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Q:いつも川畑先生のアドバイスに
たくさんの気付きをいただき感謝しております。

大学生の娘のことでご相談させていただきます。
 
娘はHSPの気質を持っています。

友達の前ではとても明るく振る舞い
友人の悩みを自分のことのように悩み、励ましたり支えたり、
本当はとても繊細で優しく人の気持ちに敏感な心を持っています。
 
寮生活を共にする友人が親しくなってからは命令的に
こうした方がいい、そんな事してても駄目、など
テンションを下げる言葉を毎日言うようになり、
 会話の8割くらいがその言葉で、娘が辛い気持ちを伝えてきます。

娘のことを「操りやすい」と言ったこともあるそうで心配です。

友人は複雑な環境で育ってきたので、
2割くらい良いことを言ってくれると、その気持ちを信じて、
支えてあげたい気持ちがあるようですが。

娘に勇気がいることだけど、
自分の辛い気持ちを素直に相手に話した方がいいと言っても
寮生活も一緒で来年の留学先も一緒の大学で
とても言いにくいようです。

娘もメンタルがかなり辛そうで
留学への準備と不安も重なり心配しています。

娘にどのような言葉をかけたら良いのでしょうか?
 
【しろくまカフェ・50代・女性・主婦】

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A:FROM 川畑のぶこ

繊細な娘さんを思う
しろくまカフェさんの母心が伝わります。
 
HSPの人は感受性豊かで人の心にも敏感である一方で、
その共感力の高さが自分自身を
消耗させてしまうことがありますね。
 
おそらく、娘さんの友人は、
娘さんが彼女をよくわかってくれているという
安心感が得られるのでしょうね。

そして、素の自分を出しても受け入れてくれるだろう
という気持ちがエスカレートして
甘えになっているのではないでしょうか。
 
もし、支えてあげたい気持ちがあるのであれば、
サポーター自身の状態が整っていることが優先です。
 
空腹の人が相手にパンを与えるのは難しいように、
娘さん自身のニーズが満たされていないのに
友人のニーズを満たすためのをサポートするのは
不毛です。
 
ときには適度な距離をとって、休息したり、
自分自身の時間をもって充電することを
すすめてあげてください。
 
そして、相手のよきサポーターであり続けたいなら、
自分自身の限界を尊重して、
ときに相手にNOということも大切なサポートのうちで
あることを伝えてあげてください。
 
無理は続きませんし、無理をしていると、
徐々に相手に嫌悪感などの悪感情を
抱くようになってしまいます。
 
そしてそんな自分にも嫌気がさして
罪悪感を抱いてしまうことでしょう。
 
もしも、逆の立場で、
相手が自分に無理に合わせていたなら
どうだろうと考えてみると良いと思います。
 
「無理してまで合わせなくていいよ」
と娘さんなら思うと思うのです。
 
 
この機に、友人に、HSPについて
伝えることも良いと思います。
 
そのうえで、良好な関係を保つためにも、
できることとできないことがあることを
伝えてみるのは良いかもしれません。
 

しろくまカフェさんとしては、
娘さんがどんな状態であっても、
大切な娘であることに変わりはないということを伝え、 
くれぐれも無理をしないように促してあげてください。
 
どんな自分であっても、
かならずいつも受け入れてくれる存在が
この世に一人でもいたなら、
その人は前進する力を育むことができます。
 

母親として、娘さんには娘さんなりの
人生の課題があることを受け入れ、
  
HSPがバネとなって人生を豊かに
切り開くきっかけとなることも知って、
ぜひあたたかい眼差しで
見守り続けてあげてください。

 
      
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