変えてください。
 
   

ーーー

 
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0303(大)

FROM 川畑のぶこ

しましまさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】58歳、バツイチ、会社員です。
もういい年です。

これまでの人生ずっと、
見た目にコンプレックスを持って
生きてきました。

20代・30代の頃は、
男性とお付き合いをしたことも
ありませんでした。

40歳になるギリギリ手前で
結婚相談所に入り、
そこで相手を見つけて結婚しましたが、
5年で離婚しました。

理由は互いに、いわゆる
「性格の不一致」を感じたからなのですが、
もしかしたら元夫側の理由としては、
私の見た目などもあるのでは?
という思いがずっと消えません。

確認はしていないので
本当のことはわかりませんが。

今でも、例えば
スーパーやコンビニのレジ係が男性なら
その列に並ぶのは避けてしまいます。

小学生の頃から「ブス、ブタ」と言われ、
それ以降もことあるごとに、

男性というのは、
相手が美人かブスかで対応が違うこと、
私は歓迎されていないんだと
思ったことが何度もあるからです。

女友達はそこそこ多く、私のことは
認めてもらえてると感じています。

なので、人生それだけで十分じゃないか
と思えればいいのですが、

世の中に男女両方存在する以上、
どうしても男性の視線も気になってしまいます。

男女問わず、多くの人がいる場に
出ることには引け目を感じます。

若い娘が悩むのならまだしも、
この歳になって見た目がどう、とか
気にしてしまうのは子どもっぽいよな
と思うものの、
どうしても消し去ることができません。

ただの自意識過剰なのでしょうか? 
本当の自分を生きていない証拠でしょうか?

いい加減、この悩みと決別して、
この先の人生をもっと豊かにしたいです。

どのような心持ちで
生きていけばよいでしょうか? 

習慣化するとよいことなども
あれば教えていただきたいです。

【A】容姿コンプレックスに
関するご相談ですね。

まず、私たちは社会的な動物ですから、
人からどう見られるのか、
どう思われるのかというように

他人の評価を気にするというのは
ごく自然なことです。

しましまさんは「自意識過剰なのか?」
と気にされているようですが、

自分を意識しない人はいませんし、
人目を気にするのは
ごく普通のことですので、

自意識過剰というよりは、
辛い経験が重なった結果

「過剰反応」をするように
なってしまったという方が
正しいかもしれませんね。

そして、それは本当に
お辛かったことだと思いますので、
そこに過剰反応してしまうのも
また当然と思っていいと思うんです。

それを無理に消そうとする必要も
ないですし。

ですが、それをずっと抱えたまま、
引きずったまま、
これからの人生を生きていくことは
しましまさんにとって良いことには
なりません。

過去の「痛み」は痛みとして
しっかり受け止める。

でも、それをいつまでも
「深追い」しない。

これはとても大事な
姿勢になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

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0224(大)

FROM 川畑のぶこ

ゆきんこさん(40代・女性・パート勤務)
のご相談にお答えします。

【Q】48歳、主婦業をメインにしながら
パートも少しやっています。
夫と、高1と中1の娘との4人暮らしです。

毎年、大晦日から3泊4日で
義実家に帰省するのが慣わしで、

義理の母や義理の姉とともに
たくさんの料理を作り、
元旦から2日にかけて集まってくる親戚を
もてなし、後片付けをして帰宅します。

結婚以来ずっとなので、
かれこれ20年近くもそれが続いています。

自宅に戻った頃には私は心身ともに疲れ果て、
自分たちの正月を楽しむ余裕などありません。

年齢的・体力的なこともあるのか、
今年は特に、疲れてしまいました。

この先、いったいいつまで家族揃っての
帰省を続けるんだろう?と
疑問に思うことが近年、増えました。

夫が自由に実家へ帰るのは
もちろん構いません。

でも、この先、子どもが自立したり
行かなくなったりしても、
夫と私とで帰省を続けるのだろうか? 

私まで毎回ついていく必要があるのだろうか?
と最近、面倒に感じるようになりました。

娘たちも、それぞれ友達付き合いや
部活のことなどもあり、
「もう行きたくない」と言い始めました。

上の子は、前回の正月は
高校受験を控えていましたが、
勉強道具を持って一緒に帰省、

あちらではさほど勉強できず
焦っていましたが、
帰ってきてから頑張って、希望校に合格。
よく頑張ったと思います。

一方で、義理の両親は孫に会いたがります。

それは自然なことだとは思いますし、
私としても、たまには娘たちの顔を
見せたい気持ちはありますが、

毎年、年末年始の貴重な時間を
義実家で過ごし、気力も体力も削る
のはもう限界です。

次回からは、もし行くなら
夫だけで帰省してほしい、、、
そう切り出したいのですが、

両親に気を遣うタイプで、
嫁としての私の振る舞いも気にする夫が
どう反応するか、考えると怖くて、
なかなか言えそうにもありません。

娘たちの受験などを
理由にできればよいのですが、
それはまだ2年も先のこと。

あと1回我慢して、受験を機に
「義実家帰省から引退」宣言をすれば
スムーズでしょうか?

川畑さんなら、どうされますか? 
お知恵をお貸しください!

【A】今この動画をご覧の方たちの中にも
「うんうん…」って共感している方が
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

先月・今月は、お正月疲れや帰省疲れが
出た方も多かったと思います。

ゆきんこさん、
ものすごく誠実で真面目だから
悩んでいると思うんです。

適当に済ますことができないというか、
やるからには徹底的にきちんとやろう、
いい嫁をしよう、いい子でいよう
と思うから、疲れてしまうのかなと
思うんですね。

川畑さんならどうしますか?と
訊いてくださっているので、
私の場合をお話ししますと、

もし、私が義理の家族と
年末年始を過ごすとして、

自分が疲れてしまう相手であれば
そこまで気に入ってもらう努力はしません。

ちょっとぐらい嫌われちゃっても、
嫌な嫁って思われちゃってもいいかな
という開き直りというか、
居直りというか、をすると思います。

だからと言って、わざと悪意を持って
コミュニケーションするとか
接するとかではなく、
自分のできる範囲でできることをやる。

お正月だから挨拶には行く、
料理も準備と片付けぐらいは手伝う、
でも、それをやったら、
必要以上に気に入られようとはしない。

気に入られて完璧な嫁をやろうとするから
疲れてしまう、
というのもあると思うんです。

ご主人の力も、うまく借りられると
いいですよね。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:1を100に捉えてしまう夫への伝え方に
悩んでいます。

例えば、
料理好きの夫が作ってくれた料理を、
夫は必ず感想を聞くので、

まずは
「美味しい」と本当に思っているので、
それを伝えてから

「でもこの香りや、
 この食材だけ苦手なんだよね」
と伝えると、

夫は
「じゃあ、まずいんだね」
という返事が返ってきてしまいます。

こちらとしては
「大体、ほぼ美味しいけれど、
 ここだけちょっと」

という90%くらいの、
ほぼ肯定しているつもりなのですが、
夫には伝わりません。

結局夫に
「その0、100の考え方じゃないんだって」
とこちらが不満に思ってしまい、

それに対し夫が
「本当そうやって否定から入るのを
 やめてほしい」
とその場の空気が悪くなってしまいます。

夫はそういう思考だ、心配性な性格だ、
100%で認められたいんだろうな、
ともう25年程一緒に過ごしているので、
頭では分かっているつもりですが、

夫に合わせた言い方は、
結局褒めるだけなのか、
自分が我慢するだけなのかが、疑問です。

また夫は料理をお酒を飲みながら作る人で、
料理時~食事の間に話した話題を
忘れることが多々あるので、

私が呆れている、諦めている、
料理時の夫の記憶や人柄を
信頼していないこともあります。

この先もこのようなやり取りを
繰り返したくないので、どうしたら、
0、100思考の夫に、数十%の内容や、
白黒ではない、グレーな部分を
伝えられるでしょうか? 

相手の軸のことを考えられていない
私の思考を変えるしかないのか、
ただただ受け止めるのが良い、など、
何かアドバイスをいただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。

【みかん・40代・女性・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

コミュニケーションでも、
相手に気がかりなことやネガティブな部分を
伝えるのは気を遣うものですね。

相手が身内といえども、
もともと他人である夫婦は、
異文化コミュニケーションを前提としないと、
驚きや行き違いによってストレスが
溜まってしまうことが少なくありません。

みかんさんは、
コミュニケーションの内容について、
どうすれば相手に真意が伝わるか、

今回のケースでは、料理の味についての
伝え方を問題視されていますが、

もしかしたら夫は料理の味よりも、
それらのやり取りを通じて、自分自身が
妻に心底受け入れられているかどうかを
測っているのかもしれません。

いうまでもなく、
みかんさんへの愛あるが故に
認めてもらいたいし、
全てを受け入れてほしいと
思っていることでしょう。

料理も真剣に集中していて、
みかんさんの言葉が
音としては聞こえていても、
話の内容まで聴けていないのかもしれません。

みかんさんからすると、
受け入れているからこそ本音で話ができるのだし、
そんなの当然のことと思うかもしれません。

でも、みかんさんも指摘されているように、
夫は心配性とのこと。

もしかしたら、
完璧でなければ愛されないという体験を…

たとえば、
子どもの頃にテストで90点を取っても
100点でないことを親に指摘され、

完璧でない自分はダメで
受け入れられないといった経験を
重ねているかもしれません。

未消化で、抑圧された
劣等感やら怒りやらの感情が
心の奥底に潜んでいて、

それがのちに身内となった妻との関係に
投影されて、料理の評価など、
ふとしたことがきっかけとなって、
不安や不満として現れているのかもしれません。

そうであれば、
問題はもはや料理の味ではなく、
日頃から夫がみかんさんにとって
かけがえのない存在であることが
伝わっているのかどうか、

たとえ完璧でなくても、それらも含めて
愛しているのだということが感じられる
態度やコミュニケーションが
なされているかどうか、
ということになるでしょう。

そのためにも、
日頃から夫が確認しなくても、
感謝や嬉しかったことに意識を向けて、
それを素直に伝える習慣を
つけると良いと思います。

ネガティブな部分を指摘したいときは、
感謝や喜びとは別なタイミングで
区別して行うと良いでしょう。

ポジティブな部分だけで
完結する会話を増やすことで、
彼が安心できる時間を増やしてみてください。

改善を求める部分に関しては、
例えば料理のケースなら、
これが苦手とか好きじゃないなど、
ネガティブな部分のみを伝える代わりに、

美味しかった、
今度は〇〇バージョンも試してみたいとか、
あなたの料理の腕で〇〇の食材なら
世界一になっちゃうかもといったように、

代替案としてより自分の好みなものを
伝えるのも良いかもしれません。

感謝や愛情のコミュニケーションが
ベースにあるうえで、
上記のようなテクニックを
ぜひ試してみてください。

応援しています!
 
   

ーーー

 
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0217(大)

FROM 川畑のぶこ

あさちゃん(30代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】30代の専業主婦です。
夫は会社員で、仕事が忙しく不在がち。
私は3歳と1歳の子どもを育てています。

専業主婦なので、家のことや
子どもたちのことは極力、親を頼らず
自分で対処するよう心がけています。

それでも、家から徒歩7〜8分の所に住む母に
どうしても助けてほしい時があるのですが、
断られることが多く、
そのたびにとても悲しい思いをしています。

私は2人姉妹の姉ですが、幼い頃から
母は妹ばかりをひいきしていました。

妹の方が可愛いのだろうと諦めつつも、
どこかで母に認めてもらいたい気持ちが
ずっとありました。

でも、今またそれが辛い形で現れています。

妹夫婦は共働きで、
車で1時間ほどの所に住んでいますが、
母は何かあるたびに
妹の子どもを預かっています。

一方で私が、いろいろやりくりしても
どうにもいかず、
最終手段として母に頭を下げて
「助けてほしい」とお願いしても、

「予定があるから」とか、「翌日妹の
子どもを預かる予定にしてるから無理」
と理由をつけて断られることがほとんど。

上の子と私自身が同時に
インフルエンザになった時には
どうにも立ち行かなくなり、

ヘルプを頼んでも、
あっさり断られた時には涙が出ました。

ママ友には「お母さんが近くにいていいね」
と言われますが、実際には、年に1〜2回、
私の頼みたい時と母の機嫌のいい時が
たまたま重なれば、お願いできる程度。

遊びや息抜きで気軽にちょくちょく
預けるなんて絶対に無理です。

それなのに、母は人前では
協力的で献身的な祖母を演じるので、
周囲から「いいね」と言われるたびに
惨めな気持ちになります。

母がどうして妹ばかりを優先するのか、
私には分かりません。でも、母を愛する
気持ちは今も昔も変わりません。

そんな母が勧めてくれたからこそ近くに
住んだのに、この状況がとてもつらいです。

どうすれば気持ちを整理して、
この先もやっていけるでしょうか。
心の折り合いをつける方法が知りたいです。

【A】お母さんに対する愛があるからこその
辛さですね。

第一子、長子には
下の子ばっかり甘やかされて、可愛がられて
えこひいきされて…と、同じような経験を
している人も多いのではないでしょうか。

でも、あさちゃんのお母様も、
本当は、あさちゃんも妹さんも両方
可愛がりたいのです、愛しているのです。

でもそれがままならず、結果として
長女であるあさちゃんには厳しくなり、
妹さんには甘くなるという

歪んだ愛情表現になってしまったのだと
思います。

長子というのは、
特に同じ女性である長女というのは、
母親が自分自身を投影しやすい存在です。

自分の分身みたいに思ってしまうので、
自分に厳しいお母さんであればなおさら、
長子にもやはり厳しくなってしまうんですね。

なので、あさちゃんのお母様にはお母様の
課題があって、そうせざるを得ない理由が
あったんだという深い理解をしてみると

あさちゃんの持っている怒りや悲しみ、
苦しみが少し和らぐのではないかなと思います。

同時に、あさちゃんがずっと満たされたい
と思ってきたご自身のニーズや、
今も感じているお母様への愛情を
率直に伝えてみるというチャレンジを

勇気が要りますが、
ぜひしてみていただきたいなと思います。

あさちゃんが自分を大切にするという儀式
としてとても意味のあることです。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:いつもメルマガを読ませて頂き
勇気をもらっております。

主人の母と同居しております。
 
最近、娘に
お母さんとおばあちゃんが仲悪いせいで
ずっと嫌な思いしてきた、と言われました。

義母のことがストレスで主人とケンカしたり
知らず知らずのうちに
子ども達にあたっていたように思います。

 
今も義母のことは嫌いで
必要最小限にしか話しておりません。
 
ただ、子ども達に私と義母のせいで
辛い思いをさせてきたことが申し訳なく
ずっと後悔しております。
 
 
特に長男は人付き合いが苦手で
このことが影響してるのではと思っております。
 
 
これからどのように子ども達に接し
償っていけばいいのでしょうか。
長男はもう成人しております。

 
【ゾウさん・50代・パート】
 
 
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

姑さんが苦手であるにもかかわらず、
ご主人を立てて、ここまでがまんして
同居してきたのですね。

まずはご自身のその努力を
大いに称えてあげてください。

苦手な人、あるいは嫌悪する相手と
毎日、しかも長い時間、
顔を合わせなければならないほど
辛い修行もないと思います。

理想形とはいえなくとも、本当によく
頑張っていらっしゃると思います。

 
同時に、今回このように
娘さんの指摘によって過去を振り返り、
相談されたのは、
 
ご自身の言動が
周囲やお子さんに与える影響に関して
真摯に受け止める気持ちが
おありだからだと思います。
 
 
どう考えても姑に問題があるのなら、
ご自身の態度の正当性を主張したり、
取り合わなかったり、
ときとして居直ったりするでしょう。
 
 
また、お子さん自身も
母親を責めることはせず、
お祖母さんを困った人と
受け止めることでしょう。
 
 
後悔や罪悪感があるのは、
ご自身の姑に対する態度の正当性は
ある程度あるにせよ、
 
やはりどこかで「やりすぎだった」
ということを認めているからだと思います。
 
 
子どもにどのように償うか、
ということに関しては、
まずはシンプルに謝罪するということです。
 
 
そのときに言い訳をするのではなく、
娘さんの言葉はショックであるものの
真摯に受け止めたこと。
 
 
自分自身の言動を振り返り、
やはり行き過ぎたところがあること、
そのことで嫌な思いをさせてしまったことを
申し訳なく思っていて、
 
これからは完璧ではないかもしれないが、
より調和的なやりとりができるように
努力をすることを伝えてみてください。
 
 
子どもの過去は消せませんが、
母親がこれまでの彼女であれば
決してしなかったであろう努力を
している姿に触れられれば
  
納得してくれるかもしれませんし、
心打たれる可能性もあります。
 

これは、嫁姑の仲が悪ければ悪いほど、
劇的な変化による癒し効果は
大きいはずです。
 

もちろん、ここでいう変化は
徹底的に自身を抑圧したり我慢したりして
 
姑に迎合したり、おべっかを使ったり
ということではありません。
 
これでは苦行が増すだけです。
 
 
たとえ姑が自分にとって
好ましくない態度をとったとしても
過剰に反応しないということです。
 
 
表面的な反応をなくすことにとどまらず、
内面的な平静さを保つ努力が肝心です。
 
 
そのためには、まずゾウさんご自身が、
日頃からご自身をリラックスさせたり
楽しませたりする時間を
きちんと確保しておくことです。
 

このことで、
多少ストレスフルな出来事があったとしても、
 
心のエネルギー貯金があるので、
ゆとりある反応となるはずですし、
これは決して苦行ではないはずです。

 
ゾウさんにとって姑さんとは反対に、
 
この人と一緒にいると、
楽しかったり安らいだり
元気をもらえたり希望が持てたりする人、
エネルギーが充電される人は誰でしょうか?
 
 
そのような人たちとは積極的に
時間を持つようにしてください。
 
 
心のエネルギーが枯渇していると、
ストレスフルな出来事がおきると
マイナスになってしまいます。
 
 
すると、なぜ自分だけ嫌な思いを
しなければいけないのかと、
子どもに当たり散らすなど、
 
周りを巻き込んで憂さ晴らしをすることで
心のバランスを取ろうとするという、
傍迷惑な状態がおこってしまいます。
 
 
おそらく、ゾウさんの中で姑さんは本来
とても関心のある人だからこそ、
辛さが残るのでしょう。
  
関心のない人であれば、
どう思われようと気にならないはずですが、

どこかでゾウさんが
姑さんとはうまくやっていきたい、
認められたい、好意を持たれたい
という期待があるので、
 
いちいち言動が気になり
反応してしまうのではないでしょうか?
 
 
ゾウさんが反応してしまう姑さんの問題は、
彼女の自身の性格や
生まれ育った環境によって育まれた
価値観の問題かもしれないのに、
 
その難攻不落な課題の責任を
「私の努力が足りないせい」と、
 
優等生のようにどこかで過度に
自分に関連づけて背負い込み、
解決しようとしてしまうので
苦しくなっているかもしれません。
 
 
姑の問題は、彼女が自身で取り組むべき
人生の課題に未着手であることによって
起きている可能性がありますから、
 
そこは課題の分離をきちんとして、
適度な距離感を保つことも大切です。

  
これは、息子さんのことも一緒です。
   
娘さんが人付き合いや
対人コミュニケーションに問題がないのなら
(現に母親に大切なことを率直に
コミュニケーションできていますから)、
 
彼の人づき合いが悪いのは、
ある程度の影響は否めないにせよ、
必ずしも母親と祖母の関係性の悪さだけが
原因とは限らず、
 
彼の生まれながらにして控えめで内向的な
パーソナリティーのせいかもしれません。
  
彼にも彼自身の人生の課題があるのです。
  

そのような彼でも、
母親がどんなに困難な状況からでも
変化を起こした、あるいは起こそうと
努力する姿を目にすることができたのなら、
 
それは彼の前向きな変化にも
希望をもたらすことでしょう。
 
 
たとえば、姑さんや息子さんとの会話で、
この話題は相手も常に関心をもっていて、
ゾウさんもある程度関心があるもの、
互いに良い時間が持てるというものがあれば、
 
そのような話題を積極的に振って、
にこやかにやりとりしてみてください。
 
 
その際、相手に感謝している部分があれば
それも積極的に伝えてみてください。
  
ダメなところでなく、
良いところに意識を向けてみます。
 

そのことで、相手も自分に
関心をもってもらえているという
安心感や満足感が得られるでしょうし、

息子さんは相手と関わる取っかかりとなる
コミュニケーションを学ぶよい機会と
なるかもしれません。

もちろん、いちど崩れてしまった関係を
修復するには時間がかかるかもしれませんが、
 
焦らずに必要な時間をかけて
じっくり取り組んでみてください。
 
   

ーーー

 
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FROM 川畑のぶこ

いよかんさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】昨年夏に42歳で「これが最後!」
と思って2度目の転職をし、
もうすぐ半年が経とうとしています。

仕事にもだいぶ慣れた一方で、
最近どうにもストレスを感じるようになり、
悩んでいます。

この職場では、休憩時間だけでなく
業務中も会話が多く、
みんながよく雑談をしています。

業務に関係のあることなら
わかるのですが、

全く関係のないプライベートなことも
頻繁に会話が飛び交うため
なんとも仕事に集中しづらく、

必要以上に疲れてしまうことが
増えました。

私からすると
それは無駄話にしか過ぎず、
仕事の効率を落としているように
しか見えません。

上司や立場が上の人との垣根があまりなく
話しやすいのはありがたいことですし、
職場の雰囲気が明るいのは
良いことだと思うのですが、

業務中も絶えず話し声や笑い声が
聞こえると、
正直なところストレスを感じます。

さらに、一部の同僚からは
仕事に対する熱意や真剣さが
あまり感じられず、

やるべきことを適当に片付けているような
態度に、最近気づくようになりました。

もちろん、私より何年も何十年も
長く勤めている人たちなので、
要領もわかっているのでしょうし、

「このくらいのペースでやってれば
そこそこ終わる」
という匙加減もわかっていて、
それが常態化しているのだと思います。

が、まだ不慣れで余裕のない私が
一生懸命やっているときに、
お喋りが多くダラダラしている姿を見ると、
どうしてもイライラしてしまいます。

でも、新参者の私が口出しする場面では
ないと思い、毎回グッとこらえています。

せっかく自分のスキルを生かせる職場に
巡り会え、新しい環境で頑張ろうと
思っていたのに、

周囲の影響でモチベーションが
下がるのは辛いです。

この状況をどう乗り越えたらいいのか、
アドバイスをいただけたら嬉しいです。

 
【A】いよかんさん、とても真面目で
仕事熱心な方なんだなということが
伝わってきます。

本当に良心的な方なのだと思います。

まず、前提として、
今はまだ転職して半年ということで、

ゆとりがなくストレスを感じやすい時期だと
割り切っておいた方がいいと思います。

「もう半年が経ってるのに」と思うかも
しれませんが、考え方によっては
「まだ半年」です。

1年ぐらいかけて慣れていこうと思うと
いいかもしれません。

新しい職場に適応していくのには
ある程度時間が必要です。

そして、パーソナリティ的にも
いろいろなものをシャットアウトして
自分の世界に入っていくことによって
仕事のパフォーマンスが上がる人と、

人と関わり合うことによって
ニーズを満たしながら、
それがガソリンになって
起動力を高める人というのもいるんですね。

いよかんさんがどのような部署に
いらっしゃるのかわかりませんが、

人と関わることを必要とするような
部署であればあるほど、
お喋り好きな人は多くなりますね。

 
一方で、エンジニアなどは
そうではないかもしれません。

もちろん、お喋り好きなエンジニアも
いるでしょうが、自分の世界で
黙々と作業をすることで
業務効率を上げていく人は
多いのではないでしょうか。
 

カスタマーサービスであるとか
ヒューマンリレーションとか
人と関わり合うような立場の人
というのは

割とコミュニケーションをすることに
よって、自分の心理的なニーズを
満たしていく、

そして、そのことによって仕事の
パフォーマンスも上がる、

そのような人が割と多く集まる傾向が
あるようです。

いよかんさんは、どちらかというと
職人気質といいますか、
仕事は仕事、プライベートはプライベート
と、分けて集中する人だとお察しします。

また、置かれた環境についてですが、
ご自身にゆとりがある時というのは
周囲のことももさほど気にならないと
思うんですね。

今はまだ、ゆとりがない。
なので、周囲のノイズも気になりやすい
のではないかと思います。

まずは、時間の経過というものを
一つの指標として、

ご自身の心境の変化、耐性の変化
と照らし合わせて見ていくことを
お勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

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