心理療法家でサイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこによる、皆さんからの質問へのアドバイスや、メンタルの整え方、実生活に役立つ心理学のお話。日本における「サイモントン療法」の第一人者であるほか、「断捨離アンバサダー」としての顏も持つ川畑のぶこ。この2つのメソッドをベースに、一般の方のストレスマネジメントやメンタルケアについて、わかりやすくお伝えしています。

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180507

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、サカナさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
お恥ずかしい話ですが、私は身体的に性行為がなかなかうまくいかず、
いわゆるEDという状態です。
医者にも行きましたが、ほとんど改善しませんでした。

私は、女性は好きなのでお付き合いはしたいのですが、
女性と仲良くなっても、どうしてもその先のことを考えてしまって
積極的になれません。過去に何人か付き合ったことはありますが、
やはりこういう状態なので何となく別れてしまいました。

この先の女性との接し方についてアドバイスをお願い致します。
~~~~~~~~~~~

男性ならではの、異性とのお付き合いに関するお悩みです。

私たちは、身体面でも性的なことで何となく自分が劣っていると感じると、
緊張感や不安が生じてしまって、人間関係がぎこちなくなったり、
結果的にそれが別れにつながってしまうということもあるかもしれませんね。

まず、EDに関しては、サカナさんは受診もされているとのことですが、
もし一箇所しか受診していない場合は、セカンドオピニオンやサードオピニオン
も聴いていったほうがよいと思います。メンタルケアをできるようなクリニック
があれば、そういった所も受診してみるとよいでしょう。

そもそも器質的な問題があって、もう改善はできないと診断されている場合は
別ですが、EDの原因としては、身体的な原因のほか、心理的な原因も考えられ
ますし、薬の副作用という可能性もあります。

器質的な問題の場合は、ご自身できちんと割り切って、それでも大丈夫だという
女性を対象にお付き合いしていくしかないのですが、もしそうでなく、
心理的なことや薬剤的な問題であれば、そこをケアし、コントロールすることに
よって、改善することはじゅうぶんあり得ます。

治療については、心理的なケアも含めて、諦めないで続けられるのがよいのでは
ないかと思います。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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Q:いつも興味深くブログ拝読しております。

私は40代、バツイチ、子供はおらず、一人暮らしです。

父は若い頃亡くなり、母70代は元気でおります。
2歳上の姉、年子の弟にはさまれた中間子です。

家族、とくにきょうだいへの恨みがあって、ちょっと苦しいのです。

姉は若い頃にメンタルを病み、私は随分と巻き込まれました。
今は落ち着いていて、遠方にいるので滅多に会いません。
姉は典型的な長女気質でとても真面目な人です。

でも精神を病み、色々大変なことがあり、
彼女のトラブルに何度も巻き込まれ、尻拭い?めいたこともしました。

今ほどネットで情報収集ができなかったので、
随分と悩んだものです。

そのおかげで、姉とは仲違いが続きました。

姉について私は随分悩み、そして「恥」と感じています。
今も。たとえば若い頃は、こんな姉がいては
わたしは結婚できない、と考えたこともありました。

いま私は結婚はもとより、
よい人生というのも諦めているようです。

私の家は親戚が多く、
昔ながらの本家の長男だった父がいたため、
親戚間のトラブルが絶えず、夫婦喧嘩も絶えず、
家庭内は不安定だったと思います。

私も弟も神経質で不安定なところがあると思います。

はっきりいって私は家族を恨んでいます。
いま私がヒトリぼっちで不遇なのは、
こんな家族に生まれついたからだ、と。

わたしは姉よりも鈍感ですし、年齢を重ね、
メンタルは図太く病気にはなってはおりません。

でも毎日が、安心感なく、
大げさにいえばその日暮らしという感じです。
将来の展望も全く無く、
自分は何も無い、からっぽだ、とよく思います。

今後どういう心持で生きていけばよいのか、
家族のことをうらまないようになるには
どうすればよいか、お知恵をお貸しください。

どうぞよろしくお願いいたします。

【AKO・40代・自営】

―――――――――――――――――

A:

FROM:川畑のぶこ

AKOさんのご家族に対する恨みと同時に
ご家族への思いが伝わって来るご相談内容です。

AKOさんは家族のために自己犠牲を払ってきて、
そのために自分は幸せになるチャンスを逃したと
思っていらっしゃるのですね。

でも本当は家族を恨みたくないし、
今後は気持ちを前向きに切り換えて行きたいけれど、
どうしてよいかわからないのですね。

まずAKOさんにお勧めしたいのは、
恨みを捨て、気持ちを切り換えて行きたいので、
そのためのベストを尽くすと、
自分自身に誓いを立てることです。

これは家族に対して誓わなくて結構ですし、
むしろしないほうがベターでしょう。

でも、AKOさんご自身だけは自分の気持ちを偽らずに、
恨んでいることを素直に認めたのと同じように、
その気持ちを捨てたい自分がいることを
受け入れてあげて下さい。

多くの人が罪悪感から、病に苦しんでいる
家族に対して恨んでいると認めることには
抵抗を感じると思います。

それを素直に認めたことはAKOさんの
癒しの道への大きな第一歩だと思います。
恨みを認めたのと同じくらいに、
本当は恨みたくないし、前向きになりたい自分の気持ちも
しっかりと受け止め、大事にしてあげてください。

その立場をとるのに、鏡の中の自分の目をしっかり見て、
こんなふうに唱えてみるのもいいかもしれません:

「私は自分自身に素直になります。
 私は家族を恨んでいます。」

続いて、

「私は自分自身に素直になります。
 私はこの恨みを手放したいです。
 ですから、そのための努力をします。」

と。

繰り返しますが、家族に対して
素直にならなくても結構です。
でも、自分自身にだけは
素直になってあげてください。

続いて、

「私は自分自身に素直になります。
 私は家族のせいで幸せになれないし、
 一人ぼっちだと思っています。」

そして、

「私は自分自身に素直になります。
 私は家族がどうであれ、人と繋がり、
 幸せに生きる人間になりたいです。
 ですから、そのための努力をします。」

と。

このようにして自分が歩みたい道を明確にし、
そのように歩むための立場をとります。

私たちは条件が整うことでー
たとえば、父親は分家の次男で
姉は妹の面倒見がよい優しい人で
親戚はいつも助け合っているなどでー
幸せが訪れるし、人と繋がれると思いがちです。

でも実際に幸せに生きている人というのは、
今置かれている状況の中に
幸せを見出す力を持っています。

泥の中に蓮の花を見つけることができるのです。
私たちは泥さえなくなれば、
自分の人生が美しい蓮の花だらけになるのにと嘆き、
蓮が咲いているにもかかわらず、
泥ばかりに注意が向きがちです。

たとえお姉さんに精神疾患があろうと
社会的困難があろうと、
親が本家の長男であろうと、
親族にトラブルがあろうと、
そこ以外に咲いている幸せの芽に
意識を向けることはできるかもしれません。

メンタル図太く健康?
素晴らしいことではありませんか?
毎日が空っぽ?
ならばこれから埋め放題ではありませんか?

人生に試練が多ければその分
人の辛さや痛みがわかる人間になれます。
これは人と繋がるための大きな力ではないでしょうか。

自分に素直になって、困難を乗り越え、
前向きに生きようと努力している人の姿に
私たちは心を打たれるものです。

むしろそのような人と、
より繋がりを持ちたいと思うのではないでしょうか。

AKOさんにもそのような人として
周囲と関わる機会が与えられているのだと思います。

ぜひ、そのようなチャレンジに
真摯に取り組むご自身を称えてあげてください。

そして、他人はどうであれ、自分だけは
自分を裏切らず、素直でいると誓ってください。

ご自身の周囲に起きていることで、
ありがたいことなどに意識を向けて、
素直にそれを認めてあげてください。

きっと幸せへの小さな歯車がコロコロ動き出すでしょう。

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川畑のぶこがお答えします。

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