心理療法家でサイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこによる、皆さんからの質問へのアドバイスや、メンタルの整え方、実生活に役立つ心理学のお話。日本における「サイモントン療法」の第一人者であるほか、「断捨離アンバサダー」としての顏も持つ川畑のぶこ。この2つのメソッドをベースに、一般の方のストレスマネジメントやメンタルケアについて、わかりやすくお伝えしています。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、Nさん(40代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
昨年、父が他界しました。 私は次女で市外に嫁いでおり、夫と息子1人と
暮らしています。父とは跡取り問題でケンカをし、8年帰省していません
でした。母は脳卒中で介護が必要、7年前から県外の施設にいます。
父の長年にわたるDVもあり、家を出ました。

4歳上の姉は、離婚後実家の近くに住んでいますが、勘当されていました。
そもそも姉は、20歳の頃家出、借金を繰り返し、最終的には親が返済を
してきました。私も、勝手に借金の保証人にされ、取り立ての電話を受け、
被害を被っています。その時、私は姉との連絡を一切斬りました。

十数年ぶりに再会した姉は、長女なので母を見ると言いますが、葬儀の
段取り、法事の段取りなど、ほとんど私がした状況です。しかも、つい最近
まで年金暮らしの母に無心をしていたそうです。母は「だって、人様のもの
に手を付けたらいけないから」と言います。

直接話をしようとすると避けるくせに、後からLINEで、誤解だから等、
感動させるような文章を送ってきます。が、行動が伴わない姉に不信感が
募っています。

かと言って、遠方に嫁いでいる私が実家に帰ることも現実的には難しいの
です。母も孫と一緒にいたいようで、姉と暮らすことには同意をしています。

姉はパートをしている様子はなく、24歳無職の姪と同居。どうやって暮ら
していくのか、財産目当てなのかと疑ってしまいます。相続に関して、
姉は、母が一括相続することを勧めてきます。

姉がちゃんと実家と母の面倒をみてくれるのであれば、それでいいと思って
いました。が、母の為にと、司法書士への連絡やお墓の事など、お金と労力
をかけている自分がバカらしくなります。

実家は無くなるとさえ思います。ならば、私も財産分与を受ければ、
万が一の時に対処できるのにと思ったり、こんな自分を腹黒いと思ったり、
自分を正当化するようで、自己嫌悪です。

どうすればいいかアドバイスをお願いします。
~~~~~~~~~~~

お姉さんに委ねてみるのがいいと思ったり、でも信用できなかったり、
疑いの気持ちがあったり、そして、疑っている自分がまた嫌だったり、
そんな葛藤が読み取れるご相談です。

まず、これはもうコミュニケーションに尽きるかなと思います。

お姉さんが、直接話をすると避けようとするとのことですが、
一回フォーマルに、LINEなどで、今後のことについて話をしたいので
時間をくれませんかと、きちんと、ちょっとフォーマルな時間を設定した
方が良いと思います。

その時には、責めるようなトーンではなくて、お姉さんにとっても、
私にとっても、お母さんにとっても大切なことで、調和的に話をしたい
からというようなトーンで、時間が欲しいのだと、1〜2時間ぐらい
取ってくれないか、と話をする。

大事な話だからということもちゃんと言っておいてください。
何となく、世間話で終わらない、近況報告じゃないんだよというトーンで、
今後のことについて、わたしたち家族のことについて、ということで
話を切り出したらいいと思います。

そして、Nさんもある程度、何を話すかというアジェンダを、あと自分の
伝えたいことをメモしておくといいと思います。それもお姉さんを責める
トーンではなくて、自分がどうしたいかということを伝えるとよいです。

お母さんへの愛情は、なにも事務的なことや経済的な援助をすることでしか
示せないわけではありません。態度や言葉、ふれあいの中で示すことも十分
できますから、前者はお姉さんに任せ、Nさんは後者を担うという選択肢も
あるわけです。

これまで、Nさんが身を削ってやってきたのに自分は何も得られていないと
いう感覚はよくないですし、不健全です。そのために、お母さんやお姉さん
に対して、恨みがましく思ったり疑問を持ったりしないためにも、ちゃんと
思っていることを伝えることが大切です。

主張することイコール、わがままや腹黒いことではありません。きちんと
公平に、相続に関して話し合いをしているのであって、決してわがままな
こと 、身勝手なことを主張しているわけではないと、意識を切り替えて
くださいね。そして、自分がどうしたいのかを、率直に伝えてください。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:いつもあたたかく深いメッセージに癒されています。

娘が小6の終わりから不登校となり、
中二から私立の中学に転校し、現在五月雨登校中です。

娘が小5のときに私が娘、息子を連れて離婚しました。

私はフルタイムで帰宅が遅く、
娘は年の離れた弟の面倒を良くみてくれるよくできた娘でしたが、

不登校がはじまってから、一日家にこもってスマホ漬けとなり、
時折、理不尽なワガママを言って暴れたり無視したり
暴言を吐いたりするようになり、
ママなんかいらない、死ね、と何度か言われました。

元夫も、理不尽なワガママを言って暴れたり、
ひきこもったりして、仕事も家事も育児も私にやらせて、
文句ばかりつけました。

気分障害で入院、通院していますが
医師によると、病気というより性格の問題が大きいとのことです。

娘も通院してみましたが、
病名がつくほどではないとのことでした。

娘の言動は愛情ほしさの裏返しなのだろう、と思い、
時短勤務に切り替えて、

普段からできるだけ娘の話を聞いたり、
いいところをみつけてほめ、
厳しい家計から私立のお金を出すなど、
私なりに頑張っているつもりです。

娘は元夫程にはひどくありませんが、
ふとしたことで理不尽なワガママっぷりを目にすると、
元夫への嫌悪感と重なり、腹が立ち、
娘を育て上げる覚悟がゆらぎます。

どうしたら、元夫への嫌悪感を手放せるでしょうか?

私は娘に対してどのような心構えでいたらよいでしょうか?

【Nattsu・40代・会社員】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

長い間、病気の元夫の理不尽さやワガママに耐え、
フルタイムで仕事をされながら、
一人で家事も育児も切り盛りされてきたのですね。

簡単なことではありません。

本当はNattsuさんだって、夫や娘さんのように
崩れてしまいたいところを、
ギリギリ踏ん張ってきてこられたのではないでしょうか。

まずは、よくここまで頑張ってきている
そんなご自身をNattsuさんがきちんと称えてあげてください。

娘さんの不登校はとても気がかりですね。

小6から中学にかけては、ただでさえ、
ホルモンバランスも乱れ、
感情も不安定になりやすい時期です。

精神科医からはとくに問題ないとのこと、
「死ね」などという言葉は、親として打ちのめされたような
気持ちになることと思いますが、
まさに絵に描いたような反抗期かもしれません。

壁に穴が空いたら赤飯を炊けなどと言いますが、
これまで「いい子」で抑圧されてきた娘さんであれば、
その反動も大きいのかもしれません。

母親がいちばんイヤがるであろう、
父親のイヤな面を模倣し見せつけることで、
爆弾をしかけているのかもしれませんね。

誰もが通る、心理的な親殺しのプロセスと、
嵐が去るのを静かに待つのが賢明かもしれません。

ここで「親の責任」とあたふたしないことです。

Nattsuさんは「育て上げる自信がない」とのことですが、
この時期は「自ら育つ」ことを信頼して、愛情はかけつつも、

親から見た理想の娘を「つくりあげる」ことは手放し、
娘さんの個性的なプロセスを見守る時期と
切り替えてみてください。

Nattsuさんが娘さんに対して、

「そんな悪態ついていても、あなたはあなたとして
ちゃんと育つから大丈夫」と、

ゆとりを持って接するコトができれば、
その娘さんへ対する信頼感は
非言語的なメッセージとして伝わるでしょう。

娘さんも「私は私でよい」と自己受容や自己愛が
育みやすくなることでしょう。

今の娘さんは、自分を受け入れてほしい反面、
こんな自分はいやだという両価的な苦しみがあることと思います。

そんな苦しみもぜんぶひっくるめて、
それでも大丈夫よ、と優しく包み込むゆとりをもてたら
関係性は自ずと穏やかなものに変わってくることと思います。

それをいちいち言う必要はありません。
態度で示せていれば十分です。

罵声を浴びさせられているときに
優しく包み込むのは難しいでしょうが、
娘さんが眠りについたその背中に向かって
包み込むのでもかまいません。

自分がどんな状況にあっても、
母は(母だけは)私の味方でいてくれて、
不器用ながら、見守ってくれている、
ということが伝われば十分です。

もちろん、私たちは聖人でも観音菩薩でもありませんから、
ウリャー!と叫びたくなるときもありますが、

そのようなときは、そんな自分を批判せず、
それでも私は私を見捨てずに愛すと、
包み込んであげてください。

私自身を包み込むことと、
私の継続である娘を包み込むことは同義と受け止めて。

あのころが懐かしいと、微笑む日がくることをどうか信じて。
   
    
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川畑のぶこがお答えします。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、アコさん(50代・自営業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
結婚24年になる妻51歳です。一人息子はまもなく社会人になります。
夫とは、結婚後1年で自然と別居になりました。

子供は一人で育てながら、私は自分の趣味を仕事にして、友人も多く、
お陰で多忙な日々を過ごしています。

夫とは、あまり会うこともなく離婚を考えてはいますが、
まだ私が経済的に自立できないため、思い切りがつきません。

私の望みは、一緒に生きていくパートナーのような男性と出会うことです。

2年前に、前から好きだった男性とお付き合いが始まりました。友情が
度を超えた感覚でした。彼には内縁の妻がいて、不倫の形になりました。

24年ぶりに、恋愛、人との触れ合いがまたできたことに有頂天になり、
楽しすぎて目がくらみました。程なく、彼に別の女性がいることがわかり、
傷心の末別れたのですが、何だかんだで、また2年ほど付き合いが続いて
しまいました。彼を手放せなくて悩みましたが、半年前に思い切って別れ
ました。そうしたら最近、彼が内縁の妻を捨てて、一人になったと友人から聞きました。

別れた時は覚悟して、自分のために別れたのに、毎日辛くてたまりません。
別の女性のことを調べたり、その人と一緒になるのかな、など考えては涙です。

こんな自分が嫌で、早く立ち直りたいのですが、ひとを恨んだり、
憎んだりはしたくない。どうしたら忘れられるでしょうか。
~~~~~~~~~~~

結婚して24年になるけれども、結婚後1年でもうずっとご主人とは別居
していてあまり会うこともないということなので、結婚生活自体が
もうすでに破綻していると考えても、おかしくないと思いますね。

もし離婚となった時に、別居が20年続いていれば、もうこれは簡単に
成立すると考えられます。

もし、アコさんが離婚をしない理由が、経済的なことだけである場合、
まずは法律家に相談してみることをお勧めします。長年の別居の場合、
経済的な配分がどうなるのかなど、現実的なことを知ることは、
次へ進むためにとても大切です。

アコさんがご主人とずっと別居で、家事も育児もお一人でされてきたこと
は本当に大変だったと思います。よく頑張ってこられましたね。

その、別れたのに忘れられない彼というのは、おそらく、そんなアコさん
に優しく、ちゃんと注意を払って接してくれたのでしょうね。

結婚24年の23年間は夫がいない状態で、きっと寂しかったことでしょう。
その寂しかったところに、きっとアコさんのことを、最初は友人として、
そして最終的には女性として、きちんと受け入れてくれる、認めてくれる
人が出てきた時に、その人に好意を持って恋愛が始まるというのは、
ごく自然の流れです。

ただし、アコさんは本当に彼だけが好きなのでしょうか。
そこは、ちょっと考えてみた方がいいかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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