執筆者

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FROM 川畑のぶこ

ココアさん(40代・女性・看護師)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。
川畑さんのYouTubeを見て
いつも学ばせていだいています。

私は、21歳で子どもの頃からの夢だった
看護師になりました。

しかし職場では辛いことが多く、
純粋に患者さんの支えになりたい
という気持ちは消耗していきました。

職場での上司からの叱責や陰口、
理想と現実のギャップ、
責任の重さのプレッシャーから
自分に自信をなくしていき、
恋愛に依存するようになってしまいました。

23歳で夫と結婚して2人の子供を授かり
幸せを感じていましたが、

夫は浮気癖が酷く、
度重なる嘘や浮気を繰り返し、
傷つくのでやめてほしいと言っても
改心してくれず、

数年前からは
俺のことを責めるなら自殺する
と言うようになりました。

心療内科をすすめましたが、
勝手に通院をやめてしまいました。

夫は仕事はきちんとしているし
穏やかな時は優しいですが、
相変わらずコソコソと
女性と連絡を取ったり会ったり
しているようです。

私は夫を失うことが怖いのと
離婚して自分1人になる勇気がなく、
とにかく自信がありません。

仕事も長続きせず、クリニックや
介護施設などのパートを
長くても3年で離職を繰り返して、

今は医療関係のコールセンターで
オペレーターをしています。

子どもは2人とも高校生になりましたが、
不登校を経て通信制高校に通っています。

進路は2人とも決まりません。

母親の私がネガティブな性格のせいなの
かなと自分を責めてしまう毎日です。

看護師資格は取りましたが
落ち込みやすく
自分の意見を言えない性格で、
組織に属すると流されてしまうため
臨床の現場では
とてもストレスを感じます。

私は一人一人の患者さんや家族に
丁寧に寄り添いたいです。

川畑さんの動画で
レジリエンスという言葉を知り、

自分自身が経験した辛い経験や
家族の心の理解を深めるためにも
心理学を学ぶことに興味があります。

何かアドバイスをいただけましたら
嬉しいです。

【A】ココアさん、とても誠実で真面目で
勤勉な方なのだなということが
伝わってきます。

医療現場で働く方には多いですね。

誰かの役に立ちたくて、
患者さんやそのご家族、
苦しんでいる人たちやその周辺にいる
人たちの苦しみや痛みを取り除きたい、

また、そういった人たちに
安らぎや喜びをもたらしたいという

そんな純粋な動機から医療従事者になる、
看護師になる人、

ナイチンゲールの精神で
このフィールドに入られる方は
多いと思います。

同時に、そのような気持ちが大きい人は、
相手を喜ばせようとばかりしてしまって、
つい自分のことを横に置いてしまう。

それで自分がなくなってしまって
ストレス下に陥り、パニックになり、
ケアレスミスをしてしまって、

それを叱責されて、自信を失くして…
という悪循環に陥る方も多いです。

ココアさんも、まさにこのような
状況なのではないでしょうか。

職場での人間関係、
ご家庭でのご主人との関係、
そこで起きるトラブル……

それらは全て、ココアさんの
信念や価値観によって
見え方も、受け止め方も違ってきます。

事態に「巻き込まれる」のではなく、
一歩引いて「客観視」できるか
どうかというのは大きいです。

そういった意味で、
ココアさんがおっしゃるように
心理学を学ぶというのは
とても有効だと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Exhausted,Female,Worker,Sit,At,Office,Desk,Take,Off,Glasses

Q:先月転職し、業務を覚えるのに四苦八苦しています。
   
前職のキャリアがあるので、
もう少し出来るはずと思っていたのですが、  
全く覚えられず、自信がゼロになってしまい、
職場でどんな風に心を整えたら良いのか
分からなくなり、悩んでいます。
     
50代になるとこんなにも
覚える引き出しがなくなるのかと愕然とします。
   
就業の一時間前から情報収集をして、
記録を見て準備しても、
いざケアの段階で見た内容を忘れてしまうので、
直前にまた確認することになり仕事が遅くなります。
 
担当が決まっているので、遅いことで
他のスタッフへ迷惑にはなってはいないと思いますが、
   
自分の仕事で精一杯なので、
仕事の合間に談笑する暇もなく、
1ヶ月もたつのに、同業のスタッフの名前も覚えられて
いませんし、話したことが無いスタッフもいます。
  
上司からは、今までのキャリアは忘れて、
ゼロからのスタートとしてやってみたらと
助言をもらいましたが、イマイチ腑に落ちないのです。
  
他の新人よりも長くサポートスタッフを付けて
もらっているのはありがたい反面、
細かいダメ出しにやる気が失せそうになり、
一人でやらせてくださいと伝えたら、
それは言ったらダメよと言われました。
   
甘えた考えなのかもしれませんが、
一人でもできると早く思いたいのです。
いつまでも半人前扱いが嫌なんです。
   
実際には半人前なので仕方ないけれど、
見られていると緊張してしまいます。
  
あとは、例えば準備の段取りが悪いなど言われて、
一人なら緊張せずに出きるのにと思うこともありました。
  
特別扱いされていることについて、周りのスタッフも、
あの人はできないから長く付いてもらっている、
ということを広めているようで、
   
どんな風に思われているのかと気になり、
陰口を言われているような視線を感じたり、
話しかけてもらえなかったりして、孤独に感じています。

年齢が上の新人なんて、きっと面倒ですよね?
という思いもあり、
話しかけられなくても仕方ないよね
とすねる気持ちもあります。

文字にして、
自分がとても幼い考えだと気づいてもいますが、
どのような心持ちでいれば良いのか、
また私のこのひねくれた性格で
それを叶えるのにはどうすれば良いのか、
   
最初から素直な若い新人さんとは違うので、
できそうにないなと
最初から諦めてしまいそうにもなります。
 
看護師になったときから、
この分野で働きたい、と憧れていた職場なので、
悩んでも最後にはそこに行きつき、
心を上向きにしています。

何か良い知恵がありましたら
教えて頂けますでしょうか?

【ありペン・50代・女性・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

憧れの職に就いたものの、
慣れるのに苦労されているのですね。
  
ありペンさんはとても向上心が強く
理想も高いことが伺えます。
 
そのような熱心な職員は現場の宝でしょう。
 
ただし、自分で設定した理想が高すぎると、
プレッシャーに押しつぶされてしまいますから、
まず、転職で新しい業務に慣れるのには
時間がかかって当然ということを忘れないでください。

ありペンさんは、先月転職されたということですから、
まだ1ヵ月経ったか経っていないかという感じかと
思いますが、通常、新しい業務に慣れるには、
数ヶ月から半年位が必要で、仕事の内容によっては
1年ぐらいかけて慣れていくものもあります。

ですので、ご自身に過度なプレッシャーをかけず、
きちんと必要な時間をかけて、
新しいことを学んでいけば良いと知ってください。

また、特に転職後1ヵ月から半年以内は
年齢にかかわらず、ストレスがかかりやすい時期です。

さらに、50代というのは、
認知機能が低下し始める時期です。

職場もありペンさんの年齢の事は理解して
採用しているわけですから、
そこは信頼して丁寧に時間をかけて
取り組んでいくことを心がけてください。
 
現状、求められてもいないのに、
短時間で完璧に全てをこなさなければいけない、
という使命をご自身に課していることが
悪循環を生み出しているように見えます。
 
仕事が「全く覚えられない」とか、
自信が「ゼロ」とかといった表現に、
まさにありペンさんが
「全か無か」思考に陥っている様子が伺えます。
 
でも、実際は、自分の理想通りではないにせよ、
少しずつ覚えているものもあるはずですし、
ときには忘れながらも、
繰り返し学んで覚えているでしょう。

ここをきちんと評価することなく、
短時間で完璧にできないのであれば、
それは全くできないのに等しいかのような
考え方自体が、ご自身を苦しめているように見えます。
 
このようなプレッシャーは不要にパニックを
引き起こしてしまう可能性もあります。

まずはご自身に優しくなってください。

人生50年と考えれば、上司の仰るように、
ここからの50年は新たな人生の始まり
=リセットと捉えることもできます。

そうであれば、
すべてをわかって当然という態度ではなく、
新しいものをゼロから学ばせてもらうありがたさに
意識を向けていくことが賢明です。

また、周囲の自分への評価ばかりを
気にしてしまうためにプレッシャーを感じ、
ぎこちない態度になってしまっているようですが、

いったい何のためにこの仕事をしたいのか、
もういちど意図を思い起こして、
意識を自分の評価ではなく、
自分が提供しているサービスや対象者そのもの
(患者さんやお客さんがいるならその人たち)
に100%向けるよう心がけてみてください。

そうすれば、「実際は半人前でも
自分が一人前と思いたいから1人でやらせてほしい」
というような、
本来の目的が置き去りになってしまった
自分本位な姿勢にはならないはずです。

自分自身に向いている注意を、
関与している相手へ注いでください。

そして、その日やその週に
できるようになったことや覚えたことを、
きちんと心に留めたりメモしたりしてください。

職場の人とも、その日やその週に1人でもよいので、
率先してコミュニケーションを取って、
その人の名前を覚えてください。

その際、自分の評価を上げるためではなく、
相手に愛ある好奇心と関心を持って、
きちんと相手に関与して共にいてください。

この人から、もしかしたら私が
過去に学んだことのない新しいことが
学べるかもしれないと期待と感謝の念をもって
向き合ってみてください。

何十分も話す必要はなく、
ほんの数分の立ち話でもできることです。

すると、認知機能の中でも、作業記憶と呼ばれる、
一時的に情報を保持して処理する力や、
遅延再生と呼ばれる、覚えたことを
一定時間後に思い出す力などと違って、

50代でも低下しないエピソード記憶と呼ばれる、
その場の文脈や感情・感覚と共に覚える力によって
記憶を保つことができるでしょう。

ただ電話帳を短期間で暗記するような態度で
相手の名前を覚えて記憶を保とうとするのは
難しいのです。

たとえば、毎日花瓶にお花を活けるスタッフが
いたとしたら
「いつも綺麗に活けてくださり
 ありがとうございます。」
と会話を切り出すこともできるでしょう。

相手から反応があれば、
続けて花が好きなのか尋ねたり、
花の名前を聞くことで、その人とちょっとした
やりとりができるかもしれません。

実際にその人が花好きであれば、
花好きの〇〇さんとして記憶されるでしょうし、
相手から見れば、あなたが
好きな花に興味をもってくれて、
花を活ける私を称えてくれたことに感謝するでしょう。

このような関わり合いの中で、
思いやりあるエネルギーを感じることができたなら、
それは個人的なエピソードとして印象に残り、
相手の名前も、花好きの〇〇さん、
と思い出しやすくなるでしょう。

それができたご自身を称えてください。

指導をしてくれているスタッフに対しても、
あなたを批判するためではなく、
サービスを受ける対象者へのベストを意図して、
フィードバックをきちんとしてくれる心ある教育者、
として関われば、感謝が湧いてくるはずです。

私を見ているというよりも、
私と共に対象者を見てベストを尽くしているのだと、
視点を変えてみてください。

また、指導してくれる人にはむしろ率先して質問をしたり、
分からないことを教えてもらい、
その知識や技術に感謝する姿勢を大切にしてください。

熱心に仕事に取り組む人は好感が持てますし、
応援したくなるものです。

最後に、この時期はとくにセルフケアが大事です。

ありペンさんがリラックスできたり、
楽しめたりすることは積極的に取り組んで
エネルギーをチャージし、
ご自身のペースを大切にされてください。

応援しています!

 
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、以前
「何かと競ってくる主人に疲れます」
https://youtu.be/pLlXZLThCeo
というご相談をくださった

こころさん(40代・看護師)の方から
とても嬉しいお礼メールが届きました
ので、ご紹介しながら、

また少し補足をさせていただきたいな
と思っています。

詳しい内容は、上記リンク先の動画
をご覧いただきのですが、

おおよその内容としては、
こころさんが興味のあることに
ご主人が何でもマウントを取ってくる
ような感じがして疲れてしまう、
というものでした。

それに対して私は、それは必ずしも
マウントを取っているわけではなくて、

ご主人なりに、こころさんに
強い関心を持っていて、
その部分の知識を増やすことによって
こころさんが喜ぶんじゃないかと思って、

こころさんを充足させたいから、
こころさんと繋がり合いたいから、
ご主人はそれをしている可能性が
ありますよ、というお話をしました。

そうしましたら、こころさん、
さっそく私のアドバイスを実践して
くださったようなんですね。

そして、ご主人との関係性にも
変化が現れたようなんです。

素晴らしいですね!
私も、とても嬉しいです!

こころさんからいただいた
ご報告メールをご紹介させて
いただきつつ、

改めて「異文化交流」である
夫婦関係について
解説させていただきますね。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:20代長女の恋愛について
ご相談させてください。

長女は、なりたい職業につくため何年も浪人し、
やっと夢を叶える大学に進学いたしました。

卒業まであと一年となり、
自分の娘ながらブレない姿に感心しております。

最近、お付き合いしている方のことを聞き
少し戸惑っているところです。

いわゆる、アプリのようなツールで出会い、
3、4ヶ月は電話などで
お会いすることはなかったようです。

その後、対面し交際が始まったとのことですが、
すぐ同棲(お相手の方の住まいに娘が同居)
しているようです。

娘は初めての恋愛で、彼は年下ですが
結婚を考えていると話しております。

自分の夢を追いかけて努力していた娘に、
支えとなる彼の存在はとても素敵なことですし、
彼女の人生に親であっても
口出しすべきではないと思っています。

ただ、出会いからの現在の関係性のスピードに
心配しかありません。

彼の家から毎日大学に通い、
夕食を作り待っているそうです。
(彼は社会人)

このまま見守っていくのが良いのか、
このモヤモヤした気持ちはただの寂しさなのか、
川畑先生からアドバイスいただけたらと思います。

家族以外に大切な場所、人ができた存在に
やきもちをやいているのでしょうか。

【わく・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

夢を諦めずに何年も努力を重ね、
目標を達成される娘さん、素晴らしいですね。

わくさんも娘さんの頑張りを喜ばしく思い、
応援し、見守っていらっしゃることと思います。

一方で、恋愛については複雑な心境なのですね。

ご長女ということですから、
「我が子の恋愛」も
親として初めての経験かと思いますし、
戸惑いがあるのは当然のことと思います。

私たちは経験のないことには
不安になるものです。

ましてや結婚を見据えたお付き合いとなれば、
人生を左右するものと、
心配も大きくなることでしょう。

まず、わくさんがやきもちから
娘さんの幸せを素直に喜べないのか?
と疑いがある場合は、取り組むべきは、
わくさん自身の内面的な問題の解決であり、
娘さんの行動の管理ではありません。

やきもちは、自分にないものを
相手が持っていることにより生じる感情です。

わくさんご自身が、ご主人との関係を大切にし、
再び愛ある豊かなものにすることで、
心が満たされたなら、やきもちは焼かず、
同じことが娘に起こることを純粋に
望むことができるようになるでしょう。

長年築き上げてきた夫婦のパターンがあるので、
今更関わり方を変えるのは
簡単ではないかもしれませんし、
気恥ずかしいかもしれません。

また、面倒くさいかもしれません。

それでも、それらを乗り越えて
取り組む価値はあります。

どこからでも関係を豊かにすることは可能です。

娘さんの恋愛のスピードに関しては、
政府の実態調査でも、昨今は
アプリをきっかけとした出会いや結婚は
最も多い形態で定番となっています。

政府もそこを支援する方針ですから、
娘さんも現代できわめて典型的な出会いを
体験されているかと思います。

3-4ヶ月メールや電話でやり取りをしてから
対面で付き合い始めているなら、
必ずしもスピードが早いとは
いえないかもしれませんし、
娘さんなりに慎重に、相手との相性を
吟味しているのではないでしょうか。

アプリの出会いは実際に会ってみると
テキストで想像していたのと違って
ケミストリーがまったくはたらかなかった、
ということも多々あります。

結婚したいほど好きになれる人に出会えたのなら
それはラッキーなことかもしれません。

また、信念を持って粘り強く
ものごとに取り組む娘さんですから、
違うものは違うと区別する力も
信じて良いのではないでしょうか。

同棲をすればきっと、
良いところも悪いところも直面するでしょうし、
それらに向き合わざるを得ないでしょう。

結果、合わないと気づけたなら、
それも必要なプロセスで
自分の好みや傾向を把握するライフレッスンです。

成人した娘さんですから、
成功も失敗も自分の責任で
人生の肥やしにしてもらいましょう。

あまり心配しすぎることで
わくさんと娘さんの関係が
ギクシャクすることだけは避けたいですね。

もちろん、親の意見はあくまでも意見として
伝えれば良いです。

それが反対意見で採用されなくても、
そのような意見もあるのだと、
自分の価値と照らし合わせて
学べることもあるはずです。

ただ、幸せの価値観は親子であっても
それぞれということは覚えておいてください。

娘さんが恋愛に飛び込んで
幸せになれたなら祝福して、
傷ついたなら、いつでも戻って
温かく迎えてくれる家族がいることは大切で、
親子の絆を確固たるものにしてくれるでしょう。

心配を完全に止めることはできないかもしれませんが、
心配するのも親の仕事と割り切って、
心配とともに、温かく見守ってください。

 
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

あわさん(60代・女性・派遣パート​​)
のご相談にお答えします。

【Q】長女・次女・長男の
3人の子どもがいます。

6年前に突然、長女のインスタグラム投稿で、
罵詈雑言の言葉の嵐を数日間にわたり
受けました。

私の子育て人生30年の全否定であった
その内容に、絶望し、どん底まで落ちました。
私の心は深く傷ついたまま、現在に至ります。

でも、そんな私を救ってくれたのも子ども達、
次女と長男です。長女の言動に呆れ、憤慨し、
家族はそれ以来、長女とは絶縁状態です。

長女の投稿には、「父親も同罪だ」
とだけ触れられていました。
夫とはずっと、あまり心の内の会話は
してこなかったと思います。

長女は、思春期には
それなりの反抗期はありましたが、
大学生、社会人になってからは
時々二人でランチや買い物をしたりして、
私にはとても楽しく幸せな時間でした。
母と娘っていいなぁと心底思いました。

でもそれもポーズ、演じていたのかと思うと、
もっと辛くなりました。

娘には私が重かったのでしょうか。
どん底に落ちていた時は、なんで?どうして?
と原因探しばかりしていました。

大人になって、人間関係も含め、
時に生きづらさを抱えてきたのは、
愛着障害ゆえ、つまり、十分に愛されて
育って来ていないからだというのが、
彼女の言い分です。

でも、私たち夫婦には青天の霹靂でした。
3人それぞれを大切に育ててきたと
思っていましたから。

妹や弟についても全否定で、呆れています。
が、時間が経つにつれて、
こう思うようになりました。

長女は、独り占めの愛情、
もっともっと愛情を欲していたのに、
私が気づかなかっただけ。

私たち親が思う愛情と、
長女が望む愛情が違っていたのかもと。

でも、時は戻せず、子育ての失敗を
悔やまずにはいられません。

それが、インスタでの罵詈雑言に繋がるのか? 
それも育て方の結果でしょうから、
失敗を認めざるを得ません。

長女がこれから先も家族と関わりたくないなら、
それも仕方のないことです。

私の子育ての目標は、
当人が自立した社会人になることでした。
自分の経験から、娘たちは特に、結婚しても
夫に依存しないで生きていってほしいと願い、
育ててきました。

長女は独身ですが、今は安定した仕事に就き、
立派に自立しています。
もうそれで十分です。
親の責任は果たしました。

今後、娘とまた話せるようになりたいとか、
家族になりたいとかは思いません。

ただ、私自身が当時の彼女の言葉の呪縛から
解き放たれるためにはどうすればいいのか?
それが知りたいです。
アドバイスをお願いできるとありがたいです。

【A】いろいろあって、心が離れてしまって、
でも、自分の子どもですから
やっぱり愛し愛されたいし、
親密でいたいですよね。

そんな、あわさんの苦悩が窺える
ご相談です。

頭で割り切ってはいるけれども
心の部分がまだちょっと
ついてこなくて痛い、苦しいという
状態なのかなとお察しします。

3人のお子さんを立派に育てられて、
あわさん、本当に素晴らしいです。

親としては3人同じように
愛情をかけて育てたつもりでも、
子どもというのは皆それぞれ
パーソナリティが違いますから

親の気持ちそのものは同じでも
表現がその子その子で
変わってくることは
あるかもしれませんよね。

また、第一子というのは
親としても初めての子で、
ちょっと気合いが入ってしまう
ということも往々にしてあります。

自分の分身のような感覚で
無意識のうちに期待をしすぎたり、
母親自身が投影されやすい存在
だとも言えます。

長女さんは、あわさんにとって
まさにそのような対象だと思うのです。

そこを長女さんご本人も
敏感に感じ取っていて
苦しくなっていた部分もあるかも
しれませんね。

今からでも遅くはありません。

ぜひ、当時の振り返りをすると同時に
あわさんの正直な気持ちを長女さんに
伝えてみてはいかがでしょうか。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:12月で29才になる次男が仕事を辞めて
家に戻ってきて6ヶ月になります。

学生時代は陸上部に所属し
高校大学とスポーツ推薦で進学し
賞状やメダル、トロフィーが沢山
家にあります。

勉強、特に数学は苦手でしたが、
好きな科目や歴史宗教関係は詳しく
ニュースに合わせていろんな知識を
聞かせてくれます。

そんな息子が、
僕に合う仕事がない、
やりたいことがない、
と半年も家にいる状態です。

家事を手伝ったり
庭の手入れをしてくれますが、
息子が生き生きと生きてくれることを
何よりも願っています。

仕事を辞める前に
心療内科クリニックへもかかったけれど
得るものがなかったと言っています。

自信を無くした息子に
これからどのように接すれば良いか
教えてください。

【キミ・60代・女性・無職】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

スポーツの世界で
華々しい学生時代を送られた息子さんが、
社会に出て情熱をかけられるものを
見失ってしまったのですね。

そのようなときに、戻れる家があり、
あたたかく迎え入れる母、キミさんが
いらっしゃることは
息子さんにとって大きな救いだと思います。

彼の関心があることに耳を傾けて、
それをありがたく思うキミさんとの関係は
彼が再出発するエネルギーを
つくってくれていることと思います。

今は彼にとって、人生のインターバルです。

どうか、
実家で十分にエネルギーを充電する時間を
つくってあげてください。

たとえ社会でトロフィーやメダルなど
獲得してこなくても、
あなたがただいることが幸せで
大事なことなのだ、
ということが伝わるのは、
何より大事なプロセスだと思います。

確かに、スポーツで活躍しているときは、
躍動感が溢れるので、
いかにも生き生きしている感じが
伝わりやすいかもしれませんが、

歴史や宗教について考えたり
語ったりするとき、また、家事手伝いや
庭の手入れを無心にしている瞬間、

そのことで誰かの役に立てている
という感覚が芽生えたなら、
彼の中には見えない躍動感があるはずです。

ぜひそのような微細な躍動にも
きちんと光を当ててみてください。

もしかしたら息子さんは、
スポーツで脚光を浴びたように
職場で活躍するセルフイメージがあり、
それにこだわってしまったため
辛くなったのかもしれません。

そんな必要はないのだということに
気づけると楽になることでしょう。

新たなセルフイメージを
確立していくことは大事です。

もちろん、今でも学生時代に邁進していた
スポーツが好きなら、
プライベートで楽しんだら良いでしょうし、

好きなことでエネルギーを充電することで、
仕事のストレスも乗り越える
原動力となるかもしれません。

スポーツ以外にも、
前述の興味・関心を含め、
自己充電できる要素を
たくさんもっていることは大切です。

なにかひとつが
うまくいかなくなったときに、
他の要素がそれを補完する必要があります。

ぜひ、息子さんが安らげたり楽しめたりする
話題や活動に誘ってあげてください。

キミさんも一緒に取り組めるものがあれば
それは素敵なことだと思います。

心療内科は医療機関のポリシーや
医師それぞれとの相性もありますから、
たとえ最初に行った医院が
合わなかったとしても諦めずに、
自分に合う医療機関を
見つけることをおすすめします。

いずれにせよ、
今はしばらくゆっくりしたらいいよと、
彼が沈むフェーズを受け入れ、
引き続き暖かく包みこんであげてください。

周囲からの(見えないもの含む)圧力による
現状への抵抗がある限り、
彼のもがきも継続するでしょうが、
それらがなくなったときに、余計な力が抜けて、
自然と浮上してくることはよくあることです。

キミさんご自身も、自分の時間を大切にしつつ、
ずっと続くことはないかもしれない
息子さんと一緒の時間を
彼の病気の恩恵としてぜひ味わってください。

 
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

ミミさん(40代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。
いつも参考にさせていただいています。

夫の言動で、なかなか理解できないことがあり、
ご相談させてください。

夫とは4年前、バツイチ・子なし同士で再婚しました。
夫は会社員で自宅からのリモートワークが中心、
月に数回オフィス出勤があります。

結婚当時、私は派遣で働いていましたが、
今は辞めていて主婦業です。

なので、日頃から家の中に
2人で一緒にいることが多いです。

結婚当初から、夫は
「自分だけのスペースが欲しい」と
言っていたのですが、

今は2DKの賃貸で広さに余裕がなく
各々の部屋はありません。

そのうち、もっと部屋数がある物件に
引越したいねと話はするものの、
具体的には進んでいません。

そんな折、夫から
「家で自由に過ごしたいから、
実家に数日泊まってこない?
それか旅行にでも行ってきたら?」
と言われました。

実家は車で1時間ほどの距離ですが、
家族の用事でたまに顔を出す程度で
結婚してから泊まったことは
ほとんどありません。

「なぜあなたの都合で
私が泊まりに行かなければならないのか」
と尋ねると、

夫は「たまには一人でダラダラ
好きなようにしたいだけ」とのことでした。

私が「ダラダラしたいなら
別に普段からすればいいし、
一人の時間が欲しいなら
あなたが好きな所へ出かけてきても
いいんだよ?」と提案しても、
それには同意せず。

さらに先日、今度は
「お金を出すから
どこかホテルにでも泊まってきてよ。
美味しいもんでも食べてさ」
とまで言われ、驚きました。

一見、妻思いの夫の提案のようだけど、
なんだか私が邪魔な存在で
追い出されるかのように感じ、
戸惑いましたし、
正直、ちょっと傷つきました。

私がいない間に、まさか他の人と…
と考えたくないことまで考えてしまい、
心臓がバクバクしました。

夫いわく「追い出すつもりなんてないし、
そんなに深い意味はない。
お互いの関係を良好に保つためには
そういうことも必要だと思って、
軽い気持ちで言っただけ」とのこと。

でも、私はなかなか理解できず、
今もモヤモヤしています。

再婚前に1年半ほど付き合いましたが、
その時にはわからなかったことで、
夫婦の距離の保ち方や価値観が
私とは大きく違う夫との今後が
不安になってしまいました。

じっくり話をしてみた方がいいのかな
と思いつつ、感情的になってしまいそう
な自分もいて、今ひとつ切り出せません。

ぜひアドバイスをお願いいたします。

【A】ミミさんは、おそらく
人との触れ合いとか親密さというのを
すごく大事にされる方なんだろうなと
ご相談文を読んで思いました。

一方でご主人は、
もちろんミミさんのことは愛していて
一緒にいたいという気持ちがある一方で、

一人の時間がとても大事な方
なのだろうなと思いました。

なので、このパーソナリティの差を
きちんと理解しておきましょう
というのが私からのアドバイスです。

ミミさんのように、常に触れ合いたい、
好きな人とは一緒にいたい、
そばにいたい、空気を感じていたい
という基本的なニーズがある人が

一人でいたい、距離を置きたいという時
というのは、相手に対して、
あまり心よく思わないとか、
疲れたとか、ストレスがあるとか、

けっこうな嫌悪感を感じるような時
かもしれないですね。

「ちょっと一人の時間が欲しい」
という程度で「離れてほしい」
「外泊してきてほしい」
とご主人に言われたら、

私のことが嫌になったのかな
と思ってしまうかもしれませんね。

でも、ご主人の場合は
おそらくそうではなくて、
基本的なニーズとして
一人の時間が大事な人だと思うんですね。

自分の空間、時間というのがまずあって、
それがエネルギー源になって
初めて、人と一緒にいたり、
合わせるということができる
パーソナリティではないかなと思うんです。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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FROM 川畑のぶこ

みかんさん(70代・女性・無職)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。78歳の女性です。
5年前に夫を見送り、一人暮らしです。

隣県に住む一人娘が時々
様子を見にきてくれるので、
今は特に不安なく過ごしています。

そんな私ですが、昨年から
年賀状を続けるかどうか悩むようになり、
どうしたものかと考えています。

今年もその時期になり、
川畑さんに訊いてみよう!と思いました。

私にとって年賀状は
若い頃からの友人や昔の職場仲間、
そして学生時代の親しい人たちとの
年に一度の大切なつながりです。

今はお互いに遠くに住んでいても、
年賀状で近況を伝え合えることが
心の支えとなってきました。

しかし、同世代の友人や少し目上の方から
「年賀状じまい」を知らせる挨拶が
ポツポツと届くようになり、
自分もその時期に来たのかと
考えることが増えました。

年賀状を出すことは正直、
歳を重ねるごとに
少しずつ大変になっています。

体力の低下もあり、ただでさえ忙しい
年末年始の準備に追われる中で、
毎年の枚数を書くのも
手間に感じるようになりました。

ここ数年は、娘のサポートもあり
スマートフォンやメール、LINEなども、
非常にたどたどしいながらも
必要最低限は使えるようになり、

「年賀状でなくても連絡は取れるかも
しれない」と思う一方、やはり
「年賀状には特別な温かみがある」
とも思います。

友人たちが年賀状じまいを始めている
中で、自分も手を引いてよいものか、
それともこれまでのように続けるべき
なのか、決めかねています。

年賀状をやめることで関係が途絶えて
しまうのではないかという不安もありますし、
「ついに年賀状じまいか」と思われて
しまうのも少し寂しい気がします。

それ以前に、私の場合、
すべてのやりとりをデジタルに
切り替える勇気もスキルもないだけに、
アナログの年賀状をいつまで続けるべきか
悩んでいます。

とはいえ、この先、年賀状書きは
ますます体力的に負担になることも事実で、
自分の体力と相談しながら、
なるようになっていくのかな?
とも思う自分もいます。

私のようなアナログ世代の
「年賀状じまい」について、
ぜひアドバイスいただけたら嬉しいです。

【A】この時期、そろそろ年賀状の準備で
同じように悩んでいらっしゃる方も
いらっしゃるかもしれませんね。

すごく難しい問題ですね。

みかんさん、「どうするべきか」と
悩んでいらっしゃるようですが、

ここは「こうせねば」「こうすべき」、
「ねば」「べき」はちょっと捨てて
「どうしたいか」というところを
見ていただきたい思います。

手はかかるのだけれども
ぬくもりが感じられる。

どっちの方がみかさんにとって
比重が高いのだろうと考えてみてください。

おっしゃる通り、歳を重ねるごとに
今までの量の年賀状書きをするというのは
負担にもなってくることと思います。

ですので、お知り合いの方たちも
年賀状じまいをするようになって
そんな便りが届くようになったのだと
思うんですね。

みかんさんも「今」はどうなのか。
来年のことは置いておいて、
今年はどうしたいか。

自分の体力と相談してみてどうなのか。
どうしたいのか。

「べき」というのはありません。
これはみんな自由です。

また、今年こうしたから
来年以降もずっとそうしなければ、
ということもありません。

毎年違ってもいいし、
徐々に変えていってもいいのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:嫌いな人を過度に嫌って、
相手からも嫌われようとしている自分がいます

価値観の違いから、嫌いな人がいます。

いつもなら、嫌いな人には近づかず、
離れることを選択します。

しかし、子供の通う幼稚園のママで、
子供たちが仲も良く、離れることができません。
なので、表面的な関わりをしていました。

しかし、ある時、嫌なことを言われたりされたりして、
私自身がとても傷つき、感情も大きく揺さぶられました。

それから、その人から嫌われようとしている自分に
気がつきました。

嫌われるなら、徹底的に傷つけて、
もう2度と会うことがないくらいの関係になりたいと
思っている自分がいました。

自分と自分の関係性は
とても良くなっていると思っていたけれど、
この心理は一体何なのか、正直わかりません。

思い返してみると、昔の恋愛もそうでした。
別れを告げられてから、それだったら徹底的に
嫌な人になりたいと思っていたことがありました。

自分が振る場合も同じで、
嫌な言葉を吐き捨てて、別れました。

この頃は、自分との関係が悪かったのですが、
まだこの私が私の中にいるようです。

それに気がついたはいいけれど、
嫌いな人を過度に嫌うところがどうしようもありません。

気がつくと、嫌な人を思い浮かべ、
その人にどんな風に、嫌な私で嫌われるか考えています。

とても苦しいです。

アドバイスをいただけたらうれしいです。
よろしくお願いします。

【ラクシュミー・30代・女性・公務員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

自分だけのことであれば、
単に距離をおけば良いだけの人間関係も、
子どもが絡むとそう簡単にはいきませんね。

自分で選ぶことはできない人間関係であり、
子どものことを思うからこそ、
ご自身の気持ちを抑圧してがまんしてきた
ラクシュミーさんだと思います。

けれども、その限界が来てしまったのですね。

私たちはみな、価値ある存在でいたいですし、
常に他人との関わりの中で
自分の存在価値を確認したいものです。

自分と異なる価値観の人がいたときに
脅威に感じて過剰反応してしまうのは、
自分の価値が損なわれるという幻想をもつからです。

今回、ラクシュミーさんが体験されたように、
相手に嫌なことを言われたりされたりしたら
怒りを持つのは当然のことです。

ただ、それをどのように表現するかが問題であり、
表現の仕方によってご自身の心の状態が
把握できることと思います。

「今の言葉には傷つきました」
と相手を攻撃することなく、
率直なフィーリングを伝えることは、
自分も大切にして相手にも配慮した姿勢だと思います。

一方で、嫌われているんだから、
こっちも相手を嫌う態度をとって
とことん嫌われるように仕向ける、という、
やられたらやり返す姿勢は、

相手と自分とでどちらが優位かを争う
マウントの取り合いであり、
怒りや攻撃は自分のパワーを感じたいための、
無意識で防衛的な行為でもあります。

私たちは怒っているときや攻撃しているときは、
なんだか自分が強くなり、
パワーを獲得したような気分になれるのです。

でも、これは裏を返すと、
そうでもしないと自分は無価値になってしまう、
という恐れを隠す行為でもあります。

深い部分では、自分は自分、相手は相手で良い、
どちらにもそれなりの正解があり価値がある、
ということを認められていないので、

どちらが正しいか、白黒はっきりさせて
自分の価値を確認しようと、
不毛なパワーゲームに陥ってしまうわけです。

自己肯定ができている人は、
自分が正しくあるために、
相手を不要に貶める必要はありませんが、
自信がない人は相手を悪者化して
自分が正しくないとやってられなくなります。

では、このスパイラルから脱却するには
どうしたらよいのか?ということに関しては、

相手が嫌なことを言ったりしたりしてきたときに、
相手も自分の価値を認めることができずに、
不器用なやり方で
(私を貶めて優位になることで)
それを確認しようとしているんだなと、
相手の見方をシフトしてみることです。

相手は強い人でもパワフルな人でもなく、
自身の価値を疑い、自信が持てなくて困っている、
弱さを備えた人です。

「私と同じ課題を持った、困っている人」
でもあるかもしれませんね。

そのように相手の行動の表面的な部分でなく、
根を見るようにしてみると
過剰反応をしなくて済むようになり、
時間の経過とともに、
慈悲の気持ちも湧いてくるかもしれません。

どちらが正しいか?を争わずに、
どのように違うのか?という多様性を、
愛ある好奇心をもって見つめるようにしてみてください。

物事を深く理解する姿勢は、
ラクシュミーさんを過剰反応から解き放ち、
軽やかにさせてくれることと思います。

 
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こころさん(40代・女性・看護師)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
いつもYouTubeを拝見し、
大変参考にさせてもらっています。

私の悩みなどちっぽけで
相談してもいいのだろうかと思い
かなり迷いましたが、

眠れなくなるほどになることもあり、
思い切って相談させてもらいます。

結婚19年になる主人のことです。

私は、こんな家庭にしたいという理想
が強く、主人は受け身の性格なので、
家庭を築いていく上での決定権は
ほぼ私にあり、

主人はそれについてきてくれるという
感じでやっています。

ただ、共働きフルタイムの仕事、家事、
こだわりが強く発達障害のある
ひとり息子の育児、

また、ペットで犬とウサギを飼っており
その世話もあります。

これらすべて、一人で責任を
背負いやっていくのは大変で、
何度も喧嘩をし、話し合いをし、
ようやく少し家事とペットの世話を
やってくれるようになりました。

私は息抜きと楽しみとして
30年来推しの音楽バンドの曲を
聞くことがあるのですが、

主人もなぜかこっそり聴いて、
私より知っているなどと
競ってくるようになりました。

私は、じゃあ一緒に聴いて楽しめる
と思い、これもいいよーと提供しても、
それをじっくり聴くのではなく、

それならばこれもあると
似たような別の人の曲を出してきたり、
何だか音楽の感動を分かち合うというより
何かを競っている感じになっています。

推しのバンドを別のバンドに乗りかえたら、
主人もまた同じのを聴き、
私よりも前から知っていたなどと
また競ってきます。

その他の娯楽やファッションまでも
私が興味を持ち出したことを
こっそり自分も真似たりして、

でも一緒に楽しむのではなく
何となく競ってくるので疲れます。

会話も、主人は自分がどう思っているか
感じているかなどはあまり出さず、

何か知っていることがあったときのみ
話すのであまりおもしろくなく、
こんな主人との関係に疲れるのですが、

疲れず、楽しくやっていきたい私に
何か良いアドバイスを
いただけないでしょうか。

どうぞよろしくお願いします。

【A】ご主人とご自身の感覚の違い
というのでしょうか、
そこがいまいちしっくり来なくて
ちょっとモヤモヤしたり
イライラしてしまうのですね。

おそらく、パーソナリティ的に
ご主人は知識をすごく大事にする人
なのではないかなと思います。

一方、こころさんは
フィーリングとかハート、感覚と
いうのを大事にする人なのでは
ないでしょうか。

ご主人は、雰囲気とか感覚とか
フィーリングより、

知識とか何か整理するとか
そういうことに長けているのでは
ないかなと思うんです。

ですから、情報がものすごく大事で、
情報を共有したい。

こころさんは感覚を共有したい人、
感動を分かち合いしたい人。

でも、ご主人は情報を整理して
それを共有したい。

だから、彼なりのベストを尽くして
情報収集をして、こころさんと
交流しようとしているのではないかな
と思うんですね。

彼は決して、こころさんと競おうと
しているのではなくて、

基本的に知識欲があって
知識をたくさん身につけて
それを世の中にも自分の大切な人にも
役立てたいという思いが強いのだと
思います。

ご主人とこころさんとでは
パーソナリティも違うし
心理的な欲求の満たし方も違うので、

そこを区別して接してみることを
お勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

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