執筆者

Upset,Woman,And,Man,Talking,In,Cafe,About,Problem,In

Q:川畑先生のメッセージには共感することも多く、
他の方の相談にも励まされています。

主人が双極性障がい(断定はされていないが
恐らくⅡ型)で、現在休職中です。

元々は鬱病と診断されていましたが、
10年以上経って診断名が変わりました。

出会った当初はとても優しい良い人で
「これ程良い人は今まで見たことがない」
と人柄に惹かれて結婚しました。

ところが子どもが生まれてしばらくした頃から
パチンコ依存が始まり、借金を重ね、
底を打って会社を退職に追い込まれました。

当時は、小さな子どもを抱え
私も非常に苦しみましたが、主人も反省し、
転職して、精神科にもつながり、
通院しながら小康状態が続いていました。

ですが、昨年、仕事上の過労が続いたことで、
「躁」状態が明らかになった次第です。

その後しばらくして抑鬱状態となり、
少し回復したものの現在も鬱傾向が続いています。

今も優しいところは変わらないのですが、
病気のせいで溌剌とした明るさは失われ、
イライラしていることもあります。

主人は優しく和を重んじ、
つい我慢を重ねてしまう人なので、
責めたり悪く思ったりしたくはないのですが
私も辛いです。

病気のせいだと分かっていますが、
生活リズムを整えたり、
少しずつ身体を動かしたりなど
良くなるためにできることを少しずつ
行動に移して欲しいのですが、
ただ時間が過ぎるだけで
もどかしく感じてしまいます。

私の思考もぐるぐると彷徨い、
前向きに頑張ろうと思える時もあるのですが
「なぜこの人と結婚した」
「あの時、別の人を選んでいれば」など、
考えても仕方ないことに
思考を奪われることも少なくありません。

今後どう考えていけば良いか、
私には何ができるのか、気づきとなる
メッセージをいただけますと幸いです。

【ちーと・50代・女性・パート】

   
―――――――――――――――――

  
A:FROM 川畑のぶこ
   
双極性障害は家族が振り回されてしまうことが多く、
ちーとさんのご苦労が伺われます。

そのような中で、長年ご主人の精神障害に
寄り添おうとするちーとさんの努力に
ご主人も救われていることと思います。

双極性障害は過去には躁うつ病と呼ばれ、
ハイになる躁状態と落ち込むうつ状態が繰り返される
精神障害で、性格に問題があるのではなく、
脳の異常によるものです。

誰が見ても異常と気づけるほどに
極端にハイテンションになるI型と異なり、
II型は躁状態のときが単に元気な人と
変わり映えしない軽躁のため、

周囲も本人もそれが躁状態と気づきにくく、
うつ状態のときだけがクローズアップされて
長年うつ病の診断がくだされていることは
よくあることです。

その間、医師が変わってしまうと、
なかなか気づかれにくく、
うつの治療が継続することも多いと思います。

治療がされずに悪化していくと、
ご主人のパターンのように、
躁状態のときにギャンブルや大きな買い物に
お金を浪費して
経済バランスや社会的なバランスを
崩してしまうことがあります。

双極性障害には薬物療法が効きますが、
うつの治療と双極性障害の
薬物療法は異なるので、
ご主人本人もうつの治療をしてきているのに
治らずに長年苦しい思いをされたことと思います。

昨年双極性障害の診断が下ったとのことで、
治療が奏功して落ち着いてくることを願っております。

そのような中で、ちーとさんにできることとして、
まず家族会などに参加することをおすすめいたします。

現状、どうしても、家庭内の空気が煮詰まって
苦しくなってきてしまうと思いますが、

同じ課題を持っている第三者と気持ちを
グループの中でシェアしたり
情報交換をしたりすることで、
煮詰まった心に風穴が開くことがあります。

「自分だけではない」という
見えない絆を感じられることで、
前進する力が湧いてくることもあります。

そして、ちーとさん自身が
自分の時間をとることも大切です。

家族に手がかかる状態の人がいると、
どうしても自分のことは棚上げして
相手を優先してしまいがちですが、

現状、ちーとさんも第二の患者のようなものですから、
セルフケアを大切にしてください。

ちーとさんのエネルギーが枯渇してしまうと
ご主人もろともに家庭が沈んでしまいます。
それは避けなければなりません。

ご主人の状態が悪化して
手に負えない状態になってしまったのなら、
入院を検討することも大切かもしれません。

それは決して薄情なことではなく、
家庭が沈まないための善処です。

家族と適度な距離を保つことで
サポーターがエネルギーを
セーブできることもあります。

夫が苦しんでいるときに自分だけ
くつろいだり楽しんだりしてよいのかと
罪悪感が湧いてくるかもしれませんが、

そういうときだからこそ、ちーとさんが充電して
サポートのエネルギーを培う必要があります。

ご主人は優しくていい人なんだから
我慢しようという姿勢ではなく、
自分自身に対して優しくなってください。

すると、ご主人に対しても
自然と優しい気持ちになれるかもしれません。

ご主人は抑圧的になってしまうことが多いので、
その反動で爆発してしまうこともあるかと思いますが、

そこまで気持ちを抑圧しなくても
あなたを受け入れる人はいるよ
というメッセージが伝わる関わり合いを
構築するよう心がけてみてください。

良質なサポートのために、
サポーターのセルフケアは欠かせません。

その上で、このことが起こっていることの意味
というのもぜひ探求してみてください。

すなわち、この出来事から
なにか学べるものはあるだろうか?という視点です。

そのことでちーとさんもご主人も成長できるのであれば
それは価値のあることかもしれません。

もちろん、ときとして、家族にとっては
このような状況がオーバーキャパで消耗が激しいため、
患者さんに対してNOということが課題のこともあるでしょう。

すべてを背負い込む必要はありませんし、
これまでの努力をきちんとご自身で称えてあげてください。

セルフケアにきちんと取り組んだうえで、
最後はちーとさんの心の底の声に従って
人生の舵取りをしてみてください。

応援しています!
    
         
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、レモンさん(60代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】91歳になる義母と69歳になる年金暮らしの夫と、
3人で住んでいます。

義母は要介護3の認知症で車椅子です。

私は、義母が痰をいつもゴロゴロさせて
ペッと吐くのがとても嫌です。

お皿や洗濯機の中に吐かれたこともあり、
いくら言っても、認知症なので
忘れて同じことを繰り返します。

おとなしい人ですが、痰や唾を吐き続ける行為を見ると
嫌悪感でいっぱいになります。

週に3日ショートステイに行くと本当にほっとします。

夫は自宅介護にこだわり、身体介護は夫がやっています。
私はできるだけ義母と顔を合わせない、
見ないように過ごしています。

この家は義母の家なので、
私が出ていくことも考えましたが、

もう64歳の私が今から出て行くのもしんどいし、
夫との間にもますます亀裂が入るのでは?と思うと、
この家に住むしかないのかなぁと思います。

義母が早く死ねば良いのにとLINEを友達に送ったときに、
誤送信で夫に送信してしまい、
私がお酒を飲んでいたからだと激怒して、以来、
夫はお酒を憎むようになりました。

今ではお酒は一人で少量を飲みますが、
夫の前では飲めません。

義母が家にいるときは、私は2階で一人で食事をとります。

目の前で食べ物を吐き出し、痰をゴロゴロさせたり
唾を吐いたりするのを見ると、
とても一緒に食事はできません。

夫は平気なようで、母に対する愛情が
異常に強い人だと私には思えます。

もともとは義母の家ではありますが、
私が住む家でもあります。
自分の家に、自分の居場所が欲しいです。

【A】レモンさん、本当によく頑張って
お義母様のサポートをしていらっしゃいますね。

私たちは高齢になると
できないことが増えてきますね。

「生老病死」という仏教の言葉があります。

生まれてくること、老いること、病むこと、死ぬことは、
私たち誰もが免れないこと、
全員がそれを体験するようになっていますが、

それらにどうやってしなやかに向き合っていくか、
あるいは乗り越えていくかということが、
私たちが人生で問われている
1つの課題ではないかなと思います。

人間がいつも理性的で健康的で
健全な生き方ができれば
それにこしたことはありません。

健全でミスがなくて、自分のことは
自分でできて、頭脳も明晰で、、、。

それが私たちが望むものだし目指すもの、
チャレンジするものであるのはいいのですが、
それが当たり前だと思うと、苦しみが訪れます。

そして、その苦しみを回避するには、
執着を手放すということが大切になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:現在息子は、一人立ちをして、仕事を変え、
東京で1人暮らしをしています。
 
ただ、大学生時代の奨学金や家賃が未納になり、
20万円の援助を1回しました。
 
そして再び、
3ヶ月分の奨学金の未納のハガキが届きました。 
これから、このような状態が続くのかと予想がつきます。

大学生時代は、全くお金の援助をしなかったので、
これから援助をした方が良いのかとも考えますが、
我が家もそんなに裕福ではありません。
 
夫の仕事も収入が減り、
私も働いて何とか生活ができています。
 
私と夫が出来ることはなんでしょうか?
お金の援助をした方が良いのでしょうか?
  
お金の援助をするとダメな人になるのではないか
と心配になります。
 
アドバイスをお願いします。
   
【チイカワ・50代・女性・介護福祉士】
  
       
―――――――――――――――――
  
     
A:FROM 川畑のぶこ
       
息子さんが自立したと思いきや、
経済バランスを崩している様子で心配なのですね。
 
親としては援助したいという思いがある一方で、
自立心を阻み依存しないか不安なことと思います。
  
まずチイカワさんやご主人ができることは、
息子さんの状況を正確に把握するということです。
  
贅沢をするなど分不相応な生活をしているがために
バランスを崩しているなら
厳しく正す必要があるでしょう。
   
ギャンブルや買い物依存で
お金を使い込んでしまっている場合、
経済的援助は依存を助長するので
必要なのは依存症のための治療です。
  
一方で、息子さんは仕事を変えたということですので、
もし、前職で真面目に取り組んでいたにも関わらず
ままならないことがあり、メンタルを病んでしまい、
収入が得られていないのなら、
必要なのは批判ではなく
治療と思いやりからの援助となります。
  
もし、息子さんがそれまでは問題なく
自立心を持って人生に取り組み、
親もそのような自分へのイメージを抱いているだろうから
それを壊して心配かけたくないという思いがあるなら、
なかなか相談に乗れず、いたずらに時が過ぎてしまった
ということも考えられます。
     
うつになった場合、
これまで明確に思考や判断や行動ができた人も、
それらができなくなることがありますので配慮が必要です。
   
その場合、息子さんが悩みを吐露しやすい空気をつくり、
相談に乗ってあげることが大切になってきます。
 
このように、ただ経済的援助をするか否かの
白黒判断以前に、状況把握を丁寧に行い
状況に即した対応が必要となります。
 
一度息子さんと親子三人で話し合いの機会をもち、
  
1)奨学金の滞納の通知がきていること
2)これまでこのようなことはなかったので
  体調などに異変があるのではないかと心配していること
3)困っているのなら、お金の援助だけでなく、
  より根本的な原因を解決をして
  あなたが健康的に暮らせるように助けたいと思っていること
 
を穏やかに伝えてみてください。
  
忍耐・根性論が世代間連鎖している場合、
メンタルの不調イコール敗北と
不健全に捉えてしまう人もいますので、
 
その辺が気になる場合は、
決して敗北ではなく、誰にでも起こりうることで
自分たちにもその可能性はいつでもあると
ノーマライズ(一般化)して話をするのも
有効かと思います。
 
そのうえで、「一緒に取り組んでいこう」と
「あなたは一人ではない」というメッセージを伝えてください。
 
そのうえで息子さんの反応や対応を見て、
あとは親の直感を駆使して対応してみてください。
 
この試練がチイカワさんご家族の
学びの機会となることを祈っております。
 
    
         
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、チョコレートさん(50代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】息子が、過食嘔吐5年目です。
スポーツのための体重調整をきっかけに
吐くようになりました。

今は好きなだけ食べて体型をキープしたいから、
治療するつもりはないそうです。

クレジットカードを数枚作り、払えなくなり、
債務整理をしたそうですが、
私のカードも盗んで携帯に登録して使っていました。

リボ払い分は毎月の給料から返金してくれますが、
このままでいいとは思えません。

夫はスポーツを本気で頑張っていた
息子を「金に糸目はつけない。
何でもやらせてやるから、結果を出せ。
優勝以外は意味がない」と、厳しく応援してきました。

夏のことです。
息子と夫がエアコンのことで殴り合いをしました。

エアコンをつけたい息子と
夏は暑いものだとつけたくない夫。

リモコンを隠していて、
「つけたければ、つけさせてくださいと言えばいいだろうが、
何だその言い方は」と言う夫。

どちらも顔から血が出ました。
止めに入った私も打撲。

私はエアコンをつけなければ倒れそうな暑さだったので、
息子の味方をしました。

その時息子が
「昔から何でもかんでも暴力で支配しやがって、
もうテメェなんかには負けねえんだよ。
あー?やるか?ぶち殺してやる」
と言うようなことを言っていたので、

「あなたが小さい頃パパは殴ったことないよ。
小4の時にテレビのリモコンの取り合いで
あなたを突き飛ばしたから、ママがすごく怒ったし、

ママもパパもぶたれて育ったけど、
ママはそういう子育てはしたくなかったから、
パパにさせなかった。

パパはママよりあなたに甘くて、
水族館や動物園もパパ一人で連れて行ったし、
ゲームも中古ならいいだろうとプレゼントしてたよ。

少し記憶が変わってしまってるんじゃないかな? 

スポーツやってた時も殴ったりはしてない。
厳しくて、本当に申し訳ないことをしたと思うけど、
本気で応援していたよ。」

などと話したら、少し変な顔をしていました。

息子は私たちを恨んで恨んで、摂食障害になったのです。

警察に突き出し、無理矢理精神病院に入れたとしても、
治らないと思います。

寄り添ってあげたいのです。
でもお金が足りません。

夫は副業もして休みなく働いていますが、
転職を15回ほど繰り返していたので
一般的な50代の給料の半分にもいかない本業です。

私はフルパートです。
今さら正社員の仕事も見つかりません。

今までの蓄積で、息子だけでなく
私たち夫婦も借金だらけです。

何から、どこから手をつけていいかわからないです。

病院に行かない息子を治す手立てはないのでしょうか。
追い詰められています。

【A】切実なご相談ですね。

息子さんの病気と、それを取り巻く家庭環境、
これはどちらが先という問題ではなさそうです。

摂食障害を、病院で薬をもらって
治せばいいだろうというレベルの話ではなく、

病気の原因と病気になった意味、
その両方を見ていく必要があるように思います。

「病気の意味」というのは、
心理療法の現場では「病気の恩恵」と呼んだりもします。

病気になることによって彼は
いったい何を得ようとしているのか、
どのような変化を起こしたいのか。
 
それが、病気になったことの意味です。

息子さんの場合、一つは、
家族の注意が得られるということがあると思うのですね。

私も以前、接触障害の人が多く通院する病院に
勤務していたことがありますが、
患者さんの多くには、
セルフイメージが崩れてしまっているという問題があります。

そのままの自分の状態を受け入れられないという問題を
抱えているわけです。

息子さんも、自分が自分のままではいけないという思いが、
どこかにおありかもしれません。

スポーツで体重コントロールをしなければいけないという
引き金があって、そこから、自分が自分でない人間になろうと、
徹底的な努力をしてしまったのかもしれません。

あるいは、お父様がかなり厳しくしていらっしゃるようですので、
「お前はそのままではいけない」という暗示が
刷り込まれてしまっているのかもしれません。
 
いくつかの角度から見ていく必要がありますね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

2024年
あけましておめでとうございます。

皆さんは新しい年をどのように
お迎えになりましたか。

今日は、新年にふさわしい一冊の本をご紹介して、
新年のご挨拶に代えさせていただきたいと思います。

私には、困難に直面したりモヤモヤしたりした時に、
いつも手に取って心を落ち着かせている、
バイブルのような本が何冊かあります。

その中でも、私がいつも勇気づけられている
『心の扉を開く』という本をご紹介します。

著者のアイリーン・キャディさんという方は、
スコットランドのフィンドホーンという
スピリチュアルなコミュニティをご夫婦で創った方です。

彼女自らが内なる英知や神からのガイダンスを
受け取るようになったことから、
そのメッセージを本にして人々に届けるようになったとのこと。
今では世界20ヵ国以上で翻訳され、ベストセラーとなっています。

私は時々、この本を開いて
その日にぴったりのメッセージを見つけ、
その言葉によって心を癒されたり、
気づきが得られたりしています。

今日は1月1日なので、その部分のメッセージを
ご紹介させていただきますね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ななさん(40代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】お子さんたちのこと、そしてご自身のことにも
すごく真面目に向き合っていらっしゃる
ななさんの様子が伝わってきますね。

高校生の頃から生きづらさを感じて
その後うつ病になったこともあったとのこと、
ななさん自身、少し自己批判が強すぎるのかな
と思いました。

もちろん、私たちは社会的な動物ですから、
人生を歩む上で、自分自身を振り返って、
時として自己批判的な姿勢になることはあります。

自分に至らなかったことがなかったかなとか、
改善することがないかなと、
反省するのはいいことです。

でもこれが「自己批判」ではなく
「自己否定」になってしまうと、
辛い人生になってしまいますね。

ななさん自身、お子さんとの関わりに関して、
子どもそのものというよりも
自分自身の受け止め方に問題があって、
不安になってしまうということにお気づきなので、

まずはご自身のことをケアしてあげる
というのはとても大事になります。

自分自身のケア、セルフケアがきちんと
できるようになると、相手のケアは
自然とできるようになってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:はじめまして。
いつも皆さんのご相談の先生のお答えに、
自分の心が前向きに明るくなり
助けられています。ありがとうございます。

今日は友人についてアドバイスを頂きたく
お手紙させていただきました。

夫と中1娘、小3息子の4人で暮らしている友人ですが、
2年ほど前から夫にモラハラのような態度を取られていて、
最近は娘も結託してしまい、
ひどく傷付く程の発言をされていると言います。

月日を追うごとにひどくなっているようで、
最近は通院して薬を飲むようになったそうです。

最近は彼女は泣きながら話すようになりました。
パート先でもきつい言い方をされて辛いそうです。

経済的には困っている様子がないので、
無理に仕事をしなくてもよいのでは?と言うと、

以前数ヶ月専業主婦だった時に、
夫に「家で何もせず何やってるんだ」のような事を
きつく言われ責められたそうで、
家にいられないとのことです。

彼女はとても真面目で一生懸命で信頼できる人です。

ただ、全てにおいて気を遣い過ぎているような人で
丁寧すぎて、逆にそこが職場などで
先輩達からきつく言われやすいのだと思います。

旦那さんと娘からもひどい態度を取られ、
心が安心できる時がないと思うと本当に気の毒です。
どうにか特に家族との関係が健やかになってほしいです。

今日再び彼女の状況を聞いて、
私は川畑先生が心に浮かびました。
彼女はどういうマインドでどう行動したら良いのでしょうか?

どうかアドバイスをよろしくお願い致します。

【銀河鉄道の夜・40代・女性・主婦】

   
―――――――――――――――――

  
A:FROM 川畑のぶこ
   
友人思いの銀河鉄道の夜さんの思いが伝わってきます。

相手が家族を含む別な誰かとの間に問題を抱えているとき、
銀河鉄道の夜さんはその中に入って介入できるわけでは
ありませんから出来ることというのは限られてきます。

ただし、それは大きい役割です。

ひとつに、ご友人の話に親身に耳を傾け、
共感し寄り添うことです。

これだけでもご友人にとって
大きな癒しとなっていることと思います。

また、銀河鉄道の夜さんが
ご友人の家族にインパクトを与えられなくても、
銀河鉄道の夜さんと彼女との間に
違いを作ることはできます。

それが巡り巡ってご友人とご家族との関係に違いを作る
可能性は十分にあり得ます。
勇気づけや力づけはそれにあたり得るでしょう。

彼女はどういうマインドで行動すれば良いかと、
銀河鉄道の夜さんが彼女の代わりに悩むのではなく、
彼女との関係性において
銀河鉄道の夜さんが何ができるかと考えてみてください。

ご友人が家族とは無理でも、言いたいことを言って良い関係を
銀河鉄道の夜さんとの間で構築することはできます。

その率直な関係がリハーサルとなって、
本番とも言えるご友人とご家族との間に
何倍かのインパクトを与え、違いを起こすことは可能です。

ご友人は平均的な人であれば耐えられないであろう
理不尽な対応に長い間耐えてきているわけですから、
かなりの強さをもち備えているといえます。

忍耐する強さを、毅然と主張する強さにシフトさせることが
できれば、好ましい変化に繋がるでしょう。

ご友人が無理や我慢をしなくても受け入れられる関係を
銀河鉄道の夜さんとの間で構築することで、
「自分は自分であって良い」
と思える場ができることはとても貴重です。
この関係も家族との関係のモデルになるからです。

彼女が家庭でどのように居場所を作れるかの前に、
あなたとの関係にどのように居場所を作れるか
ということに取り組んでみてください。

同時に彼女の課題を抱え込みすぎず、
彼女には彼女なりの人生の試練と学びがあることも
信頼してください。

本人はまだ気づいていなくとも、
人生に抱える問題はその人の潜在的な器の大きさでも
あると信頼してみることです。

問題が大きいほどに、人生のチャレンジに果敢に挑む
勇ましい魂なのだと受け止めて、リスペクトの念とともに
一呼吸おいてみることをお勧めします。

ぜひケア(敬意+愛情)の精神で
ご友人と向き合ってみてください。
   
        
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ミケさん(50代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】大学1年生の娘が、入学後
2ヵ月で学校へ行かなくなりました。

高校1年生の時、入学で環境が変わったことと
コロナ禍が重なり、うつになり、不登校に。

そして全日制から通信の高校へ転校しました。

進学はしたいと言うので、
先生のサポートもあり、私もできる限りの協力をして、
何とか合格、卒業、そして大学へ進学することができました。
これからまたやり直せると、その時は思っていました。

最初の2ヵ月は、勉強は大変だけど、友達もでき、
忙しいなりに充実した学生生活を送っているように
見えたのですが、6月に入り、急に行かなくなりました。

思い起こせば、“推し”のライブに行ったあたりから
様子が変わりました。

朝も起きず、頭が痛い、お腹が痛い、吐きそうなどと言い、
最初はPDSや気圧病だろうから、
落ち着いたらまた通うだろうと思っていたのですが、
何日たっても行く気配がありません。

強く言うとすぐに辞めると言うので、
無言のプレッシャーを与えていましたが、
平気な顔をしていました。

少し機嫌がいい時にどうしたの?と訊くと、
ライブが終わって目標がなくなったら、
気力もなくなったと言うのです。
自分の人生、何だと思っているのか…。

そんな感じで1週間経ち、1ヵ月経ち、
結局、6月以降もうずっと行っていません。
訊いても、行くからと言うわりには、全く行く気配もなく…。

無理に辞めさせるわけにもいきませんが、
学費のこともあるので、
これから先どうしたらいいのか悩んでいます。

せっかく入った大学なので、
卒業だけはして欲しいとも思いますが、
どうすれば行ってくれるのかわかりません。

【A】ミケさんの親心溢れるご相談ですね。

娘さん、高校生の時も入学したての頃に、
環境が変わったのと同時に
コロナ禍が重なってということで、

いわゆる適応障害でしょうか、
環境にうまく適用できず、不登校になったり、
社会人でも出社できなくなったりということがあります。

5月病なんてよく言いますが、
これは必ず5月というわけではなく、

新しい環境に入って1〜2ヵ月、
または数ヵ月して体調が悪くなって、
鬱々として、なかなか起きられなくなってしまう
というようなことは、あることなんですよね。

また、娘さんのパーソナリティとして、割と繊細で、
そういった環境の変化が苦手かもしれませんね。

ただ、高校時代は通信制に変更したら
ちゃんと卒業できたし大学にも合格したとのこと、
すなわち学力はあるわけですよね。

そういった背景と娘さんの個性がうまく折り合う方法を
ぜひ今の大学生活でも模索していただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:個人事業を始めて10年+α、
今、何をしたいかが見えなくなっています。

いろんな方の意見を聞きすぎて
迷っているような気もしています。

アドバイスいただけたら嬉しいです。

【粋香・50代・女性・自営】

  
       
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
   
個人事業を10年以上されているのは
素晴らしいことですね。

今粋香さんが何をしたいかが
見えなくなっているとのことですが、

これは、粋香さんがさらなる成長や発展を遂げるための
次の段階に差しかかっていることを
意味するのではないでしょうか。

過去10年は決して無駄だったのではなく、
すべて次の段階のために
必要なステップだったことでしょう。

私たちは、ひとつのステップをクリアすると
そこで満足するのではなく、
さらに次のステップへと進みたくなるものです。

とはいえ、変化に抵抗があるのもまた人間の性ですから、
そのような時に悩むのは当然のことでしょう。

慣れ親しんだ(時として生ぬるい?)池から飛び出すのは
不安が伴うものです。

これまで保ってきた生活の均衡が崩れるリスクが伴いますし、
決断を誤って大きな損失を被るのではないかと考えるから
躊躇してしまいますね。

この躊躇は決して悪いものではありませんし
状況を精査して安全な未来を予測するのに
賢明なプロセスでもあります。

ですから、このような時には様々な人の意見を聞いて
参考にするのは悪くないのです。

粋香さんが人の意見を聞きすぎて
判断ができなくなってきてしまっているのなら、
正解はたくさんあるんだなーと捉えてみることです。

そして、自分にとっての正解が
必ずしも万人と一致する必要はないことも
知っておいてください。

そして、たとえその選択が
失敗や損失を招いたとしても、
必ずしもそれで取り返しがつかなくなったり
すべての終わりというわけではないでしょうし、
そこからまた軌道修正して再出発もできます。

失敗もあくまでもマイルストーンであり、
私達は常に成長のプロセスの途中なのです。

成功の数より失敗の数が人を賢く大きく成長させる
ということも知って、過度に失敗を恐れないことです。

人の意見を聞いた上で、さんざん逡巡して、
何が正解か分からなくなった時は、
どの答えがもっとも心に躍動をもたらすかで
判断することもよいでしょう。

必ずしも理屈ではなく、いわゆる直感とか第六感など、
アタマよりも心の奥底の声に従うことで
人生が切り開けることは多いです。

少し寝かせてみて、ふと答えが湧いてくるというような
感覚が得られることもあるかもしれませんし
生活の中にいろいろなシンボルを見出すかもしれません。
また、夢の中で答えを見出すこともあるかもしれません。

いずれにせよ、アタマで考えすぎず、
すこし一呼吸おいて、リラックスして
感覚を研ぎ澄ませた状態を保っているなかで
答えへの近道が現れることもあることがあります。

粋香さんの中には、
そのようなすばらしい叡智が宿っていることを信頼して、
失敗も糧としながら新たな展開に
愛ある好奇心をもって向きあってみてください。

応援しています!
   
        
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FROM 川畑のぶこ

今日は、ぱすたさん(50代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
いつも興味深く拝聴しております。
私の妹のことで相談です。

妹は家庭があり、
夫と娘二人との4人家族です。
妹本人は自営業で
毎年1000万以上の売上があります。

その妹から「700万円の借金を作って
しまった」と打ち明けられました。

借金の理由は、旦那の収入が少ないため、
生活費や子どもの学費の補填と、
多くは自分と家族のブランド品購入など、
いわゆる「浪費」です。

また、父が生前に掛けてくれていた、
妹が60歳になったら受け取れる
多額の個人年金保険も、数年前に
解約し使い切ってしまったそうです。

このことを知らされたのは今年の夏です。

そこから話し合いの結果、
80代の母がいったん500万円を
肩代わりしました。
正式な借用書も作り、
5年間で返済してもらう予定です。

残りの200万は自分で返していくとの
ことで、本人が毎月カード会社に
返済しているはずです。

妹の旦那には、
離婚されてしまう恐れからこの件は
伝えないまま今日に至ります。

ところが、
母への毎月の返済はわずか1万円。
これでは5年で完済する気があるとは
到底思えず、それを母が本人に
言っても有耶無耶な返事をします。

さらに最近は、海外旅行や高級な食事
に行っていることをSNSで知りました。

これを知った私と母は怒り
「どうなっているんだ!」と
問いただしましたが、逆ギレし、
話し合いになりませんでした。

心配なのは、この海外旅行や食事で
また借金しているのではないか
ということです。

子どもの大学の学費の支払いも
ギリギリの状態と言っていたので、
妹家族の家計が破綻しているのでは
ないか、カードローンもさらに
膨れ上がっているのではないかと、
母が心配し苦しんでいます。

この問題は、やはり夫婦で向き合う
べきなので、思い切って旦那に全てを
話すようあらためて提案しました。

いちばん大切な人に支えてもらうことが、
妹の唯一の再生できる道だと
思ったからです。

でもこれに対し、妹は
「離婚されちゃうから絶対にいやだ!」
と拒否します。

母も疲れ果てています。母や私は今、
妹に対して何ができるでしょうか?

どうぞよろしくお願いします。

【A】ぱすたさんの家族愛、姉妹愛が
感じられるお悩みですね。

本当に大変な状況の中、
お母さんと妹さんとの間に入って、

家族として何ができるかというところで、
調整役のようなことをされて
いらっしゃるのかなと思いますが、
これも本当に、妹を思う心あってこそ
だと思います。

まず、妹さんの状況はもうかなり
買い物依存症に近いと思います。

1つ提案したいのは、月に1回とか
家族会議を開くように提案して、

何にどれくらい使っているのか、
クレジットカードの利用明細などを
全部俎上に上げていく。

そして返済計画ですよね、
今のペースでは5年で返せないわけです
から、これだと予定と違っている、
あなたの計画に無理があるのではないか
と思うということを伝える。

でも、頭ごなしに非難すると
妹さんも逆ギレしたり
感情的に反応したりすると思いますので、
そこは伝え方のポイントがあります。

依存症気味の人には、不安やストレス、
満たされない心理的なニーズがあるのです。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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