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【Q】私の子育ては間違いでしたか?

高三男子・高一男子・小六女子の母親です。
フルタイムで働き、保育所や実家の両親に助けられて
子育てと勤務と家事をしてきました。

何とか両立して続けてきたのですが、実はどれも中途半端
ということがこの一年で形となってきています。

夫はまじめで厳しく(時間にも結果にも)、
中途半端な結果となった子どもの学業や生活に
怒りを隠せなくなっています。

早朝5時半起床、学年で◎番以内でならなければ
部活をやめさせる、守れないときは坊主になれ・・など
マイルールを決め、家族が守れないと怒り、
怒鳴ることも多く、従っている状態です。

モラルハラスメントの状況と考え
「怒鳴らないでほしい」と訴えるのですが、
「正しいことを言っているのを守らないのがいけない。
怒鳴らせているのはお前たちの方だ。
ちゃんとしてれば怒らない」と言われ反論ができません。

子どもの生活態度(片付けや早起きができない)や
成績が規準に及ばないことを指摘され
私も仕事をやめるよういわれますが、
子どもが幼いころから忙しさにかまけていた負い目がある
ため何も言えません。

高校3年生はほぼ浪人が決定し、
小6も中学受験に良い結果が出せませんでした。

今問題なのは高校1年男子です。
昨年の高校受験は地元のトップ高校の受験をするよう
親から言われましたが、成績が及ばないこと等で
その高校へは行きたがらず、他の高校を志望し合格しました。

文化部に入部して熱心に活動しています。
しかし、起立性調節障害と考えられる頭痛や吐き気で
休むことが多く、成績も底辺まで落ちてしまい、
履修単位も足りなくなる可能性がある状況となっています。

一方で男親から「志望校のランクを下げたから
トップグループに入らなくてはならない。
50番以内でなければ部活をやめさせる」と入学直後に言われ、
順番の締め付けが時とともに厳しくなっています。
欠席しがちなことも成績が芳しくないことも隠している状態です。

先日、テスト結果提出を責められて
自分で偽造した順位結果を男親に渡していました。
部活を続けたい、責められたくない気持ちがわかるだけに、
子どもが間違ったことをしたことを私は注意できませんでした。

偽っていることが判明した時、男親がどのように怒り、
罰を与えれるのか、恐ろしいです。
家から追い出されても構わないとも思いますが、
その時、小6の子はどうなるのか・・。

相当なストレスがかかってしまっている子どもを守りたい、
しかし間違ったことをしている、
やり直すためには私は仕事を辞めるべきなのか・・
何をすべきかわからなくなっています。

長い文章で申し訳ありませんでした。

【匿名希望様 49歳 医療従事者】

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FROM 川畑のぶこ
A:
保育所やご実家のご両親に助けられながらの
3人の子育て、よく頑張ってこられましたね。

子育ては人の手を借りること無しにはできません。
保育所やご両親には感謝ですね。

父親の理想通りではないにしろ、お母様ご自身がここまで
「その時点でのベスト」をつくしながら一生懸命やって
きていることは間違いないと思います。
そのことを認め、どうかご自身を褒めてあげてください。

さて、これまでを振り返って今後どうするかということ
に関しては、どうするべきかと考えるより、
ご自身がどうしたいかということを軸に考えてみること
をおすすめします。

子育てに「正解」を見つけることは安易なことではなく、
全ての子どもにとって、また全ての親に取って、
これが正解というものも無いでしょう。

あるとすれば、愛を持って育てる、ということにつきる
のではないでしょうか。

無論、愛は甘やかしではありませんし、愛の表現は
人それぞれ違うでしょう。
ただし、正論をかざして、他人の権利を奪うことを
してはいけません。

「成績がトップであることが正しい」という父親の論理は、
あくまでも個人的なものであって、本当にその論理が
家族の全てや世の人々の人生を豊かに幸せにするかという
視点ではNOなのです。

父親からすれば、
「将来苦労して欲しくない。幸せになって欲しい」という
気持ち、すなわち彼なりの愛の表現かもしれません。
ただし、それが我が子にとって正解かどうかはわかりません。

あくまでも「我が子のケース」「我が家のケース」を
丁寧にみていく必要があります。

人生の目的は幸福を体験すること。
この視点に立ったときに、どの選択が正しいのか、
振り返ってみていただきたいです。

ご自身の怖れは「父親の言う通りで、成績が芳しくないのは
私の育て方が間違っていたから」と思いにあるかと思いますが、
それは心のどこかでお母さんご自身も
「成績がトップであることが正しい」という父親の非合理的な
価値基準を採用してしまっていることによってわき起こってくる
罪悪感でしょう。

事実は、世の中には成績の良い人もいればそうでない人もいる。
ただし、成績が良い人間だけが幸せになるわけではなく、
成績に関わらず、子どもはそれぞれの豊かで魅力的な個性を
もって、それぞれの人生を切り開く能力を生まれながらにして
持っている。

彼らなりに幸せに生きることは可能だ。
ということが事実で健全ではないでしょうか。

「私(たち)」のケースはいったい
何が健全かといまいちど考え直してみて欲しいと思います。

また、人生における大切な判断を下すのに逡巡した結果、
どうしていいか分からないときには、頭で答えを出そうとする
のではなく、心で答えを出してみることです。

どうか母親の直感を使ってみてください。
直感とは知性以外からくる叡智です。

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