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FROM 川畑のぶこ

今日は、ねこやなぎさん(50代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】27歳・社会人の長男は、学生時代からずっと、
今も私たちと一緒に暮らしています。

社会人一年生までは普通に会話していたのですが、
6年前の冬から急に不機嫌な態度になり、
一時的なものかと思っていたら、
その後ずっと反抗期のような態度です。

話しかけても返事がなく、
食事には遅れてきて5分足らずで食べ終え、
さっと自室にこもってしまいます。
父親が話しかけても同じです。
  
自室にはゲーム機が何種類も、モニターが3つあり、
休日は一日中部屋に閉じこもってゲームをしています。

ゴミがたまり、窓際には通販のダンボールが積み上げられ、
窓が塞がれています。
ゴミの始末をするように言っても全くやりません。
何もかもが面倒くさいようです。

無言の食事時間が気詰まりで、「嫌い」という態度も傷つきます。
毎日やられると「嫌われている」自分に自信がなくなります。
 
「なぜそんな態度をとるのか、
恨んでいる事や不満な事があるのか」
と訊きましたが、「別に」という答えでした。
 
この先ずっと普通に会話できず、
笑顔も見られないのかと思うと寂しいです。

息子の態度に関わらず、明るく話しかけられればよいのですが、
返事のない相手に屈託なく話しかけることが、私にはできません。
 
自分の身の回りの世話ができるようになって欲しいという
思いもあります。

小学生の頃にゲームを禁止していた反動なのか?

また、かつて、
実家の苗字を継いで欲しいという私の両親の要望に、
当時は快諾してくれ、大学進学と同時に
改名してもらったのですが、実はそれが嫌だったのか?
 
など、心当たりはいろいろあります。
 
仕事には行き、昼休みにはフットサルをやり、
友人もいるようです。

また以前のように普通に会話がしたいです。

 
【A】ねこやなぎさんの母心がよく伝わってくるお悩みですね。

息子さんがずっと不機嫌で、ちゃんと会話もしてくれない、
笑顔も見られないというと、母親としては本当に切ないですよね。

ただ、ねこやなぎさんも書いていらっしゃいますが、
反抗期のような態度だということ、
あと、自分の身の回りの世話が
できるようになってほしいということ。

これらのキーワードが私はすごく気になりましたので、
ピックアップしたいと思うのですが、 
おそらく反抗期がずれてきたのではないかなと思うんですね。
  
どうでしょう、息子さん、
すごくいい子だったのではないですか。

一般的には小・中学校や高校の前半ぐらいまでに
思春期や反抗期というのが来て、
  
いわゆる「心理的な親殺し」をして
自分が大人になって、自立して、
自分の人生を切り開いていくんだという、

親への依存を断つための反抗というのが
出てくるはずなんですよね。
これは非常に健全な状態です。
 
が、これがその頃までに起きなかった場合、
社会人になったことをきっかけに、
起きたのではないかなと思うんです。
 
息子さんの心理状態を私なりに読み解いて
親御さんができることのヒントをお伝えしたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:子どもが4人おり、
主人を含め家族6人で暮らしています。

主人の転勤で、一昨年
私の地元から家族で移住しました。
移住を決断したのも私です。

子育ての環境や単身赴任になる主人のことなど
色々考えて決断したものの、
いざ来てみると、
やはり地元に残れば良かったと後悔しています。
  
ちょうどその頃主人も転勤先と折り合いが合わず、
転職したいと考えていたので、
私の地元には戻らず新天地を求め、
主人の実家の地域に転職と移住を決めました。
  
ですが、また後悔しています。
  
慣れない土地での子育てということもありますが、
思っていたより主人の両親の手は借りれず、
子どものためにと、
今まで色々な道を選択してきたことにも
疲れてしまいました。
 
このままじゃいけないと思うのですが、
どうしたらいいかわかりません。
選択、決断するのが怖いです。
ですが、このままでいるのも辛い。

私は一体何がしたいのか、どう生きたいのか
自分のことなのに全然わからなくて苦しいです。
   
【三日月・40代・女性・介護職】
  
   
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

4人のお子さんを育てながらの新天地での生活は
苦労なことも多いことと思います。
  
ご主人の状態を考慮して、家族全員での移住を
三日月さんが決められたとのことで、
ご主人への思いやりと敬意が伝わってきます。
   
ただ、いざ移住してみるとままならないことが多くて
地元に残ればよかったのではないかと
後悔してしまうとのことですが、
 
ここで、
三日月さんにひとつ振り返っていただきたいのは、 
では地元に残ったら移住しなかったことを
後悔しなかったのか?ということです。
  
恐らく、どちらの選択をされても三日月さんは
後悔したのではないかと思うのです。
  
人生に後悔はつきものなので、
変化によるままならなさはある程度
潔く受け入れることは私たちに課せられた
課題なのだと思います。
 
後悔というのは、
「別の選択さえしていれば人生が機能したはず」
とか  
「この選択をした以上、人生は機能しない」
といった思いから湧いてくるものと思いますが、
   
実際は別の選択をしていたからといって
すべてが機能したとは限りません。
  
また、この選択をした以上
「未来は暗いもの」と決めつけてしまっている
かもしませんが、
  
未来は今からの三日月さんの振る舞いによって、
いかようにも変えることができるものであり、
決定づけられたものではありません。
  
移住してまだ1年ちょっとかと思いますが、
地元と移住先のギャップが大きければ、
適応するのにある程度の時間は必要です。
  
人によっては数年かけて
適応していくこともあるでしょう。
  
焦らずにじっくりと時間をかけていけばよい
という姿勢も大切かもしれません。
  
また、ご主人の親のサポートが
思ったほどに得られないことに関しては、
三日月さんの苦悩はきちんと相手に
伝わっているでしょうか?
 
親が率先して孫を見てくれたに
越したことはありませんが、
その期待を捨てて、
  
三日月さんご自身から率直に、
子育てが大変で地元に帰りたいと
思ってしまうことがあるということを
伝えてみてはいかがでしょうか。
 
義理の親の中には、
頼まれてもいないのに子育てに口や手を出すのは、
お嫁さんとの関係性を悪化するので
慎重な人もいますから、  
そこは一度確認をして
素直に依頼をしてみることをおすすめします。
  
「言ってくれさえすればするのに」
という人も一定数いるのです。
 
また、お子さんの年齢がわかりませんが、
数年すれば上の子たちが下の子たちのお守りを
できるようになることもあり、気がついたら
子育てに手がかからなくなるということもあります。
  
周囲に積極的に助けを求めながら、
数年というスパンで流れを俯瞰してみてください。
  
三日月さんは移住を決めたときは、
それがベストの選択だったのであり、
それ以上もそれ以下もありませんでした。
  
行動してみて、
我慢ならないレベルのストレスであれば、
それは間違いだったのではなく、
 
合うものと合わないものをきちんと
確認できたということでもあり、
これからの選択、決断、行動の変化に
役立つことでもあるわけです。
 
これまで一人で頑張ってこられたことを
称えつつも、それにしがみつくのをやめて、
声を出して人の助けを求めることも
大切な変化のひとつです。
 
全てに満足することはできないかもしれませんが、
それは別の決断をしていても一緒のことでしょう。
 
今の状況でも満足できたり感謝できたりする部分、
好ましい部分にもきちんと
目を向けるようにしてみてください。
 
人生、このような寄り道をしたからこそ見えてくる、
新しい景色や大切な発見もあります。
  
寄り道も決して無駄ではないのです。

ある程度期間を決めて変化を起こす努力をし、
それでもやはりこの土地では無理だと思ったなら、
再度地元に戻る決断もあるのではないでしょうか。
  
それは失敗ではなく、
ベストを尽くした上での善処です。
 
私たちの人生はトライ&エラーを繰り返しながら、
たまには後悔しながら、エラーも学びの糧として、
少しずつ豊かに発展していくことを信頼してください。
        
     
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、かおるさん(性別・年代不明)
のご相談にお答えします。

【Q】初めまして。
川畑先生のYouTubeチャンネルを知り合いに教えてもらい、
藁にもすがる思いでコメントさせていただきます。

2年以上の付き合いになるパートナーと
1ヵ月ほど前から同居しています。

パートナーは、過呼吸持ちの、自律神経失調症です。

調子が悪くなり出すと、
病気のことや昔の嫌な記憶などを唐突に喋り出し、
どう向き合えばいいか分かりません。

最近では、発作が出る直前に、怖くて逃げてしまいます。

パートナーには「1人にしないで欲しい」と言われました。
私は私で、「この発作は私のせいではないか」と
自分を責めてしまいます。

一方で、心身ともに健康な私は、
心も身体も弱いパートナーにイライラしてしまいます。

どう向き合い、どう理解してあげればいいか、
分かりません。

発作が出そうなパートナーに優しくできない私が
おかしいのでしょうか?

結婚を考えていますが、先が不安です。

【A】かおるさん、優しくできなくて、
自分はおかしいのかと、自分を責めてしまう
気持ちがおありなのですね。

これは、まさに思いやりがある証拠です。

優しくできないのではなくて、そういう相手に対して
きちんと誠実に対応しなければいけない、
自分が結果に責任を取らなければいけないという、
責任感や誠実さ、相手を思いやる気持ちがあるからこそ、

できない自分にもイライラしてしまうし、
そういう状況を作る相手に対してもイライラしてしまう
ということが起きていると考えられます。

ですから、かおるさんは、
あまり自分を責めないで欲しいのです。

相手の病気や障害というのは相手が抱えている課題で、
全てかおるさんが抱えるものではありません。

また、パニック発作について。
過呼吸の時には、まず、これは一過性のものであって、
いずれまた去っていくものだ、ということを知って、
一呼吸置いてみましょう。

この症状を何とか消さなきゃと思うと、
プレッシャーになってしまうので、そうではなくて、
うまく付き合っていこうと思うことが大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM:川畑のぶこ

今年もあっという間に最終四半期に入り、
断捨離祭りのテーマがあがってきました。
 
「自由」は永遠のテーマですね。
  
自分らしく生きるというのは
シンプルでいて難しいものです。

そもそも自分らしいってなんだろう…と。
 
   
自分らしさの心理的な課題には
セルフイメージの問題が常につきまといます。
   
セルフイメージとは、
「私はこういう人である」と信じたり
考えたり感じていたりする像であり、
    
また、相手が自分のことを
どういう人であると見ているかという像です。
  
   
さて、みなさんは一体自分のことを
どういう人と思ったり感じたりしているでしょうか?
   
私たちは生きていく中で、
さまざまな課題にぶつかります。
   
問題解決に向けて努力を重ねることは大切ですが、
さまざまな努力はセルフイメージと連動しています。
   
  
たとえば職場で上司から
理不尽な待遇を受けたとします。
   
「私なんてどうせ取るに足らない人間だ」
と思っているなら、
このような仕打ちを受けて当然と受け止め、
改善の努力を怠るかもしれません。
   
すると変化は起きませんし、
人生は憂鬱なものとなるでしょう。
   
反対に、「私は敬意を表されるに値する人間だ」
と思っているなら、
その理不尽さを指摘して
改善を求める努力をするでしょうし、    
多少の困難やエネルギーの消耗はあれど、
健全な変化がもたらされるでしょう。
      
もちろん、人生のすべての問題を解決することは
不可能ですが、セルフイメージによって
問題解決の質量は圧倒的に変わってきます。
     
    
セルフイメージが歪んでいると、
人生はつらいものになってしまいます。
     
その歪みは「私は本来かくあるべきなのに」と、
理想の誰かさんのフレームに自分をはめ込もうとして、  
それが叶わないために生まれるギャップに
注目していることから生じます。
      
「どうせできないダメな人間だ」というふうに…
    

日々の臨床で出会う方たちの悩みの多くは
そのような「ダメな私」に注目していることから
生じています。
     
苦手を克服して完全にならない限り
自分には価値が無いという誤解によって、
本来持ち備えたその人の良さや
魅力が消えてしまっているのです。
      
偽りの自分から脱却して、
自分らしくのびやかに生きるには、
    
「ああなれたらいいな」という、
どこかにある自分ばかりを追い求めるのではなく、
      
すでに自身の中に持ち備えているもので、
「これをしているときに夢中になれる」とか
「喜びや安らぎを感じられる」という
状況や場に身を置くのを増やすことです。
     
そして、それらに実際に取り組めなくても、
それをイメージするだけでもOKです。
     
私たちの脳は実際に起こっていることと
イメージすることを区別できません。
     
(好きな人のことイメージすると心ときめいたり、
 逆に嫌な人のことをイメージすると
 その人が目の前にいなくても
 嫌な気持ちになったりするように)
     
また、私たちは、2つのことを
同時に考えることはできないため、
お気に入りのものや素敵なことをイメージしながら、
     
同時に職場の上司の理不尽な態度を
想像することはできません。
        
マルチタスクで同時に行えるかのようでいて
一瞬一瞬で切替えが行われています。
    
自分らしいのびのびとした
人生を実現したいのであれば、
    
まず、自分がどのようなモノやコトに
喜びや安らぎを覚えるのかに注意を向けて
それらに勤しんでみます。
     
そのような時間が増えるにつれて、
セルフイメージも自ずと肯定的なものに
変化していくことでしょう。
     
今年の締めくくりの断捨離祭りでは、
そんなセルフイメージに関連した
苦難に負けない心のつくり方について、
  
簡単なメディテーションなどのワークも
取り入れてお話しさせていただきます。
    
のびやかな自分の実現に取り組みたい方は
ぜひご参加ください。
  
↓ 
詳細はこちら
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FROM 川畑のぶこ

今日は、ももさん(50代・女性・団体職員)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。
私は50代の主婦です。

昨年から一緒に働いていた、
職場の60代同僚男性のことでトラブルになっています。

仮にAさんとします。

Aさんは、
日頃からセクハラまがいの言動が見受けられましたが、
仕事熱心で優しかったので、私は頼りにしていました。
同じ係の女性職員にも好かれていました。

私はなんとなくAさんに好意を持たれているのを
感じていましたが、2人で外勤したときに
突然、抱きつかれてしまったのです。

Aさんは軽くハグしたつもりだったのかもしれませんが、
私は、Aさんに対して恋愛感情はなかったので
気持ち悪くなり、上司に相談しました。

その後、上司との面談でAさんは行為を認め、
私が嫌がっていることには気づかなかったと言い、
反省していたと聞いています。

そして、1週間の停職処分になり別の係に異動しました。
処分は公表していないので、
表向きは体調不良で休み、異動したことになっています。

それなのに、今になって
「セクハラ行為はなかった、証拠もないのに
私がAさんを陥れた」と言い出して、
職場に異議申し立てをしてきました。

さらに異議申し立てが却下されると
職場と私を相手に、民事訴訟を起こしてきたのです。

私はセクハラ被害を受けた上に、
不法行為で損害賠償請求までされて、
Aさんのことが許せません。

また、言いがかりをつけて
逆恨みされていることが怖いです。

Aさんだけでなく、職場の上司に対しても、
対応が悪かったのではないかという怒りを
感じてしまいます。

考えてもしかたないと分かっていても、
許せないという思いが沸き起こってきて
気持ちが収まりません。
このようなとき、どう考えればよいのでしょうか?

Aさんは現在、仕事を休んで
傷病手当を受給しているそうです。

【A】とてもヘビーな問題ですね。

セクハラというのは、
受けた側はそれだけでもショックで辛いのに、

さらにそれを逆手にとって
自分が陥れられたんだなどと言われると、
セカンドレイプのような気持ちに
なってしまうのではないかと思います。

Aさんだけではなく、職場の上司も
対応が悪かったのではないかという、
恨み、怒りが、ももさんの中に
出てきてしまっているとのこと。

恨みや怒りの念というのは
ものすごく消耗しますよね。

私たちの生活の質をグンと下げてしまいますし、
他にもっと建設的なことに
自分のエネルギーを使いたいのに、
こんなことに奪われてしまってと、

もう本当にやるせない思いが
おありなのではないでしょうか。

そんな中、こうやってももさんが立ち上がって、
声を上げてきちんと報告したというのは、
素晴らしい行動だったと思いますし、

ご自分を大切にされているももさんを
心から応援します。

そして、そのAさんの態度に関して、
どうしたらいいか、どう受け止めたらいいか
ということについて、

私が、師匠のサイモントン博士から
教わったエピソードを交えてお伝えします。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:今年60歳になる夫の体調が
心配でたまりません。

夫が糖尿病になってしまい
生活改善が必要なのですが、
あまり積極的に改善しないことが気掛かりです。

私がもっと管理すべきとは思うのですが、
険悪になりそうであまり強く言うことができません。

夫がもっと病気と向き合い、
やる気がでるようにサポートしたいのですが
正直どうしたら良いのかわかりません。

これからも健康で長生きしてもらいたいと願うのも、
もしかしたら自分のエゴかなと思ってしまいます。

「どういう生活を選ぶのも夫の自由だ」
と自分に言い聞かせるものの、
そのくせ夫の生活から目を背けることもできず…

気持ちの整理がつきません。

【トリビー・50代・女性・医療事務】

 
―――――――――――――――――

 
A:FROM 川畑のぶこ

トリビーさんが夫に元気で長生きして欲しいと願うのは、
決してエゴからではなく、
愛情や思いやりからのことでしょう。

愛する者の幸せや健康を願うのは当然のことです。

糖尿病は放っておくと合併症として、
足の壊疽(ときとして切断)、腎不全や心臓病、
また失明などの重篤な状態につながることもあり、
そうなると生活の質が著しく低下してしまいます。

そのようなことが自分の人生のパートナーに
おこるのは耐え難いことでしょう。

糖尿病は生活習慣を変えること、
すなわち、食事や運動や薬物治療などによって
適切にコントロールすることが重要ですが、

ご主人もおそらくそのようなことは耳にタコ、
多くの糖尿病患者さんがそうであるように、
頭では分かっているのだけど、
なかなかできないので
困っているのではないでしょうか。

これまでの考え方や行動など、生活様式を
一気に変えるというのは簡単ではありません。

では、不可能かというと難しいけれども可能です。

トリビーさんのようにサポーターができることは
何かと考えたときに、

食事や運動や治療を徹底的にコントロールする
サポートをしようと考えると思います。

その際、注意するべきことは、
ご主人のできていないところに目を向けすぎて
万年監視状態に陥らないようにすることです。

また、夫のできていない行動を逐一批判するのもNGです。

人間が行動変容を起こすときは動機づけが必要ですが、
これらは逆にモチベーションを削いでしまいます。

それよりも、出来ていることがあれば
そこに着眼して喜ぶことをしてみてください。

たとえば、毎晩お酒を飲んでいる夫が
週2日飲まない日があったとします。

恐怖からの監視状態だと
「あー、まだ5日も飲んでいる!」と
目くじらをたてるかもしれません。

ときに「そんなこと続けていると死ぬわよ」と
脅しをかける気持ちになるかもしれませんし
程度の差こそあれ、
それを実際に無意識的に伝えていることも
あるかもしれませんね。

たしかに脅すことで、恐怖によって行動を
ある程度コントロールできるかもしれませんが、
それは喜びからはほど遠く、心を抑圧しているだけで、
いつか爆発するかもしれません。

その代わりに「あ、今週は2日休肝日ができたね♪」と
微笑みとともに喜ぶのです。

相手に喜んでもらえたり称賛されたりすることは
誰でも嬉しいことですし、モチベーションに繋がります。

さらには、食事や運動もダメ出しをするのではなく、
いいものを一緒に取り組むという二人三脚の姿勢を
育むことをおすすめします。

「散歩くらいしたら」というかわりに、
「一緒に散歩にいきたいんだけど、付き合ってくれない?」
ということができます。

食事をトリビーさんが作っているなら、
「一緒に健康食に取り組もう」とか
「付き合って」と伝えてみます。

付き合ってくれたら
(ときにサボることもあるかも しれませんが)
「ありがとう」と「嬉しい」ことを伝えます。

また、医療機関などでさまざまな糖尿病患者さんと
ご家族のためのピアサポートグループ
(当事者のサポートグループ)があるので、
そのようなところに一緒にいかないか、
あるいは付き合ってくれないかと誘ってみます。

いずれも「あなたがやりなさい」を
「一緒にやろう」または
「一緒にやってくれない?」という
姿勢に変えていきます。

必要だと分かっているけれど、
面倒なことは一人で克服するのは難しいですが、
仲間がいるときっかけができたり継続できたりします。

このように、ご主人の健康回復に付き合うことは、
トリビーさんの健康にも大いに貢献する可能性が
あるわけですから、ぜひ共にこの逆境を乗り越える
姿勢で向き合ってみてください。

根気よく続けているうちに、
ご主人もトリビーさんの深い愛に
感謝する日が訪れるかもしれません。

トリビーさんなりのベストを尽くしても変化がなければ、
それはご主人の人生と割り切って、執着を手放し、
それぞれの課題の分離をすることも
大事かもしれませんね。

多くの現代人が抱える課題に取り組むにあたって、
真剣に取り組めど、深刻になりすぎず、
どうか愛ある好奇心とクリエイティビティを
忘れないでください。
      
      
         
ーーー

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※NPO法人サイモントン療法協会様の主催です

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FROM 川畑のぶこ

今日は、エリザベさん(40代・女性・薬剤師)
のご相談にお答えします。

【Q】子ども3人を連れて離婚し、
1年ちょっとの主婦です。

狭い実家に戻り、
90歳の母と暮らしています。

母は当時はまだ稀であった超高齢出産で
私を産んだことがコンプレックスで、

亡き父はギャンブル、女遊びで
金銭的にも苦労させられてきた母を見て、
守りたい、幸せになってほしいと、
一人娘の私は生きてきました。

私の主な離婚理由は夫のパワハラですが、
好きでもなかった夫と結婚したことも
大きな原因だと気付きました。

すべてを環境のせい、
母のせいだとは言いませんが、

少なからずとも早く結婚して
子どもを産まないと不幸になるという思いが強く、
金銭感覚があれば誰でもいいと
慌てて結婚したというのが本当のところです。

15年ぶりの母との暮らしですが、
母はプライドが高く、強いのです。

子ども達も、狭い家でストレスだらけの態度。

運気を変えるためにも、断捨離を勧めると
「アンタこそ」と食ってかかってきます。

やんわり言ったつもりが、下手に指摘をすると
「私なんかさっさと死んでやるんだから、
ザマアミロ」とヒステリックになります。

そうなると私は怖くて何も言えず、
母に従うしかなくなります。

子どもの頃から、こうやって
価値観を植え付けられてきたんだなと
改めて気づくのです。

現在も貧乏なので、狭いマンションに
子ども3人とまだまだ元気な90歳の母。

家は整理されてはいるものの、
狭いだけに物も溢れています。

家族全員の不穏な空気を、
何とかしたくてたまりません。

母と歪み合うことなく受け流し、
私らしく生きていく、
子ども達のイライラも軽減していくための
アドバイスを頂けたらと思います。
よろしくお願いします。

【A】3人のお子さんを育てながら、
そして、離婚されてということで、
とても大きな変化があって、大変な時ですね。

そして、またご実家でお母様と
一緒に暮らし始めたのこと。

物理的な狭さがあると、私たちはどうしても
息苦しさを感じてしまいますね。

また、幼少期の頃からのお母様との関係性、
そこで生まれた価値観などもあって、
お母様への恨みの気持ちのようなものが、
エリザベさんの中に
ちょっとおありなのかなと推察します。

私たちはみんな失敗だらけの人生です。

お母さんもまた、試行錯誤しながら、
苦労した人だったんだと、私も同じだと、
捉えてみてください。

同じように苦労しながら歩いている人間なんだと、
少し思いやりと慈悲心を持って、
敵対するのではなく、横並びという感じで
見てみるとよいかもしれません。

物理的な狭さへのイライラ解消のヒントも
私の体験談からお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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今日は、マドレーヌさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】現在、コミュニケーションを学ぶ
サークルに参加しているのですが、
ひとりの男性のことが、どうしても受け入れられません。

上から目線の物言い、
私のことをわかってないなと思っているのか、
アドバイスと思われるようなことを私に言ってきます。

そのことで私は、
先生でもないのになんなのと、苛立ちや困惑、
今の私を否定されているように感じ、
その方と関わるたびに心がざわつき、
そんなネガティブな感情を感じる自分も嫌です。

同じ場で学ぶ仲間であり、
コミュニケーションを学んでいるんだから、
そんなことを思っちゃいけない、
これも学びを実践するチャンスと、
がんばって相手を理解し受け入れられるよう
話をしていかないといけないとも思うのですが、

いくら学んだとしても、この人はイヤ・無理と、
関わらないようにしても良いのか、
その方への対応に悩んでいます。

子どもっぽい悩みで申し訳ありませんが、
よろしくお願いします。

【A】マドレーヌさんはすごく勉強家ですね。

そして、向上心がおありで、対人交流を
うまくしたいと思っていらっしゃるがゆえに、
こういったコミュニケーションを学ぶサークルに
入っていらっしゃることと思います。

そういう自分なんだから、
誰とでもうまくコミュニケーションできなきゃ
という、自分を罰する気持ちがあると同時に、

相手にも、あなたも学んでるんだから、
ちゃんとしたコミュニケーションが
できないのはどうなのという、
苛立ちがあるのではないかなと思います。

そう、私たちはみんな
人生の学び舎にいるんですよね。

みんなまだ生徒だということを、
まず第一に思い出していただきたいと思います。

できていて当然というレッテル貼りを
自分にも相手にもしてしまうと、
やはり評価してしまいますよね、
いいとかダメとか、
レベルが高いとか低いとか。

ところが、みんなまだいびつに、不器用に
学んでいる過程なんだというふうに思うと、
完璧である必要はないわけですから、

マドレーヌさんご自身も、
その上から目線の方も、
そういう風に、みんなまだ生徒で、
生徒にはいろんなレベルがあるんだということ
を理解してあげるといいかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:小5女子の孫が、側弯症の疑いの為、
大学病院で検査の後、
専用のコルセットを作り、
これから毎日装着して
過ごさなければならないそうです。

本人も親もショックを受けており、
何より恐怖や不安で、暗く
元気もなくなっている孫が気になっています。
 
どういう声かけをして
どういうサポートが出来るのか、
ご相談した次第です。

よろしくお願いいたします。

【クッキー・60代・女性・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

愛するお孫さんの健康や生活に
不便や不自由が生じることを思うと、
いたたまれない思いのことと思います。

私たちは日頃、
平穏な今日この日が未来もずっと続くこと
をイメージしているので、

ある日突然、
それこそ医師の宣告などを伴って、
日常に著しい変化が起きることを知ると、
狼狽したり落ち込んだりするものです。

人生の無常さが苦手なので、
身に降りかかる不幸を呪う気持ちに
なるのではないでしょうか。

ただ、このような困難を乗り越えるうえで
覚えておいてほしいことは、
幸不幸はその事象を切り取っただけでは
分からないことがあるということです。

より長いスパンで人生をみてみると、
一見不幸と思われるような
出来事があったからこそ、
得られた尊い経験や
気づきというのもあります。

心理臨床の世界には、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)という
概念がありますが、
PTG(心的外傷後成長)という概念も
注目されています。

トラウマティックなことがあった結果、
得られる心の成長です。

私の心理療法の師、
サイモントン博士は病気にはかならず
恩恵があると説いています。

私自身、過去20年以上
臨床に携わった経験からも、
病気によって失ったものがある一方で、
得られたものも多くあるという
患者さんがほとんどなのです。

そして、
それらの病気の恩恵に意識を向けて、
日々を過ごすようになることで、
人生の質は病気になる前よりも
豊かなものになることがあるのです。

多くの人は、病気によって
人々の優しさや愛情に気づいたり、
人生の優先順位を再構築したりします。

健康の大切さを人々よりも
深いレベルで知ることができたり、
つらい思いをしている人たちへ
慈悲心をもって接したりことが
できるようになるのも病気の恩恵でしょう。

そのような子や孫をもつからこそ、
似たような人を見たときに、
心の家族のような気持ちで接することが
できるようになるのです。

このような人たちが増えたなら、
私達はより調和的な世界に
生きることができるはずです。

病気の宣告は、
しばらくはショックを伴う時期が
あるかと思います。

クッキーさんがお孫さんの
良きサポーターとして関わるのであれば、
落ち込むプロセスを見守ったのちは、

どうかお孫さんや娘さんに対して
惨めな人たちとして向き合うのでなく、
人生の困難に立ち向かい、
乗り越えようとする勇者として
関わってあげてください。

また、側弯症によって、
これまで当たり前であったことが、
当たり前でなくなったことによって
気づいた価値というのもあると思いますが、

そうであれば、
今与えられていることで
それがなくなると困るものに
感謝する気持ちもぜひ育んでみてください。

たとえば、
たとえコルセットをしながらでも
歩けていること、目が見えていること、
コミュニケーションができることなども
ありがたいことです。

無いものではなく、
あるものに目を向けてみます。
      
      
         
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、さららさん(40代・女性・保育士)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
40代のシングルマザーで3児の母です。

中3次男と小6長女が不登校です。
2人とも、
発達障害などほとんどありません。

次男は小6から、長女は小4から
学校に行っていなくて、
地域の親の会やスクールソーシャル
ワーカーともつながって、
これまでやってきました。

私は塞ぎ込んでいた時期は過ぎ、
同じような親の方と話をしたりと、
わりと前向きに過ごしてきたのですが、

最近は子どもの心身の健康が
気になりつつあります。

次男はイラストを描いたり
好きなことをしている分、
精神的には安定しているようには
見えますが、

実際、人と話さない生活が
どれほど心の発達に影響している
のかは分かりませんし、

体力低下、足も弱くなっている
ようで、歯科健診などでの
病院にも行きたがりません。

長女は予防接種、歯科へは行く
のですが、遊びたいのに遊べない、

やりたいことがあるのに
外に出ることや人と話すことが
嫌でできない状態で、

精神面に影響が出ているような
気がして、心配です。

不登校児の親としては、
自分が前向きに生活して、
子どもたちとの関わりも
楽しいものにして、

気持ちを聞いたり
コミュニケーションをとったり
していけば、

子どもたちにも、家庭以外と
関わりを持つようになるなど、
変化が起きると思って
やってきましたが、

まだまだ外に向かう気持ちは
ないようです。

子どもたちは2人とも、来年、
世間一般的には節目を迎えます。

ここをきっかけにして、
外とのつながりを持てるように
気持ちを向けていくために、
私にできることは何でしょうか。

本人たちがその気ではないのは、
まだ時期ではないということで、
待つことが大事なのでしょうか?

【A】さららさんの
親心溢れるご相談ですね。

子どもたちが楽しそうにしていれば、
親としてはある程度安心できるかも
しれないですが、

辛そうにしていると、
やはり親としてもこの上なく
辛い状態ではないかなと思います。

順当にいけば、
次男さんは来年は高校1年生、
長女さんが中学1年生で節目なので、

親としてもやはり、このままで
いいんだろうかと考えてしまう、
そういう時期だと思いますね。

まず、さららさんのお気持ち、
親心としては、

やはり周りと、外界と関わって
コミュニケーションもして、
人の輪の中にいて、

みんなから愛されて
幸せに過ごして欲しいという気持ちが
出てきていることと思います。

当然の親心だと思うんですよね。

ただ、ここは
少し慎重になることをお勧めします。

順番を間違えてしまうと、
うまくいくものがうまくいかない
ということがあるからです。

まず、次男さんと長女さんが、
パーソナリティ的に
もともと人と関わるのが好きな子
なのか、それとも一人の世界が
大事な子なのか、

ここを見極めてくことは
非常に大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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