shutterstock_591868226

Q:同居の、実の母の暴言に、たえきれず
同居を解消することにしました。

できれば、80歳の母に運転免許を返納し、
父の残した年金ではいれる有料老人ホームに
はいっていただきたいです。

住まいは、実家を立て直したばかり、
主人と心穏やかにくらしたい。

機嫌がわるければ私の顔をまじまじのぞき込み
「ゴミみたいな顔してる」と、先日いわれ
ああ、もうでていってもらおうそうきめました

いままで、でていくのは私たちになるから、
でていきたくなくて我慢していました

驚くことを言う人です。

どうしたら、すんなり施設にいったくれるでしょうか
言い方がしりたいです

【モモカ・40代・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

長年お母様の暴言に耐えて暮らしてこられたのですね。

「家族なのだから」「親子なのだから」という、
モモカさんのご家族への思いやりや献身さが
ここまでの忍耐をもたらしたのではないでしょうか。

また、もしかしたら、暴言を吐く以外は、
お母様にも良いところがたくさんあって、
そのことを思うと母親を悪者扱いするのは良くない
というジレンマもおありだったのではないでしょうか。

暴言は身体の暴力と同じくらい心にダメージをもたらしますから
モモカさんの受けてきたダメージも限界に達したということなのでしょう。

逡巡があった末の心の叫びであれば、
その声に従って生きることが健全でしょうし、
無理をするとお母様との関係性はさらに悪化することと思います。

お母様の入所に関しまして、
ご本人がそれを快く思わない場合、
波風を立てずに話を進めるのは難しいことだと思います。

ですので、「波風は立っても仕方がない」と
ある程度の居直りが必要でしょう。

モモカさんご自身の課題かもしれませんね。

これまで波風を立てないように、
お母様の言い分に対してさして反論もせず耳を傾けすぎたのであれば、
「健全な反論をする」ということが課題なのかもしれません。

もちろん、必ずしも声を荒げる必要はなく、
淡々と冷静に、それがお互いにとって必要なことだと
切に感じていることを訴えるのが良いと思います。

自分はとても困っており、このままでは人生が機能しないと感じていることも
率直に伝えて良いのではないでしょうか。

80歳のお母様が考え方を変えることは難しいかもしれませんが、
行動の動機を知ることはできます。

母親の感情や人生の責任を
「私が」取らねばいけないと考えていらっしゃるのなら、
本人以外に感情や人生の責任をとることはできないということも知り、
コントロールを手放してみることです。

モモカさんにできることは、
思っていること、感じていることを
率直に伝えることではないでしょうか。

必ずしも「すんなり」施設に入らなくても良い。

波風たてながら入ったって良いと
ご自身に許可を与えてみてはいかがでしょうか。

それでもモモカさんが良い人間であることに変わりありませんし、
お母様も本質的には良い人間、だけれども、
醜い部分が出ることの多い不器用な人であることにも
変わりないと思います。

どちらも責めたり責められたりする必要は無く、
残念ではあるけれども、お互いにとって機能する選択をするのだ
ということを主張されてみてください。

そのことでお母さんがどんなにモモカさんを罵ったとしても、
残念ながら、それが今のお母さんにできる最善であること、
でもその内容は真実で無いことをモモカさんご自身が賢く見極めて
いれば冷静さを失うことはないでしょうし、毅然とした態度と同時に
思いやりを持つことも可能だと思います。

ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

タグはありません

コメントはこちらから

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、 が付いている項目は必須項目となりますので必ずご記入をお願い致します。