心のケア・精神の悩み

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アムさん(50代・女性・会社員・静岡県)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
私は55歳の会社員です。

人の死に直面しても
悲しみの感情が湧かない自分に、
ずっと戸惑いを抱えてきました。

最初にそう感じたのは小学生の頃。

大好きだった叔母が病気で亡くなったとき、
姉と弟が泣きじゃくる横で、
私は「死んじゃったんだ」と
淡々と受け止めているだけでした。

でも大人も子どもも皆、
悲しそうに泣いているので、
自分だけ違うのはいけないことだと思い
悲しんでいる“ふり”をするのを覚えたのも
そのときです。

その後も祖父母や友人など
身近な人との別れを経験してきましたが、
心の底から泣いたり、悲しみに押しつぶされる
ような感情を持ったことは一度もありません。

私にとって「死」は、
生きているけれど長い間会えないだけ、、、
そんな感覚に近いのです。

また、人は死んだら肉体を脱ぎ、魂として
別の人生を生きるという輪廻転生の考え方が
自分の中でとてもしっくりきています。
そのせいもあるのかもしれません。

ただ一方で、大切な家族に
もしものことがあったらと想像すると、
胸が押しつぶされそうになります。

そのギャップに自分でも戸惑い、
時には「自分は冷たい人間なのでは」と
責めてしまうこともあります。

55歳という年齢になり、これから先は
これまで以上に人の死に直面する機会が
増えると考えると、不安が大きくなります。

そのとき、周囲が涙している中で、
自分だけが何も感じずに
立ち尽くしてしまうのではないか、、、
そんな自分をさらけ出すのが怖いです。

この感情をどう受け止め、
どう向き合えばいいのか分からず、
悶々としています。

同じような感覚を持つ人がいるのか、
また専門的な視点からのアドバイスも
いただけたら少しはラクになるかもしれない
と思い、ご相談させていただきました。

【A】アムさん、
ご相談ありがとうございます。

人の死を前に涙が出ない自分を
「冷たいのでは」と責めてしまう——
その優しさこそが、
すでに“感じている”証です。

悲しみの表現には涙以外にも、
静かな受容や祈りの形があります。

スピリチュアルな感性が豊かな人ほど、
涙ではなく「深い理解」として
悲しみを抱くこともあります。

感情の表現方法は人それぞれ。
脳やホルモンの働きによっても違うものです。

どうぞ「私はこれでいい」と
受け止めてください。

涙のしくみや心のしくみについて
ビデオでお話ししますので、
ぜひ参考になさってください。

ーーー

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【Q】「何者か」になる必要があるのか
わかりません。

夫がたびたび学生の甥っ子たちについて
「まだ何者にもなってないから
 兄貴もたいへんだ」
というようなことを言います。

それを聞く度に
「医者です」「◯◯会社の社員です」
「◯◯です」と言えるのがそんなに
必要なのか、私はモヤモヤします。

◯◯になって社会的に
自分の属性を説明できるほうが
何かと都合は良いですけれど。

私は長いこと
「◯◯省事務官」として生きてきましたが、
職業に関係ない「自分は◯◯だ」と
言えるような芯はありません。

生活のために漠然と働いてきて、
特に昇進への意欲や仕事に関する目標
などもありません。

他の同期と自分の扱いの違いや
能力の違いを認識するたびに、

職場から大した期待も役割も
与えられていない自分の立ち位置を
認識し、若い頃はあったやる気は
擦り減ってなくなりました。

既婚ですが子なしで、
プライベートの役割の変化もありません。

世間では、目標を持とう、
幾つになってもチャレンジしよう、
などと言います。

職場でも人事評価の指針の一つとして
目標を立てることが必須になっています。

無駄な規則や事務処理は増える一方で、
減らす方向にはならない組織には
何も期待してないので、
毎回目標を立てるのに苦労しています。

目標を持ちチャレンジをして
「何者か」になる必要があるのでしょうか。

思春期の頃から「自分は何者か」という
問いは自分の中にありますが、
拘束事項や無駄が多い今の仕事を辞めて

「自分のペースで、自分にとっては
 幸福を感じる日常の些細なことを
 大切にして日々を送るただの人」

になりたいと思っているのですが、
それでだけではダメなのでしょうか。

「特に何者かではない自分」では
ダメなのでしょうか。

【かえで・40代・女性・
     国家公務員・神奈川県】

【A】ご相談ありがとうございます。

かえでさんの葛藤がよく伝わってきます。

「何者かにならなければならない」
というプレッシャーについて、社会では、
職業や役職といった外側のラベルで
「自分とは何か」を語ることが多いかと
思います。

組織の中に長く身を置いてきた人に
とってはなおさら、評価・目標・責任
などのシステムの中で生きることは
日常的でしょう。

きっとご主人もそのような環境で、
あるいは、親や周囲の期待に応え
認められることで、ご自身の
アイデンティティを確立しようと必死に
ここまで来られたのかもしれませんね。

それを手放したとき、
自分にはいったい何が残るのだろう?
という問いがふと湧いてくることも、
自然なことではないでしょうか。

何者かにならなくてはいけないのか、
という問いに関しては、
「何者か」には2種類あると考えてみると
モヤモヤが整理されるかもしれません。

まずひとつめに、社会的な「何者か」、
すなわち、外側のアイデンティティが
あります。

たとえば、自分は公務員であるとか、
母親であるとか、
◯◯会社の社員であるとか、
医師や管理職であるなど、

他者から見て分かりやすく、
社会に説明できる自分です。

このようなアイデンティティは
便利な反面、それに縛られ、評価され、
比べられてしまいがちな世界です。

ふたつめに、存在としての「何者か」、
すなわち、内側のアイデンティティが
あります。

こちらはたとえば、
丁寧さを大切にする人、静けさを愛する人、
誠実な人、誰かの小さな支えになる人等々、

「私は◯◯省の人間です」ではなく、
「私はこういう心で世界に触れている
 人間です」という芯の部分。

声高に語る必要はなく、肩書がなくても
そこに宿る静かな核のようなものです。

かえでさんはおそらく
前者(社会的な何者か)ではなく、
後者のことを求めているのだと思います。

かえでさんは、「特に何者でもない私」
とおっしゃいますが、
本当に「何者でもない」のでしょうか?

いいえ、そうではありません。

むしろ、「ただ日常を丁寧に生きたい」
「自分のペースで、
 静かに幸せを味わいたい」
という願いそのものが、

すでに「生き方の選択」であり、
立派な「あり方」です。

社会は目標や成長やチャレンジを
重んじるかもしれませんが、
足りないものを付け加える生き方
だけが人生ではありません。

静かに、満ちるように
「今あるものを味わって生きる」
ことも、立派な人生の形です。

それは怠惰ではなく、
成熟の表れでもあります。

今のままではダメということはなく、
むしろ、そう在りたいと
気づけたこと自体が、
大きな一歩ではないでしょうか。

ただ1つだけ
大切にしていただきたいのは、

「逃げとしての何者でもなさ」ではなく、
「選んだ上での何者でもなさ」である
ことです。

かえでさんの文章には、
後者の真摯さが感じられます。

どう生きればよいのか?
ということに関しては、

少し心を軽くするためには、
「何者かになる」よりも、
「誰として在るか」を育てても良い。

「目標」ではなく
「大切にしたい感覚」を持つことでもいい。

「肩書」ではなく、
「心の姿勢」を生きても良い。

とご自身に許可を与えることです。

そのうえで、

私は丁寧に暮らす人でありたい。
私は小さな誠実を積む人でいたい。
私は誰とも競わず、
損なわれない静けさを大切にしたい。

と日々確認していくのも良いです。

このことで、
かえでさんの人生の「軸」が
ブレなくなってくることと思います。

「何者かになる必要がありますか?」
という問いの奥には、

「このままの私で、
 生きていていいですか?」という
切実な祈りのような声があるように
思います。

その問いへの答えは…

「はい。このままでも、
生きていていいです。」

です。

名乗れる肩書きがなくても、
何者でもないのではなく、

私として生きている人、という、
最も正直な何者かであることを
覚えておいてください。

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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【Q】以前、3年ほど付き合っていた
彼氏に浮気をされていたことがわかり、
別れました。

その時はかなり落ち込み、
仕事終わりによく泣いていました。

その後、新しい彼氏を作ったり、
親密になった男性が自分に近寄ってきたり、
手を握られたりするのが苦痛になりました。

普段、仕事上で男性に触れる際には
何とも思わないのですが、

恋愛関係や親密な関係の男性が近くに来る
だけで、息が詰まるようになってしまい、
手も繋げなくなってしまいました。

どうしたらいいですか?

【ピーマン・20代・女性・医療従事者】

【A】ピーマンさん、こんにちは。

真剣に3年間お付き合いしてきて、
信頼していた彼氏の裏切りは、
ピーマンさんの心に
深い傷をつくったことと思います。

そのような失恋のあとに、
心と身体が親密な関係そのものに
拒否反応を示すことは、
実はとても自然な反応です。

ピーマンさんが弱いわけでも、
愛する力を失ったわけでもありません。

むしろ、深く傷つくほどに
相手を愛していた証でしょう。

このような状態から回復するのは
簡単ではないかもしれませんが、
必要な時間をかけながら
癒しの道を前進することは可能です。

まず、ピーマンさんに
心がけていただきたいのは、素直に
身体の声に耳を傾けるということです。

心の傷は、
感情だけではなく身体にも刻まれます。

恋愛関係におけるスキンシップや
近い距離感が苦しくなるのは、
あなたの身体が「再び傷つきたくない」と
全力で守ってくれている証拠でもあるのです。

理性では「大丈夫」と思っても、
身体が拒否しているときは、
無理に状況に合わせようとしないでください。

まずはその反応を否定せずに尊重すること、
「拒否していいよ」とご自身に許可を与える
ことからスタートしてみてください。

「手をつなげない私っておかしいのかな」
などと思う必要はありません。

人それぞれ、回復のスピードも、
再び心を開くタイミングも違います。

3年真剣にお付き合いした人からの裏切りは、
大きなダメージを与えます。

そのような状況からの回復は、
半年から人によっては数年くらいかかっても
おかしくありません。

自分を責めることなく、
「今の私に必要なのは、優しさと安心」
と心の中で繰り返してみてください。

失恋で傷ついたピーマンさんの心が、
ちゃんとあなたを守ろうとしてくれている
のだということを覚えておいてください。

そして、安全な関係性を再び築くためには、
一気に苦手を克服しようとせずに、
スモールステップでの回復を意識します。

たとえば:

・信頼できる異性と、あいさつや軽い会話など
 「安全な距離」で接する練習をする

・手をつなぐなどのスキンシップを焦らず、
 心地よい距離を自分で選び、
 その距離を保ちたいだけ保つ

・「今はまだ近づかない」という意識的な選択
 も、自分を守る大切な行為と自覚する

恋愛に限らず、安心できる人との関係性を
少しずつ築いていくことで、身体も徐々に
「大丈夫」と感じられるようになります。

ピーマンさんが感じている
「息が詰まる感覚」も、自分を守るための
体からの大切なサインです。

まず、「ああ、息が詰まる感覚があるんだな」
と気づいてあげてください。

その詰まりは
体のどのあたりで感じるでしょうか?

喉でしょうか?胸でしょうか?

いずれにせよ、その感覚を否定せず、
そこに注意を向けて、
包みこんであげてください。

泣き叫ぶ赤ちゃんが
母親に必死に何かを訴えているときに、
母親が優しく赤ちゃんを抱くように、
詰まる感覚にやさしいまなざしを
注いでください。

息を吸いながら詰まる感覚に気づき、
息を吐きながら微笑んでみます。

そして、身の回りの心地よい感覚に
意識を向けてみてください。

たとえば座っている椅子のクッションの
心地よさや、部屋の温度の心地よさなど。

このように、痛みを抱きながらも、
身体に安心の記憶を
少しずつ取り戻していきます。

親密な場面で息苦しさを感じたときは、
マインドフルな(丁寧に注意を向けた)呼吸を
しながら、身体を過去から今に戻すことで、
過去の記憶に巻き込まれることを防げます。

また、セルフタッチによる
安心の感覚を育てることも有効です。

誰かとのスキンシップに抵抗があるとき、
まずは「自分との触れ合い」で
心地よさを再教育していくのが効果的です。

1. 両手で自分の二の腕や肩を
やさしく包み込むように触れます。

2. そのまま3-5回程度、
マインドフルな呼吸をします。

3. 心の中で「大丈夫」
  「私はいまここにいる」「私は安全」
と自分に語りかけます。

身体は“安心の感覚”を
少しずつ覚え直します。

これは、他人との距離を回復する
前段階として有効です。

恋愛トラウマからの回復は、誰かと
「すぐに距離を縮める」ことではなく、
まず「自分の身体と心の距離」を
再び近づけることから始めてみます。

焦らずに、自分のペースで大丈夫です。

もし今後、信頼できる相手ができたときには、
そのペースを相手に伝えることも大切で、
回復のプロセスとなります。

それでも苦しいときは、
カウンセリングや心理療法(たとえば
EMDRやソマティックエクスペリエンスなど
のアプローチ)が、恋愛トラウマの回復を
助けるケースもありますから、

一人で抱えず、専門家と一緒に
心の傷を少しずつ解いていくことも
選択肢にいれてみてください。

どうかご自身を大切に、
ピーマンさんが相手に優しくしてきたように、
傷ついたご自身に
優しく接してあげてください。

優しさは弱さではなく強さです。

ー川畑のぶこ
       
        
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リラックマさん(50代・女性・パート・茨城県)
のご相談にお答えします。

【Q】昨年、夫が66歳で亡くなりました。
肺癌でした。
見つかったときは手遅れで、
半年の闘病の後、旅立ちました。

ひとりでも大丈夫だなと思っていますが、
未だ仏壇に手を合わせることができません。
おはよう、行ってくるね、ただいま、
など、話しかけています。

泣いて暮らしているわけでもありません。

それに気がついたのは、
先月実父が癌で亡くなった後でした。
家族みんなで父に寄り添い、
見送ることができました。 90歳でした。

実家の仏壇に手を合わせている自分に、
夫には手を合わせられないのに
父には合わせられるのはなぜなのだろうと。

夫の納骨をする気になれず、
まだ家にあります。
このことも関係しているのでしょうか。

夫に対して、
もっと早く病院に行っていればとか、
その後の治療にも後悔はありません。

夫への反応と、父へのそれと、
この差はいったい何なのでしょうか。

特に困っているわけではないのですが、
気になり、相談させていただきました。

よろしくお願いします。
 

【A】リラックマさん、
ご主人様ととても仲良しで、
いい関係を築いてこられたんですね。
ご相談文からそのような印象を受けました。

実のお父様には手を合わせられるけれど
夫には合わせられないということで、
もうリラックマさんもお気づきだとは
思うのですが、

リラックマさんの心の中で、
夫が旅立っていったということが
まだ完全に受け入れられない、
完了していない、
ということの表れだと思います。

仏壇で手を合わせるためだけに
納骨を急ぐことはありません。

仏壇よりもっと手前で
リラックマさんならではの方法で
供養することもできると思うのです。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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【Q】自分の心のうちを
紙に書いてきました。

うれしい時も黒い気持ちも
素直に書いて、筆跡などにも、
その時の感情が表されています。

でもその紙切れも、
たくさん溜まってきてしまいました。

思いきって捨ててしまうべきか、
でも、自分の分身のようで捨てられず、

でも、自分になにかあったとき、
人に見られたら恥ずかしい…など、
堂々巡りで、結局そのまま
段ボール箱のフタを閉じて戻しています。

どうしたらいいでしょうか。

【ひなみな・40代・女性・会社員】

【A】ひなみなさんが言葉を形にする
ことで、感情や出来事を整理されて
きた様子が伝わってきます。

おそらくひなみなさんにとって、
その歩み自体が、癒やしと成長の
プロセスであったことと思います。

紙片は、ひなみなさんがその時々に
大切にしてきた想いの証ですので、
「あのときの自分」を大切に思うから
こそ、捨てられない気持ちが
出てくるのでしょうね。

そのように、過去のご自身を
大切に包み込むそのような姿勢は
とても素敵なものだと思います。

まずはその気持ちを
そのまま認めてあげてください。

そして、つぎに、断捨離的な視点から
それらを見つめてみてください。

すなわち、
不要・不適・不快に属するものなのか?

それとも
要・適・快に属するものなのか?

それらの紙切れ一枚一枚は…

いまのひなみなさんの心を
支え、輝かせてくれていますか?

未来のひなみなさんに
力を与えてくれますか?

今後も意図的に(偶発的にではなく)
そして、定期的にそれらを振り返って
ご自身に勇気と希望を育む作業をしますか?

そうであれば、それらは日記を
大切にとっておいてときどき振り返って
自身の歩んできたマイルストーンを称え
未来への希望に変換される方がいるように、

生きた関係ですので、今すぐに
捨てる必要はないのかもしれません。

また、全部を取っておかなくても、
心に響く選りすぐりのものだけを
クリアファイルや1冊のノートに
コンパクトにまとめて貼り、

日記帳のように見やすくするのも
良いのではないでしょうか。

あるいは、それらをデジタル化し、
紙は浄化する気持ちで
「今までありがとう」と
感謝の言葉とともに手放すのも
良いかもしれません。

「人に見られたら…」という心配も、
デジタルデータとして保管し、
鍵をかければ問題は解消しそうですね。

このように、
一旦「立派なコレクション」として
きれいに陳列し、ひとつひとつを
称える作業をしてみると、

なんだか心が完了して、
一気に手放したくなることもあります。

もし、そこまで明確な意図も目的もなく
「なんとなく」取っているもので、

一年のほとんどはそれらのメモを
思い出すことも活用することも
ないのであれば、

それらのメモの役割は
すでに終わっているかもしれません。

そうであれば、それらの紙は
箱の中ではなく心の中に
しまっておくことをおすすめします。

ひなみなさんにとって大切なことは、
ちゃんと心が無意識のうちに
記録していることを信頼してください。

そのことで、今・この瞬間と未来を、
過去につかわれることなく
清々しく前進できるかもしれません。

ひなみなさんが大切にしてきた時間は、
すでに心と体にしっかり息づいています。

紙そのものではなく、その経験が
これからの人生の糧であることを
忘れないでください。

ー川畑のぶこ
       
        
ーーー

 
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【Q】いつもメルマガを読ませて
頂いています。62歳の会社員です。

いつも私の悩みなど小さなものだな
と思っていましたが、主人が突然、
今年の5月「急性骨髄性白血病」
と診断されました。

低血圧だったため、目眩は前から
よく起こっていたようですが、
息切れがひどくなり、
仕事等の事情により1ヶ月ほどして
から病院を受診して発覚しました。

すぐに寛解を目指し
抗癌剤治療を開始しましたが、
1クール目で副作用がひどく出て、
何とか乗り越えたのですが、

抗癌剤を開始して、3週間目ぐらいから
芽球の数値が上がりだし、
骨髄検査でも芽球が元に戻っていて、
寛解になりませんでした。

なんでも遺伝子異常がとても複雑とのこと。
抗癌剤のタイプを変えて2クール目の
抗癌剤治療を開始しました。

副作用はあまりなかったのですが、
やはり3週間目頃よりブラストが
上がって来て、骨髄検査でもまた、
芽球が元に戻ってしまいました。

やっぱり厳しいようで、
このままでは年を越すことは難しい
と言われました。

次どうするか、先生と話し合った結果、
主人が歩けるうちに家に帰りたいと
言ったので、それを第一目標に、
同じ抗癌剤で3クール目を開始しました。

副作用は少しあったものの、
状態が維持できていることから、
血球は低いままですが
退院させてもらい、

発熱したら即病院に行くことを約束し、
週2回の通院で、輸血をして
状態を維持しています。

もうすぐ3クール目の3週間目が来ます。
数値が下がり切らず上がっているようで、
心配です。少し動くと息切れがして
しんどいらしいです。

もうどうすることもできないのか? 

私は何をすれば良いのか
わからなくなってきました。
このままだと後悔ばかりが残りそうです。

入院すると、
輸血をする限りもう会えなくなります。

サイモントン療法を思い出し、
今本を読み直しています。

今、私にできることは何でしょうか?
今からでも変化を起こすことで
間に合うのでしょうか?

アドバイスをお願いいたします。

【ふくちゃん・60代・女性・会社員・京都府】

【A】突然のご主人の診断と余命宣告に
さぞショックを受けられたことと思います。

おそらく、ご主人ご本人もふくちゃんも、
頭が真っ白になったのではないでしょうか。

このショックをともなう時期は特に、
ご主人にだけでなく、
ふくちゃんご自身にもどうか
優しさをもって接してください。

急遽開始せざるを得なかった
抗がん剤治療も、
ご主人は副作用に耐えながら
3クール目も頑張っていらっしゃるのですね。

そのような中、
家に帰りたいという目標を持って、
ふくちゃんが献身的にサポートをされ、
実際に帰宅できていることは
とても素晴らしいことで、
ご主人の救いになっていることと思います。

ふくちゃんはこのような状況下で
サポーターとしてできることが
いったいあるのかと
考えていらっしゃるようですが、

まず、この困難なときに、
ふくちゃんがご主人の側で
寄り添っていること自体が
大きなサポートであることを
覚えておいてください。

多くの人はこのような状況下で
何もできることがなくて
虚しいと言いますが、
決してそんなことはありません。

思いやりと優しさのエネルギーを
もって接すること自体、すなわち、
ふくちゃんの存在そのものが
大きな癒しとなり得るということを
どうか知ってください。

また、いったい何ができるだろうか?
と問うとき、私たちは、
何か「する」ことや「やり方」ばかりを
考えがちですが、

それよりも、「どのようにあるか」という
「あり方」はより大切であることも
覚えておいていただきたいです。

困難な状況の中にも、ふくちゃんが
穏やかに優しさを湛えて接することは
ご主人の心身にも穏やかさを
もたらしてくれることと思います。

今から変化を起こすことで
間に合うかどうか…

人の寿命に関しては
最後の最後まで誰にもわかりません。

個人的な話ではありますが、ご参考まで、
私の父はがんで余命3ヶ月の宣告を受けてから
一旦は抗がん剤治療に取り組みましたが、
副作用がひどく中止し、
その半年後にがんが寛解しました。

ただし、いうまでもなく
永遠の命を得たわけではなく、
その5年後には他界するのですが、
死を迎える2ヶ月前まで日常生活に支障なく
旅行もして家族と元気に過ごしていました。

死ぬ瞬間もその寸前まで
家族とコミュニケーションをとっており、
家族は感謝と愛を伝えて父を見送りました
(私は父の好きな沖縄民謡を三線を奏で
ながら枕元で歌って見送りました)。

父の場合、余命宣告を受けてからは、
死なないようにとか
病気を消そうと生きるのではなく、

いつ死んでも良いように
その日その日を丁寧に生きることに
専念していました。

ですので、がんが寛解したときも
医師や家族は驚いて祝福したのですが、
父はまるで風邪でも治ったかのように、
あまり関心がなく、相変わらず
日々のことに勤しんでいました。

もちろん、これはあくまでも
私の父個人のケースで、他の人が
同じになるかどうかはわかりません。

ただ、ふくちゃんも、
ご主人が今生きていらっしゃるのは
事実で、その間により良い癒やされた
関係を育むための変化を起こすことは
十分できると思います。

ご主人の日々の質に違いを起こすのに
決して遅すぎることはありません。

ご主人がしたいことはあるか、
日々をどのように過ごしたいか、
どうか積極的に尋ね、可能な限り
それらを満たすためのサポートを
してあげてください。

そして、
その日その日の質が高まることは、
心を穏やかにさせたり
気分を良くしてくれるだけでなく、

生体にもよい影響を与えることは
さまざまな研究でも明らかにされている
ことも知っておいてください。

どうしたら死なないでいられるか?
ではなく、期間がどうであれ、
与えられている日々を
どのようにより良く生きるか?
ということに意識を向けてみてください。

インディアンの教えに、

「命が永遠であるかのごとく生きよ、
 そして
 今日死を迎えてよいかのごとく生きよ」

というものがあります。

これは決して死と隣り合わせの患者さんに
向けたものではありません。

私たちは生きている以上、
日頃意識していないだけで、
常に死と隣り合わせです。

もし、ふくちゃんのいのちが
永遠であるなら、
どのようにこの日を過ごすでしょうか?
ご主人とはどのように関わるでしょうか?

また、ふくちゃん自身が
今日死を迎えるなら、
今日この日をどのように過ごすでしょうか?

ご主人とどのように接するでしょうか?
何を伝えたいでしょうか?

きっとその答えがふくちゃんが
今日この日にするべきことであり、
ご主人にもふくちゃんにも
豊かさをもたらしてくれる変化となる
ことと思います。

どのような瞬間にあっても、
私たちは静かにいのちを輝かすことが
できるのですね。
       
        
ーーー

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0630(大)

FROM 川畑のぶこ

ぴろこさん(50代・女性・会社員・埼玉県)
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【Q】52歳、独身です。
もともと悩みや不安をため込みやすい性格で、
若い頃からずっと心の中にモヤモヤを
抱えて生きてきました。
親や2つ上の姉には、
今も昔も、気軽に相談できません。

それでも、30代くらいまでは
周りの友だちに相談したりして、
なんとかやってきました。

けれど、だんだんと
皆それぞれの人生を歩むようになり、
40代になると周囲もみな忙しく、
友人にも気軽に相談できるような
環境ではなくなりました。

心から信頼する親友というものが
いないので、その時々、
近くにいた友だちに思い切って
相談したことも何度かありましたが、

「そんなことで悩んでるの?」とか
「あなただけじゃないよ、みんな悩んでるよ」
とあっさり返され、解決するどころか、
かえってモヤモヤしてしまったこともあります。

そんな孤独感から、気づけば、
不安になるたびに占いに電話するように
なりました。

占いが本当に当たるとは思っていません。
ただ、有料で愚痴や悩みを聞いてもらって
いる感覚です。

私の存在価値を認めてもらったり
励ましてもらったりするとホッとして、
次の日は比較的元気に会社に行けます。

その場しのぎの安心のために
お金を使い続けるのは自分でも良くない
とわかっています。

けれど、銀行に残高がある限り、
つい頼ってしまい、やめられません。

借金をするほどではありませんが、
このままではいけないという気持ちが
あります。

どうしたら占いに頼らず、自分の力で
前向きに問題と向き合える強い人間に
なれるのでしょうか? 

身近に話を聴いてくれる人が誰もいない今、
どこに心のよりどころを見つけたら
いいのか分かりません。

【A】ぴろこさん、人の目を気にして
しまう方なのでしょうか。

同時に、人に不快感を与えたくない、
自分の悩みなど取るに足らないことを
さらけ出して、場の雰囲気を壊しては
いけないと、気を使っていらっしゃる
のかもしれませんね。

占いが良いとか悪いとか、
一概に言うことはできません。
ぴろこさんもおっしゃっているように、
そことの関係性が健全かどうか
ということが大事です。

占いであれ、カウンセリングであれ、
お友達やご家族への相談であれ、
その結果でぴろこさんが勇気づけられる、
元気になる、生活の質が高まる、などと
いったことがあるのであれば、それは
大いに活用したらいいと思います。

気をつけなければならないのは
そこに頼りすぎてしまうこと、
依存してしまうことです。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:わたくしの心の持ちようについての
ご相談です。

54歳になる長男は知的障害と統合失調症で
ここ20年間は諦めと憐憫(れんびん)で接して
やや顔色をうかがいながら過ごしてきました。

しかし私も75歳になって
いまさらミーファーストをもちだすのも
恥ずかしいのですが、
それを阻む目の前のたんこぶに苛立ち、
声を荒げて、自分でも意味不明な悪態を
ついてしまうことがふえてきました。
 
自己嫌悪におちいって
後であやまるのですが、
私はどうすればいいでしょうか。
    
幼少時から希死念慮があるので、
思わず口にだして
息子をおびえさせてしまいます。

自分の死期が決まっているのであれば
それまでの辛抱だと、
でもそれだとお互いの人生の質が傷だらけ。

何とかしておおらかになりたいのですが、
助けてください。

宜しくお願い致します。

【スキーマこころ・70代・女性・無職・神奈川県】
     
      
―――――――――――――――――   
   
   
A:FROM 川畑のぶこ
         
ご相談いただき、ありがとうございます。

スキーマこころさんの
心の悲痛な叫びが伝わってきます。

20年という年月を、愛情と忍耐と葛藤の中で
過ごしてこられたのでしょうね。

その重みは、
想像をはるかに超えるものと思います。

ここまでご自身のことを後回しにして、
息子さんのために
本当によく頑張ってこられましたね。

まず、
スキーマこころさんにお伝えしたいのは、
「ミーファースト」を恥じるどころか、
むしろ今こそご自身のケアを
大切にしてほしいということです。

自分自身を大切にするのに、
年齢や立場など関係ありません。
70代だからこそ、
自分の人生の舵取りについて
真剣に見つめなおすこともできますし、
何かをはじめるのに遅すぎるということなど
決してありません。

良いサポーターであるためにも、
まずサポーター自身のエネルギーが
充電されていることは重要なことです。

スキーマこころさんが自分のもてなし方が
わからないとおっしゃるなら
(自己犠牲を払って生きてきた人は
ときとして何に喜びを感じるのか
わからないことがあります)

まずは愛ある好奇心を持って、
「私の人生は私を満たすことを
 きちんと準備している」ことを信じて、
スキーマこころさんにとっての
よろこびや安らぎに
まずアンテナを立ててみてください。

苛立ちや悪態が出るのは
スキーマこころさんの
限界のサインでもあります。

思わず声を荒げてしまう、
心にもない言葉が出てしまうのは、
決して弱さのせいではなく、
限界を無視された心身の悲痛な訴えであり、
助けを必要としている証拠です。

ですので、ご自身を責めないで
優しくなってあげてください。

おおらかさとは、
怒らない人間になることではありません。

むしろ、怒る自分も、弱い自分も、
素直に認めて受け入れられるように
なることです。

今は自己嫌悪や厳しさで
自分に向き合うのではなく、
ご自身にも傷があることを認めて、
ご自身を包みこんであげてください。

幼少期から希死念慮がおありとのことで、
生きることに対して、どこかで辛さや
孤独感を抱えていらしたのでしょうね。

その分、その辛さもわかるので、
息子さんや相手にも忍耐強く
向き合うちからをお持ちなのでしょう。

以下はスキーマこころさんに
取り組んでいただきたいことです:

●自分自身の時間をつくる

いきなり1週間の旅行などは難しくても、
毎日10分程度でかまいませんので、
自分のためだけの時間を確保して
ご自身をもてなしてください。

●ご自身の限界を尊重し、助けを求める

家族だから、親だからといって、
すべてを背負わなくてもよいと
ご自身に許可を与えてください。
サポーターにもサポートは必要です。
助けてもらうことは
決して恥ではありません。

地域包括支援センター(横浜市にもあります)
などに相談すると、介護者支援や
精神障害者の家族のサポートなど、
つながりが得られることもあります。

●シェアする機会をもつ

ご自身の悩みを吐露したり
同じ悩みを抱えている人と気持ちを
分かち合う時間をつくってください。

サポートグループに
参加するのも良いでしょう。

「一人ではない」という、
つながりの感覚や互いを支え合う
エネルギーに満たされた場は
癒しをもたらしてくれます。

ご自身のケアは、結果的に
スキーマこころさんの周囲の人々にも
癒しをもたらすことを忘れないでください。

       
        
ーーー
   
 
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0505(大)

FROM 川畑のぶこ

ののちゃんさん(30代・派遣社員・奈良県)
のご相談にお答えします。

【Q】34歳、独身です。
昔から身長が高く、
それがずっとコンプレックスです。

身長は178センチあります。

子どもの頃からけっこう辛かったですが、
特に社会に出てからは、
良くも悪くも目立ってしまうことで、
すごく生きづらさを感じてきました。

何かをうまくやれば
「頼りになる」と評価される反面、
ミスをすれば
そのぶん責められやすい、、、。

普通の身長の人たちが自然に
まとまっているように見える中、
私はいつでも
「外側」にいる感覚があります。

立っていても座っていても、
周囲の視線を強く感じます。

無意識に、大きなものに目がいくのは
当然のことだとは思います。
 
でも逆に、私自身も視野が広くて、
人の反応がよく見えてしまい、
気にしすぎて疲れてしまうことも多いです。

私は、できるだけ猫背になったり、
声を小さくしたり、
動作をゆっくりにしたりして、
自分を「小さく」見せるように
努力してきました。

でも本当は、ただみんなと
自然に接したいだけなんです。
 

最近は特に、「こんなに背が高いと、
結婚なんてできないんじゃないか」
と不安になることがあります。

これまで人目を気にしすぎて、
恋愛もずっと消極的でした。
今も、彼氏はいません。

この身長を受け入れてくれる人と、
出会える日は来るのでしょうか…。

【A】ののちゃんのご相談を読んだ私の
最初の印象は
「羨ましいな!」でした。
 
スーパーモデルのようで
なんてかっこいいんだろう。
私はなりたくてもなれないよなぁと。

私は、昔バスケをやっていたので
よく実業団の試合を観に行ったのですが、

その時も、スラッと背が高い女性たちを
見て、うわぁ、なんてかっこいいんだろう!
って憧れがありました。
 
なので、ごめんなさいね、
ののちゃんにとっては
深刻な悩みであることに、

私のような印象を抱く者もいるんだ
ということを、まずは知ってほしいな
と思ったんです。

 
身長は遺伝ですから、
低くしたり高くしたり
選ぶことはできません。

ののちゃんが自分の意思とは関係なく
178cmだということは
変えられないですよね。

 
でも、何らかの「ご縁」があって
背が高いののちゃんなのですから、
このご縁をどのように受け止めていくか、

それが今後のののちゃんの人生を
大きく変えていくと思います。

 
「普通の身長」の人たちとご自分を
比べていらっしゃいますが、
ののちゃんにとって「普通」って
何でしょう?

もう少し明確に言語化してみて
いただきたいなと思います。

そして、「高身長」であるということ
の「デメリット」に、ののちゃんは
今フォーカスしがちになっていると
思いますが、

すべての物事には「メリット」
「デメリット」の両方があります。

ニュートラルな見方を持ってみること
をお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Woman,Take,Care,A,Red,Heart

Q:断捨離を学んでいます。
学ぶほどに、私がいま
いちばん捨てたい手放したいと思うものが、
母親業だと感じています。

4人の子供をワンオペで育てているのが
本当にしんどくて、
更年期が始まっているイライラもあり、
毎日死にたいという気持ちにかられて
落ち込みます。

このまま鬱になってしまったら怖いと
感じているのですが、
マイナスに考えてしまうことが
止められません。

こんな私に育てられている子どもたちも
可哀想です。

主人に相談しましたが、
「完璧にやろうとしなければ
 いいんじゃないの?」と、

完璧になんてできていない私に
嫌味かと思うような言葉しか返ってこず、
結局は自分でどうにかしろと
言われているような状況です。

周りに助けてくれる人もいません。

4人をみるのが本当に辛いので、
離婚して2人ずつ引き取り育てないか?
と提案もしましたが、

それも返事という返事はもらえず、
そのまま宙ぶらりんです。
(今の主人の仕事のままでは激務なので
子育ては無理だと頭ではわかってますが)

どうにもならない気持ちを
なんとか違う方に考えたくて、
オンラインショッピングをすることで
気を紛らわせていましたが、

貯金が底をついてしまい、
借金までし始めてしまっています。

これもさすがにヤバいと思い、
なんとかやめたいのですが、
やめられずに悩んでいます。

私はなんのために生きているのか、
何がしたいのか、
どんな本を読んでも答えがわからず、
どうしたらいいか途方に暮れる毎日です。

本当の私は良いお母さんになりたいし、
子どもといる時間をもっと楽しみたいし、
家族の時間を大切にしたい。
そんな気持ちもあります。

でもできない。

なんでなのか、わかりません。

更年期のせいだけではないと思っていますが、
更年期の治療をすれば
少しは良くなるのでしょうか。

一度、なにもかもすべてリセットしたいです。

【M・40代・女性・主婦・群馬県太田市】
     
      
―――――――――――――――――   
   
   
A:FROM 川畑のぶこ
         
大変ななか、
ご相談してくださりありがとうございます。

4人の子育てを孤独に耐えながら
ここまでワンオペでしてこられた
Mさんなのですね。

まず、
Mさんがこれまで取り組んできた母親業に
大拍手をおくります!

どうかMさんも
ご自身を称えてあげてください。

このような状況下で
Mさんが母親業を投げ出したくなるのは
当然のことです。

ただし、Mさんはそれを投げ出せない、
あるいは投げ出してはいけないと
思っているから悩んでいるのですね。

子ども4人を投げ出すなんて
とんでもない母親だという、
罪悪感がご自身を苦しめるのでしょう。

でも、安心してください。

これはMさんに
母性があるからこその悩みです。

Mさんは決して
母性を捨てることはありません。

捨てたいのはあくまでも
「これまでの母親業」です。

今後、これまでのスタイルの母親業を捨てて、
より楽な母親業を探求しながら、
愛する4人の母親でいつづけることは可能です。

そのためにも、まずMさんの課題は
「周囲に助けを求める」ことでしょう。

育児には多くの手が必要です。

すべて自分一人でする必要はありませんし、
それをしている以上
すべてを投げ出したくなってしまいます。

多くの手によって育てられた子たちは
社会とつながる健全な心も芽生えます。

ギリギリまで自分でやって
ダメならサポートを得るのではなく、
ゆとりをもってサポートネットワークを
構築することを心がけてみてください。

世の中にはたくさんの母性が存在します。

たとえ血がつながっていなくても、
周囲の母性が子どもたちを
育ててくれることを信頼して
助けを求めてください。

まず、ご主人とも話し合いをして、
育児のどの役割をどこまで分担できるか
確認してみてください。

「なぜ私ひとり?」
という不公平感を抑圧し続けると、

やがて爆発して、
ならば離婚して2人ずつという
極論に走らせてしまうことと思います。

そのまえに
Mさんの負担がどれくらいあるのか、
夫婦間でどれくらい軽減できるのか
まずは話し合ってください。

そして、Mさんがお住まいの群馬県太田市は
こども課や女性相談支援センターなど、
子育て支援や女性支援を行っています。

また、NPOなど地域の支援団体もありますから、
まずそのような支援窓口に問い合わせて
ネットワークを活用してください。

子育て支援活動では、
同じような課題をもっている仲間の
自助グループなどもあり、そのようなご縁が
Mさんを勇気づけてくれることもあります。

このようにプライベートなサポートと
公的なサポートのハイブリッドで
Mさんのサポートネットワークを
拡充してみてください。

さらに大切なこととして、
更年期がMさんの辛さを助長している可能性は
否めません。

更年期にはイライラや抑うつ、不眠、
意欲の低下などが生じることがありますし、

これらは決してMさんのやる気の問題ではなく
ホルモンの問題です。

そうであれば、
更年期外来や女性外来を受診することで
症状が改善する可能性がありますから、
がまんせずに受診してください。

買い物依存はぽっかり空いた心を、
何かを手に入れる(=買い物)という行為で
満たそうとするものです。

サポートも活用しながらMさんが定期的に
ご自身のための時間をつくって
自分をもてなすことができるようになると、
この依存行為からも解放されるはずです。

経済バランスを崩しながらも
買い物をしてしまうたびに、

「ああ、ここまでして、
 私は必死に満たしたいものがあるんだな」
ということに気づいてあげてください。

4人のお子さんたちのためにも、
Mさんご自身が満たされ充電することが
何より優先されます。

「私には満たしたいものがある。
 そして、それらを健全に
 満たすことができる。」

と肯定的にご自身を満たす姿勢を
育んでください。

苦しみは変化を促すためのサインです。

どうか、
Mさんがご自身に優しくなるための変化を
起こしてください。
     
       
        
ーーー
   
 
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