20150416

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
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【Q】料理をするのが苦痛です

私は結婚26年目、51歳の主婦です。

結婚前から料理が大の苦手で主人にプロポーズされた時、
「料理が苦手だから」と一度断りましたが、
「一緒に頑張ろう」と言われ、なんとか25年も頑張れました。

色んなストレスで10年以上前から味覚障害で
自分の作った料理の味もあまりわからない状態です。 

今春から社会人(長女)と大学3年生(長男)の子どもがいます。

子ども達は結婚するまで同居したいようですが、
このまま何年も子ども達の分も食事の用意(朝、夜)をするのが
苦痛です。

時々、美味しいと褒めてくれる時もありますが、
正直いつまで面倒見なきゃいけないの?
親っていつまで子どもの食事を作るのが常識なのでしょうか?

長女は大学2年時、料理教室に通ったので簡単な家庭料理は作れます。
でも、めんどくさがり屋なのであまり手伝ってはくれません。
長男は全く料理に興味がありません。

二人はスーパーでお惣菜を買ってくるとかんかんに怒ります。
今後、どうすればうまくいきますでしょうか?

【51歳 保育士補助 コロン様】

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FROM 川畑のぶこ

【A】25年間家族のために弛むこと無く家族のために食事を
つくってきていること、実に素晴らしい仕事をされてきていますね。

苦手であるにも関わらず料理をする、コロンさんの家族への
愛の表現のひとつであり、
愛故ここまでがんばってこられたのだと思います。

まずご自身の労をねぎらってください。

もちろん、料理以外の家事育児でも愛をたくさん表現されてきたこと
と思います。

さて、愛に関しては、家族の全ての要望に応えることが唯一のかたち
ではないということを学ぶ機会にいらっしゃるのではないかと思います。

今回、料理が苦手でストレスになっているコロンさんに「味覚障害」
という病気が訪れたことは、決して偶然ではないかもしれません。

自分の心の声をマインドが素直に受け容れられず抵抗し
封じ込めていると、やがて心の澱がたまって身体をつかって
コミュニケーションしてくることがあります。

「味覚障害」という非言語的なコミュニケーションをもって、
「もう料理に関わりたくない」という素直な気持ちを
表現しているのかもしれません。

大切なのは、それを受け容れるということです。

苦手を克服して強くなることもあります。

ところが苦手を受け容れて、助け合うのもまた人間のなせる
素晴らしい技であり愛の表現ではないでしょうか。

どうでしょう、コロンさんが今まで家族に表現してきた愛を
こんどは、コロンさんがご家族から受けてはいかがでしょうか?

子どもや家族の「めんどうくさい」を全てカバーすることが
愛だとは限りません。

今度は家族が「めんどうくさい」を克服して障害ある家族を
助ける=愛を健全に表現する機会を提供してはいかがでしょうか。

無論、乳幼児に親のために料理をつくることを求めることは
出来ないかもしれません。

ところが、お子様は社会人と大学三年生とのこと。
そうであれば、料理をつくることは可能なことです。

「自分のことは自分でする」
「困っている人が周囲にいるときは助け合う」
ことを学習する機会としてはいかがでしょうか。

これは人生で必要で重要なスキルです。

経済効果を上げる仕事は熱心に行うけれども、生きる力やスキル
を持っていないというのは不幸なことです。

「料理とは妻がつくるもの」
「料理とは母がつくるもの」
「料理とは女がつくるもの」
「たとえ障害があってもあなたがすべきこと」

このような姿勢を強化することは賢いことなのか
振り返ってみてください。

また、家族ともフォーマルなコミュニケーションの場を
設けてみてください。

不平不満や否定からではなく、困っているので助けて欲しい
という姿勢で一度ご家族ときちんと向かい合い、
コロンさんの心の声、そして身体の声を伝えてみてください。

たとえ家族が状況を受け容れがたくとも、
家族がコロンさんに「ノー」というように、
コロンさんにも家族に「ノー」と言う権利はあるのです。

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