執筆者

0414(大)

FROM 川畑のぶこ

みちさん(40代・女性・会社員・埼玉県)
のご相談にお答えします。

【Q】人との関わり方、特に、
会話の仕方に悩み続けています。

もっと気軽に、適度な距離感で
付き合いたいのに、どうしてもうまくいかず、
いつも疲れてしまいます。

私は43歳の会社員、独身です。

社会人になって長いですが、
人付き合いの難しさはずっと変わらず、
年齢を重ねるほどに
悩みが深まっているように感じます。

幼い頃は、
思ったことをそのまま口にしてしまい、
人を傷つけることが多い子どもでした。

その経験から、「自分は余計なことを
言わないほうがいい」と学び、
次第に静かな性格になりました。

でも本当は、目立ちたがり屋な一面や、
誰かに認められたいという気持ちが強く、
そのバランスが取れずに、
学生時代は空回りすることも多かったです。

社会人になってからは、さらに
人との距離感に悩むようになりました。

話すときに気を遣いすぎてしまったり、
逆に相手に気を遣わせてしまったり、
言葉を慎重に選びすぎて誤解されたり……。

どんな距離感が正解なのか、
いまだによくわかりません。

会話が続かなかったり、
逆に無理に続けようとして
必死になってしまったり、

ふとした瞬間に
場違いなことを言ってしまったり、
雑談が自然にできる人を見るたびに
「どうして私にはそれができないのだろう」
と感じます。

その結果、職場では
仕事に関する会話だけを意識し、
雑談は最小限にしています。

飲み会や懇親会もできるだけ避け、
同期ともプライベートで会うことは
ありません。

新しい友人を作ろうとすることも、
もう諦めてしまいました。

それでもやはり、このままでいいのか
という思いが拭えません。

一人の時間は好きで、
一人旅やライブに行くこともありますが、
それでも孤独を感じる瞬間はあります。

結局、私たち人間は、
人と関わりたいという気持ちが
なくなることはないのだと思います。

今からでも、こんな悩みを
克服できる方法はありますか? 
もっと気軽に、人付き合いがしたいです。

【A】そう、私たちは、
人と関わりたいという気持ちが
なくなることはないと思います。

相手があるからこそ、
自分も生かされていきますよね。

みちさんの悩みは
とてもよくわかりますし、
お辛い気持ちなんだろうなと思います。

克服できる方法はありますか
というご質問に関しては
「あります」。

みちさん、
ソーシャルスキルトレーニング
というのを聞いたことはありますか?

SSTと呼んだりするのですが、
これはもともと発達がユニークな
人たち、自閉的な人たち、

現在は「自閉スペクトラム症」と
呼ばれますが、

仕事や日常生活は
全く問題ないのだけれども、
コミュニケーションや対人交流の
仕方がちょっといびつになってしまう
という特徴がある人たち向けに
開発されたトレーニングです。

みちさんが必ずしも
自閉スペクトラム症だと言っている
わけではありませんが、

もしかしたら、そうかもしれないし、
そうではないかもしれない。
グレーゾーンかもしれません。

もし、これまでにそのあたりを
確認したことがないのであれば、
一度確認してみるのも
いいかもしれません。

ソーシャルスキルトレーニングでは
コミュニケーションや対人関係、
状況判断の練習などを学びます。

発達障害の方のみならず
私たち誰もが習得するとよい
スキルです。

同時に、みちさんはお一人の時間
が好きとのことですので、
それはぜひ大事にしていただきたい
と思います。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:いつも楽しみにしています
娘との関係で悩んでいます。

娘は職場でのパワハラがきっかけで
双極性障害になってしまいました。
   
小さい頃からあまり
私に反抗もしなかったのですが
夫婦仲が悪く喧嘩が多かったこと、
威圧感のある私の接し方、
それもストレスになっていたようです。

今でも精神的に不安定で
子供を産んで酷くなりました。
   
 
先日、娘と孫、私で旅行に行ったのですが
その時に私が孫をベッドに寝かせていて
落ちてしまい、
 
娘が尋常じゃなく興奮してしまい、
なだめようとした言葉で
更に激怒させてしまいました。
 
 
今までも何回も娘を怒らせていることもあり、
次の日、当分実家には行かないから
置いてある服や孫のモノを返すようにと
LINEがありました。
   
 
何回も謝りましたが、
反省の色が無い、謝っても許せない
というLINEがきました。 
     
 
孫に会いたい気持ちと、
また娘を怒らせて
症状を悪化させてしまうかもしれないから
会わない方がいいんだという気持ちで
ごちゃごちゃになっています。
  
 
今は、なんであんな事をしてしまったのか
という後悔でいっぱいです。
   
 
初孫なので会えないのは本当に寂しいです。
  
 
これからどうしていけばいいのか、
会えないならどういう心持ちで居れば良いのか、
アドバイスお願いします。
  
  
【あーちゃん・50代・女性・自営業・愛知県】
   
    
―――――――――――――――――   
   
 
A:FROM 川畑のぶこ
      
娘さんのメンタル面の心配、
あーちゃんご自身の昔の態度に対する後悔や、
お孫さんに会えない寂しさや悲しみなど、
複雑な感情が入り交じる中で、
  
あーちゃんなりにそれぞれのことに
丁寧に向き合おうとしている姿勢が伺えます。
   
 
これは、優しさや深い愛情なしには
起きえないものだと思います。
  
 
人生というのはままならないものです。
   
 
ただし、すべての出来事のタイミングには
学びの機会が潜んでいることも
忘れないでいただきたいです。
  
 
まず、娘さんが
当分実家にいかないと言っているのなら、
いまはその気持を尊重して、
しばらくは静かに見守ってあげてください。
    
 
双極性障害は
躁状態とうつ状態を繰り返すという
症状がありますが、
   
躁状態のときには興奮しやすくなり、
普段より口調が鋭くなって、
相手の意見に対して強く反論したり
無意識に批判的な発言をしたり
することがあります。
  
 
また、尊大な態度や高圧的な態度を取って
相手を激しく罵倒し
傷つけてしまうこともあります。
   
 
さらに、娘さんが出産後で
実家に里帰りをしていたのであれば、
   
出産後はホルモンバランスが
著しく乱れますから、
より精神的に不安定になりやすい状況ですし、
  
本人もおかしいと感じていても
コントロールが効かない状態かもしれません。
   
 
私自身、
息子の出産時にお世話になった産院は、
日本でも屈指の名医が揃う産院でしたが、
   
そこの副看護師長ですらご自身の出産の際、
とくにそれまで健康状態に問題もなく、
   
プロなので産後の子育てには
自信があったのに、育児ノイローゼになり
周囲に助けてもらわざるを得なかったと
おっしゃっていました。
   
 
ホルモンは侮れません。
   
 
このように、
病理が彼女を駆り立てている状態では、
相手があーちゃん以外の誰であっても、
何をしても、どんなに謝っても、
  
娘さんの心が落ち着くことは
ないかもしれませんし、
   
あーちゃんがその時点でのできる限りを
尽くしたのであれば、あとは、
静かに嵐が去るのを待つのみです。
   
 
失敗を反省しつつも、
過度に落ち込みすぎないことです。
   
 
また、双極性障害の病因には
遺伝や性格や環境要因が考えられますが、
   
長年自分の感情を抑圧して
ストレスが発散できないことも
一因と言われています。
   
 
娘さんは小さい頃は反抗せず、
その要因に親の夫婦喧嘩や
母親の高圧的な態度があるとのことなので、
    
娘さんなりに、母親の機嫌をとるのに
かなり我慢を強いられてきたことが
考えられます。

 
そうであれば、お母さんを好きだからこそ、
どこかで恨みの気持ちを抱くのも
自然かもしれません。
  
 
ただ、その恨みは裏を返せば、
もっと私を大切にしてほしかった、
愛してほしかった、
という現れであり訴えでもあるのです。
   
 
ここであーちゃんが
娘さんのいうことを受け入れず、
   
「謝っているのだから許して
 孫に会わせてほしい。でないと寂しい。」
というような態度を取ると、
    
娘さんの目には、
母親が私の気持ちは無視して
自分の欲求を満たすことばかり考えている
身勝手な人、と映ってしまい
辟易してしまいます。
   
 
大切なのは、孫の前に
何より娘さんのことを思いやる姿勢です。
   
 
ここは娘さんの気持ちを尊重して
当分は静かに見守ってあげてください。
  
 
彼女も二度と実家には行かないとは
言っておらず、
「当分は」行かないと言っているのですから、
  
ほとぼりが冷めたら変わる可能性は
十分にあるわけです。
   
 
娘さんは一時的に距離を取ることで、
自分の心を守っているのですから、
そこにズカズカと踏み入れないことです。
   
 
また、いまは躁状態かもしれませんが、
抑うつ状態になったときに
母親(祖母)の助けを必要とすることが
出てくるかもしれません。
   
 
それまでにできることとしては、
心からの詫びを伝え、娘さんが調子よく
幸せでいてくれることが大事で、
    
そのためのできる限りのサポートはするので、
助けが必要になったらいつでも言ってくれと、
あくまでも娘さんのニーズを優先する姿勢を
育みオープンでいることです。
   
 
近くでサポートができないのなら、
小包とともに心のこもった手紙を
送るのもよいでしょう。
   
 
小包は、ついお孫さんのものばかり
送りがちですが、
娘さんを労(ねぎら)うものも入れて
送ってみてください。
  
 
彼女の好きな食べ物や、
育児疲れを労うグッズを入れ
「育児大変だと思うけど、たまには休んでね」
と一言添えるのもよいかもしれません。
   
  
「孫に会いたい!」のまえに
「あなたが何より大事!」という
娘さんをケアする姿勢で接するように
心がけてください。
  
 
娘さんのケアは自ずと
孫のケアにつながるのですから。
   
  
無私の精神でお孫さんと娘さんにとって
真に必要で大切なことを
提供してあげてください。
   
 
娘さんが、
母親は自分のニーズの充足よりも、
私と子どものニーズの充足と幸せに
関心があるのだと
心の底から感じられるようになれば、
関係性は自然と改善していくことでしょう。
    
  
同時に、あーちゃんご自身は、
お孫さん以外でも自己充足できる場を
拡充するよう努めてみてください。
    
 
応援しています!
  
        
ーーー
 
 
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0407(大)

FROM 川畑のぶこ

うめちゃん(50代・女性・専業主婦・東京都)
のご相談にお答えします。

【Q】5歳のトイプードルを飼っています。
毎日近くの公園や川沿いへ
散歩に行くのですが、そこでの
犬仲間の人間関係に最近疲れています。

もともとは、同じ時間帯に
すれ違うことが多い飼い主さんたちと
自然と会話をするようになり、

その流れで、数人のグループのようなもの
ができ、なんとなく毎日、同じ場所で
集まって立ち話をするようになりました。

犬を飼っている人ならわかると思いますが、
飼い主同士、世間話はしたり、
犬の名前を教え合ったりはしますが、

飼い主自身の名前やプライベートな情報は
よほど仲良くならない限りは訊かない、
伝えないのが暗黙の了解です。

なので、そのグループも、
互いに深入りはせず適度な距離感で
関わり合っていて、
人付き合いがあまり得意でない私も
無理なく付き合うことができていました。

が、半年ほど前に知り合って、
このグループにも積極的に関わって
くれるようになった一人のママさんが、
徐々に支配的かつ威圧的な言動を
するようになりました。

犬を飼っている年数が
私たちより長くて経験が豊富なのもあり、
いろいろ教えてくれたり、
我が家のワンコのことも細かく気にかけて
くれたりするのはありがたいのですが、

いわゆる「上から目線」な物言いが多く、
すっかりリーダー的な感じです。

最初は、あらら、ちょっと困ったなぁ
と思っていたのですが、そのうち、
それぞれの名前や住んでいる場所などを
訊いてきたり、LINEの交換を求めてきたり
とエスカレート。

LINEもちょっと抵抗がありましたが、
まぁ、ニックネームで使っているし
本名が知れるわけでもないからまぁいいか、
とアカウントを伝えたのが失敗でした。

いつのまにかLINEのグループができ、
毎日の散歩タイムには「今から出ます」
「◯◯公園でね〜!」など、
メッセージが届くようになりました。

未読のままだったり、既読スルーしたり
すると、機嫌を損ねたり、
実際に散歩で会ったときに
嫌味っぽいことを言われたりするので、
面倒だなぁと思いながらも、

当たり障りのない返信をしたり
スタンプを返したりしてやってきました。

家の用事や自身の体調などで、
いつもの時間に行けなかったりすると、
すかさず「うめちゃん、
今日はどうしたの?大丈夫?」と
LINEがきます。

正直「ほっといて!」という気持ち
なのですが、スルーしてしまうと、
また後で何を言われるかわからないので、
仕方なく返信しますが、
最近さすがに疲れてきました。

元からいる他のママさん2人にも
言ってみたところ、
同じように感じているようでした。

あっさりグループを抜けてしまえば
いいのかもしれませんが、
この地域に住んでいる以上、
散歩で会うことは避けられないので、
ギクシャクしてしまうのも嫌だし、と
モヤモヤしつつも、何も変えることが
できず、惰性で日々を過ごしています。

このような人間関係に、
どう対処したらいいか?と
相談するつもりだったのですが、、、

そんな自分は、もしかしたら、
ひとりになってしまうのが怖いのでは?と
これを書いていて、気づきました。

専業主婦で一日中家にいることが
多くて社会的なつながりも乏しく、
犬仲間でのつながりに、
自分の居場所を見つけようとしている
のかもしれないとも思います。

その彼女の圧力はとても嫌ですが、
グループを抜けるという勇気は、
私にはないのです。

現状を変える勇気もなく、
今日もまた同じように同じ場所に
犬を連れて出かけ、当たり障りのない
会話をして帰ってくるのかと思うと、
自分がなんだか情けなくなります。

犬を介さずとも、自分という存在で
自信を持って立っていられるように
なりたいです。

【A】「うんうん…」と頷きながら
見てくださっている方も
いらっしゃるかもしれませんね。

私もトイプードルを飼っています。

確かに、犬の飼い主同士というのは
犬中心で会話をしますので、
飼い主自身のパーソナルな情報は
あまり共有しないですね。

うめちゃんも、その適度な距離感が
心地よかったのに、
それが侵されつつあってストレスだ
と感じていらっしゃるのですね。

他人との境界線のことを
心理学用語で「バウンダリー」と
言いますが、

このバウンダリーを超えない範囲で
自分のパーソナルスペースを守りながら、
付き合えるといいですよね。

そして、うめちゃん自身も
今回この問題に直面したことで
自分自身の課題を見つけたのは
すばらしいことですね!

他人との関係性を育みながらも
自分自身のニーズを満たしていく
ことはとても大切です。

取り組んでいただくとよいことを
いくつかお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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shutterstock_160134842

Q:はじめまして。
近くに住む70代の義母との関係について
アドバイス頂きたくメールしました。

昨年義父が亡くなり義母は一人暮らしです。

まだ義理の父が入院していた頃、
それまでも一部生活費を負担していましたが、
生活費を援助してほしいと言われました。

その場には私たち夫婦と義弟がいましたが、
その時の義母とのやり取りに
怒りと悲しみを感じました。

また私たちの同意を得ないまま
義弟が勝手に援助の金額を決めました。

その後すぐに義父が亡くなり、
葬式の場で夫は義母に
「弟はお金を援助してくれたのに
 あんたは何もしてくれない」
と言われたそうです。

義弟から援助について報告はなかったです。

葬式代は夫が負担し、その後は可能な範囲で
義母に生活費を渡しています。

この一連の出来事で感じた
怒りや悲しみの感情が
しこりのように残っています。

また義実家はモノで溢れており、
義母は掃除が好きではないので
私の感覚からすると汚部屋状態です。

義実家に行く度に
家の状態を見て悲しくなります。

見かねて台所の掃除をしたことも
ありましたが、
義母は汚れていても気にしないようです。

家の片づけもいずれ
やらなければならない日が来るので、
今のうちから少しずつ片づけようと
夫に伝えていますが何も進みません。

義母とは価値観に大幅な相違があり、
どちらが良い悪いではないと
頭では分かっていますが
彼女の言動に苛立ちを感じます。

もっと気にかけなければと思いますが
思いやりのある対応ができません。

夫も用事があるときしか
母親と連絡をとりません。

夫との関係は良好で、大切な夫の母親を
嫌いでいる状態が苦しいです。

よく相手は自分の鏡だと言いますが、
私は義母との関係から何を学び、
どう自分が変わるべきでしょうか?

アドバイス頂けたら幸いです。

【ももきち・40代・女性・サービス業・富山県】
  
   
―――――――――――――――――   
 

A:FROM 川畑のぶこ
  
価値観が合わず
怒りや悲しみを感じるにもかかわらず、
義母にきちんと向き合おうとする
ももきちさんの真摯な姿勢が伝わってきます。

同時にそのような真面目さが
ご自身をすり減らしてしまっていることも…

このような流れの中で、
ももきちさんが夫と愛ある良好な関係を
保てていることは大きな救いで
素晴らしいことです。

夫婦はもともと他人で、
結婚は異文化交流の場ですから、
ましてやその親兄弟となると
もっと距離感が出てくるのは当然です。

相手と自分の価値が異なるときに、
どちらが良い悪いではないことは
ももきちさんも理解しているとのことですが、
苦しみはももきちさんが
その距離を縮めなければと
努力していることにあるように見えます。

ここはひとつ、ももきちさんが
直接お手柄を立てることにこだわらず、
夫に言いたいことを伝えた上で、
夫の家族のことは
夫に任せてみてはいかがでしょうか?

私たちは、家族であっても、
それが夫婦であっても
適度な距離感というのは大切です。

どちらかに合わせて仲良し家族を演じるべく
ベッタリする必要などないのです。

むしろ、私たちは
自分のパーソナルスペース(縄張り)を
侵されたと思うと、不快に感じたり
怒りを感じたりします。

相手が困っておらず、頼まれていないのに
片づけや掃除をしてはいけないのも
このためです。

良かれとしてあげているつもりが
相手のパーソナルスペースを侵して
関係が悪化するだけという
残念な結果になります。

また、無理をすれば
相手に貸しをつくった感覚に陥りますが、
相手はそもそも自ら頼んでいないので
ありがたく思わないかもしれませんし、
借りを返そうという発想に
至らないかもしれません。

すると、そのことに
恨みの念を抱いてしまいます。

お金の援助も無理せず、
もしそのようなゆとりがないのなら、
それを率直に伝えれば良いだけです。

求められたら与えねばならないと
無理をしようとするから怒りが湧きます。

親はあるのにくれないと思っているだけで、
そもそも与えるお金が無いとわかれば
そこまで要求しないかもしれません。

お金の援助ができないのなら、
はっきりできない、
あるいは少額ならできるなら
そのことを伝えてみてください。

心理学用語にバウンダリーと呼ばれる
大切な概念があります。

バウンダリーとは、
心理的、感情的、物理的な境界や限界を
指しますが、人間関係においては、
個人の価値観、感情、
プライバシーを守るための線引きのことです。

好きでもない相手、むしろ嫌いな相手に
好かれようと無理な努力をして
近づこうとするから、
疲れて相手が嫌になりますし
相手もそれを感じとることでしょう。

バウンダリーを設けて無理をしなくなれば、
相手のことを悪く思わなくて済むように
なりますから、
自分自身も相手も守れますし、
ストレスを軽減できます。

大切にしたいから近づくのではなく、
大切にしたいからこそ
適度な距離を置くのだと
考えてみてください。

健全なバウンダリーは
自他を尊重することに繋がり、
むしろ良好な関係に必要なことと
考えてみてください。

私たち人間は好き嫌いがある生き物です。
みんなを好きになるのは
不自然で不可能です。

たとえ夫のことが好きだからと言って、
夫の大切なものまで好きになる必要は
ありませんし、
夫ですら距離をとっているものであれば
なおさらその必要はありません。

分かり合えないことがあってよい。
全てを好きになる必要などない。
すべての人に好意的に思われなくてよい。
家族であっても距離をとってよい。
価値観の合わない姑は嫌いのままでよい。

といった具合に、
執着を手放す潔さを育んでみてください。

みんなに好かれなくてよい。
みんなを好きになれない私で良い。

ももきちさんは
それでも素敵な人なのですから。

    
   
   
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0331(大)

FROM 川畑のぶこ

なおちゃん(60代・女性・パート
(葬儀社ケアカスタマー)・福岡県)
のご相談にお答えします。

【Q】いつも興味深いお話を
ありがとうございます!

現在64歳。パート勤めをしています。
9年前に夫が他界し、未亡人となりました。

以来、大黒柱となり、
現在のパートでがんばっていますが、

今後は体力的なことも考慮して、
日頃から人の相談をよく受けたりするので、
カウンセラーなどの相談業を
ネット環境を通してしたり、
またリアルな相談にものっていきたい
と思っています。

好奇心があり、
学びたい、知りたいという気持ちと、
やりたいという直感にしたがって、
学びたい講座をいろいろと買ってしまいます。
いい歳をして、ある意味「知りたい病」です。

講座を買うのにも、お金がかかるし、
気持ちのコントロールをどうしたらいいか、
悩んでいます。

どんなふうに取り組んでいったらよいか、
よろしければ、ご教示ください。

【A】なおちゃんのエネルギーとパワーを
感じるご相談です。

今64歳で、今後カウンセラーの
相談業をネットでもリアルでも
やってきたいということですが、

今は世界の人とつながって
サービス提供できる時代に
なっていますから、
可能性はいろいろありますね。

好奇心のままに教材を
いろいろ買ってしまってお金もかかる、
どうしよう、ということですが、
これ、すごく素敵な悩みですね。

好奇心があるということ自体が
もう本当に宝だと思います。

学びたいとか知りたいとか
好奇心があるというのは、
人生に張り合い、ときめきを持てる
大事な要素。

なので、なおちゃんの幸福度は
とても高いのではないかなと
想像します。

ただ、それで散在してしまって
経済バランスが崩れて
生活が立ち行かなくなるとしたら
それは問題ですので、

そこはちゃんと自分で予算を決めて
何をどれくらい学ぶかということを
決めていったらいいと思います。

同じく相談業をしている私の
これまでの経験談も交えて
アドバイスをさせていただきますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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0324(大)

FROM 川畑のぶこ

まるこさん(40代・女性・派遣社員)
のご相談にお答えします。

【Q】45歳、独身で実家暮らしです。
母が数年前に他界してからは
父と二人暮らしをしています。

5歳上の姉家族が近所に住んでいますが、
たまに顔を合わせる程度の関係です。

私は新卒の頃、就職氷河期で苦労し、
やっとの思いで入社した会社も
体調を崩して辞めざるを得ませんでした。

その後、派遣社員として働いていますが、
次の契約更新が難しくなりそうで、
今後の生活が不安になってきました。

姉からはずっと「自分の人生しっかり
考えなさいよ」と言われていますが、
何から手をつけていいのか分からず、
気持ちが沈んでいます。

独身で正社員経験も少ない私は、
しっかり者で今も正社員で
バリバリ働く姉からすれば、
頼りない存在でしかないのだと思います。

家では家事を父と分担し、
金銭面で助けてもらいながら
暮らしていますが、

このまま父が亡くなった後の生活を
想像すると、とてもやりきれませんし、
貯金も十分とは言えず、老後の生活が
送れるのかも全く自信がありません。

結婚も難しい年齢になり、
周囲の家庭を持つ同年代と自分を
比べてしまいます。

姉家族は共働きで子どもは3人。
長年変わらずしっかりした生活を
送っている彼女を尊敬する一方で、

「自分は何がいけなかったのか」と
自責の念に駆られることもしばしばです。

この世の中、似たような状況の人は
きっと他にもいるはず。

でも、自分だけが取り残されている
気がしてしまいます。

今さら正社員になるのは現実的に厳しく、
次の契約更新ができなかったら…と
考えると、老後への不安や孤独に
押しつぶされそうです。

前向きになれる考えや、
少しでも前に進むための行動を、
アドバイスいただきたいです。

【A】まるこさんのように、
就職氷河期に就職できなかった人たち、
たくさんいらっしゃいますよね。

こればかりは、自分の実力ではなく
世の中の流れに翻弄されてしまった
世代ということで、
本当に残念なことでしたね。

ただ、じゃあそれで人生全てが
惨めになってしまうかというと
そうではなくて、

人生でのチャレンジ、自分が
何か新しいものを学ぶとか、
知恵をつけていくための試練の
ご縁が与えられたと受け止める
こともできると思うんです。

難なく就職して、そのままずっと
正社員でいたら学べなかったような
ことが学べるかもしれません。

少なくとも、他人の痛みや苦しみを
わかる人になれると思いますし、
その人のことを思いやる力、
共感力というのも育めるでしょう。

そして、これらは私たちが人生で
最も大事にするものの一つだと思います。

ですから、就職とか経済の安定性という
表面的な見方をすれば、
まるこさんは不運だったということに
なるかもしれませんが、

それを踏み台にして得られたことという
視点もぜひ持っていただければと思います。

お姉様との関係性については、
働き方はもちろん人生全般における
価値観、考え方をちょっとシフトして
みることをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

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Mother,And,Daughter,Drink,Tea,At,Home

Q:こんにちは、初めまして。

4月に高校1年になる娘と
小学校6年生になる娘2人を育てている
兼業主婦です。
  
 
最近、親戚関係での不幸や、
年齢を重ねるにあたっての問題に直面し
少し疲れ始めているところです。
    
また、高校1年生になる娘を筆頭に
お金がかかる時期に入ってきたという現実に
直面しています。
   
 
幼稚園教諭を、
結婚出産と環境が変わりながらも
正規やパートと職場を変えてやってきました。
   
子供が何かあった時に対応できるように
してまいりましたが、子供達も大きくなり
そろそろ正規職員にと思っております。
   
 
ただ今のところでは
パートとして8年になりますが、
正規職員を取るとなると
経験年数が20年ということもあり、
  
莫大なお金がかかるということで、
正規職員は難しい、
という答えをいただきました。
  
 
その時私は、
懸命にやってきたことが報われなかったと、
心に穴が開いたような感覚に襲われました。
   
 
私自身、
全てを否定されたような感覚に陥り、
果たしてこの仕事が向いているのか?
と疑問が湧きました。
  
 
それと同時に2年前、
長女が携帯電話を使った出会い系サイトで
トラブルを起こしたことがありました。
   
 
それがきっかけで私は長女に対して
落胆しすぎてしまったのか、
一線を超えたような感覚で
見てしまっています。
   
 
それではいけないと思っていますが、
過剰な心配や過剰なアドバイスをしてしまい、
娘がやらないと怒ったりと、
やめたほうがいいと夫に止められるほどです。
 

「私にばかりやめろ、変えろと言うけど、
 娘には無いのか!」
と、夫にキレてしまいました。
 

なかなか心配する気持ちが取れず、
信頼しきれていない部分が正直ある、
そんな中で親子関係を築いていて、
とても疲れてしまっている自分もいます。

小学校6年生になる娘にも、
お姉ちゃんに対して少しきついんじゃないか
ということを言われたこともあります。

まず私が何か変えなきゃいけないのかな
とは思っていますが、
何をどうしたらいいんでしょうか。

トラブルがあった時も私が見つけ、
私が警察に出向き、
全て一緒に対応してきました。

子供の心のメンタルケアとしても、
福祉センターにも通い詰めました。
   
 
本人はその時、悪いことをしたような感覚は
ないような表情をしていましたので、
残念だったなという気持ちもあります。
 

やりすぎた行動だとは思っていませんが、
それをきっかけに、
私の子供を見る目が変わったのは事実で
子供もそれを理解しているみたいです。
 

私は今後、
どのようにしていけばいいでしょうか。
アドバイスをください。
   
夫に対しても、娘に対しても。
     

【BOB・40代・女性・保育教諭・群馬県】
  
   
―――――――――――――――――   
 

A:FROM 川畑のぶこ
  
人生の過渡期にいらっしゃる
BOBさんなのですね。
   
まず、BOBさんは今の時期、
親戚の不幸や加齢、また40代ということで
更年期も考慮すると、
 
ホルモンバランスの乱れなどから
ストレスに脆弱になる時期である
可能性もあります。
   
すると普段は落ち込まないことでも
落ち込みやすくなったり
イライラするようになることがあります。
 
 
ですので、落ち込みがひどいようであれば、
女性外来を受診するなど、
生理的な問題がないかをまず確認し、
  
更年期の問題があれば
治療することでメンタルが安定することが
充分あり得ますので、受診をお勧めします。
 
 
就職に関しては、
現在勤めている組織の制度が
BOBさんに合致しないからといって、
BOBさんに価値がないということでは
ありません。
  
 
逆に、ボブさんが20年働いたから
存在価値があるということでもないでしょう。
  
 
制度はあくまでもその組織の
経済合理性のためのものであって、
必ずしも個人個人の職能を
正当に評価するものとは限りません。
  
 
今の会社の制度に
BOBさんの条件が合わないのであれば、
条件の合う別の組織を
探すことをお勧めします。
  
 
無論、正規社員の就職が簡単かと言えば
そうではないでしょう。
  
 
ただし、全くないのかと言えば、
やってみないことにはわかりません。
   
  
これまでも結婚や出産などの
環境の変化があっても、
  
正規やパートなどで仕事をしっかりと
こなされてきたBOBさんですから、
しっかり実績は作り上げてきているわけです。
  
 
そこを正当に評価してくれる組織も
世の中にはあるかもしれません。
  
 
ぜひこれをBOBさんの能力を
健全に評価してくれる相手を探すチャンスと
受け止めてみてください。
   
  
たとえ正規雇用がされなくても、
夫と協力しながら養育費や生活費を
バランスをとって稼いでいく事は可能です。
   

経済バランスを取るには具体的に
どれほどの収入が必要なのかを
いちど夫婦で精査してみて、
計画を立ててみてはいかがでしょうか?
   
 
子どもの大学は
奨学金を活用することもできます。
   
 
長女さんとの関係に関しては、
行動の善悪を教えることは
もちろん大切ですが、 
 
なぜ彼女がそのような行動をしたのか、
動機を理解してあげてください。
   
 
思春期になれば自立して
自由に行動してみたくなるのは
自然なことであり健全な成長の顕れです。
   
 
異性と交流をしたいというニーズが
出てくるのも自然です。
  
 
それを健全な形ではなく、
トラブルが発生するような形で
交流してしまったのは何が原因なのか、
   
いったい彼女はどんなニーズを満たしたくて、
そのような行動に至ったのかを
理解してあげて下さい。
   
 
もしかしたら娘さんは、
寂しくて誰かと
つながりたかったのかもしれません。
  
 
もしかしたら娘さんは、
友人たちには彼氏がいるのに
自分にはできなくて
コンプレックスを
持っていたのかもしれません。
   
 
もしかしたら娘さんは、
単に好奇心が旺盛で
刺激が必要だったのかもしれません。
   
 
娘さんがどんなニーズを持っていて、
それらをどのように健全に
満たすことができるのかを
一緒に考えてみてください。
   
 
この時期、娘さんが親のコントロールを
離れて生きようとすること自体は
とても健全ですし、
親も子離れするのも同じです。
   
 
育児の最終目的は自立ですから、
娘さんが自分に自信を持って
自立できるようにサポートしてください。
   
 
そのためにもただ叱るだけではなく、
大切なニーズの健全な満たし方のお手本を
示してあげてください。
   
 
あるいはその大切な課題に
一緒に取り組んであげてください。
   

そのサポートには忍耐強く見守ることも
含まれます。
   
 
長女に対する過剰なコントロールを
夫や次女さんからも指摘されていると
いうことなので、
   
その過剰さがどこから来るのか、
ご自身を振り返る作業も大切だと思います。
   
  
多くの場合、長子には、
とりわけ同じ性別の子には、
自分自身を投影してしまうことがあります。
   
 
自分自身に高い理想を持ちすぎて、
それが満たせず、
フラストレーションが溜まってしまうと、
   
自分の代わりに投影した長女に
自分の思い通りに生きることを
強要してしまうことが度々あります。
    
  
娘さんには娘さんなりの
唯一無二の個性を伴った人生があります。
    
母親と娘は違っていて良いのです。
     
それを受け入れてみてください。

   
そのためにも、BOBさん自身が
BOBさんなりの人生を歩んで良いという、
ご自身への許可が必要かもしれません。
   
 
自分の人生に抑圧が多いと、
相手を抑圧してしまったり、
相手にも自らを抑圧するよう
求めてしまいます。
   
 
調和的な関係を構築したいと望むのであれば、
まずBOBさんご自身が
自分との調和的な関係を築いていくことが
大切になってくることでしょう。
   
  
娘さんにもBOBさんと同様、
人生のもがきがあるということも
理解してあげて下さい。
    

その深い理解をベースに、
何をして良いのか悪いのか、それはなぜか、
なぜそうなってしまったのか、
   
思いやりの気持ちから膝をつき合わせて
話し合ってみてください。
    
   
   
ーーー

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0317(大)

FROM 川畑のぶこ

みーこさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】3歳と1歳の子どもがいる41歳です。
5年前に結婚した2歳下の夫は
1年ほど前にうつ病と診断され、
仕事は休職。
通院しながら自宅療養中です。

もともと責任の重い仕事で、
結婚当初から過労やストレスが
あったのですが、

上の子が生まれた直後あたりから
症状が悪化、見かねた私が
勧めたところしぶしぶ受診し、
うつ病の診断でした。

家では、体調が悪いときは
一日中寝ていますし、
食事や着替え、入浴など
身の回りのこともままならない
ことも多く、

自暴自棄になり
「生きていても意味がない」
などと言うこともあります。

調子が良いときは
比較的落ち着いていて、
好きなYouTubeを見たり、
時々買い物に行ったりもしています。

でも、まだまだ仕事への復帰は
無理だと本人は言います。

健常者と変わりなく
ふるまったり出かけたりする様子
を見ると、どうしても
「もう大丈夫なんじゃないの?」
と思ってしまいますが、

そうするとまた落ち込んで
低空飛行の日々が続いたりして、
アップダウンが激しく、

これはなかなか時間のかかる
病気なのだなぁと実感します。

私はもともとはフルタイム勤務の
会社員ですが、今は育児時短勤務中。

毎朝9時に2人の子を保育園へ送り、
出社、10時から4時まで働いて、
5時に子どもを迎えに行って
帰宅します。

当然ですが、その後、
夕飯、風呂、寝かしつけ、、、と続き、
夫の協力はあてにできないので、
ほぼ一人で全てをこなす毎日です。

正直、辛くて泣きたくなることも
ありますが、
夫はもっと辛いんだと思い直し、
この1年がんばってきました。

ただ最近、疲弊してきているのか、
感情のコントロールが
難しくなってきました。

仕事は好きですし職場環境もよいので、
会社にいる時間は正直、ホッとします。
病人や幼児のいる家に帰りたくない
とさえ思ってしまいます。

それでも会社を出て、
保育園へ迎えに行き、
「第2ラウンド」が待っている自宅へ
帰ると、、、

つい先日は、ソファに寝そべりながら
テレビを見て大笑いしている夫の姿。

怒りにも似た感情が込み上げて、
キレそうになりました。
実際に、キレて夫にきつい言葉を
投げてしまったことも、
これまで何度もあります。

無邪気な子どもたちが
「アニメを見たいから、
パパ、チャンネル変えてもいい?」
と訊くと、

「ダメに決まってんだろ!
うるせぇな!あっち行ってろ!」
と頭ごなしに怒鳴ったときには、
「離婚」の2文字が頭をよぎりました。

じっさいに、
私の感情が高ぶった流れで
離婚の話をしてしまったことも
ありますが、

夫は途端に弱気になり、
さめざめと泣きました。
「見捨てないでくれ」と言われました。

そんなことが時々あり、それを見ると、
私が子どもを連れて出て行けば
この人の面倒は誰が見るのか、

精神的にも経済的にも私に
依存しているこの人を捨てるなんて、、、
と罪悪感があふれてきて、

結局行動には移せず、
なんとか思いとどまって、
その日をやり過ごすといったことの
繰り返しです。

でも、このままではいつか
限界がくるのはわかっていますし、
何より子ども達のためによくないはず。

あれもこれもで、
頭の中が混乱しています。
今の私は何を最優先に考え、
行動すればよいのでしょうか。

【A】がんばり屋さんのみーこさんに
まずは大拍手です。

お子さん達、小学生や中学生なら
自分の身の回りのことは
もう本人達でできるでしょうが、

3歳と1歳といったら
いちばん手がかかる時期ですよね。

そんなときに本当によくがんばって
いらっしゃると思います。脱帽です。

ご自身でできることを最大限やって
いらっしゃるので、罪悪感は不要です。

普通の感覚を持っている人であれば
感情を抑えきれなくなるのも当然。

それを無理に抑圧しようとすると
みーこさん自身が壊れてしまいますから、
今自分が持っている感情は当然のことだ
と受け入れてください。

良妻賢母、夫のケアもして
子どもの世話もして、、、と
すべてを自分一人でがんばらなければ
いけないという考えは手放して、

ぜひ「Me First(ミーファースト)」で
みーこさん自身を最優先に
進めていきましょう。

ご主人の病気のケア、復職への
サポートの仕方については、
ぜひ「考え方のシフト」をして
いただきたいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Portrait,Of,Senior,Woman,Leaning,Against,Door,At,Home,And

Q:両親が亡くなりました。
今は夫と2人暮らしです。

私はひとりっ子で子供も居ないので、
家族は夫だけです。

60代になって、高齢者になったところで、
家族が誰も居なくなってしまったら
どうしようかと思うと、落ち込みで、
何も考えられなくなっています。

両親のモノも、
断捨離をしなければならないのですが、
捨てるという気持ちが全然出せません。

自分の家のモノも、捨てるのに
抵抗がある気分になってしまってきていて、

夫はどんどん捨てるけど、
私が一人で片づけなければいけない状態に
なってしまったらどうしようかと、

考えるというより、悲しくなるだけの日々に
なってしまっています。

どうしたら、いいでしょうか?

【しっぽ・60代・女性・ハーブインストラクター】
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
孤独感はもっとも私たちを蝕む感情です。

私たちは年齢を重ねるごとに
身近な者たちの死を体験することも増えるわけですが、

両親を失うことは大きな喪失感をともなうもので、
その絆が深いほどに
寂しさや悲しさから回復するのに
時間を要することでしょう。

まず、両親をなくした直後に
不安になったり落ち込んだりするのは
誰にでもあることです。

またそのような抑うつ状態にあるときには
行動を起こす気力が湧かないのも当然ですから、
焦って遺品整理をしようとする必要もありません。

きちんと喪に服したのちに手を付けることは大切ですし、
喪に服す期間は人と比べるものではありませんから、
どうかしっぽさんに必要な時間をかけてください。

万一遺品整理に期限があるのなら、
捨てるのが得意な夫に依頼して
助けてもらうのもひとつです。

もし、しっぽさんが喪に服して
すでに数年が経過しているけれど
両親の遺品を断捨離できない、
ということでしたら、

ご両親とのつながりが消え去ることを恐れて、
彼らのモノへの執着が出ている可能性があります。

もししっぽさんがご両親に手を合わせたり
語りかけたりすることがあるのなら、

たとえこの人生で再び肉体をもって
関わることはできなくても、
心やたましいでのつながりがあることを思い出し、

そのつながりが強くなることを
イメージしてみてください。

ご両親との思い出も、モノの中にではなく、
しっぽさんの心の中にしまっておけることも
思い出してください。

同時に、家族だけのつながりに依存せず、
友情やさまざまなご縁を大切に、

心の通わすことのできる人間関係を育んで、
コミュニティーの中へ入る努力を
することをおすすめします。

もちろん、ご自身がコミュニティーを
つくることも可能です。

しっぽさんが趣味にしていることや
関心のあることがあれば、
そこからネットワークを
構築することもできますね。

そのようなご縁の中では、ときに、
親兄弟姉妹よりも深いつながりを
育めることだってあります。

私たちはつながりの中で生きて生かされています。

モノを手放すまえに
古くなった思考の枠組みを手放して、

自分も全体やみんなの中の一部だ、
ということが感じられるようになれば、
物質にしがみつかなくても
すむようになる日が訪れることでしょう。

どうか十分に喪に服し、
見えないご両親とのつながりを大切にして、
しっぽさんの内に向いている心を外に開いて
新しい可能性を探求してみてください。

応援しています。
 
   

ーーー

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0310(大)

FROM 川畑のぶこ

みずほさん(40代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】58歳、バツイチ、会社員です。
もういい年です。

これまでの人生ずっと、
見た目にコンプレックスを持って
生きてきました。

20代・30代の頃は、
男性とお付き合いをしたことも
ありませんでした。

40歳になるギリギリ手前で
結婚相談所に入り、
そこで相手を見つけて結婚しましたが、
5年で離婚しました。

理由は互いに、いわゆる
「性格の不一致」を感じたからなのですが、
もしかしたら元夫側の理由としては、
私の見た目などもあるのでは?
という思いがずっと消えません。

確認はしていないので
本当のことはわかりませんが。

今でも、例えば
スーパーやコンビニのレジ係が男性なら
その列に並ぶのは避けてしまいます。

小学生の頃から「ブス、ブタ」と言われ、
それ以降もことあるごとに、

男性というのは、
相手が美人かブスかで対応が違うこと、
私は歓迎されていないんだと
思ったことが何度もあるからです。

女友達はそこそこ多く、私のことは
認めてもらえてると感じています。

なので、人生それだけで十分じゃないか
と思えればいいのですが、

世の中に男女両方存在する以上、
どうしても男性の視線も気になってしまいます。

男女問わず、多くの人がいる場に
出ることには引け目を感じます。

若い娘が悩むのならまだしも、
この歳になって見た目がどう、とか
気にしてしまうのは子どもっぽいよな
と思うものの、
どうしても消し去ることができません。

ただの自意識過剰なのでしょうか? 
本当の自分を生きていない証拠でしょうか?

いい加減、この悩みと決別して、
この先の人生をもっと豊かにしたいです。

どのような心持ちで
生きていけばよいでしょうか? 

習慣化するとよいことなども
あれば教えていただきたいです。

【A】はじめまして。
私は、高校卒業後すぐに結婚し、
成人した子どもがいる40代です。

若かった私は、必死で主婦と子育てをし、
子どもが独立した今、自分が世間知らずで
一人では生きられない状態にあることに
ふと気がつきました。

夫とはずっと仮面夫婦で
離婚したいと考えているのですが、

結婚してからずっと専業主婦の私は
何もかも夫任せで何もできないまま
こんな年になっていて、

いったい何から準備をしたらいいのか
わからず、困っています。

働こうにも、親の介護もあり外に出られない。
かと言って、
家を出るためのお金の余裕もない。
相談できるような友達もいない。

この先が不安でたまりません。
 
お金をかけずに、いろいろな事を
教えてくれるような、相談ができる場所は
あるのでしょうか。無知ですみません。

何かいい方法があれば
アドバイスをいただきたいです。

【A】高校卒業後ご結婚されて、成人された
お子さんがいらっしゃるとのことで、
みずほさん、ものすごい大きなお仕事を
成し遂げられましたね。

ご自身では、私は何もできない、
全部夫任せなんておっしゃっていますが、
専業主婦を卑下してはいけません。

専業主婦でやってきたことを
どうか誇りに思ってください。

いわゆる企業に勤めるというようなことは
されてこなかったのかもしれませんが、
家事や育児は
きちんとやってきたわけですよね。

そして、お子さんが立派に成人された
わけですから、もうこれは本当に素晴らしい
1つの人生プロジェクト、お仕事を
成し遂げていらっしゃいます。

主婦業や育児に、仮に「課金」したならば、
それを仕事として誰かに頼んだならば、
ものすごい収入になるはずなんです。

なので、専業主婦という仕事に
まずは誇りを持っていただきたい
ということ。

そして、この先、もし社会に出て働いて
みたいという気持ちがあるのなら、
そのチャンスはたくさんあります。

人生100年時代の、まだ40代!
どうぞ希望と自信を持って進んでください。

どのように動き始めたらよいのか、
具体的な方法も
アドバイスさせていただきますね。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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