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Q.3人の息子と娘の4人子どもがいる50代の主婦(パート)で、
今は主人と2人暮らしです。
 
いわゆる「空の巣(からのす)症候群」だと思っていますが、
 
空の巣症候群の対処法、
・仕事をする
・趣味を持つ
・ペットを飼う
・主人や友人と出かける
を全てしています。
 
最近長男に子供が産まれ、初めての孫が出来ましたが、
ずっと嫁の実家にいるので、ほとんど会えず、
より寂しくなっています。
 
息子だけの友人から「娘がいるからまだまし」と言われますが、
娘は遠方で仕事をしており、
実家の近くでと思ってくれるタイプではないので、
余計に寂しく思っています。
 
独身の息子もたまに実家にものを取りに帰ってきても、
親の顔を見るわけでもなく…
息子なんて3人もいても、今になっては寂しいだけです。 
 
この寂しさはどうすれば無くなりますか?
 
子供が自立し、立派に成長してる事を喜ぶべきだとも、
贅沢な悩みであることも充分にわかっています。
 
【つじもと・50代・女性・パート】
  
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
子育ては大変ですが、ひとたび子供が巣立つと、
心にぽっかりと穴が開いたようで寂しくなりますね。
  
つじもとさんのように、
4人もお子さんを育てられた方ならなおさら
子どもへ投入したエネルギーは大きかったでしょうし、
ロスは大きいことと思います。
  
つじもとさんなりに、
仕事に趣味にペットにご主人や友人との外出に、
色々と取り組んでいらっしゃるけれど、
寂しさが埋まらないとのこと。
  
心にぽっかり空いた穴が満たされるか否かは、
何をするか=Doing(すること)によってではなく、
どのようにあるか=Being(あること)によって変わってくると思います。
  
すなわち、ただ仕事をするとか、ペットや友達といるのではなく、
どのような姿勢で、心を込めて相手と関わりあい、
関係性に価値を見出そうとするか、
ということが重要になってくると思います。
  
子どもとの関わりが特別であるのはまちがいありません。
  
でも、私たちの虚しさは、それ以外の関係性に
意味を見出そうとしなくなったときに襲ってきます。
  
子どもとの関係以外に深い喜びなどない、という姿勢で
ある限り、いつまでも相手と深く心を通い合わせる
豊かな関係性は育めないでしょう。
  
そしてこのような姿勢は無意識のうちに育まれています。
  
ですので、あらゆるものと意図を持って関わりましょう。
  
これまで予想したことのない、
豊かな関係性が育まれる可能性を意図して
相手や物事と関わり合ってみてください。
 
相手が期待通りに動くことによってではなく、
自分の姿勢によって相手との関係性に
違いをつくれると知ってください。
  
そして、相手だけでなく、何より自分自身と
豊かに思いやりを持って関われるかどうかは、
大きなちがいをつくります。
  
子どもに注いできた愛や思いやりを、
今ぜひご自身にもかけるよう努めてください。
  
外的なものによって心のエネルギーを満たすのではなく、
自らを満たせる、いうなれば自家発電できる
自立した自分になるということです。
  
親のニーズをよく汲める子どもは、
格好のエネルギー供給源で、いい子であればあるほど、
親の好みとおりに親を満たすこともできるでしょう。
  
ただし、いつまでも
「あなただけが頼りだから、これからもあなたが私を
満たしつづけてください。私は自分を満たすことができませんから。」
という依存的な姿勢でいると、
巣立つ子どもにはときに重く感じられ、
やがて無意識に距離を取るようになってしまいます。
  
母親が自ら光を放ち輝いていれば、子どもも周りの人々も
そんなつじもとさんの輝きに引き寄せられることでしょう。
  
その力がご自身に宿っていることをぜひ信じて前進してください。
   
 
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