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Q:こんにちは。
先生の考え方は人生を送る上で非常に有意義だと感じ、
勉強させて戴いております。
 
先日、先生の著書にて
「叡智を信頼する」という内容を読みました。
 
「全てはうまくいっている」
「自分が望む形ではないとしても、
必要な時に、必要な助けが与えられている」と信頼する。
 
 
しかし、子供が悲しい事故で
亡くなってしまった方を思うとき、
どうしてもそのように感じることができません。
 
稀ではありますが、人生ではこのような、
まるでテロにあうような事件に
巻き込まれることがあります。
 
そのような絶望的な状況で、
このような宇宙の叡智を信頼するには、
どのような信念で取り組めば良いのでしょうか。
 
アドバイス頂きたいです。
宜しくお願いします。

【まめまめ・40代・主婦】

————————————

A:FROM 川畑のぶこ

そうですね。自然界や宇宙は、
まめまめさんのおっしゃるように
私たちの思い通りに運んでくれませんね。

内なる叡智(Inner Wisdom: 私たちの中にも外にも
宿る、見えないけれども私たちを守る、優れた智慧)は、

私たちのエゴに従って
願いを常に叶えてくれる力ではありません。

まめまめさんは、
叡智が私たちを守ってくれるなら、
なぜ私たちは死ななければならないのかと
疑問に思っていらっしゃるのだと思いますが、
死もまた叡智であり、自然の営みの一部です。
 
そして、私たちが基本的に
死ぬまで生きようとするのも叡智なのでしょう。
 
死に対する絶望は、多くの場合、
死に対する不健全な信念によって生じます。

たとえば死とは、
すべての終わり、苦しみをもたらすもの、
敗北の現れ、無価値になること、
闇に葬られ忘れ去られること、

などといった死生観が無意識のうちに形成されていれば、
絶望感が増すでしょう。
 
ところが、死は卒業式のようなもので、
次の段階への移行、未だ見ぬ世界への旅立ち、
ととらえたならどうでしょう。

また、安らぎをもたらし、光に導かれるプロセスであり、
これまでとは異なるかたちで愛するものとつながる世界、
と受け止めたならどうでしょう。
 
私たちがこの世に生まれてきたときは、
着の身着のままどころか、何も纏わず、
無一文で生まれてきましたが、
母性の叡智が私たちを守ってくれました。

たとえ血が繋がっていなくても、このような
目には見えない叡智がこの世に存在します。
 
同様に、私たちはまだ体験していないので、
よくそれが何か理解できていないけれど、
死には死の叡智があり、
死後は死後がきちんとケアしてくれる、
と受け止めることができたのなら、

寂しさや悲しみなどの痛みはともなっても、
絶望からは解放されるのではないでしょうか。
 
私の母は子どもの頃、事故による臨死体験があります。

周囲から見れば可哀想で惨めな体験です。

では母本人の体験はどうであったかというと、

「この世では体験出来ない心地の良いところ、
永遠にそこにいたいと思うところに行った」と言います。

ですので、息を吹き返したときは、
周囲は笑顔で喜びましたが、

母の頭によぎったのは、
「あぁ、終わってしまった」という言葉であり、
落胆すら覚えたと言います。

ですので、私の母は死を恐れていません。

まだやりたいことがたくさんあるし、
死にたいとは思わないけれど、
今日が最後の日なら
それはそれで構わないといいいます。

「より良い続きが待っているから」と。
 
このように、死を見つめる周囲と、
死を実際に体験している本人のあいだには、
大きな乖離があることも考えられます。
 
アメリカ先住民の教えに次のようなものがあります。

「私たちが生まれてくるとき、
私たちは泣いて、周囲は笑っていた。
だから、私たちが死ぬとき、
周囲は泣いて、私たちは笑うのだ。」
 
私たちには想像力という素晴らしい叡智が宿っています。

この叡智を、どのように活用するかは
私たちの人生の課題なのかもしれませんね。
   
    
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