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Q.こんにちは。いつもメルマガを拝読させて頂いております。
主人との関係で悩んでいる者です。

でき婚で一緒になりましたが、
妊娠が判ったときから関係は良くありませんでした。

そんな状態で結婚しても幸せにはなれないと思っていたので、
結婚をするつもりがないなら子供は産めないと思っていました。

私は話し合いたかったのですが、
主人は私を避け話し合いはできず、堕胎もできず入籍しました。
出産後も関係はもちろん良くありませんでした。

子供が3歳の時に私から家を出て別居。
出ていった当日は驚いたようで連絡をしてきましたが、
その後は連絡なく3年が過ぎ、
子供が小学生になる前に決着をと離婚調停を申し立てました。

主人は私の行動に驚き、
当時暮らしていた実家に謝罪に来ました。

精神的にも経済的にもダメージが大きかったため、
離婚の意思を伝えましたが
「改める」とのことで再出発しました。

やはり同じ人間、変わることはなく冷淡な態度、経済的な圧力。
私は後悔ばかりで8年過ぎてしまいました。

独身時代からの服、いらないと思うようなノベルティグッズ、
タダや安いものが大好きな主人。

どの部屋も物で溢れ、目に入れたくない光景にストレスを感じ、
限界とばかりに断捨離を始めました。

私の行動が気に入らないとコミュニケーションを取らず
(普段からほぼありませんが…)、
徹底的に無視するというのがお決まりパターン。
3ヶ月は避けられています。

断捨離して冷静になれるようになり、
相手に対して感情的にならず普段通りに接しています。

こんなコミュニケーションが取れない、
つまらない関係をしている必要があるのか、考えてしまいます。

話し合うにも「話しかけるな!」と言わんばかりに
徹底して生活時間をずらし、
私と鉢合わせしても私の存在はなく目を合わせません。

こんな夫とどうコミュニケーションを取ればいいのか、悩んでいます。

【はな・40代・女性・会社員】

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A:FROM 川畑のぶこ

私たちは、2人以上で一つ屋根の下に暮らすようになれば、
妥協し合わなければいけない場面は多々出てきます。

ただし、常に一方が妥協ばかりしていたり、
その内容がどうしても妥協できない大きなものであったりする場合に、
良好な関係性を維持するのは難しくなってきますね。

はなさんが結婚生活でこれだけは大切にしたい、
どうしても譲れないというものがあるなら、おそらくその一つが
血の通ったコミュニケーションであることと思います。

夫とのコミュニケーションからは、愛情や思いやりや敬意が感じられず、
ご自分や子どもが大切にされていないと感じてしまうのでしょうね。

これはとても辛いことですね。

ただし、夫ははなさんが離婚調停を伝えたときに、応じず、
謝罪して改めると約束し、再出発したとのことなので、
その表現方法はさておき、
夫なりに、家族は大切なものという認識があるのでしょう。

気持ちはあっても、さまざまな背景や理由から、
それを健全に表現するちからが不足している可能性は
大いにあるのかと思います。

おそらくはなさんも、理想形でないにせよ、
彼なりに自分たちを大切にしてくれていると感じる部分もあったので、
これまで夫と別れずにきたのではないでしょうか。

夫の愛おしい部分はどこにありますか?

コミュニケーションに関しては、
相手がそれを「改善したい」という動機がない限り、
なかなか変わることは無いでしょう。

ただし、はなさんは断捨離を通して
「反応」せずに「対応」ができるようになってきている、すなわち、
夫を変えるかわりにご自身が変わってきているとのことで、
これは素晴らしいことですね。

今後、夫がそれに応じて
自然と変わる可能性はあるのではないかと思います。

ですので、しばらく様子を見られると良いと思います。

相手が自分に過度に期待をしていて(自分を変えようとしていて)、
心の深い部分で自分はそれに応えることができないという思いがあると、
目を背けたり逃げたくなる心理が働きがちですが、
相手が過度に自分に期待をせず、

「あなたはあなたのままでも、 
私の人生は基本的に自分で切り開いていけるので大丈夫」

というリラックスした姿勢で前向きに歩みだすと、緊張感から解放され、
自然とコミュニケーションが発生することも考えられます。

パラドックスですが、相手が貝のように閉ざしているときは、そして
その原因が相手にとっては「話し合い」という名の「批判」である場合に、
話し合いは機能しません。

その場合、話し合い(という名の批判)を手放したときに
自然と会話が発生するのでしょう。

ぜひ、話し合いをしようとするときは、

「はたして私は今から相互理解のための 話し合いがしたいのか?」
「それとも批判をしたいのか?」

を振り返ってみてください。

一方の批判ではなく、相互理解のために行われるものと認識されれば、
話し合いは機能するはずです。

なお、はなさんが断捨離しているのは、
夫のモノ(ノベルティーグッズやタダでもらってきたものなど?)であれば、
断捨離も両刃の剣ですのでご注意を。

自分にとってのガラクタがなくなることでスッキリ感じられる一方で、
夫は自分(の価値)をガラクタ扱いして捨てている、と感じられると、
ギスギス感が生まれます。

相互理解は生まれないどころか、溝ばかりが深まります。

共感や配慮のないところに真のコミュニケーションは成立しないことは、
はなさんご自身もご経験済でしょう。

めざすは、腹いせや相手に無理やり手放させるスッキリではなく、
自らの執着を手放す清々しいスッキリということを思い出してください。

己の執着を手放すことを含め、さまざまな努力をしてもなお、
相手の問題行動による苦しみが続き、
基本的に相手が不誠実で横暴な人間であると判断される場合は、
別な道を歩むオプションが生きてくることと思います。

一呼吸おいたうえで、
最後はご自身の心の奥底の声に従ってみてください。

  
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