心のケア・精神の悩み

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FROM 川畑のぶこ
 
―生き残る者とは、強い者でもなければ、知性のある者でもない。
変化に適応できる者が生き残るのだー

ダーウィンの言葉として世に紹介されている有名な格言です。

生物は自然淘汰されながら進化していくという学説は
あまりにも有名ですが、この説得力ある言葉には
ハッとさせられる人も多いことと思います。
私もそんな一人でした。

ちなみに、先日子どもが受験を検討している学校の校長先生も、
説明会の壇上に大きく投影されたパワポ画面いっぱいに、
ダーウィンのこの格言を紹介していてました。
(そして私も「そうそう!」と頷きまくっていました)
 
がしかし、実はダーウィンはそんなことは言ってないのです。

しばしば偉人は、
「誰それがこう言った」なんて使われてしまうことがありますが、
調べてみると 、「いや、そんなこと言ってねーぞ」
なんてことが結構あるものです。

権威の言葉を借りることで自説が説得力を増すため
(なので私もよく引用しますが)、
とりわけ、メディアやビジネス畑などでは、
さまざまな情報が都合よく解釈、編集、
ときとして歪曲されたりしている印象があります。

研究畑に足を踏み入れるようになって、
なにかと情報の出処を調べるクセがつき、
今回も原著を引っ張ってこようと調べてみると、
引用元とされているThe Origin of Species(種の起源)に
そんな一文は見つけられないのです。

で、“False”(誤り)のキーワードをつけて検索すると、
ケンブリッジ大学のダーウィンの書簡プロジェクトなる
サイトにたどり着きました。

↓↓↓気になる人はどうぞ
https://www.darwinproject.ac.uk/people/about-darwin/six-things-darwin-never-said/evolution-misquotation

「ダーウィンが決して言っていない6つの格言」のテーマに、
当格言がしっかり含まれていました。

なぜ、このような格言がダーウィンのものとして流布されたか
の経緯が書かれていますが、
もともとは1963年、ルイジアナ州立大学の経営学者で
マネジメントとマーケティングの教授であるメギンソンが
ダーウィンの種の起源に独自の解釈を加えて著した内容のようです。

それが、あちらこちらで引用されるようになり、
USA Todayなどアメリカの大手新聞もダーウィンの言葉として
紹介していますし、カリフォルニアの科学博物館の石床にも
Charles Darwinの格言として刻印されて(しまって)いました。

ここまで世を巻き込むとは、
さすがはマーケティングのプロと言わざるを得ません。

私達はシンプルで覚えやすいフレーズは
心に刻印されやすく、影響を受けやすいのです。

サウンドバイトと呼ばれる、政治家などがよく使う
シンプルで繰り返されるフレーズ(たとえば、有名な“I Have a dream…”)
などは主張を印象づけるのに有効と言われています。

かくして、ダーウィンのものとされた、実際は経営学者による言葉は、
淘汰されずにある種進化してサバイブしたのですね。

もちろん、誰が言ったに関わらず、
普遍性を秘める要をついた内容であるからでしょう。

進化の過程で生き残る言葉や概念というのは、ポイントが明確で、
シンプルで、繰り返しやすいものなのかもしれません。

これは、概念が時代に適合したというより
むしろ、どの時代や過程にも適応しやすい概念ということでしょう。

これは断捨離の概念に通じるものがあります。

無常なこの世で、大切なものを見極め、守りつつも、
常に変化に柔軟に対応する=生き残れる心を育むことが大切ですね。

ちなみに、今年の断捨離祭りのテーマは「現状打破」です。

現状にしがみつかず、変化に柔軟に対応する心を共に育みましょう。

– 川畑のぶこ

 
 
ーーー
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FROM:川畑のぶこ
         
昨晩、実家の沖永良部島への盆帰省から戻りました。
 
滞在中は時折スコールがある以外は晴天で、
島の青い空と透明な海、彩り豊かなサンゴ礁、
キラキラ輝くさとうきび畑を満喫することができ、
満たされ、癒やされました。

息子や友人らと毎日したスノーケリングでは、
ウミガメと一緒に泳ぐこともできました。
 
全身のちからを抜いて海にプカプカと浮かび、
つぶらな瞳のアオウミガメが
もぐもぐと青海苔を食べている姿をひたすら
眺めていることの幸せといったらありません。

 
このときはちょうど満月だったので、
夜に島の景勝地「ウジジ浜」へ行って、
しばし月光浴をしながら瞑想的な時間も持てました。
 
そのときの動画はこちらです。

コロナに罹患してからは後遺症で咳がずっと止まらず、
数ヶ月はかかると聞いていたのと
自分でも百日咳とおなじ感じと思っていたので
覚悟していたのですが、
沖永良部島にチェックインした日から
咳はピタッと治まり、今は完治してしまいました。
   
1週間(というか1日)で
こんなにリカバリーしてしまう人間の治癒力、
己を満たすことの重要さを改めて実感しました。
 
そんな美しく楽しい旅先から後ろ髪引かれる思いで
帰路につくのですが、復路のフライトでは
いつもなら軽く聞き流す離陸前の緊急時の説明動画
を息子と真剣に見入ってしまい、
改めてハッとさせられることがありました。
 
酸素マスクをするときの注意点に、
子ども連れの場合はまず親が酸素マスクを着用してから
次に子どもに着けることと具体的な説明があります。
 
サラッと説明されていますが、
これはとても重要な情報だなと思いました。
いざ緊急時のパニック状態となると
なかなかできないと思うのです。
 
親心としては、あるいは母性や父性の本能としては、
自分よりも小さくて弱い子どもを優先させて、
一刻も早く苦しみを取り除いてあげたいと
行動してしまうと思うのです。
 
ところが、親自身が酸欠になってしまったら、
その後の子どものケアができなくなってしまうのも事実です。
 
本能や情動にまかせず、
アタマ(大脳)をつかってコントロールし
行動しないとダメということです。

子どもや相手のためにもまず自分=Me-Firstなのですね。

今回、自己充電したおかげで咳が止まったわけですが、
実はその前の仕事仲間との会議では、
昨今メインとなっているオンライン講座で
講師が咳をしながら講義をするのは効果的でないので、
いつでも他の人が私のバックアップができるよう
整えることがアジェンダとしてあがり、
その準備を整えていました。

このことも肩の荷が取り除かれた思いでしたが、
そのような解放感と今回の充電期間で、
結果的にいつもどおり問題なく仕事ができそうです。

よくMe-Firstというと、
自分勝手やわがままなだけなのではないかと
疑問に思われる方がいらっしゃいますが、
  
Me-Firstは決して自分のためだけ=Only-Meではなく、
己をとりまく周囲の人々や全体の調和にとっても
大切なことなのです。

このような俯瞰的な視点から、
いったい何が大切なのか?をもういちど振り返り、
ぜひ自分自身を大切にすることを学んでください。
  
 
ーーー

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FROM:川畑のぶこ
        
新年度から2ヶ月がたちました。
この時期は、メンタルに不調をきたす人が多いです。
 
俗に言う5月病はみなさん耳にするかと思いますが、
近年6月病にかかる人が増えてきています。
 
4月から新しい職場や部署で環境が変わり、
ゴールデンウィーク明けくらいに息切れしてしまうのが
5月病であるのに対して、

6月病はある程度頑張りが効く人、
ストレスを無視してさらに気合で頑張ってしまった人に
起こりやすいと言われています。
  
いずれも専門的には適応障害と呼ばれるものです。
 
メンタル面では
 
□ 憂うつ
□ イライラ
□ 不安
□ 焦り
□ めんどうくさい
□ 集中力の低下
□ 物忘れが増えた
□ 涙もろくなった
 
身体面では、
 
□ 疲労
□ 頭痛
□ めまい
□ 吐き気
□ 不眠
□ 食欲不振
 
などのような症状が出ているなら危険信号かもしれません。
 
もしかしたら、新年度の環境の変化に関係なく、
上記リストの多くにチェックが入る人もいるかもしれませんね。
 
そんなあなたもがんばり屋さんなのはまちがいないでしょう。
 
このように心身が消耗してしまったときは、
こころの断捨離が必要です。
 
不要・不適・不快な状況や人間関係を
即手放すことができるのであれば万々歳ですが、
社会システム上、そうも言っていられないことも
多々あるかと思います。
 
そのようなときは、可能な限り、
ストレッサー(ストレス要因)から離れつつも、
ものごとの受け止め方を変えてみることによって
人生を軽やかに歩むことが可能になります。
 
すなわち、新しい視点の獲得ですね。
 
頑張りがきく人の思考パターンには
「ねばならない」思考が多くみられます。
 
たとえば、「すべて自分でやらねば」というような
完璧主義の思考パターンが
自分を苦しめてしまっている場合があります。
 
そのようなときには、
必ずしもすべてを自分でこなす必要はなく、
助けを求めて良いと考え直すことによって
楽に前進できるでしょう。
 
このように古い考え方を手放して、
より健全な考え方を獲得していくこと、
すなわち、居住空間と同様にアタマの中も
要・適・快な思考を取り入れ代謝させることによって、
心身のエネルギーを回復できるようになります。
 
自分に優しくなることは決して弱さではありません。
 
これまで人に配ってきた心をご自身へ向けてあげてください。
 
5月、6月はストレスも溜まりやすい時期ですが、
緑が美しく過ごしやすい季節でもあります。
 
いったんすべてを手放して、スマホも横において、
美しく代謝する自然と向き合い、深呼吸してみるのも
心を清々しくさせてくれるでしょう。
   
 
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Q:川畑先生、こんにちは。
   
実は音について困っています。
一般の人より気になる方だと思います。
HSP系も入っているかと思われます。
  
マンションに住んでいるのですが、
私の寝室(ベッド)で寝ていると
枕の下から大きい音ではないのですが
モーターのような機械音?のようなものが聞こえます。
   
下の階なのか上なのか?ですが
枕の下ということは階下かと思われます。
   
自分では頭に響くような感じで眠れず、
タイマーで音楽を流すのですが、
夜中や明け方に目が覚めてしまい、
頭が重い感じがします。
     
やはり、一度気になると余計気にになってしまいますが、
管理組合に相談しようと思いますが
はっきりとわからないものは
対応してもらえないのではないかと思ってしまったり。 
    
どうして音に反応してしまうのでしょうか?
     
昨年コロナになりそれ自体よりも後遺症が酷く、
倦怠感が続き、大変でした。
    
知り合いの先生(ドクターではありません。セラピー関係です)が
私を遠隔調整してみたら脳に電磁波がたまっていると
以前、言われたことがあり、
もしかしてそのようなことも原因なのかな?と感じたり。
   
なんだか、精神的にしんどくなってしまい、
思考も思い込みとかひとつしかないと
集中してしまう傾向があるような気がします。
    
私の悩みの場合、ほかの人だったら気にならないのかな?
私がおかしいのかな?と。
何がなんだかわからなくなってしまっている私です。
     
年齢的にも更年期障害と関係しているのでしょうか?
   
とりとめのない文章ですみません。
色々行動したいと思っても
精神的に疲れているようで停滞気味です。
すっきりしたいです。
   
よろしくお願いします。
   
【ひまちゃん・50代・女性・契約社員】
   
―――――――――――――――――
    
A:FROM 川畑のぶこ
    
音が気になって睡眠の質が低下してしまっているのですね。
しっかり眠れないことで疲れが取れずにお辛いことと思います。
   
ひまさんがこのような音が気になるようになったのは
いつからでしょうか?
   
マンションに住み始めたときからであり、
それ以外の音が気にならないなら、
物理的にベッドや枕の位置を変えたり、
ベッド周辺(または寝室)に遮音シートを貼るなどして
物理的な対策をすることは優先されると思います。
   
もし、これが最近起きているようであれば、
ひまさんの体調と関係してくるかもしれません。
   
その場合、ご指摘の更年期障害の可能性も否めません。
   
更年期障害の症状には、
睡眠障害や不安やイライラなどがあり、
ホルモン療法など、適切な治療をすることで
これらの症状が改善される可能性があります。
   
いちど女性外来など受診されることをお勧めします。
   
また、このマンションに住む前から
音や光や色や匂いなどが気になっている場合は
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の可能性もあります。
   
この場合、物理的な対策をしつつ、注意を向ける対象を
騒音からご自身の呼吸やシーツの心地よさ、
部屋の温度の心地よさなど、好ましいものやありがたいもの
に向けてみると良いのではないかと思います。 
  
ひまさんの繊細さや敏感さは良いことにも使えるわけです。
   
これまでは好ましくないことに意識を向けることに
使われていた繊細さを、自分にとって好ましいことに
意識を向けること使ってみてください。
   
ご自身にしっくりくるセラピーがあるのでしたら、
それらに加えて、このようなマインドフルネスによる
取り組みをすることで、
ひまさんに穏やかさがもたらされるのではないかと思います。
   
ぜひためしてみてください。
  
ーーー
 
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Q:川畑先生こんにちは。
いつも拝読させて頂いてます。

私は今まで自分が傷つかない人生を選んできました。
 
傷つく事を恐れ、平和に過ごす為に衝突を避け、
逃げて生きてきました。
 
ですが、自分を守りすぎて
周りの状況についていけなくなってきました。
 
人に会う時もビクビクしたり、
年齢もだんだんととっていき、
生きづらくなってきていると思いました。
 
堂々とできず、傷つく事を恐れ、
人に嫌われないように、、と考えるうちに
人と付き合う事が億劫になってきました。
   
私は昔から自分の事に焦点をあて、
自分の事ばかり気にしてます。
   
なので生きる事自体が面倒くさくて
時々死を考えたりしてしまいます。
   
自分が楽になる事ばかりに意識を向け、
自分以外の事は面倒くさい。
   
あの時ちゃんと自分と向き合っておけば
自分に自信を持てていたのではないか、、、
後悔ばかりが出てきます。
   
私は本当にダメな人間の塊です。
人に迷惑はかけるし、感情的になりやすいです。
しかし、人に依存的で孤独がすごく怖いです。
 
こんな自分とどう向き合っていけばいいでしょうか。
  
【えくぼ・40代・女性・パート】
 
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
  
人と繋がり、和の中にいたい、
でも人と関わると相手から嫌われてしまい、
自分の心が傷ついてしまうので、
そのことを恐れてうまく関われないえくぼさんなのですね。
  
えくぼさんの繊細で敏感な様子が伝わってきます。
  
えくぼさんは、人間関係以外にも
過敏に反応することがあるでしょうか?
  
たとえば美しい自然や美しいものを目にすると
人一倍深く感動するとか、音や光に敏感であるなど。
   
もしそうであれば、えくぼさんは
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)かもしれません。
  
HSPとは、アメリカのエレイン・アーロン博士が提唱した概念で、
感受性がつよく神経過敏な状態の人のことをいいます。
  
アーロン博士によると、HSPの人は、
DOESと呼ばれる次の4つの特徴があります:
   
D(Depth of Processing)
深く処理をする  
   
他の人は気にかけないようなことでも、
深く掘り下げて考える
   
   
O(Overstimulation)
  
過剰に刺激を受けやすい
刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい
  
  
E(Emotional response and empathy)
   
相手の感情に敏感
相手との心理的な境界線が薄く、共感力が強い  
   
  
S(Sensitivity to Subtleties)
   
些細な刺激を察知する
光や匂いなどの些細な刺激に敏感
   
    
HSPは神経学的には、扁桃体が過剰反応することで
不安や恐れが生じやすいことがわかっています。
    
病気ではなくその人の気質なので
治療をして治すというものではありません。
   
よって、「変わらなければいけない」と
プレッシャーを与えることで
自己否定が強化されてしまうので逆効果です。
   
まずは、そのような特性にダメ出しをせず、
素直に認め受け入れて対処していくことが大切です。
  
対人関係では「常に人に合わせないと嫌われて傷つく」
と思っているので、無理して人に合わせてしまう、
そのことで疲れてしまっていると思います。
   
まずは、「人と適度な距離をとってよい」と
積極的にある程度の距離をとることを
許してあげてください。
 
対人にかかわらず、不快に感じる刺激からは
一定の距離を置いて良いのです。
  
そのことで自分の時間や空間が確保されて
心のゆとりが出てきます。
  
逆説的ですが、このようなゆとりが出ることで、
ある程度それらに曝(さら)されても大丈夫、
いつでも安全地帯に戻れば良いという状態になります。
   
「人に合わせないと嫌われる」という思いに関しては、
相手の感情の責任を自分が担っているという
思い込みからくるものです。
   
感情というのは
ものごとの受け止め方の影響を大きく受けますが、
相手がものごとをどのように受け止めるかは
えくぼさんにコントロールできることではありません。
   
また、相手もえくぼさんに
感情の責任をとってもらおうとなどとは思っておらず、
自分自身で処理できる自立した存在であることを
信頼しましょう。
   
これは同時に、
えくぼさんの感情の責任は相手のふるまいではなく、
えくぼさんの受け止め方によって変わるということです。
   
えくぼさんが意図的に相手を傷つけたり害そうとしない限り、
相手の感情の責任をえくぼさんが取る必要はないですし、
そもそも誰かの感情のすべての責任を他人が取ることは
不可能であることを覚えておいてください。
   
えくぼさんが無理に相手に合わせなくても、
相手が離れていったり、
えくぼさんを嫌いになったりするとは限りません。
   
たとえそういう人がいたとしても、
全員がそうではないということ、
無理のない、自然なえくぼさんに好意を持つ人も
いるということを忘れないでください。
    
無理な依頼には「NO」と断ってよいのです。
    
相手はえくぼさんの答えがNOでもYESでも
それなりに対処できることを信頼してください。
    
えくぼさんがNOと素直にいうことで、
喜んでYESの人が現れるのです。
   
相手の都合どおりになることが友情ではありません。
   
真の友情はYESでもNOでもOKな状態です。
   
   
何より、えくぼさんご自身が
えくぼさんの親友になってあげてください。
   
えくぼさんは親友がおなじように悩んでいたら
どんな言葉をかけてあげたいですか?
   
鏡の中の自分に、同じ言葉をかけてあげてください。
   

ーーー
★自分の本性に還る「サイモントン療法」週末プログラム
7月16-17日 講師:川畑のぶこ 

お申込み・詳細はこちらhttps://simonton-2day-2022.peatix.com
※こちらはサイモントン療法協会様の主催です

ーーー
 
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Q.自分の承認欲求を自分で満たしていくことについて
助言いただければ幸いです。
   
夫と娘二人と暮らしています。
 
長女は3歳の時に自閉症の診断を受けました。
それから、発達障害について学んで感じたことは、
診断を受けていないけれど夫婦共にADHDを含むASD、
次女もADHDだろうということです。
   
それでも、現在私はカサンドラ症候群だと思っています。
  
夫との関係を悩み、川畑先生の講座で
少し相談させていただいた時から、
「自身の承認欲求」について考えています。
  
先生の著書で見かけた心理ドライバーでは、
完璧であれドライバーが強く働いていると思います。
   
幼少期を考えますと、母は私に
衣食住は満たす対象以外の興味がなかったと思います。
   
親に認めて欲しい気持ちが満たされないまま育ち、
かつ他人にSOSを出すことも苦手でした。
   
油断すると「ダメだ」という口癖が出ます。
   
夫との関係は出産後一度大きく溝ができ、
新築後、完全にうまくいかなくなりました。
   
親に承認してほしかったように夫に求めていたと思います。
   
夫もできない人だと理解できてきました。
  
自身の承認欲求は自身で満たすことを考えなくては、
と頭では理解できるのですが、
どうしても「他人に満たしてほしい」気持ちが
自分にあるのを感じています。
   
【ねこねこ・40代・女性・個人事業主】
  
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
 
人は人との関わり合いによって満たされもすれば奪われもします。
  
また、人によって傷つきもすれば癒やされもしますね。
 
ねこねこさんが相手との関わりによって満たされたい
という欲求は自然なものです。
  
私たちの抱く心理的欲求には
自身で満たせるものもありますが、
人によってのみ満たされるものもあります。
   
このことから、「すべて自分で満たさねば」という
完璧を捨てるのも大事ですね。
  
そして、互いに認め合う関わり合いの対象を「家族のみ」
にこだわることも捨ててみるのが良いかもしれません。
  
もちろん、家族で親密な関係を築けたに越したことはありません。
 
ただし、ねこねこさんがご指摘されているように、
ご家族にASD(自閉症スペクトラム)の問題がある場合、
ねこねこさんが望むかたちの親密さや心の通ったやりとりなど
情緒的な交流による承認というのはハードルが高いかもしれません。
   
ただ、
 
「このような場合にはこのように対応してもらえると私は
 認められているとか受け入れられていると感じられるので
 そのようにしてほしい」
 
と明確に情報を相手にインプットすることで、
相手はそれを理解し行動に移すことも可能です。
  
ねこねこさんにしてみれば、
 
「そんなこと言わなくても以心伝心でわかってほしい」
 
と思うかもしれませんが、
そこは「言いさえすればわかる」と切り替えて、
そのことで相手が歩み寄る努力をしてくれている
(ねこねこさんが大切であるがゆえに)
と感じられることが大事です。
   
同時に、ASDの家族特有の苦労をされていることで
不調をきたすカサンドラ症候群だと思うとのことですから、
  
ご自身の満たされないニーズを
原因となっている相手から満たしもらおうとするのではなく、
別なリソースから満たすようにすることが賢明です。
   
ねこねこさんは友人や仕事仲間や趣味の仲間などと
心の通う交流はされていますか?
  
身内だと距離が近すぎて、
互いの良さが空気のようになり見えなくなってしまったり、
そのことをわざわざ口にしなかったりするかもしれませんが、
  
適度な距離感があるからこそ、互いに気づける良さがあり、
それらを素直に認めあえたりもしますから、
そのような関係も大切に育まれることをおすすめします。
   
また、カサンドラ症候群の当事者会などに
参加するのもおすすめです。
  
同じ課題を持つ者同士が心の内を分かち合い、
認め合うことができるのは大きな癒やしに繋がります。
  
また、ASDの家族との向き合い方に関する
有用な情報も得られる可能性があります。
 
ぜひそのような自助グループの参加もご検討ください。
 
もちろん、最終的には、ねこねこさんが
ご自身を相手から認めてもらいたいように認めているか否か
は大きな課題です。
   
ねこねこさんがご自身の親友だったら、
なんて言ってあげたいですか?
  
ぜひそのことも振り返ってみてください。
 
そして、鏡の中のご自分に
承認の言葉をかけてあげてください。
 

ーーー
 
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20220509

Q.こんにちは。

私は38年間公務員として働き続けておりましたが、
10年前頃から同居してた実母が亡くなったり、
シングルマザーとして育てた(母の協力を得ながら)
娘2人が嫁いだり、
自分自身も昇級して責任ある立場に昇進しました。
  
良い事のようでしたが、
私にとってなにか目的を失った喪失感と、
今までなんでも積極的に頑張ってこなしてた働き方だと、
上手くいかなくなり、
なんでも背負い込んでパンクしてしまい、
体調を崩すことが増えました。
  
困っている同僚がいると、手伝ったり、
本来自分のやるべき仕事がわからなくなります。
  
多分わからないから、
他人の仕事に目がいくんだろうと今感じました。
  
自分がやるべきこと、他人に任せることを
上手く線引きできる考え方?やり方等があれば教えてください。
 
お忙しい時間割いて頂きありがとうございます。
 
【理恵・50代・女性・公務員】
 
   
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
シングルマザーとして2人の娘さんを立派に育てられ、
お仕事も熱心に取り組まれてきたとのこと、
女手一つでよくここまで頑張ってこられましたね。
  
素晴らしいことです。
  
今までは女性4人で暮らしていらしたので、
おそらくおしゃべりなど
賑やかに過ごされていたのではないかと思います。
  
そのような空間で、一人きりとなったなら、
寂しさや孤独感を感じるのも当然のことと思います。
  
とりわけ、理恵さんは、シングルマザーということもあり
仕事以外は子育てにほぼすべてのエネルギーを
注いでいた時期もおありだったと思いますし、
その寂しさはなおさらでしょう。
  
理恵さんのように、
子どもが巣立っていったあとに虚無感や喪失感を覚え、
生きる意味を感じられなくなるなど、
うつ状態になることを空の巣症候群
(Empty Nest Syndrome)と呼びます。
  
理恵さんは50代ということもあり、
更年期とも重なるかもしれませんが、
その場合、症状がさらに重くなりがちです。
  
理恵さんのパーソナリティーを察するに、
自分のことよりも人のことを優先して、人を満たすことで
ご自身も喜びを感じる方かとお見受けします。
 
程度にもよりますが、今後も関係性の中で
「私は相手に必要とされている」という実感が得られること
は大切となるでしょう。
  
これまで理恵さんを必要としていた
お母さんや娘さんたちが近くに居なくなった今、
その対象を拡大していくことが大事です。
 
今の苦しみは、これまでの習慣に固執することなく、
新たな環境をつくりだすための機会と受け止め、
新たな関係性を構築する努力をされてください。
   
新たに人との交流をともなう趣味や学びの場、
ボランティアやサークルなどに入ることも良いと思います。
  
もし理恵さんが動物がお好きなら、
これを機にペットを飼うこともおススメです。
  
ペットを愛でているときは、子どもを愛でているときと同じ、
オキシトシンと呼ばれる愛情ホルモンが出て
私達を幸せな気持ちにして健康に導いてくれます。
  
WHO(世界保健機関)はペットが
人の心身の健康に良いことを発表しています。
  
そして、ペットは子どもと同じかそれ以上にあなたを必要とし、
あなたなしには生きていけません。
  
ぜひ、理恵さんが愛情をかける対象を拡大してください。
  
今その対象が目の前になくても、
この世の中には理恵さんを必要とする人やものが
たくさん存在します。
  
しかしながら、
相手の課題と自分の課題の線引きに関しては、
理恵さんの自己肯定感や自己重要感が低いと、
自分が必要とされている感覚を得たいがために、
相手を自分に依存させてしまうので注意が必要です。
  
真の愛とは相手の自立をサポートすることであり、
理恵さんなしには生きていけない状態にすることではありません。
  
そのためにも、理恵さんが相手の課題に
取り組もうが取り組むまいが、
基本的に理恵さんは必要とされる大切な存在なんだ
ということをご自身が認めていることが大切です。
  
理恵さんのサポートにより(ときとして手を出さずに
見守ることも大切なサポートです)
相手が相手の課題に精力的に取り組めるようになったなら、
それこそご自身の手柄であり存在意義と
切り替えてみては如何でしょうか。
  
また、今後は
理恵さんがこれまで相手を満たしてきたように、
ご自身を親友と見立てて満たしてあげる努力をしてください。
 

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Woman,Playing,The,Piano.,3d,Render

Q.音大卒です。
ピアノを専攻していましたが、
在学中ジストニアになり、弾けなくなりました。
 
心理学の学びを根拠に、
弾けなくなることはかわいそうな私になれたり、
大きな舞台に立たなくて済むようになるなど、
脳が何らかのメリットを選んだのだと解釈しています。
  
手の機能に問題があるのではなく、脳のずれだと。
 
弾けなくなって約30年。
良くも悪くもなっていないです。
 
医者からは、ジストニアという病気は
治るのは難しいと言われましたが、
認知のずれを直したりイメージが変わったりしたら、
ふっと前のように(前以上に)
弾けるようになる気がしています。
弾けるようになりたいです。
 
ジストニアを辞めて弾きたい曲を自由に弾ける私になるには、
どのように捉えて、何を大切にすると良いでしょうか。
 
【おんぷ・40代・女性・講師】
  

―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
ピアノを弾くのが大好きでありながら、
ジストニアで思うように弾けない…
私自身、ピアノを弾きますので辛さが伝わります。
 
私の師であるサイモントン博士は、
病気にはかならず恩恵があると教えています。
 
おんぷさんが、大舞台に立たなくて良くなったと仰るなら、
プレッシャーを感じる場面がなくなったことや、
周囲からの注意、思いやり、優しさなどを得られたりということは
病気の恩恵と言えるのかも知れませんね。
 
病気によって得られる恩恵を、
病気なくして得られるようになれたなら、
すなわち、より意識的に肯定的に
それらを日々の生活に散りばめられるようになったなら、
人生の質は向上し、そのフィードバックが
生体にもたらされることと思います。
 
また、病気は、ピアノ以外にも
人生を豊かにするものに目を向けることも
教えてくれている可能性があります。
 
生きる喜びをひとつの対象に絞ることなく、
おんぷさんがまだご自身で気づいていない、
未知なる可能性に目を向けることを
促している可能性です。
 
この宇宙は私たちを魅了してやまない
さまざまな喜びやワクワクする冒険を準備してくれています。
 
それらに意識を向けて、充足されてくると、
健康を取り戻す希望は持ちつつも、
もはやピアノのため(だけ)に病気を治すことや、
おんぷさんの仰る「やめる」ことへの執着からも
解放されることになるでしょう。
 
そのような執着からの解放は、
心の詰まりを取り除くと同時に、
身体にも良い巡りをもたらしてくれることと思います。
 
どうか、病気の恩恵と人生の喜びに目を向け、
それらを日常に散りばめてください。
  

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FROM 川畑のぶこ
  
神田沙也加さんの急逝のニュースに
多くの人がショックを受けていることと思います。
 
私も大きなショックを受けた1人です。
 
今年は息子がミュージカルキャストを務めたこともあり、
勉強も兼ねて親子で多くのミュージカル鑑賞に行きました。
 
神田さんは類稀な才能を持つミュージカルスターで、
ディズニーの名作「アナと雪の女王」のアナの声優や
歌唱も務めていましたから、
多くの子どもたちの憧れでもあったことと思います。
 
私と息子も、冬休みに
「アナと雪の女王」のミュージカルを観劇する予定で、
いずれ彼女の主演作を観劇したいと思っていました。
   
息子のミュージカルキャスト仲間には
彼女の作品を観劇したばかりの人もいましたので、
周辺は深い悲しみに包まれています。
 

人の内面的な悩みは、
周りの人からは理解できないものです。
  
職業柄、役者であればなおさら、社会的な顔も
徹底して演じることができるかもしれませんし、
内面の苦しみに周囲が気づかないままになることも
あるのかもしれません。
 
 
心理学者のユングは、
人間の心理的な闇の部分をシャドウという概念で説明し、
光が強いほどに影が濃くなるように、
無理に明るさを保とうとすればするほど、
抑え込む闇も深くなると説いています。
  
彼女の抱えていたものの大きさは
ご本人にしか分かりませんが、
そんなシャドウの概念について
あらためて振り返っています。
  
今はただ神田沙也加さんのご冥福を祈るばかりです。
  
 
人生で困難に直面したときにどのような姿勢で
前進したら良いのかということについて、
これまでにも「レジリエンス」について記事を書いたり
お話しさせていただいていますが、
今回、改めて少しまとめてみます。
   
レジリエンスとは、
精神的な弾力性や回復力という意味で、
困難や逆境、トラブル、強いストレスなどに直面した際に、
うまく適応する能力やプロセスのことをいいます。
 
レジリエンスの反対はリジッド(rigid)
または、リジディティ(rigidity)となり、
頑なさや硬さのことを言います。
 
すなわち、心理的な頑なさや思考の柔軟性や
融通性がないことを指します。
   
レジリエンスを高めるには、
我慢強かったりタフでいることではなく、
心のしなやかさを身につけることであり、
それは不確かな状況とうまくつきあうことにつながります。
 
数々の成功者を取材してきたジャーナリストのD.L.Coutuは、
ハーバード・ビジネス・レビューに
レジリエンスの高い人物は
次の3つの特徴があると記しています。
 
1.現実をあるがままに受け入れている
 
2.起きていることに意味を見出す力を持ちそなえている
 
3.創意工夫が習慣化されている
 
 
私が人生で困難に直面したときに手に取る本のひとつに、
ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」があります。
 
ナチス支配下の強制収容所という、
自分一人の力ではどうにもならない極限的な状況の中でもなお、
しなやかに生きていた人が存在することが記されています。
  
次の文章は夜と霧の中に出てくる一節です:
 
「収容所では人間が最も原始的な状態にあったにもかかわらず、
優しい言葉をかけたりパンのひとかけらを他人に与える人、
夕日の美しさにうっとりする人たちが
少なからず存在していたのだ。
  
精神的に高い生活をしていた人間には、
恐ろしい周囲の世界からの精神の自由と
内的な豊かさへ逃れる道が開かれていたのだ。
  
そのため繊細な性質の人間がしばしば頑丈な体の人々よりも、
収容所生活をよりよく耐えたと言うパラドックスが生じた。」

  
彼は、人の主要な関心事は、
快楽を探すことでも苦痛を軽減することでもなく、
『人生の意味を見出すこと』であると説きます。
  
人生の意味を見出している人間は、
苦しみにも耐えることができると。
 
これは彼の提唱するロゴセラピー(=意味療法)
の治療観にも現れています。
  
 
このように、その好ましさに関わらず、
起きていることから何かを学び取る姿勢を
私たちが育むことができたなら、
そして、本質的にそのような力を持ち備えていること
を信頼できたなら、荒んだ私たちの心の中に、
希望の芽が息吹くのでしょう。
  
希望とは、可能性にかかわらず、
望ましい結果が得られうるという信念なのですから。
 
  
  
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Q.いつも断捨離メルマガを読ませて頂き、
ホッとしたりしています。ありがとうございます。

私には二人子どもがいます。
中学二年生の長男のことで相談させて頂きます。
(次男は小学三年生です)

「僕は統合失調症かもしれない」と
先日話してきました。

小六の時にクラスの一部の女子や男子から嫌なことを言われ、
地元の中学には入りたくない、という理由で私立に入り、

思春期に入り、周りと自分を比べ、
低身長(145センチ、もう声変わりもしました)、運動が苦手で嫌い、
容姿も自信が無い、と「僕は何も持っていない」と、
中一の冬頃から学校へ行くのが嫌だと言いつつ、通っていました。

小六の頃から感情的になると暴れたり(物に当たる)はしていますが、
その都度話を聞いたりしてきました。

今は夏休みで気持ちが落ち着いている方ですが、
家にいても、小六時代の事を思い出して辛くなる、とのことで、
心療科へ行った方が良いのか迷っています。

好きなことは色々ある方だと思います。

クイズや歴史や音楽など、1人でも楽しめることですが、
仲間と共有したい気持ちもあり、
それが出来ないことも辛いようです。

長々とすみませんが、よろしくお願いいたします。

【たまちゃん・40代・女性・夫の仕事の経理事務】

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A:FROM 川畑のぶこ

息子さんがご自身で統合失調症の可能性を感じて
相談してきたのですね。

息子さんご自身、とても悩んで
苦しい思いをされていることと思います。

たまちゃんさんも母親としてお辛いですね。

統合失調症は、妄想や幻覚など、
これまでなかったものが現れる陽性症状と呼ばれる症状と、
逆にこれまであったやる気や感情表現が失われたりする
などの陰性症状があります。

陰性症状はうつなど他の症状と似ているので、
それだけでは即、統合失調症とは判断し難いと思いますが、
息子さんがそのように認識されたのは、

おそらく、聞こえないはずのものが聞こえたり、
見えないはずのものが見えたりする、
また誰かからいつも見張られていたり、陥れられると感じる
などの陽性症状があったのではと推測します。

発症の原因はわかっていませんが、
脳の機能の障害で、息子さんのように、
強度のストレスを引き金に発症することが多く、
思春期や青年期に発症しやすいとされています。

また、ストレスに対して脆弱な人におきやすい
ともいわれています。

注意力や記憶力、また計画や決断などの認知機能にも
問題が生じることがあるので、
人間関係や日常生活に支障をきたすことなども出てきます。

もし、統合失調症であった場合、現在では薬の開発も進み、
早めに治療を開始することで回復も見込めるので、
精神科を受診することをおすすめします。

心療内科の受診を考えていらっしゃるとのことですが、
一般的には、
心療内科は心が原因で身体に出る症状を扱うのに対し、
精神科は心が原因で心に出る症状を専門に扱います。

統合失調症の場合、精神面の障害ですので、
精神科が専門領域になりますので、ぜひ受診してください。

薬物療法と同時に、カウンセリングや心理療法を受けて、
息子さんが自身のことを話し、じっくり聞いてもらい、
そして必要に応じて心の教育をしてもらえる環境を
つくることは大切です。

また、専門家のカウンセリング以外でも、ピアサポートといって、
当事者どうしで心を分かち合う会などもありますので、
そのような会を利用することはおすすめです。

精神科だとデイケアを併設しているところもあり、
不登校になった学生向けのさまざまなリハビリテーション
プログラムを提供しているところもありますので、
ぜひ地域の専門家に問い合わせてみてください。

デイケアのプログラムには、
ソーシャルスキルトレーニングと呼ばれる、
社会に適応するためのトレーニングや、
ネガティブなものの見方や考え方を、より健全なものに
変えていく認知行動療法などもありますので、

息子さんが同じような悩みや問題を抱える仲間たちと一緒に、
学ぶことができれば回復も早まるかもしれませんね。

心の病を抱えたときは、心の学びを深めるときでもあります。

あせらずに、どっしり構えて
この機会に学びを深める姿勢を育んでください。

大変な中にも、息子さんとたまちゃんさんがこの学びから、
豊かな未来へとつなげられることを祈っています。

  
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