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Q:子供なしの既婚女性です。
7年前に卵巣がんになり、再発を繰り返して今も治療中です。

夫は外国人で、海外で治療中です。
再発を繰り返してからはひどくネガティブな気分になることがあります。

カウンセリングを受けたいですが、
当地のカウンセラーと英語で話したくはありません。

当地で患者会にも入っていますが、
英語が100%ではないので自分をうまく表現できず、
軽く見られているような気がします。

私の悩みですが、最近、自分の治療があまりうまくいっていないせいか、
治療がうまくいっている同病者を妬ましく、
憎たらしく思うようになってしまいました。
以前は祝福できたのですが。

また、知り合いがガンにかかったと聞くと、
うまく言えないのですが、
「それみたことか」「これで私の気持ちがわかったでしょ」
というような気持ちになります。

友達から連絡がないと、「もしかして病気になったのかもしれない」
と少し期待するような気持ちにもなります。

よく病気になった人が
「他の人には私のような気持ちを味わってほしくない」と言いますが、
私はそうは考えられず、周りの人も自分と同じ気持ちを味わってほしい
と思ってしまうのです。

また、高齢のがん友その他のお年寄りに対して、
「その年まで生きたんだから、いいじゃない!それ以上生きたいの?」
と思ってしまいます。

その一方で、若くして病気になったり亡くなったりする方などに対しては、
子供もおらず世の中の役に立っていない自分が
この年まで生きているのを申し訳なく思います。

ただし、その方に代わって自分が死にたいというわけではなく、
まだまだ生きて色々なことを楽しみたいのですが。

私はこうした他人の不幸を願う醜い気持ちをどう処理したらいいでしょうか?
ご助言いただけると幸いです。

ちなみに夫は良い人で、経済的な心配もなく
快適な環境で治療に専念できる自分は恵まれているとわかっています。

【なみえ・50代・自営】

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A:FROM 川畑のぶこ

海外で、再発を繰り返しながらのがん治療、
大変だと思いますが、よく頑張っていらっしゃいますね。

ネガティブな気分に関しては、
がん治療中に抑うつ気分になる人はとても多く、
特に再発であれば落胆や不安もあり、なおさらのことと思います。

私たちは、自分のニーズが満たされず、
心身のエネルギー状態が低いときには、
相手のことを満たすのは難しくなります。

お腹がぺこぺこのときに、
目の前でモリモリ食べている相手を祝福できなくて当然です。

ですので、あまりご自身を責めず、
今は自分のことを満たすのが精一杯、
周囲の人のことを思いやる余裕が今は無くなって当然
と考えてみてください。

周りの人に対してどうするかではなく、
自分自身をどうやって満たそう?と
立場を取り直してみることをお勧めします。

もちろん、かといって、
すべての人との関わりを絶つ、ということではありません。

困難を乗り越えるときに、「つながり」は大切で、
サポーターが多いほどに生存率が高まるという研究報告もあります。

なみえさんにチャレンジしていただきたいのは、
いつでも誰でも祝福できる人間になって
誰とでも 関わろうと努力するのではなく、

ご自身がその場にいて心地良いな(祝福されているな)
と感じられる場に多く関わるよう努力するということです。

患者会は、時と場合によって、良く機能することもあれば、
ダイナミズムによっては疎外感を感じることもあります。

これは患者会の本質で仕方のないことと思います。

全員が同じ疾患やステージに立っているわけではありませんし、
常に新しい人も入ってきます。

今のなみえさんにとって良いことが、
過去や未来にはそうとは限らないことだってあります。

ですので、そのような場に関わるときは、
参加のビフォーとアフターで、ご自身の胸に手を当てて、
気分が良くなるかどうかを確認してみてください。

もし、元気づけられたり、安心できたり、
清々しい気持ちになれたりしたら、
それは今のなみえさんにとってふさわしい場です。

ところが、アフターではエネルギーが消耗したり、
不安や焦燥感に駆られたり、
嫌な自分ばかりが出てしまう場合は、
少なくとも今のなみえさんには
ふさわしくない場かもしれません(未来はわかりません)。

そうであれば、今は自分を守ることが優先と割り切って、
しばらくお休みするのも一つの手です。

また、やっぱり患者会に関わりたいと思うなら、
素直な気持ちを開示することも大切にしてみてください。

「素直に祝福できない、複雑な気持ちの自分がいる」
「そんな自分を嫌悪してしまう」と、オープンになってみるのです。

「英語が完璧に話せないので、蔑ろにされているのでは
ないかという不安もある」と伝えてみてください。

なみえさんにふさわしい場であれば、
「私も同じ気持ち(だった)」と共感してくれる人や、
そんななみえさんでもいいんだと、受容してくれる人たちのはずです。

もともと患者会はそんな素直な気持ちを分かち合う場で、
ポジティブなことだけをシェアする場ではありませんし、
それでは偽りの場になってしまいます。

相手もそのことを受け止める力があると信頼してみたらどうでしょうか。

場に合わせるのではなく、
なみえさん自身も場を構成する大切な一人として
ポジティブもネガティブも相手の気づきに
貢献することを知って参加してみてください。

それでも、やはり心地が悪ければ、
離れてみれば良いのではないでしょうか。

患者会以外にも、なみえさんが繋がっていて
心地良さを感じたり元気づけられたりする人や場とは
多く関わりを持つようにしてみてください。

なみえさんの良い部分が引き出されるはずです。

言葉の壁に関しては、日本の友や家族など、
なみえさんが心を許せる人たちに
定期的に連絡を取ることもセラピーのひとつとして、
優先順位たかくコンタクトしてみてください。

カウンセリングもオンラインで行う人も多くいますから、
時差の調整さえすれば日本語でカウンセリングができます。
(私のカウンセリング仲間も対応している人がいるので、
よろしければリンクをご参照ください)

http://simontonjapan.com/system/

今は、悪いことが何かに注意を向けるのではなく、
良いことは何かに注意を向けてみてください。

すると、自然とネガティブな気分から
脱却できるようになることでしょう。

厳しさでなく優しさを持ってご自身に接してください。
  

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毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
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川畑のぶこがお答えします。

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