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Q:川畑先生、いつもメルマガ読ませていただいてます。

過去のメルマガの質問の回答で
「自分がリフレッシュできる場所を!」というメッセージがあったのですが、
自分に置き換えるとなかなか難しく、自分を責めがちです。

私は独身で、仕事をしながら、心が枯渇しても
毎日生きていかなくてはいけないのが現状です。

職場では責任ある仕事を任されていると同時に、
後輩の指導や人間関係など、次から次へと問題が増え続け
頭がパンクしそうな毎日が続いています。

自分が休むと誰かが代わりに
業務に就かなくてはならないのを悪いと思ってしまいますし、
カラダがだるいなあと感じるような体調不良は
自分が悪いと思い、なかなか休むことができません。

休むことへの罪悪感から離れるには、どうしたら良いでしょうか?

川畑先生がお忙しい中、大切にされていることを
教えていただきたいです。

【美香・30代・会社員】

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A:FROM 川畑のぶこ

美香さんの真面目で誠実なお人柄が伝わってくるご相談です。

きっと美香さんの周りにいる人は、
美香さんを頼りにして、助けられていることと思います。

同時に、美香さんご自身もそのように頼りにされることに
生きがいを感じていらっしゃるのではないのでしょうか。

そのこと自体は悪いことではありませんが、
度が過ぎるとやはり問題です。

「責任」に関しては、美香さんのおっしゃる通り、
健康管理も責任のうちです。

ただし、それは病気になってはいけないということではありません。

人間は、生きてる以上、老いたり、病んだり、死んだりします。
これは免れることが出来ませんし、
受け入れなければならない事実です。

これを否定して、徹底的にコントロールさえすれば、
常に健康で100%のパフォーマンスで働ける、
ということを前提にしているのであれば、
これは地に足のついていないポジティブシンキングです。

事実を受け入れないポジティブシンキングは、脆弱です。

休まずに働ける人などこの世には存在しません。

体調が悪いのは、休みが必要ですというシグナルです。

そのシグナルを無視することは、
ガソリンが無くなっているのに、あるいはオーバーヒートしているのに、
車を止めずにアクセルを踏み続けるような行為です。

これは責任ある行為と言えるでしょうか?

体調が悪いのに忍耐や根性で仕事をし続けるのは、
美しい精神に映るかもしれませんが、どこかで皺寄せが来ます。

ある日突然ダウンしてしまう危険があるのです。

その結果、周りに仕事を投げざるを得ない状況が生じます。

臨界点に達するギリギリまで頑張り、
自他が諦めざるを得ない破綻した状況で、
初めてボールをパスするのか、

それとも、どのみち周囲の助けが必要になるなら、
最初から意識的に、そして計画的に、
周囲と助け合い協力しながら仕事を配分するのか…

チームが勝つためには、「私」がボールを握り続け
シュートを決めないといけないのか、

それとも、必要なときにボールをリリースして
相手にもお手柄を立てさせ、全体で勝利を勝ち取るのか、
もういちど静かに振り返ってみてください。

パスをしないことによって
負けるゲームもあることを知ってください。

パスをすることで相手の能力が高まり、
成長する機会が与えられることも知ってください。

オーバーヒートしたら、クールダウンすることも仕事、
すなわち、休息も大切な仕事であり責任です。

ご自身に厳しさでなく、優しさをもって接してあげてください。
         
         
   

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★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

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