心のケア・精神の悩み

0630(大)

FROM 川畑のぶこ

ぴろこさん(50代・女性・会社員・埼玉県)
のご相談にお答えします。

【Q】52歳、独身です。
もともと悩みや不安をため込みやすい性格で、
若い頃からずっと心の中にモヤモヤを
抱えて生きてきました。
親や2つ上の姉には、
今も昔も、気軽に相談できません。

それでも、30代くらいまでは
周りの友だちに相談したりして、
なんとかやってきました。

けれど、だんだんと
皆それぞれの人生を歩むようになり、
40代になると周囲もみな忙しく、
友人にも気軽に相談できるような
環境ではなくなりました。

心から信頼する親友というものが
いないので、その時々、
近くにいた友だちに思い切って
相談したことも何度かありましたが、

「そんなことで悩んでるの?」とか
「あなただけじゃないよ、みんな悩んでるよ」
とあっさり返され、解決するどころか、
かえってモヤモヤしてしまったこともあります。

そんな孤独感から、気づけば、
不安になるたびに占いに電話するように
なりました。

占いが本当に当たるとは思っていません。
ただ、有料で愚痴や悩みを聞いてもらって
いる感覚です。

私の存在価値を認めてもらったり
励ましてもらったりするとホッとして、
次の日は比較的元気に会社に行けます。

その場しのぎの安心のために
お金を使い続けるのは自分でも良くない
とわかっています。

けれど、銀行に残高がある限り、
つい頼ってしまい、やめられません。

借金をするほどではありませんが、
このままではいけないという気持ちが
あります。

どうしたら占いに頼らず、自分の力で
前向きに問題と向き合える強い人間に
なれるのでしょうか? 

身近に話を聴いてくれる人が誰もいない今、
どこに心のよりどころを見つけたら
いいのか分かりません。

【A】ぴろこさん、人の目を気にして
しまう方なのでしょうか。

同時に、人に不快感を与えたくない、
自分の悩みなど取るに足らないことを
さらけ出して、場の雰囲気を壊しては
いけないと、気を使っていらっしゃる
のかもしれませんね。

占いが良いとか悪いとか、
一概に言うことはできません。
ぴろこさんもおっしゃっているように、
そことの関係性が健全かどうか
ということが大事です。

占いであれ、カウンセリングであれ、
お友達やご家族への相談であれ、
その結果でぴろこさんが勇気づけられる、
元気になる、生活の質が高まる、などと
いったことがあるのであれば、それは
大いに活用したらいいと思います。

気をつけなければならないのは
そこに頼りすぎてしまうこと、
依存してしまうことです。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:わたくしの心の持ちようについての
ご相談です。

54歳になる長男は知的障害と統合失調症で
ここ20年間は諦めと憐憫(れんびん)で接して
やや顔色をうかがいながら過ごしてきました。

しかし私も75歳になって
いまさらミーファーストをもちだすのも
恥ずかしいのですが、
それを阻む目の前のたんこぶに苛立ち、
声を荒げて、自分でも意味不明な悪態を
ついてしまうことがふえてきました。
 
自己嫌悪におちいって
後であやまるのですが、
私はどうすればいいでしょうか。
    
幼少時から希死念慮があるので、
思わず口にだして
息子をおびえさせてしまいます。

自分の死期が決まっているのであれば
それまでの辛抱だと、
でもそれだとお互いの人生の質が傷だらけ。

何とかしておおらかになりたいのですが、
助けてください。

宜しくお願い致します。

【スキーマこころ・70代・女性・無職・神奈川県】
     
      
―――――――――――――――――   
   
   
A:FROM 川畑のぶこ
         
ご相談いただき、ありがとうございます。

スキーマこころさんの
心の悲痛な叫びが伝わってきます。

20年という年月を、愛情と忍耐と葛藤の中で
過ごしてこられたのでしょうね。

その重みは、
想像をはるかに超えるものと思います。

ここまでご自身のことを後回しにして、
息子さんのために
本当によく頑張ってこられましたね。

まず、
スキーマこころさんにお伝えしたいのは、
「ミーファースト」を恥じるどころか、
むしろ今こそご自身のケアを
大切にしてほしいということです。

自分自身を大切にするのに、
年齢や立場など関係ありません。
70代だからこそ、
自分の人生の舵取りについて
真剣に見つめなおすこともできますし、
何かをはじめるのに遅すぎるということなど
決してありません。

良いサポーターであるためにも、
まずサポーター自身のエネルギーが
充電されていることは重要なことです。

スキーマこころさんが自分のもてなし方が
わからないとおっしゃるなら
(自己犠牲を払って生きてきた人は
ときとして何に喜びを感じるのか
わからないことがあります)

まずは愛ある好奇心を持って、
「私の人生は私を満たすことを
 きちんと準備している」ことを信じて、
スキーマこころさんにとっての
よろこびや安らぎに
まずアンテナを立ててみてください。

苛立ちや悪態が出るのは
スキーマこころさんの
限界のサインでもあります。

思わず声を荒げてしまう、
心にもない言葉が出てしまうのは、
決して弱さのせいではなく、
限界を無視された心身の悲痛な訴えであり、
助けを必要としている証拠です。

ですので、ご自身を責めないで
優しくなってあげてください。

おおらかさとは、
怒らない人間になることではありません。

むしろ、怒る自分も、弱い自分も、
素直に認めて受け入れられるように
なることです。

今は自己嫌悪や厳しさで
自分に向き合うのではなく、
ご自身にも傷があることを認めて、
ご自身を包みこんであげてください。

幼少期から希死念慮がおありとのことで、
生きることに対して、どこかで辛さや
孤独感を抱えていらしたのでしょうね。

その分、その辛さもわかるので、
息子さんや相手にも忍耐強く
向き合うちからをお持ちなのでしょう。

以下はスキーマこころさんに
取り組んでいただきたいことです:

●自分自身の時間をつくる

いきなり1週間の旅行などは難しくても、
毎日10分程度でかまいませんので、
自分のためだけの時間を確保して
ご自身をもてなしてください。

●ご自身の限界を尊重し、助けを求める

家族だから、親だからといって、
すべてを背負わなくてもよいと
ご自身に許可を与えてください。
サポーターにもサポートは必要です。
助けてもらうことは
決して恥ではありません。

地域包括支援センター(横浜市にもあります)
などに相談すると、介護者支援や
精神障害者の家族のサポートなど、
つながりが得られることもあります。

●シェアする機会をもつ

ご自身の悩みを吐露したり
同じ悩みを抱えている人と気持ちを
分かち合う時間をつくってください。

サポートグループに
参加するのも良いでしょう。

「一人ではない」という、
つながりの感覚や互いを支え合う
エネルギーに満たされた場は
癒しをもたらしてくれます。

ご自身のケアは、結果的に
スキーマこころさんの周囲の人々にも
癒しをもたらすことを忘れないでください。

       
        
ーーー
   
 
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0505(大)

FROM 川畑のぶこ

ののちゃんさん(30代・派遣社員・奈良県)
のご相談にお答えします。

【Q】34歳、独身です。
昔から身長が高く、
それがずっとコンプレックスです。

身長は178センチあります。

子どもの頃からけっこう辛かったですが、
特に社会に出てからは、
良くも悪くも目立ってしまうことで、
すごく生きづらさを感じてきました。

何かをうまくやれば
「頼りになる」と評価される反面、
ミスをすれば
そのぶん責められやすい、、、。

普通の身長の人たちが自然に
まとまっているように見える中、
私はいつでも
「外側」にいる感覚があります。

立っていても座っていても、
周囲の視線を強く感じます。

無意識に、大きなものに目がいくのは
当然のことだとは思います。
 
でも逆に、私自身も視野が広くて、
人の反応がよく見えてしまい、
気にしすぎて疲れてしまうことも多いです。

私は、できるだけ猫背になったり、
声を小さくしたり、
動作をゆっくりにしたりして、
自分を「小さく」見せるように
努力してきました。

でも本当は、ただみんなと
自然に接したいだけなんです。
 

最近は特に、「こんなに背が高いと、
結婚なんてできないんじゃないか」
と不安になることがあります。

これまで人目を気にしすぎて、
恋愛もずっと消極的でした。
今も、彼氏はいません。

この身長を受け入れてくれる人と、
出会える日は来るのでしょうか…。

【A】ののちゃんのご相談を読んだ私の
最初の印象は
「羨ましいな!」でした。
 
スーパーモデルのようで
なんてかっこいいんだろう。
私はなりたくてもなれないよなぁと。

私は、昔バスケをやっていたので
よく実業団の試合を観に行ったのですが、

その時も、スラッと背が高い女性たちを
見て、うわぁ、なんてかっこいいんだろう!
って憧れがありました。
 
なので、ごめんなさいね、
ののちゃんにとっては
深刻な悩みであることに、

私のような印象を抱く者もいるんだ
ということを、まずは知ってほしいな
と思ったんです。

 
身長は遺伝ですから、
低くしたり高くしたり
選ぶことはできません。

ののちゃんが自分の意思とは関係なく
178cmだということは
変えられないですよね。

 
でも、何らかの「ご縁」があって
背が高いののちゃんなのですから、
このご縁をどのように受け止めていくか、

それが今後のののちゃんの人生を
大きく変えていくと思います。

 
「普通の身長」の人たちとご自分を
比べていらっしゃいますが、
ののちゃんにとって「普通」って
何でしょう?

もう少し明確に言語化してみて
いただきたいなと思います。

そして、「高身長」であるということ
の「デメリット」に、ののちゃんは
今フォーカスしがちになっていると
思いますが、

すべての物事には「メリット」
「デメリット」の両方があります。

ニュートラルな見方を持ってみること
をお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:断捨離を学んでいます。
学ぶほどに、私がいま
いちばん捨てたい手放したいと思うものが、
母親業だと感じています。

4人の子供をワンオペで育てているのが
本当にしんどくて、
更年期が始まっているイライラもあり、
毎日死にたいという気持ちにかられて
落ち込みます。

このまま鬱になってしまったら怖いと
感じているのですが、
マイナスに考えてしまうことが
止められません。

こんな私に育てられている子どもたちも
可哀想です。

主人に相談しましたが、
「完璧にやろうとしなければ
 いいんじゃないの?」と、

完璧になんてできていない私に
嫌味かと思うような言葉しか返ってこず、
結局は自分でどうにかしろと
言われているような状況です。

周りに助けてくれる人もいません。

4人をみるのが本当に辛いので、
離婚して2人ずつ引き取り育てないか?
と提案もしましたが、

それも返事という返事はもらえず、
そのまま宙ぶらりんです。
(今の主人の仕事のままでは激務なので
子育ては無理だと頭ではわかってますが)

どうにもならない気持ちを
なんとか違う方に考えたくて、
オンラインショッピングをすることで
気を紛らわせていましたが、

貯金が底をついてしまい、
借金までし始めてしまっています。

これもさすがにヤバいと思い、
なんとかやめたいのですが、
やめられずに悩んでいます。

私はなんのために生きているのか、
何がしたいのか、
どんな本を読んでも答えがわからず、
どうしたらいいか途方に暮れる毎日です。

本当の私は良いお母さんになりたいし、
子どもといる時間をもっと楽しみたいし、
家族の時間を大切にしたい。
そんな気持ちもあります。

でもできない。

なんでなのか、わかりません。

更年期のせいだけではないと思っていますが、
更年期の治療をすれば
少しは良くなるのでしょうか。

一度、なにもかもすべてリセットしたいです。

【M・40代・女性・主婦・群馬県太田市】
     
      
―――――――――――――――――   
   
   
A:FROM 川畑のぶこ
         
大変ななか、
ご相談してくださりありがとうございます。

4人の子育てを孤独に耐えながら
ここまでワンオペでしてこられた
Mさんなのですね。

まず、
Mさんがこれまで取り組んできた母親業に
大拍手をおくります!

どうかMさんも
ご自身を称えてあげてください。

このような状況下で
Mさんが母親業を投げ出したくなるのは
当然のことです。

ただし、Mさんはそれを投げ出せない、
あるいは投げ出してはいけないと
思っているから悩んでいるのですね。

子ども4人を投げ出すなんて
とんでもない母親だという、
罪悪感がご自身を苦しめるのでしょう。

でも、安心してください。

これはMさんに
母性があるからこその悩みです。

Mさんは決して
母性を捨てることはありません。

捨てたいのはあくまでも
「これまでの母親業」です。

今後、これまでのスタイルの母親業を捨てて、
より楽な母親業を探求しながら、
愛する4人の母親でいつづけることは可能です。

そのためにも、まずMさんの課題は
「周囲に助けを求める」ことでしょう。

育児には多くの手が必要です。

すべて自分一人でする必要はありませんし、
それをしている以上
すべてを投げ出したくなってしまいます。

多くの手によって育てられた子たちは
社会とつながる健全な心も芽生えます。

ギリギリまで自分でやって
ダメならサポートを得るのではなく、
ゆとりをもってサポートネットワークを
構築することを心がけてみてください。

世の中にはたくさんの母性が存在します。

たとえ血がつながっていなくても、
周囲の母性が子どもたちを
育ててくれることを信頼して
助けを求めてください。

まず、ご主人とも話し合いをして、
育児のどの役割をどこまで分担できるか
確認してみてください。

「なぜ私ひとり?」
という不公平感を抑圧し続けると、

やがて爆発して、
ならば離婚して2人ずつという
極論に走らせてしまうことと思います。

そのまえに
Mさんの負担がどれくらいあるのか、
夫婦間でどれくらい軽減できるのか
まずは話し合ってください。

そして、Mさんがお住まいの群馬県太田市は
こども課や女性相談支援センターなど、
子育て支援や女性支援を行っています。

また、NPOなど地域の支援団体もありますから、
まずそのような支援窓口に問い合わせて
ネットワークを活用してください。

子育て支援活動では、
同じような課題をもっている仲間の
自助グループなどもあり、そのようなご縁が
Mさんを勇気づけてくれることもあります。

このようにプライベートなサポートと
公的なサポートのハイブリッドで
Mさんのサポートネットワークを
拡充してみてください。

さらに大切なこととして、
更年期がMさんの辛さを助長している可能性は
否めません。

更年期にはイライラや抑うつ、不眠、
意欲の低下などが生じることがありますし、

これらは決してMさんのやる気の問題ではなく
ホルモンの問題です。

そうであれば、
更年期外来や女性外来を受診することで
症状が改善する可能性がありますから、
がまんせずに受診してください。

買い物依存はぽっかり空いた心を、
何かを手に入れる(=買い物)という行為で
満たそうとするものです。

サポートも活用しながらMさんが定期的に
ご自身のための時間をつくって
自分をもてなすことができるようになると、
この依存行為からも解放されるはずです。

経済バランスを崩しながらも
買い物をしてしまうたびに、

「ああ、ここまでして、
 私は必死に満たしたいものがあるんだな」
ということに気づいてあげてください。

4人のお子さんたちのためにも、
Mさんご自身が満たされ充電することが
何より優先されます。

「私には満たしたいものがある。
 そして、それらを健全に
 満たすことができる。」

と肯定的にご自身を満たす姿勢を
育んでください。

苦しみは変化を促すためのサインです。

どうか、
Mさんがご自身に優しくなるための変化を
起こしてください。
     
       
        
ーーー
   
 
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Q:川畑さま、いつもコンテンツ拝見しています。
この度初めてご相談させていただきます。

私はこれまで家族と20数年住んでいた
東京の自宅を売却し、
賃貸マンションに引越したことを
とても後悔しています。

ローンを完済し、
今後は修繕費等の出費だけで
住んでいられたマンションでした。

主人は長期海外赴任、子供たちの独立。
  
これから私一人で住むには広いこと、
私がマンション内でのコミュニティに
上手く溶け込めていないと感じること等あり
    
売却価格を考えると
このタイミングが良いのかもと
夫婦で話し合った末の決断でしたが、
    
最終的に私の強い希望に
家族が合わせてくれた感じでした。
   

思っていたより売却から引越しまでの
期間が短く、
引越し先を熟考出来なかった事で
   
引越し先の環境にも満足出来ず
当たり前ですが
お金が思ったよりかかっています。
   

私が我慢してあのまま住み続けていれば
素晴らしい環境の中で
余裕のある暮らしが出来ていた、 
    
古くなった不満だった事も
リフォームで対処できたはず、
   
なぜパートをやめてまで
遠方に引越してしまったのか。
   
 
思い通りになったにもかかわらず
今更ながら少し立ち止まって
    
冷静に考えられなかった自分の考えの甘さと
浅はかさで家族を巻き込んで
大切な実家だった場所を手放してしまったと
後悔ばかりしています。
   
 
昔から衝動的に物事を決めがち、
躁鬱気質です。
   
 
今更過去は変えられない現実と
向き合っていかなければと
頭ではわかっているのですが、
なかなか前に進めず鬱々としています。
    
 
気持ちをコントロールし
前向きに進めるよう
アドバイスいただければありがたいです。
   
 
【まりも・50代・女性・無職・埼玉県】
     
      
―――――――――――――――――   
   
   
A:FROM 川畑のぶこ
         
20年慣れ親しんだ家を手放して
引越しをされたのですね。
    
人生には、離れてみて初めて分かる価値
というものがありますが、
    
まりもさんは長年ご自身や家族の生活を
支えてくれた家やコミュニティを離れて
初めてその良さに気づかれたのですね。
   
 
引越しは人生でも比較的おおきな決断ですが、
そのような決断には多かれ少なかれ
後悔は伴うものです。
   
  
また、
何かを得るためには何かを手放さなければ
いけないときがあります。
   
 
そのようなときは、ある程度の痛みは
潔く受け入れる必要があるでしょう。
   
 
もし、
まりもさんが昔の家に住み続けたなら、
  
やはり、
「あのとき引越していれば良かった!」
と後悔するのではないでしょうか?
   
 
「あー、やはりあのときが
 売りどきだったのに」とか、
   
「古いから修繕費がバカにならない!」とか、
「ひとりでは広くて不便で寂しいのに」とか、
   
「もっと馴染めるコミュニティが
 あるかもしれないのに」とかとか…
   
どうでしょう?
   
  
対象の内容をどんなに変えてみても、
対象との関わり方が変わらない限り、
後悔は湧いてきます。
   
 
すなわち、
対象の良いところに注意を向けず、
ネガティブな部分ばかりに目を向けたなら、
    
そして、それらがすべてなくならない限り、
私の人生は機能しないという姿勢が、
今手にしていないものへの執着を
生み出してしまいます。
   
 
20年住み慣れた家の価値は、
離れてみないことには分かりませんでした。
   
 
そのまま、30年、40年住み続けたなら
=それがまりもさんが手にしているものなら、
それ以外のものが理想の人生のための
解決になると信じてしまうのです。
   
 
物事にはポジティブな側面も
ネガティブな側面もあります。
   
 
それでも、まりもさんはその時点での
最善の選択をしています。
   
 
そうであれば、
それはそれでご縁と割り切り、
このご縁から何を学べるかを
考えてみてください。
   
 
それでも今の住まいがどうしても嫌なら、
そこを終の住処にする必要もなく、
また引っ越したっていいのですし、
賃貸ですからむしろ手軽なはずです。
   
 
やはり賃貸は損と思ったなら、
次の住まいは家の売却益で
ダウンサイズの物件を
熟考して購入したっていいわけです。
    
 
今の住まいはそのための繋ぎと
考えることもできますね。
   
 
未来に今回の物件とまた離れるときが来るなら、
そのときに後悔しないよう十全に
今から良さを見つけて満喫してください。
     
 
新たなコミュニティも、
待ちの姿勢でなく、
自ら切り開いていくことを意識することで、
思いがけない素敵なご縁に
恵まれるかもしれませんね。
     
      
        
ーーー
   
 
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shutterstock_160134842

Q:はじめまして。
近くに住む70代の義母との関係について
アドバイス頂きたくメールしました。

昨年義父が亡くなり義母は一人暮らしです。

まだ義理の父が入院していた頃、
それまでも一部生活費を負担していましたが、
生活費を援助してほしいと言われました。

その場には私たち夫婦と義弟がいましたが、
その時の義母とのやり取りに
怒りと悲しみを感じました。

また私たちの同意を得ないまま
義弟が勝手に援助の金額を決めました。

その後すぐに義父が亡くなり、
葬式の場で夫は義母に
「弟はお金を援助してくれたのに
 あんたは何もしてくれない」
と言われたそうです。

義弟から援助について報告はなかったです。

葬式代は夫が負担し、その後は可能な範囲で
義母に生活費を渡しています。

この一連の出来事で感じた
怒りや悲しみの感情が
しこりのように残っています。

また義実家はモノで溢れており、
義母は掃除が好きではないので
私の感覚からすると汚部屋状態です。

義実家に行く度に
家の状態を見て悲しくなります。

見かねて台所の掃除をしたことも
ありましたが、
義母は汚れていても気にしないようです。

家の片づけもいずれ
やらなければならない日が来るので、
今のうちから少しずつ片づけようと
夫に伝えていますが何も進みません。

義母とは価値観に大幅な相違があり、
どちらが良い悪いではないと
頭では分かっていますが
彼女の言動に苛立ちを感じます。

もっと気にかけなければと思いますが
思いやりのある対応ができません。

夫も用事があるときしか
母親と連絡をとりません。

夫との関係は良好で、大切な夫の母親を
嫌いでいる状態が苦しいです。

よく相手は自分の鏡だと言いますが、
私は義母との関係から何を学び、
どう自分が変わるべきでしょうか?

アドバイス頂けたら幸いです。

【ももきち・40代・女性・サービス業・富山県】
  
   
―――――――――――――――――   
 

A:FROM 川畑のぶこ
  
価値観が合わず
怒りや悲しみを感じるにもかかわらず、
義母にきちんと向き合おうとする
ももきちさんの真摯な姿勢が伝わってきます。

同時にそのような真面目さが
ご自身をすり減らしてしまっていることも…

このような流れの中で、
ももきちさんが夫と愛ある良好な関係を
保てていることは大きな救いで
素晴らしいことです。

夫婦はもともと他人で、
結婚は異文化交流の場ですから、
ましてやその親兄弟となると
もっと距離感が出てくるのは当然です。

相手と自分の価値が異なるときに、
どちらが良い悪いではないことは
ももきちさんも理解しているとのことですが、
苦しみはももきちさんが
その距離を縮めなければと
努力していることにあるように見えます。

ここはひとつ、ももきちさんが
直接お手柄を立てることにこだわらず、
夫に言いたいことを伝えた上で、
夫の家族のことは
夫に任せてみてはいかがでしょうか?

私たちは、家族であっても、
それが夫婦であっても
適度な距離感というのは大切です。

どちらかに合わせて仲良し家族を演じるべく
ベッタリする必要などないのです。

むしろ、私たちは
自分のパーソナルスペース(縄張り)を
侵されたと思うと、不快に感じたり
怒りを感じたりします。

相手が困っておらず、頼まれていないのに
片づけや掃除をしてはいけないのも
このためです。

良かれとしてあげているつもりが
相手のパーソナルスペースを侵して
関係が悪化するだけという
残念な結果になります。

また、無理をすれば
相手に貸しをつくった感覚に陥りますが、
相手はそもそも自ら頼んでいないので
ありがたく思わないかもしれませんし、
借りを返そうという発想に
至らないかもしれません。

すると、そのことに
恨みの念を抱いてしまいます。

お金の援助も無理せず、
もしそのようなゆとりがないのなら、
それを率直に伝えれば良いだけです。

求められたら与えねばならないと
無理をしようとするから怒りが湧きます。

親はあるのにくれないと思っているだけで、
そもそも与えるお金が無いとわかれば
そこまで要求しないかもしれません。

お金の援助ができないのなら、
はっきりできない、
あるいは少額ならできるなら
そのことを伝えてみてください。

心理学用語にバウンダリーと呼ばれる
大切な概念があります。

バウンダリーとは、
心理的、感情的、物理的な境界や限界を
指しますが、人間関係においては、
個人の価値観、感情、
プライバシーを守るための線引きのことです。

好きでもない相手、むしろ嫌いな相手に
好かれようと無理な努力をして
近づこうとするから、
疲れて相手が嫌になりますし
相手もそれを感じとることでしょう。

バウンダリーを設けて無理をしなくなれば、
相手のことを悪く思わなくて済むように
なりますから、
自分自身も相手も守れますし、
ストレスを軽減できます。

大切にしたいから近づくのではなく、
大切にしたいからこそ
適度な距離を置くのだと
考えてみてください。

健全なバウンダリーは
自他を尊重することに繋がり、
むしろ良好な関係に必要なことと
考えてみてください。

私たち人間は好き嫌いがある生き物です。
みんなを好きになるのは
不自然で不可能です。

たとえ夫のことが好きだからと言って、
夫の大切なものまで好きになる必要は
ありませんし、
夫ですら距離をとっているものであれば
なおさらその必要はありません。

分かり合えないことがあってよい。
全てを好きになる必要などない。
すべての人に好意的に思われなくてよい。
家族であっても距離をとってよい。
価値観の合わない姑は嫌いのままでよい。

といった具合に、
執着を手放す潔さを育んでみてください。

みんなに好かれなくてよい。
みんなを好きになれない私で良い。

ももきちさんは
それでも素敵な人なのですから。

    
   
   
ーーー

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Mother,And,Daughter,Drink,Tea,At,Home

Q:こんにちは、初めまして。

4月に高校1年になる娘と
小学校6年生になる娘2人を育てている
兼業主婦です。
  
 
最近、親戚関係での不幸や、
年齢を重ねるにあたっての問題に直面し
少し疲れ始めているところです。
    
また、高校1年生になる娘を筆頭に
お金がかかる時期に入ってきたという現実に
直面しています。
   
 
幼稚園教諭を、
結婚出産と環境が変わりながらも
正規やパートと職場を変えてやってきました。
   
子供が何かあった時に対応できるように
してまいりましたが、子供達も大きくなり
そろそろ正規職員にと思っております。
   
 
ただ今のところでは
パートとして8年になりますが、
正規職員を取るとなると
経験年数が20年ということもあり、
  
莫大なお金がかかるということで、
正規職員は難しい、
という答えをいただきました。
  
 
その時私は、
懸命にやってきたことが報われなかったと、
心に穴が開いたような感覚に襲われました。
   
 
私自身、
全てを否定されたような感覚に陥り、
果たしてこの仕事が向いているのか?
と疑問が湧きました。
  
 
それと同時に2年前、
長女が携帯電話を使った出会い系サイトで
トラブルを起こしたことがありました。
   
 
それがきっかけで私は長女に対して
落胆しすぎてしまったのか、
一線を超えたような感覚で
見てしまっています。
   
 
それではいけないと思っていますが、
過剰な心配や過剰なアドバイスをしてしまい、
娘がやらないと怒ったりと、
やめたほうがいいと夫に止められるほどです。
 

「私にばかりやめろ、変えろと言うけど、
 娘には無いのか!」
と、夫にキレてしまいました。
 

なかなか心配する気持ちが取れず、
信頼しきれていない部分が正直ある、
そんな中で親子関係を築いていて、
とても疲れてしまっている自分もいます。

小学校6年生になる娘にも、
お姉ちゃんに対して少しきついんじゃないか
ということを言われたこともあります。

まず私が何か変えなきゃいけないのかな
とは思っていますが、
何をどうしたらいいんでしょうか。

トラブルがあった時も私が見つけ、
私が警察に出向き、
全て一緒に対応してきました。

子供の心のメンタルケアとしても、
福祉センターにも通い詰めました。
   
 
本人はその時、悪いことをしたような感覚は
ないような表情をしていましたので、
残念だったなという気持ちもあります。
 

やりすぎた行動だとは思っていませんが、
それをきっかけに、
私の子供を見る目が変わったのは事実で
子供もそれを理解しているみたいです。
 

私は今後、
どのようにしていけばいいでしょうか。
アドバイスをください。
   
夫に対しても、娘に対しても。
     

【BOB・40代・女性・保育教諭・群馬県】
  
   
―――――――――――――――――   
 

A:FROM 川畑のぶこ
  
人生の過渡期にいらっしゃる
BOBさんなのですね。
   
まず、BOBさんは今の時期、
親戚の不幸や加齢、また40代ということで
更年期も考慮すると、
 
ホルモンバランスの乱れなどから
ストレスに脆弱になる時期である
可能性もあります。
   
すると普段は落ち込まないことでも
落ち込みやすくなったり
イライラするようになることがあります。
 
 
ですので、落ち込みがひどいようであれば、
女性外来を受診するなど、
生理的な問題がないかをまず確認し、
  
更年期の問題があれば
治療することでメンタルが安定することが
充分あり得ますので、受診をお勧めします。
 
 
就職に関しては、
現在勤めている組織の制度が
BOBさんに合致しないからといって、
BOBさんに価値がないということでは
ありません。
  
 
逆に、ボブさんが20年働いたから
存在価値があるということでもないでしょう。
  
 
制度はあくまでもその組織の
経済合理性のためのものであって、
必ずしも個人個人の職能を
正当に評価するものとは限りません。
  
 
今の会社の制度に
BOBさんの条件が合わないのであれば、
条件の合う別の組織を
探すことをお勧めします。
  
 
無論、正規社員の就職が簡単かと言えば
そうではないでしょう。
  
 
ただし、全くないのかと言えば、
やってみないことにはわかりません。
   
  
これまでも結婚や出産などの
環境の変化があっても、
  
正規やパートなどで仕事をしっかりと
こなされてきたBOBさんですから、
しっかり実績は作り上げてきているわけです。
  
 
そこを正当に評価してくれる組織も
世の中にはあるかもしれません。
  
 
ぜひこれをBOBさんの能力を
健全に評価してくれる相手を探すチャンスと
受け止めてみてください。
   
  
たとえ正規雇用がされなくても、
夫と協力しながら養育費や生活費を
バランスをとって稼いでいく事は可能です。
   

経済バランスを取るには具体的に
どれほどの収入が必要なのかを
いちど夫婦で精査してみて、
計画を立ててみてはいかがでしょうか?
   
 
子どもの大学は
奨学金を活用することもできます。
   
 
長女さんとの関係に関しては、
行動の善悪を教えることは
もちろん大切ですが、 
 
なぜ彼女がそのような行動をしたのか、
動機を理解してあげてください。
   
 
思春期になれば自立して
自由に行動してみたくなるのは
自然なことであり健全な成長の顕れです。
   
 
異性と交流をしたいというニーズが
出てくるのも自然です。
  
 
それを健全な形ではなく、
トラブルが発生するような形で
交流してしまったのは何が原因なのか、
   
いったい彼女はどんなニーズを満たしたくて、
そのような行動に至ったのかを
理解してあげて下さい。
   
 
もしかしたら娘さんは、
寂しくて誰かと
つながりたかったのかもしれません。
  
 
もしかしたら娘さんは、
友人たちには彼氏がいるのに
自分にはできなくて
コンプレックスを
持っていたのかもしれません。
   
 
もしかしたら娘さんは、
単に好奇心が旺盛で
刺激が必要だったのかもしれません。
   
 
娘さんがどんなニーズを持っていて、
それらをどのように健全に
満たすことができるのかを
一緒に考えてみてください。
   
 
この時期、娘さんが親のコントロールを
離れて生きようとすること自体は
とても健全ですし、
親も子離れするのも同じです。
   
 
育児の最終目的は自立ですから、
娘さんが自分に自信を持って
自立できるようにサポートしてください。
   
 
そのためにもただ叱るだけではなく、
大切なニーズの健全な満たし方のお手本を
示してあげてください。
   
 
あるいはその大切な課題に
一緒に取り組んであげてください。
   

そのサポートには忍耐強く見守ることも
含まれます。
   
 
長女に対する過剰なコントロールを
夫や次女さんからも指摘されていると
いうことなので、
   
その過剰さがどこから来るのか、
ご自身を振り返る作業も大切だと思います。
   
  
多くの場合、長子には、
とりわけ同じ性別の子には、
自分自身を投影してしまうことがあります。
   
 
自分自身に高い理想を持ちすぎて、
それが満たせず、
フラストレーションが溜まってしまうと、
   
自分の代わりに投影した長女に
自分の思い通りに生きることを
強要してしまうことが度々あります。
    
  
娘さんには娘さんなりの
唯一無二の個性を伴った人生があります。
    
母親と娘は違っていて良いのです。
     
それを受け入れてみてください。

   
そのためにも、BOBさん自身が
BOBさんなりの人生を歩んで良いという、
ご自身への許可が必要かもしれません。
   
 
自分の人生に抑圧が多いと、
相手を抑圧してしまったり、
相手にも自らを抑圧するよう
求めてしまいます。
   
 
調和的な関係を構築したいと望むのであれば、
まずBOBさんご自身が
自分との調和的な関係を築いていくことが
大切になってくることでしょう。
   
  
娘さんにもBOBさんと同様、
人生のもがきがあるということも
理解してあげて下さい。
    

その深い理解をベースに、
何をして良いのか悪いのか、それはなぜか、
なぜそうなってしまったのか、
   
思いやりの気持ちから膝をつき合わせて
話し合ってみてください。
    
   
   
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0317(大)

FROM 川畑のぶこ

みーこさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】3歳と1歳の子どもがいる41歳です。
5年前に結婚した2歳下の夫は
1年ほど前にうつ病と診断され、
仕事は休職。
通院しながら自宅療養中です。

もともと責任の重い仕事で、
結婚当初から過労やストレスが
あったのですが、

上の子が生まれた直後あたりから
症状が悪化、見かねた私が
勧めたところしぶしぶ受診し、
うつ病の診断でした。

家では、体調が悪いときは
一日中寝ていますし、
食事や着替え、入浴など
身の回りのこともままならない
ことも多く、

自暴自棄になり
「生きていても意味がない」
などと言うこともあります。

調子が良いときは
比較的落ち着いていて、
好きなYouTubeを見たり、
時々買い物に行ったりもしています。

でも、まだまだ仕事への復帰は
無理だと本人は言います。

健常者と変わりなく
ふるまったり出かけたりする様子
を見ると、どうしても
「もう大丈夫なんじゃないの?」
と思ってしまいますが、

そうするとまた落ち込んで
低空飛行の日々が続いたりして、
アップダウンが激しく、

これはなかなか時間のかかる
病気なのだなぁと実感します。

私はもともとはフルタイム勤務の
会社員ですが、今は育児時短勤務中。

毎朝9時に2人の子を保育園へ送り、
出社、10時から4時まで働いて、
5時に子どもを迎えに行って
帰宅します。

当然ですが、その後、
夕飯、風呂、寝かしつけ、、、と続き、
夫の協力はあてにできないので、
ほぼ一人で全てをこなす毎日です。

正直、辛くて泣きたくなることも
ありますが、
夫はもっと辛いんだと思い直し、
この1年がんばってきました。

ただ最近、疲弊してきているのか、
感情のコントロールが
難しくなってきました。

仕事は好きですし職場環境もよいので、
会社にいる時間は正直、ホッとします。
病人や幼児のいる家に帰りたくない
とさえ思ってしまいます。

それでも会社を出て、
保育園へ迎えに行き、
「第2ラウンド」が待っている自宅へ
帰ると、、、

つい先日は、ソファに寝そべりながら
テレビを見て大笑いしている夫の姿。

怒りにも似た感情が込み上げて、
キレそうになりました。
実際に、キレて夫にきつい言葉を
投げてしまったことも、
これまで何度もあります。

無邪気な子どもたちが
「アニメを見たいから、
パパ、チャンネル変えてもいい?」
と訊くと、

「ダメに決まってんだろ!
うるせぇな!あっち行ってろ!」
と頭ごなしに怒鳴ったときには、
「離婚」の2文字が頭をよぎりました。

じっさいに、
私の感情が高ぶった流れで
離婚の話をしてしまったことも
ありますが、

夫は途端に弱気になり、
さめざめと泣きました。
「見捨てないでくれ」と言われました。

そんなことが時々あり、それを見ると、
私が子どもを連れて出て行けば
この人の面倒は誰が見るのか、

精神的にも経済的にも私に
依存しているこの人を捨てるなんて、、、
と罪悪感があふれてきて、

結局行動には移せず、
なんとか思いとどまって、
その日をやり過ごすといったことの
繰り返しです。

でも、このままではいつか
限界がくるのはわかっていますし、
何より子ども達のためによくないはず。

あれもこれもで、
頭の中が混乱しています。
今の私は何を最優先に考え、
行動すればよいのでしょうか。

【A】がんばり屋さんのみーこさんに
まずは大拍手です。

お子さん達、小学生や中学生なら
自分の身の回りのことは
もう本人達でできるでしょうが、

3歳と1歳といったら
いちばん手がかかる時期ですよね。

そんなときに本当によくがんばって
いらっしゃると思います。脱帽です。

ご自身でできることを最大限やって
いらっしゃるので、罪悪感は不要です。

普通の感覚を持っている人であれば
感情を抑えきれなくなるのも当然。

それを無理に抑圧しようとすると
みーこさん自身が壊れてしまいますから、
今自分が持っている感情は当然のことだ
と受け入れてください。

良妻賢母、夫のケアもして
子どもの世話もして、、、と
すべてを自分一人でがんばらなければ
いけないという考えは手放して、

ぜひ「Me First(ミーファースト)」で
みーこさん自身を最優先に
進めていきましょう。

ご主人の病気のケア、復職への
サポートの仕方については、
ぜひ「考え方のシフト」をして
いただきたいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Portrait,Of,Senior,Woman,Leaning,Against,Door,At,Home,And

Q:両親が亡くなりました。
今は夫と2人暮らしです。

私はひとりっ子で子供も居ないので、
家族は夫だけです。

60代になって、高齢者になったところで、
家族が誰も居なくなってしまったら
どうしようかと思うと、落ち込みで、
何も考えられなくなっています。

両親のモノも、
断捨離をしなければならないのですが、
捨てるという気持ちが全然出せません。

自分の家のモノも、捨てるのに
抵抗がある気分になってしまってきていて、

夫はどんどん捨てるけど、
私が一人で片づけなければいけない状態に
なってしまったらどうしようかと、

考えるというより、悲しくなるだけの日々に
なってしまっています。

どうしたら、いいでしょうか?

【しっぽ・60代・女性・ハーブインストラクター】
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
孤独感はもっとも私たちを蝕む感情です。

私たちは年齢を重ねるごとに
身近な者たちの死を体験することも増えるわけですが、

両親を失うことは大きな喪失感をともなうもので、
その絆が深いほどに
寂しさや悲しさから回復するのに
時間を要することでしょう。

まず、両親をなくした直後に
不安になったり落ち込んだりするのは
誰にでもあることです。

またそのような抑うつ状態にあるときには
行動を起こす気力が湧かないのも当然ですから、
焦って遺品整理をしようとする必要もありません。

きちんと喪に服したのちに手を付けることは大切ですし、
喪に服す期間は人と比べるものではありませんから、
どうかしっぽさんに必要な時間をかけてください。

万一遺品整理に期限があるのなら、
捨てるのが得意な夫に依頼して
助けてもらうのもひとつです。

もし、しっぽさんが喪に服して
すでに数年が経過しているけれど
両親の遺品を断捨離できない、
ということでしたら、

ご両親とのつながりが消え去ることを恐れて、
彼らのモノへの執着が出ている可能性があります。

もししっぽさんがご両親に手を合わせたり
語りかけたりすることがあるのなら、

たとえこの人生で再び肉体をもって
関わることはできなくても、
心やたましいでのつながりがあることを思い出し、

そのつながりが強くなることを
イメージしてみてください。

ご両親との思い出も、モノの中にではなく、
しっぽさんの心の中にしまっておけることも
思い出してください。

同時に、家族だけのつながりに依存せず、
友情やさまざまなご縁を大切に、

心の通わすことのできる人間関係を育んで、
コミュニティーの中へ入る努力を
することをおすすめします。

もちろん、ご自身がコミュニティーを
つくることも可能です。

しっぽさんが趣味にしていることや
関心のあることがあれば、
そこからネットワークを
構築することもできますね。

そのようなご縁の中では、ときに、
親兄弟姉妹よりも深いつながりを
育めることだってあります。

私たちはつながりの中で生きて生かされています。

モノを手放すまえに
古くなった思考の枠組みを手放して、

自分も全体やみんなの中の一部だ、
ということが感じられるようになれば、
物質にしがみつかなくても
すむようになる日が訪れることでしょう。

どうか十分に喪に服し、
見えないご両親とのつながりを大切にして、
しっぽさんの内に向いている心を外に開いて
新しい可能性を探求してみてください。

応援しています。
 
   

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0303(大)

FROM 川畑のぶこ

しましまさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】58歳、バツイチ、会社員です。
もういい年です。

これまでの人生ずっと、
見た目にコンプレックスを持って
生きてきました。

20代・30代の頃は、
男性とお付き合いをしたことも
ありませんでした。

40歳になるギリギリ手前で
結婚相談所に入り、
そこで相手を見つけて結婚しましたが、
5年で離婚しました。

理由は互いに、いわゆる
「性格の不一致」を感じたからなのですが、
もしかしたら元夫側の理由としては、
私の見た目などもあるのでは?
という思いがずっと消えません。

確認はしていないので
本当のことはわかりませんが。

今でも、例えば
スーパーやコンビニのレジ係が男性なら
その列に並ぶのは避けてしまいます。

小学生の頃から「ブス、ブタ」と言われ、
それ以降もことあるごとに、

男性というのは、
相手が美人かブスかで対応が違うこと、
私は歓迎されていないんだと
思ったことが何度もあるからです。

女友達はそこそこ多く、私のことは
認めてもらえてると感じています。

なので、人生それだけで十分じゃないか
と思えればいいのですが、

世の中に男女両方存在する以上、
どうしても男性の視線も気になってしまいます。

男女問わず、多くの人がいる場に
出ることには引け目を感じます。

若い娘が悩むのならまだしも、
この歳になって見た目がどう、とか
気にしてしまうのは子どもっぽいよな
と思うものの、
どうしても消し去ることができません。

ただの自意識過剰なのでしょうか? 
本当の自分を生きていない証拠でしょうか?

いい加減、この悩みと決別して、
この先の人生をもっと豊かにしたいです。

どのような心持ちで
生きていけばよいでしょうか? 

習慣化するとよいことなども
あれば教えていただきたいです。

【A】容姿コンプレックスに
関するご相談ですね。

まず、私たちは社会的な動物ですから、
人からどう見られるのか、
どう思われるのかというように

他人の評価を気にするというのは
ごく自然なことです。

しましまさんは「自意識過剰なのか?」
と気にされているようですが、

自分を意識しない人はいませんし、
人目を気にするのは
ごく普通のことですので、

自意識過剰というよりは、
辛い経験が重なった結果

「過剰反応」をするように
なってしまったという方が
正しいかもしれませんね。

そして、それは本当に
お辛かったことだと思いますので、
そこに過剰反応してしまうのも
また当然と思っていいと思うんです。

それを無理に消そうとする必要も
ないですし。

ですが、それをずっと抱えたまま、
引きずったまま、
これからの人生を生きていくことは
しましまさんにとって良いことには
なりません。

過去の「痛み」は痛みとして
しっかり受け止める。

でも、それをいつまでも
「深追い」しない。

これはとても大事な
姿勢になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

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