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Q:川畑さん、様々な相談に対する温かな返答に
毎回勇気づけられています。
いつの間にかとても身近に感じています。

結婚して約10年、専業主婦であり子供は3人います。
2年前からパートに出ました。
 
久しぶりに社会に出てやっと、
自分は自己肯定感が低いのではないか、
自分をさらけ出すことが苦手なこと、
人と距離をとってしまうことなど、
様々な課題を自覚しました。
 
それから様々な本を読んだり、断捨離に出会い、
少しずつ自分が変ってゆくのを感じています。
 
小学3年生の次男が不登校気味になり、
夫の両親も心配をしてくれています。
 
そんな両親が、私が真面目過ぎるから、
もっとおおらかになったらいいと助言をしてくれました。
 
真面目であることは、自分にとって大切な部分だと思っていたので、
そこを変えるように言われたので、反応してしまいました。
 
横で聞いていた夫曰く、
かなり冷静さを欠いたやり取りを両親としていたようです。
 
真面目さは自分の一部で、それを変えることは難しいように思います。
けれど、真面目過ぎることは変えていきたいです。
  
どのような心持ちでいたらよいか助言をいただけたらありがたいです。
  
【のびのびのび・40代・パート保育士】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
いつもメルマガをご活用いただきありがとうございます。
身近に感じていただけているとは、嬉しい限りです(^-^)
 
のびのびさんは、久しぶりに社会に出られたとのこと。
 
誰でもしばらくは緊張するでしょうし、
適応するのに時間がかかることと思います。
   
ただ、2年立っても自分をさらけ出せず、
距離をとってしまうのであれば、
人の目(=人の評価)を気にしすぎてしまっているのかもしれませんね。
  
もちろん、人に合わせることは悪いことではありませんし、
社会人としてむしろこの要素がないとやっていけないでしょう。
 
ただし、それも程度問題で、
過ぎると人はバランスを崩して病んでしまいます。
  
真面目さはのびのびさんの長所であるというのは間違いないでしょう。
それは今後も大切にし続けたら良いと思います。
 
同時に、何事もコインの裏表です。
 
優しさが甘やかしになることもあれば、
誠実さが頑固さになることもあります。
 
真面目さが裏目にでると、
「波風を立ててはいけない=問題を起こしてはいけない」、
「失敗してはいけない=完璧にしなければ」
というような囚われが生じて、
自分にも周囲に緊張感をもたらす可能性があります。
  
波風を立てたり失敗したりすることが許されないのなら、
人間は皆許されない存在になってしまいます。
 
それこそ自己肯定感が低くなり、窮屈な人生ですね。
 
まず、ご自身に、
「ときとして失敗しても良いし波風を立ててもよい」
と許可を与えてあげてください。
 
それでも、人生はそれなりに機能すると、信頼してください。 
   
このような姿勢は自由をもたらしてくれます。
   
  
息子さんの不登校もしかりです。
  
おそらくのびのびさんが思い描いていいた「普通」、
すなわち、「毎日いきいきと通学する息子」とは違うので、
その差を修正しなければと
プレッシャーが働いているのではないでしょうか。
  
でも、何があっても毎日元気に通学することは、
「普通」とは呼ばず、「無理」と呼びます。
  
辛かったり、苦しかったり、落ち込んだりすることがあったら、
休む、というのが普通です。
  
そしてその休み方は人それぞれです。
  
ですので、理想の「普通」の型に自分や家族をはめこもうとせずに、
唯一無二の個性をそなえた息子さんに合った型をみつける作業を
大切にされてください。
  
それぞれにバランスの取り方があります。
  
また、問題を解決する過程でも、
「誰が悪い」とか「悪くない」とかといった、
犯人探しモードで行わないことです。
  
このような姿勢は、
さらに窮屈で窒息しそうな日々をもたらすでしょうし、
誰も犯人にはなりたくないので防衛的になり、
周囲との調和どころかどんどん距離が深まります。
  
さまざまな状況(個人のパーソナリティー以外にも、
家庭内のシステムや社会システム)が絡み合って、
今起こるべきことが起こっています。
  
悪いのが何か(誰か)ではなく、
いいことは何かに意識を向けてみてください。
  
息子さんが登校することばかりにエネルギーを注ぐのではなく、
まずはいかに息子さんが安らいで充電できるかを考え
取り組んでください。
  
また、非の打ちどころのない母になろうとせず、
まずはご自身が安らいで充電できることに意識を向けてください。
 
一呼吸おいたら、今与えられている目の前の課題から、
いったい私や息子は何を学べるのか、
愛ある好奇心をもって観察してみてください。
  
そして、この学びがのびのびさんにとっても息子さんにとっても、
人生の肥やしになることをぜひ信頼してください。
   
かならずしも失敗しないことが成功とは限らず、
失敗から学びとることが成功というのも事実なのです。
  
恐れずに前進されますように!
        
     
       
          
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