心のケア・精神の悩み

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【Q】入信している新興宗教について
の悩みです。

私はいわゆる「宗教2世」です。

幼い頃は親の刷り込みにより、
熱心に活動することが正しいと
思い込んでいましたが、

やらなければならないことや
逆に様々な制限などがあり、
宗教に対しても熱心な親に対しても
疑問を感じることが多くなってきました。

高校生になってからは、
反抗心からほとんどの活動をせず、
そのまま大人になりました。

結婚して実家を出てからは、
親からも宗教団体からも
活動の勧誘や訪問もなくなりました。

解放された喜びを感じてはいますが、
決して脱会したわけではありません。

「うまく逃げているだけ」という
思いがあり、いまだに縛られている
気持ちになります。

子どもも成長し、50代が見えてきた今、
どこかに自分の一部をとらわれている
ような感覚から完全に抜け出し、
本当の自分になりたいのです。

でも、実際に脱会について
調べていくと同時に、

「高齢の両親はどんな反応をするだろうか」
「私が原因で心を病まないだろうか」
「親が会員から責められるのではないか」

など、親に対する不安が生まれ、
躊躇しています。

また、私には兄がいて、彼は
ほどほどに宗教活動しているのですが、

最近、彼から
「辞めるなら親の死後にしてくれ」
と冗談っぽく言われたこともあり、
決意が揺らいでいます。

ちなみに、
夫と中2の長女には相談しており、
2人とも私の決意を応援してくれています。

時々、不安な日には
「『自分には味方がいる』という安心感
さえあれば、わざわざ脱会して
波風立てることもないか…」
と逃げ腰になったり、

「いや、それでも自分の人生は自分で
決めたい!」と奮起したりと、
気持ちが行ったり来たりしています。

こんな状況ですが、何かアドバイス
をいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

【とうこ・40代・女性・パート・大阪府】

【A】とうこさん、ご自身の
心の揺れを丁寧に言葉にしてくださり
ありがとうございます。

「自分の人生を生きたい」という
強い思いと、「親を傷つけたくない」
という優しさ。

その両方を大切にしているからこそ
の苦しみですね。

宗教2世の方は、幼い頃から
「自分の気持ちよりも組織や親を
優先すること」を学ばされてきた方
が多いと思います。

だからこそ、「自分で決めたい」と
思えている今のとうこさんは
すでに大きな変化を起こされており、
ご自身の人生の大きな一歩を
歩き始めています。

まず、「脱会するかどうか」は
とうこさんにとって、ゴールではなく、
あくまでもプロセスであることを
忘れないでください。

「完全に抜け出したい」というお気持ち、
すぐに整理したいお気持ちは
よく分かりますし、当然の感情と思います。

ただ、脱会という行動は
あくまでひとつの形態であって、
本当のゴールは、とうこさんが
ご自身の人生を自分の価値観で
生きることです。

つまり、宗教から形式的に抜けても、
心の中に恐れが残ることがあっては
目的は達成できないことになります。

逆に、形式上籍が残っていても
心はすでに自由であれば、
必要なプロセスを踏めていることに
なります。

ですから、「今すぐ決断して
白黒ハッキリさせなければならない」
と焦らなくても大丈夫です。

心の自由が少しずつ広がっていく
過程こそが大事です。

また、親を想う気持ちは「優しさ」
であって「義務」ではありません。

とうこさんは、きっと、
親が責められるのではないかとか、
親の心身に影響が出るのではないかと
心配されていることと思います。

これは思いやりや優しさによるものです。

ここでひとつ忘れないで欲しい
大事な視点があります。

それは、
親の信仰は、親自身の選択である。
ということです。

とうこさんの選択が、親の人生や感情
をすべて左右するわけではありません。

親が何を信じ、どう感じ、
どう受け止めるかは、親の課題であり、
とうこさんには
どうすることもできません。

「自分が親を苦しめてしまうかも
しれない」という思いは、
幼少期から刷り込まれた責任感の
錯覚であることが多いのです。

また、お兄さんの言葉も、あくまで
お兄さんの立場からの願いであり、

「辞めるなら親の死後にしてくれ」
という言葉は、お兄さん自身が
親と宗教の板挟みにあるから
出てくる言葉で、お兄さん自身の
苦しみも感じられるものです。

でもそれは、とうこさんの
人生の優先順位を決める権利とは
別のものです。

とうこさんが、自分の人生を
どの時点で切り替えるかは、
とうこさんだけの選択です。

宗教2世の方が一番怖いのは、
「家族も組織も失うのでは」という
孤独感が生まれてくることです。

でも、とうこさんには応援して
くれる夫と娘さんがいます。

つまり、とうこさんは
もう孤立していません。

家族が味方であるということは、
とても大きな支えです。

とうこさんにはすでに新しい
安心できる居場所があり、
未来のためにも守るべきは
こちらでしょう。

もちろん、すぐ脱会しなくても
「自由に生きる練習」はできます。

脱会は大きな決断ですが、
その前にスモールステップで
できることがたくさんあります。

たとえば、

・宗教行事や役割を、
 無理のない範囲で減らしていく

・宗教以外の人間関係や学びを増やす

・「自分の価値観で選ぶ体験」を重ねる

・日記やメモで、
 自分の本当の気持ちを言葉にする

これらはすべて、心の脱会であり、
精神的な独立のプロセスです。

形式的な脱会のタイミングは、
これらのステップを踏んで、
覚悟が整ったときでも遅くありません。

これは決して逃げではなく、
家族と自分を守るための戦略です。

今はまだ、親への罪悪感や
長年の刷り込みによる組織への恐れ
などが残っている状態だと思いますが、

自然なことですから、迷っている
ご自身を否定することなく、
必要な時間をかけてあげてください。

そして、「いつ辞めるか」ではなく
「どう自分の人生を取り戻していくか」
に意識を向けてみてください。

次の問いは助けになるかもしれません。

・私は、何のために脱会したいのだろう?

・私は、どんな人生を生きたいのだろう?

・宗教がなくなったら、
 どんな自分でいたいだろう?

・私は、何を信じて生きたいのだろう?

これらの答えが明確になるほど、
選択は自然に見えてきます。

とうこさんは、すでに
「自分の人生を自分で生きる扉の前」
に立っていらっしゃいます。

今は、無理に決断する時期ではなく
「自分を取り戻す準備期間」
ととらえ、焦らずに、

でもご自身の人生の主導権を
取り戻す歩みを、
少しずつ進めていってください。

そして何より、
「自分の人生を自分で決めたい」
と思っているとうこさんの気持ちは
尊いものです。

とうこさんの歩みを、
心から応援しています。

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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レモンレモンさん(60代・女性・個人事業主・京都府)
のご相談にお答えします。

【Q】20年ほど前になりますが、
勤めていた事務所と同じビルの
隣のショップのスタッフから
万引きの嫌疑をかけられ、

そのショップに出入りする関係者らの
ほとんどから総スカンをくらっています。

(その状況を確信する事は多くありますが
 ここで述べると字数オーバーになります。
 とりあえず「李下に冠を正さず」的な
 行動はしてしまいました)

私自身はその事務所をすでに辞めていますが、
私に関係する同じ分野の人達なので、多分、
噂はけっこう広がっていると思われます。

これまでの人生で人さまの物など
一円たりとも取ったことはないです。

その時から現在まで、地獄の苦しみでした。

これまで何度もカウンセリングを受けたり、
不調がひどい時は心療内科にもかかりました
が、ほぼ「やましい事がなければ堂々と
してれば良い」とのアドバイスでした。 

こちらとしてはそういう問題じゃないのです。
いつも考えているわけではありませんが、
一旦考え始めると酷く落ち込みます。 

嫌疑をかけ拡散したと思われる人の
退職後の居所が不明でしたが、
数年前に突き止めました。

話を聞きたくて連絡したいと思いましたが、
カウンセラーには止められました。

いったい私は、この先どうやって
生きていけば良いのでしょう。

疑われたということは、私の性格にも
問題があったのかもしれませんが、、、。

家族は知りません。
ごく親しい人にも言えなかったです。

一分のやましさもないのに
この悩みを抱えて生きていくのは
耐えられない気持ちでいっぱいです。

【A】20年前、身に覚えのない
万引きを疑われた――
それが訂正されないまま、
説明の機会も弁明の機会も奪われ、
沈黙の中に放り込まれた。

これは「気にしすぎ」でも
「堂々としていればいい」でもなく、
名誉と尊厳を傷つけられた深い痛みで、
トラウマとして残って当然です。

心が苦しさをぶり返すのは、
「まだ終わっていない」
「あの場所に取り残されたまま」
というサイン。

性格の問題でも、レモンレモンさんの
価値を決める審判でもありません。

だからこそ、回復の主導権を
“疑った相手”に渡さないで
いただきたいと思います。

相手に連絡して誠実に応じてもらえる
保証はなく、否定や沈黙で
傷が再燃することもあるからです。

大事なのは
「真実を語れる場」を持つこと。

本人でなくてもいい。
安全で、きちんと耳を傾けてくれる人や
支援者に、無実だったこと・辛かったこと
を何度でも語っていいのです。

語られ、受け止められることで、
心の中の“未完了”が
少しずつ収まっていきます。

そして、誤解を解くために力を注ぐ先は、
レモンレモンさんを大切に思う人たちと、
何よりご自身へ。

あの時の自分に手紙を書き、
「あなたはそんなことをしない。
辛かったね」と、親友のように
声をかけてあげてください。

ぜひ続きはビデオをご覧くださいね……

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【Q】実家が全焼しました。
実家に居住していた家族は無事でした。

火災保険には入っていたので
保険金は下りるでしょうが、
どの程度かは分かりません。

家族は高齢の母、
長く引きこもり状態の兄弟です。

私自身は遠方に住んでおり、
独身で子どももいません。
(既に持てる年齢ではありません)  

何というか、状況的にこれから
幸せになれる未来が見えないのです。

パートナーもいませんし、
母だっていつまでも生きているわけ
ではないので、そうすると
引きこもりの兄弟だけが残るわけです。

さんざん嫌な思いをさせられてきた
ので面倒を見る気はありませんが、
血縁者なので切っても切れないこと
もあるでしょう。

そんなことを考える度
気持ちが沈んでしまいます。

私はこれからどんな心持ちで
生きていけば良いのでしょうか。

【こやん・40代・女性・派遣社員・東京都】

【A】ご相談くださりありがとうございます。
とても大きな出来事を乗り越えて
こられたこやんさんなのですね。

このような出来事のあとに、
ここまで冷静にご自身の状況と感情を
言葉にされていること自体が、

これまでこやんさんが相当な力で
人生を生き抜いてこられたからこそ
の証だと感じました。

実家が全焼という、この上なく
ショックでお辛い経験をされた中にも、
ご家族が無事だったことは何よりでした。

ただ、同時に「無事だったからよかった」
と単純に片づけられないほど、
今回の出来事がこやんさんの人生観や
将来像に深く触れるきっかけとなった
ことも、よく伝わってきました。

実家の全焼は、単なる物理的損失では
なく、それは、これまでなんとか
保たれていた家族の均衡や、
見ないようにしてきた将来の問題、

また、こやんさんご自身の人生が、
どこかで背負わされるかもしれない
不安などを、一気に浮き彫りにする
出来事となったのですね。

このように一度にあまりにも多くの
重たい現実が迫る状態下で、
「未来が見えない」とか
「幸せになれる感じがしない」という
感覚が湧いてくるのは自然なことです。

決してこやんさんが希望がないから
ではなく、いまはオーバーキャパなので、
前向きになれない時期なのだ
ということも覚えておいてください。

このような時期は、
無理に前向きになる必要もないですし、
まだ人生の方向性を決めたり
答えを出そうとする段階ではありません。

疲労している人に、
遠くを見る力はありません。
まず休む。判断はその後です。

ただし、はっきりしておくべきことは、
こやんさんの人生とご家族の人生は
同一ではないということです。

もちろん、血縁者なので、
面倒を見る気はなくても
切っても切れないこともあるでしょう。

ここには、理性と罪悪感のせめぎ合い
が見えますが、血縁があることと
責任をすべて引き受けることは、
イコールではありません。

こやんさんはすでに、実家を離れ、
自分の生活を築き、精神的にも経済的
にも自立して生きてこられました。

家族に負担をかけないように
生きてこられています。

それだけで、家族に対して最低限以上
の責任は果たしてこられています。

今後もし何らかの関わりが生じると
しても、それは「自分の人生を犠牲に
して背負うかたち」である必要は
ありません。

ですので、罪悪感が刺激されたなら、
ご自身にできるベストは尽くしている
ことを思い出してください。

また、ひとりで生きる人生=不幸という
思い込みがおありかもしれませんが、
この考えをいったん脇に置くことも大切です。

「独身で子どももいません
 (既に持てる年齢ではありません)」
というこやんさんの一文には、
社会的な物差しによって刷り込まれた
厳しい自己評価が感じられます。

しかし実際には、パートナーがいるかどうか
や子どもがいるかどうかというのは
「幸せの条件」ではなく、
幸せの一形態にすぎません。

パートナーがいるから不幸な人もいれば、
子どもに振り回されている人もいますし、
パートナーや子どもがいなくて
豊かに生きている人もいます。

最悪シナリオを一人で
完結させないようにしてください。

人は強い不安にさらされると、
頭の中で勝手に「最悪の未来映画」を
最後まで上映してしまいがちです。

それを感じたら、それに気づき、
深追いしないようにしましょう。

「ここから先のことは想像で、
 事実ではない」
「今はそれは起きていない」と、

シミュレーションをストップする言葉
を入れてみます。

不安の多くは現実によってではなく、
脳の誤ったシミュレーションによって
もたらされるのであり、
シミュレーションは停止できます。

これからの人生でこやんさんが育みたい
ものは、安心できる人間関係や
自分を尊重できる生き方、
また、心身をすり減らさずに暮らす知恵
ではないでしょうか。

それらは年齢に関係なく、
これからでもいくらでも築けるものです。

ご自身の人生について顧みる際は、
あまり未来に焦点を当てすぎると
足元がふらついてきますので、

「これからどう生きるか」よりも
まずは、「今をどう支えるか」に
集中してみてください。

今のこやんさんにとっては、
将来の人生設計の前にまず、
「今」をどのように過ごすかに
焦点を当てることが課題に見えます。

この課題には、今の不安を、
誰と、どこで分かち合うか
ということも含まれます。

また、何を考えるかよりも、
自分を追い詰めないために、
何を考えないでおくか…

兄弟が残る未来や母がいなくなった後
どうなるのか、これらは今すぐに
答えを出す必要はない問題で、

考えれば考えるほど、
出口のない迷路に入り込んで
エネルギーが低下してしまいます。

心がすり減る人ほど、判断力が鈍り、
本来は自分の責任でない領域まで
引き受けています。

このようなときは、
線引きを言語化してみてください。

・母の人生 → 母の管轄
・兄弟の生き方 → 兄弟の管轄
・自分の心身・生活
→ 自分の管轄 (最優先事項)

血縁は免罪符ではありません。

管轄が違うものを抱えるほど、
私たちは疲弊してしまいます。

思考が暴走している時、
心だけを止めるのは難しいです。

そのようなときは、身体から戻します。
たとえば、

・呼吸に丁寧に注意を向ける
・足の裏に体重を感じる
・温かい飲み物をゆっくり飲む

などは有効です。

これは気休めではなく、神経系を
落ち着かせる実際的な取り組みです。

そして、今日この日に、
こやんさんの日常に展開されていることで
好ましいことやありがたいことに
目を向けてみてください。

話に耳を傾けてくれる友とのつながりに
意識を向けてみてください。

さらに、ご自身にやさしく

「私は、私の人生を生きていい」
「今日は今日の分を考える」
「全部を背負わなくていい」

ということを確認してください。

これは冷たさでも、逃げでもありません。

長い間ご自身の気持ちを
抑え込んできた人ほど、
意識的に取り戻す必要のある姿勢です。

こやんさんの人生は、
「誰かの問題を解決するため」に
存在しているのではありません。

今は、無理に前向きにならなくて
大丈夫です。

沈んでいる自分を責めず、まずは
ここまで耐えてきた自分を認めるところ
からはじめてみてください。

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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【Q】55歳・会社員、
1つ歳上の夫と二人暮らしです。
子どもはいません。

最近ずっと悩んでいるのがお節料理です。

結婚してからの20年間、
毎年欠かさずお節を作り、
車で1時間の夫の実家へ大晦日に届ける
のが慣わしになっています。

義実家は旧家で季節行事に厳しく、
夫は一人っ子。優しい性格ゆえ、
両親の希望には極力応えようとします。

ただ、私はフルタイム勤務。
年末の貴重な休みが、
お節作りでほぼ消えてしまうことに
年々ストレスを感じるようになりました。

本当は、年末年始くらい
自分たちのペースで過ごしたい。

旅行に行ったり、おいしいものを食べたり、
家でのんびりしたり、、、
そんな選択肢も持ちたい、
と強く思う年齢になりました。

何年か前に愚痴をこぼすと、
夫も「確かにそうだね」とは言ってくれ
ましたが、かといって、義両親へ話を
切り出してくれるような気配はなく、、、。

やはり反対されるのが嫌なのか、
どこかで「親の期待を裏切れない」
という思いが強いのだと思います。

一方、私の実家は車で反対方向に1時間。

最初の何年かは持っていっていましたが、
ある時母から「大変だからもういいよ。
正月は手ぶらでおいで」と言われ、
それ以来持参しなくなりました。

だから今や「義実家のためだけに
作っている」状態です。

そろそろ、この“お節のしがらみ”を
断捨離したいです。

でも、どんなふうにアプローチしたら
いいのか分かりません。

まずは夫を味方につけることだとは思う
のですが、両親思いの夫にどこまで
理解してもらえるのか、自信がないです。

義実家との関係に角を立てず、
私自身の年末年始の自由も尊重できるような
良い方法はあるのでしょうか。

どうかお知恵を貸してください。

【昆布巻き・50代・女性・会社員・茨城県】

【A】昆布巻きさん、
ご相談ありがとうございます。

20年という長い年月、フルタイムのお仕事
を続けながら義実家のお節を担ってこられた
こと、心から敬意を表します。

昆布巻きさんの悩みは、
夫や義家族を大切に思うが故のものである
こともよく伝わってきます。

そうであるからこそ、罪悪感や申し訳なさが
湧いてしまうかもしれませんが、

このような状況下で「疲れてしまった」
「もう別の年末年始を選びたい」と感じる
のは、わがままでも冷たさでもありません。

これは、昆布巻きさんにとって、
人生の自然な、そして大切な節目だと
いうことです。

まず、今回の問題の本質は、
お節料理そのものだけではなく、

昆布巻きさんが、
義両親の価値観や期待にどう応えるか、
夫の立場、また、嫁としての役割を
どのように果たせるかということにあると
思います。

ですので、義両親に角を立てずに、
昆布巻きさんご自身が、これからの
人生の時間とエネルギーをご自身のために
使うにはどうしたらよいかという、
とても大切な問いです。

20年間、昆布巻きさんは義実家の文化、
夫の立場、嫁としての役割を
十分すぎるほど尊重してきましたし、

そのような努力の過程を経たからこそ、
「次の段階」に進みたいという感覚が
生まれているのでしょう。

まずこのことに関しては、
夫がキーパーソンとなるので、
昆布巻きさんの心情を彼と共有する姿勢を
取ってみてください。

その際、批判や説得モードではなくて、
あくまでも分かち合う姿勢を
大切にしてみてください。

義両親や夫を否定したり責めたりすること
なく、あくまでも昆布巻きさんご自身の
問題として伝えます。

お義父さんお義母さんのことを大切にしたい
気持ちは、昆布巻きさんも同じであること、
ただし正直、ここ数年、年末が近づくと
心も体もかなりしんどくなっていること。

「もう20年やってきた」という気持ちと、
これからの年末年始は
「もう少し自分たちの時間も大事にしたい」
という気持ち、の両方がご自身の中にあること
を優しく丁寧に伝えてみてください。

すぐに結論を出す必要はなく、まずは
「私は今、こう感じている」という
昆布巻きさんのフィーリングを
知ってもらいます。

また、結果も全か無かで極端に考えず、
一気にゼロにする前に「緩める」という
選択肢も大事にしてください。

長年続いた慣習ほど、急に切るのは難しく、
段階的に緩める方が効果的で
角が立ちにくいでしょう。

緩め方の例では、
以下のようなものがあります。

• 手作りをやめて
 一部または全部を購入品にする

• 品数を減らす
(義両親に喜ばれるアイテムのみ残すなど)

• 毎年ではなく「隔年」にする

• 「今年は体調・仕事の都合で
簡単な形にさせてください」と理由を添える

このように、持続可能な関係に切り替える
工夫をしてみます。

義両親世代にとって、お節は
嫁の労力に留まることなく、
家の伝統行事が守られていることによる
家庭の安定感や安心感ではないでしょうか。

そうであれば、「もうできません」よりも
「形を変えて続けさせてください」の方が
すんなりと受け入れられやすい場合が
あります。

たとえば、

「20年作らせていただき、召し上がって
 くださってありがとうございます。
 本当に嬉しかったです。

 年齢的にも仕事的にも、これまでと同じ
 形が難しくなってきたので、これからは
 無理のない形で関わらせてもらえたら
 嬉しいです」

などと伝えると角は立ちにくく、
誠実さが伝わるでしょう。

そして、
ご自身が直接言うより、ご主人様が

「妻が長年頑張ってくれたが、
 最近体力が落ちてきて心配だ」

と心配する体で伝えるほうが
角が立ちにくいです。

「実は妻が最近年末に疲れが溜まりやすくて。
 20年も作ってくれただけでも感謝している
 けど、これ以上無理をさせて倒れたら
 大変だから…」
と。

「妻の意思」ではなく「夫婦の決定」として
伝えるのは効果的です。

「妻がやめたいと言っている」ではなく、
「夫婦で話し合った結果、
 今年は老舗のおせちを頼んで、
 ゆっくり過ごすことにした」
などと、
二人で決めたこととして話します。

これは拒否ではなく、
関係性の継続の新しいかたちです。

昆布巻きさんは、義実家に誠実で
夫を思いやりお仕事も続けてきた、
十分すぎるほど「やってきた人」です。

これまでは誰かを大切にするために
自分を後回しにしていたかもしれませんが、
これからは自分を大切にするからこそ、
関係も穏やかに続くというフェーズに入る
時期です。

この一歩が、きっとより良い変化に
つながっていくことでしょう!
応援しています!

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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サムネ_20251214

とらちゃんさん(50代・女性・パート・東京都)
のご相談にお答えします。

【Q】いつも動画や書籍、DVDを見て
心を安定させていただいています。

私には5人の娘がいます。
2人は成人しています。

10年位前から夫は出張もあり、
月に3回程しか帰宅しなくなりました。
出張以外は実家にいたようです。

喧嘩と仲直りを繰り返しながら
寂しい時間を過ごしてきましたが、
2年前に、人生やり直したいと言われました。

恋がしたいと、正直なとても辛い言葉で
突き放されてしまいました。

それから苦しい寂しい時間が過ぎ、
先日離婚届を提出しました。

私は男性に嫌悪感を抱くように
なってしまいました。

職場の男性、店員さん、
すれ違う見知らぬ男性、近所の男性、
娘たちの彼氏や芸能人、YouTuber、
父や弟まで。

どこか気晴らしに出掛けても、
視界に男性がいたり声が聞こえたりすると、
不快で不安定になって、涙が出てきます。

こんな自分を変えたいのです。

いつか娘たちの旦那さんになってくれる
男性に対して、今のままの私では駄目だ
と思ったのがきっかけです。

元夫には、恨みや憎しみが不思議と
ありません。子供たちのためにも
親として関わろうと話し、
婚姻時より良好な関係になりました。

私は変われるのでしょうか。
変わりたいです。

【A】ご主人との離婚をきっかけに、
元夫だけでなく、職場の男性や通りすがり
の男性、芸能人や身内の男性にまで
強い嫌悪感が湧いてしまう──

とらちゃんさんの心には、それだけ深く
大きな傷がついているのだと思います。

夫婦としての関係が終わることは、
心理学でいう「人生の小さな死」。

大切な人との別れの後に、悲しみや怒り、
恐れなどが波のように押し寄せ、
しばらくは世界が色あせて見えるのも、
とても自然なプロセスです。

今はまだ「喪に服す」時期であり、
無理に男性を好きになろうとしなくて
大丈夫です。

一方で、元夫とのつらい経験が
「男性=みんな危険で裏切る存在」という形
で心の中で一般化されてしまっているため、
すべての男性に過剰反応が起きている
可能性があります。

そこで、呼吸に意識を戻すマインドフルネス
や、自分をやさしくなでて落ち着かせる
セルフコンパッション、

「男性はみんなダメ」ではなく
「誠実な男性もいる」と考え直していく
認知の書き換えなどを通して、

少しずつ「安全だと感じられる男性像」を
増やしていくことが大切です。

動画では、感情の波に飲み込まれそうな
ときの具体的な呼吸法や、
ノートを使った心の整理の仕方、

「男性のいい部分だけを意識的に
メモしていく」練習法などを、
もう少し詳しくお話ししています。

今は焦らず、自分のペースで回復していく
ことが何より大切です。

ぜひ続きはビデオをご覧くださいね……

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【Q】40代独身です。10年前に離婚し、
その後ひとり暮らしを続けていますが、

数年前から部屋が洋服や雑貨であふれ返り、
今では足の踏み場もない状態に
なってしまいました。

最近はホコリも増え、
ついに喘息を発症してしまいました。

「このままではいけない、
 捨てよう、片づけよう」と決意したのに、
いざ向き合うと手が止まり、
結局また山積みの服の中で寝ています。

もともと私は片づけが得意ではなく、
むしろストレスがかかると
買い物に走ってしまうタイプです。

30代でうつを患ったときに買い物依存になり、
その頃から服が雪だるま式に増えました。

離婚後、収入も不安定になり
今は無職なので、本当はまず
生活を立て直さなければならない。

それも分かっているのに、部屋に戻ると
現実から目をそらしてしまいます。

「捨てたい」「変わりたい」と思う
気持ちは本当にあるのに、
どうしても途中で諦めてしまう。

緊急事態だと頭ではわかっているのに、
体がついていきません。

私は何から、どこから
手をつければいいのでしょうか。

また、すぐ挫折してしまう自分と
どう向き合えばいいのでしょうか。

この部屋だけでなく、自分自身の人生
も少しずつ立て直していきたい、、、
そんな思いがあります。

どうかアドバイスをいただけたら嬉しいです。

【ミントティー・40代・女性・無職・静岡県】

【A】ミントティーさん
ご相談くださりありがとうございます。

文章の端々から、今のお部屋の状態が
単なるモノの散らかりではなく、

ミントティーさんの「心の疲れ」や
「傷つき」、そして長い年月の蓄積が
形になったものなのだということが
伝わってきました。

同時に、「なんとかしたい」
「このままでは終わりたくない」という
静かな希望も、しっかり感じています。

大丈夫です。なんとかなりますし、
ミントティーさんは、
このままでは終わりません。

どうか今は、
「できていない自分を責める時間」ではなく
「これから自分と一緒に優しく再スタート
を切るための時間」だと思ってみてください。

ミントティーさんは、
部屋が片づかないのは自分の「意志の弱さ」
だと感じておられるかもしれません。

でも、ここまでの経過をうかがうと、
決してそうではありません。

30代でうつを経験され、その後、
離婚前の夫婦関係の困難、離婚後の孤独、
収入の不安定さなど、さまざまなストレス
が重なってきたのだと思います。

そうした体験が、心の中の「安全地帯」
を小さくしてしまい、その不安や孤独を
埋めるための「買い物」や「モノの山」
という形になっている可能性があります。

決して、ミントティーさんが怠けている
わけでも、ダメなわけでもありません。

過去のつらさと不安が、「服の山」として
目に見える形になっている状態だと
考えてみてください。

まずは、「よくここまで生き抜いてきたね」
と、ご自身に優しい言葉をかけてあげて
ほしいのです。

人は、不安や孤独を抱えると、
モノを手に入れることで、心にあいた穴を
埋めようとしてしまうことがあります。

買い物をしてモノを得る瞬間は、
「自分の力で何かをコントロールできている」
「パワーを取り戻している」という感覚が
得られ、一瞬、心のぽっかりが埋まった
ように感じられます。

ただ、その感覚は長く続かないので、
「まだ満たされない」と感じ、
再び買い物をしてしまう——
その循環が起きやすくなります。

これは、日常の不安や混乱から目をそらす
ための心の自然な防衛反応であり、

「つらい時期をなんとか生き抜くための
ミントティーさんのサバイバル」でも
ありました。

そして今、ミントティーさんは、
そのサバイバルのやり方から
「再生」の段階へ移ろうとしておられます。

だからこそ「もうこのやり方ではつらい」
「変わりたい」と感じ、このように
相談をしてくださったのだと思います。

これは、心が回復のフェーズに入りつつ
ある証拠です。その芽生えを、
どうか大切にしてあげてくださいね。

「何から始めればいいのか」という点ですが、
一度に「部屋全体をなんとかしよう」
とすると、

脳はそれを「脅威」とみなして
シャットダウンし、
動けなくなってしまいがちです。

そこでおすすめしたいのは
「スモールステップ」での片づけです。

「部屋全体」ではなく
「一箇所」に絞ること。

たとえば、今日はベッド(や布団)の上だけ、
テーブルの上だけ、廊下の一角だけ…など。

そして、10〜20分以内で終わる
「小さなエリア」に限定すること。

「全部片づける」ではなく、
「ここだけならやってもいいかも」と
脳が思えるレベルにします。

また、判断にエネルギーを使う
「要る・要らない」の選別よりも、

まずは明らかにゴミ、見てすぐに
「汚れていてもう使わない」とわかるもの
といった「迷わずに捨てられるもの」から
始めると負担が少なくて済みます。

1日10分の片づけでも、3日続けば、
それはもう「新しい習慣の芽」です。

「たった10分しかできなかった」
と責めるのではなく、

「今日も10分、前に進んだ」
「今の自分にできる範囲で、よくやっている」
と、自分を認めてあげてください。

片づけの目的を、
「部屋を完璧にすること」よりも
「片づけとの関係性を優しいものに
 育てること」としてみると、
心がぐっとラクになります。

途中で挫折しそうになったとき、
「またダメだった」と
自分を責めてしまうかもしれません。

でもそれは、「休憩が必要だよ」という
心からのサインでもあります。

これまでの人生で、ミントティーさんは
たくさん踏ん張ってこられたと思います。

力を出し尽くした心が、
「今は少し休ませて」と
言っているだけかもしれません。

挫折したからといって、
努力がゼロに戻るわけではありません。

昨日まで10分ずつ積み重ねていた分は
ちゃんとミントティーさんの中に
残っています。

挫折は「もう一度自分のペースを整え
直すための時間」と捉えてみてください。

これは決して「甘やかし」ではなく、
自己効力感を育てるための
立派な心理的セルフケアです。

寂しさや孤独感を埋めるために、
私たちは買い物だけでなく、食べすぎ、
SNS、過度な仕事など、さまざまなもので
心をまぎらわせようとします。

ミントティーさんの場合は、それが特に
「服」という形を取っていたのだと思います。

それも、心がなんとかバランスを取ろうと
した「生きるための工夫」でした。

ただ、本当の意味で心の穴を満たしてくれる
のは、モノではなく「人とのつながり」です。

ここでいう「つながり」は、
必ずしも異性や恋愛ではなく、

話を聞いてくれる友人や自分を気にかけて
くれる家族、専門家(カウンセラーや支援者)
や同じような悩みを持つ仲間といった、
ささやかでも温かい人間関係です。

そうしたつながりが少しずつ増えることで、
心の穴が本来の温度で満たされ始め、
モノで埋めようとする衝動が
やわらいでいくことがあります。

その意味でも、ミントティーさんには、
片づけを孤独な作業にしないことを
おすすめします。

今のミントティーさんに必要なのは
「もっと頑張ること」ではなく
「支えを借りること」です。

・信頼できる友人・親族に声をかける
・行政の生活支援や相談窓口を利用する
・片づけの専門家(断捨離トレーナーなど)に
伴走してもらう
・心のケアのために
 カウンセリングを活用する

誰かと一緒に取り組むだけで
決断の負担が軽くなり、
「自分ひとりで抱え込まなくていいんだ」
と感じられるようになります。

その経験が自己肯定感や自己効力感を育て、
社会復帰や生活の立て直しへの
大事な一歩にもつながっていきます。

ミントティーさんの今の大きなテーマは、
「ひとりで頑張る」から
「支えを受け取りながら進む」へ
シフトすることかもしれません。

ミントティーさん、今回こうして
言葉にして相談してくださったこと自体が
すでに大きな一歩です。

片づけは「心の回復」と
「人生の再スタート」の土台づくり
でもあります。

どうか、結果を急がずに、
1日10分の小さな片づけ、
誰かの力を素直に借りてみること、

「今日もよくやっているね」と
自分にかける優しいひと言から
始めてみてください。

その小さな一歩が
ミントティーさんの心と生活に少しずつ
あたたかい風を吹き込んでくれるでしょう。

応援しています!

ー川畑のぶこ

       
        
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アムさん(50代・女性・会社員・静岡県)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
私は55歳の会社員です。

人の死に直面しても
悲しみの感情が湧かない自分に、
ずっと戸惑いを抱えてきました。

最初にそう感じたのは小学生の頃。

大好きだった叔母が病気で亡くなったとき、
姉と弟が泣きじゃくる横で、
私は「死んじゃったんだ」と
淡々と受け止めているだけでした。

でも大人も子どもも皆、
悲しそうに泣いているので、
自分だけ違うのはいけないことだと思い
悲しんでいる“ふり”をするのを覚えたのも
そのときです。

その後も祖父母や友人など
身近な人との別れを経験してきましたが、
心の底から泣いたり、悲しみに押しつぶされる
ような感情を持ったことは一度もありません。

私にとって「死」は、
生きているけれど長い間会えないだけ、、、
そんな感覚に近いのです。

また、人は死んだら肉体を脱ぎ、魂として
別の人生を生きるという輪廻転生の考え方が
自分の中でとてもしっくりきています。
そのせいもあるのかもしれません。

ただ一方で、大切な家族に
もしものことがあったらと想像すると、
胸が押しつぶされそうになります。

そのギャップに自分でも戸惑い、
時には「自分は冷たい人間なのでは」と
責めてしまうこともあります。

55歳という年齢になり、これから先は
これまで以上に人の死に直面する機会が
増えると考えると、不安が大きくなります。

そのとき、周囲が涙している中で、
自分だけが何も感じずに
立ち尽くしてしまうのではないか、、、
そんな自分をさらけ出すのが怖いです。

この感情をどう受け止め、
どう向き合えばいいのか分からず、
悶々としています。

同じような感覚を持つ人がいるのか、
また専門的な視点からのアドバイスも
いただけたら少しはラクになるかもしれない
と思い、ご相談させていただきました。

【A】アムさん、
ご相談ありがとうございます。

人の死を前に涙が出ない自分を
「冷たいのでは」と責めてしまう——
その優しさこそが、
すでに“感じている”証です。

悲しみの表現には涙以外にも、
静かな受容や祈りの形があります。

スピリチュアルな感性が豊かな人ほど、
涙ではなく「深い理解」として
悲しみを抱くこともあります。

感情の表現方法は人それぞれ。
脳やホルモンの働きによっても違うものです。

どうぞ「私はこれでいい」と
受け止めてください。

涙のしくみや心のしくみについて
ビデオでお話ししますので、
ぜひ参考になさってください。

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【Q】「何者か」になる必要があるのか
わかりません。

夫がたびたび学生の甥っ子たちについて
「まだ何者にもなってないから
 兄貴もたいへんだ」
というようなことを言います。

それを聞く度に
「医者です」「◯◯会社の社員です」
「◯◯です」と言えるのがそんなに
必要なのか、私はモヤモヤします。

◯◯になって社会的に
自分の属性を説明できるほうが
何かと都合は良いですけれど。

私は長いこと
「◯◯省事務官」として生きてきましたが、
職業に関係ない「自分は◯◯だ」と
言えるような芯はありません。

生活のために漠然と働いてきて、
特に昇進への意欲や仕事に関する目標
などもありません。

他の同期と自分の扱いの違いや
能力の違いを認識するたびに、

職場から大した期待も役割も
与えられていない自分の立ち位置を
認識し、若い頃はあったやる気は
擦り減ってなくなりました。

既婚ですが子なしで、
プライベートの役割の変化もありません。

世間では、目標を持とう、
幾つになってもチャレンジしよう、
などと言います。

職場でも人事評価の指針の一つとして
目標を立てることが必須になっています。

無駄な規則や事務処理は増える一方で、
減らす方向にはならない組織には
何も期待してないので、
毎回目標を立てるのに苦労しています。

目標を持ちチャレンジをして
「何者か」になる必要があるのでしょうか。

思春期の頃から「自分は何者か」という
問いは自分の中にありますが、
拘束事項や無駄が多い今の仕事を辞めて

「自分のペースで、自分にとっては
 幸福を感じる日常の些細なことを
 大切にして日々を送るただの人」

になりたいと思っているのですが、
それでだけではダメなのでしょうか。

「特に何者かではない自分」では
ダメなのでしょうか。

【かえで・40代・女性・
     国家公務員・神奈川県】

【A】ご相談ありがとうございます。

かえでさんの葛藤がよく伝わってきます。

「何者かにならなければならない」
というプレッシャーについて、社会では、
職業や役職といった外側のラベルで
「自分とは何か」を語ることが多いかと
思います。

組織の中に長く身を置いてきた人に
とってはなおさら、評価・目標・責任
などのシステムの中で生きることは
日常的でしょう。

きっとご主人もそのような環境で、
あるいは、親や周囲の期待に応え
認められることで、ご自身の
アイデンティティを確立しようと必死に
ここまで来られたのかもしれませんね。

それを手放したとき、
自分にはいったい何が残るのだろう?
という問いがふと湧いてくることも、
自然なことではないでしょうか。

何者かにならなくてはいけないのか、
という問いに関しては、
「何者か」には2種類あると考えてみると
モヤモヤが整理されるかもしれません。

まずひとつめに、社会的な「何者か」、
すなわち、外側のアイデンティティが
あります。

たとえば、自分は公務員であるとか、
母親であるとか、
◯◯会社の社員であるとか、
医師や管理職であるなど、

他者から見て分かりやすく、
社会に説明できる自分です。

このようなアイデンティティは
便利な反面、それに縛られ、評価され、
比べられてしまいがちな世界です。

ふたつめに、存在としての「何者か」、
すなわち、内側のアイデンティティが
あります。

こちらはたとえば、
丁寧さを大切にする人、静けさを愛する人、
誠実な人、誰かの小さな支えになる人等々、

「私は◯◯省の人間です」ではなく、
「私はこういう心で世界に触れている
 人間です」という芯の部分。

声高に語る必要はなく、肩書がなくても
そこに宿る静かな核のようなものです。

かえでさんはおそらく
前者(社会的な何者か)ではなく、
後者のことを求めているのだと思います。

かえでさんは、「特に何者でもない私」
とおっしゃいますが、
本当に「何者でもない」のでしょうか?

いいえ、そうではありません。

むしろ、「ただ日常を丁寧に生きたい」
「自分のペースで、
 静かに幸せを味わいたい」
という願いそのものが、

すでに「生き方の選択」であり、
立派な「あり方」です。

社会は目標や成長やチャレンジを
重んじるかもしれませんが、
足りないものを付け加える生き方
だけが人生ではありません。

静かに、満ちるように
「今あるものを味わって生きる」
ことも、立派な人生の形です。

それは怠惰ではなく、
成熟の表れでもあります。

今のままではダメということはなく、
むしろ、そう在りたいと
気づけたこと自体が、
大きな一歩ではないでしょうか。

ただ1つだけ
大切にしていただきたいのは、

「逃げとしての何者でもなさ」ではなく、
「選んだ上での何者でもなさ」である
ことです。

かえでさんの文章には、
後者の真摯さが感じられます。

どう生きればよいのか?
ということに関しては、

少し心を軽くするためには、
「何者かになる」よりも、
「誰として在るか」を育てても良い。

「目標」ではなく
「大切にしたい感覚」を持つことでもいい。

「肩書」ではなく、
「心の姿勢」を生きても良い。

とご自身に許可を与えることです。

そのうえで、

私は丁寧に暮らす人でありたい。
私は小さな誠実を積む人でいたい。
私は誰とも競わず、
損なわれない静けさを大切にしたい。

と日々確認していくのも良いです。

このことで、
かえでさんの人生の「軸」が
ブレなくなってくることと思います。

「何者かになる必要がありますか?」
という問いの奥には、

「このままの私で、
 生きていていいですか?」という
切実な祈りのような声があるように
思います。

その問いへの答えは…

「はい。このままでも、
生きていていいです。」

です。

名乗れる肩書きがなくても、
何者でもないのではなく、

私として生きている人、という、
最も正直な何者かであることを
覚えておいてください。

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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【Q】以前、3年ほど付き合っていた
彼氏に浮気をされていたことがわかり、
別れました。

その時はかなり落ち込み、
仕事終わりによく泣いていました。

その後、新しい彼氏を作ったり、
親密になった男性が自分に近寄ってきたり、
手を握られたりするのが苦痛になりました。

普段、仕事上で男性に触れる際には
何とも思わないのですが、

恋愛関係や親密な関係の男性が近くに来る
だけで、息が詰まるようになってしまい、
手も繋げなくなってしまいました。

どうしたらいいですか?

【ピーマン・20代・女性・医療従事者】

【A】ピーマンさん、こんにちは。

真剣に3年間お付き合いしてきて、
信頼していた彼氏の裏切りは、
ピーマンさんの心に
深い傷をつくったことと思います。

そのような失恋のあとに、
心と身体が親密な関係そのものに
拒否反応を示すことは、
実はとても自然な反応です。

ピーマンさんが弱いわけでも、
愛する力を失ったわけでもありません。

むしろ、深く傷つくほどに
相手を愛していた証でしょう。

このような状態から回復するのは
簡単ではないかもしれませんが、
必要な時間をかけながら
癒しの道を前進することは可能です。

まず、ピーマンさんに
心がけていただきたいのは、素直に
身体の声に耳を傾けるということです。

心の傷は、
感情だけではなく身体にも刻まれます。

恋愛関係におけるスキンシップや
近い距離感が苦しくなるのは、
あなたの身体が「再び傷つきたくない」と
全力で守ってくれている証拠でもあるのです。

理性では「大丈夫」と思っても、
身体が拒否しているときは、
無理に状況に合わせようとしないでください。

まずはその反応を否定せずに尊重すること、
「拒否していいよ」とご自身に許可を与える
ことからスタートしてみてください。

「手をつなげない私っておかしいのかな」
などと思う必要はありません。

人それぞれ、回復のスピードも、
再び心を開くタイミングも違います。

3年真剣にお付き合いした人からの裏切りは、
大きなダメージを与えます。

そのような状況からの回復は、
半年から人によっては数年くらいかかっても
おかしくありません。

自分を責めることなく、
「今の私に必要なのは、優しさと安心」
と心の中で繰り返してみてください。

失恋で傷ついたピーマンさんの心が、
ちゃんとあなたを守ろうとしてくれている
のだということを覚えておいてください。

そして、安全な関係性を再び築くためには、
一気に苦手を克服しようとせずに、
スモールステップでの回復を意識します。

たとえば:

・信頼できる異性と、あいさつや軽い会話など
 「安全な距離」で接する練習をする

・手をつなぐなどのスキンシップを焦らず、
 心地よい距離を自分で選び、
 その距離を保ちたいだけ保つ

・「今はまだ近づかない」という意識的な選択
 も、自分を守る大切な行為と自覚する

恋愛に限らず、安心できる人との関係性を
少しずつ築いていくことで、身体も徐々に
「大丈夫」と感じられるようになります。

ピーマンさんが感じている
「息が詰まる感覚」も、自分を守るための
体からの大切なサインです。

まず、「ああ、息が詰まる感覚があるんだな」
と気づいてあげてください。

その詰まりは
体のどのあたりで感じるでしょうか?

喉でしょうか?胸でしょうか?

いずれにせよ、その感覚を否定せず、
そこに注意を向けて、
包みこんであげてください。

泣き叫ぶ赤ちゃんが
母親に必死に何かを訴えているときに、
母親が優しく赤ちゃんを抱くように、
詰まる感覚にやさしいまなざしを
注いでください。

息を吸いながら詰まる感覚に気づき、
息を吐きながら微笑んでみます。

そして、身の回りの心地よい感覚に
意識を向けてみてください。

たとえば座っている椅子のクッションの
心地よさや、部屋の温度の心地よさなど。

このように、痛みを抱きながらも、
身体に安心の記憶を
少しずつ取り戻していきます。

親密な場面で息苦しさを感じたときは、
マインドフルな(丁寧に注意を向けた)呼吸を
しながら、身体を過去から今に戻すことで、
過去の記憶に巻き込まれることを防げます。

また、セルフタッチによる
安心の感覚を育てることも有効です。

誰かとのスキンシップに抵抗があるとき、
まずは「自分との触れ合い」で
心地よさを再教育していくのが効果的です。

1. 両手で自分の二の腕や肩を
やさしく包み込むように触れます。

2. そのまま3-5回程度、
マインドフルな呼吸をします。

3. 心の中で「大丈夫」
  「私はいまここにいる」「私は安全」
と自分に語りかけます。

身体は“安心の感覚”を
少しずつ覚え直します。

これは、他人との距離を回復する
前段階として有効です。

恋愛トラウマからの回復は、誰かと
「すぐに距離を縮める」ことではなく、
まず「自分の身体と心の距離」を
再び近づけることから始めてみます。

焦らずに、自分のペースで大丈夫です。

もし今後、信頼できる相手ができたときには、
そのペースを相手に伝えることも大切で、
回復のプロセスとなります。

それでも苦しいときは、
カウンセリングや心理療法(たとえば
EMDRやソマティックエクスペリエンスなど
のアプローチ)が、恋愛トラウマの回復を
助けるケースもありますから、

一人で抱えず、専門家と一緒に
心の傷を少しずつ解いていくことも
選択肢にいれてみてください。

どうかご自身を大切に、
ピーマンさんが相手に優しくしてきたように、
傷ついたご自身に
優しく接してあげてください。

優しさは弱さではなく強さです。

ー川畑のぶこ
       
        
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リラックマさん(50代・女性・パート・茨城県)
のご相談にお答えします。

【Q】昨年、夫が66歳で亡くなりました。
肺癌でした。
見つかったときは手遅れで、
半年の闘病の後、旅立ちました。

ひとりでも大丈夫だなと思っていますが、
未だ仏壇に手を合わせることができません。
おはよう、行ってくるね、ただいま、
など、話しかけています。

泣いて暮らしているわけでもありません。

それに気がついたのは、
先月実父が癌で亡くなった後でした。
家族みんなで父に寄り添い、
見送ることができました。 90歳でした。

実家の仏壇に手を合わせている自分に、
夫には手を合わせられないのに
父には合わせられるのはなぜなのだろうと。

夫の納骨をする気になれず、
まだ家にあります。
このことも関係しているのでしょうか。

夫に対して、
もっと早く病院に行っていればとか、
その後の治療にも後悔はありません。

夫への反応と、父へのそれと、
この差はいったい何なのでしょうか。

特に困っているわけではないのですが、
気になり、相談させていただきました。

よろしくお願いします。
 

【A】リラックマさん、
ご主人様ととても仲良しで、
いい関係を築いてこられたんですね。
ご相談文からそのような印象を受けました。

実のお父様には手を合わせられるけれど
夫には合わせられないということで、
もうリラックマさんもお気づきだとは
思うのですが、

リラックマさんの心の中で、
夫が旅立っていったということが
まだ完全に受け入れられない、
完了していない、
ということの表れだと思います。

仏壇で手を合わせるためだけに
納骨を急ぐことはありません。

仏壇よりもっと手前で
リラックマさんならではの方法で
供養することもできると思うのです。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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